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2021年7月31日 (土)

田んぼの星

 【田んぼの星】

 田んぼの中のすばる~♪ 水の中の銀河~♪

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 田んぼには様々な水性の雑草が生えますが、その中で私がキレイだなと思う植物の一つ。 そう、『ホシクサ』です。

 夕刻の田んぼの水見(みずみ・・・水の点検、管理)などのときに、薄暗い中にほんと光っているんじゃないかと思えるくらいに星を散らしたよう・・・まさにホシクサ(星草)なんですね。

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 他に、『ミズタマソウ(水玉草)』とか、『コンペイトウソウ(金平糖草)』とか呼ばれる、小さな神秘の花。

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 せいぜい2~3mmの大きさ。 水のキレイな田んぼに生えるらしいので、水質のバロメーターにもなるようです。

 田んぼを続けている間だけ見られる星屑。 私のあとを継いで稲作をしてくれるものは今のところいないので、いずれ私の命とともに消えゆく運命の草なのですな。

 

 【ありがたや?】

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 ここは以前は養蚕が盛んであったので、あちこちに桑畑がありました。 養蚕の急激な衰退により桑の木は消え、非耕作地が広がるばかりとなりました。

 耕作はしないとはいえ、草刈りはしなくてはなりません。 放っておけばすぐに雑草生い茂る荒廃地になってしまいます。 しかし草刈りするばかりでは虚しいので、樹木や果樹を植えてきました。

 その中の一つに、銀杏があります。

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 すごくでっかいギンナンの生る品種で、近所の人が苗をもらってきたものを2本分けてもらいました。

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 こんなにでっかい! そして豊作^^

 どっかのギンナン農家?がもう農業はしないということで、次世代に備えて育てていた苗を処分することとなりました。 それならばちょうーだい、ということでもらってきたという経緯です。

 

 さて、この銀杏の木。 2本あるうちの、この1本には不思議な事が・・・。

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 いくつか葉っぱにギンナンを付けるのです。 まさに『オハツキイチョウ』じゃん。

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 『オハツキイチョウ(お葉付きイチョウ)』とは、各地で天然記念物や御神木となっている銀杏の木で、このように何割かの葉っぱに実を生らすものをいいます。 県内で私が知っている『オハツキイチョウ』は2か所あり、以前はわざわざ見学にいきました。

 でも、私の畑の銀杏にも・・・。 ほっほ、なんかしらんけどありがたいエネルギーを放出しているように思えて、『なんまんだぶ』・・・じゃない、『ありがたや~』と手を合わせたくなりますな。

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 おお、これは・・・。『ミキツキイチョウ(幹付きイチョウ)』じゃないか。

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 他にもいろいろあるある。 なんか別の意味で?ありがたいようなものや・・・。

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 ラグビーボールのようなものまで。

 秋になってギンナンの収穫時期が楽しみになりました。

 

 【幹付きといえば・・・】

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 こちらは幹に直接花を咲かせ、実を付ける植物。

 

 私の秘蔵の南国系の樹木、『ジャボチカバ』です。 寒さに弱いため、鉢植えで育ていますが、今年も花を咲かせてくれました。

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 幹に直接花を咲かす・・・幹生花(かんせいか)といい熱帯の植物においては、さほど珍しいものではないようです。 庭木にもある『ハナズオウ』も幹生花のようですので、見る機会があれば観察してみるのも面白いでしょうね。

 

 【あっぶね~!】

 さてさて、ハチに刺されたあとはアブにも刺され、なんかツイてないなあ・・・と思っていたら、さらに肝を冷やすような出来事が。

 疲れてちょっと休もうと座ったら、隣りに何かいるのに気が付きました。 太くて50cm超えクラスの長いもの。

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 どわわわわ~! でっかいマムシではないかいな。 あっぶねえ~! あと1mズレていたら、上に座っているところでした。

