田んぼの星
【田んぼの星】
田んぼの中のすばる~♪ 水の中の銀河~♪
田んぼには様々な水性の雑草が生えますが、その中で私がキレイだなと思う植物の一つ。 そう、『ホシクサ』です。
夕刻の田んぼの水見(みずみ・・・水の点検、管理)などのときに、薄暗い中にほんと光っているんじゃないかと思えるくらいに星を散らしたよう・・・まさにホシクサ(星草)なんですね。
他に、『ミズタマソウ(水玉草)』とか、『コンペイトウソウ(金平糖草)』とか呼ばれる、小さな神秘の花。
せいぜい2~3mmの大きさ。 水のキレイな田んぼに生えるらしいので、水質のバロメーターにもなるようです。
田んぼを続けている間だけ見られる星屑。 私のあとを継いで稲作をしてくれるものは今のところいないので、いずれ私の命とともに消えゆく運命の草なのですな。
【ありがたや?】
ここは以前は養蚕が盛んであったので、あちこちに桑畑がありました。 養蚕の急激な衰退により桑の木は消え、非耕作地が広がるばかりとなりました。
耕作はしないとはいえ、草刈りはしなくてはなりません。 放っておけばすぐに雑草生い茂る荒廃地になってしまいます。 しかし草刈りするばかりでは虚しいので、樹木や果樹を植えてきました。
その中の一つに、銀杏があります。
すごくでっかいギンナンの生る品種で、近所の人が苗をもらってきたものを2本分けてもらいました。
こんなにでっかい! そして豊作^^
どっかのギンナン農家?がもう農業はしないということで、次世代に備えて育てていた苗を処分することとなりました。 それならばちょうーだい、ということでもらってきたという経緯です。
さて、この銀杏の木。 2本あるうちの、この1本には不思議な事が・・・。
いくつか葉っぱにギンナンを付けるのです。 まさに『オハツキイチョウ』じゃん。
『オハツキイチョウ(お葉付きイチョウ)』とは、各地で天然記念物や御神木となっている銀杏の木で、このように何割かの葉っぱに実を生らすものをいいます。 県内で私が知っている『オハツキイチョウ』は2か所あり、以前はわざわざ見学にいきました。
でも、私の畑の銀杏にも・・・。 ほっほ、なんかしらんけどありがたいエネルギーを放出しているように思えて、『なんまんだぶ』・・・じゃない、『ありがたや~』と手を合わせたくなりますな。
おお、これは・・・。『ミキツキイチョウ(幹付きイチョウ)』じゃないか。
他にもいろいろあるある。 なんか別の意味で?ありがたいようなものや・・・。
ラグビーボールのようなものまで。
秋になってギンナンの収穫時期が楽しみになりました。
【幹付きといえば・・・】
こちらは幹に直接花を咲かせ、実を付ける植物。
私の秘蔵の南国系の樹木、『ジャボチカバ』です。 寒さに弱いため、鉢植えで育ていますが、今年も花を咲かせてくれました。
幹に直接花を咲かす・・・幹生花(かんせいか)といい熱帯の植物においては、さほど珍しいものではないようです。 庭木にもある『ハナズオウ』も幹生花のようですので、見る機会があれば観察してみるのも面白いでしょうね。
【あっぶね~!】
さてさて、ハチに刺されたあとはアブにも刺され、なんかツイてないなあ・・・と思っていたら、さらに肝を冷やすような出来事が。
疲れてちょっと休もうと座ったら、隣りに何かいるのに気が付きました。 太くて50cm超えクラスの長いもの。
どわわわわ~! でっかいマムシではないかいな。 あっぶねえ~! あと1mズレていたら、上に座っているところでした。
一般的なヘビは人間の気配を感じると逃げていくのですが、マムシは逃げません。 そのため気が付かず踏みつけて、咬まれる事例が多いのです。
マムシも自然の一部なんで、無益な殺生は避けたいものです。 でも、咬まれるとなるとやはりねえ。 近年、マムシに咬まれて入院した村人は2人いるので、あやうく3人目になるところでした。
こうしたことで『村の伝説のメンバー』になるのは、遠慮したいです。

































































































