« 2023年2月 | トップページ | 2023年4月 »

2023年3月24日 (金)

富士山ぷりん

8770

 朝方は雨も上がり、下界は靄に包まれました。 雨の中の散歩はやはりテンションが下がるので、降っていないだけありがたい・・・。

 遠方の富士山が、雲の隙間からちょこっと顔を出しています。 ん? あり?

8771

 つい先日までは真っ白に雪化粧していたのに、ゼブラ模様になってるじゃん! 日中の初夏を思わせる気温に、いつの間にか雪が溶けていたのですね。

 こうなると『農鳥』のニュースが流れるまで、あと少しのようです。

 

 【富士山ぷりん】

 先日、富士山の麓に住んでいる姪っ子が遊びにやってきました。 手土産は私の好きな『富士山ぱん』と、新製品の『富士山ぷりん』

 8772

 おおおお、スイーツに目のない私には、ポイントの高い土産だぞい。

8774

 冠雪した富士山をイメージしたぷりんだけど、やはり富士山は青いのがステータスなんだねえ。 うん、おいちい。 でも、ビンがぶ厚くて中身が少ないような気がするぞ。

 

 【自分の中の不朽の名作】

 だれでも、思い出に残る本というものがあると思います。

 私にも幾冊かありますが、SFのジャンルではやはり『火星のプリンセス』ですね。 エドガー・ライス・バロウズのSF冒険小説。 思えば小学生の頃、学校の図書室でこの本を見つけ夢中になった記憶があります。 

 多分、小学生用にやさしく書き下ろされたものだったのでしょうが、それでも独特の世界観にのめりこむことができた気がします。

 もう少し成長してから本屋さんで文庫本を手に入れ、読み直してみたらやっぱり面白い。 こりゃ不朽の名作だね。 未だに私の蔵書のひとつとなっていますが、かなり古いものなので表紙は破れてなくなってしまっています。

 この度、ひょんな事から『合本版・火星シリーズ第一集 火星のプリンセス』を手に入れることができました。 合本版とは、火星シリーズ全11作のうち1~3作を合わせた分厚い文庫本です。

 そして表紙絵は、武部本一郎氏の描くヒロインの『デジャー・ソリス』 ああ・・・、これだけでこの本を手に入れた価値があるわい。

8773

 露出度の高い衣装をはおり、物憂げに座り込む王女の姿に、密かにトキめいた少年も多かったのではないでしょうか。


 それからン十年。

 ディズニーから映画化されるという情報を聞いて、当時の様々な思い出とともにこの本の記憶が蘇り、楽しみに待つこととなりました。

 そして2012年、『ジョン・カーター』というタイトルで映画公開。 おおおお、待ちかねたぞ。

 バルスーム(火星の世界)を舞台として大活躍する主人公ジョン・カーター。 獰猛な緑色人タルス・タルカス(後に親友となる)。 異星の怪物『大白猿』との戦い。 そしてヘリウム(国名)の王女デジャー・ソリスとの恋。

 ・・・様々な場面がフラッシュバックしました。

 うう、わくわくするなあ。 

 

 え・・・・? なんか違う・・・。 映画が始まったばかりなのに、すでにイヤな予感。 まず火星に行くまでが異様に長い・・・。 別の映画もう一本分くらいの冗長な導入部ののち、ようやく火星に・・・ふう疲れた。

 よーし気を取り直して・・・。

 あら? 最初に出会う緑色人タルス・タルカス、これちゃうねん・・・ええ? 貧相なET? さらに私のデジャー・ソリスは、こんなアマゾネスのようなおねいさんではなーい。

 武部本一郎画伯の描いた表皮絵の、清楚なイメージが強すぎてどうにも受け付けないのですな。 加えてストーリーも大味だし、意味のないドタバタ感満載でなんじゃこれは? の連続。

 私の『プリンセス』とのあまりの乖離に、この映画は『火星のプリンセスでない』という結論になりました。

 

 書籍やアニメが実写化されることが多くあります。 それぞれたくさんのファンがいるから映画化の企画がもちあがるのだろうけれど、成功する例は少ないようです。

 人によって評価は分かれるけど、思い入れのある作品である以上、求める期待値が高いのですね。

 巨費を投じた大作『ジョン・カーター』は、私の予想通りたいした話題にもならないばかりか、世界中の『火プリ』ファンを落胆させてしまったようです。

 ま、それも随分前の話のこと、今は映画のことは忘れてゆっくり本を読み直してみましょう。

 

 【紫外線励起蛍光写真】

 このところハマっている、『紫外線励起蛍光写真』の動画ができあがりましたので、よろしかったらご覧ください。

 

