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2023年4月30日 (日)

もう少し・・・

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 よい天気が続いて、ハウスの稲苗がようやく輝き始めました。

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 とは言っても、晴れるとハウス内の温度は急上昇するので、30℃前後を維持するように温度計でチェックし、ビニールを開閉します。 あまり高温になると『焼け』を起こして先端が枯れてきて、重度になると最悪枯死してしまいます。

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 なんとか濃い緑になってきましたが、いかんせんまだ小さい・・・。 このペースではGW中の田植えは無理かもなあ・・・(-_-;)

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 でも、今年は全般的にペースが遅いと思います。 だんだんと水が張られてはきていますが、以前のように一気に水色に染まることはないようです。

 やはり近年の気象の変化で、昔のやり方がそぐわなくなっているんでしょう。 それにしても、田植えを諦めてしまった田んぼが目に見えて増えています。 この景観もあと何年続くでしょうか?

 景観を安易に『宣伝』することばかり優先され、本来の『守る』ということが疎かにされています。 私は、『守る』ということは『環境を変えない』ことだと思っています。

 なので、この上記の写真では分かりにくいですが、左端中央部の8枚の田んぼの田植えをしてあげています。 私ができなくなれば、代替えの人がいない限り確実に8枚は休耕田となるでしょう・・・。

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 とにかく今年もなんとか頑張りますです。

 

 【たろー鯉】

 今年も鯉のぼりを立てました。

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 岡本太郎氏デザインの、『TARO鯉』。 もちろん、わんちゃんの健康を祈っての鯉のぼりです。 余談ですが、これより大きなサイズ(真鯉の長さ3m)のものの未使用品?は、プレミアがついて4,500,000円で販売されているようです。

 ええええええ!っと思い、うちのTARO鯉のプレミアは?っと気になりましたが二束三文ですた・・・(-_-;)

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 ま、肝心のわんちゃんはそんなことは関係なく、鯉のぼりのように窓際で寝転んでいます。

 

 【久々購入・・・掛け時計】

 30年近く経って薄汚れたキッチンのクロスを、今回張り替えました。 そうなると余計白さと広さが目立ってきて、『時計でも掛けよ』ということとなり、壁掛け時計を選ぶことに。

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 機能的な視認性は今ひとつだけど、私の好みでこんなのにしてしまいました。

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 これはSEIKOとディズニーとのコラボ製品。 暗くなると・・・。

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 後ろの障子が写り込んでしまっていますが、『アラジンと魔法のランプ』のキャラが浮かび上がるのですな。

 

 光り物の大好きな私でございます(*^-^*)

 

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2023年4月25日 (火)

稲魂の目覚め

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 最近、なんだかバタバタしていて、富士山の『農鳥』のニュースが流れたのかまだなのか・・・。 ま、いずれにせよとにかく稲作はスタートしているのですな。

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 村を上げての稲作準備の一環である『せぎあげ』も良い天気に恵まれ、水路に元気よく水が流れ始めました。 ここでの水路はほとんど山を駆け落ちる流れで、本流から村へと引いてくるのです。

 ちなみに『せぎあげ』とは、この農業用水路に水を流し、倒木やゴミを取り除くいわゆる河川清掃なのですな。

 なんなら常に水を流しておけばいいじゃん、と思われがちですが、古来から土石流などの水害に悩まされた地域なので、稲作の期間だけの幻の川?となります。

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 この川沿いには『イカリソウ』、『ヒトリシズカ』がよく咲いています。 こんな時でなければ歩く人もいない山道なので、毎年元気に咲いてくれるのですな。

 さて、ここまでは順調でしたが・・・。

 

 【たまらなーい】

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 壊れた水路を工事で直してくれたのはいいんだけれど、危惧した通り水が溜まりません。 U字溝を埋設するためにユンボで掘り起こしたので、田んぼの底が抜けてしまったのですな。

 田んぼは泥の層で底が作られ、水を溜めておく能力を持っています。 その泥の層を壊してしまったのだから、保水能力があるわけがありません。

 いくら水を入れても漏れてしまい、地中深く沁み込んでしまいます。 こうなるとトラクターで何回も耕運して、少しづつ泥の層を作っていくしかないのです。

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 乾いた部分へと徐々に水を引っ張っていくよう意識しながら、全体に行きわたらせます。 うーむ、根気のいる地道な作業です。 本来の保水能力がある田んぼなら、1枚4~50分くらいでできてしまう作業が2枚で1日仕事となってしまいました。

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 あー、もうやだ~! 日が傾いてきたのに、奥の方がまだ満ちません・・・。 それでもなんとか暗くなるまでには、作業を終えることができました。

 