 一般的なヘビは人間の気配を感じると逃げていくのですが、マムシは逃げません。 そのため気が付かず踏みつけて、咬まれる事例が多いのです。

 マムシも自然の一部なんで、無益な殺生は避けたいものです。 でも、咬まれるとなるとやはりねえ。 近年、マムシに咬まれて入院した村人は2人いるので、あやうく3人目になるところでした。

 こうしたことで『村の伝説のメンバー』になるのは、遠慮したいです。

 

 

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2021年7月28日 (水)

田んぼに変化が・・・

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 地面の下に焼却炉があって、フル稼働しているような錯覚を覚えるほどの暑さ。 でも、あちいあちいと言っているうちに、もう8月もそこですね。

 夕刻になると毎日のように雷鳴が轟くのですが、意外とここらは雨が降りません。 お情け程度に湿らせてくれる日もあるけれど、スカッとするほどの夕立は、まだ一度しかないなあ・・・。

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 【田んぼに変化が・・・】

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 高温が続くからでしょう、稲が一気に生長しています。 そして、おやっ・・・?

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 出穂(しゅっすい)といって、茎の中につまっていた蕾が包んでいる葉を広げるようにして顔を出します。

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 そして開花。 こうなると受粉の妨げにならぬよう、草取りなどで田んぼに入らないようにするのが定説。

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 まさに米粒大の花? 雌しべは半開きの花の根元にあるので、見るのはなかなか難しい。

 

 しかし、開花が早い気がします。 今までも7月中に開花したかなあ・・・?

 

 【雑草は取りきれず】

 暑さのため田んぼの雑草取りはなかなか進まず、まごまごしているうちに稲が開花。 受粉が落ち着くまで田んぼに入れないので、周囲から手が届く範囲だけ雑草取りをします。

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 しかし、田んぼの雑草は意外と美しいものが多いと思います。 これは『オモダカ』

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 葉っぱが独特の形をしています。 オモダカはこうして水面上に伸びている葉もあるし、水中にも『水中葉・沈水葉』とか呼ばれる、ヘラ型の葉が伸びています。 

 詳しく調べると興味深いと思いますので、今度よく観察してみよう。

 

 【原木の寄せ植え?】

 今年の2月に、ヒラタケの菌を植えこんでおいた原木。 7月頃に本伏せと言われる作業をするのですが、ちょっと遅かったかな?

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 ヒラタケ菌を混ぜ込んだおがくずをサンドイッチしてラップで巻いてあったものを、半分に割り土に伏せます。

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 家にあった、赤玉土や腐葉土など適当に土をまぜまぜして、プランターに植え?ました。 うーん、これってちゃんと菌が回っているのかな?

 あとは乾かさないように管理していけば、11月頃にはヒラタケを収穫できるという塩梅です。 キノコ栽培も、なかなか気の長い作業でありまする。

 

 そんなこんなで、暑いけれどやりたいことはたくさん。

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 草刈りもまだ山ほど残っているし、少しは落ち着いてオリンピックも観たいし、あちいからビール飲んでグデグデもしたいしと、優先順位をつけるのがなかなか難しい夏であります。

 

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2021年7月24日 (土)

真夏日、猛暑日・・・その次は? 

 毎日恐ろしい暑さです。 我が家はまだ標高が高いので助かってますが、下界は全国高温ランキングの金メダルをしょっちゅう取っていますので煮えるようでしょう。 最高気温40℃を超す日も近いのでは?

 35℃を超えた日が猛暑日とされてますが、その上は何て呼ぶのでしょうかね? 

