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2021年10月30日 (土)

干し柿の花を咲かせませう

 【干し柿の花を咲かせませう】

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 爽やかな青い空に似合うのは・・・オレンジ色(柿色?)の柿の実。 たくさんなってるなってる。 でも、地域によって豊作・不作の差が大きいようで、うちの近所は大不作。

 渋柿ちょ~だい、と言うこともできないほど少ない実りです。 じゃあ、この鈴なりの柿はどこなん?

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 果樹農家の柿畑なのでした。 やっぱり、今秋も『手伝ってくんろ~!』と連絡が入りました。 あはは・・・、うれしいような、ちょっぴり困るような。

 出来は去年並みかな? 果物に限らず木々の実りなどは成り年、不成り年があって、ある周期(1年おきなど)で繰り返すのが自然の営み。 でも、適切な剪定・管理で毎年一定の量を確保する事が可能なのですな。

 でないと、果樹等で収入を得ている農家は困ってしまいます。 こうした技術というか、栽培のノウハウは素晴らしい。

 

 植木屋さんの手伝いもありましたが、ここの果樹農家は春のサクランボから始まり、桃、そして柿やらと季節を通して懇意にしておりますのでプライオリティが高いのです^^;

 まあ、干し柿作りの手伝いはひと月程度、植木屋さんは来年の3月までなんで、期間の短いものを優先した次第です。 あ、キャンプ場の管理人のバイトもありましたが、休めたらねという事で・・・。 (あー、体がいくつも欲しいや)

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 干し柿作りのお手伝いは、主に収穫と皮むき。 毎度のことながら、たくさんの柿がぶら下がる光景はみごとですな。

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 皮むきは機械がやりますので、私は柿をセットするだけ。 吸盤にくっ付けると、内部が真空となり柿を吸着し固定します。

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 ひとつ6,7秒というところでしょうか? むき終わると真空状態が解け落下するので受け止め、むき残しをチェックしてコンテナに収めます。 私のバイトは8:30~16:00までですが、むく柿の数は一日平均1,200~1,300個くらいかな。

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 女性陣がクリップで柿を挟み、吊るしていきます。 『枯れ木に花を咲かせませう』ならぬ『干し柿の花を咲かせませう』なのです。

 

 【山柿も吊るせ】

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 干し柿作りのお手伝いをしていて思い出しました。 『山柿の小道』の柿も実っている頃です。 ラピュ田へと続くこの小道は、稲作が終わってあまり通らなくなってしまったので忘れてました。

 小さいけれど、この山柿で作った干し柿は結構美味しいのです。

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 あまり豊作とは言えないけど、猿たちにも残しておいてあげよう。 みんな収穫してしまうと、腹いせに畑の作物を荒らされても困るからなあ・・・。

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 うにゅ? 既に歯形が・・・。 猿め、もう狙っていたんだな。 でも、渋くて諦めたようです。 うーん、味の分かる男・・・じゃあない、猿ですね。

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 ちっちゃいので、皮をむくのに手がかかります。 ふー、機械が欲しい・・・っていってもこんな小さい柿では使えないね。

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 消毒として熱湯にささっとくぐらせ、ホワイトリカーにも浸しました。 殺菌はどちらか一方の方法でよいみたいですが、念を入れてダブル殺菌じゃ。

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 こうしてハンガーに吊るしておけば、簡単に適切な場所に干すことができます。 『早く美味しくな~れ! 萌え萌えキュ~ン♡』(メイド喫茶か! ・・・って、コロナ禍の影響でどうなっているんだろ?)

 

 【森の忍者はご健在】

 さてさて、なんか久しぶりとなってしまった野生動物観察。 稲作も終わり、ちと余裕もできた(バイトの帰りも早い)ので、山の方に行ってきました。

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 ムササビが住んでいた幹の穴。 まだいるんかいな?