 

| | | コメント (8)

2023年3月21日 (火)

花冷えの夜・・・

8757

 花を一気に咲かせた暖かさは日中のみで、早朝や日没後はぐんと気温が下がります。 こう寒暖差が激しいと、うっかり薄着で出かけてしまうと後悔しますね。

8756

 日の出前の空は、柔らかく暖かそうな色なんだけど、やっぱ寒いよう・・・。

8758

 それでも真冬の冷たさとは違いますので、早朝散歩も楽になります。 考えれば、雨の日も雪の日も、凍りそうな朝も早朝散歩を欠かしたことがないので皆勤賞ものですね。

 本日は春分の日でおやすみなので、お昼の散歩にも行きました。

8759

 散歩コースのコブシも満開です。 このコブシの木はいつからあるんだろう? 私の年齢より長いんじゃあないかな。 以前、治山事業で切られそうでしたが、ぎりぎり工事範囲から外れて生き延びました。

 こうなったら、ずーっと残って欲しいですね。

 

 【謎の箱の正体】

 さてさてお待たせいたしました。 前回の記事で、いやに含みを残した謎の箱(#^^#)

8761

 手前の丸窓にはフィルターを収めるスリットがあります。

8760

 これが今回の実験のキモ。 紫外線は透過するけれど、可視光はカットするという特殊なフィルターです。

8765

 取り出したるは、紫外線を照射する小型ライト。 UVレジンを硬化させたり、鉱物を光らせたりするやつです。

8762

 その紫外線ライトを箱にセット。

8763

 フタをすればこんな感じ・・・。 お尻が飛び出しているのは、ライトのON/OFFのスイッチがここにあるからです。

 ではこれで何をするのか? ・・・は、長いけれど以下をお読みくださいませ。

 

 【虫の気持ちシリーズ特別編】

 昆虫は見ている光の波長が我々人間と異なり、紫外線をみることもできるとか。 ・・・とすると、美しい花もまったく違った色彩となっているでしょう。

 昆虫が紫外線で見ている世界を覗いてみたい・・・のですが、そもそも人間の目は紫外線を捉えることができないので、なんらかの方法で撮影するということになりますね。

 それにはいくつかの問題もあります。

 ・一般のカメラは赤外線・紫外線は画像に悪影響を与えるということでカットする
フィルターが付いている。

 ・可視光を抑え紫外線だけをキャッチしなければならない。

 余談ですが、ニコンのレンズで紫外線撮影に適した『UVニッコール105mmF4.5(Fマウント)』が1997年に発売(再販売?)されていたようです。 当時の希望小売価格で約40万円というビックリレンズ。
 中古品でも現在は超希少で、手に入れるのはよっぽどの僥倖が必要でしょう。

 ま、産業用レンズとして現在も受注生産はしてくれるようですが、詳細はよくわかりません。

 

 ということで、紫外線写真というのはハードルが高く、そうそう簡単に撮れるものではないのですな。 以上の事を踏まえ検討した結果、まずは『紫外線励起蛍光写真』を撮ってみようと考えました。


 【紫外線励起蛍光の基礎】

 量子力学において、原子・分子などのとりうる状態のうち、もっともエネルギーの低い状態を基底状態といいます。 紫外線などの照射(励起光)でエネルギーの高い状態(励起状態)となると、多くは光を放出してもとの基底状態に戻ろうとします。

 放出された光は励起光の波長より長い波長の光となり、それが可視化した蛍光というわけで、その蛍光を撮影したものが『紫外線励起蛍光写真』ということになります。

 虫が見ている世界とは完全に一致してはいないけれど、ふだんとは異なった不思議な世界を垣間見ることはできるとは思います。


 仕組みとしては簡単で、紫外線ライトの前面に『紫外線は通すが可視光はカットする』フィルターをセット。 それを対象に照射して、放出された蛍光を撮影するというものです。

 (紫外線ライトの直接照射だけでは可視光も多分に含まれてしまうため、紫外線のみ通過するフィルターを付ける)

 さてさて、どんな写真が撮れるかなあ。 ちなみに、私が撮ろうとしている紫外線励起蛍光写真は、物理学的に厳密なものではありませんのでご了承ください。

 では、紫外線ライトをONにして、部屋は真っ暗にします。

8764

(撮影風景。 対象はハオルチアの花)

 補足ですが、通過させる紫外線の波長のピークは340nm(ナノメートル)のフィルターを選択しました。

 でも、なんやかや言っても、原理は結局『ブラックライト』やん!