 

 午後はゴロゴロと雷鳴が轟くけれど、日によって雨は降ったり降らなかったり・・・。

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 ザーッと降ってくれれば、気温も下がるし野菜に水をあげる手間がかからないで済むのですが、なかなか思うようにはいきません。

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 ふと日陰を作ってくれている木(クヌギ?)を見上げると、何かいる。

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 あらら、ミヤマクワガタじゃん。 近年、クワガタにしろカブトムシにしろ見かけなくなった気がしますので、ちょっぴりうれし^^ やはり甲虫を見つけると、童心に返る気がしますなあ。

 

 【少しずつ収穫】

 今のところ畑で毎日収穫できる野菜は、キュウリ、トマトかな。 もう少しでナス、ピーマン、そしてショウガでしょうか。

 トウモロコシは、だいぶ毛が茶色くなったので試しに一本とってみると・・・。

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 おお、いい出来じゃん! 普段からいろいろと頂き物をしているご近所さんに配っても、まだ十分にあります。 今年は上手くいった方ですな。

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 蟠桃は結局これだけ。 他は腐ったり、虫ががっつり喰っていたりしてダメ。 うーん、しばらく置いておいて追熟して食べよ。

 

 【庭の水撒き君】

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 こう大地を焦がすような高温が続くと、庭の水撒きも大変。 畑の野菜たちに撒くのだけでも小一時間かかってしまうので、庭はミニのスプリンクラーで。

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 田舎なので、未だに各家には池があります。 昔はここで洗いモノをしていたのですな。 ホームセンターで購入したポンプで吸い上げ、スプリンクラーを回しています。

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 スプリンクラーは3か所。 これでだいたい庭全体をカバーすることができます。

 

 【わんちゃんにも厳しい暑さ】

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 月に1回、犬の美容院に連れていきます。 すると、こうしたアクセサリーを付けてくれるのです。 今回はリボン。 支配人さん!と呼びたくなるほど似合っているなあ。

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 夕方だけ冷房を入れていますので、わんちゃんも快適。 冷房の嫌いなペットもいるけれど、うちのは平気です。

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 黒はやはり、暑っ苦しく見えるなあ・・・。

 

 夜になると涼しい風が通り抜けるようになるので、冷房は切ります。 周囲は田んぼや冷たい水の流れる『せぎ(水路)』ばかりなので、自然のクーラーとして威力を発揮してくれるのですな。

 うっかり窓など開けておいたら、明け方は冷えてしまいます。

 

 【蛍について調べてみました】

 少し前からヒメボタルが、ちかちか飛んでいます。 ゲンジボタル、ヘイケボタルと違って陸生の蛍なので、普段は山の中にいるようです。

というか、水生のホタルの方が少ないそうですね。

 いろいろと文献を読んでいたら、『ウソツキホタル』の文字が目に留まりました(※1)。 え?('_') 何々?

 

 アメリカのペンシルベニア州。 首都はフィラデルフィアと言えば、シルヴェスター・スタローンの出世作のボクシング映画『ロッキー』の舞台ですね。

 そこの州の虫が『蛍』です。 もちろん『蛍』は日本語なので、あちらでは『Photuris』

 『Photuris』・・・フォトゥリスと発音するのでしょうか? Wikipedia(米版)によるとGenus of fireflies(ホタル属)で、 Femme fatale lightning bugs of North America(北米のファム・ファタールの光る虫?)とのこと。 (ファム・ファタールについては後述)

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※写真 Wikipedia『Photuris』より

 

 とにかくこのホタル、他の種のメスのホタルと同じ点滅を偽装してオスを誘い、食べてしまうとのことです。 和名では主にペンシルベニアホタルというようですが、『ウソツキボタル』として載っている図鑑(※2)が・・・。

 騙して他の種のオスを捕食してしまうことから、Femme fatale(ファム・ファタール)・・・つまり『男を破滅させる魔性の女』ですと。 やはりメス・・・女性は怖いですねえ(*o*)

 ちょっぴり涼しくなった夜でした。

 

 ※参考文献

 1-『ずるい いきもの図鑑』今泉忠明監修 宝島社

 2-『世界甲虫大図鑑』パトリス・ブシャー総編集 丸山宗利日本語版監修 東京書籍

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2021年7月17日 (土)

梅雨明けて・・・   - 暑くても外で働く元気な農業男子 -

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 ぐんぐんと気温が上昇。 土曜日の14:00現在では、ぶどうの産地で有名な勝沼で36.4℃と全国トップ。 でも、北海道も負けず劣らずの高温なんて、もう地球がおかしくなってるね。

