2018年9月 1日 (土)

Electric Night

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 今朝方は、大降りの雨でした。 うーむ、いかんなー。
 
 雨となると、どうしても心配するのは田んぼ。 稲刈りの予定は次の土日・・・、8日と9日でしたが、台風も近づいているので困ったちゃんです。
 
 思い切って今日やってしまおうかと思ったけれど、今朝の雨で田んぼに水が溜まっておる。 うーん、悩む。
 
 自然が相手だから、やはり思うようにいかないな。 画家が気に入らない絵を塗りつぶしてしまうように、重い雲に覆われた空を見上げながら、ため息ひとつ・・・。
 
 明日も曇り&雨の予報です。 お天気の神さま、あんまりいじめないでね!
 
 気を取り直して、すっかり涼しくなった9月の夜にエレキギターを持ち出しました。 猛暑の時は暑苦しくて弾く気にもなれなかったのですが、賑やかな虫の声に誘われたようです。
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 ぐぬぬ。 しばらく弾いてなかった影響は大かも。 若い時と違って、衰える速度が早いようです。 左手はともかく、右手のピッキングがうまくできません。
 
 違う弦を弾いてしまったりして、こりゃヒドい。 基礎からやり直さないといかんなー。
 
 まあ、ギターは指先を使うので、ボケ防止? になりそうなので続けていますが、いかんせんこの夏の暑さでは、練習の量よりアルコールの量が勝ってしまいました。
 
 それでもこの指の体操だけは、欠かしたことはありません。
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 指先だけ折り曲げて、指を開くというやつです。 ギターを弾いている方は誰でもできるとは思いますが、無縁の方にはできないそうな・・・。 
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 メインのギターアンプはヤマハのTHR10です。 昔の真空管アンプの音を再現したという小型ながらも優れもの。
 
 スイッチを入れると真空管のように、ぽやっと内部が光ります。 福山雅治さんも、海外の現地の方とセッションするというTV番組内で使っていました。
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 アンプのスイッチの近くには・・・。 私の鉱物コレクションのひとつ、フローライトが輝きます。
 
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 このフローライト(蛍石)は、イギリスの何たら鉱山のものです。 緑色の結晶が紫外線を当てるとあら不思議。
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 青く光るんですな。 
 
 妖しい光の中、私の寂しげなメロディが闇に消えていきました。
 
         ※今夜弾いた曲は、Led Zeppelinの『天国への階段』 でありました。

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2018年2月10日 (土)

祇園精舎の鐘の声~♪ 

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 琵琶なのである・・・。 そう、びょよよ~んと不思議な音を奏でる楽器。
 
 床の間に飾ってあり、ほぼインテリアと化してました。 この度、以前買っておいた弦が見つかったので、弦を張って音を出してみることにしました。
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 弦は京都のお店から取り寄せました。 絹糸でできてますが とても絹とは思えないしなりと強さです。
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 でも、どうやって弦を張るの~? ネットで探したけれど、なかなか見つかりません。 いろんな画像を参考にして、適当に張るしかないようです。
 
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 こんな感じで良さそうです。
 
 私が琵琶に惹かれたのは、その独特の音色と、半月(はんげつ)と呼ばれる情けない目のような穴。

 古き日本、妖怪がまだまだ元気だったころの雰囲気を醸し出す、怪談 『耳なし芳一』 に代表される怪しい楽器。 
 
 うーん、欲しいなぁ・・・。 と長年思っていましたが、なんとか手に入れることができました。 (特に私は骨董が趣味ではありません) 
 
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 この半月が、私の琴線に触れるのですよ。
 
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 チューニングメーターを使って音合わせ。
 
 琵琶の音階は、奏者によってまちまちで、自分の声のキーに合わせて調整するようです。 メロディを奏でるものではなく、あくまでも弾き語りの伴奏ということでしょう。
 
 私はとりあえず 低音側から A E A E (ラ ミ ラ ミ)にセット。 しかしエレキギターと違って、音程を合わせるのが難しい。 
 
 転手(てんじゅ)という、木製の取っ手みたいなのを回すのですが、微妙な位置で留められません。
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 なんとか音程を合わせて弾いてみました。 びょ~ん、ぐにゃ~ん♪   

 ???
 
 ・・・なんか違うぞ。 あの、妖しくもの悲しい音色とは程遠い。 ま、しばらく弾いてみるかな。
 
 『祇園精舎の鐘の声~』 びゃん、びよよ、じゅか・・・、   『諸行無常の響きあり~』 びょん、びゃん、ぐちゃん・・・。
 
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 うーむ、音はめちゃめちゃだけど、これぞ幽玄。 これぞ宇宙だー。 いつしか過去の世界にタイムスリップ。
 

 『冬なのに幽霊が出そうな音はやめて~!』 『へいへい』
 
 ヒンシュクを買った琵琶法師は、すごすご引き上げました。

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2017年12月17日 (日)

寒い夜は Rock Out !

