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2022年10月30日 (日)

青空美術館

 【青空美術館】

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 朝晩は相変わらず冷え込んで、だんだん起きるのがツラくなりますが、景色の変化が美しくなってきたのは楽しみかな。 思いがけず美しい光に出会えると、わんちゃんの散歩にも気合いが入ります。

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 起床は毎朝5:30。 まだ時期的に真っ暗な時間ではないけれど、これからどんどん夜明けが遅くなっていくでしょう。

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 空の変化は、まさに『青空美術館』ですね。

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 マジックアワーと呼ばれる時間帯だけあって、光の妙は月並みな言い方だけど心洗われるような体験をさせてくれます。

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 またタイムラプス動画を撮っていきたいな。

 

 【あんぽ柿への道】

 ああ、土日がなくなってしまいました・・・( ノД`) 柿の大豊作のため、農家は大忙し。 お手伝いも大忙し。

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 柿を収穫するのもコツがあって最初はなかなか早くできませんでしたが、今ではかなりのスピードとなり、まるでもとからの農家の息子のようです。 ちなみに収穫は道具を使わず、手でしぱっしぱっともぎ取るんですよ。

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 ここの農家の柿畑はこの4種類です。 でっかい左側から『甲州百目』『勝平(大玉)』『平核無(ひらたねなし)』『大和百目』。 さすがに甲州百目はでかい!

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 大和百目は独特の縞模様があり、私はこれが特徴だと思っていました。

 農家のおやっさん『こりゃ、虫がぺろぺろするだぞ。 それでこんなになっちまうだぞ』

 私『へ? 虫がぺろぺろ?』

 農家のおやっさん『んだ』

 よくわからないので、ちょっと調べてみました。 なるほど、確かにスリップス(和名:アザミウマ)とよばれる昆虫の仲間が幼果を食害すると、こうした縞模様風の食痕が残るようです。

 でもこれは皮の部分だけで、干し柿などの加工目的であれば被害の影響は少ないと言えます。 

 農家のおやっさん『生のままでは商品価値は[0円]だぞ』

 私『見た目が悪いから?』

 農家のおやっさん『んだ』

 うーん、難しいですねえ。 人間は農薬キライキライと言いながら、使わないで作った見た目の悪いものは買わないんだもんな。 現実は見た目の良いものは、滝のように農薬を浴びているものです。

 今の時代、農薬を全く使わないで商品価値を下げないなんてことが可能なのでしょうかね?

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 さて話が逸れましたが、縞模様の柿も皮を剥けばまったく問題ありません。 とくにこの大和百目は、先に行くほど赤っぽくなるグラデーションが美しい。

 干し柿にしても色が美しいので、特に好まれるそうです。 ほほう、柿の種類によってそれぞれ違うもんだねえ・・・。

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 さてさて、収穫の際に見つけた柿の『ご神体』の数々。 加工にも不向きのため廃棄されるところ、いただいてまいりました。 ふっふ、こういうのがたまりませんな。 なむなむ、パンパン!

 ご神体に名前を付けてあげました。 左から『ファラオ君』『うらなりびょうたん』『白鳥の沼』 あー、ありがたや。

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2022年10月26日 (水)

いきなり冬・・・?

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 今秋は、柿が大豊作。 町や村のあちこちで柿の実が重たそうに揺れています。 うーむ、この様子では、『あんぽ柿』作りもかなり忙しくなるかもしれないなあ・・・。

 それなら柿農家のお手伝いの前にいろいろと農作業を済ませておかないと・・・と思っていたら、さっそく連絡が・・・。

 

 【降りおった・・・】

 気温がぐんぐんと下がり、雪でも降りそうだなんて言っていたら・・・翌日。

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 裏山の上部が真っ白。 まあ、裏山と言っても標高は2,000mはあるけどね。

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 もちろん富士山も真っ白。 こりゃ、『富士スバルライン』が通行止めになるわけです。 しっかし、寒いのう。

 

 【少しずつ冬支度を】

 こんなに寒くなるとは思っていなかったけど、やっておいてよかったことがふたつ。

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 キャスター付きの受け皿を出して・・・。

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 温暖性の果樹をキレイにして、消毒スプレーもしゅっしゅっと。

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 縁側に避難させました。 温暖性果樹は2種類。 ジャボチカバ2鉢とフィンガーライム3鉢です。 廊下が狭くなるけれど、この2種類だけはここの冬の寒さには耐えられないので、仕方ありません。

