2022年3月 4日 (金)

春の夜の闇はあやなし梅の花

 【春の夜の闇はあやなし梅の花 色こそ見えね香やはかくるる】

 古今和歌集に収められている春を詠んだ歌。 意訳は『春の闇はよく分からんよ 梅の花の姿を隠したって香りは隠せないじゃん』ってなところかな。

 梅の花そのものよりも、その香りを愛でている視点がこの歌の趣深いところですかね。

 でも、梅ってそんなに香るんかいな? あまり気にしたことがなかったよーな。

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 気になるけれど、うちの畑の梅はまだ固い蕾ばかりなので、確かめるのはもう少し先になりそうです。 

 

 【何となく靄ってる?】

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 毎日わんちゃんと眺める早朝の空。 なんとなく霞がかかっているというか、薄くオブラートに包んだようになってきました。 春らしい景色になってきたんですね。

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 天気が下り坂に向かっているせいか、下界には薄い雲もたなびいています。

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 日の出も、ぼやっとした光に包まれていて、なんか神々しいわい(*´꒳`*ノノ゙ パンパン

 

 【ニコちゃんフクジュソウ】

 我が家の庭に毎年顔を出すフクジュソウ。 花数がなかなか増えないけれど、今年もぽちぽち花を咲かせています。

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 あ、惜しい! おでこの1輪がなかったら、ニコちゃんマーク咲きじゃん。

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 ちょっとした、庭からのユニークなプレゼントでした。

 

 【手すりすりすり】

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 気温が上がって暖かくなったとはいえ、まだ水はちべたいのにちゃぷちゃぷ。 何をしているのかといえば、手すりの再塗装のための下地作りなのですな。

 義父母の介護リフォーム?のために浴室に取り付けた手すり。 浴室内の壁はホワイトなのに、手すりはベージュ系を取り付けられてしまったのが気になって白く塗装をしていました。

 ただプラスチック系の塗装は意外と難しく(水分を弾いてしまう)、ましてや浴室の湿気の多いところでは耐久性がありません。 しばらくするとあちこち塗装が剥げてきてしまうので定期的に塗装してるけれど(といっても3回目)、これがまた結構手間なのですな。

 まずは、古い塗装を剥がすべく、耐水ペーパーですりすり。 あー、地味な作業だわい。 でも、塗装は下地作りをしっかりすることが基本です。

 仕上がりを左右するのは、やはり下地次第。 でも、手がちべたい~。 それに細かいところは落としきれない。 まあこれでいいや、となるのが常ですが・・・。

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 塗装をできるだけ長持ちさせるために、まずはシリコンオフで油分を除きます。 そしてプラスチックプライマーをまんべんなくシュシュウ~。 プライマーは塗装面と塗料の密着度を強めるためのものです。

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 乾いたら、ミルキーホワイトの塗料をぷっしゃ~! これは2度塗りします。 最後にクリア(透明)の高耐久ラッカースプレーをば。 こちらは中身がなくなるまで吹き付けました。

 4段階のスプレー処理。 これで、塗装はかなりもつでしょうかね?

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 完全乾燥後、浴室に取り付けて完成。 うんうん、やはり色の違和感がなくていいねえ。

 

 【富士彩景 その2】

 年明けから2月中まで、ちょこちょこと撮っていた富士山の写真。 結構溜まったので整理して動画にしました。 動画は量が多く、すべてつなげると冗長になるので半分くらいを富士彩景2として、3分ちょいの長さでまとめました。

 その3も制作中なので、そのうちアップできると思います。(ちと似たような映像ばかりかも)

 YouTubeに載せましたので、ぜひご覧くださいませ。 私のYouTubeチャンネルは、真面目な自然系の動画ばかりだからかあまり人気がなくて(私の編集のセンスやアイデア不足が原因ですが)、よろしかったらチャンネル登録もお願い~!(* ˊᵕˋㅅ)

 

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2022年2月23日 (水)

