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2024年8月25日 (日)

晴れ 時々 ゲリラ豪雨

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 酷暑、カメムシの大発生、線状降水帯の発生など様々なイベント?を乗り越え、ようやく収穫への道が開けてきました。 田んぼの水を止める(給水をやめる)ところが増えてくると、棚田は一気にイエローになってきます。

 なんやかや言っても『実りの季節』なのですな。

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 こうして見ると豊かな実りのようですが、よくみるとやはり色が悪いというか出来が今一つ。

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 こんな異常な暑さだった(まだ継続中)もの、何かの不具合が発生しないほうがおかしいと言えます。

 

 さて、この時期にとどめを刺されるのが、大雨。 頭を垂れている稲穂はただでさえ重いのに、強い雨では一気に倒伏してしまいます。

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 ・・・と言っているそばからもくもくと雲が沸き上がり、激しい音を立てて雨が降り始めました。 透き通るような青空がところどころに見えているのに、この雨はなんだ~!

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 いくつかの水たまりを残して、ゲリラ豪雨は30分ほどで去っていきました。 途端に晴れ間が見えてあっちい!

 うーん、田んぼは大丈夫であろうか・・・。 一応私の田んぼは倒伏を免れましたが、よそでは何か所か倒れています。 まあ倒伏しても田んぼに水が張っていなければいいのですが、長時間水に浸かっていると実った米から再び芽を出してしまうという厄介なことも起こります。

 ただでさえ高品質が望めない今年のお米なので、これ以上の品質低下は困りますねえ。

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 不思議なことに、今年は『ホシクサ』が多いのですよ。 地面に星が散らばって輝いているように見えるから『星草』だとは思いますが、数ある田んぼの雑草のなかで美しいと思える雑草のひとつです。

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 さて、台風が接近しています。 どんな爪痕を残していくのだろうかと、心配でもある実りの季節です。

 

 

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2024年8月17日 (土)

不作の予感・・・

 【不作の予感・・・】

 こちらでは台風の影響はほとんどありませんでしたが、体温を超える気温はあいかわらず続いています。 例年ならお盆が過ぎれば風が変わるというか秋の香りが漂ってくるのですが、今年はどうなるんでしょうねえ。

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 猛暑のため、稲が恐ろしいほどのスピードで成長し、すでに穂を垂れています。 うーん、なんかイヤな予感しかしませんね。

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 予感通り、実りの様子が変です。 まず色が悪い・・・。

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 白っぽいのは、こちらでは『しいな』と言って中がスカスカなのです。 うーん、まず間違いなく不作の秋になるでしょうね。 収穫がどのくらいになるでしょうか? 

 私のちょっとくたびれている頭脳のコンピューターでは、去年の半分近くなるという計算が出ています。

 ・・・というか、こんな状況の年は初めてなのですよ。

 今まで、出来が今一つだなあと思ってた年も、これほどの見た目の悪い実りは初めてなのですな・・・。

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 そして順調なのは、田んぼ最大の雑草の『ヒエ』 除草剤を使っていないので生え放題です。 実りの時期と共に顔を出し、稲よりも目立ってくるのです。

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 もう、何百株抜いたんかなあ・・・。 抜いても抜いても生えてくる、その強力な生命力にはある意味、畏敬の念を感じますな。 そう、きっちり育って欲しいものは育たず、余計なものは元気いっぱい・・・。

 世の中、うまくいかないものですね。

 

 【新盆も終わって】

 実家の父が亡くなり、初めてのお盆。 こちらでは『新盆(にいぼん)』と言いますが、『初盆』というところもあると聞いて、ちょっとした驚きも感じています。

 へえ、やはり日本も広いもんですな。

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 で、ここではナスブタ・・・ではなくナスの牛と、キュウリの馬を作って備えます。 ご先祖様に、家にくるときは馬に乗って早く来てもらい、帰りは牛に乗ってゆっくり帰ってくださいという意味のようです。

 しかし畑で採れたナスが巨大化してしまっていて、どう見てもブタですなこれは。

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 また、ここは田舎でもあるのでお盆の飾りつけも半端なく丁寧?なんです。