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 今日は寒い一日となりました。 朝から『電柵』のメンテナンスで歩き回っていましたが、手足が冷たいの何のって。
 
 『電柵』とは『電気柵』とも言いますが、動物撃退のために電気の流れる柵を山沿いに張りめぐらしてあります。
 
 そのワイヤーが動物の体当たり?によって切られたり、劣化で切れたりするので定期的に補修をして回ります。
 
 メンテナンス担当の役員とはいえ、陽が届かない山蔭はこの時期極寒の世界なんでツラひ。   ひ~!!
 
 夜、ほかほか暖かい部屋にいると、最近サボっていたギターの練習をする気になりました。
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 私の練習用?のギター。 YAMAHAのPACIFICAです。 音はクリアで癖がないと思いますが、私にはなんとなく弾きにくいんですな。
 
 多分、弦と弦との隙間・・・弦間ピッチ(ばかりでないだろうけど)が、私の指に合っていないんですね。
 
 それでも飾っているだけでは、もったいないので練習用としています。
 
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 ほかにも何本か・・・。 左からIbanez(アイバニーズ)、PRS(ポールリードスミス)、SPEAR(スピア)です。
 
 SPEARは、ホログラム塗装が『インスタ映え』(o^-^o)するので気に入り、オークションで落札。 しかしこれ7弦ギターなんですねー。  弾けん!→ インテリアに。
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 ま、インテリアとしても充分美しい・・・かな?
 
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 弾いている曲・・・というか弾ける曲は、主に70~80年代ROCK(洋楽)。 ROCKにハマった若かりし頃のMUSICです。
 
 あの頃、体中にみなぎっていた若さのエネルギーを、少しでも取り戻せる気がしてつい 『ぎゅいーーーーん♪』 『ぎゅわわーーーーん♪』
 
 『うるさーーーい!!』 家庭はキビしいところであった・・・。

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2016年7月20日 (水)

琵琶物語 ③ - 琵琶牧々 -

 この琵琶、いつ作られたのでしょうか? 骨董品というほどではないけれど、古いことは確か。 例えれば田舎のばーちゃんちの桐箪笥みたいか感じかな?

 ひび割れはあるし、汚れはあるし、また打痕がたくさん。 盤面がぼくぼくしてます。 そう、琵琶の妖怪『琵琶牧々』はそこからの発想で・・・なわけないか。
 
 琵琶に手にしたついでに、各部の名称なんかを調べてみました。
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 ※ 注1 に関しては、 表記が様々。 『棹』 『鶴首(つるくび)』 『鹿頚(しかくび)』 などなど・・・。 ギターのネックにあたる部分です。 琵琶の流派?によっての違いなんでしょうか?
 
 他はだいたい統一されているようです。 あ、腹板はそのまま 『はらいた』 というところもありました。
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 覆手の下には、丸い穴が開いています。 『陰月』というそうです。 アコースティックギターでいうサウンドホールみたいなものでしょうか。
 
 へー、初めて手にするので、しげしげとチェック。 傷んだ表面を塗装し直すのもいーかもなー、なんて考えました。
 
 そして 『覆手』 を見ると・・・、あれ?
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 ここは、絃を張る根元の部分。 しかし、なぜに穴が2つ? ネットで琵琶の事をいろいろと調べてみましたが、穴はひとつのものが多く、さらに絃の結び方も載っていません。
 
 ま、ここはクラッシックギターの弦の結び方に習うとしても、穴はひとつしか使いません。下の穴の意味はなんだろう?
 
 私の憶測にすぎませんが、下の穴は張った絃の余った部分をそこに差しこむんじゃないかと・・・。
 さすれば見た目もすっきり。 うん、それでいいや、それでいこう!
 
 
 付喪神(九十九神)にもなる、妖しい楽器。 少しとりつかれたかな~(o^-^o)

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2016年7月15日 (金)

琵琶物語 ② - 絃であって弦でなし? -

 朝、甘い香りに誘われて表に出てみると、庭のヤマユリが花開いてました。

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 雨粒が朝日に光って、ちょっとキラキラ・・・。 うーん、いい香りだーと鼻を近づけてみると、むわっ! ちょっと匂いがキツいような(゚ー゚;
 
 香りって難しいもんだなー。 やはり、ほんのり薫る程度がいいんでしょうね。
 
 このヤマユリは、去年、一昨年と花が1輪だけでしたが、今年は3輪。 年齢を重ねていくごとに咲く花の量が増えていくんだね。
 
 何輪までつけるのか、プチ楽しみがひとつ増えました。 
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 グリーンカーテンにと育てた朝顔も、たくさん花開くようになりました。 でも、カーテンにしてはスカスカ。 十分に日差しを遮るようには見えません。
 
 やはりマメに蔓を水平方向に誘引して、密にしないとだめですね。 次回グリーンカーテンを朝顔で作るなら、手間をかけないと・・・。
 
 さて・・・。
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 さっそく京都のお店から、琵琶の弦が届いてました。 いや『弦』ではなく『絃』のようです!
 
