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2023年5月28日 (日)

紅く、甘い宝石に囲まれて・・・

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 最近の朝は、眠たそうな空。 梅雨入りを控え、どんよりとした雲が覆うようになりました。 それでも気温は高めなので、真っ白だった富士山はあっという間に雪が融け、この時期らしい見慣れたゼブラ模様に・・・。

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 どこの家の田んぼも、苗が成長して緑の割合が多くなっています。 あれ、何かおるぞ?

 カルガモのカップルです。 毎日泳いでいる田んぼが違って、今日はK君の田んぼだあ・・・。 うーん、私の田んぼで泳いでいたのはだいぶ前なんで、ぜひまた遊びにきてくださいな。

 なんか自分の田んぼで見かけると、ちょっぴり幸せになれるのですよ(*^-^*)

 

 

 【紅く、甘い宝石に囲まれて・・・】

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 フルーツ王国であるわが県で、この時期の紅くて甘い宝石は、サクランボでございます。

 土日もフルーツ農家のお手伝い。 今年は収穫が始まるのが早い気がするけどなあ・・・。

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 私の担当は、主にサクランボの収穫です。 脚立に乗って、たわわに実った紅い実をカゴに詰めていきます。

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 サクランボ農家を手伝い始めたころは、

 『味見をしないと、お客様にお勧めできんからなあ、パクッ』

 『一つでは味が良く分からん、パクパクッ』

 『うむ、もう少し・・・、パクパクパクッ。 ほひ~、もう喰えん』

 ・・・ってな感じで美味しく頂きましたが(こらこら!)、こう大量に扱っていると、今ではまったく食指が動きません。 やはり、少量を有難く頂くのがよいようです。

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 お、ふたごちゃんめっけ! サクランボ狩りの時に見つけると子供さんにプレゼントするけれど、今は収穫だけなので楽しむだけ。

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 アヒルさんもいました。 可愛いけれど、これも一人にっこりするだけ。

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 サクランボ園の端の方は、『玉割れ』が目立ちます。 実の成長期に湿度の高い日が続くと、浸透圧の関係で空気中の水分を実が取り込みすぎて破裂してしまうのですな。

 これは商品価値ゼロ&摘まみ食い価値ゼロなので、躊躇なくポポポポイッ! なのです。 割れた部分がすぐにカビてきて、見た目も悪いしね。

 サクランボ狩りは6月3日から。 それまでに、発送できるものはどんどんしないと仕事が溜まってしまいます。 短い期間を有効に使わないとなりませんです。

 

 【ホタルブクロ】

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 うちの駐車スペースの入り口に作ってある、ナチュラルガーデン。 今はホタルブクロが咲いています。 それにしても色に違いがあるものですね。

 ま、濃い紫色のは園芸品種で、以前買ってきて鉢植えにしてあったもの。 でも他は、裏山に咲いていたものです。 同じ薄い色でも、いろいろありますな。

 素朴だけど、どこか懐かしい匂いのする山野草。 豪華な園芸品種とはまた違った美しさがあります。

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2023年5月24日 (水)

富士山、再々冠雪

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 24日の朝・・・、富士山を見上げると雪が積もっていました。 わあ、またまた降ったんだ・・・。 これは仕事帰りの夕刻の様子ですが、眩しいほどに映えていました。

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 しっかし雪化粧したり、夏化粧?したりと、かなりの忙しさの富士山。 この時期にこんなことは、近年記憶がないような。

 

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 前日の23日は、一日中雨。 これまでの夏のような気温が一転、肌寒いような空気に包まれていました。 それで標高の高いところは雪となったのですね。

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 でもこの季節の雨の日は、落ち着いて好きかも。 訪れるカメラマンもなく、静かだもんなあ・・・。 まったく、このところ早朝の3時ころから棚田と日の出を狙うのであろうカメラマンの車の音で、目が覚めてしまうのですよ。

 おかげで寝不足気味なので、はやく落ち着いてほしいものです。

 

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 ミニ田んぼも無事田植えが終わりましたが、水の管理が大変。 排水口がないので水を入れすぎると苗が水没してしまいます。 小さいのに、一番手がかかるかも?