 【稲魂の目覚め】

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 代かきは、とりあえず工事の絡んだこの2枚だけ。 あとの4枚は後日です。 他に近所の奥さんに頼まれている田んぼが8枚あるけれど、それは申し訳ないが後回しです。

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 ちょっと困ったことも・・・。 育苗機からハウスに苗を移動したのだけど、途端に気温が下がり寒いような毎日。 成長がぱたっと止まり、色も青々しくなりません。

 はあ~、『稲魂』さん、なんとかしてくれい~! 気持ちよく晴れさせてくれ~い! (『稲魂(いなだま)』とは、稲の神さまのことです。 タイでは『クワン』と呼ぶそうな)

 無事よい苗に育つのでしょうか、そして無事田植えができるのでしょうか? 不安いっぱいの稲作スタートとなりました。 可哀そうな私を、少しでも元気づけてくださいまし・・・。

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 ・・・と、思っていたら、カルガモのカップルがさっそく泳いでおりました。 あー、なんか救われるなあ・・・。 元気出たよ、ありがとうござりまする。

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2023年4月14日 (金)

小さな赤い手紙

 日中は汗が流れるほどの気温となるのに、朝の寒い事・・・。 ギャップが激しくて体調を崩しそうです。

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 わんちゃんとの早朝の散歩の時間は、もう日中の明るさ。 真冬は真っ暗だったなんて思えないですね。 ふにゃ? 富士山がいびつに見える~(-_-;)

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 と思ったら、全体を雲が包んでいました。 もやもや膨らんだ富士山です。

 

 【畑の手入れ】

 稲作の準備は一段落し、水路に水が流れるのを待つばかり。 そうすればまた忙しくなってしまうので、今のうちに畑の手入れです。

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 まずは果樹畑の除草。 トラクターでできるところは耕運してしまったほうが早いので、ブイブイ・・・。 おや、カラスが付いてくるぞ。 鳥たちはこうして耕運すると、虫たちが逃げ出してくるのを知っていて集まってくるのです。

 うーん、セキレイが可愛いんだけど、カラスじゃあな。 作物もつつくので、すっかり農家の嫌われ者になってますぞ。

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 それでもひとつの命、無下にもできないので困ったもんです。 生きるという事は厳しいよね、鳥だって・・・。

 

 そして野菜畑。 菜の花(アブラナ科の仲間の総称的な名称)は、もう薹が立って(『とうがたつ』・・・花茎が伸びて食べごろを過ぎること)しまったので抜いてしまい、次の作物の土作りをします。

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 うちの食卓にも、よく上ってくれてありがとねー。

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 ハクサイも、花が咲くときはこんなになります。 菜の花だということが、これで分かりますね。 普段は漬物用の塊?しか見かけないので、ちょっと不思議な気もします。

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 これは野沢菜。 野沢菜というと、葉や茎の漬物というイメージが強いですが、このようにカブになるのですな。 ダイコンのようにも見えます。

 こうして自分で作物を作っていると、作物の一生というかすべての姿を観察できるので、お勉強にもなります。

 

 【小さな赤い手紙】

 生垣のレッドロビン。 何気なく目を向けると、小さなクルクルが・・・。

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 ありゃりゃ? これはもしかして『オトシブミ』

 えー、レッドロビンでも作るんだ。 毎年、ケヤキの若葉で作った緑色のものしか知らず、赤い色の『文(ふみ)』なんて初めて見た気がします。

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 キョロキョロするといました。 体長5mmほどの小さな『文(ふみ)の主』 ヒメクロオトシブミだろうか。

 葉っぱを丸めるところを観察してみたいけれど、それは難度が高そう。 根気よく待っていないと見られそうもないもんね。

 

 【紫外線励起蛍光写真 No.2】

 前回に引き続きいろんな植物を撮りましたので、よろしかったらご覧ください。

 

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2023年4月10日 (月)

怒涛の稲作準備

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 ほひ~! なんだかバタバタでした。

 いよいよ次の日曜日に、恒例の『せぎあげ』が行われるのに、稲作の準備がほとんど進んでいなかったのです。 ちなみに『せぎあげ』とは、田んぼを満たす水を山から引いてくる水路の確保、及び清掃の事です。

 村を上げての共同作業となるので、稲作している家もしていない家も出席対象です。 以前は作業後に飲み会の席が設けられましたが、コロナ以降中止となってます。 これはよいことですな( ´∀` ) だって疲れているのに飲みたいとも思わないし、それ以前に酒が飲めないもんね。

 富士山は再び冠雪したり、溶けて斑になったりと繰り返しています。 まだ『農鳥』のニュースは流れないけれど、そのうち現れるかな?