 梅雨明けとともに、太陽神がどっかと腰をおろした模様です。

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 空が焦げているような夕焼けは久しぶり。 暑い夏がいよいよやってきます・・・というか、もうやってきてる。

 

 でも、暑い暑いといって家にこもってはいられません。 草刈り、耕運といくらでも野良仕事が待っています。 我ながら『がし』だと思いながら汗を流します。

 ※『がし』・・・ここらの方言で『頑丈』の意。 甲州弁なのかなあ? 不明なり。

 

 【そこで涼しいの?】

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 玄関先の水鉢に『手乗りハス』を育てているけれど、蕾ができません。 今年は結局葉っぱだけで終わりそうですが、水生の植物は涼し気でいいですね。

 よく、カエルがちょこんと座っています。

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 こんなところにも・・・。 ここはヒマワリの中心部。

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 夏の花としてヒマワリを畑に植えました。 ぐんぐん育って、でっかい花を咲かせてくれるかな?

 

 【草取りちまちまは、やはり大変】

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 ここは、落花生の畝。 今日は雑草をキレイに抜きました。 

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 落花生は身近な食べ物だけど、実は不思議な植物。 イエローの花を咲かせた後、子房柄(しぼうへい)を伸ばして地面に潜ります。

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 私は、花の咲いた部分が直接地面に潜ると思っていたのですが、観察してみるとどうやら、花の付け根?みたいなところが伸びてくるようです。

 この写真では、萎んだ花が確認できます。 地中に潜り込んだ子房柄はその先に莢を付け、それを落花生(ピーナッツ)として食べているのですね。 雑草がびっしり生えていると子房柄が地面に潜り難そうなので、雑草の除去と土を柔らかくする意味で草取りをしたのです。

 もう、子房柄が潜り始めている頃、せっかく潜ったのに掘り起こしてしまうことになるので慎重に除草しました。

 しかし、植物の常識を打ち破るような魔訶不思議な生態、世の中には面白い植物があるものですねえ。

 

 【のびたろく~ん!】

 ぼく、ド〇えもん! ハチに刺されて二日目の写真、『閲覧注意!!』だよ~ん!

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 右手が、もう破裂しそうにパンパンになってしまいました。 白く塗れば、ほんとドラ〇もんの手ですね。 ・・・なんて、呑気なことを言っていられないほど痛痒くなり、熱を持って火照るは、指が思うように動かずモノを握れなくなるはの状態に。

 刺したハチは白黒だったので、多分『クロスズメバチ』。 石垣の隙間に巣を作っていたのでしょうね。 しかし、もうハチに刺されるのは何回目だろう? 刺される度に症状がひどくなってくるようです。 保冷剤で冷やしていたけれど、この痛痒さはもう限界。

 さすがに次の日はお医者さんに行きました。 ベッドに寝かされ、いきなり注射。 うーん、まだコロナのワクチンも打っていないのに、ハチに注射されるし、看護師さんに注射されるし・・・。 痛いのキライ! 注射キライ! ・・・思わず口に出て、看護師さんに笑われてしまいますた。

 お医者さんに、呼吸がおかしくなったり全身にかゆみなどでるようだったら、早めに来なさいと言われましたので、次に刺されたらすぐに来院した方がよさそうです。

 

 といいながら、土曜日には懲りずに草刈り。 うわっ! またハチが飛び出してきた! でも、予測していたのでゆっくりと対処。

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 石垣の近くは、ハチがいることが多いので、今回は殺虫剤持参。 刈払機も静かなバッテリー式なので、ハチの羽音も聞き逃しません。 エンジン形式の刈払機だと、エンジン音で周囲の音が聞こえないですからねえ。

