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2024年4月22日 (月)

『せぎあげ』で、水も勢いよく

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 野良仕事をしないともったいないような良い天気が続きます。 ま、曇りの日もあるけれど、まあまあの空模様ではありますな。

 稲作の準備はどんどん進み、田植えはやはりGWあたりになるでしょうか・・・。

 

 【『せぎあげ』の日】

 日曜日に恒例の『せぎあげ』が行われました。 いわゆる河川清掃なのですが、一般的に想像する河川とはかけ離れているのが我が村の河川。

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 なんたって、登山道のようなところに水を流すのです。

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 山野草もチラホラ・・・。 以前は至る所にイカリソウが見られましたが、近年めっきり減ってきています。 それだけ山が荒れているのでしょうか。

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 ヒトリシズカも、ポツンと咲いています。 この花もあまり見かけなくなったなあ。

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 ありゃ、倒木が流れを止めています。

 『おー、こりゃすんごいなあ』

 『みんなで引っ張り上げりゃあ、どうにか・・・ならんか』

 『んだ、見なかったことにすべえ』

 ま、枝などをできるだけ取り除いてよしとしました。

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 お、サルノコシカケがいっぱい。 お尻の小さなお猿さんしか腰掛けられなさそうだけど、ユニークですな。

 とにかく無事『せぎあげ』が終わり、勢いよく水が流れるようになりました。 田んぼに水が張られるのもあと少しです。

 

 【天空の田んぼ ラピュ田】

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 ハウスの苗も、すっかり成長してキレイな緑色になりました。 いやあ、早いですね。 先日『モミまき』したばかりのような気がしますが、稲の成長速度は驚くものがあります。

 

 さて、お待ちかね・・・?

 ここまでの稲作の様子を動画にしましたので、よろしかったらご覧ください。 その名も『天空の田んぼ ラピュ田』、第一部です。

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2024年4月18日 (木)

ちゃくちゃくと稲作準備

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 初夏のような陽気が続いておりましたが、本日は曇り・・・。 お日様が見えないとぐっと気温が下がるけれど、この季節はこれが普通なのでしょうね。

 さて、稲作に向けてのいろいろな作業が詰まってきています。 今度の日曜日はいよいよ『せぎあげ』と呼ばれる河川清掃です。 この日を境に、水路を勢いよく水が流れるようになります。

 

 【育苗器からハウスへ・・・】

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 『モミまき』から5日後。

 こもっていた蒸気で、カメラのレンズが曇ってしまいます。 すでに幼苗は長く伸び、頭がくっつきそう。 こりゃ、もう苗床に移動させないとなあ・・・。

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 小さな水滴が、幼苗を飾っています。 キラキラ☆彡

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 ハウスに運んで並べると、ようやく苗らしい姿に。 ブルーシートに水を2cmほど溜めてあるので、反射してキレイですなあ。

 育苗器の中の場所によってビミョーに発芽速度が変わりますので、今のところ色にムラがあります。 でも、直に元気な緑色になっていくでしょう。

 ただ、このところの日差しで気を付けていないとハウス内が高温になってしまいます。 この日もサイドを開けて熱がこもらないようにしました。 苗は高温状態にさらされると『焼け』を起こしてヘタすると枯れてしまいますからね。

 順調に育ってくれれば、ゴールデンウィークには田植えになるでしょう。

 

 【お得でありがたい?】

 いまだに植木屋さんのお手伝いの呪縛から逃れられていません。 この日も『松の手入れがあるから頼むわ』ということで、Y邸へ。

 そういえば、この家の松の木には面白いものがあったぞ。

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 そう、『ヤドリギ』なんですな。 松にヤドリギが生えているなんてのは今まで見た事がないので、この家に来るのは半分楽しみでもあります。

 なんか、でっかくなってるなあ・・・。 あ、実がなってる!