タロジンと魔法のランタン

 フクジュソウ、フキノトウと春の顔は地面から現れはじめましたが、まだまだ寒いですね。 早朝のわんちゃんとの散歩も、相変わらず手が凍えてしまいます。

それにしても日の出が早くなりました・・・。

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 ただ空気はかなり乾燥しているようで、吐く息が白くなることはないかな。 乾燥しているといえば、なんか指先がザラザラしてきてついに亀裂が入ってきてしまいました。

 いってー、これって『あかぎれ』って言うの? こりゃあ結構痛いもんでごわす。 年々、水分の少ない体になりつつあるようで、いかんなあ・・・。

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 池には氷が張っていました。 うーん、寒いわけですね。 

 

 【タロジンと魔法のランタン】

 さてさて、随分と時間が経ってしまったランタン作り。 本日はいよいよ塗装だぜ!

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 塗料は、ターナーの『アイアンペイント』 初塗りですぞ。 中身はどろっとして、かなりの粘度があります。 基本水で薄めずそのまま塗るそうなのですが、ちと塗りにくい。

 このアイアンペイントシリーズは金属のような質感を表現できる塗料で、レトロ&アンティークに仕上げることができるので巷で人気があります。

 まずは『アイアンブラック』 刷毛にとって伸ばし、さらにトントンと叩くようにします。

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 刷毛では結構手間がかかるので、途中からスポンジを使いました。 スポンジの固い側に塗料を付け、ポンポンと置いていくように塗ります。 お、楽だしなかなか風味があってよろし、最初からスポンジにしておけばよかったなあ。

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 塩ビ管のキャップに塗った方は、しっかりとしたエンボス仕上げ。 木材の台の方は、やや細かいザラザラとした仕上げです。

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 次に『アンティークブロンズ』を新しいスポンジにとってポンポンします。 量はほんの少しで、角の部分を中心に。 錆が浮き出たレトロな感じになったかなあ・・・。 ランタン本体のデザインに合わせたつもりです。

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 照明部分の作成。 部品を詰め込んだのと、配線をぎりぎり短くしたのでちょっとごちゃごちゃかな。 

 基盤を固定できるアームの付いたスタンドルーペの登場。 おいちゃんには、これがないとよく見えないのでごわす。 もう少し拡大率が大きいといいのですが、とにかく便利してます。

 

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 テスト点灯もうまくいきました。 最初は点灯せず、調べていったらなんと電池ボックスの初期不良。 接点が繋がっていないなんて、こんなこともあるんですね。

 ソーラーパネルは台座に設置し、ミニジャックで接続します。 電池のみでも点灯可能ですが、どうせならソーラー充電したほうが面倒がなくていいもんね。

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 ランタンの中に収めました。 ガラスに映ってちょっと雰囲気よくない?

Rantan

 市販のロウソク型LEDの完成度には及びませんが、まあ形だけということで。 クリックすると光が揺らめく様子がみられます。

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 玄関先に設置。 ふふふ、お洒落ではないかの。

 

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 私が小細工・・・、いや工作している横では、わんちゃんが気持ちよさそうに寝てました。

 

 

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2019年10月21日 (月)

どこでもホタル プロジェクト  - STEP 3 -

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 藪の中にひっそりと光る宝石・・・ノブドウ。 秋が来るたび、何回写真に収めたでしょうか? 月日の経つのはほんと早いですね~。 

 また今年も出会えたね・・・という気持ちと、あぁ、また歳を取ってしまったなあという寂しさもちょっぴり含んだ秋の風に揺れておりました。

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 蔓性なので辺りを藪にしてしまい、目立つと刈られる運命のノブドウですが、この時期だけはアピールをしっかりしています。 でも、この色使いはなかなか宝石度?が高いですなー。

 内包する不純物で、ルビー、サファイアなどと呼び名の変わるコランダムのようですね。

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 あら? この実はいやにでっかいぞ! 100カラットはありそう・・・。 すっごいなあ~。 (正体は虫こぶでしょうね)

 