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 その飾りの中で気になるのは、この巨大なホオズキ。 この種を取っておいて畑に撒きましたが、育っても普通の大きさ。 うーん、巨大化にはなにか秘訣があるに違いありません。

 肥料? 環境? 来年はいろいろ試して巨大なホオズキを作ってみたいです。

 

 【アサガオの棚】

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 田んぼの隣の作業場に作ったアサガオの棚。 ほっかりと花を付け始めました。

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 なんか、優しい色。 これは少し前の様子で、今は次から次へといろんな色の花が咲いています。

 

 この異常ともいえる今年の気温。 お米の十分な収穫の望めない予感の中、ちょっぴり爽やかな気持ちになるアサガオでした。

 

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2024年8月 8日 (木)

空からの贈り物

 【空からの贈り物 よろしいこと編】

 天気予報では夕刻辺りから雨の予報。

 でも午後になっても降りそうな気配もなさそうだし、また最初から余程の荒天でなければ決行ということでしたので、予定通り開催されました。

 何がって? それは・・・花火大会です。

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 ここらでは有名な『神明の花火』で、かなり規模の大きい花火大会です。 神明は『しんめい』と読み、感染症蔓延による中止を経て去年は縮小開催、そして今年は完全復活ということです。

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 途中メッセージ付き花火というイベントがあり、個人単位で打ち上げ(単発?)を申し込むことができます。 だいたいプロポーズが多いのではないでしょうか?

 今回はなかなかその花火が上がらないというハプニングがあり、かなり間が開いた時間がありました。 『なんかあったのかねえ・・・』なんてみんなでヒソヒソしてましたが、ほんとに何が合ったのでしょう? 知りたーい。

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 大会の途中、空がピカピカしていましたが、グランドフィナーレとなってついに雨が落ち始めました。 あー、あのメッセージ付き花火のハプニングがなければ降る前に終わったのになあ。

 ま、とにかくそのグランドフィナーレだけは雨にも負けず動画を撮りましたので、よろしかったらご覧くださいね。

 

 【空からの贈り物 よろしくないこと編】

 さて、花火大会最後から降り始めた雨。 直にやむのかなあ、なんて思っていたらとんでもない。 ぐんぐんと激しさを増し、ついに線状降水帯が発生。 

 スマホが一斉に警戒アラートを発し、ぷいわんぷいわんと賑やかに・・・。 土砂災害の危険を知らせたのです。

 田んぼがヤバい。 土砂降りの中、田んぼの給水を止めにいきましたが、すでに水は溢れて恐ろしい勢いで流れています。 しかし、これ以上は暗くて危ないので明るくなるのを待つことにします。

 

 翌朝・・・。

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 軽トラの荷台に積んであったバケツに並々と溜まっている雨。 猛烈な雨は1時間ほどだったのに、この降水量は何?

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 そして危惧した通り、道路が冠水。

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 土砂が水路を塞いで道に溢れているのです。

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 法面が削れてえらいこっちゃ~! です。

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 わお、これはヤバい! こちらでは田んぼに土砂が入り込んでいます。 ああ、いかんぞこれは! 午前中いっぱいかけてなんとか取り除きました。

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 手が付けられないのはここ。 電気柵の下をくぐる水路は、恐ろしいほどの土砂が・・・。 ここはさすがに地域の役員に知らせて、対応を待つことにしました。

 

 はあ・・・。 一晩のうちに空からの贈り物が二つ。 こっちの贈り物はいらないよー。

 

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2024年8月 1日 (木)

早すぎる実り・・・

 連日の酷暑に毎日汗が怒涛のように流れ、その分水分をぐびぐび補給するので、体中の水分のすべてが頻繁に入れ替わっているんじゃないかと思います。 それを健康的と見るか、体力の消耗と見るかは難しいところですな。

 でも、私はへそ曲がりなので午前中は草刈りや草取りをして水分の循環を良くするとともに、体力の限界というか気力の限界を見極めてみたい・・・なんて気持ちもあります(;^_^A

 体温より高い気温の環境の中に、ずーっといたらどうなんるんでしょうかね~。

 

 【早すぎる実り】

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 取水口付近は冷たい水が入るので育ちが遅く、それから遠いところは水温が異常に上昇して逆に育ちが早いので、なんか稲の高さが均一でない、斜めった田んぼになってます。