 降雪のあった翌朝は、放射冷却現象で4℃まで下がったのでよかったわい。 特にジャボチカバは10℃を下回らないように育てないといかんからねえ。

 

 それと、田んぼの2番穂の刈り取り。

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 わんちゃんの遊び場となっている田んぼ。 2番穂が随分と伸びてきたので刈り取りました。

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 そのまま耕運してしまう人も多いけれど、私は早く腐るのではないかと思い、毎回刈っています。 耕運したあとの見栄えもいいからね。 このあとはケイ酸を撒いて耕運だけど、やりきれませんでした。

 

 【あんぽ柿作り始動】

 まずは柿の収穫から。

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 実をもいで、首にぶら下げたカゴに入れていくんですが、だんだん重くなっていくので脚立に上っているときはツラい。 バランスを崩すと転落してしまうので、慎重に詰めていきます。

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 これは『甲州百目(こうしゅうひゃくめ)』で、大きい部類。 でも、乾燥に時間がかかり(つまり乾燥室の燃料代がかさむ)コスパがよくないので、どちらかと言えば小型品種の『平核無(ひらたねなし)』などの方が、農家には好まれるかな?

 乾燥が早くスピーディに商品化できるのが魅力でしょう。

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 おお、ご神体発見! なんとなく嬉しくなりまする( ´∀` )

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 収穫した柿は、翌日にガンガンむいて、ガンガン吊るします。 乾燥室に入れれば、5日くらいで出来上がるかな?

 

 ご神体は、ありがたくもらって帰り・・・。

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 玄関に飾り付けます。 ハロウィンも近いし、お飾りとしては雰囲気たっぷりですな、ふっふ。

 

 しかし、あんぽ柿作りが始まってしまったので土日も関係なくなり、休みがとりにくくなってしまったなあ。 遅くても11月いっぱいまでには田んぼの耕運もせにゃならんので、どーしよー。

 それに、渋柿では摘まみ食いもできんし、お楽しみがないぞ。

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2022年10月22日 (土)

秋寒し・・・

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 朝晩はすっかり寒くなり、上着を重ねないと冷え切ってしまいます。 なんか過ごしやすい気温の日が少なく、うんと暑いか寒いかのどちらかに偏っているような気がするな。

 また、空の変化が美しくなって、早起きして動画を撮りたくなってきます。 『富士彩景Ⅲ』の動画作りに向けて準備していかないと。

 

 【さんぽ道も、いつしか寂しく】

 わんちゃんにとっては、散歩に快適な気温なんでしょうか。 いつになく長い散歩になってます。

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 なんとなくコスモスも寂しそう。

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 見晴らし台のいつもの定位置。 ここに来ると、ぴょんとベンチに飛び乗ります。 田んぼもすっかり秋化粧?

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 いつも通り田んぼではしゃいで・・・、

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 いつも通り寝る。

 

 【植木屋さんのお手伝いも今日まで】

 しばらく植木屋さんのお手伝いをしていましたが、来週からは『あんぽ柿』作りのお手伝いで果樹農家へ行きます。 なんか、人気者になってしまって忙しいのですが、頼りにされているうちが花なんで頑張ります。

 植木屋さんをしていると、あまり見た事のない樹木にも出会える楽しみがあります。

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 松の仲間、でっかい『大王松(ダイオウショウまたはダイオウマツ)』もそのひとつ。 このでっかい松ぼっくりが欲しいのだけど、今年もなっていないや。

 剪定しちゃうからだろうなあ・・・。 こっそり伸ばしたいけれど、目立つ木なのでそうもいかんな。

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 松葉の長さは40cmはあります。 まさに大王の貫禄。

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 パンクヘアーにもなります。 北斗の拳に出てきた、すぐやられちゃうザコキャラにもこんなのがいたな。 『ひでぶ!』

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 こうみるとなかなか雰囲気があります。 しかし、かなり巨大になる木なので、よほどの広い庭でないと育てられないですね。

 

 ん? この葉っぱは? 玄関先の大きな鉢からあふれそう。

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 これは月下美人ではないかいな?

