2025年5月27日 (火)

田んぼのお客さま

  【田んぼのお客さま】

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 このところカラッと晴れる日がなく、そればかりか肌寒いような日となることが多くなりました。 時折雲を裂いて晴れ間が覗くと、一気に気温が上昇してくるので、雲の向こうは真夏のような日差しが隠れているのでしょうか。

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 さてさて、田んぼにはカルガモのカップルが見られるようになりました。

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 優雅に泳ぐその姿は、癒されるというと月並みですが、見ていて微笑ましいものです。 子育てもここら辺でして、そのうちコガモを引き連れるようになるので、毎年の楽しみでもあります。

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 日替わりで違う田んぼに現れるので、どこにくるか予測が難しい・・・。 でも、自分の田んぼに来てくれると、その日はいい事があるような気もするので、なんちゃって福の神みたいなもんですね。

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 ダイサギも飛来しております。 あれ?今年は一匹? そのうちカップルになるかな?

 しかしこのダイサギ。 感が良いというかとにかく敏感で、遠くから撮影しようとしても気配を感じるのかすぐに飛び立っていってしまいます。 図体の割にはかなり臆病なのかもしれません。

 ま、自然界では、のほほんとしていたら生き残れないもんね。

 

  【歓迎されないお客さまもいる・・・】

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 あちゃー、うーむ。 私の田んぼの一枚に、何やらやけに雑草が目立ってきました。 ひえ~! こ、これは『ヒエ』ではないかいな。  去年、必死で抜いたのに、どこかに隠れていて種をバラ撒いていたのでしょうか?

 このまま成長させてはいかんし、かといって農薬はなるべく使いたくないので、手作業で抜くことにしました。 ひとえに手で抜くと言っても、田んぼは広いのでかなりの重労働。 気合いを入れないとならんなあ・・・。

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 稲の間に生えた、ひょろひょろしたのがヒエです。 実際に田んぼに入ると思ったよりあるある。 くわあ、抜くべし! 抜くべし! ひたすら抜くべし!

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 腰のカゴにどんどん溜まっていきます。 今はこんなに小さいけれど、大きくなって実を付けられたらアウトです。 泥によろけながら、また足がツリそうになりながらも頑張りました。

 でも、見落としはあるだろうし、これから発芽してくるのもあるでしょう。 まったく極力農薬を使わないで作物を作るということは、ほんとに大変です。

 

  【ビックリグミ】

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 これは流通名は『ビックリグミ』です。 別名ダイオウグミですが、その名の通り大きめの実を付けます。

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 指先くらいの大きさなので、グミとしてはやっぱり大きいですね。

 でも、このビックリグミはビックリするくらい実を付けないことでよく話題になります。 それは自家不和合性(自分の花粉では受粉しない)なので、一本だけでは実を付けにくいのですね。

 それで受粉樹として、隣に『ナツグミ』を植えてあります。

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 狙い通り、ビックリグミは見事色鮮やかな実をたくさん付けてくれました。 まあ、ビックリするほどの量ではありませんが、ジャムにするくらいはとれそうです。

 やはり、実のなる樹木はちょっとワクワクしますね。

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2024年6月27日 (木)

バブリーなベッド

 梅雨らしい曇天の隙間から、たまに覗く日差しは強烈で一気に汗が吹き出します。 と思えば、雨となれば肌寒いような空気が漂って、まるでネコちゃんのように気まぐれな時期ですねえ・・・。

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 このところ富士山上部には、雲がかかっていることが多いです。 ということは山頂付近は荒れているという事に・・・。 こんな時の富士山登山は危険が伴うのでやめた方がいいですね。

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 富士山はこうして遠くから眺めると優しそうなイメージがありますが、実際はかなり荒々しい山です。 近くに行けば行くほど、その山容の変化に驚かされると思いますね。

 

 【これがドロオイムシの成虫です】

 稲の害虫のひとつのドロオイムシ。 幼虫時の姿ばかり紹介しましたが、成虫も見つけたのでここに載せておきます。

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 光の加減によっては、背中がもっと青黒く光るのですよ。

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 大きさはかなり小さくて、探すのも大変です。 首?の赤いのが特徴ですね。

