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2025年6月 3日 (火)

田んぼも青々と・・・

  【田んぼも青々と・・・】

 田植えから3週間ちょい。 植えた当初はひょろひょろと頼りなかった幼苗も、かなりしっかりしてきました。

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 見る角度によっては草原のように隙間なく見えますが、ちょっと成長が遅いような気もします。 田植えが終わってから肌寒いような日があったり、天気も今一つだったりとしていたからかな?

 それでも、ここまでになってくれればありがたいですね。 まさに『青々とした田んぼ・・・』って、青くないじゃん、緑じゃん! と疑問がわきそうですが、そこが日本語の難しいというか深いところでございますな。

 平安時代以前の和歌にも、色彩的には明らかに『緑』でも『青』と表現されているものも多いそうなので、そういった表現方法が長らく変化せずに、混用されてきているのだろうということをなんかで読みました。

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 それはともかく、早朝の田んぼの水見(みずみ・・・朝晩に適切な水深が確保できているか、田んぼに変化がないか、雑草が生えていないかをチェックする作業)のとき、朝日が水面に反射するのはほんと美しく清々しいものです。

 清少納言が枕草子を執筆する際に、農家にて田んぼを見ていたら、冒頭に付け加えていたかもしれませぬ。

 

  【紅い宝石】

 さてさて、6月と言えばこちらはサクランボの出荷の季節でもあります。

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 サイドレス(屋根だけがあってサイドが開いているビニールハウスのようなものですが、鳥よけのためネットが張られているのが一般的)の中には、紅く染まったサクランボがいっぱい。

 今年もお手伝いに呼ばれて、収穫、選果と頑張っております。

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 今年は気温の上がらない日も多かったので少々遅れていますが、お日様がしっかり当たるところはこのように真っ赤です。 ちなみにこれは『佐藤錦』

 温暖化の影響で、どちらかというと寒冷地向きの品種の『佐藤錦』は減少し、『紅秀峰』に切り替わっています。 いっぺんには植え替えられないけれど、この農園もそのうちなくなっちゃうかな?

 『甲斐ルビー』などの早生タイプの品種も登場してきていますが、ここの農園にはまだないので試食はしていません。 おーい、園主さん! ちょいとどっからか手に入れてくれんかい? 味見してあげるからさあ。

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 以前はサクランボ狩りも賑やかに行っていましたが、現在は一般人は受け入れていません。 つまりVIPだけなのですな。 まあ、私もいつでも摘まみ食いできる立場なのでVIP待遇だと言えるかもしれませんが、サクランボはそんなにたくさん食べられるものでもないし、ましてやあまり食べたくもないからねえ・・・。

 毎日これだけの大量のサクランボを見ていれば、当然の反応だと思います。 1日に2つも食べればせいせいでふ。

 

  【越後屋のひとりごと】

 今回のひとりごとは、画像生成AIなのである。 動画作成でこんなカットが欲しいなと思い、いろいろとイジっていますが、なかなか思うようにいかないのが、この画像生成AI。

 プログラムと同じで、道具は揃っているけれど、それを使いこなし理想の形に作り上げていくのは、やはりスキルと発想力が必要です。 また画像生成AIはまだまだ外国生まれのものが多いので、日本文化などには対応しきれていないのが現状ですね。

 私の好きな平安時代の文化などはハードルが高いようです。 例えば平安時代の貴族女性の髪で言えば、長髪で髪飾りはないのですが、『着物』とキープロンプトに入れると、結った髪にごてごてと飾りを付ける江戸時代のお姫さま風になってしまいます。

 こうなると呪文・・・プロンプトに工夫して、著作権的はどうかと思いますが有名なキャラを基準にした方が良さそうです。 また、画像生成AIの種類によっても違うし、同じAIで同じプロンプトでも毎回出力される画像がまったく違うなんてことも多いです。

 つまり、まだまだ画像生成AIは『一貫性がない』ということですね。

 ちょっと試しに遊んでみました。 プロンプトは日本語だとうまく理解されないことが多いので英語で、そして2種類の画像生成AIに入力。

 プロンプトは、『Maomao is dancing by a stream. Her hair is long and straight. The surrounding trees are glistening with morning dew. Many blurred lights are floating in the air. The figurine is a small ornament.』と共通です。

 MicroSoftのImageCreator。 (このAIはOpenAIのDALL-E3です)

Mao5  

 そして、GoogleのImageFX。

Mao4

 好みは分かれるとは思いますが、どちらもクオリティは高いですね。  ただ、両方とも私がイメージしたのとは違ってました(;^_^A

 難しいもんですなあ。 使いこなせなーい・・・。 

 まさに『猫に山吹色の菓子』でございます。

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コメント

こんばんは~。

ホントだ、緑がしっかりしてきましたね。
これから気温が上がってくるので、元気に大きくなって欲しいですね。
こちらの山間部では先週末に田植えをしている所がありましたよ。
(ちょっとドライブに出かけた時に見かけました)
遅くない?と思いながら見ていました。
緑と青のお話・・・信号の色でもよく言われますよね。
でも日本人は不思議と理解できてるのが面白いです。(笑)
色見本の一覧を見るのが好きなんですが、青と緑の境界線は
本当に曖昧(?)な感じで興味深いですよ。

サクランボ~♪
今年の出来はどうでしょうか?
最近は物価高でなかなか美味しい果物にまで手が伸びません。
たんまりと味見が出来るたろさんが羨ましいです。
お手伝い、頑張って下さいね。

おぉ・・・画像生成AIですね。
プロンプトに忠実に再現されているのに、こんなに出来上がりが
違うのかぁ。
私はGoogleの方が好きだけど、たろさんがイメージしているのとは
また違うんですね。
国産の画像生成ソフトが出来るといいのに。(もうあるのかな?)