 でも今年の稲作は、不安定な天候がどのように影響するか、ちょっと心配です。

 

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 そろそろサクランボの季節。 周囲の畑には、赤い実が目立ってきています。 今年は不作という声もありますが、私がお手伝いしているサクランボ農家はまずまずのようです。

 おやっさんが、それこそ一所懸命に手をかけているだけのことはありますね。 

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2023年5月20日 (土)

夜はカエルの大合唱・・・

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 先日、再び冠雪し真っ白だった富士山は、あれよという間にこの時期らしい姿に・・・。 ここのところの暑さは半端ないですからね。

 しっかし、まだ5月なのに真夏日となったかと思えば、上着が必要なほど肌寒くなったりと、気温をグラフにすれば大きなノコギリの刃のようになりそう。

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 田植えが遅れているところも、ようやく終えてきたようです。 早くしないと熱中症になりかねない気温が続いているので、のんびりはしてられないかな。

 でも、こうして改めて眺めてみると、稲作を諦めた田んぼがやはり増えているなあ・・・。

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 私の田んぼはようやく安定してきて、今は朝晩の水の管理のみ行っています。 水の量が多すぎず少なすぎず・・・、毎日の点検は欠かせません。

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 稲が少しずつ大きくなり、田んぼがだんだんと緑色に変わっています・・・。 もう少し大きくなって、しっかり根を張ってくれれば安心ですね。

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 覗くとオタマジャクシがわんさか。 田んぼひとつで、何千匹いるの?ってな数です。 それとも何万匹でしょうか?

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 オタマジャクシを狙って、カラスがよく田んぼに入っています。 ほんと、田んぼは様々な生命を育む、ひとつの世界なのですな。

 それにしても、毎晩ゲロゲロゲロと賑やか。 カエルの大合唱はこの時期の風物詩だけど、ちょっと賑やかすぎではないかいな。

 

 【サル対策】

 ジャガイモが良く育ち、花が咲き始めました。

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 ナスの仲間なので、花もよく似ていますね。 うちでは3種類のジャガイモを作っています。

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 しかしこのジャガイモ・・・、サルのターゲットになるので、対策が必要です。 こんな風に支柱を立てて、『猿去るネット』を張るのが我が家のサル対策なのですな。

 まったく、余計な労力というしかありません。 ま、作物づくりは病気、虫、鳥獣との戦いでもあるので仕方のない事ではあります。

 

 【山沿いの小道では】

 田植えでバタバタしていて、山野草の観察ができなかった山沿いの小道。

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 ハナイカダの雄株は、花をとっくに散らし・・・。

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 雌株は小さな実をのっけてました。 ありゃー、なんか早いなあ。

 これからまた、切られないように目を光らせていかないとね( ´∀` ) 道にはみ出してこないよう注意します。

 

 【アサガオの棚の用意はできてるけれど】

 7粒しか入っていなかった超巨大アサガオのタネ袋。 ポットに撒き、せっせと水やりをしたけれど発芽しているのは4つだけ。 大丈夫かしらん?

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 鯉のぼりの支柱に使った竹を割り、組み合わせて籠状にしました。 これにアサガオを巻き付けていこうと思いますが、いかんせん苗が育たないことにはなあ・・・。

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2023年5月16日 (火)

富士山、再び冠雪・・・

 前日までの肌寒い気温が一転、日差しがじりじりと照り付け、野良仕事で動いていると汗が頬を伝う一日となりました。

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 しかし、青空の向こうでは富士山が真っ白。

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 『農鳥』は再び雪に埋まり、『NO鳥』に・・・。 (我ながら、いい駄洒落じゃ(#^^#)) やはり、肌寒かったのは体感だけでなく、ホントに寒かったのですね。

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 晴天の下、タンボルギーニ再始動・・・。 近所の奥さんに頼まれていた田んぼの田植えです。 しかし、ここの田んぼはドロドロというか、ぐちゃぐちゃですなあ。 なんか植えにくい・・・。 水平も取れていないので、深いところと浅いところが極端になってます。