 次は、お待ちかね・・・(全然待たれていないだろうけれど)『どこでもホタル プロジェクト』の続きです。

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 アクリル板にドリルで穴を開けて、電源スイッチ、パイロットランプ、切り替えスイッチなどパーツを仕込んでいきました。 木材部分は黒く塗装するので、まだ仮り組みです。

 切り替えスイッチは、電子ホタルの点滅間隔を変化せるロータリースイッチ。 それぞれの電子ホタルを3段階まで変えることができます。

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 こちらは背面。 DCジャック(電源)と、ミニジャック。 この8個のミニジャックからコードを伸ばしてそれぞれのLEDに繋げます。

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 電源関係はOKですな。 電源を入れると、無事グリーンのパイロットランプが点灯します。 本体部分としては、あとは基盤を仕上げて配線していくだけなのですが、リード配線数が多く(推定60本)蜘蛛の巣状態になりそうです。

 これからが頭が痛い・・・^^;

 

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2019年10月18日 (金)

どこでもホタル プロジェクト  - STEP 2 -

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 このところ雨ばかりで、ワンちゃんとの散歩も傘を持つことが多くなり、なかなかかさばってしまいます。 夜の散歩なんかだと、懐中電灯、シャベル(ウ〇チ用)、リードに傘と、手一杯になっちゃうな。

 ここんとこ、いきなり寒くなってスイッチが入ったのか、秋の花や実が鮮やかに目に映ります。

 これは散歩コースにあるクサギの実。 コントラストが芸術的ですなあ。

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 この実は草木染め?で、青い染料となるようです。 藍みたいな色になるんかな?

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 こちらの枯れたような葉っぱはというと・・・。

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 我が家の庭に毎年咲く、キバナノツキヌキホトトギスでした。 本来、湿気のある沢沿いなどの育つ植物なのですが、もう15年以上も前から庭の一員となっています。

 今年の猛暑のため、太陽の強烈な日差しを受けて、すっかり葉焼けしてしまいました。 うーん、いかんなあ・・・、このままでは消滅してしまうかもしれません。 今はまだ完全に枯れたわけではないので、来年はしっかり遮光してあげようっと。

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 長い名前の由来は、茎が葉っぱを突き抜けているような姿からのようです。 あるブログの方が、花の名前が13文字もある~! なんて言われたので、改めて数えてしまいました^^;

 『カレソウナキバナノツキヌキホトトギス』なんて、いかがでしょう? 18文字まで伸ばせました!

 

 さてさて、『どこでもホタル プロジェクト』ですが、のんびりポチポチと進んでいます。 なんせ、腰を落ち着けて専念できる時間がなかなかとれないので、毎晩少しづつです。

 今夜は、基盤やコントローラーなどを納めるBOX作りをしました。

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 材料は、なるべく家にあるものを利用して作っていきます。 BOXはMDFボードと言われる合板で作成。 MDFボードは、端材などを繊維状にして樹脂などで固めたものですが、加工しやすく安価な合板です。

 板材と違って反りや歪みがないので、ちょっとしたDIYに向いていると思います。 一度粉砕しているので木目はないけれど、塗装前提の小物なら扱いやすい材料と言えます。

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 MDFボードは厚さ6mmだったので、ダイヤルやスイッチ類を取り付けるのにはちょっと厚すぎ。 それで前板と後板は、厚さ3mmのアクリル板があったので、それを利用しました。

 なるべく小さく作りたかったけれど、寄せ集めのパーツが大小さまざまなので、少し大きくなっちゃったかなあ?