 混んでいるところをチョキチョキ。

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 それをいただいてきて、ペットボトルで水耕栽培? うまく根っこが出るかなあ。

 

 【森の忍者 ムササビPartⅣ】

 さてさて、ムササビの動画の4作目が完成しましたのでお披露目です。

 よろしかったらご覧ください。 また、チャンネル登録もよろしくお願いいたしますでそうろう・・・(;^_^A

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2022年10月16日 (日)

どうぶつの森

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 10月も半ば・・・。 空気はすっかり秋らしくなりましたが、急に高い気温となったり天気が崩れて寒かったりと、とても快適とは言えないかな。 なんか、中間の過ごしやすい日が少なくなっている気がします。

 休日に天気の悪い日が続いたのもあって、野良作業が遅れがち。 今年最後の草刈りも、どんどん済ませないとね。

 

 【田んぼラン】

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 収穫の終わった田んぼに、二番穂が青々しい・・・。 これで水が溜まっていたら、田植えをしたかのようです。 これはこれでなかなかステキな景色となっているのも確か。

 イネは最後まで魅せてくれますな。

 その中をわんちゃんと遊びます。

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 稲わらが撒いてあるので、ふんわりと柔らかい踏み心地。 わんちゃん、行ったり来たりで大はしゃぎでございます。

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 遊んだあとはお昼寝タイム。 秋になって、ベッドが心地いいね。

 

 【破牢奇手異、カワイ子ちゃん化計画】

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 なんかろくに手入れもしなかったので、ボサボサの破牢奇手異。 目の前にネギを伏せておくところを作られてしまい、ちょっと目立たなくもなっています。

 この破牢奇手異は、隣の家の孫に『こわ~い!』と言われていたので、カワイ子ちゃん化しようと思っています。

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 目と口の位置や大きさが、コワさの原因かなあ・・・。 とにかくまずはボサボサの髪?をカット。 柔らかい感じに仕上げます。 葉っぱが目と口を再び覆ってしまえばいいんだけれど、まだ隠れるほど小枝が伸びてくれません。

 こりゃ、来年の成長期まで待たないとならないな。 その時は『カワイイ~!』って言われるようになるといいね。

 

 あ、あそんでいる場合じゃないわい。 草刈りをしないと・・・。

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 本日は休耕田の除草。 いやあ、動くとやっぱり暑いや。 でも、これで草刈りも今年最後だね。 あと2か所あるけれど、それは後日に。

 

 【どうぶつの森】

 暗くなるのが早くなったのと、稲作が終わって余裕ができたので、ちょいとお山の方へ足を伸ばしました。

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 おお、いたいた。 目的はこれ! 森の忍者、ムササビくんです。 去年も観察した同じ木の穴だけど、住人は少し顔が違うような気がするな。 ちょっと顔がキツいように思えます。

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 やはり、ちとブサイク。 うーん、去年のムササビの子供でしょうかねえ。

 

 冬に向かって繁殖の時期になりますが、今はちと早いのか、賑やかな声はあまり聞こえません。 (繁殖は年2回で、冬と初夏。 でも、冬の方が激しく?賑やかだそうです。)

 観察が寒さで震える季節の方が、いろんなアクションを見せてくれて興味深いと思います。

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 この穴に住んでいると確認できたので、これから度々訪れようと思います。

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 滑空も見せてくれました。 飛ぶ方向が分かれば向かってくる姿を撮れるだろうけれど、なかなか難しいものです。 でも、なんとか工夫して撮ってみたいな。

 ちなみに着地(といっても地面ではなく、飛び移り先の木)は、かなりの衝撃なのか大きな音がします。 ドスンとか、バスンとかの鈍い音。 たまに枝が折れるバキバキバキなんて音も混じります。

 ほんとは日中から周囲を観察して、食べた葉っぱなどのフィールドサインを見つけけられたら楽しいだろうな。

 

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2022年10月 7日 (金)

フローラル・シャワー

 【10月もあっという間に】

 10月になったなあなんて思っているうちに、あっという間に上旬も過ぎてしまいそう。 まったく駆け足で時が過ぎていきます。

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 それに、このところ毎日のように空が泣き出して寒いし、テンションもあがりません。 夕刻には時折こうして雲が切れるのですが、またどんよりと覆われてしまいます。

 脱穀ができずにまだ稲を干してある田んぼもあり、それを見るとうちは早く終えることができてよかったななんて改めて思います。 今年のお米は人気が高い?のかちょーだいという方がいっぱいで、もう分けてあげる分がなくなりそうです。

