雲海の朝
【雲海の朝】
このところなかなかカラッと晴れることが少なく、パラパラと雨粒の舞う日も多くなりました。 ちょいと降った日の翌朝は、こうして雲海になることがあります。
足元が雲に覆われていると、まさに天界にでもいる気分になれますね。 でも日が昇ってくるにつれ、雲がこちらに押し寄せてきて視界をふさぐこととなります。
ほれほれ・・・。 真っ白でもう景色が見えん。 まあこういうのも妖しい世界に迷い込んだようで、いとをかしです。
【あんぽ柿作りもピーク】
さて、私が干し柿作りのお手伝いしている果樹農家もかなり忙しくなっています。 私の担当は主に皮むきで、一日平均1,200~1,300個の柿の皮を剥いています。 機械にカウンターが付いているのでサボれん!(;^_^A
干し柿には、生に近いトロトロの食感の『あんぽ柿』と、昔ながらのちょっと固めの『枯露柿』があります。
好みはそれぞれですが、どちらも人気があってよく売れますね。
柿の種類は『甲州百目』から始まり、今は『平核無(ひらたねなし)』となっています。 平核無は座布団のような形の柿ですな。 一見甘柿のように見えますが、広く流通している渋柿です。
甲州百目のほうはもう商品として店頭に並んでいます。 自分が手掛けたものが商品になり、それがどんどん売れていくとちょっぴりうれしくもありますね。
【他人事ではありませぬ】
なんやかやとバタバタしているうちに、周囲の木々が色づいてきました。 近くの薮の『ノブドウ』も美しく光っています。 雑木だけど、この実がとても美しいので私は好きだなあ。
サファイヤというかラピスラズリというかターコイズというか、とにかくこの青色はなんとも言えませんな。
あ、ノブドウを愛でにきたのではなかった。 ここには電気柵の点検にきたのだったわい。 最近、クマの出没のニュースが毎日のように流れています。 まあクマだって好きで山から下りてくるのではなくて、食べ物がないからなのですね。
全ては動物たちの住処を奪った人間側が悪いのですが、人的被害が出たとなると悲しいけれど駆除もやむを得ないというところでしょうか?
これは村に入る橋のひとつに設置されている注意喚起の看板。 ずっと前にクマの出没があって以来、取り付けられています。 現在は野生動物対策で電気柵が張り巡らされているため柵からの侵入はなさそうですが・・・。
ただ、たまに門が開けっ放しになっていることもあるし、ましてや川沿いにはそもそも電気柵がありません。 裏山はもともとツキノワグマの生息地だし、移動ルートとして川沿いでやってくるとのことですので、警戒はしたほうがよさそうです。
早朝に出くわすことも多いので、クマが出たらまだ暗い早朝に散歩している私は一番先に襲われそう。 うちのわんちゃんはまったく当てにならないけど二人で一緒に食べられるのもしゃくなので、わんちゃんだけでもリードを放して逃げてもらわないとな。
・・・とにかく電気柵の門の確認と、柵に隙間や破れがないかの点検を済ませました。
【越後屋のひとりごと】
おっと、その前に。
以前、出川哲朗さんの『充電させてもらえませんか?』とかいう番組のロケがありました。 その放送日が今度の15日の夜6:30からだそうです。 こちらのTV局の放送なので、他県の方は日が違うかもしれません。
棚田は今回の最終到達地点なので、ここでの撮影風景は番組後半となりそうです。 よろしかったら見てね!
んで、こういう風にTVで紹介されてしまうと、また大勢の見学者がきてしまうとういう懸念もあります。 静かに訪れるだけならいいのですが、必ずマナーの悪い人間がいるので、そういうのはほんと困りますね。
爆音(車・バイク)で走り回ったり、早朝・夜間に騒いだり、ゴミを捨てていったりと。 あ、そして私の畑は公衆便所ではありませぬ! そこに住んで生活している人たちもいるということを忘れないようにしてもらいたいものです。
横道にそれましたが、今回のひとりごとは『包丁』です。
一般的な家庭で使用しているのは、いわゆる『三徳包丁』ですが、これは『牛刀』になります。 それもただの牛刀ではなく・・・。
逆刃刀・・・いや、逆刃包丁なのでございます。 包丁の産地として有名な岐阜県の関市の包丁ブランドとコミック・アニメで人気を博した『るろうに剣心』とのコラボ商品。 ちょっと目がバグりそうなデザインです。
刃のように見えるのはただのデザインで、実際に切れる部分は普通と同じ。 でも、うっかり反対を持ちそうで怖くて使えませぬ。
ノベルティとして、まな板がついていました。 思わず『九頭龍閃、てや~っ!』とか叫びそうですが、肝心の逆刃包丁が危なくて使えなさそうなので完全にインテリアだなこれは・・・。


















































































