 この猛暑ではいろんな不具合が生じるのも仕方ありませんが、心配な事を述べてみますと・・・。

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 成長の早いところではもう、稲穂が垂れ下がってきています。 うわう、早すぎじゃあないれすか・・・。

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 猛暑の影響によるカメムシの大発生も深刻。 不良の穂ができることもあるし、米に汁を吸った跡が黒く点々と残るのです。

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 こうなると品質が落ちるどころではありません。 被害が大きいと商品として出せなくなるので、販売店から突っ返されることに・・・。 これがおとろしい・・・。

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 ま、カメムシにとっては楽園。 そんな人間の懸念などは気にせず、よろしくやっておる。 まったくもって、うらやまし・・・いや、けしからん!

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 これもあります。 そう『ヒエ』の発生。 草取りをせっせとしましたが、どうしても見逃しているのですね。 稲と株が重なっていると、こうして成長して実を付けるまで区別がつかないのです。

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 そうした『ステルスヒエ』が多い田んぼが、一枚あります。 なんでここだけ? 去年見逃していた種がこぼれていたのでしょうかね?

 まずいことに、今は稲穂の受粉の時期。 受粉の妨げになるので、田んぼに入ることは控えなくてならない大事な時です。 服で擦れて実が落下することもありますからね。

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 とりあえず、畦から手が届くところだけ抜いておきました。 はやく田んぼに入って残りを抜きたいけれど、我慢の時です。

 農薬を極力控えるということは、聞こえはいいけどこうした人力を伴う作業が増えるということです。 除草剤、殺虫剤を控える分、手間が増すことになるのです。

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 あとは、こうした自然のサイクルを利用することだと思います。 殺虫剤を使わなければ小さな虫が住み、それを食べるためにトンボが来る。 そしてトンボやカメムシを食べるために鳥が来る・・・なんて事ですかね。

 カエルもカメムシを食べてくれるようなことが載っているので、少しは当てにしていいのでしょうか。

 田んぼフレンズにも、期待したいところです。

 

 【南国気分とはちょい違うかも】

 育てている南国フルーツの『ジャボチカバ』 今年の猛暑はどんとこい! なんでしょうかね?

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 気色悪いほど実を付けています。 もうギュウギュウ詰めですな。

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 『幹生花』と言って幹に直接花を付けるので、必然的に幹に実がなります。 うーん、南国情緒あふれる・・・かなあ? それよりも南国のジャングルで生きる『したたかさ』なんか感じてしまいそう。

 

 【夜の舞踏会 その2】

 次から次へと開花している、畑のカラスウリ。 雌雄異株の、お洒落な花でございます。

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 前回の記事では雄花を載せましたので、今回は雌花です。

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 紫外線を当てても、花粉がないので発光はしません。 では、夜の花粉の媒介者である昆虫は、どうやって見つけるのでしょうか?

 それは多分『香り』だと思います。 ユリに似た甘い匂いがするのです。 少々鼻の効かない私にも感じられるので、昆虫にとっては容易に発見できるのではないでしょうか。

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 さて、雄花との違いはこの中心部分。 雌しべが3つ。 前回記事の雄花と比較してみてくださいね。

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 雌花の元が膨らんで、実になってきました。 苦くてあまり食されることはないということですが、私が体を張って試食してみます。

 あと、開花の様子をタイムラプスでも撮影しています。 開花から実が熟すまでの時間経過を動画にもしますので、秋までお待ちくださいね。

 

 【大作になりました】

 6月~7月中旬ごろまでに撮りためた蛍の動画。 ようやく編集が終わりましたので、Youtubeにアップしました。 今回は『平安時代』を絡めて編集してあります。

 平安時代に書かれた蛍に関する記述、和歌などを載せてあります。 何やら凝ってしまったので、10分を超える大作に(私としては)なってしまいました。

 ほんとは『Unity』というアプリケーションを使ってCGを作りたかったけれど、難解&勉強不足で断念。 仕方なく手書きイラストでごまかしました。 そのイラストも、私の画力の無さを露呈したレベルですが、お楽しみいただけたら幸いです。

 

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