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 辺りが夕闇に包まれる頃、ひょこんと顔を出してくれました。 ん? いつぞやのムサちゃんとは違うような・・・。 でも、顔が似てる・・・というか区別がつきませんが、何となくそう思いました。

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 動画にすると、やはり解像度が下がるなあ・・・。 こう暗いとその差が顕著です。

 また、解像度だけで比較すると、静止画(スチル)の画素数と動画の画素数はかなり違うもんね。

 動画は4Kでも3,840×2,160で約800万画素。 2,000~4,000万画素クラスがスタンダードのミラーレスカメラの静止画からいけば、かなりの低画素。 それでも動画となればかなりのデータ量なので、編集にはパソコンもハイスペックが求められます。

 私のPCはそんなにハイスペックでないので、動画は1,920×1,080万画素のHD(フルハイビジョン)、つまり約200万画素で撮っています。 さらに低画質になるのは仕方ないですね。 それでも、動画編集処理の内容によってはカクカクしたり処理が止まってしまいます。

 

 現在、ミラーレスカメラで撮れる動画は8Kなんてのもあります(キャノンEOS R5:ソニー α1など)が、カメラ本体が非常に高価なばかりでなく、データを処理するPCにも大金をかけなければなりません。

 のめり込むにはオトロシイ世界でもありますな。

 

 ま、いくら高価なカメラも所持していても、撮る内容がショボイのでは何にもなりません。 今持っている器材で、なんとか工夫してよい動画を撮っていきたいと思います。

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2021年10月24日 (日)

10月は、あれやこれやの月?

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 我が家からの富士山は、間に山々があるので上半身?だけが見えます。 その見える部分が全て真っ白になっているので、かなりの積雪があったのでしょう。

 田んぼは二番穂が伸びているせいで緑色になり、暖かければ田植えが済んだと思われそうです。 でも、これからどの田んぼもトラクターで耕運するので、だんだんと土色に変化していきます。

 そして今年の田んぼ作業は全て終了し、しばしの眠りにつくこととなります。

 

 【植木屋さんの続きの話・・・】

 さて、人手不足なのに忙しい時期となった植木屋さん。 猫の手も借りたいけど、今の猫は上品だから木には登らないぞってことで『たろの手を借りよう』となったのですな。

 ほんとは、自分のやりたいことがたくさんあるので遠慮したい気持ちもあるのですが、頼まれるとイヤと言えないしがない人間なのであります。

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 ここは樹木の数が多いだけあって、様々な種類を見ることができます。 これはモクレン系・・・葉の大きさからいって『シモクレン』か・・・。

 ボーボーに伸び放題だったので、スッキリさせてしまいました。 ちびっとクリスマスツリーをイメージしましたが、お寺には似つかわしくなかったかなあ・・・。 まあ、やっちまったもんはしょうがない( ´∀` )

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 『クロガネモチ』が実を付けていました。 まだ色がのってないけれど、そのうち真っ赤に熟します。 実の大きさは5~6mmってところかな。

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 モチノキの仲間(というか常緑樹全般)は、平凡と言うかあまり特徴のない葉が多く、どちらかと言えば鮮やかな実を楽しむものが多いと思います。

 でも、この『クロガネモチ』は、葉の輪郭が明るい縁取りとなっていて見分けがつきやすいな。 私には蛍光色っぽく見えます。

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 そしてこちらが『モチノキ』 これも真っ赤な実が光ります。

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 大きさは約1cm。 鳥がよくついばみにきますが、味は生臭くて美味しくないですよ。 色が赤くて美味しそうだけど、実際は美味しくない実が多い・・・というか、美味しくないのがほとんどじゃないでしょうか。

 さて、この『モチノキ』 樹皮をなんたらすると、ねばねばする『鳥もち』が取れるそうな。 私は『鳥もち』の『もち』は、『餅』だと思っていましたが、『糯』という漢字だったんですね。 なので、『鳥糯』と書くようです。

 さらに、この『モチノキ』と聞くと、子供の頃に読んだ本が記憶の表層に浮かんでくるのですな。 小学生の時ですね、その児童書に出会ったのは・・・。

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 昭和48年第12版発行とあります。 かなり古い・・・、昔はこうした箱状のカバーがあったのですね。

