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2024年3月28日 (木)

花冷え

 【花冷え】

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 スモモの産地では、白い花が至る所で咲き誇っています。 でも、果樹の花の時期になったかと思えば、いきなり寒さが戻りまるで冬のような気温になる日も。

 こうなるとタイミングによっては花が傷んでしまい、収穫に影響してくることと思います。 うーん、今年の果樹生産はどうなるかな~。

 

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 晴れ、雨、曇りと日替わりで天気が変わります。

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 日の出はキレイだったけれど、この日は結局曇りの一日で夕刻からは雪が降りだしました。

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 やっぱり翌朝は雪景色。

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 まあ、この時期の雪はすぐに溶けてしまうのですが、寒いことは寒い!

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 その翌日は濃い霧の朝・・・。

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 なんか、天気の悪い日が続きますねえ。

 

 【花粉の保存】

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 ようやくキレイに晴れ上がり、青空となりました。 これはサクラのように見えるけど、『ハリウッド』という早生品種のスモモの樹です。

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 スモモの品種にもよりますが(スモモに限りませんが)、『自家不和合性』といって自分自身の花粉では受粉しないメカニズムがあります。 そのために、早咲きのハリウッドを受粉樹として花粉を利用するのですな。

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 うちのスモモの樹は、標高が高いところにあるのでまだ固い蕾。 なのでハリウッドの花粉を保存しておかないとなりません。

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 可哀そうですが、枝をしごいて花をばらばらと落とし紙袋に集めます。

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 こうしておくと花粉が下に溜まります。

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 目的のスモモの花が咲いたら、この『高級毛ばたき』で人工授粉をするのです。 さささのほいほい! ちょい、イメージトレーニング(^^ゞ

 

 【最後の出荷】

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 作ったお米の、ある程度まとまった販売先は『古民家カフェ』、『まちの駅』です。 この度『まちの駅』から連絡があり、あるお客さんから美味しいのでここの生産者から追加購入したいとのこと。

 そう言われると嬉しいけれど、もうモノが少ない・・・。 たぶんこれが『まちの駅』に出す最後のお米になるかな。

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 ラベルは自作。 何しろ目立つようにも作ってありますー。

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2024年3月22日 (金)

マジックアワー

 ここんとこ季節が逆行して、冬のような寒さが戻っています。 オマケに地震は多いし、なんだろねえ・・・。

 ううっ、私は今も『なんちゃって植木屋さん』から抜け出せません。 街路樹の手入れが終わってやれ解放だ~! って思っていたら、甘かった。

 悪天が多くて延び延びになっていた個人宅の庭木の手入れが、怒涛の如く詰まっているとのこと。 ほひ~! 私もそろそろ稲作の準備に入らないとならないので、脱出したいんだけど・・・。

 修行僧のごとく寒風に吹かれ、花粉の洗礼を浴び、鼻水を垂らしながら天を仰ぐ・・・。 タ・ス・ケ・テ~!

 

 【マジックアワー】

 私の起床時間は一年中5:30。 布団を畳んで着替え、わんちゃんとの散歩に出かけます。 冬はもちろん辺りは真っ暗だけど、今は日の出の少し前なのでかなり空が明るくなっています。

 天気の良い朝はそれなりの景色ですが、この頃の悪天で意外とステキな朝の風景が見られるのですな。

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 空気に薄いベールがかかっているように、遠景が霞んでいます。

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 そのうち太陽が顔をだしてきましたが、眩しくなーい。

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 お日様がこうはっきり見えるのは、ふだんあまりないかも。

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 こんな朝もいいもんだね。

 

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 こちらは晴れた日の日中。 雪がしょっちゅう降っているので真っ白な富士山です。

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 日中の日差しはあったかいね。

 

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 次の日はまた天気が悪い・・・。 この木は桜の木で、私の畑にあるのですよ。 なかなかフォトジェニックなので、切らずにいます。

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 強烈な太陽の光が、わりと厚い雲の間から滲んでいます。

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 こんな時は『天使の階段』がでるかな・・・出た。

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 周囲がオレンジに染まり、ふたり(一人と一匹?)の長い影が田んぼに映ります。

 

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 あんら、次の日は色彩が乏しいぞ。

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 それもそのはず、雪がちらちら舞っているのです。 わんちゃんの黒い背中にも、ぽつぽつと雪がくっ付きます。

 日替わりの朝の風景。 まさにマジックアワーとはよく言ったものです。

 