 

 【バブリーなベッド】

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 これは私の田んぼではありませんが、場所的にはラピュ田の最上部に当たるところ。 はて? なんじゃあの白いものは? 大きさはソフトボールくらいです。

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 お、これはもしかして・・・。

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 やっぱりモリアオガエルの卵塊でした。 おお、こんなところに作ったんだね。

 ここは昔からモリアオガエルが住んでいて、よく樹上にこの卵塊を見ることができました。 しかし、『電気柵』を設置するために周囲の木々を全て伐採。

 卵塊の下には、卵からかえったモリアオガエルが落ちていく水辺が必要です。 ここでは田んぼですが・・・。 そういった産卵に適した樹木がなくなってしまったのですね。

 それから一時姿を見せなくなってしまいましたが、今回は田んぼの畦に作るという苦肉の策?を選択したのでしょう。

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 拡大すると、泡だっている様子が確認できます。 触ってみると、意外と弾力があってマシュマロのようです。 この泡のベッドでカエルが孵るのですね。 (あー、カエルがカエル( ´∀` ))

 この田んぼの持ち主のおっちゃんが、無事孵るまで見守ってくれるといいんだけど・・・。 今度会ったらしばらく放っておくように頼んでおこう。

 

 【浮草がいっぱい】

 気温が高い事もあるでしょうか・・・。 田んぼには藻の他に浮草もびっしり。

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 この四つ葉のクローバーっぽいのは、一般的に『浮草』と呼ばれるやつです(と思います)。

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 このちっちゃいのは『アオウキクサ』だろうか?

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 そして扇を開いたようなのが『イチョウウキゴケ』 確かに銀杏の葉っぱのようにも見えます。

 この三種類が占めているようです。 もっとよく観察すれば他の種も見つかるかもしれませんので、今度草取りのときにじっくり見て見ようっと。

 

 いまのところ稲は順調に育っています。

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 ダイサギはつがいが二組・・・。 つまり4匹飛来するようになりました。 ここで子育てしてくれるといいなあ。

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2023年12月20日 (水)

野生動物との遭遇

 【これぞ冬の寒さ】

 いやー、寒いですね~。 朝晩の冷え込みは、これぞ冬本番という感じです。

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 凛とした朝の景色はキレイでいいんですが、ウインタースポーツにハマっていた若い頃と違って、今は寒さはすっかり苦手。 情けないとは思いますが、寄る年波には勝てませんな・・・。

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 ご主人様より回数の多いわんちゃんの美容院。 ま、部屋飼いなので、いつもキレイにしておかないとですね。 そしてここのペット美容院は、利用するといつも首輪飾り?を付けてくれます。

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 今回はクリスマスバージョン。 そっかあ・・・。 もうすぐクリスマスなんだね。 といっても特に飾りつけもしませんが、ケーキが食べられるのがいいね。 楽しみ(*^-^*)

 

 【なんか・・・本業になりそ】

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 今の時期は、植木屋さん大活躍。 遊びたいのにヘルプが来て、結局毎日お手伝い。 なんか、植木屋さん人口が減っているので、相反して依頼は増えててんてこ舞いのようです。

 年末いっぱいまでスケジュールが埋まっているようだけど、私も自分の事があるからそんなにムリでっせ! あと、お茶も出ないような家には行かないよ!

 どこも高齢化と後継者がいなくて人手不足なんですな。 今の若い人は、植木屋さんなんてなろうなどと思わないでしょう。 需要は途切れない業種だとは思いますが、やはりITの方が魅力的ですね。

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 見上げると、空には彩雲?が浮かんでいました。 キレイだのう・・・。

 

 【野生動物との遭遇】

 道路を走っていると、様々な野生動物に出会います。 ドライブレコーダーはまことに便利で、そんな一瞬を見逃しません。

 それで、今までに遭遇した野生動物たちの映像を動画にしましたので、ご覧くださいませ。 題して『野生動物 ON ドラレコ』でございます。

 

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2023年12月15日 (金)

小猿日和(こざるびより)

