田んぼのお客さま
【田んぼのお客さま】
このところカラッと晴れる日がなく、そればかりか肌寒いような日となることが多くなりました。 時折雲を裂いて晴れ間が覗くと、一気に気温が上昇してくるので、雲の向こうは真夏のような日差しが隠れているのでしょうか。
さてさて、田んぼにはカルガモのカップルが見られるようになりました。
優雅に泳ぐその姿は、癒されるというと月並みですが、見ていて微笑ましいものです。 子育てもここら辺でして、そのうちコガモを引き連れるようになるので、毎年の楽しみでもあります。
日替わりで違う田んぼに現れるので、どこにくるか予測が難しい・・・。 でも、自分の田んぼに来てくれると、その日はいい事があるような気もするので、なんちゃって福の神みたいなもんですね。
ダイサギも飛来しております。 あれ?今年は一匹? そのうちカップルになるかな?
しかしこのダイサギ。 感が良いというかとにかく敏感で、遠くから撮影しようとしても気配を感じるのかすぐに飛び立っていってしまいます。 図体の割にはかなり臆病なのかもしれません。
ま、自然界では、のほほんとしていたら生き残れないもんね。
【歓迎されないお客さまもいる・・・】
あちゃー、うーむ。 私の田んぼの一枚に、何やらやけに雑草が目立ってきました。 ひえ~! こ、これは『ヒエ』ではないかいな。 去年、必死で抜いたのに、どこかに隠れていて種をバラ撒いていたのでしょうか?
このまま成長させてはいかんし、かといって農薬はなるべく使いたくないので、手作業で抜くことにしました。 ひとえに手で抜くと言っても、田んぼは広いのでかなりの重労働。 気合いを入れないとならんなあ・・・。
稲の間に生えた、ひょろひょろしたのがヒエです。 実際に田んぼに入ると思ったよりあるある。 くわあ、抜くべし! 抜くべし! ひたすら抜くべし!
腰のカゴにどんどん溜まっていきます。 今はこんなに小さいけれど、大きくなって実を付けられたらアウトです。 泥によろけながら、また足がツリそうになりながらも頑張りました。
でも、見落としはあるだろうし、これから発芽してくるのもあるでしょう。 まったく極力農薬を使わないで作物を作るということは、ほんとに大変です。
【ビックリグミ】
これは流通名は『ビックリグミ』です。 別名ダイオウグミですが、その名の通り大きめの実を付けます。
指先くらいの大きさなので、グミとしてはやっぱり大きいですね。
でも、このビックリグミはビックリするくらい実を付けないことでよく話題になります。 それは自家不和合性(自分の花粉では受粉しない)なので、一本だけでは実を付けにくいのですね。
それで受粉樹として、隣に『ナツグミ』を植えてあります。
狙い通り、ビックリグミは見事色鮮やかな実をたくさん付けてくれました。 まあ、ビックリするほどの量ではありませんが、ジャムにするくらいはとれそうです。
やはり、実のなる樹木はちょっとワクワクしますね。

















































