 『二十年近い前のことだから、もうむかしといってもいいかもしれない・・・』で文章は始まり、たちまち物語の中に引き込まれていきます。 

 『モチノキ』の皮から『鳥もち』を作るのが流行ったけれど、ちびっ子の主人公はガキ大将にモチノキを独占されてしまいます。 それで自分だけのモチノキを探しにいこうと思い立ち、偶然モチノキばかりでなく自然あふれるステキな小山を見つけることができたのです。

 そしてそこは小さな人、コロボックルが住む場所でもありました。

 ・・・という、人間とコロボックルの心温まる交流の物語なんですな。 お気に入りの本になったので何回も読み返し、脳裏に強くインプットされていたのでしょう、『モチノキ』=『コロボックル物語』=『誰も知らない小さな国』という図式が出来上がっていたのです。

 

 話が逸れましたが、植木屋さんのお手伝いをしているといろんな樹木を見られて興味深かったり、時にはこうして思い出がよみがえってくることもあります。

 あと、ここにはありませんでしたが、モチノキの仲間に『ソヨゴ』という庭木があります。 これって樹形が爽やかで和風、洋風どちらの庭でも合うと思います。 もし、常緑樹を植えたいけれど何がいい? って聞かれたら、候補の一つになりますな。

 

 しかし、植木屋さんのお手伝いで思い出に浸るばかりでなく、気を付けないといけない事もあります。 ケガもそうだけど・・・。

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 これじゃあ~! これはコガタスズメバチの巣かな? もう住人はいないようですが、活動期だとまず刺されます。

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 中身はお馴染みのハチの巣の形。 スズメバチは巣に、こうしたボール状の覆いをするのが特徴。 私はこれ以上ハチに刺されるとヤバいので、手入れの前によく確認しないとなあ。

 

 【破牢奇手異】

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 畑の隅のマメツゲ。 トピアリー(樹木を刈り込んで、動物などの造形物にすること)だったのですが、樹形が乱れてなんだかよくわかりません。 でも、これは『破牢奇手異』なのです。 くれぐれも『ハロー〇ティ』ではなく『破牢奇手異』なんです。

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 チョキチョキ刈り込んで、形を整えていきます。 (ホントは『ハロー〇ティ』にするつもりでしたが、想像で刈り込んだためうっかり口を作ってしまったのです)

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 夜になって闇に浮かび上がる顔は、ちょっとこえー。 やはりこれは『破牢奇手異』でしょう!

 

 【猿よ去れ!】

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 ダイコンとハクサイが、大きくなってきました。 青々として、今年はデキが良さそうです。 でも、これからが大変・・・。 作物を狙うものが、どこからともなくやってくる。

 猿なんですなあ、敵は・・・。 山に食べ物が少なくなってひもじいのはわかるけれど、人が汗水(これからの時期は鼻水も)垂らして作ったものを荒らしていくのはダメでしょう。

 おまけにマナーが悪い。 きちんと一つのものをしっかり食べればいいものを、掘ってかじってポイ! また新しいのを掘ってかじってポイ! で、結局全滅。 気が付けば食べ欠けがゴロゴロしているという有様です。

 ってことで、動物対策にネットを張るための支柱を立ててます。

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 こんな感じで支柱を埋め込んで、あとは『猿去るネット』を張るだけ。 支柱を埋め込むための穴を掘る時に、T字型の穴あけの道具を使うのですが、これが結構腰にきます。

 特に抜くときに注意しないと、腰を痛めてしまうのですな。 今日は2回ほど痛みが走りましたが、ぎっくり腰の2歩手前で踏みとどまりました。

 その日の夜はお楽しみがあるので、腰を痛めるわけにはいきませんぞ。

 

 【久々のライブは眩しかった!】

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 さてさて、以前から楽しみにしていた『和楽器バンド』のライブ。 コロナ感染状況もようやく下火となってよかったけれど、『マスク必須』『検温・消毒』『声は出さず拍手のみ』という対策は変わりません。

 それでも、久々だったので楽しめました。

 和楽器バンドはその名の通り、和太鼓、津軽三味線、琴、尺八の和楽器と、エレキギター、ベース、ドラムスを融合させた新しいスタイルのバンド。

 ボーカルの『鈴華ゆう子』さんは詩吟の師範で、独特の節回しが魅力的です。

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 そして大サービスも! 新曲があるのですが、この1曲だけはスマホで写真・動画撮りはOKだとのこと。 やったね!