 ・・・たはは、そう言われてしまえばそうです。 小難しいこと言ってすみませぬ(-_-)

 

 では、いくつか撮ってみましたので紹介します。

8766

 ハオルチアの花。 花全体が光ってますね。

8768

 アンズの花。 花粉が光ってますが、あとは普通かな?

8767

 パンジー。 やはり花粉が蛍光を発しています。 花弁は赤系に・・・。

8769

 お仏壇に飾ってあった花(菊?) なんとなく想像通りかも。

 

 ・・・実験的にいくつか撮りましたが、露光時間とかホワイトバランス調整とかがまだ経験不足。 練習してまた載せますね~。

 

| | | コメント (6)

2023年3月19日 (日)

花咲かじいさんも真っ青?

 ここのところの暖かさで、樹木の花が一気に咲き始めました。

 少し前・・・、ようやく梅が咲いたかな~なんて思っていたら、あれよというまにサクラ、コブシ、キブシ、ハクモクレン、スモモ、アンズ・・・などなど。 うーむ、こんなにいっぺんに咲いてしまうのはいかがなものか。

 花咲かじいさんも青ざめてしまうくらいの短期間一斉開花です。

8748

 これは近所のスモモの花。 朝方はつぼみだったのに、午後には開いてしまうという早さ。 受粉作業が間に合わないのでは? 貴陽・サマーエンジェルなどは他品種との受粉が必要です。

 スモモはハリウッドなどの早咲き品種が受粉樹に使われますが、同時に咲いてしまっては人工授粉が十分にできないのでは? 果樹生産にダメージがなければいいけどね。

 この暖かさはまさに異常です。

8752

 でも、早朝・夜間はまだまだ冷え込みます。 夜明け前の色彩は柔らかいけれど、頬をなでる風はしっかり体温を奪っていくなあ。

8753

 散歩に出る頃には、もう空はかなり明るくなってます。

8751

 棚田を一周して帰ると、もう日中の明るさに・・・。 季節は確実に進んでおりますな。

 

 【土日を待って】

 稲作準備も少しずつ進めていかなくてはならないし、野良作業も溜まっています。 土日になったらあれしよう、これしよう・・・と計画を立てていたら・・・。

8754

 土曜は結構な雨。 そのうち止むだろうと思っていたけど、結局一日中降ってしまいました。 はあ、何もできん・・・(-"-)

 日曜は晴れそうで、まだよかったわい。

8749

 ほいで日曜日。

 ここはラピュ田の脇にある、資材置き場。 トタン屋根が錆びだらけだったので、朝早くから塗装作業。 ああ、塗装前の写真を撮るのを忘れた! 錆で真っ赤だったんですよ。

 ま、とにかく終わってよかった。 ペンキ代もバカにならないけれど、屋根が抜けてしまっては結局修理代の方が高くつくからねえ。 塗装関係は、あと2棟?小さなハウスの骨組みがあるけど、それはおいおい。

 

 【新たなる取り組み?】

 ふっふっふ。 ほっほっほ。 むっぺっぺ・・・。

8750

 また、面白いことを考えたので、その下準備もしております。

 厚さ2.5mmのMDFボードの歯切れがあったので、それを利用して箱状に組み立てました。

8755

 そいでもって黒く塗装。 うむ、乾けばこれで完成じゃ。

 さ~て、これは何でしょう? 箱に空いた丸い穴がヒント・・・、って、これが分かる人は、太陽系にはいないのではないでしょうか? もし分かったら、あなたは宇宙人です。

 とにかく、うまくいくかわからないけれど理論上はできるはず。 大ヒントは、花を今までとは全く違った側面で観察しようとする『たろエモン』の道具です。

 今回はこれまでですが、この後この続きの記事がなければ、あえなく失敗したということで・・・。 何やらわからないと思うけれど応援しましょう!

 

 【まだまだ雪化粧】

8747

 いろんな作業を終えてふと見ると、雪化粧の富士山が夜に紛れていくところでした。 日差しが強いので暖かく感じるだけで、実際の空気はまだ冷えているのですね。

8746

 畑のアンズの花も、夜闇に沈んでいくところでありました。

 

| | | コメント (6)

2023年3月13日 (月)

