« 2023年9月 | トップページ | 2023年11月 »

2023年10月27日 (金)

オレンジ色の季節

 各地で雹が降るなど、かなり大気が不安定ですね。 異常気象の一言では片付けられない、地球の不気味な変化の一面をみる気がします。 大きな災害が起こらないといいですが、この先不安になりますな・・・。

9106

 

 【今年最後の田んぼ作業】

 なんとか平年通りの収穫で、終えることのできた田んぼたち。 いよいよ今年最後の作業となりました。 トラクターで耕運して土の天地返しを行うとともに、散らした藁を漉き込むことが目的です。

 あと、土の中の病原菌などを冬の寒さに晒して消毒するとも言われています。 耕せば、土が空気に触れる面積も増えますしね。

9117

 広がる青空の下・・・、日差しは強くすぐ汗ばんできます。 でも、空気は冷たいので日陰に入るとひんやり。

9107

 明るい色だった田んぼが、トラクターが通るとみるみる黒っぽくなっていくのは、ちと面白いかな。

9109

 確か去年は11月に入ってから作業した覚えがありますが、できるときにしておかないとタイミングを逃しかねないね。

9110

 不思議なことに、耕運したところに交尾中の赤とんぼが集まってきます。 水分を感じて、水辺のように認識しているんかな? 産卵する仕草をしているので、その仮説はもしかして正しいのかも?

 それにしても、たくさん集まってきます。

9108

 とにかくこの作業は、田んぼ1枚で約1時間かかります。 一生懸命やって、なんとか1日で終えることができました。 また、次週に持ち越すの面倒なのでよかったわい。

 

 【オレンジ色の季節】

9111

 はいはい、柿の季節でございます。

 つい先日は植木屋さんでしたが、次は干し柿作り職人さんに早変わり。

9112

 去年は大豊作だったので、やはり今年は控えめのようです。 成り年、不成り年がだいたい交互にくるので、なるべく平均化するよう剪定を行うのですが、なかなか難しいものです。

9113

 うーむ。 この柿は『大和百目』という種類ですが、なんかちっさ! 夏が高温になりすぎて成長が阻害された模様です。

9114

 初日は収穫・・・翌日は皮むき。 いつもの皮むきマシンの登場です。

9115

 むき残しがないか点検して、コンテナに詰めていきます。

9116

 女性陣がクリップを取り付け、吊るしていきます。 この様子が結構絵になるのですね。 昔は天日干しだったので、近所の家々がそれこそ壮観な眺めとなりました。 風物詩がひとつ消えてしまい、寂しい限りです。

 

 【あてずっぽうの いい加減】

 このところ、『生成AI』というキーワードのない日はないような気がします。 とにかくAI流行といえばそうでしょうか。 現在、時代の先端を行く技術なのですね。

 まあ、私のAIは題名のごとく『A・・・あてずっぽうの I・・・いい加減』で結構と思うのですが、ちょっと試してみることにしました。

 とはいうものの、いろんなAIがあるので今回はイラストを作成してくれるAIです。

 プロンプトをちょいちょいと書き込んで、生成ボタンをクリック!

9118

 トラクターに乗った『畦波レイ』ちゃんです(-_-;)

 こんな絵を瞬時に生成してくれるなんてすごいや。 ほんとイラストレーターいらなくなっちゃうね。

 プロンプトを変化させると・・・。

9119

 こんなんなった・・・。 なんか凄すぎ。

 もう少し凝ってみると・・・。

9120

 これはもうトラクターじゃなーい。 ロボットだあ! いじり過ぎた(*_*)

 

 ・・・なわけで、ちょっと遊ばせてもらいました。 プロンプトをもっと工夫すれば、思った通りのイメージ画像を生成してくれると思いますが、人間の方ももっと論理的にならんといけないかもね。

 しかし、こんなんAIがどんどんでてくれば、人間のクリエイティブな仕事なんてなくなってきちゃうね。

| | | コメント (10)

2023年10月22日 (日)

秋の日はつるべ落とし

 【秋の日はつるべ落とし】

 ほんと日が短くなり、『秋の日はつるべ落とし』という言葉が似合うようになりました。 でも、今の人は『つるべ』なんて見た事あるのかなあ・・・。

 『鶴瓶』の事かい?なんて言いそうですね。 という私も『つるべ』は滅多に見なくなりました。 以前は近隣にあった井戸にぶら下がっていましたが、現在は見当たりません。

 まあ井戸は転落の危険もあるし、貞子も出そうだし、そもそも需要がなくなっていますからね。

9093

 富士山はすっかり雪景色となり、冬の装いです。

9094 

 それでも先日の雪はかなり融けたのか、ホワイトが薄くなってます。 もう一回雪になれば、この写真の雲のラインまでは白く染まるのではないでしょうか。

 

 【ダイオウショウ】

 『たろく~ん。 手ぇ、空いてる?』

 わお、きたきた・・・。 植木屋さんからのお誘いです。 植木屋さん引っ張りだこシーズンで、既にかなり忙しいそうです。

 『ああ、いーよ。 でも、柿農家からもお手伝いの声がかかるから、それまでね』

 『それでもいいから、頼むよ』

 

 ということで、早速植木屋さんに変身。

9095

 おお、ここはダイオウショウのある家じゃないか。 ダイオウショウ(ダイオウマツとも言います)は文字通り『大王松』 とにかく葉っぱが長くてでっかい!