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 でも、私のスマホは古いので、何やらはっきり撮れません。 うーむ、最新のモデルにしておけばよかったわい。 とはいうものの、スマホは電話とラインくらいしか使わないからなあ。

 それでも、雰囲気ぐらいは撮影できたかな? ありがとう、『和楽器バンド』

 

 このグループをご存じでない方には、ちょっぴりご紹介。 なんたって、私が好む数少ない日本人アーティストだもんね。 (私は洋楽派なんですよ)

 『和楽器バンド』がメジャーへのきっかけとなった『千本桜』 私がこのバンドを知ったのもこの曲です。

 こちらは三味線の音色が心地よい『吉原ラメント』 三味線いーなー。 買って練習したいと思うけれど、結構高額な楽器でごわす。

 両方とも、ライブで演ってくれました~、いやあヨカタ^o^

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 ボーカルの『鈴華ゆう子』さんが最後の挨拶で言ってましたが『コロナでライブもできず、それどころか半年間メンバーが集まることもなく、つらかった。 今夜は来てくれてありがとう!』と。

 アーティストもコロナの影響をモロに受けたので、本音でしょう。 頑張ってください!

 

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2021年10月20日 (水)

匠への道・・・

 スイッチを入れたように突如気温が低くなり、朝晩はめっきり冷え込むようになりました。 このところの雨が高山では雪となり、気が付けは富士山が真っ白・・・。

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 朝方は方角的にシルエットとなってしまい雪化粧が分かり難いので、夜になって撮ってみました。 帰宅時は日はとっぷり暮れてしまうけれど、暗い空に浮かび上がる富士山はより幽玄さが増しているかな?

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 これらは、満月となる20日の写真です。 これから本格的に寒くなると空気も澄んでくるので、風景ももっとはっきりしてくるでしょう。

 

 【匠への道 -植木屋さん始動-】

 あはーはぁ。 やっぱり来ました、植木屋さんのお手伝いの依頼が・・・。 なかなかのんびりさせてはくれません。 とはいうものの、庭木の手入れの腕を磨きたいという気持ちもあるし、引き受けたら文句は言わず一生懸命やらないとね。

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 おお、いきなり出ました変わり種、『ダイオウショウ(大王松)』 松葉がいやにでっかい松なのですな。 『ダイオウマツ』とも読みますが、どちらがポピュラーなんでしょうか。

 北アメリカ原産で、樹高は30m以上にもなるということ。 まあ、日本の狭い庭ではいずれ持て余すこととなるでしょうな。

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 成長は遅いので、今のところ手入れはなんとかできる高さです。 しかしスゴイ松葉ですなあ。 測ってみたら40cmはあります。 松ぼっくりはさぞ大きいだろうと探しましたが、残念、見つからず。

 

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 今年はモッコクに実がたくさん。 手入れを終えたあと、残った実をつつきにハトが来ました。 だんだん食べ物が乏しくなる季節なんで、鳥たちも必死なんだろな。

 手入れでかなり実を落としてしまって、すまんのう・・・。

 

 さてさて、場所が変わってここはお寺の敷地。 境内とはいえ、植木が多い~。 いろんなのが100本はあるではないかい。 こんなのすぐにはできんよ~。

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 うん? この見上げるような大木は・・・? 葉っぱのなりっこや、地面に落ちている実からして・・・。

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 『ムクロジ』ですね。 大木になるのでまず個人宅にはない木です。 この実の果皮にはサポニンが含まれていて、その界面活性作用により泡立てて石鹼の代用になるそうな。