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 なんとなくグミを連想させる可愛らしい実です。

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 大きさは5mmくらいでしょうか。

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 家に持って帰り、さっそく調べてみます。 赤い実はすぐに割れ、中からヌルっとした中身が現れます。 白いイクラのようですが、このヌルっとしたものはかなりの粘着力があってくっ付きます。

 鳥が実を食べて種を排泄したときに、このネバネバで宿り主の木にくっ付くのですな。

 さて、肝心のお味の方は・・・。

 『あ、ほんのり甘い♡』

 ふーむ、なんせ量がないので味わうほどではありませんが、フルーティーな香りがします。 どちらかと言えば、トロピカルフルーツのようかも。

 もっとたくさんあればはっきりとわかるのですが、何か宿主の木を見つけて種を付けてみようかな。

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 ちなみに種はこんなんでした。

 

 松は日本のお正月の飾りに、ヤドリギ(セイヨウヤドリギ)は欧州のクリスマスの飾りになります。 この『松にヤドリギ』の組み合わせは、お得でありがたいようでありますな。

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2024年4月11日 (木)

山へお帰り・・・

 先日まで天気の悪さがウソのよう・・・。 お日様が顔を覗かせると一気に気温があがり、野良仕事では汗が流れるほどに。 でも、日陰に入るとひんやりするから空気は冷たいんだよなー。

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 でも、あちらこちらで花盛り。 足元には目が覚めるような色彩の花たちが、ぽんぽんと咲いています。

 

 【『花より田んぼ』 モミまき編】

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 さあさあ稲作のイベントのひとつ、『モミまき』です。 ここらの言葉なのかなあ? 他の地域ではどう言うのかわかりませんが、とにかくモミを育苗箱に撒く作業なのです。

 ここで登場する器械は『ばらまき機』・・・いわゆる『播種器』ですな。 レーンに育苗箱を流し、ハンドルをグルグルすればモミや培土を撒いていってくれるのです。

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 育苗箱にはあらかじめ薄いシートとマットと呼ばれるスポンジ状のものが敷いてあります。 シートは苗の根が育苗箱の細かい穴に絡みつかないようにするもので、マットは土の代用となると同時に田植えの時に崩れないようにする役目もあります。

 うちの『ばらまき機』はホッパが2つあり、本来ならモミまきと覆土が一回でできるのですが、確認も兼ねて別々に行っています。

 まずはモミまきから。 ほっほ、今回はメンテナンスをしてパーツを一新してありますので、調子はよかよかです。

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 育苗箱は40枚作ります。 撒きムラがないか、ざっと点検。

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 つぎに『覆土』 培土と言われる土を、上から被せていきます。

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 そして育苗箱を育苗器へセットします。

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 保温シートをかぶせ、スイッチオン! 温度管理は電子サーモがやってくれるので、あとは発芽まで待つのみです。 あ、複合蒸気ヒーターなので、水切れにも注意しないとね。

 

 【山へお帰り】

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 モミまき作業のあとは、ビニールハウス作り。 育苗器で発芽&ある程度成長させたあと、ここへ移動して田植えに適する大きさになるまで育てます。

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 風で飛ばされないように、マイカ線も使いしっかり固定します。 なんかここから見ていたら、『風の谷のナウシカ』の王蟲のよう。

 『山へお帰り・・・、王蟲』 うひょー!

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 なんて遊びながらいろいろとしていたら、夕刻になってしまいました。 畑の一画を花畑にしてあるのですが、今そこはチューリップが満開。

 撮ろう撮ろうと思っていたけど、結局夕方になって閉じてしまいました。 ありゃあ・・・。

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2024年4月 8日 (月)

稚児行列

 【まだまだ不安定な天気】

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 からっと晴れ、気持ちもアガるお天気が続きません。 週間天気予報に傘マークが顔を出さない日は、まだないんじゃないかな? しかし晴れれば植木屋さんのお手伝いに声がかかる状況で、さすがにまいったなあ。

 それでも心を鬼にして、植木屋さんのお手伝いは今週までと決めました。 稲作準備に腰を据えないとヤバいからねえ・・・。

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 付き合いも大切だけど、作物は時節というものがあるもんね。

 

 【稚児行列】

 さて今年から2年間、お寺の檀家総代(ここの地域の)になってしまいました。 ホントならもっとお年を召した恰幅のよい方が適任なのだけど、そんなお年寄りもいなくなってしまい、仕方なく順番制となってしまいました。

 んで、『お千部』という大きな行事が5年ぶりに復活することとなりました。 今まで感染症蔓延の影響で中止されていたのですな。 なんで、私の時に復活するんじゃい? という気持ちもありますが、それはまあ仕方ありませんな。