 まあ、女手一つで農作業がいろいろとできるはずもなく、仕方がないのでしょうが。

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 それでも何とか終わりました。 ふ~、やれやれ。

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 ここに6枚。 少し離れたところに2枚の合計8枚の田んぼ。 でも入りやすい大きな田んぼは、もう一人の村の人が4条植えの大きな機械でやってくれたため、私の担当は7枚となりました。

 それでも、7枚となると大仕事です(;^_^A

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 今年は全般的に田植えが遅いです。 まだ終わっていない田んぼも散見され、逆さ富士となっています。 しっかし、カメラマンの多い事・・・。 N〇Kの取材陣まで来ていました。

 今週の金曜日のニュース番組で放映するとのこと・・・。 宣伝はほどほどにして、交通整理やゴミ拾いでもしてくれんかなあ・・・。 やたら道路に停めるし、タバコの吸い殻が至る所に落ちているんよ。

 

 【確率悪い?】

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 先日種蒔きをした、トウモロコシと巨大アサガオ。 赤いポットがアサガオですが、発芽したのは4つ。 うーん、発芽率悪いぞ。 もう少し待てば出てくるのでしょうか?

 植えるところは7か所確保しているので、全部育ってくれないと困るぞ・・・。

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 トウモロコシの芽は、カワイイです。 これがあんなにでっかくなるなんて想像もつきません。 植物の成長過程は凄いもんですねえ。

 

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 鉢植えで、室内で管理している『断崖の女王』 今年は花をいっぱいにつけました。 だんだん女王の風格がでてきたかな?

 

 いつもの農家から声がかかり、来週からサクランボの収穫とサクランボ狩りの準備です。 ほひー、ゆっくりできないなあ・・・。

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2023年5月12日 (金)

田植えが終わって・・・

 スケジュール通りに進まなかった、今年の田植え。 それでもなんとか済ませることができて、ほっと一息です。

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 しかし今年は例年に比べ、みんな遅いようです。 まだ水が張られていないところは、田んぼはやめてしまったのでしょうか? 緑色の田んぼは、ポピー畑になっているので確実に休耕田ですね。

 私がここに住み着いた頃は、こんなとこまで?と思うほど水が張られ、見渡す限り田んぼだったのになあ。 いつの間にか寂しくなってきました。

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 自分の田んぼは終わったけれど、来週田植えを頼まれているところの偵察をします。 よその田んぼは慣れていないので、どういうルートで植えていけば効率がよいか、予め頭の中でシミュレートしておくのですな。

 それにしても直線がなーい! 直線のある田んぼでは、そこを基準にしていけばいいんだけど、いびつな田んぼばかり。 ま、棚田の宿命ですな・・・。

 

 【植えっけえし】

 その前に、自分の田んぼの最終作業もしなくては。

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 畦波を巡らせ、水が直接田んぼに入らないよう迂回させます。 冷たい水がゆっくり入るように、またいきなり水量が増えても苗が流されないようにとの意味合いがあるようですが、ほんとのところはどうだろう?

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 そして『植えっけえし』

 まあ『植え返し』の方言ですが、機械でうまく植えられなかったところや浮いてしまったところに、手作業で苗を植えていきます。 これが終われば、あとは毎朝毎晩の水量の管理だけとなります。

 

 【動画観てね~!】

 少し前に撮影しておいた『オトシブミ』の動画をアップしましたので、よろしかったらご覧ください。

 

 世の中には、面白い生態の虫もいるものですね(*^-^*)

 

 さて、以下の記事は、〇〇が苦手な方は見ないようにしましょう!

 

 

※ ※ ※

 

 

 【今年は〇〇が、多いかも?】

 朝、玄関を開けて外に出ようとしたら縄のようなものを踏みそうになり、おっとっと・・・。 うにゃ、なんだこれ?

