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2022年8月28日 (日)

クサカリータ・シンドローム

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 湿気の多い、すっきりしない天気が続きます。 稲刈りを間近に控えたこの時期は、やはりすかっとした青空と揺れる黄金の稲が似合うのだけど、どうもいかんな。

 ただ、雑草たちにとっては程よく過ごしやすい(育ちやすい?)環境なのでしょうか、あちこちに背の伸びた群落が・・・。

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 そして恒例の、地元ボランティアによる草刈り。 田んぼ道に軽トラがこうして一堂に会するのは、このときくらいだけでしょうか?

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 刈払機は、普段はナイロンワイヤーを使用しているのですが、こうして生い茂ってしまうと非力なため円盤状のチップソーの出番。 少々の木くらいはスパッと切ってしまいます。

 ただ複数で行う場合は、安全により配慮しなければなりませんね。

 

 草刈りは、こうしたボランティア活動だけでなく、もちろん自分ちの敷地もやらなければなりません。 稲刈りが始まるとそちらに集中しなければならなくなるので、今のうちにガンガンやっておきます。

 休みの日となれば、あちこちから草刈り機の音が聞こえてきてまさにクサカリータ・シンドローム。

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 田んぼが黄金色に染まるのもあと少し。 水はもうお盆過ぎに止めてあるので、朝晩の水の管理からは解放されています。 長かったような短かかったような今年の稲作も、なんとか収穫まで漕ぎつけることができました。

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 なんにしろ、草刈りをせねば・・・。 まずは周囲を刈払機で刈っておきます。

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 あとは、歩行式草刈り機でぐるぐーる。 あー、やっぱ乗用草刈り機(マリオカートみたいなやつ)が欲しいなあ。 近隣ではその乗用草刈り機がブームで、購入者が増えています。 楽だし早いけれど、とかく機械が高額。 うーむ・・・。

 

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 近くの沢沿いの道にウリ坊。 いやいやこれは『ウバユリ』の実ですね。

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 そういえば、成長過程を撮影しておくのを失念していました。 あららら、また来年の課題としよう。

 

 果樹園?の方では・・・。

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 ちょっと旬は過ぎたけれど、ナツメの花です。

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 小さな実もなってる。

 

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 こっちはでっかいギンナンだあ。

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 今年もギンナンは豊作です。 ふひょふひょ、私はギンナンが好きナンです。 そして、肌寒くなるころに食べたくなる茶碗蒸しにはギンナンが付きものというか、ギンナンの入っていないのは茶碗蒸しではなーい。

 よーし、今度茶碗蒸しに100個くらいギンナンを入れてみようかな? (もう茶碗蒸しとは言えないか)

 ん? ギンナンの食べ過ぎは良くない? ・・・みたいですね。

 

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2022年8月18日 (木)

ひえ~!

 このところ天気が不安定で、厚い雲が空を覆っている時間が長くなりました。 油断しているとざーっと降ったり、雷がゴロゴロ鳴ったりと、落ち着かない毎日です。

 時折雲の隙間から太陽が顔を出すと、とたんにあっちい! 夏はまだ終わっていないんですねー。

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 殺風景な倉庫前に植えたケイトウが、元気に咲いています。 夏はやはりこうした濃い色彩の花が映えますな。 でも、夕刻から辺りを包む空気には、秋の香りがプンプンします。

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 私には秋のイメージの花、コスモスもいつの間にか花開き畑を埋め尽くすようになりました。 意図して種蒔きしたわけではないのですが、『花いっぱい運動』で休耕田に花を植えたものの種が運ばれてきたようです。

 刈るのも可哀そうな気がして残しておいたら、巨大になってしまいました。

 

 【ひえ~!】

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 田んぼでは稲が実り頭を垂れていますが、頭を垂れない輩が目立ち始めました。 うわあ、ヒエです。 雑穀として古代から食料とされてきた歴史もあるけれど、田んぼでは雑草です。

 それもラスボスクラスの雑草として、稲作農家には嫌われています。 毎年苦労して抜いているのですが、今年もポチポチ生えてきました。 放っておけば、膨大な数の種子をバラ撒いて来年に繋いでしまいます。

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 湿度もあり、田んぼに入るとすぐに汗が滴り落ちます。 足が泥に埋まって歩くのにも力がかかるので、やがて全身がぐしょぐしょ、あちいし服が重いよう。

 このヒエを抜いてキレイにしておくかどうかで、その人間を計られることもあります。 『あいつ(の田んぼ)あ、ヒエだらけで抜きもせん、だらしないやつだ』『米を作っているだかヒエを作っているだかわからん、あいつはダメどー』とかね。

 まあ、そんな陰口をいちいち気にすることもないけれど、水をシェアしている以上、種子が流れに乗って下方の田んぼに入ることになれば迷惑をかけることになります。

 一生懸命キレイにしている田んぼにヒエを供給してしまうのは、よかーないよね。 それだけ嫌われ者の水田の雑草だという訳ですから。

 そして私も、当初近所のおっちゃんに『ヒエが生えてるぞ~』とありがたく教えていただきました。 《教えてくれる》=《抜け!》という事なんですが。

 いざ田んぼに入ると30本くらいあったかなあ・・・。 とりあえず稲の高さを越えているものはなくなりました。 まだ隠れているのもあるはずだけど、まあいいや。 ヒエゼロ作戦は、なかなか達成の難しいミッションであります。