9096

 一つの芽が、こんなにあるもんな・・・。

 『こりゃ、どこを切っていいかよくわからんよ』

 『小さい芽を一つだけ残して、さっぱりでいいだよ』

9097

 小さい芽と言っても、比較しての話でみんなかなりでっかいんだけど・・・。 ま、こんな感じでよかろう。

 そういえばここのダイオウショウの松ぼっくりを狙っているのだけど、見た事ないな。 もう少し巨大にならないと実がつかないんかなあ。

 『見て見てこれを! 芸術的じゃあないけ?』

 と、植木屋メンバーのMさんが、ちょっとはしゃいでいます。

9098

 『ほんとだ! あはは』

 『《M作》って名札を付けたいくらいだなあ』

 なんだかUFOのような怪しい姿に皆で大笑い。 でも、Mさん・・・。 顔は強面のくせしてカワゆすぎない?

 

 しかし、日差しの暑い事・・・。 汗ぐっしょりになりましたが、日が落ちると今度は冷えてきて寒い。 こりゃたまらん。 念のため着替えを持ってきてよかったわい。

 んでも、早く終わって帰ろうよー♪

 

 【畑の作業もしなきゃなのです】

9099

 農機具置き場の前に植えたコキアが真っ赤。 目を引きますなあ・・・。

9100  

 赤くなるといえばこれもなんだけど、植えたのも遅かったし、成長も遅かった。

9101

 ホオズキです。 商品名は『巨大ほおずき』なんだけど、結局普通。 ほんとは、お盆に飾るつもりだったのに、遅すぎじゃあ。 刈り取るのもなんなので植えておいたのですが、なんだか余計寂しい気持ちになるなあ。

9102

 こちらは『皇帝ダリア』 毎年花を咲かせるのですが、いかんせん背が高くなるので他の作物の日当たりに影響します。 カミさんが作っている野菜畑の近くに生えているのがそもそも問題です。

 『朝日も当たらないし、とにかく日陰になるからなんとかして!』 『へいへい』

 ということで、ヒモで引っ張って誘引したら・・・。

9103

 ペキペキっと折れてしまいました。 あーあ。 まあ、まだ2本残っているからいいけど、来期はまた植え替えかなあ。

 実は以前植え替えたのだけど、その年は花も咲いたのにいつのまにか朽ちてしまった過去があるのです。 植え替えに弱いのでしょうかね? 

結局元の場所に少し残っていた根があって、再び成長を始めてました。

 

 【猿の呼び声】

 最近、朝晩にサルやシカの鳴き声が響くようになりました。 山に食べ物が少なくなると、だんだんと下りてくるのです。

9104

 ダイコンとハクサイには、『猿去るネット』を張りめぐらせました。 このネットは緩く張ってあり、猿がよじ登れないようになっているほか、長いネットの裾が足に絡みついて不愉快になるそうです。

 足に絡みついて転びそうになったり、不愉快になるのは人間だけのような気もしますが、とにかく何もしないよりはマシですね。

9105

 わんちゃんは野生動物の気配を敏感に感じて、偵察&威嚇に忙しくなりました。 普段は滅多に吠えることはないけれど、この時ばかりは迫力のある鳴き声。

 油断しているとこっちがびっくりするから、警備はほどほどに頼むぞよ。

 

| | | コメント (6)

2023年10月15日 (日)

二番穂・・・秋の田植え?