 また、黒く固い実は、羽根つきの球に使われる(使われた?)とのこと。 確かにカチカチでまじ固いです。

 《豆知識》こういう葉の形を『羽状複葉』という。 小葉が羽根のように並んで1枚の葉を構成。 先端に単独の小葉を付けるものが多いが、ムクロジは普通先端の小葉がないため小葉の合計枚数は偶数となる。

 この『偶数羽状複葉』を持つ樹木は非常に少なく、他に『ネムノキ』『サイカチ』『シナサワグルミ』などである。

 

 迂闊なり・・・危なかったなり。

 これだけ樹木が多いと、悠長に刈り込みバサミなどでやっていられないので、機械を使います。 トリマー(バリカン)と呼ばれる道具。

ブイブイ刈れて便利には違いありません。

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 このトリマー、電動なんだけどスイッチを切ってもすぐには止まりません。 何か考え事をしていたのかな? ちょいとボーっとしていたんでしょう。

 刈り終わったときに、うっかりして刃先が左の人差し指に当たってしまいました。 バシッと衝撃と痛みを感じて驚いて手元をみると、手袋が裂け血が・・・。 ぐわわわわわわ~、いってえ!

 幸い指が吹っ飛ぶこともなく、かすり傷+αで済みました。 枝も刈れるパワーなんで、一歩間違えていれば今頃指が無くなっていたでしょう。 油断大敵火がボーボーとはこのことですな。

 やはり機械はおっかないや。 常に危険と言うことを、念頭に置いておかないとね。 『匠への道』は簡単ではないですなー。

 

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 夕方になって暗くなってきたので、植木屋さんもお終い。 しかし、ここからの富士山はこんだけ。 知らなければ富士山て分からないよねえ・・・。

 私はいつも富士山が、どでんと見えるところに住んでいるのでこんなのヤダヤダ。

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 やはり、視界スッキリ、富士山どっかりの生活が、いくらド田舎でも大好きです。

 

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2021年10月16日 (土)

秋の深まる前に・・・

 10月とは思えない気温が続きましたが、それも今日までのようです。 でも、なんやかやいっても寒いよりは暑い方がいいな。 寒くなると外作業がどうしても億劫になるし、体が硬くなって怪我に繋がることもあるからね。

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 これは夕刻の模様ですが、次の日は天気が悪くなりそうだという空のサイン、富士山の吊るし雲がくっきりと浮かんでいました。

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 滑らかなボディラインは、まさにUFOのよう。 タイムラプスで撮影したので、機会があれば動画を公開する予定です。

 

 【クルクルさらさら】

 ・・・さて、時間をさかのぼって日中の話。 収穫を終えて田んぼからは遠ざかり気味になってしまうけれど、もう少し今年の作業が残っています。

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 その作業の一つ、田んぼに粒状ケイカルというものを撒きます。 成分はケイ酸苦土石灰かな? 野菜作りの前に畑の下準備で混ぜ込む苦土石灰みたいな役割をするのでしょう。 (pH調整と土壌改良?)

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 このクラシカルな散布器は、お店では見た事ないけどまだ販売されているのでしょうかねえ? 義父の時代からの代物が、未だに大活躍。 ハンドルをクルクル回すと遠心力でタンク内の粒が飛び散って均等に撒かれるという具合です。

 さらさらという、粒が飛び散る音が心地よいですな。

 

 【刈るべし! 刈るべし!】

 今年最後になるだろう(ぜひ最後にしたい)草刈りもせっせとします。 春先からもう何回、同じところを刈ったんだろう・・・。 多いところでは6回目になるだろうか。

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 おや? 隠しワラビ畑の真ん中に黄色い花が・・・。 セイタカアワダチソウじゃん。 厄介な雑草の一つで、近年急速に増えてきています。

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 近くの放棄地で群生しているのが、こちらにも広がってきてしまいました。

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 黄色い花が群生している様子はキレイと言えないこともありませんが、放っておくと爆発的に増えてしまいます。

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 種だけでなく、こうして地下茎をぐんぐん伸ばして繁殖するのでその繁殖速度がスゴイ。 おまけに他の植物の成長を阻害するアレロパシー物質を放出するのもいかんなあ。

 多年草なので、根っこを引き抜いて成敗じゃ。 しかし、私が動けなくなれば、近い将来この畑はこいつにやられてしまうでしょうな。 

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 ありゃ? 衣服にくっつくこのバカは。 (こちらでは服にくっ付く種は、全般的にバカと言ってます) ヌスビトハギってんじゃね~!