 ギターは『弦』の字を使ってましたが、和楽器は、一般的に『絃』と書くんですかね? 

 絹糸でできているというのですが、この弾力と強さはあのふうわりした絹のイメージからは想像できません。 きっと伝統的な、すごい技術なんだろなー。
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 また、エレキギターの弦ように、端っこに金属のストッパーがついているわけでもありません。 まず結び方も調べなきゃ。
 
 ふう、なかなか音を出すまでにならないな・・・。  

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2016年7月13日 (水)

琵琶物語 ① - 弦なし琵琶 -

 ひょんなことから中古の琵琶を手に入れることができました。 そう、楽器の琵琶です。

 びよよよ~んと、独特の音色を奏でる和楽器。 昔読んだ怪談・・・『耳なし芳一』から、琵琶に興味を持っていましたが、なかなか手に入る代物ではありませんでした。

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 ストラトと大きさを比べてみました。 琵琶はヘッド?が後方に折れ曲がっているので、伸ばせばほぼ同じかな。
 
 『百鬼夜行絵巻』の中でも、琴の妖怪を引っ張る琵琶の妖怪・・・。  『百器徒然袋』にも、『琵琶牧々(びわぼくぼく)』という琵琶の妖怪が登場します。 
 
 妖しい雰囲気を漂わせる楽器ですが、そこに惹かれるのかもしれません。 特にあの目のような半月(と言うそうです)がちょっぴりキュートなんですな。
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 うれしいな、どれ・・・。 琵琶を手にしたけど、まず弦がありません。 ありゃ、これでは音も出せん。 ネットで調べて弦を注文。 でも結構な値段!
  
 エレキギターの弦の、割といいやつの3倍はするではありませんか。 なぬなぬ・・・絹糸でできておるらしいから?・・・仕方ないのう。
 
 ピック・・・ではなく、撥もでかい! ご飯を盛れそうです。
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 いろいろ調べてみると、琵琶にはいくつか種類があるそうな。 
 
 楽琵琶(がくびわ)・盲僧琵琶・平家琵琶・薩摩琵琶・筑前琵琶の5種類に大別。 これは時代の新しい越前琵琶のようです。
 
 早くどんな音がするのか聴いてみたいな。
 
 マイ琵琶物語は、まずは弦が届いてからなのだー。
 

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2016年6月 5日 (日)

『俺はギターで飯を食っていく!!』

 あー、思わず買ってしまいました。 それはスプーンなんですが・・・。

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 エレキギターを模したスプーンなんですね~。

 趣味でぽつぽつ弾いているエレキギターの弦が先日切れてしまい、楽器店に買いにいきました。
 
 そこで目に留まったのがこのスプーン。『俺はギターで飯を食っていく!!』のキャッチフレーズ・・・確かに。  
 弱いんですよ、こういうの。
 
 模しているギターはレスポール。ギターの種類のひとつです。
 
 私の好きだったLed ZeppelinのJimmy PageやGuns N' RosesのSlashはこのレスポールを愛用していました。

 
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 You Tubeで見られるSlashのビデオクリップ。かっちょいい! 『November Rain』という曲。ナイスなバラードです。実を言うと今練習中♪
 
 ま、現在はJimmy Pageはすっかりおじいちゃんに、Slashは怪しいおっちゃんになってしまいましたが、私の脳内ではかっちょいいままです。

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 私の所持しているギターのひとつ。PRS(Paul Reed Smith)のSEです。PRSは本来高級ギターのメーカーですが、学生でも手の届く低価格帯(Student Editionの略?)でSEとして販売されています。
 
 これはOrianthiモデル。OrianthiはMichael Jacksonの実現しなかったツアー『This is it』のギタリストとして起用された女性ギタリストです。
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 廉価版ギターなのにこのギタリストを? とは思いますが、おかげで私が安く手に入れられました。ま、コレクションということで・・・。
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 ちなみに12フレットのインレイがOrianthiの【O】になってます。
 ボケ防止にもなるという? ギター。左右の手の動きが違うのが、脳にいいみたいですね。
 衰えるまで続けていきたいと思います。

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