 【記憶の中の風景】

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 視界いっぱいに広がるブドウ畑。 少し前は休耕地や放棄地で藪や雑木林になっていたのですが、現在はすっきりと整備されています。 この広大な敷地内の作業道路も新しく造られ、わんちゃんの散歩コースとして使わせてもらっています。

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 このブドウ畑は、サン〇リーとセ〇ン&アイ・ホールディングスの共同事業で、ワイン生産のためのブドウを育てるのですな。 おかげですっかり景色が一変してしまいましたが、以前のままの放棄地でよいとも言えず、なんとも複雑な気分です。

 ブドウ畑になる前は、春先にワラビを採ったり、夏はたくさん生えていたクヌギの木でカブトムシを捕まえたりしていたんだけれどなあ・・・。 当時捕獲したカブトムシは100匹を超え、巨大な虫用のマンションを作って飼育していたものでした。 (エサ代も半端なかった・・・)

 ともあれ懐かしい思い出は、このブドウ畑の地下に永久に眠ってしまったわけです。 ま、もう虫取りに興じる年齢でもないし、ましてや分譲地が立ち並ぶわけでもないし、よかとしましょう。 (分譲地だったらこの眺めは最高になるでしょうがね)

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 まだ造成中のところもあります。 私の果樹畑の川を挟んだ反対側で、林立していた雑木を一掃。 うーん、なかなか新しい景色になじめないぞ。

 左奥に巨大なコブシの木が2本あるのだけど、幸いそれは残ることになりました。 春先に、それはそれは見事な花を咲かせるので楽しみだったもんな。

 

 こうして私がここに住み着いた頃の風景は、徐々に記憶の中のものとなっていくのでありました。

 

 【小猿日和】

 このところ毎日出勤してくる猿たち・・・。

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 なんか家の裏手が賑やかだなあ・・・と思っていたら、近所のおっちゃんの大豆畑にたむろしていました。 まあ収穫は終わっているので、少し残った豆を漁っているのでしょう。

 12月とも思えない暖かい日差し。 小春日和は12月7日あたりまでに使う言葉らしいけど、それにかけて小猿日和?

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 確かに子猿が母猿のお尻に乗っておる。

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 私に気が付いてこちらを見ているぞ。

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 うちのわんちゃんが吠えたら、スタコラ逃げていきました。 うっしゃあ、追いかけるぞ~!

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 電柵(電気柵)まで追いかけていって吠えます。 むふふ、相手が檻の中ならこっちも強気だぜ! ガウガウ吠えちゃう。

 いや待てよ・・・。 先ほどの大豆畑は電柵のこちら側。 猿にはこんな柵もあってないようなもんですね。

 

 ちなみにこの電柵で、私は何度か感電いたしました。 フェンスに絡みつく蔓性植物の除去や、電牧線に垂れ下がってくる枝葉の伐採などのメンテナンス中に、うっかり触れてしまうのです。

 ビリっと痛みというかショックを受けるのですが、いやなものです。 流れている電圧は、テスターで測ったところ7,000ボルト(機器の能力としては10,000ボルトで、負荷や損失があるため)くらいです。 電圧だけでみれば、家庭用コンセントの70倍。

 それでもびっくりした~! で済むのは、瞬間的に電気を流すパルス方式(0.01秒以下)と、電流が極端に小さい(数ミリ~数十ミリ?)からですね。

 

 【悪天のふたご座流星群】

 楽しみにしていたふたご座流星群だったけれど、今年は天気に泣かされました。 それでも10個以上は確認できましたが、撮影まで至りません。

 あーあ。 準備万端だったのに、残念・・・。 やっぱり天気には勝てませんなあ・・・。

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 ピークである14日~15日は曇って全くダメ。 前日の13日の夜でちょっぴり確認できました。

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 動画からの切り出しなので、点にしか写っていませんけど雰囲気だけね。

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2023年12月 7日 (木)

Village of the Deer -鹿の村-

 【霞む遠景】

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 この季節になると、下界に靄や霞がかかってちょっぴり幻想的に・・・。 早朝は雲海が眼下に広がっていることもよくあります。

 で、早朝から鳴く鳴く・・・。 裏山から猿の遠吠え?が響き渡るのですな。

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 頼もしくない相棒を連れて追い払いに行きますが、やっぱりわんちゃんは黙ったまま。 がっつり吠えんかい!