 まあ、お茶目な姿やネーミングがわりと私好みなので、くっ付かれてもそんなに不快ではないかも。

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 葉の様子や実の形から見て、ただのヌスビトハギではなく『アレチヌスビトハギ』でしょう。

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 ヌスビトハギの実(小節果)はザマスメガネのように2つ並びですが、これは3つ以上あります。

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 くっ付く秘密は、細かいマジックテープ(面ファスナー)状ですね。 コンデジのマクロモードではここまでが限界。 うーん、もっと大きく見てみたいな。

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 実の中は、マメのような種子がコロン。 味はわかりません。

 

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 ・・・と、遊んではいられませんな。 この斜面も刈るつもりでしたが、日が傾いてきてしまいました。 まあ、このくらいなら30分コースでしょう。

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 ブイブイ刈って、見積もり通り30分じゃ。 『たろ草刈り大使』は正確・丁寧・迅速なのじゃぞ。

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 吊るし雲も夕方の光に赤く染まり、一日の終わりを告げています。 メインのUFO雲は、かなりの時間が経過しても、ほとんど形が変わりませんな。

 

 【〆の夜】

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 下界は夜景となってきました。 この柿の木は近くにあり、樹齢は伝承500年とか。 戦国時代からあるということに。 落雷で幹が裂けたようなので、時代をさかのぼればもう少し巨大であったと推測されます。

 甲斐の国なので、武田信玄がこの木陰で休んだかもしれませんなー。

 

 空を揺るがすどんどんと大きな音。

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 わお、花火じゃないかいな。 コロナ禍で県下でも最大級の花火大会が2度も中止されましたが、たまにこうしてシークレットで上がるのですよ。 いつ何時打ち上げるのかは周知されないので、音がして初めて気が付くのです。

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 コロナ感染が落ち着いてきた(と思われる)ようです。 だんだんとこうしたイベントが復活すると、楽しみが増えていいんだけどなあ・・・。

 

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2021年10月10日 (日)

祭りのあとではないけれど・・・

 稲刈り、稲干し、脱穀と稲作のメインイベントとともに田んぼが土色に変化し、景色も風も一気に寂しくなってきました。

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 秋風が優しく肌を撫でていくのを感じながら周囲を眺めていると、いやあ今年もよく頑張ったなあ・・・なんて、妙に感慨深くなります。 カエルの合唱、蝉時雨と共に賑やかだった稲作という『お祭り』が終わって寂しくもあるかな。

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 まあ、まだ田んぼの作業が全て終わったわけではなく、ケイカル散布と耕運が残っています。 ケイカルは『ケイ酸カルシウム』を主とした土壌づくりを行うためのもの。 耕運は土の天地返しを行うとともに、土塊の表面積を増やして冬の寒さで殺菌するという意味もあるようです。

 それが終われば、田んぼはようやく来年の春まで眠りにつくこととなります。

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 ワラを散らしたうちの田んぼには、二番穂が既に伸びています。 二番穂とは、稲刈りが終わったあとに根性で伸びてくる稲。

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 花も見られますが、もちろん収穫対象外。

 

 休みの間に新米をあちこち届け回り、ふうやれやれです。 日頃の親密度?に応じて、2kg、3kg、5kg、10kgの袋に入れてプレゼントなんですな。 美味しいと言ってもらえるだけでちょっぴりうれし^^ で、その後買いたいという方がいれば、キロ300円で販売しておりまする。