 今夜はここまで・・・。 やっぱり遅々として進まないプロジェクトでありまする。

 

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2019年10月16日 (水)

どこでもホタル プロジェクト  - STEP1-

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 畑の所々に伸びている、コムラサキ・・・。 びっしりと実を付けておりました。 どこから種が運ばれてきたのか、生えているのは石垣の間です。 成長すると石垣を崩しそうなんだけど、この時期の魅力ある実を思うと切り取ってしまう気になれずにいます。

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 コロコロとした紫の実は、ケーキのトッピングに使われる顆粒のようです。 コムラサキは、ムラサキシキブとして流通しているようですが、本家ムラサキシキブはもうちょっと地味と言うか、こんなに実を付けないと思います。

 ケーキのトッピングを連想してしまったので、それなら味見をしてみよう。

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 ぽぽいっ。 まぐもぐ・・・。 ん? 微かに甘みを感じるぞ。 でも、ただそれだけ。 次第に紙を食べているようになりました。 まあ、鳥たちにはちょぴっとご馳走になるのかな~。

 

 さて、本題。

 タイトルの『どこでもホタル』とは・・・。 話せば短いけれど、先日こんなものを見つけました。

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 あー、見なければよかった。 私はこういうアイテムにめっちゃ弱いのです。 なになに・・・、LEDが2つ、蛍のように光るとな? 説明文を呼んでいると、久々にムラムラと工作意欲?が湧いてきてしまいました。

 2匹では寂しいので、もう少しLEDを増やしてデコれば情緒あふれる空間が作れるんじゃないかと、イメージが膨らんできました。 思えば電子工作は中学生の頃はよくやっていたのですが、月日は流れとんと機会がなかったなあ。

 よっし、これを作れば、いつでもどこでもホタルが見られる・・・。 名付けて『どこでもホタル プロジェクト』

 即ゲットしたのは言うまでもありません。 童心にかえったように、ちょっとワクワクしてパッケージを開けました。

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 これがパーツ類です。 おわ、ちっさ! 基板の文字もちっさ! なんて書いてあるん?

 半田ごてを使って基板にパーツを取り付けていくのですが、文字が小さくてわからん・・・^^;  パーツも今は極小なのが当たり前なのか、整流ダイオードなんかは、長さ3mm・・・見えん!  こりゃ、ハ〇キルーペが必要か・・・。 困った、ド〇えも~ん!! 

 ちゃっちゃ ちゃ~ん♪ 『どこでもほたる~ぅ』 ボク、ドラいアイ・・・o̖⸜((̵̵́ ̆͒͟˚̩̭ ̆͒)̵̵̀)⸝o̗

 気を取り直して回路図をチェック。

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 ICはCMOS4069と4017が2つ。 このロジックICは、4069はインバーター回路、そして4017は発信回路を受け持っています。 2つあるトランジスタはスイッチング回路のようです。

 ふーむ、それぞれの4017で発信される信号間隔を異なるようして、ワンパターンの発光にならないようにしているみたいです。 徐々に点灯、消灯はコンデンサーですね。

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 気になっていたLEDの色ですが、キットに付属していたのはイエロー。 本物は黄緑に近いと思ったけどなあ・・・。

 そこでテスト点灯。 VFが分からないので、少しずつ電圧をあげます。 VFとは順方向電圧(Forward Voltage)で、そのLEDが発光する電圧です。 小さな電圧では光らないし、かといって大きな電圧がかかると破損に繋がるため、普通抵抗を配置して適切な電圧にします。

 ちなみにLEDもダイオードの一種ですので極性があり、+-を間違えると発光しないばかりか、やはり破損に繋がります。 どこまで逆方向の電圧に耐えられるのかは、逆方向電圧VR(Reverse Voltage)です。

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 やはり、こんな色じゃないよねー。 いや待てよ、ホタルが最大発光するときは、お腹がこんな感じの色で光っていたかも? でも、生でホタルを見ている私には、何となく不満。 そこで、LEDは別途購入することにしました。

 実際の蛍の光の波長を調べた方がいて、550nm~600nmだそうです。 可視光は380nmから780nm近辺くらいなので、スペクトルによると黄色がかった緑というわけです。 (nm=ナノメートル)

 選択した黄緑色のLEDはドミナント波長が570nmなので、この辺かなとチョイスいたしました。

 LEDが発する光はピーク波長とドミナント波長があります。 ピーク波長は、そのLEDが出力する最大の波長。 そしてドミナント波長は、実際に目に見える色に近い波長ということなんですね。