 

 【雑草だけど・・・】

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 裏山で見つけたガガイモの実。 以前は畑の隅にもあったのだけど、雑草扱いなので刈られる運命ですっかり姿を消しておりました。 おお、こんなところにあったんだね。

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 実の口が開いたのもあり、覗くと綿毛が詰まっています。 この綿毛が晴れた日に風に乗り、遠くまで旅をしていくのです。 ケサランパサランの正体という説もあります。

 雑草だけど、今度育ててみるつもり・・・。

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 スズメウリの実もめっけ! 空になったガガイモの実を入れ物にしています。 以前も育てた記憶があるけれど失敗。 雑草扱いなんだけど、いざ育てようとすると難しいもんです・・・不思議。

 

 【Village of the Deer】

 さて、山の方では猿ばかりでなく、鹿もピーピー鳴いています。 人間が近づくとこういった警戒音を出し逃げてしまうので、姿はなかなか見せません。

 しかし、山道を走るとドライブレコーダーにその姿を捉えることができます。

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 鹿のお尻は白いハート型の模様があるので、遠くからでもよく目立ちます。 これは3匹かな。

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 ひょいと道を横切るので、見逃してしまいそう。

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 あ、またいた!

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 車でなく、歩いているときに出くわしたらちょっとびっくりしますね。

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 こ、こりゃなんじゃらほい?

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 体躯と尻尾の感じからいって、タヌキのようです。 しばらく前をちょこちょこ走ったあと、藪に消えていきました。

 

 こんな身近に様々な野生動物たちが現れるようになっています。 轢いてしまっても可哀そうなので安全運転でいかないとな・・・。 しかし、人家に深刻な被害が及ぶようになるのも時間の問題ですね。

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2023年12月 1日 (金)

Village of the Apes -猿の村-

 【Village of the Apes】

 早朝から裏山が賑やかなのです。 わほわは きゃはほ きょへふへ・・・と遠くまで響くその鳴き声は猿の軍団。 うーむ、山に食べ物が乏しくなったのでしょう、我が村をめがけて進軍中です。

 夜は夜で鹿がピイピイ鳴くし、空き家となった近所の家屋の屋根ではハクビシンが躍っているしで、野生動物の無法地帯になりつつあります。 まあ、向こうも生きるのに必死なので善悪は問えないけれど、畑の作物が心配になりますね。

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 猿の鳴き声で、わんちゃんが吠えるのも困りもの。 家の中で吠えられると、耳に響くのですな。 よし! じゃあ、追い払いにいくど~! っと山の方へ連れ出すと、全然吠えない・・・。

 きょろきょろしているだけなのです。

 うーん、内弁慶はなはだしだぞ~。

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 これは『ハナイカダの小径』沿いに生えている山柿の木。 今年はたくさん実を付けたので干し柿にしましたが、まだたくさん残っています。

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 もちろん干し柿にするくらいなので渋柿なのですが、猿には美味しそうに見えるのでしょう、かじっては捨ててあります。 さっきまでこの木をゆさゆさとしていたけれど、渋柿とわかって投げ捨てたのでしょうね。

 もう少し待てば、熟して甘くなるよー ・・・なんて教えてあげないよ~!

 

 【森の異変】

 晩秋から冬は、裏山に住む小動物の恋の季節。 例年なら11月半ばころから恋の唄で森は賑やかになるのですが、今年はさっぱり。 秋が短いというか、つい最近まで高温になる日が続いたのでそのサイクルが狂ってしまったのでしょうか?