 

 田んぼの雑草の中でも、私が好きなものもあります。

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 ホシクサもそのひとつ。 名前通り、田んぼに星空が現れたようになりますな。

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 直径は5mmにも満たないかな? 拡大してみると、さらに小さな花が密集しています。 別名ミズタマソウ(水玉草) なかなかカワイイ田んぼの星でございます。

 

 【クヌギレストラン その後】

 前回動画にしたクヌギレストラン。 見上げたら、新しいお客様が訪れていました。

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 あの角ばった勇ましい姿は、ミヤマクワガタです。 おお、ちゃんといたのですね。 生息地の環境によって日中に活動する昼型、または夜間に活動する夜型に分かれるようですが、当県では日中に活動することが多いという調査の記述があります。

 また環境の変化に弱く、地域によっては絶滅の危惧のある昆虫だということです。

 

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 はいはーい、田んぼの見回りは終わりだよん。 訓練して『ヒエ抜き犬』になればすんごいけれど、まずムリ・・・。

 

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2022年8月13日 (土)

虹のち台風?

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 晴れていたかと思うと、突然降りだしたりと不安定な天気が続いていましたが、今度は台風発生。 雨は作物の恵みをもたらしたり、虹を連れてきたりとありがたいことも多いけれど、降り過ぎはいかんなあ・・・。

 毎回思うのは、あれだけの水がなんで空にあるんだろ?ってことです。 野菜に水をあげるための10リットル入るジョウロがすでに重いのに、よく空が支えているものですな。

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 田んぼでは稲が順調に育ってますが、実りを迎えて穂が垂れてくるころにやってくるのが台風。

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 強い風や、叩きつける雨で倒伏してしまうことが多々あります。 うーん、やだなあ・・・。

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 一部でも倒れると、日を追うごとに連鎖して倒伏範囲が拡大し、ついにはほぼ全体がやられてしまったことも何度かあります。 こういう自然現象ばかりは防ぎようがないけれど、なんとか持ちこたえてくれいと祈るしかありません。

 倒伏して水に浸かった米は、正直いって品質がぐっと落ちますね。 美味しいお米を収穫したいのはもちろんですが、今まで注いできた労力の日々のその思いが一気に削がれてしまうのはやめてけれ~、なのであります。

 

 【クヌギレストラン その後】

 田んぼの水見のついでと言っちゃあなんですが、毎日観察していたクヌギの木。 動画もたまってきたので、ここでまとめてみました。

 今年はカブトムシの年ですね。 去年はクワガタムシ・・・ミヤマクワガタが多かったんだけど、今年はまだ見かけていません。 このまま消えていないことを願いたいです。

 よろしかったらご覧ください。 カブトムシばかりでなく、他の昆虫もたくさん登場します。

 

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2022年8月 4日 (木)

深山の精霊

 【ヒマワリも空に向かって】

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 暑さが粘液のようにまとい付き、滴り落ちる汗がなかなか止まらない日々が続きます。 いろいろと動くのも億劫になりがちですが、えいやと気合いを入れて作業しないとね。

 『明日できる事は無理せず明日やれ』なのか、『今日できる事をしておけば、明日できることが増える』なのか、迷うところ。 まあ、私はどちらかといえば後者のほうですかね。 仕事が残るのはイヤだからなあ・・・。

 天気が不安定なこともあり、夕刻の空なんかちょっと芸術的に染まるのを見られるのがまだ救われます。

 

 このところ、いろいろあって畑などをじっくり見なかったんだけど、気が付いたら私の背丈より伸びたヒマワリがいっぱい花開いていました。

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 鮮やかなイエローは、田んぼのグリーンにバランスよく引き立つんですね。

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 私の耕作している田んぼは、すべて穂が出揃い満開です。 といっても稲の花は地味なので、遠目にはあまり変化がありません。

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 相変わらず、朝露が朝日を反射しています。 まるでグラニュー糖をまぶしたように、チラチラキラキラと細かな光の雨になりますな。

 

 【深山の精霊】

 気になっていた裏山に咲く花。 義母の葬儀を無事に済ませたので、気分転換と休みのうちにと山に行ってきました。

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 うちよりもさらに(かなり?)標高が高くなりますので、富士山の見え方が違います。

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 なんか噴火しているよう・・・。 ここから眺める富士山も、結構好きなんですな。

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 おお、咲いてた咲いてた! レンゲショウマです。 前回訪れたときはまだ固い蕾でしたが、今はあちこちで花開いています。

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 ふほほほほ・・・。 思わず笑みがこぼれます。

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 花数が少ないので摘んで構造を見ることはしませんでしたが、将来的に増えればぜひ内部のつくりを観察してみたいと思います。

 

 これまた動画にしましたのでご覧くださいませ。

 でも、急いで作成したのでアップしてからミスが見つかりました。 テキスト中『1族1種』と書いてしまいましたが『1属1種』の間違いです。

 YouTubeは1度アップしてしまうと、動画の訂正は削除してから再アップしなくてはなりません。 何かと不都合が生じる恐れがありますので、訂正文の掲載といたしました。

 よろしくです。

 

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