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 うん、こんなもんかな? でも、ちと暗いぞ。 もう少し電圧を上げてみると・・・。

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 あら? イエローに近くなってしまったー。 VFかけすぎ? 仕方ない、ちと暗いけどこれで我慢するかなあ・・・。 ドミナント波長が570nmの高輝度の黄緑色のLEDはなかったもんな。

 実際に回路を組み立ててみないとどんな色具合になるのかわからないので、半固定抵抗で調整するしかないですね。

 

 ・・・以上、『どこでもホタル プロジェクト』の幕開けでございました。

 

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2019年10月10日 (木)

水も滴る いい〇〇〇

 台風19号の動き、気になります。 このままだと、ほぼ直撃コースじゃん・・・うーむ。 ここらは土石流の起こりやすいところなので、災害が拡大する恐れもあって注意を怠ることができません。

 昔話を聞くと、台風の度にでっかい石がゴロゴロ道を流れていったそうな・・・。 同世代の村の連中が子供のころの話だから、かれこれ50年近くも前の話になりますが・・・。

 このところ数日、爽やかに晴れ渡る天気が続いていたけれど、土曜日には一転するのでしょうね。 嵐の前の静けさ?

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 とりあえず、風で飛びそうなものの片づけ、水路の詰まりの除去など、できることはしておきたいと思います。 あ、あと家の雨どいの掃除もしておこう。 鳥たちが巣をつくるので、結構草の屑みたいなので頻繁に詰まるのです。

 

 台風ではないですが、我が家の最大勢力のカミさんから、キッチンの蛇口がきちっと閉まらず水が漏れるから直しておいてとの下知が下りました。

 どれどれと早速チェック。 うちのキッチンの蛇口は、正確には『台付き1つ穴シングルレバー水栓』といいます。 ちょっとレバーもぐらついているし、きっちりレバーを下に押さないと水が完全に止まりません。

 こりゃあ、内部のカートリッジの劣化ですね。 メーカーが分かりませんが、規格に合うものが見つかれば、他社のものでも良さそうです。

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 まずは、レバーのキャップを外して現れたネジを外します。

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 内部に見えるのが、カートリッジです。 おっと、この先の作業では止水栓を閉めておくのを忘れてはなりません。 悲惨な結果となります。 キッチンで豪華な噴水が見られることとなるでしょう。

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 専用の工具は必要です。 これは『カートリッジ取り外し工具』という、そのままの名前の工具。 背後に穴があって、この?型の先っちょに差し込んで固定するのです。 レンチを回したときに、本体が回らないようにしないと見えない部分の水道管まで曲がって・・・または絡まってしまい、それこそ修理費がバカにならない金額となってしまいます。

 修理までの間、水道は使えなくなるしで、まさに大惨事ですな~。

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 ?マークの工具で固定しながら、カートリッジのカバーを外します。 ありあわせのパイプレンチでやったら滑ってだめ。 おまけに角が削れてしまいました。 上下の『あご』が平行に開かないからです。

 これはいかん・・・、やはりそれなりの工具でなきゃ。 仕方なく、『ワイドモーターレンチ』を買いにいきました。

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 むき出しになったカートリッジです。 さて、これと同等なものが売っているのか・・・現物を持って、またホームセンターへ^^; 適合するものがなければ、ネットなどで調べて購入しなくてはなりません。

 でも、デザインは違うけれど、サイズ的にフィットするものが見つかりました。 ラッキー!

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 白い方が新しいカートリッジ。 そして必要工具は2種類。 カートリッジを交換して、もとにもどせば完成です。

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 止水栓を開き水を出し、水漏れがないか確認して完了。 やれやれ、一つ作業が終わりました。 家も年数が経つと、あちこち不具合が表面化してくるものです。 その度に業者を頼んでいては、お金ばかりかかってしまうので、私はできる限り自分で直すようにしています。

 今回かかった金額は・・・。

   カートリッジ   5,028円 (これが意外と高いです)

   取り外し工具    711円

   モーターレンチ  2,728円 (ワンランク上のものを選んだので、安価なものは1,000円前後かな)

 合計8,467円(税込み)となりました。 業者を呼べば、たぶん万単位だと思うので、『たろ工務店』は出血大サービス価格ですね。

 それに、普段家では空気のように・・・いや、空気よりも軽いヘリウムのような扱いの私にも、カミさんが笑顔を向けてくれただけでもヨシとしましょう!