 去年は、御用達だったお蕎麦屋さんがコロナ禍で休業、縮小を余儀なくされていたのでお米が余ってしまいました(原因はそればかりではありませんけど)が、今年はどうするんだろ? それはともかく、もとのように賑やかなお店にもどるといいね。

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 午後は野良仕事はやめて、以前からやろうと思っていたことをしました。

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 庭に6個据えて・・・というか、ぶら下げてあるガーデンライト。 経年劣化で色褪せ、チェーン部分のサビも目立ちます。 なによりメインの充電部分が劣化して点灯しません。

 ガーデンライトはホームセンターなどで安価で販売されていますが、プラスチック製で安っぽいかなあ。 これはガラス製である程度しっかりしていますし、高かったのでこれを続けて使いたいものです。

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 太陽電池セルがボコボコでダメだこりゃ。 太陽電池セルは6cm×6cmなので、ネットで探して購入。 現在はもっと高性能な太陽電池がありますが、古いタイプなのでこれしか手に入りませんでした。

 とにかく清掃、塗装を行います。

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 そして内部・・・太陽電池セルの交換です。 ちなみに太陽電池セル(ソーラーセル)のセルとはパーツの基本単位で、これを複数に並べ加工したものをモジュールといいます。 (太陽電池パネルとも言いますね)

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 ほいで完成。 すっかりリニューアルいたしました。 ガーデンライトの左にあるフェンスは、蔓バラを誘引するためのもの。 野菜作りのトンネル栽培に使うパーツを使って手作りしたものです。

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 夜になると・・・。 ふほほい、見事復活なりです。

 やはり柔らかい電球色の照明は落ち着きますな。

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2021年10月 3日 (日)

新米・神米・おしんまい

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 野山を濡らした雨雲は、色鮮やかに空を染めながら千切れ消えていきます。 天気の崩れはいろいろと予定が狂ってイヤだけど、たまにはこんな景色を見せてくれる時もあるので許しちゃう。

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 富士山はすっかり雲に覆われ、何となく山があるかな・・・なんて感じですね。 結局、姿を見せずに夜闇に溶け込んでしまいました。

 

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 ようやく待望の新米です。 今年は収穫時期の9月になった途端雨が続いて、全体的に水分量が多い傾向があります。 水分量が多いまま精米機にかけると、機械が詰まって止まってしまうのです。

 農協の精米所が、行く度に『故障中』になっていてなかなか精米できませんでした。 農協もこう度々機械を止められたらたまらないですので『水分量15%以下で』との看板を付けてあり、頼めば水分量を測ってもらえます。

 いちいち測るのが面倒だとスルーするか、営業時間外使用で止めてしまうわけですな。 私は精米所に通うこと4回目で、ようやく精米することができました。

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 ここは田舎というか古くからの土地なので、各家には『屋敷神』さんが祀ってあります。 さっそく厳かにほいほいと新米を備えます。(ほいほいでは厳かでないか?)

 これぞ『神米』じゃ~! っと言いたいけれど、調べたら『神米』とは水で清めて神に捧げるお米のことのようですな。 まあ、細かいことはおいといて、とにかく今年も無事収穫できました、ありがとうございますとご報告。

 もうちょっと田んぼ関係の農作業があるけれど、収穫が終わればこれでだいたい『おしんまい』 (『おしんまい』とは『お終い』の意味で、方言? ここらで使われている言葉です)

 

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 ありがたい話続きで、こちらもありがたいような『オハツキイチョウ』 ふんふん、やはりこうして実が黄色くなってくると、よりオハツキイチョウらしさが増しますな。

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 ひょうたん型のギンナンも発見。 ありがたや~、(-m-)” パンパン。

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 抜けるような青空の下、果樹畑の耕運。 写真は『ミニチュア風』写真にしてみました。

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 コントラストを上げて、上下をぼかすとオモチャの世界のようになるのですね。

 

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 朝晩はめっきり冷え込むようになりましたね。 わんちゃん、毛布を掛けたらそのままくーすか寝てました。 うーん、だんだん寒さに弱い根性無しの犬になっていきそう。

 

 

 

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