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2022年6月26日 (日)

バーチャル散歩

 ここのところ、日中は30℃を超える気温が続いています。 梅雨の湿気と相まって燃えるような空気に・・・、まだ6月だぞ、おいおい。 これで梅雨が明けたらどうなるんでしょうねえ。

 

 【未知との遭遇?】

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 おお、空にぽっかり浮かぶ物体。 UFOじゃあ! 大きさから言って母船かもしれません。 さらわれちゃう~、こわいよう~!

 これまで一度も遭遇したことないなあなんて思っていたけど、ついに・・・。 だけど、はつらつとした若い時分だったら、さらわれて宇宙旅行もめっちゃOK!なんだけれど、今では京都くらいしか行きたいところもないからなあ。

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 と、思わず空想してしまいましたが、これは吊るし雲ですね。 上空は強風が吹き荒れているんでしょう、吊るし雲を作り上げている富士山も雲に隠れて見えません。

 自然現象は、たまにはこんな愉快な場面を作りだしてくれるので興味深いです。

 

 【ルビーからモルガナイトへ】

 ルビーと言っても、食べられる方のルビー・・・サクランボ。 あっという間に時期を終え、サクランボ園は眠りにつく準備に入ります。

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 まずはハウスを覆っていたネットをまくり上げます。 これは、雑草が巻き付かないようにすることと、ネットの劣化を防ぐ意味合いもあるのかな?

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 まだ少しサクランボが残っています。 でもネットを開けた途端、鳥たちが入り込んでくるので、すぐに食べられてしまうでしょう。 最後に鳥たちへのプレゼントとなりますな。

 まあ、実を付けたままにしておくと腐って病気などが発生しかねないので、鳥たちに落としてもらうのも効率的でいいのかも。

 

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 そして、次は美しいピンクが目立つようになってきている、桃畑の作業へと移ります。 実の袋掛けや、銀色の反射シートを敷いたりと、大忙しです。 ちなみにここの農園では、桃の袋掛けは10万袋はするそうです。 ひええええ、10万・・・オトロシ(@_@)

 私は時間がある時のお手伝いなんで、どんなに気が楽な事か・・・。

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 早生の品種はほんわか良い色。 宝石で言えば、ローズクォーツかモルガナイトでしょうかね? ピンク色の宝石は、あまり知らないからテキトーです。

 では、ちと味見を・・・しゃくしゃく・・・あ、甘~い。

 

 食べるのは簡単だけど、果樹は労力、手間、汗、涙、鼻水、涎の産物なので、盗まれたなんてことになると、怒り狂ってしまうのも無理ないよね。 毎年、果樹盗難のニュースが流れますが、ホントに心無いことです。

 

 【バーチャル散歩】

 先日、NHKのTV番組『鶴瓶の家族に乾杯』で、ここの棚田が放映されました。 ブロ友の方々や、友人、知人から『みたよ~!』と言われまして、やはりTVの視聴はソーシャルメディアに押され気味とはいえ、まだまだ多いですね。

 私としては、日常の見慣れた景色が映像として流れると、『そんなに絶景かなあ? でも、まあまあかなあ』なんて改めて思います。

 番組内の冒頭の村人、トラクター男Aと軽トラ男B、養蜂のお姉ちゃんは知り合いです。 特に養蜂のお姉ちゃんは他所から来たけれど、地元に溶け込もうという姿勢に好感を持たれ、みんなの評判はまずまずですね。

 それはともかく、わんちゃんと散歩している道がTVに映るのは、なんか不思議な気持ちになりますな。 そこで、散歩コースを載せますので、バーチャってくださいませ。

 まずは、棚田コース。

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 外周を回って、最後に真ん中を突っ切ります。 右下の写真の田んぼは、TV内で鶴瓶さんたちが下りていった先にあり、私が頼まれて植えたところです(6枚)。

 

 次は、裏棚田&山間コース。

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 以前は田んぼが広がっていたのですが、現在は未耕作地が多くなりました。 わんちゃんはこの水路が好きで、石が転がると追いかけて遊びます。

 静かで落ち着くのか、わんちゃんはこっちのコースの方が好きかも。

 

 【田んぼのカスリ職人】

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 稲もすっかり成長し、水面もよく見えなくなった田んぼ。 毎年この時期に現れるのが『イネドロオイムシ』。 ここらでは略して『ドロムシ』と呼んでいます。

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 小さな昆虫なのですが、幼虫時は稲を食害して葉をカスリ状に。 イネドロオイムシの多い年は、田んぼがそれこそ真っ白になってしまいます。