 さて、その小動物とは・・・。

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 毎年観察を続けている『ムササビ』なのです。

 個体数も激変してしまったのでしょうか? 何日か観察をしましたが、オス1匹、メス1匹しか個体を確認できていません。 毎年姿を見せてくれた木のうろの巣も、今年は空っぽ。

 うーむ、その巣は撮影には最適な位置にあったので残念です。

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 また恋の時期は、オスの独特の求婚ボイスがあちこちで響くのだけど、今のところ静かなものです。 うーん、近年の気象の変化は確実に様々なところで影響を与えているんでしょうか。 なんか寂しいとともに怖くなりますな。

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 さて、これはオスで、メスの匂いのする巣にやってきました。 残念ながら、ここのメスはすでにどこかに行ってしまっているようです。 オスは繁殖の時期になると、ふぐりが大きく膨らんでくるので識別可能になります。

 繁殖期以外は遠目ではオスメスの区別は難しいでしょう。

 

 去年はたくさんのムササビの鳴き声で賑やかだったけど、今年はいかんせん静かなので余計夜の暗さが際立っています。

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 森の中は空の方が明るく、周囲は真っ暗。 ライトがなければ一歩も歩けないでしょうね。 時折パキパキと枝を踏む音が聞こえますが、何か小動物がうろついているのかな?

 最近クマが出没して人的被害も発生しているので、背後でガサガサするとちょっと緊張が走ります。 私は暗闇には恐怖心はないけれど、クマに襲われるのはさすがにちょっとなあ・・・。

 それに加えて山は冷え込んで寒いのもあるけれど、こうしてムササビに会えることができるとハートがほっこりしていいね!

 

 これからしばらくムササビ観察をして、よい映像が撮れたら動画にしますので、その時は観てやってくださいませ。

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2022年10月16日 (日)

どうぶつの森

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 10月も半ば・・・。 空気はすっかり秋らしくなりましたが、急に高い気温となったり天気が崩れて寒かったりと、とても快適とは言えないかな。 なんか、中間の過ごしやすい日が少なくなっている気がします。

 休日に天気の悪い日が続いたのもあって、野良作業が遅れがち。 今年最後の草刈りも、どんどん済ませないとね。

 

 【田んぼラン】

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 収穫の終わった田んぼに、二番穂が青々しい・・・。 これで水が溜まっていたら、田植えをしたかのようです。 これはこれでなかなかステキな景色となっているのも確か。

 イネは最後まで魅せてくれますな。

 その中をわんちゃんと遊びます。

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 稲わらが撒いてあるので、ふんわりと柔らかい踏み心地。 わんちゃん、行ったり来たりで大はしゃぎでございます。

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 遊んだあとはお昼寝タイム。 秋になって、ベッドが心地いいね。

 

 【破牢奇手異、カワイ子ちゃん化計画】

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 なんかろくに手入れもしなかったので、ボサボサの破牢奇手異。 目の前にネギを伏せておくところを作られてしまい、ちょっと目立たなくもなっています。

 この破牢奇手異は、隣の家の孫に『こわ~い!』と言われていたので、カワイ子ちゃん化しようと思っています。

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 目と口の位置や大きさが、コワさの原因かなあ・・・。 とにかくまずはボサボサの髪?をカット。 柔らかい感じに仕上げます。 葉っぱが目と口を再び覆ってしまえばいいんだけれど、まだ隠れるほど小枝が伸びてくれません。

 こりゃ、来年の成長期まで待たないとならないな。 その時は『カワイイ~!』って言われるようになるといいね。

 

 あ、あそんでいる場合じゃないわい。 草刈りをしないと・・・。

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 本日は休耕田の除草。 いやあ、動くとやっぱり暑いや。 でも、これで草刈りも今年最後だね。 あと2か所あるけれど、それは後日に。

 

 【どうぶつの森】

 暗くなるのが早くなったのと、稲作が終わって余裕ができたので、ちょいとお山の方へ足を伸ばしました。

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 おお、いたいた。 目的はこれ! 森の忍者、ムササビくんです。 去年も観察した同じ木の穴だけど、住人は少し顔が違うような気がするな。 ちょっと顔がキツいように思えます。

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 やはり、ちとブサイク。 うーん、去年のムササビの子供でしょうかねえ。

 

 冬に向かって繁殖の時期になりますが、今はちと早いのか、賑やかな声はあまり聞こえません。 (繁殖は年2回で、冬と初夏。 でも、冬の方が激しく?賑やかだそうです。)