 【ポン・ブルックス彗星 その2】

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 うーん、なかなか明るくならないというか、尾を引きませんな。 性能の良い望遠鏡で見ればしっかり尾が流れているんだけど、私のカメラでは今一つはっきりしません。

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 それでも、徐々に光度を増してきているので、尾も期待できそうです。 でも、彗星はこれから4等星台になるけれど、夕刻の空が明るくなるのでそのバランスが問題となります。

 宇宙のロマンはモノは言わないけれど、ハートにぐっさりと刺さるパワーがありまする。 これだから星空観察はやめられまへんなあ・・・。

 

 【おまけ】

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 布団をとられた! 最近、夜が冷え込みますねえ・・・。

 

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2024年3月15日 (金)

モミジバフウの並木

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 ようやく日差しが降り注ぐ好天が続くようになりましたが、代わりに花粉がドバドバ舞い始めたようです。 うーん・・・、毎年のイベントとはいえ、花粉アレルギーはツラいでござる。

 うへっくしょい! ( >д<)、;'.・

 

 【モミジバフウの並木】

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 さてさて、ずーっと続いている、植木屋さんのお手伝い。 街路樹の手入れは、モミジバフウの並木に変わりました。 雪を蓄えている山をバックにボワボワ伸びている街路樹をキレイにしていきます。

 モミジバフウは紅葉が美しいのでよく街路樹に見られますが、放っておくとすぐに巨大化してしまいます。 秋には、リースの良い飾りにもなるユニークな実を付けます。

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 いつぞやも載せましたが、こんな実です。 しかし、今年は実を付けている樹がなくて残念。 手入れをしないほうが実付きはいいんだけど、そうもいきません。 ほんとは一本くらい手つかずに残しておきたいものだけど、市からの依頼だからね。

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 こんな感じでキレイにしていきます。 枝を少し残すのは、成長エネルギーをそこに集約させて次回の手入れを楽にするためです。 『げんこつ』と言って丸坊主にしてしまうと、細い枝が密集して生え、剪定作業が大変になります。

 何十、いや何百本やったんだろう・・・何日もかけ、へとへとになる頃ようやく街路樹の手入れは終わりました。

 わーい、これで自由になれますゾ。 途中、事故などのアクシデントがあったけど、何とか終えることができて嬉しいなあ。

 

 【ねじねじの木】

 このモミジバフウの並木の両側には、果樹畑が広がっています。 モモやスモモが多いかな?

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 これは『スモモ』の木。 かなりの年数を経ています。

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 このネジネジがすごい! スモモの木は年齢を重ねてくると、こうして幹がねじれてくるのです。 自然は無駄なものは作らないので、どんな意味があるのか実に不思議だなあ・・・。

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 今にも弾けそうな膨らんだ蕾。 スモモの蕾は、明るい緑色のガクに包まれているので、遠目には黄色く見えます。

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 こちらはスモモの受粉樹につかわれる『ハリウッド』という種類。 もう花が咲いていました。 こちらは花も葉も赤く、さらに赤い実がなります。

 でも、あくまでも受粉樹としての役割なので、その実を食べることはないです。 貴陽などの品種は、こうした受粉樹がないと実を付けないので、陰の主役ということかも。

 ここ近辺の果樹園は、スモモの開花から始まりモモへと繋いでいくのです。

 

 【ポン・ブルックス彗星】

 今、70年位に一度の周期でやってくる『ポン・ブルックス彗星』が見頃です。 記事によっては『ポン・ブルックス彗星』または『ポンス・ブルックス彗星』と表記されてますが、『Pons』の『s』を発音するのかしないのかの違いですね。 『s』は鼻に抜ける音なので、人によって明瞭か明瞭でないかの差異かな?

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 夕刻19時頃、北西の空の低い位置にあります。 あいにく今は月が出ているので見難いけれど、写真にはなんとか写ってました。

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 青っぽいぼやけた星がそうです。 微妙に尾を引いているように見えますね。 これからもう少し明るく(4等星台)なってきますが、日が長くなっているので空が明るいうちに沈んでしまうことになります。

 条件がよければ肉眼でも見られるそうなので、夕刻に外に出る機会があったら探してみるのもいいかもしれません。

 また、シミュレーションでは4月上旬までは観察できるはずなので、なんとか美しく尾を引く姿を狙ってみたいと思います。

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2024年3月13日 (水)

白い誘惑

 【冬はなかなか去らず・・・】

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 これは先週の景色ですが、天気予報通り雪となりました。 晴れれば汗がにじむほどの日差しなのに、空気はキンキンに冷えているのでしょう、気温差の激しいこと。

