黄色三兄弟
【黄色三兄弟】
この時期に、裏山へ続く林道の様子を見に行きます。 周囲はまだ冬色で殺風景なのですが、注意してみると・・・。
おお、咲いている咲いている。 この自然林で一番先に目にする色彩であろう、黄色い花。
『ダンコウバイ』でしょうか。 似た花に、『サンシュユ』『アブラチャン』があり、遠目には区別がつきません。 まさに『黄色三兄弟』なのですな。
アップで見ると、やはりダンコウバイのようです。 ダンコウバイは雌雄異株の樹木で、これは雄株の方でしょう。
そして少し青っぽく見えるこちらは、雌花でしょうか。
雌花なのに、雄しべがあるじゃん! と言われそうですが、この雄しべは退化した『仮雄しべ』ということです。 ふーむ、植物の不思議のひとつですね。
この仮雄しべに果たして花粉はないのか・・・。 詳しく調べてみたいものです。
ということで、じっくり観察してみる予定です。
【数珠は繋がるのか・・・】
先日戸棚の整理をしていたら、いろんな種を詰めた小瓶がいくつか出てきました。 ありゃ、いつ採取したものだろう? 記憶をたどると多分10年以上前であると、私の多少くたびれてきている脳が答えを出しました。
小瓶のひとつに詰まっていたのは『ジュズダマ』の種。 水辺の雑草の一つですが、近年あまり見かけなくなっています。 ジュズダマの固い実を繋げて、名前通り数珠にしたということ。
10年以上ヤングだった私が、当時どこぞの河原で見つけて保存しておいたのですね。 捨てるのもなんなので、水につけておきました。
果たして、10年以上前の種は芽を出してくれるのでしょうか? できればジュズダマの成長の観察と、実で数珠を繋げてみたいですね。
【遅かりし・・・】
刈払い機を抱えて藪を進みます。 うーむ、下草が茂っていてプチジャングルですな。 なぜ、こんなところを進んでいるのかというと・・・。
ここは知る人ぞ知る(多分私だけ?)『アズマイチゲ』の群生地なのです。 近年、他の常緑の雑草の勢力が増してきて、すっかり群生地が縮小してしまいました。 それで不本意ではありますが、藪を刈っているのです。
うーん、いかんなあ・・・。 もっと早くにすべきでありました。 もうアズマイチゲの蕾が膨らんでいたのです。 これでは、本命も刈ってしまうことになります。
なんだかいろいろと忙しくて、草刈りができなかったのが悔やまれます。 来年はもっと早く、成長する前にやろうっと。
しかし栄枯盛衰とはいえ、近年の気候変化で急激に環境変化が起こっているようです。 以前は手を加えなくても毎年いっぱい咲いてくれたのに、あっという間に藪となり他の草が進出してくるようになりました。
とにかく軽く刈って、今年は様子を見てみることにします。
周囲はすっかり藪になって、こんなところにはくる人はまずないでしょう。 しかし、このままではアズマイチゲは消滅してしまう運命なので、後を継いで見守ってくれる人が欲しいなあ・・・。
ここの近くには『ニリンソウ』も群生していましたが、数年前に藪に埋もれ消滅しました。 残念ですがそれも運命。 でも、私がまだ元気なうちはこのアズマイチゲの群生は、なんとか残ってほしい風景のひとつであります。
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コメント
こんばんは~。
先日、ココ友さんがサンシュユの写真をアップしていて
私は見たことがなかったのですが可愛いなぁと思っていました。
たろさんがアップしたダンコウバイ・・・確かによく似ていますね。
私には見分けがつきません。(^^;)
まだ新芽が芽吹く前に咲いてくれる春の花は、ありがたいですね。
おぉ!数珠玉だぁ!
子供頃、家の裏の田んぼ横の側溝付近にたくさん茂っていましたよ。
たくさん集めて乾燥させて、お手玉の中身にしていました。
小学生の時にお手玉の大会があったので、練習用のお手玉をチクチク
作ったのを思い出しました。
懐かしい~♪
10年物の種・・・芽が出てくれると良いですね。
アズマイチゲの群生地ですか・・・。
最近の気候変動なんかも山野草にとってはかなり過酷なのでしょうね。
アズマイチゲの花言葉を調べてみました。
「静かな瞳」「耐え忍ぶ恋」
あぁ、なんて健気なんでしょう。(-_-)
たろさん、守ってあげて下さいね。
投稿: ささみ | 2026年3月13日 (金) 19時59分
ささみさん!
