富士山ぷりん
朝方は雨も上がり、下界は靄に包まれました。 雨の中の散歩はやはりテンションが下がるので、降っていないだけありがたい・・・。
遠方の富士山が、雲の隙間からちょこっと顔を出しています。 ん? あり?
つい先日までは真っ白に雪化粧していたのに、ゼブラ模様になってるじゃん! 日中の初夏を思わせる気温に、いつの間にか雪が溶けていたのですね。
こうなると『農鳥』のニュースが流れるまで、あと少しのようです。
【富士山ぷりん】
先日、富士山の麓に住んでいる姪っ子が遊びにやってきました。 手土産は私の好きな『富士山ぱん』と、新製品の『富士山ぷりん』
おおおお、スイーツに目のない私には、ポイントの高い土産だぞい。
冠雪した富士山をイメージしたぷりんだけど、やはり富士山は青いのがステータスなんだねえ。 うん、おいちい。 でも、ビンがぶ厚くて中身が少ないような気がするぞ。
【自分の中の不朽の名作】
だれでも、思い出に残る本というものがあると思います。
私にも幾冊かありますが、SFのジャンルではやはり『火星のプリンセス』ですね。 エドガー・ライス・バロウズのSF冒険小説。 思えば小学生の頃、学校の図書室でこの本を見つけ夢中になった記憶があります。
多分、小学生用にやさしく書き下ろされたものだったのでしょうが、それでも独特の世界観にのめりこむことができた気がします。
もう少し成長してから本屋さんで文庫本を手に入れ、読み直してみたらやっぱり面白い。 こりゃ不朽の名作だね。 未だに私の蔵書のひとつとなっていますが、かなり古いものなので表紙は破れてなくなってしまっています。
この度、ひょんな事から『合本版・火星シリーズ第一集 火星のプリンセス』を手に入れることができました。 合本版とは、火星シリーズ全11作のうち1~3作を合わせた分厚い文庫本です。
そして表紙絵は、武部本一郎氏の描くヒロインの『デジャー・ソリス』 ああ・・・、これだけでこの本を手に入れた価値があるわい。
露出度の高い衣装をはおり、物憂げに座り込む王女の姿に、密かにトキめいた少年も多かったのではないでしょうか。
それからン十年。
ディズニーから映画化されるという情報を聞いて、当時の様々な思い出とともにこの本の記憶が蘇り、楽しみに待つこととなりました。
そして2012年、『ジョン・カーター』というタイトルで映画公開。 おおおお、待ちかねたぞ。
バルスーム(火星の世界)を舞台として大活躍する主人公ジョン・カーター。 獰猛な緑色人タルス・タルカス(後に親友となる)。 異星の怪物『大白猿』との戦い。 そしてヘリウム(国名)の王女デジャー・ソリスとの恋。
・・・様々な場面がフラッシュバックしました。
うう、わくわくするなあ。
え・・・・? なんか違う・・・。 映画が始まったばかりなのに、すでにイヤな予感。 まず火星に行くまでが異様に長い・・・。 別の映画もう一本分くらいの冗長な導入部ののち、ようやく火星に・・・ふう疲れた。
よーし気を取り直して・・・。
あら? 最初に出会う緑色人タルス・タルカス、これちゃうねん・・・ええ? 貧相なET? さらに私のデジャー・ソリスは、こんなアマゾネスのようなおねいさんではなーい。
武部本一郎画伯の描いた表皮絵の、清楚なイメージが強すぎてどうにも受け付けないのですな。 加えてストーリーも大味だし、意味のないドタバタ感満載でなんじゃこれは? の連続。
私の『プリンセス』とのあまりの乖離に、この映画は『火星のプリンセスでない』という結論になりました。
書籍やアニメが実写化されることが多くあります。 それぞれたくさんのファンがいるから映画化の企画がもちあがるのだろうけれど、成功する例は少ないようです。
人によって評価は分かれるけど、思い入れのある作品である以上、求める期待値が高いのですね。
巨費を投じた大作『ジョン・カーター』は、私の予想通りたいした話題にもならないばかりか、世界中の『火プリ』ファンを落胆させてしまったようです。
ま、それも随分前の話のこと、今は映画のことは忘れてゆっくり本を読み直してみましょう。
【紫外線励起蛍光写真】
このところハマっている、『紫外線励起蛍光写真』の動画ができあがりましたので、よろしかったらご覧ください。

























