 

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2019年10月 9日 (水)

ドナドナど~な~ ど~な~♪

 先日、制作を頼まれていた白樺の丸太の鹿、ようやく仕上がりました。

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 あらかじめ丸太を切っておいて組み上げるまでにしておいたけれど、調整に手間取ったのと重い事もあり3時間もかかってしまいました。 うーむ、誤算だなあ・・・。

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 なんせ、鹿など近くでまじまじ観察したことがないのでディティールがわかりません。 ネットで写真を見ながら、こんなもんだろうと仕上げました。

 また、目は作ってあるけれど、画竜点睛は会社の女の子に位置などを任せることにしました。

 頑丈なボルトで芯を止めてあるので、大人が2、3人乗ってもびくともしません。 首は可動するようになっているので、真横を向かせることもできます。

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 耳、角は取り外しが簡単にできるので、もっと豪華な角にすることも可能です。 よくコメントを頂く方に、クリスマスにはトナカイに・・・なんて助言をいただいておりましたので、そのことは提言しておきました^^;

 電動工具等は家にあり、持ち帰って作った方が効率的ということで車庫での制作となりました。 でも出来上がったら運ばなくてはなりませんので、人の目を引きそうでちょっと恥ずかし・・・。

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 軽トラに積んでいたら、なんとなく昔聴いた寂しーい歌が浮かびました。

 

  ♪ある 晴れた 昼下がり 会社へ続く道~

  ♪軽トラ ゴトゴト 小鹿を乗せて行く~  (小鹿ではないけど)

  ♪・・・・・・・・

  ♪ドナドナど~な~ ど~な~ ・・・

 

 う、なんか寂しい(ToT)  まあ、今度は会社の入口のオブジェとして、頑張ってくださいね!

 

 次は、アケビの話・・・。

 早朝、ワンちゃんの散歩をしていたら、散歩コースにある家の仲の良いOちゃんに遭遇。 彼の家の裏手にもアケビの木があって、わんさか実がなっていました。

 昔、アケビを食べて種をぺっぺっとしておいたところ、大きく育って実がなるようになったとのことです。 『持ってけし!』ということで、いくつか頂いてまいりました。

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 ほんとは、猿と闘いながらゲットしたアケビを味わいたかったのですが、まあこれも味見のうち。 ありがたく頂きましょう!

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 果肉はゼラチン状で、半透明です。 まじまじ見るとちょっとキモい感じですが、それでも甘い山の幸。

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 プヨプヨの中は、種がぎっしりです。

 この甘さはなんだろー? なんていうか、和菓子の甘さ・・・それも、砂糖をふんだんに使った昔の和菓子。 うまく言葉がみつからないけれど、ちょっと野生的な香る甘さ?ってな感じでしょうか。

 食糧難になったら、美味しい獲物になりそう。 その時は私がキイキイいいながら、Oちゃんの家のアケビを盗りに行くのだー。 Oちゃん、目が離せませんぜ! (笑)

 

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2019年10月 5日 (土)

白樺の白鹿?

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 山の秋は早く、紅葉した葉っぱがチラチラ舞うようになりました。 木々が一年で一番色彩豊かとなり、多くの人の目を集めることでしょう。

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 さて、こちらは白樺の倒木。 ノコギリでギコギコ切っています。 なぜかというと、休日にアルバイトをしている登山口の施設の社員の依頼で、この丸太を使って鹿を作って欲しいとのこと。 入口に置いて案内板を付けるようです。

 うーむ、丸太の組み合わせでは複雑なことはできませんので、シンプルに作ることにしました。 ちなみにこの社員は、例のヘビを怖がらないワイルドな女の子です^^;

 先日は、森林体験ツアーで1m50cmほどのアオダイショウ(ヘビ)をお客さんに見せるために捕まえたら、指を噛まれました。 『掴んだ場所が悪くて、噛まれちゃった!』 だそうです。

 牙の痕がはっきり残った指を見て、私は内心『きょえ~』と思いました。

 

 ま、それはともかく、丸太の鹿の話に戻しましょう!