スーパーまっちゃろちゃろすけ

8740

 相変わらずはっきりしない、早朝の空模様です。 気温も一進一退で、汗が流れるほど暖かくなったかと思えば、上着がもう一枚欲しいほど冷える時間帯もあります。

 でも、樹木や草花にとっては十分すぎる暖かさなのでしょう、待ち焦がれていたように一斉に開花が始まりました。

8739

 散歩ルートの菜の花畑もイエロー一色。 田んぼの目覚めはこれからだけど、早い家では既に田起こしをしてる様子。

8745

 私は指を負傷しているので、まだ『おいた(重い作業)』はできず、それならばと以前からの懸案であった、ハウスの骨組みの塗装を行いました。 

 ここは稲の苗を育てるところ。 パイプがだいぶ錆びてきて見栄えも悪いので、スモークグレーで塗ってみました。 錆の上からガンガン塗れる油性の塗料だけど、思ったより作業が大変。 ペンキも見積もりより多く必要だったし、『ペイント薄め液』もかなりの量を使い、途中で買い足しに行くという効率の悪い事をしてしまいました。

 でも、なんとか終わってやれやれ。 今年はリフォームしたハウスで育苗できそうじゃ。

 

 【スーパーまっちゃろちゃろすけ】

 前回の記事に載せた『モミジバフウ』の実。 また少し探してみたら、おっきな実を落としていた個体を発見!

8741

 ふふふふ、でっかいぞい。 

8742

 まあ落下してから踏まれたのか潰れたのが多く、形の整っているのはわずかです。

8743

 前回のものより2周り・・・いや3周りも大きそう。 リースの材料には、十分すぎる逸材ですな(*^-^*)

8744

 今年の秋には、イキのいい?のを拾いに行こうっと・・・。 で、街の駅に出荷して大儲けじゃ! 目指せ『モミジバフウ御殿』!

 

 【ちょっと遅れましたが】

 少し前、フクジュソウについて書きまして、それを動画にしようしようと思ってましたが(他の作業優先&夜は眠い)でなかなかできませんでした。 このたび、幸か不幸か指の怪我のため大人しくしている時間がありましたので、ちょいちょいと完成させますた。

 内容はブログ記事と同じですが、動画は臨場感がありますので、よろしかったらみてね!

 

| | | コメント (6)

2023年3月 9日 (木)

まっちゃろちゃろすけ

 【霞む空】

 この時期らしい、煙たいような空。

8729

 春霞とはよく言ったもので、境目のはっきりしない遠景がより幻想的になりますな。

8728

 日の出も、まるで満月のように目を細めなくても見ることができます。

 ただこの霞・・・、花粉の集合体なんじゃないかと想像すると、クシャミがでます。 実際は空気中の水分などの影響でしょうが、こうして早朝から鼻がムズムズしているとそう疑いたくなります。

8737

 わんちゃんもたまにクションとするので、ムズムズするのでしょうかね?

 

 【まっちゃろちゃろすけ】

8732

 近くの道路に沿う、街路樹。 この樹木は『モミジバフウ』で、秋には見事な紅葉を見せてくれます。 もちろん今の時期は葉はありませんが、新芽を膨らませてもうすぐ始まる新緑レースへの準備です。

8731

 『アメリカフウ』とも呼ばれ、その名の通りアメリカ原産の樹木です。 葉っぱがモミジに似ているので『モミジバ』なのですね。

8734

 何気なく樹下を見たら、可愛らしい実が落ちていました。 おお、これはトトロのアニメに出てくる『まっくろくろすけ』っぽいではありませんか。

 色は茶色いので、『まっちゃろちゃろすけ』ですね( ´∀` )

8735

 種はすでになく抜け殻となっていますが、なかなかシュールというかキュートというかユニークな形です。

8736

 実はなかなか固く割るのに力が入りましたが、残っていた種子がひとつポロンと落ちてきました。 おっ。

8738

 この実は、クリスマスリースの材料としても流通しているようで、調べてみるとなんとひとつ100円計算のものも・・・びっくり。

 こりゃ秋に拾っておかなくては・・・。 元手はタダなんで、大儲けして『モミジバフウ御殿』を建てるのじゃあ。

 

 【たろくん、不覚】

 はあ、やってもーた。 

 ほんと、刃物の扱いには気を付けましょう。

8730

 私はいろんな道具はいつもピカピカにしておくのが好きなのですが、扱いは慎重にしないといけませんな。 ちょっと花粉アレルギーでボーっとしていたのもあったけど、気が付いたら指の根元がすっぱり切れておりました。

 あら? 傷は思ったより深く、久々自分の肉を見てしまいました。 押さえていても滴る血がなかなか止まらず、こりゃあだめだなあと判断してお医者さんへ。

 『縫った方が治りが早いから、縫いましょう~、そうしましょう♪』

 『ひ~!』

 ということで3針縫われますた・・・( ゚Д゚) まあ、切れ味の良い刃物の傷だったからか、痛みはあまりなくすぐにくっ付いてくれてよかった。 麻酔の注射の方が痛かったなあ。