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 ありゃ、ヘビくんではないかいな。 玄関マットの上でお休みだったのですね。

 ジムグリ? ヒバカリ? いや模様がないのでアオダイショウの幼蛇?・・・かな。 ま、マムシでなくてよかったわい。 マムシだったら、組で3人目の『伝説のマムシ男』になったかもしれません。 (マムシに咬まれて入院すること)

 でも、今年はヘビが多い気がします。 しょっちゅう出くわすもんなあ・・・。

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 わんちゃんの散歩途中でも、推定120cmのアオダイショウ。 蛇が逃げて安全になったら強気に吠える、ちゃっかりわんちゃん。

 ここは山付きだけあって、様々なヘビが普通にいます。 田んぼのカエルを狙って、ヘビが集まってくるんじゃないかな。 なので、サンダル履きなどで歩くのは、注意が必要です。

 景色を見に来る連中が軽装で草むらなんかに入るのを見ると、自然を甘くみてはいかんって思うなあ・・・。

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 ちなみにジムグリの幼蛇は、細工物のように美しいです。 あ、ヤマカガシも毒蛇だけど、宝石のようにキレイですよ。

 

 自然大好き~! なんて方が多いけれど、本当の自然は美しいばかりでなく、危険も孕んでいることを忘れてはいけませんね。

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2023年5月 8日 (月)

農鳥と共に・・・

 GW前・・・。

 地域のメディアに、富士山の『農鳥』のニュースが流れました。 『農鳥』とは、山の残雪が鳥のような姿に残り、それを合図に農作業を始めたという言い伝えです。

 現在の異常気象ではあまり当てはまらないですが、ちょっとロマンを感じる言葉でもありますね。

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 ほいじゃ、どこだんべ・・・と眺めてみましたがいません。 ニュースになった農鳥は、別の方向のようです。 それでも、拡大してみると・・・。

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 『何たら鳥』に見えるといえば見えるけど、こんな農鳥じゃいやじゃ~!

 

 【苗が育つまでに】

 今年は稲苗の成長が遅く予定通りに田植えができませんので、他の作業をば。

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 とうもろこしのタネをポットに植えます。 ついでにアサガオのタネも・・・。 しかしこのアサガオ、ホームセンターで買ったんだけど、袋を開けると中のタネはなんと7粒。 うひゃー、けちい。 ぼってるなあ、二度と買わん!

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 茹で落花生専用の『おおまさりネオ』という苗も植えました。 目を離したとたん、カラスがつつこうとしていたので慌てて防鳥ネットをかけた次第です。 まったく油断も隙もありませんな。

 しかし、カラスもどこから見ているんだろうね?

 

 【ようやくいい感じに】

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 適切な温度管理を行った成果か、苗が立派に育ちました。 やったね!

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 ようやく田植えができるじゃん! よーし明日から・・・。 と思ったら・・・。

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 富士山に『吊るし雲』が・・・。 天気は下り坂の合図ですな、これは。 さて、富士山気象予報官のおっしゃる通り、翌日は一日中となりました。 はあ・・・。

 

 【ようやく田植えに】

 その翌日、ようやく『タンボルギーニ』出動となりました。

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 あまり暑くもなく寒くもなく、田植え日和だのう。

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 この『タンボルギーニ』の塗装も、だいぶ傷んできてしまっています。 また塗り直してあげないとね・・・。

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 育苗ハウスも笑っているよう。 換気のためにサイドを開けておいたのが、口に見えますな。

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 本日は田んぼ4枚の田植えを終えました。 あと、2枚残っています。 自分の田んぼは6枚ですが、頼まれている田んぼの方が多くて8枚あります。

 そろそろそっちの用意もしてあげないとなあ・・・。

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 今年はみんな田植えが遅いようです。 一番早いのは、やはりKさんのところで、次がHさん。 そしてBさんにSさんだね。 同い年のK・Uの田んぼは、ようやく代かきが終わったようです。

 いつも遅いんだよなあ、あいつは。

 

 私が後継ぎであった都会の実家を捨ててまで、惚れ込んでここに住んでしまったこの景色。 守りたいけれど、だんだん難しくなってきました。

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