投稿: ささみ | 2025年6月 3日 (火) 20時14分

ささみさん!

田植え直後はか細いので、こうしてきっちりと活着
してくれると一安心です(*^_^*)
もう少し経つと、例の『ドロオイムシ』の時期にな
るので、もっと頑張って成長してほしいかな。

温暖化の影響で、虫の被害も深刻になっていますの
で、とにかく健やかなるご成長を願うばかりです。

こちらでも、田植えの遅い家は昨日あたりまでかかっ
ていましたよ。 その差が最終的にどういう違いと
なるかも観察していきます。
ただ、今はこれまでのノウハウが通用しない気候な
ので来年の参考となるかは難しいところです。

ふっふっふ。 サクランボはまだまだ魅力あるフル
ーツのようですね。 出来は去年よりよさそうで、
園主も安心してました。
『紅秀峰』も味見しましたが、やっぱ美味しかった
よ~。

画像生成AIは、日本初もあるということで、それで
は平安時代の衣装もちょっとは作成できるようです
が、有料だったので断念。

まあ、無料でやろうとすれば、それなりの制約があ
るので仕方ないですね。
おお、Googleの方が前景が入ったりして、よりアー
トしてますね。

私はこうしてあーしてあーなる・・・とイメージしてい
ましたよ(ってもわかりませんねえ(;^_^A)

投稿: たろ | 2025年6月 3日 (火) 21時26分

こんにちは。
稲がすくすくと育っていますね。
一列に整然と並んだ小さな稲たち、美しいです♪
朝晩の水のチェックも、欠かせないんですね。
たろさんの愛情は、おいしいお米の栄養です~。

サクランボ、これまた赤い宝石です。
屋根がかかって、サクランボもとても大事に育てられています。
そうそう、大型バスからの大勢のお客のサクランボ狩りは木や園を痛めそうです!!
あ~、サクランボ、食べたい♪
届かないかな~(^_-)-☆

投稿: ミイかあさん | 2025年6月 4日 (水) 15時31分

ミイかあさん!

これから気温が上がるそうなので、ガンガン成長して
いくはずです。
とにかく元気に育って、虫や病気に耐えるしっかりし
た稲になってもらわないとね(*^_^*)

水のチェックは、美味しい米作りの基本ですね。毎日
の努力が実を結んでくれることを願っているので、ミ
イかあさんも応援してね!

サクランボも、明日からの高温の予報で熟してくるの
が早くなるでしょう。
そうなると収穫が忙しくなるので大変ですよ。

サクランボ狩りは、いろいろと困ったちゃんの来園者
もいたので、やらないと気が楽ですね( ´∀` )
普通、木によじ登って記念写真撮らないよね~。

ふっふっふ、あげないよー。 あー、おいし! もう
食えない~。

投稿: たろ | 2025年6月 4日 (水) 20時15分

こんばんは♪

青々と元気に育っていて 何よりです。
青々と・・・
昔々、日本の色の名に「緑」という言葉は無かったそうです。
緑も全部青のうち。母が日本刺繡をやって居て、緑の糸にも
色々な緑色があるので、深緑、若草色、若竹色。。。紺色でも
鉄紺、ナス紺などと表現。  朱赤のことをとき色(絶滅危惧種の朱鷺(とき)の羽の色)などと言って私には??でしが、
何とあるデパートの入社試験に、昔の色の呼び方が出たとか。
信号機の緑を、青信号と今でも言いますよね~(*´˘`*)
余計な雑談でした~(*>∀<*)

テレビで、山梨県のサクランボ農家さんのニュースを見て、
綺麗な実がたわわに実り、収穫の最中でした。
きっと、たろさんはお手伝いに行っているかも・・・?と
思ってましたら、やっぱりでした。昨年は変形の双子ちゃんが
多かったですが、今年はどうでしょうか?
転倒に並ぶのももう直ぐですね。楽しみにしてます。

投稿: hana | 2025年6月 5日 (木) 00時44分

hanaさん!

昨日から暑さが戻ったというか、ちょっと暑くなりすぎ
だけど、これで稲の生長も加速してくると思います。
これぞ青々ですね(*^_^*)

おお、色について詳しい説明をありがとうございます。
昔から日本人は色に敏感で、平安時代の十二単のような
重ね着の色合いも、その時期に合わせたようですね。
そして、センスを競い合ったと・・・。
できる女性のステータスでもあったそうですね。

デパートで、色の呼び名が入社試験に・・・。 お客さん
にも『できる』人がいるので、は?とならないように
でしょうか?

サクランボは、去年よりは作柄はいいようですが、色が
のらない・・・つまり真っ赤にならないのが多いです。
低温になったりと、不安定な気候もあるのでしょう。

お米もそうですが、なにしろいろいろな作物が作りにく
くなっていることは確かです。

双子ちゃんは、去年ほど多くないけれど、その代わり
三つ子ちゃんを見つけました( ´∀` )

投稿: たろ | 2025年6月 5日 (木) 22時06分

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