 幼虫は、自らの糞を体にまとい身を守るとともに乾燥からも守っているそうです。 その姿が泥を背負っているように見えることから、ドロオイムシなのですな。

 むーん、しかし今年はなんか多いようです。

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 でも今は白い繭が目立ち始めたので、そのうち羽化してどこかに行ってしまうでしょう。 稲の生育が良好ならば、すぐに青さは戻り致命的な虫害にはなりにくいのですが、こう平均気温が高くなるとこの先は分かりません。

 温暖化はいろんなところに影響してきますな。 『こわいこんど・・・』(ここの方言で『恐ろしいことだ』の意)

 

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2022年6月19日 (日)

宝石店のひとつは店仕舞い・・・

 いやあ、本日は暑かった・・・。

 晴れ間が現れると気温はぐんぐんと上昇。 果樹園の中で汗をふきふき、お手伝いでサクランボの最後の収穫をしていました。

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 しかし、あっという間の三週間。 今年もまだまだコロナの影響も残りサクランボ狩りもかなり縮小していたので、ほとんどが出荷&店頭販売で終わりました。

 私はお手伝いなんで気が楽だけど、園主はいろいろなことに気を配らなくてはならないので大変。 まじ忙しかったろうけれど大きなトラブルもなく乗り切ったので、園のメンバーも一安心というところですね。

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 これだけサクランボがあると、双子ちゃんやら何やらユニークなのが見つかりますが、これも楽し。 色がはっきり分かれて、まるで『あしゅら男爵』のようではないですか。 『あしゅら男爵』をご存じでない方は調べてね^^

 とにかく、ルビーのように赤く甘い宝石は、本日をもって見納めでござりまする。

 

 【なかなかはっきりしない空】

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 今年は梅雨らしい不安定な天気が続いています。 梅雨明けは例年より早いという予報だけど、晴れると本日のような猛烈な暑さになるかと思うと複雑な気分になりますな。

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 天気は悪くても稲はどんどんと生長し、もう逆さ富士も見えません。 まあ、富士山自体が見えることも少ないですが。

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 風が通れば涼しいので、わんちゃん気持ちよさそう。 熟睡中です。

 

 【夜の宝石は、まだまだ元気】

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 庭にふうわりと飛んでくる蛍。 数は以前ほどではありませんが、それでも目を楽しませてくれる、この時期の風物詩です。

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 動画で撮っていますが、生き物相手&夜の撮影はなかなか難しいですねえ・・・。 動画を編集する十分な時間がまだとれないけれど、ちょびっと一部を公開。

 また、今咲いている野の花・・・『ホタルブクロ』に蛍を入れたらどうなるか興味あるところなので、ちょっぴり入ってもらいました。

 でも、蛍にとってホタルブクロの花の中は居心地のよいものではないらしく、すぐに出てきてしまいます。 人為的に入れないと、自ら入ることはありませんね、やっぱり。

 花の中で光る様子を、GIFアニメにしました。 クリックしてみてくださいませ。

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 自己満足で入ってもらいましたが、すまんのう蛍くん!

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2022年6月11日 (土)

梅雨どきプチフラッシュニュース

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 梅雨入りしてから、不安定な天気が続きます。 朝方、富士山が顔を出していても、午後には雲がもくもくと現れその姿を隠してしまうような毎日。

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 という私も、最近富士山を見ていない気がするな。 雨になれば野菜に水をあげる手間が省けて助かるんだけど、やはり雨天・曇天と晴れるのでは気分が違います。

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 気が付けば田んぼの稲もだんだんと生長し、緑の占める割合が多くなってきました。 早いもので、田植えからもう1か月経つんだよねえ。

 

 【プチフラッシュニュース その①】

 本物の富士山はなかなか見えないけれど、朝食にはしっかりと現れました。

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 ご当地グルメ? FUJISAN食パンです。 巨峰ジュースが使われているということですが、この青い色はその関係? うーん、富士山は謎が多い。

 

 【プチフラッシュニュース その②】

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 真っ赤な宝石。

 サクランボ農園ではいよいよ紅秀峰の出荷。 紅秀峰は肉厚+ジューシーな、佐藤錦に代わる人気品種です。

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 今年は全般的に不作気味ですが、私がお手伝いをしているここの農園ではまずまず。 でも、甘さはむせるほどではないかな~。

 また、今年はサクランボ狩りも人数制限はあるけれど再開することになりました。 皮肉なもので、コロナの影響でサクランボ狩りを控えていた一昨年、昨年は大豊作だったんですねー。 世の中、なかなかうまくいかないものです。