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 まずは、ラフスケッチをおこします。 イメージ的にはこんなもんでしょう。 適当に倒木を刻んでだいたいの形に仕上げていきます。

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 脚の長さ等は後で調整しますが、だいたいこんなもんかな? 接合部の強度を得るため、頑丈なボルトなどの購入が必要なので今日はここまでで終わりです。 

 


 話題はがらりと変わります。

 私は現在PCはオールインワン・・・いわゆる一体型を使っています。 以前はデスクトップパソコンを自分で組み立てて使用していました。

 今では、高性能なビデオカードを必要とするゲームもしないので、スペックアップの楽な本体とモニターが分離してるタイプでなくてもいいやと・・・。

 どうせ使うのはネットと写真編集などくらいだからと、スマートな一体型にしたのです。

 でも、なんか処理が遅い・・・。 うーむ、サクサクと動かしたいのに反応が遅いことが多く、少々ストレスを感じていました。 やはり狭いスペースにいろいろ詰め込んである一体型は、あまり高性能にはできないのかもしれません。

 よーし、それではせめてメインメモリを交換しようと思いました。

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 現在使用されているメモリは4GB。

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 カタログを調べると【DDR4 SDRAM/SO-DIMM PC4-17000対応】とあります。 ん? SO-DIMM。 ノートパソコンに使用されることの多いメモリです。 現在では一体型にも一般的なのかな?

 DDR4 SDRAMというのは規格で、以前のDDR3よりも転送速度、消費電力などで優れている、現在主流のメモリです。 そしてSO-DIMMはメモリの形状です。 SOは(Small Outline)の略で、先述の通りノートパソコンなどに多く使われています。

 さらにPC4-17000とはメモリーモジュール規格で、動作周波数などがわかります。 

 PC4-17000ではないけれど、手軽に手に入れることのできた【DDR4 SDRAM/SO-DIMM PC4-19200】のメモリ(8GB×2枚 合計16GB このパソコンの上限)を購入しました。

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 動作周波数は違いますが(17000は2133MHz 19200は2400MHz)、マザーボードのクロック数で動作してしまうので、19200でも2133MHzになるけれど、問題なく動作するはずです。

 さて、交換。

 増設や交換が簡単に行えるよう、メモリ部分のカバーのみが外れる構造です。 元からついていた4GBのメモリを外し、8GBのメモリを2枚挿入。

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 フタを閉めて、おもむろに電源を入れます・・・。

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 プロパティを見ると、きちんと認識しています。 

 ハードディスクとのやり取りは相変わらずモタモタしますが、一度読み込んでしまえばかなり高速に画像編集処理ができるようになりました。 (個人の感想です)

 ほんとはハードディスクも交換したいんですが、バラすのやセットアップが面倒なので今回はやめておきます。 ハードディスクをもっと高性能なものにすれば、もう少し高速になると予想されますが、いかがなものでしょう?

 ま、心臓部のCPUがたいしたものではないので、あまり期待はできませんけど。

 
 メモリ増設、交換は簡単にできますので、ちょっぴり動作を早くしたい方は、やってみる価値があると思いますよ。

 外した4GBのメモリは古いノートパソコンに使いまわそうと思ったら、こちらはDDR3でした。 ピンの数もまったく違うので使えません。

 なかなかうまくいかんなー。

 

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2019年4月23日 (火)

たろの建具屋さん - 塗装前まで -

 ぽちぽち時間の合間に取り掛かっている扉作り・・・。 割と地道な作業が多いので、なかなか進みません。

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 パーツを作成。 横板36枚、横板の隙間に詰める木片76個。 これが、まためんどくさかったです。