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 ただ、春の雪だけあって水分が多くびちょびちょです。 不思議な模様を道路に残して、ちょっと別世界に迷い込んだよう。

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 日中はぽかぽか陽気で、雪は一日ですっかり溶けてしまいました。 窓際の暖かい場所に転がっているわんちゃんも、一緒に溶けそうです・・・。

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 そうそう・・・。 春の朝はやっぱりこういう景色なのですよ。 これからしばらくは天気になりそうです。

 

 【白い誘惑】

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 我が家では毎年お正月にお餅をついていたのですが、今年は私の怪我と葬儀が重なったため取りやめていました。 しかし、もち米などの準備が既にしてあるのと、それ以上に餅つきを楽しみにしていた甥っ子、姪っ子のリクエストにお応えして行うことにしたのです。

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 庭にテーブルとイスをセットして、準備万端。 さあ、力持ちどもよ、いつでもおいで!

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 私はお餅をこねる役なので、つき手は甥っ子たち。 白いお餅2つと豆餅2つで、合計4臼つくことにしました。

 やっぱりつきたてのお餅は美味しいねえ・・・。

 

 【ブドウ畑のお手伝いは終了】

 地元の協力を得て、ブドウ畑へ苗を植える作業は無事終える事ができました。 とは言っても私は植木屋さんのお手伝いがあるので、こちらのお手伝いは一日だけですが・・・。

 その様子がワイン業者の動画にアップされていますので、よろしかったらご覧ください。

 私は、冒頭のわずが0.5秒だけ登場(;^_^A

 『やっぱり外は気持ちいいですよ』と言っているいかにも怪しい男です。 まあ、マスクにサングラス(花粉対策)をしているので、顔はほとんど写っていませんな。

  

 

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2024年3月 5日 (火)

変わる『ふるさと』

 【春の朝】

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 早朝のわんちゃんとの散歩の時刻は、もうすっかり明るくなっています。 東の空に浮かぶ月が、名残惜しそうに山陰に沈んでいくのを見ながら、富士山に向かって歩みを進めます。

 隣村にもわんちゃんをネコっ可愛がりしている人がいて、よく朝の散歩で出会います。 向こうは真っ白なメスのわんちゃんで、飼い主はいかついおっちゃんだけど、イヌはともかく可愛いんだよな。

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 最近、朝がやたらに冷え込んでいて、霜柱で地面が歪んでいます。 霜柱を踏む音も、まあ心地いいけどね。

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 散歩の折り返し地点あたりで、お日様が顔を出します。 今日もよい天気になるかな?

 

 【変わる『ふるさと』】

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 先日の日曜日は、ブドウの苗の植え付けのお手伝い。

 ワイン用のブドウを育てるのですが、その数は予定で6,000本。 地元の有志を含め、総勢14人で行いました。 こりゃ、マジ大変な作業です。

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 ラインを引き、1.5m間隔で穴を開けて苗を埋め込んでいきます。

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 上下を間違わないようにしながら植え込み、周囲に水鉢(雨水が溜まるよう、円形に土手を作ること)を作ります。

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 ここは以前は放棄地、もしくは放棄地に近い場所で近年は雑草が生い茂っていました。 この度、行政の協力も仰ぎながらワイン事業者が借り入れ、ブドウ畑にするのです。

 まあ、いつまでも放棄地のままでもよくないし、かといっていつかのようにキャンプ場を作るなどという悪しき計画が起こるのも困るので、こうして畑として活用するならばヨシとしないとね。

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 私が惚れ込んで移住したここの景観は、このようにどんどん変化していきます。 今後こうした新しい景観に、ますます人が集まるようになるでしょう。

 しかし人が集まると、必ず一定割合でマナーの悪い輩がくるのでそれがイヤなんだよなあ・・・。 コンビニで買ってきて食べた弁当のゴミを平気で捨てていくわ、畑に入り込んで作物を盗んでいくわ、赤ちゃんのオムツを投げ捨てていくわなどと、どういう教育を受けて育ったのか・・・という人間が必ずいるのです。

 ちょっと複雑な気持ちもありますが、時代が変われば人も景色も変わる・・・。 とはいうものの、私が元気なうちは、できるだけ自分なりに景観を維持していこうと思います。

 

 【デカマツくん】

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 悪天や先日の交通事故のため、街路樹の手入れがまだ終わりません。 おかげで私をなかなか解放してくれなくて困りますなあ・・・。 今日は休憩時間に道路沿いにあるお寺を覗いてみたら、巨大なクロマツが。

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 こりゃ凄い! 県の天然記念物に指定されていて、根回りが4.8mもあるそうな。 幹もよじれて、風格があります。

 一種の神格化も感じられ、こういう松の手入れなんかできたらなんか心も体も浄化されるかな?