 さすがに自家消費の分はとっておかないと笑い話になっちゃうからね(-_-;)

 

 【ぎんなんロード】

 うちの畑の銀杏の木が、でっかいぎんなんをたくさん落として拾うのも大変。

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 家人がぎんなんを拾うのに、雑草があってヘビでも隠れていそうだからヤダということで、まだ天気のよいうちに草を刈って道を作っておきました。 まさに『ぎんなんロード』じゃわい。

 どうせなら雰囲気のある小道をイメージして・・・。 ああ、いっぺんにぱっぱと刈ってしまえばよいものを、こうして遊び半分でやってるから余計くたびれるのでありますな。 

 とにかく、ぎんなんは時期的に人気が非常に高いということで、『まちの駅(道の駅ではな~い。 もっとローカルな販売所)』と契約を結んで、この度販売することとなりました。

 それで家人が精を出して、せっせと拾うのでありますな。

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 ありゃ? 何かの足跡が・・・。 しかも、でっかいぞ!

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 これはわりと大きなシカですね。 ここんところ毎朝毎晩シカの『ぴょえ~♪』だの、『ぴゅわ~♪』だのの鳴き声が響いているので、そこらへんを闊歩しているのですな。

 まあ、シカもぎんなんは臭いので、見向きもしないようです。

 

 とにかく歩きやすいよう草刈りをしたのであります。 ・・・ふん、このくらいの雑草ならヘビもいないだろーに、大げさだのう・・・。 あ、いた!

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 あれ? このヘビは? え? 珍しい。 『シロマダラ』? 滅多に見かけないヘビで、地域によっては準絶滅危惧種となっているそうです。

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 へえ・・・。 久しぶりに見たぞ。 縁起がよろし? ^o^v

 

 【フローラル・シャワー】

 さてさて、秋はあちこちから助っ人の要請がくる季節でもあります。 あちこちといっても主に『植木屋さん』と『柿農家』  いつも重なるので優先順位をつけるのに迷います。

 まずは『植木屋さん』から。

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 大きなお寺の境内の植木の手入れ。 こりゃあ樹木の数が多いぞ。 10人でかかっても1日では終わらないでしょう。 応援のお呼びがかかるわけです。 とにかく『刈るべし、刈るべし』だい。

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 でっかいキンモクセイもよい香りを放っています。 『花盛りだけど、これもいいのけ?』『うん、やっちゃって』『ほいほい』

 ざくざくと葉を落としていくと、小さな花がシャワーのように降りかかってきて、全身がよい香りに包まれます。 まさにフローラル・シャワー。

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 緑のシートとの対比も美しいナリ。

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 ほわあ、いい香り・・・(*´з`) なんか贅沢な気持ちになってくるなあ。

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 やはり自然の香りは、人間がいくら研究しても真似することができませんね。

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 ザクロの花も、周囲の緑に鮮やかに浮かび上がります。

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 しかしザクロの木は鋭いトゲがあるので、植木屋さんにとっては厄介者。 イタタタ言いながら剪定していき、落とした枝は一時別保管。 そうしないと、片付ける際についぎゅう~! なんて詰めたときに刺さって痛い思いをしてしまうのです。

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 剪定のあとのハサミは、樹液(単純にヤニといいいます)で真っ黒。 私は道具はピカピカに光っていないといやなので、早速お手入れ。 これで、また名刀のようにスパスパ切れるぜ! (実際、こいつの切れ味はスゴイのですよ)

 

 【ついに登場!】

 今年はサルがいなくて助かるねえー、なんて近所の人と話していましたが、甘かった。 この度また現れるようになり、あちこちで作物被害が聞かれます。

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 うちの落花生ゾーンにも被害が。 2本、株が掘られています。 慌ててネットを被せて応急対策。 一度狙われると、毎日出勤するようになるサルリーマン(サラリーマン?)なのです。 はあ、まいったな。

 

 近所のお年寄り、奥方、殿方の楽しみの野菜作り。 こうして収穫間際に野生動物たちに狙われると、気力をも奪っていきます。 まだ若い私でも、とっつかまえて伸ばしてサルボナーラにしてやりたい気持ちもありますが、むこうも生きるのに必死なんですよね。

 地球は人間ばかりの土地ではないので難しいところですが、共存はまずできないだろうねえ。

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