ジュラシック田んぼ
デザイン&機能的フォルムというものは、時として生き物をイメージさせることがあります。
私は常々思うのは、この農業機械(稲わらカッター)は、どうしても恐竜に見えてしまうということです。 稲作の終盤の脱穀が終わり、ある程度の稲わらを野菜等の保温・保湿などの用途で保管する以外は、細かく裁断して田んぼに撒きます。
昔は押し切りなど手作業で行っていましたが、近年はそれなりの機械があります。
それがカッターと言われる細断専用機械です。
まずはカッターの供給部に、藁束を入れます。
奥には無骨なローラーが、恐ろし気に回転しています。
藁束は一瞬にしてこのローラーに引き込まれ、その先で猛烈に回転しているカッター部で細断されていくのです。 よくここに藁が詰まって、それを取り除こうと手を入れて・・・きゃあ! と、あとは想像通りとなる事故もあるんですなあ。
細断された藁が飛び出してくる勢いもスゴイですよ。 思わずイタタ・・・。
こうして、ふかふかの布団よろしく細かく散らした藁は、腐って来年の稲の栄養となるのですな。
まさにジュラシック田んぼ・・・。 こんな風に塗装したいのですが、なかなか時間がとれないですねえ(^^;
ありゃりゃ。 藁束を拾い上げたら下にカニさんがいました。 サワガニ? こんなとこにいると干からびちゃうよ。 ということで、水路の方へ移動してもらいました。
【りすの小道】
久々に、キャンプ場からアルバイトの声がかかりました。 当県は『まん防』は解除されているのですが近県は非常事態宣言中が多く、やむなく閉鎖されたままです。
今のうちに・・・というわけではないでしょうが、遊歩道の整備と案内板の設置のバイトです。
『ぷぎゃっ!』 いきなりブタのような声がしたと思ったら、黒い影が逃げていきました。 ニホンカモシカです。 滅多に鳴かないので、今回は私の姿に相当びっくりした模様です。
驚かせてスマンのう・・・。 ニホンカモシカを見送り、さあ仕事仕事。
杭をトンカンと打って、案内板を設置していきます。
『りすのこみち』って? 社員の若い女性が『ここはリスがたくさんいるので、そう付けたの』 『ほほほう』
なるほど、足元をみれば『森のエビフライ』がいくつも。
過去なんどか掲載しましたが、『森のエビフライ』とは松ぼっくりをリスが齧って実を食べた跡がエビフライのように見えるからです。
確かに『りすの小道』だね。 たくさんあるある・・・。
小さくて可愛らしいエビフライ。 生き物が造り出す、面白い造形の一つですね。
【秋のドロップス】
秋になると、様々な木の実が目立ち始めます。
まずは『アキグミ』 グミというと、お菓子のあまーいグミを想像してしまいますが、このグミは超酸っぱ! うーん、『アキグミ食べてスッパマン!』だなあ。 (このセリフの元ネタがすぐに分かる人は、それなりの年齢?) また、若干エグみ?のある酸っぱさかも?
こちらの青い宝石は『サワフタギ』 渓流沿いなどで見られ、漢字は『沢蓋木』 沢に蓋をするように茂るので、そう名付けられたとの説があります。
こんな感じで、隙間なく葉が広がるからですかね。 他の樹木も同じようだけど、名前を付けた人のセンスに一票。 しかし、この実・・・まっず! 生臭・・・。 後に残る不味さです^^;
そして『オトコヨウゾメ』 (男ようぞめ)とはまた変ちくりんな名前。 マズくて食べられないから『男』らしいのですが、なぜ男は不味いのか? 名前の由来のはっきりしない樹木の一つです。
そんなに不味いなら食べてみよう・・・。 ぐわ! やっぱとびきり不味い! 生臭い! 確かに男は食うもんではないですな。
少し前にも載せましたが、ナツハゼの実もすっかり熟してきました。 再び試食。 くくう、酸っぱ! でも、我慢できないほどの酸っぱさではないかな。 慣れればクセになる・・・いや、ならないだろうな。
『ツリバナ』もありました。 この実は見るからに不味そうなので、味見なしです^^
【新しい仲間作り】
前回の記事で、ゴヨウアケビの棚を一新したことを載せました。 そして、自家不結実性のため別品種のミツバアケビを植えることにしましたが、山にあるのは根が広範囲に張っていて移植が困難です。
春に挿し木をして育てようと思うとともに、種があるから種から育ててみようという気持ちになりました。 ま、種からだと結実するのは5、6年先という記述もありますが、ものは試しです。
アケビの果肉は、このようにゼラチン状になってます。 これを食するんだけど、種ばかりで可食部は少ないかな。
内部を裏返してみると、わわ、なんかキショイ!
素朴な甘味を味わったあと、種をポットにいくつか植えこみました。 たくさん育ったら、山に帰してあげてもいいね。
左の黒いポットはミツバアケビ。 右側の赤い方はホオズキです。 このホオズキはここの自生種で、毎年小さな実しか付けないし、いかにも廃れそうなので増やしてあげたいと思います。
【再び初冠雪?】
今月7日に『初冠雪』と報道された富士山。 その後の平均気温だかが宣言の基準に合わないそうで、取り消されてしまいました。
そして日曜日の26日に、再び初冠雪を迎えました。 こう『初』が続いてしまうと、あまり有難みがないですなあ。
でも、富士山はこうして雪を頂いている方が、らしくていいと思います。
畑のコスモスが満開。
至る所に花開いています。 コスモスは意外と大きくなり、茎も木のように太く固くなるのであとの刈り取りが大変。 キレイだからと大事にしていたら、お礼に蔓延ってしまいました。
また台風が来そうですね・・・。 天気が悪いと何かしら計画を立てていたことができなくなるので、ちょっと勘弁して欲しいなあ。



























































































