 観察が寒さで震える季節の方が、いろんなアクションを見せてくれて興味深いと思います。

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 この穴に住んでいると確認できたので、これから度々訪れようと思います。

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 滑空も見せてくれました。 飛ぶ方向が分かれば向かってくる姿を撮れるだろうけれど、なかなか難しいものです。 でも、なんとか工夫して撮ってみたいな。

 ちなみに着地(といっても地面ではなく、飛び移り先の木)は、かなりの衝撃なのか大きな音がします。 ドスンとか、バスンとかの鈍い音。 たまに枝が折れるバキバキバキなんて音も混じります。

 ほんとは日中から周囲を観察して、食べた葉っぱなどのフィールドサインを見つけけられたら楽しいだろうな。

 

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2021年11月24日 (水)

森の忍者 Part.Ⅲ

 日中は、まさに小春日和。 ほかほかの日差しが厚手の上着の背中を温めますが、日が落ちると途端にさみー! どうも寒いのは苦手でござりまする。

 まあ寒い寒いといいながらも、時間があればムササビ観察に行ってましたが、動画が溜まってきたので整理を兼ねて編集しました。

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 ムササビは、しばらく巣の近くにいてくれる時もあるけれど、だいたいすぐに飛び去ってしまう方が多く、なかなかじっくりと撮影させてくれません。

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 夜の撮影で難しいものの一つは、やはりライティングですね。 懐中電灯の灯ではちらちらしてしまって(持っている手が揺れるので)、落ち着きのある画になりません。

 煌々とサーチライトでも当てられればバッチリですが、それは野生動物観察のマナー違反ですな^^;

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 まあ、何とか工夫しながらやっていけば、そのうちベストショットが撮れる・・・ことを願いたいです。

 

 さて、編集したものは『森の忍者 ムササビ Part.Ⅲ』として、YouTubeにアップしましたので、どうぞご覧くださいませ。

 

 

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2021年11月11日 (木)

見えんけど、おる

 【ムムムの天文現象】

 気温が低くなると、はっきりしてくるのが夜の星。 空ってこんなに透明なのかと思うほど澄んでくるので、天体観測には冬はうってつけです。 

 夜空を見上げて星がよく見えるようになると、私の天体観測魂が首をもたげてきます。

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 こちらは11日の朝、5:40頃の空。 実は水星と火星が接近(11日は平行に並ぶ)しているのですが、高度は低く、丁度明るくなった空に紛れてしまったのでしょうか、み、見えん。

 天文シミュレーターによるとギリギリ見えるはずだけど、やっぱだめかあ・・・。 これ以降は空は明るくなるばかりなので、速攻断念。 観察難度は高めとの情報通りでおじゃる。

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 こちらは少し前の8日。 月が金星を隠す金星食がありましたが、それは日中で仕事もあるので観察は断念。 それでも夕方に見られる月と金星の接近でもと待っていたら曇り・・・ありゃ。 雲の切れる時間もあり、なんとか山陰に沈む直前に撮ることができました。

 

 11月の目を引く天文現象は、あと・・・。

 ①18日 しし座流星群が極大(といっても、期待度低)

 ②19日 満月(ビーバームーン)と部分月食(これは期待度大。 晴れて~!)

 ③28日 小惑星ケレスがおうし座で衝(期待度低 衝とは、太陽-地球-ケレスが真っすぐに並ぶこと)

 くらいかなあ。

 

 【見えんけど、おる】

 最近足しげく通い、ムササビの観察を継続的にしております。 よい動画が撮れたらYouTubeにアップする予定ですが、思うように行かないのが世の常。

 それでも中間報告を兼ねて・・・。

 

 まず、ムササビは夜更かし・・・いやいや夜行性なので、観察そのものが難しい。 赤いプラスチックの薄い板をライトの前に貼り、あまり刺激しないように光を当てます。 強い光では、動かなくなってしまいます。

 ムササビが巣から顔を出すと目が反射して光るので、カメラのピントを合わせてから徐々に電球色のライトを灯し(光を直接当てない)光量不足をカバー。 

 息を殺して観察しますが、うっかりして録画ボタンを押し忘れたり、また押そうとしてもボタンの位置が分からなくなったりと、暗がりでの撮影は明るければ造作もないことも難しくなります。