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 愉快な双子ちゃん。 これはわんちゃんに見えるかな? こういうのを見つけると、楽しくなりますね。

 

 【プチフラッシュニュース その③】

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 あらららら? 田んぼの畦で見つけた青い宝石? 最初誰かがチョコボールでも落としていったのかな、と思いましたがよく見ると。

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 鳥の卵じゃん! この鮮やかな色はムクドリでしょう。 こんな色をしているのは、空の色に似せて分かり難くするためと言われているようです。

 でも、ここに落ちているのは何故? かえって目立つし、そもそも巣ではありません。 何があったのでしょうね。

 

 【プチフラッシュニュース その④】

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 畑にわんちゃん?

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 実はこれ、桃の実にかけてある袋。 へー、いろいろとお洒落になっているんですね。 少しでも農業が楽しくなるようになんですかね? あとは、顔があれば鳥よけの効果が高いんじゃないかという意見アリ。

 今度、確かめてみよう・・・。

 

 【プチフラッシュニュース その⑤】

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 田んぼに何か動くものが・・・。 あ、カルガモだあ。 子供もくっ付いているぞ。 ひい、ふう、みい・・・、3匹です。

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 動画からの切り出しなのでちょっと画像は荒いけれど、ほんとかわいいですねえ。

 

 【プチフラッシュニュース その⑥】

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 夜は、田んぼに蛍が舞います。 私がここに住み着いた頃はたくさんいて、体にいっぱいくっ付けて『人間イルミネーションだ~』なんてことができましたが、現在は数えるほどです。

 それでも、思わぬところにいて『あれれ』なんてことも。 『あれれ』とは、トイレにいたり布団の中にいたり、風呂場にいたり・・・、いつ入り込んだのかなと驚きますな。

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 庭にもよく飛んでくるので、外に出て撮影を試みております。 淡く優しい光に、仕事の疲れも癒されますなあ。

 

 以上、プチフラッシュニュースでした!

 

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2022年6月 4日 (土)

昼の宝石 夜の宝石

 日中はぐんぐんと気温が上昇して汗が噴き出すほどなのに、夕刻になると冷たい風が渡り、思わず部屋を閉め切ってしまいます。 気温差が激しすぎますなあ・・・。

 

 【昼の宝石】

 それでも6月、周囲の果樹園には赤い宝石が輝くようになりました。

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 そう、サクランボ。

 毎年お手伝いに行っている果樹農家から、今年も声がかかりました。 『うーん、たくさんは食えんよ』・・・じゃなくて、『はいはい、お手伝いできるよー』と早速行ってまいりました。

 この農園はサクランボ狩りと出荷を半々くらいに調整しています。 一昨年、昨年とコロナの影響でサクランボ狩りができず難儀したことを教訓にしたのですね。

 サクランボ狩り担当及び選果、パック詰めは女性陣、私の仕事は主に収穫となります。

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 全体的に不作ということでしたが、この農園はまずまずの出来。 いつもおやっさんが苦労して、世話をしているもんなあ・・・。 そのくらいの見返りもなくちゃーね。

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 確か去年はこの時期に雨が多く、玉割れが発生してしまったけれど、今年は大丈夫だね。 サクランボもニッコリ。

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 鈴なりのサクランボが、園を駆け抜ける風に重そうにユラユラ。 うーん、食い切れん!(;^_^A

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 粒も大きくて美味しそう。 これは大粒&ジューシーが自慢の紅秀峰。 佐藤錦の次に出荷されます。

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 ありゃ、これは双子ちゃんばかりの10人家族?

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 ここで事件発生! 網に隙間があったのでしょう、ムクドリが入り込んでいました。 追い出せ! 追い出せ! 果樹農家にとって、鳥害は深刻な問題です。

 

 【夜の宝石】

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 夜闇が田んぼを包むころ、小さな宝石が光りだします。

 そう、ホタル・・・。

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 例年なら6月10日近辺に現れた気がしますが、もう5月30日に確認しました。 今まで気が付かなかったのか、ほんとに早いのか・・・。 写真は動画からの切り出しなので、あまり臨場感はありません。

 まだ撮影は始まったばかり。 動画の編集を終えたらまたアップいたしますのでお楽しみに・・・。

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 草にとまっていたホタル。 出現したばかりなのか、動きが今一つ。

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 朝見たら、まだ同じ草にとまってました。 おお、明るいところで見られてラッキー!

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 池端のホタルブクロもちょうど咲いています。 この中に入ってくれんかな?

 

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