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 ここのお寺は観光バスも来るサクラの名所ということもあり、境内には見事なサクラが何本もあります。 今年は気温の低い日が多かったので、お千部の日まで満開を保っていました。

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 私は混んでいるところは苦手なのでサクラの時期はここに来ませんが、確かに見事だわい。

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 ・・・って、いかんいかん。 花見に来たわけではありません。

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 お千部には『稚児行列』があり、子供たちが着飾って境内に入ってきます。 ここらには子供がほとんどいないけど、住人の縁者関係もあり、9人が揃ってくれました。

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 なんか、『お稚児さん』を見るのも久しぶりだなあ。

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 やっぱり、小さな子供は可愛いのう・・・。

 地域には『お稚児さん』どころか、『落ち武者さん』のような年寄りしかいないので、目が覚める思いじゃわい。

 

 【田んぼの目覚め】

 午後2時過ぎにお千部が無事終わり、そのあと総会と宴会があるというのですが、ありがたくご遠慮いたしました。 このいい天気に田んぼ仕事をしないのはもったいないですからねえ。

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 まずは育苗期の試運転。 水を張り、問題なく設定温度まで上がるかの確認をします。 育苗箱をセットしたあと調子が悪いでは、話になりませんからね。

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 そのあとは、田んぼの『くろ』をミニ耕運機で耕起します。 『くろ』とはここらの方言でしょうか、とにかく『端っこ』のことを指します。 トラクターではこういうギリギリの隅は耕せませんので、ミニ耕運機を使います。

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 畦はタンポポが咲き誇ってキレイだなあ・・・。 私は除草剤はキライで使いませんので、こうして雑草類が蔓延ってしまうのですね。 ま、タンポポはキレイだから許そう。

 

 ♡サービスのムフフショットは、掲載期間終了のため削除しますた♡

 

 【雑草との闘いも始まります】

 暖かくなると一気に元気になる雑草たち。

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 でも、春は地面を覆う背の低い雑草なのでまだマシ。 そのうち上へ伸びる雑草と変わっていくので、だんだん除草が大変になってきます。

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 草の上は気持ちいいよね。 しっかしお前、太ったなあ・・・。

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2024年4月 3日 (水)

Peer Gynt -Morning Mood-

 【Morning Mood】

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 晴れの日がなかなか続きません。 いよいよ稲作が始まるのでその用意がいろいろとあるんだけど、雨ではできる作業が限られてしまいます。 

 でも、この日の朝はちょっと神秘的です。 こんな朝は、脳裏にある音楽が流れるのですな。 チャララ ラララ チャララ ラララ チャララ チャララ チャラララ・・・♪ (よくわかりませんな)

 そう、ペールギュントの朝なのです。 誰もが一度は聴いたことのあるクラシックだと思います。

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 神々しささえ感じるわんちゃんの雄姿・・・。

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 少しオレンジがかった朝の光に伸びる、二人の影もまたいとおかし。

 

 【いきなり桃源郷】

 ここ2,3日は初夏を思わせるような気温となり、周囲の果樹が一斉に花開いた感があります。

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 スモモばかりでなく、モモのピンクも視界に広がるようになりました。

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 真っ白なスモモもいいですが、ピンクの桃の花はインパクト大。

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 まさに『桃源郷』となります。

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 白とピンクのコントラストもまた美し・・・。

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 うちの果樹畑のスモモ・・・『貴陽』も、8分咲き。 次の日は天気が悪いとの予報なので、受粉作業を済ましちゃえ。

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 ホレホレ、パフパフ・・・いや~ん。 ではなく、さささっとやっていきます。

 

 【肥料まきまき】

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 まだ、植木屋さんのお手伝いを逃げられず、天気も不安定なのでできるときにできることをしていきます。 ・・・ということで、夕刻から肥料撒きを行いました。

 まだ肥料を撒くには早いとは思いますが、あとでバタバタ慌ててするのもいやだもんね。

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 地味ではありますが、今年の稲作の大切な作業。 黄砂の影響で鼻水を垂らしながらはツラいのう・・・。

 

 【稲作のスタートに向けて】

 肥料を撒いた後、トラクターで耕運をします。

 さて、いよいよ稲作スタート。 今年は稲作の作業の様子を、いつ以上に載せていく予定なので、よろしくお願いしまーす。

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