9091

 この時期らしい高い空と、多彩な雲・・・。 変化の多い空の様子は、見ていて飽きることがありません。

 しっかし、朝晩の冷え込むこと・・・。 思わず重ね着をしてしまうけれど、お日様が顔を出してくると今度は暑くなるんだなあ、これが。 落ち着かない気温の日々を過ごすうちに、いつのまにやら冬になっていくんだろーな。

 

 【まずはちょっぴり安心】

 先日、『ハナイカダの小径』の側溝工事の話をしましたが、あっという間に終わってました。

9080

 結果は・・・。 残ってました。

 なるべく斜面は削らないようにしたそうで、まあまあの幅の余裕を持って残ることができました。

9081

 このミニ立札の効果なのかは不明ですが、とにかくよかったわい。 まあこれのおかげで『なんだ~、珍しい木け?』なんて聞かれるようになったけど、周知を兼ねてしばらくこのままにしておきましょう。 存在が目立つので、うっかり切られたりしたら意味がありません。

 

 【二番穂・・・秋の田植え?】

9082

 田んぼでは、二番穂が目立ってきました。 生命力の強いもので、再び穂を伸ばしているのです。 まるで田植えをしたようで、なんか季節感がおかしくなりそう。

9083

 ちゃんと花も付けています。

9092

 放っておけば、また収穫ができるかもしれませんね。 でも、二番穂の米なんてたいしたものではないし、それより田んぼの養分を吸い上げてしまうばかり。 で、今年は乗用の草刈り機を走らせて刈っていきます。 早い、早い!

9084

 足もとにはキーホルダーが揺れています。

9085

 実はこれはレアもの。 私の輝いていた青春時代のロックグループ『KISS』のジーンシモンズの人形。 当時は行けなかったけれど、私が大人になって再来日公演したときがありました。

 東京ドームまで出かけてライブを思う存分楽しみましたが、今までのいろんなライブの中でこの『KISS』は最高のパフォーマンスでした! メンバーも歳を取っているんだろうけれど、この化粧でよくわからんし、宙に浮かぶ、火を吐くなどの圧倒的エネルギーは、当時の記憶のままでした。

 あ、思い出に浸ってしまったい。

9086

 次の田んぼへGO!なのだー。

 

 【ガーデンライトのメンテナンス】

 9087

 日中の日差しが強いとはいえやはり秋、ガーデンライトに十分な充電ができずかなり暗くなっています。 チェックするとソーラーモジュール(ソーラーセル?)もかなり劣化しています。

 ありゃー。 これは効率が悪いわけだ。 ということで、Amazonで60mm×60mmのモジュールを注文して交換することに・・・。 ガーデンライトは単三電池1本なので1.5v前後の駆動回路、それでモジュールは2v160mAのものを選択しました。

9088

 この手製の半田ごて台は、私が高校生の頃に作ったもの。 今でも立派な現役です。 これで、ちょちょいと交換作業。

9089

 みごと復活じゃ。

 肌寒い夜風がガーデンライトを揺らします。

9079

 そそくさと家の中にはいると、あったかい毛布の上でわんちゃんが気持ちよさそうに寝てました。 うーん、また真ん中に・・・。 どいてくれい・・・! 

| | | コメント (4)

2023年10月 8日 (日)

干すべし! 掘るべし!

 10月に入ってから、気温が急降下・・・。 朝晩はかなり冷え込むようになり、毛布を引っ張り出しました。 でも、日中は半袖で野良仕事という、ギャップのある時期でございます。

9073

 先日の雨では、富士山に初冠雪。 これから一雨ごとに、白い部分が大きくなっていくのですね。

 

 【干すべし! 掘るべし!】

9063

 果樹畑では、ナツメの実が赤くなっています。 今年初めて実を付けたので、大きいのやら小さいのやら安定していません。 実の大きなものだけ摘んで・・・。

9065

 干すべし!

9075

 畑の隅のクコの実も摘んで・・・。

9066

 干すべし!

 

9068

 ギンナンの実は、既に干してありますが・・・。

9067

 追加だす~! まあ、よくこれだけ実るものですな。 んで、すっごいデカブツの実を付ける木を発見。

9069

 すんごくない? 右下のは、比較のための今までの実。 これでも十分に大きいのに、さらにでっかいバケモノギンナンです。 ただ、この銀杏の木は実がでっかいだけあって、数は少ない貴重品。

 出荷はせず、自家消費することにします~。

 

9074

 さて、ギンナンの方にエネルギーを集中してしまいましたが、落花生も忘れてはなりません。

 掘るべし! 掘るべし!

9072

 んにゅ? 今年は不作かも・・・。 そんなに実を付けておりませんな。 こちらも、自家消費だなあ・・・。

 

 【魅惑の大輪】

 少し前に、ブロ友さんの記事に載っていた月下美人の花。 そいえばうちにも3年目になる株があったなあ・・・と思って確認すると、嬉しい事に蕾がぶら下がっていました。

 (月下美人の株は、以前植木屋さんのお手伝いをした時に育てている家がありました。 そこで葉っぱをいただいて、鉢に差しておいたものが根付いたのです)

 毎日観察していると、ある日に急に蕾が膨らんで弾けそうになっていました。 おお、こりゃ今夜咲くんではないかいな?