 でもこうなると不便なもので、顔もろくに洗えません。 ま、かすり傷で済んだことを感謝しないといけませんな。

| | | コメント (10)

2023年3月 4日 (土)

燃える空

 【やっぱり、早起きは三文の徳かな?】

 3月となり、スケジュール手帳が新しいページに変わりました。 まだまだ肌寒い空気の中のわんちゃんの散歩道で、思わぬ空からの贈り物にびっくり! じゃじゃじゃじゃーん♪  (3/1の早朝です)

8722

 現実派の私も、思わず『大いなるものの存在』?、っつーか『地球の息吹』?っつーか、そんなものを感じてしまったほどの朝焼けでございました。

 

8723

 早朝5時40分。 わんちゃんを家から連れ出すと、空が赤紫に染まっているのに気が付きました。 写真の色合いは、その時の実際の見た目とほとんど変わらないはずです。

8725

 赤紫がだんだんと薄れていき、代わりに深いオレンジ色が増してきます。

8724

 そして日の出の位置が明るく光り、何とも言えない色彩。 うーん、すんばらしい・・・。

 年に数回見られるかどうかの気象ショーでありましたな。

 

 のちほど村の住民の女性と出会い、朝焼けの話に・・・。

 『ねえねえ、見た? 朝焼け』

 『うん、すごかったねえ。 滅多に見られない空だったね』

 『そうそう、あたしなんかうれしくなってさ。 近所に話したんだけど、みんな寝てたって。 もー』

 『あはは、まあ早起きは三文の徳とはよく言ったもんだね』

 『そそ。 今日は、いいことある気がする』

 『きっとあると思うよ』

 夕方に再び話をしたら、買い物で何だか?がとっても安く売っていたらしい・・・。 よかったね( ´∀` )アハ

 

 【こりゃ、たまりませぬ】

 『また、頼むよ~』

 うぬ、イヤな予感がしてたのが当たったぞい。 でっかい松の手入れをするから、できるやつ集まれの合図でございます。

 『花粉がわんさか飛んでるから、やだよう』

 『おりゃ、アレルギーないよ』

 『いや、あんたがなくてもオレにはあるし・・・。 今年は花粉が大豊作だって話じゃん』

 『まあまあ』

8718

 結局、現場に立っていたのでありました(-_-;)

 ここの松はデカいので大変なのですよ。 てっぺんは、2階建ての家の屋根を超えています。

8719

 幹回りなんて、一抱え以上あるし・・・。 木に直接登って作業しなければならないので、体勢がキビシイのですな。

8720

 写真では高さが伝わりませんが、うっかり足を滑らせたら真っ逆さまでござる。 それより『ウヘックショイ!』・・・、わう、目がかい~! 鼻水が落ちる~。 けど、手が離せないので鼻がかめな~い! じゅるじゅる・・・つうー・・・ぽたん。 わう、ばっちい!

 風もあったので、縦横無尽に飛び交う花粉に耐えての作業。 ああ、つらひ・・・。 Nちゃん、うらむぞ~!

8721

 結局、夕刻までかかってしまいました。 この松は元気がよく下芽が十分にあったので、かなりさっぱりさせたつもりでも、まだちょっと濃いかな? まあ、とにかく終わってよかったわい。

 木登りのきつい体勢維持ばかりでなく、目のかゆみと鼻水との格闘もあったので、ちょいぐったり。 はあ、もうしたくね~。

 

 【来るならこいや~!】

 あるものを購入いたしました。

 レジの横にあった怪しい?テープ。 なんやら面白そうなので手にとり、レジのおねいさんに聞いてみました。

 『これ、ほんとに効果あるの?』

 『さ~?』

 『どうなんだろうね~?』

 『さ~?』

 『売れてるのかな?』

 『さ~?』

 なんか、農業新聞には載ったらしいのですが・・・。 果たしてそれは・・・。

8726

 『来るなら濃いピンクテープ』(または『さ~?テープ』)です。 動物除けに、作物の周囲に張り巡らせる秘密兵器? あまり効きそうもありませんが、ネーミングに惹かれて買ってしまったのです。

8727

 よく見ると、『ご近所さんの侵入も防いでくれる』とのこと。 これって倫理的に大丈夫なの?(;'∀')  ま、作物を作っていると、我々が『頭の黒いサル』と呼んでいる輩が、ちょいちょい出没するものですからねえ。

 

 とにかく今回使ってみて、効果の是非を確かめてみたいと思います。 そして今後、このテープのことを聞かれたら『さ~?』か、またはそれ以外の答えができるのか楽しみでございますな。

 ひょっひょっ。

| | | コメント (8)

« 2023年2月 | トップページ | 2023年4月 »