 とにかく、カメラを頻繁に触って手探りでできるよう、操作に精通しておかなくちゃです。

 たまにはこんなプレゼントも・・・。

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 少し明るいうちに着いた時に、カメラの準備をしていたらなんとなく視線を感じました。 ん? あれ? ムササビが私を観察してるじゃないですか。

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 へえ、明るい時でも顔を出すんだね。 でも、私と目が合うと引っ込んでしまって、もうサービスしてくれません。 うーむ、失敗したなあ、見て見ぬふりをすればよかった。

 

 《鳴き声について》

 何日か観察してみて、大きく分けて3種類の鳴き声を聞くことができました。

 『クルララララララ・・・』 一番多く聞く声。 これが一般的?な鳴き声だろうか。 故志村けんさんの『あああああああ・・・』に似てる。

 『ジジジジジジ・・・』 巣から覗きながら出す声。 ラジオのノイズっぽい。 この鳴き声が終わると、巣から飛び出して滑空。

 『キョヤヤヤ、キョヤヤヤ、キョヤ・・・』 比喩が難しいけど、結構音量は大きめ。 繁殖期に鳴くオスの声という説あり。

 うーん個体差があるだろうけれど、だいたいこんな鳴き声ですね。 録音はできたので、YouTube動画に含めます。

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 木をよじ登っていく様子はリスっぽい。 というか、リスの仲間だもんね。 しかし、すばしっこいなあ・・・。

 

 ムササビは飛び立つ(出巣する)と、朝まで帰らないそうな。

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 鳴き声と共にムササビが遠くへ行ってしまうと、ひとり取り残された私に闇が迫ってきます。 ライトを消すと、森の中らしく一歩も歩けないような暗闇になります。

 そんな中に立っていると、ちょっぴりセンチメンタルな気持ちになってきますな。

 多くの生命を育んでいる森。 なぜこんな空を飛べる動物が生まれたんだろう? そしてそれを生で見られるという喜悦、感慨。

 ムササビ観察してるよ、なんて言うと聞かれるのが・・・。

 『そんな真っ暗なところにいて怖くないの?』 私は自然の中の暗闇には恐怖心はありません。

 『出るぞ出るぞ~!』 ふーん、何が? 出るんなら見てみたいもんだ・・・。

 とはいっても、暗い森の中にいるとやはり何かしらの気配を感じるかもしれません。 ・・・『見えんけど、おる』

 

 氷川きよしが歌う、ゲゲゲの鬼太郎の歌『見えんけれど おるんだよ』ってあります。 見えるものより、見えないものの方が大切・・・いや、見えないものの方が真実? なんか深い歌詞ですな。

 『見えんけど、おる』 そんな自然の息づかいを、確かに感じたのでありました。

 

 《追補》私は興味を持ったことは深く知りたいというタイプなので、さっそく書籍を購入してしまいました。

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 知識は広く、深くを心掛けているのですが、忘れるのも早し・・・(;'∀')

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2021年2月14日 (日)

春風は花粉と共に・・・

 いやに暖かい日が続きます。 日中はジャケットも要らない春うらら・・・。 しかし、暖かいと花粉も元気になってたまりませんなあ。

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 朝の空の様子も、春めいてきているように思います。 この時期は、黄金色に染まることが多いかな?

 

 【でっかい事は・・・】

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 おもむろに私のPCの前に置いてあった、でっかいボトル。 なんかすげー! 息子&彼女からのプレゼントでした。

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 うれしいけれど、ワンちゃんが家の中をうろうろしているので、焼酎のつまみもゆっくり食べられないんだよな。 外の車庫に隠れてこっそり、少しづつ頂くことにしましょう^^;

 しかし、よくこんなもの見つけたもんです。

 

 【ムササビ PartⅡ】

 ムササビの動画、第二弾の編集がようやく終わりました。 今回は滑空シーンと鳴き声(だと思うのですが、ちょっと自信ないかも^^;)入りです。

 YouTubeにアップしましたので、よろしかったらご覧ください。

 

 

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