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 【新生ラピュ田】

 さて、何で準備が遅れていたかというと、『ラピュ田』の田んぼのが増えたからなのです。 もう10年も前に申請を出しておいた水路の修復が、いきなり行われることとなったのです。

 正直、10年も経ってしまうと、気力・体力もなくなっているんで内心困ったなと。

 直すからには、稲作するんじゃろうな? ということで、拡張に踏み切りました(半分イヤイヤ・・・)

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 拡張した田んぼには、まず『あぜ板』を埋め込みます。 これがまた大変な作業。 鍬で溝を掘るのですが、腰は痛くなるわ腕の力が入らなくなるわ、おまけに日中はあっちいわでくたくたになります。

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 あー、もう限界。 腰が砕けてしまふ・・・。 ということで、当日はここまで。

 んで、次の週。

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 ようやく残りのあぜ板の埋め込みが終わりましたが、一週間の間にタンポポがあっという間に咲いていて驚き。 まあ、耕作していなかったので、雑草の楽園となっていたのですな。

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 次の作業は肥料散布。 レトロな散布器でばらばらと撒いていきます。 この田んぼは耕作しているところなので、タンポポは咲いていません。

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 肥料散布のあとはトラクターの出番。 肥料をよく混ぜ込みます。

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 ちょいと休憩。 大好物のアーモンドを散らしたアイスです。 火照った体に涼風が突き抜けるぞよ、あー、おいちい。 至福の時じゃ・・・。

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 ようやく終了。 はあはあ。

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 新しい水路に面した部分は、工事で掘ったり埋めたりしたので石だらけ。 この除石作業が地味にツラく、耕運がなかなかできなかったのは前出のあぜ板の埋め込みと、この除石作業です。

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 漬物石級の、こんなでっかい石もゴロゴロ。 ある程度石を除いておいたよーと言ったが、工事の人は田んぼの本質を分かっておらん! 休憩時間に差し入れてやったアイス返せ~!

 ここまでで、もうへとへと。 だけど、まだ作業は続きます。

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 ハウスのビニールかけ。 おわ、暑い! さすが温室じゃあ。

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 稲の苗を育てるプール。 水を入れると、また雰囲気が違いますな。

 写真はありませんが、『もみ蒔き』は既に済ませて育苗機に入っているので、発芽したらここに移動させるのです。 そして、ここで温度管理をしながら田植えを待ちます。

 最近の日中の気温では、ハウスを閉め切っていると高温になりすぎて苗が焼けて(傷んで)しまうので、田植えまでは気が抜けないのであります。

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2023年4月 1日 (土)

早すぎ! 桃源郷

 汗も滲む、日中の異様に高い気温。 いろんな果樹の花を一斉に咲かせるわ、花粉は豪快に飛ばすわ、紛れて黄砂も飛び交うわでアレルギーもピークです。

 マスクしていても流れる鼻水が止まらず、すぐに湿ってきて気持ち悪いので一日で何枚もマスクを使ってしまいます(;^_^A (なんかばっちいね)

 稲作に向けての作業はいっぱいあるけれど、こうアレルギーが強くては捗りません。 うーん、いかんなあ・・・。

 

 【一気に桃源郷】

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 本来なら4月に入ってからが桃の花のシーズンなんだけど、すでにスモモ、桜、桃が同時に咲いているのはこの暖かさのせいですね。 ほんとうは桃の産地へ撮影に行きたいのですが、少々バタバタしてるのと、あまりにも早い開花なので余裕もなく近所で済ませます。

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 まじ桃源郷出現が慌ただしくて、情緒がありませんな。 このペースでは、桃源郷消滅もあっという間という気がします。

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 近隣でも桃を作っている農家はありますが、年々減少。 高齢化、後継者不足に加え、気温上昇による作業の負担増加(短期集中)などが原因ですね。 この菜の花畑だって、もとは桃の木が並んでいたところです。

 フルーツ王国のわが県も、近い将来に『フルーツ王国だった』となるんだろうか・・・。

 

 【LED盆栽?】

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 ふひょ~。 また買ってしまいました。 Am〇zonでLED照明を眺めていたら、LED盆栽?なるものを見っけ。 どうもこういうのに弱く、安価だったのでついポチってしまったのです。

価格相応で、幹はアルミテープぐるぐる巻きの安っぽい作りなのですが、点灯するとまずます。

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 プチ画廊に置いてみたけど、雰囲気はあるかな?

 

 【小籠包ネコちゃん】

 よその家に所要で伺った折り、ふと見るとネコちゃんがうずくまっておりました。 あら? なんじゃこのネコちゃんは。

 何かに似ている・・・。 お饅頭? いや、このタプタプ感は・・・、そう、小籠包だあ。

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 きっと、美味しいものいっぱいもらっているんだね。

 

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 縞模様だった富士山は、再び冠雪。 上空は、やっぱり季節に応じて寒いんだろうねえ。

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