 

 ・・・あや、雨が降ってきたよ~。 ということで、午前中で切り上げ。 また作業日程が伸びてしまう・・・。

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 雨は雪に変わり、辺りが白くなってきました。 この調子だと明日の朝は銀世界かも。

 

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2024年3月 1日 (金)

日替わり天気

 【日替わり天気】

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 『春はあけぼの・・・』清少納言が褒めたたえたように、春の朝は独特の情緒がありまする・・・。

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 わんちゃんとの早朝散歩の楽しみのひとつに、この明けゆく空の美しさがあります。 真冬の凛とした寒空も見ごたえがありますが、春先のなんか煙たいような空気も、またいいものです。

 寒い寒いと言っても、この時期では手がかじかんで感覚がなくなることもあまりないですしね。

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 やはり雲が少しはあったほうが、空の変化が楽しめます。

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 散歩中に、刻々と明るさが変化していく様を体で感じることができるのは贅沢な時間でもありますね。

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 今の季節は太陽の角度が真冬と違うので、真っ赤に染まる朝というのは見られません。

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 それでも、微妙な色合いに染まる空のキャンバスは、巨匠の描く絵画にも劣りません。

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 富士山に雲がかからずくっきり見える朝は、たいていよく晴れる一日となります。 窓越しのあたたかい日差しに、わんちゃんもぐっすり。

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 部屋飼いだと安心しきってしまうのか、爆睡モードです。

 

 あー、いい天気が続くなあ・・・と思っていたら。

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 みぞれ交じりの湿った朝。 濃霧で先がよく見えません。 まったく、晴れの日が続いたと思ったら突然雪に・・・。 なんだろねえ、この頃の天気は。

 

 【街路樹と野鳥】

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 植木屋さんの仕事も天気に左右され、仕事がたまりがち・・・。 ということで、街路樹の手入れのお手伝いをせっせとしております。

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 いつぞやの敷地と同じく、シラカシの木です。 何本もやっていると、さすがにハサミを扱う手がだるくなり、マメもできそう。

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 あ、やば! 鳩の巣を発見。 なんと、卵もあるではありませんか。 野鳥(卵やヒナも)は、鳥獣保護法で守られているので手を触れることができません。

 その近辺は手をつけずに残しておきますが、上の枝葉は手入れしてしまったのでちょっと日が当たるようになってしまいました。 すまんのう・・・。 親鳥が放棄しなければいいんだけど、どうにもできずにみんなでそっと見守ることにします。

 

 【高齢者問題に直面す】

 この日も、みんなで一生懸命作業していました。 街路樹の剪定組4名、片付け&掃除組4名の総勢8名。 私は木に登って、てっぺん辺りをチョキチョキしていた時。

 いきなり『ガシャーン!』と脚立の倒れる音がしたのです。 『え? 何々?』

 なんと高齢者の運転する車が、作業中の我々に向かって突っ込んできたのです。 しかも反対車線から(逆走ということになりますね)。

 脚立に乗って作業していたH君は足元をすくわれた形となり地面に落下し、飛ばされた脚立が片付けをしていたKさんを直撃。 2名が負傷する事態となり現場は大騒ぎに。

 救急車が駆けつけるわ、パトカーが何台も駆けつけるわでもう何が何やら・・・。

 幸い両名とも打撲で済みましたが、一歩間違えれば命に係わる事故でした。

 運転していた高齢者は、左手でなにか操作していて前を見ていなかったのとの事。 (左手に集中していたので、右手は無意識にハンドルを右に切っていたのに気づかず反対車線を走ったのでしょう)

 まったく勘弁してちょーよ!

 

 いずれ自分も高齢者となるので何とも言えない事ですが、事故を起こしてから後悔しても遅いということを、改めて考えてしまいますね。 また、ただでさえ人手不足なのに2名を欠くこととなり、怒りたい気持ちもあります。

 翌日ニュース欄には載らなかったけれど、逆に考えればニュースにならないくらいこういう事故があちこちで起きているという裏返しにもなり、ちょっと怖くもあります。

 

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