秋寂の・・・
【秋寂ぶ(あきさぶ)の・・・】
お山の方はあんなに賑やかだった紅葉もすっかり終わり、今は身を切る寒風にはらはらと葉を落としています。 『秋寂ぶ』は、物寂しい秋の風情を表す季語ですが、まさにそんな情景ですな。
この日だけは人員配置ができないのでお願い・・・ということで、キャンプ場のお手伝いに行ってきました。 山はまた一味違う寒さで、キャンプする人なぞいるんかいな・・・と思ったら甘かった。 結構なキャンパーの数(;'∀')
寒い中でキャンプするのがホンモノだそうな。 私はまあ日常が山に住んでいるようなものだから、わざわざ山の中でキャンプしたいとは1ミリも思わないけれど、お街の方々には魅力いっぱいなのでしょうか。
ま、とにかく炊事場、サイト等のチェックと清掃を済ませ、キャンパーが到着するまでは周囲のゴミ拾い。
落ち葉はいろんなモノに見えてきます。 穴が並んでいると、どうしても目に見えるなあ・・・。 これなんか、何となく『カワイイ死神くん』?みたいに思ったのだけど、いかがでしょう?
【ころころ枯露柿】
干し柿作りのお手伝いがまだ続いています。 ここの農家の柿は、去年の1.5倍ほど実ったそうで、てんやわんや。 本当に大変な作業ですね。
他にサクランボや桃も作っていますが、こちらは『収穫 ➡ 即出荷』となるので、まだ休憩の時間がとれるそうです。 それに比べ干し柿は加工工程が多く、休んでいる時間がないということ。
『猫の手より劣るけど、たろの手でもいいから借りたい』というところでしょうが、私もあちこちから様々なお手伝いの声がかかって困るんよ・・・。
それに、干し柿では摘まみ食いもできんし。
さて、今回は『枯露柿(ころ柿)』の収穫?(^^ゞ 程よい頃合いに、干し台から切り落としてコンテナに並べていきます。 これも途方もなく地味で、根気のいる作業です。
しかし、このグラデーションは何度見ても美しい。 まさに食べる宝石でありますな。
私のお手伝いできる作業は、
①木から柿の実を収穫する(あんぽ柿・ころ柿)
②皮むき機で皮を剥く(あんぽ柿・ころ柿)
③たわしでコシコシする(ころ柿)
④ハサミで軸をチョキチョキしてコンテナに詰める(ころ柿)
でしょうか。
出荷に関しては農家のこだわり(品質管理・ランクづけ)があるので、私はノータッチ。 干し柿作りの全般的な作業は12月いっぱいまで続くけど、私のお手伝いできることは早めになくなるので、もう少しでお終いです。
【植木屋たろ】
そのうち、植木屋さんからもHELPが・・・。
『でかい松があるんよ』
『ほーけ?』
『できるやつがいんから、松だけでも頼むよ。 6人だけんど、1日だけでいいからさ・・・』
『う、うーん。 ・・・あい、分かり申した(;'∀')』
『12いるよ。 足場も』
『え!』
会話の中の『6人』とは・・・。 植木屋さんは、ある庭に対しての作業人数を述べ人数で言います。 例えば『ここは3人だあ』と言えば、3人いれば1日で終わるということ。 裏を返せば、1人しかいなければ3日かかるということになります。
そして『12』とは、12尺の脚立が必要とのこと。 基本12尺は、結構高い木があるということを指します。 また、軽トラに載せられるギリギリの長さの脚立でもあります。
(12はでかいし重いしやだなあ・・・) 根性無しの私は、この12はあまり好きじゃないんです。
最後に『足場』とは。 大きな松などは、どう脚立を立てても天端(テンパ=てっぺん)に寄れない場合があります。 そんな時は、脚立から枝、場合によっては脚立から脚立へと板を渡して足場とします。
危険度が大きくなるんですな。 あー、やだやだ。
お、でも高いテンパは、Mさんが上ってくれました。 頼んだよ~、落ちないで~。 では私は、もう一本の低い方の松をば・・・。 って、こっちは真下が池じゃん! 寒中水泳はごめんだぜー(-_-;)
あり? この木は『ユズリハ』じゃないか。 へー。
ユズリハは、新しい葉が伸びると古い葉が垂れ下がり、世代を譲るように見える事から子孫繁栄の象徴として庭木とされてきました。 でも意外と植えてある家が少なく、私には珍しい気がします。
葉柄が赤いのがポイントの一つです。
しかし、私はこのところ土日関係なくぶっ続けで働いているなあ・・・。 さすがにくたびれてきました。 だんだんと、頼まれたら断れない性格を改善しなくてはならないかな・・・。
【越後屋たろの自慢話】
あたしは『越後屋たろ』
越後屋である以上、自慢話はつきん^^ 有り余る小判に、次々と浮かぶ悪知恵、小細工、悪だくみ・・・。 あたしのバックにゃ、お代官。 鬼も杓子も金次第、子分にゃ岡っ引の親分さんにガラの悪い浪人風情。
ふふふ、無敵なのじゃ。 水戸のご老公など一ひねり・・・。
でも分身である『たろ』には、力も自慢することもほとんどない。 しかし、最近こんなことがあったので、聞いてやってくれい・・・。
☆☆☆
11月後半、県主催のフェスティバルが行われました。 今回、『和太鼓×写真』のコラボレーション企画があり、県内の風景をスライドで投影し、それをバックに和太鼓を演奏するというもの。
この和太鼓のグループと繋がりがあったので、協力ということで写真を応募することとなりました。
とはいえ、どんな写真がいいんだろ? 県内で撮影したものならなんでもということなので、過去写真を引っ張り出して一人当たりの限度の3点を送ることに。
それからその件はしばらく忘れていましたがある日、県から通知が・・・。
ありゃ、選ばれていました^^;
ということで、演奏のバック写真の一枚としてその場を飾ることができたのでありました。 私は仕事で見られませんでしたが、動画を見せてもらい、抜き出した一場面です。
この度、自分にとって写真を撮る意欲を改めて高めてくれた出来事です。
☆☆☆
・・・という次第じゃ。 やつは他に自慢することもないので多めにみてやってくれい。




























