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 先日、溝を掘っておいた縦枠にボンドを塗って、木片、横板と交互に差し込んでいきます。

 縦枠の高さは910mm。 横板は幅30mmで片方で18枚。 ということは、隙間の全体の長さは『910-(30×18)=370』 隙間の数は19あるので『370÷19≒19.5』

 うーん、19.5mmなんて長さの木片を76個もつくらなくちゃなりません。 難度高しです。 2cmでいいやと思いますが、0.5mmの差でも19段あれば、9.5mm・・・およそ1cmの誤差になってしまいます。

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 もう少し・・・。 やはりだんだんずれてきてるよーな。 ま、素人だし手作業では仕方ないや。

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 強度を考えて、平折りといわれる金具を取り付け。 ネジで止めただけのこの扉の構造では年数を経るうちに歪んできてしまうので、できるだけ長持ちさせたいと思います。 裏側なので、目立つことはありません。

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 ようやくここまでできました。

 デザインは、既設の塀のフェンスに合わせることと、風の抵抗を逃がすようにしたつもりです。 これから塗装をしますが、塀のフェンスがアルミなので、アルミ調の色で仕上げます。

 続きはまた・・・。

 最近、ホームセンターのDIYコーナーなどで、女性の姿を見かけることが多くなりました。 私的には、どちらかというと好意的です。 女性ならではの繊細なセンスや、工夫などが生まれるんだろうなと思っています。

 ただ、工具には気を付けてね。 工具の中には、一瞬で大けがをしかねないものが多々あります。 私の知り合いは、軍手をして電動ドリルを使ったところ、軍手がドリルに巻き込まれ指までドリっちゃって? 骨折した方もいます。

 基本危なそうな工具は、素手で扱うのが良いと思います。 汚れるけどね。 という私も、ちょっとしたケガばかりしてますが・・・。

 現在は何でも売っているけれど、自分で一から作ってみると豊かな発想力、創意工夫などの本来人間が持っている能力が磨かれると思います。

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2019年3月27日 (水)

春への扉じゃないけれど・・・

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 日中は上着を一枚脱ぎたくなるくらい、ぽかぽかになりました。 こちらでは桜がいよいよほころび始め、満開になるのももうちょっとです。

 枝だけに見える木々たちも、よく見ると新芽を膨らませて新たな成長へのカウントダウンです。

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 いろいろと頼まれごとがあって、これはその一つ。 イエローの塗装が最後の工程です。

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 塗料を乾燥させて、マスキングを剥がせばようやく完成です。 さて、これは何かと言うと・・・。

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 扉につける掲示板?でした。 いやあ、文字のカッティングが思った以上に難度が高く、結構時間をとられました。 漢字は特に手間がかかりますね。 ちまちま文字を切りぬいて板に張り付け、スプレーで塗装。 あー、もうやりたくないや。

 なんでこんなものを作ったかというと、野生動物対策の電気柵の扉に取り付けるのです。 この度、電気柵が地域住民の要望もあり、新設されることとなりました。 今までも設置してあったのですが、構造が古く、また老朽化が激しいので効果が薄れていたのです。

 先日、新電気柵は完成しましたが、扉はこうした掲示板をつけないと閉められないそうで、作成の依頼を受けていたのです。 私も自分のすることがたくさんありますので困ったなあとは思いましたが、結局は引き受けてしまいました。

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 完成品を届けておいたら、もう取り付けてありました。

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 ここに扉を付けるのは、対面の山からイノシシやシカがきちんと橋を渡ってやってくるからです。 最近の野生動物は堂々としているのです。

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 クマさん注意の看板も、新しい電気柵に。 何度か目撃情報がありましたが、私はまだ遭遇してません。

 家に戻ったら、あの掲示板、『〇〇区』という文字も入れてくれですと。 うにゃあ、最初から言ってくれ~。 もう、あとあと。

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 ふと足元を見ると、雑草がリースのように生えていました。 掲示板完成を労ってくれたのかな? マルって!

 

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