サンシュユ、ダンコウバイ、アブラチャンは、ほんとに
似ていて区別が難しいですね。
ただ、サンシュユはミズキ科で、他2種はクスノキ科と
なります。
サンシュユは花びらが小さく、ほとんど雌しべと雄しべ
ですね。
そしてダンコウバイは花柄がありません。 花柄とは
花の根元の短い枝で、その先に花が咲きます。
とにかく葉っぱが展開すればより区別がつきやすいけ
れど、花だけの時は難しいですね( ´∀` )
ジュズダマは、ほんと懐かしいですね(*^_^*) ある
ところにはあるのだろうけれど、ほとんど目にしなく
なりましたからねえ。
採取した河原を思い出しましたので、発芽しなかった
ら今秋に訪れてみようと思います。
アズマイチゲ・・・そんな花言葉があるんだー。 ちょい
とロマンティックではないかいな。
なんとか守る気力がわいてきましたぞい!
投稿: たろ | 2026年3月13日 (金) 20時39分
こんにちは。
山に早春の黄色い花が咲き時期になりました。
ロウバイ?と思ったら、サンシュユ・ダンコウバイとのこと。
可愛い花ですね、見たことがないです。
お~、ジュズダマなつかしいです!
私も小学生の頃集めた記憶があります。
濃い紫色だったような・・
ジュズダマが、永い眠りから覚めて、復活の芽を出すといいですね。
アズマイチゲの群生、守りたいです~。
たろさんの努力が実って、アズマイチゲが咲きますように!
投稿: ミイかあさん | 2026年3月14日 (土) 16時56分
ミイかあさん!
春は黄色い花が目立つ気がしますが、実際はどう
なんでしょう? 梅などの白い花は色彩的にイン
パクトが薄いので、黄色が余計目立つだけなのか
な?( ´∀` )
ダンコウバイやサンシュユは、山林に一番に咲く
花だと思います。
早く咲いて、目覚めたばかりの昆虫を呼び寄せる
のでしょうかね。
ジュズダマは昔懐かしい実ですね。 以前はどこ
でも見かけた気がしますが、近年はあまり見ない
気がします。
育つと面白いなあとは思いますが、なかなか芽が
でません。
アズマイチゲはスプリングエフェメラルのひとつ
で、初夏には消えてしまいます。
そのあとに草刈りをするのもいいかもね。
投稿: たろ | 2026年3月14日 (土) 18時23分
こんばんは♪
冬枯れの山は寂しいですね。
茶色や灰色の藪の中に、春を告げる花を見つけた時は
本当に嬉しいです。心躍るとはこんな気持ちなのかも。
自然の中の花は、誰が見るにかかわらず、ひっそりと
静かに一人で咲いているのですよね。
ダンコウバイは、雌花と雄花の区別が、私にはまだ
よく解っていません。
サンシュユにもよく似ていますね~(˘͈ᵕ ˘͈❀)
数珠玉は、子供の頃 お手玉に入れている人が結構いて
遊ぶ時にとても良い音がするんです。小豆を入れて
いる人も居ましたよ。
お隣のご主人が庭の端っこに植えてました。
何に使う訳でもなく、「最近見かけないから・・」と。
実が生ると、ツルツル光って、何十年振りに見て
懐かしかったです。
「ヨクイニン」と言う生薬として、サプリメントとして
今では人気者ですね。(イボが無くなる程 肌に良い)
アズマイチゲは可愛い花ですよね~(*˙˘˙*)ஐ
是非守ってあげてください。
ニリンソウはうちの庭に30年も咲き続けています。
2株植えたのが、今では5倍以上になっています。
花が終ると、跡形もなく姿を消します。存在を忘れて
しまう程ですが、翌年の2月になると咲いてくれます。
投稿: hana | 2026年3月14日 (土) 23時25分
hanaさん!
ホームセンターの花のコーナーには、色とりどりの
花が咲き乱れていますが、山の方はまだまだ色彩に
乏しいですね。
でも、こうして静かに木々の花がほころんでいるの
を見ると、ほっとします(*^_^*)
小さな黄色い花ですが、太陽の光が当たるとぱあっ
と輝くようです。
ダンコウバイの雄花は、やはり雄しべが目立って賑
やかな方だと思います。 サンシュユは比較すると
明らかに違いますね。
サンシュユも見つけましたので、次回の記事に載せ
る予定です。
やはり皆さん、ジュズダマで遊んだのですね( ´∀` )
子供の頃はあちこちに生えていたのに、いつのまに
か珍しい存在になってしまったような。
この種は、やはり発芽が難しいようですので、また
見つけに行こうかなあ・・・。
でも10年経っているので、まだ生えているんだろか?
アズマイチゲはあっという間に咲いて、そしてすぐ
に消えてしまう儚い花ですね。
このままでは、咲くこともなく消えてしまいそうで
す。
草刈りくらいしかできませんが、これで少しは延命
できるでしょうか?
投稿: たろ | 2026年3月15日 (日) 17時24分