9078

 おおお、やっぱり咲きました! でっかいなあ・・・花は直径20cmに届きそうです。

 

 こりゃ記録せにゃと、開花の様子をタイムラプス動画を撮ったのをYouTubeに載せましたので、ぜひご覧くださいね。

 花がでっかすぎてフレームアウトしてしまいましたが、次はばっちり撮りたいな。

 

 【月下美人 おまけ】

 月下美人の花は食べられるとの記述があったので、咲き終わったものを早速試食。

9076

 雌しべや雄しべは念のため取り除いてから軽く茹でて刻み、味付けは鰹節に醤油のみです。

9077

 あ、意外とイケる! 少し粘り気があって、オクラのような食感と味です。 ふーむ、好きな人は好きなんじゃないのかな。これは。

 

 見てよし、薫ってよし、食べてよしの三方美人さんでありました。

| | | コメント (8)

2023年10月 1日 (日)

田んぼは秋色

 ヒガンバナの赤がちらほら見られるようになったかと思うと、あっという間にピークを迎えました。 一つ一つの花の寿命は短いようだけど、次から次へと咲くので全体的には長く咲いているように見えるかな?

9054

 わんちゃんとの散歩道も一気に華やかになり、ただこうして歩くのも楽しからずや・・・です。 去年は稲刈りが遅かったので、黄金の実りとヒガンバナのコラボだったけれど、今年は稲刈りの終わった田んぼばかり。

 ま、それも面白い眺めですね。

 

 【OLD GRAVE TRIANGLE】

 うちの畑に隣接する小さな三角形の土地に、古くからのお墓があります。 古老も誰のお墓か分からないというので、もしかしたら江戸時代あたりからなんかな?

 とにかく所有者も管理者も分からない、いわゆる『野墓地』?みたいな感じ。 なので、手を入れる人もなく荒れ放題でした。 しかし誰のお墓であろうとこれでは哀れなので、せめて草刈りを・・・といつもキレイにしています。

9055

 いつぞや行政の人が来て調べていったことがありますが、台帳も空白地となっていて対処に困っているそうです。 とりあえず草刈りは私がしているよと言ったら『助かります』だと・・・。 それだけ?

 ま、隣接地だし小さな範囲なのでいいけれど、私ができるうちだけだよと念を押しておきました。 法的にも難しい対象なんでしょうなあ・・・。 ど田舎ではこういうケースがたくさんありそう。

9056

 これで見通しがよくなったね。 恩返しはいつでも歓迎しますよ・・・って、丑三つ時に来るのはやめてね!

 燃えるようなヒガンバナの赤が目に沁みますな。

 

 【『ブラックキティちゃん』から『ホワイトキティちゃん』へ】

 畑の隅っこのマメツゲの木。 以前からトピアリーとしてネコちゃん型にカットしてました。 下記写真がそれ。

9062

 しかし、隣近所のお孫さんに『怖い~! キティちゃんじゃなーい』『キティちゃんは口がないもん』と散々けなされました。 うーん、『これはキティちゃんじゃなくて、破牢奇手異ちゃんだからいいんだよ』とは言ったものの、どうみてもブラックキティちゃんじゃあないれすか。

 そこで、ブラックキティちゃんからホワイトキティちゃんへ変化させるべく、しばらく手を入れませんでした。

9052

 だいぶ目や口がふさがってきたので、直せるかな? ちょきちょきちょき・・・。 パッチンパッチン・・・。

9053

 うーむ、口のあったあたりの小枝の成長が今一つで、完全にふさがってないけど仕方ないや。 本物のキティちゃんは目が離れていてと・・・。 よっしどうだあ。

 ・・・うーん。 ま、ホワイトとまではいかなくても、グレーキティちゃんくらいにはなったかな? また少し小枝を成長させて整えていく所存でございます。

 

 【ギンナン・ウォーズ】

9057

 さて、果樹畑の方では、葉っぱはまだ青々としているのに樹下にギンナンの実がぼとぼと落ちています。

9058

 ここのギンナンはすごくでっかいので、キレイにして町の駅に出荷しておるのです。

9059

 くは~、この量。 2,3日水に漬けておいて柔らかくしてから種を取りだします。 くう、くっちゃい! たまらんなあ・・・。

9060

 キレイにしたら、天日で干してカラッと乾かします。

9061

 残った果肉は強烈な悪臭を放つので、畑に穴を掘ってすぐに埋めてしまいます。 しかししばらくこの臭いが残るんだよなあ。 ふとしたときにどこからか漂ってくるギンナンの臭い・・・。

 秋の風物詩のひとつなんだけど、せめてキンモクセイのような香りだったらもっといいのにな。

 額を流れる汗を思わず拭ったら、ギンナンを触った手なのでカスが残ってた。 くっさ~!

| | | コメント (8)

« 2023年9月 | トップページ | 2023年11月 »