 私は刈払機を3台持っていて、シーンによって使い分けています。

 ①エンジン式ナイロンワイヤー ・・・ 騒音を気にしないでいい人家から遠い畑。 一日中使えるから便利。

 ②エンジン式チップソー ・・・ いわゆる丸いノコギリ歯。 固い草、竹などの生えているところでもガンガンいけます。

 ③バッテリー式ナイロンワイヤー ・・・ 人家に近く、できれば騒音を立てたくないところ。 バッテリー一式で、だいたい40分も使えば電池切れなので、長時間使うにはやはり不向き。 けど、静かさはNo.1。

 

 【自然からの、ちょっとしたプレゼント】

 草刈り中、蝶がまとわりついて私の足にとまりました。

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 うぬぬ、この蝶は?

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 たまにここらで見かけるけど、国蝶だそうで、地域によっては絶滅危惧種にもなっているといいます・・・。

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 『江戸むらさき』・・・ではなく、『オオムラサキ』でした。 私の汗の臭いにまとわりついたのでしょうかねえ。 しばらくすると、逃げるように飛んでいきました。 (そんなに臭い? ちょっと失礼なヽ(`Д´)ノ)

 

 【孫悟空の桃】

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 時季になると、このブログに登場する『蟠桃(ばんとう)』 別の畑の桃『白鳳』は、カラスにやられてほぼ壊滅しましたが、蟠桃は人家に近いところに植えてあるせいか鳥にはやられていません。

 『蟠桃』については毎回説明をしておりますが、初めてご覧になられる方もいらっしゃいますので、ちょっとおさらい。 有名な小説、西遊記の中で孫悟空が神仙界の桃畑の管理人になって摘まみ食いをした桃がこの『蟠桃』と言われております。

 食べれば人間も、仙人となれるとか何とか・・・。 今までいくつか食べたけれど、まだ空を飛べるようにはなっていません。 あと、何個食べれば飛べるのかな?

 

 ともかく袋を外して、お日様に当てるようにしましたが、この桃は食べごろがよく分かりません。

 それによく見ると、農薬は使っていないのでカラスにやられなくても、虫食いが多い? うーん、やはり見栄えの良い美味しい果樹は、農薬を噴水のように使わないとできないですね。

 昔と違って人体に影響の少ない農薬が推奨されているけれど、虫も喰わない作物はやはりキレイすぎるんですな。 少々虫っ喰いでも、安全で美味しいものを食べるために、家庭菜園なんかが流行るのでしょう。

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 とりあえず、ひとつ取って試食してみました。 うむむ、やはりまだちょっと早いなあ。 固くて甘みも少ない。 あと、一週間から十日くらいでしょうか? でも、去年より出来がいいので楽しみです。

 しかし初めて育てる不思議な桃は、やはり未知の部分が多々ありました。

 

 【日焼け対策】

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 日焼け対策といっても、庭の植物。 以前はキンモクセイが育っていて日陰を作ってくれていたのですが、寿命だったのか枯死。 日陰に生育する植物が直射日光を浴びることになってしまいました。

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 キバナノツキヌキホトトギスです。 本来、渓谷などの水気のあるところで生育するので、そのままでは葉焼けしてしまいます。 こんなことしかできないけれど、頑張って育ってくださいな。

 

 【夜闇の淡い光】

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 夜の帳が包むころ・・・。 小さな小さな光が流れます。

 とっても小さなホタル。 大きくて明るいゲンジボタルはほとんど姿を消し、代わりに夜を謳歌しているのはヒメボタルか・・・。 点滅は早く、光はどちらかというと赤っぽい?感じがします。

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 アジサイが光ってると思ったら、その小さなホタルがピカピカ。 でも体長が1cmにも満たないので、ほんとに小さな光です。

 

 ここらでも大掛かりな水路の舗装化、他にも治山治水工事が進められてきているので、ホタルの生息地はますます少なくなっています。 今後の老後の楽しみの一つとして、密かにホタルを守っていく『ホタルオジ(イ?)サン』になろうかな?

 それまでに、生き残っていて欲しいですねえ・・・。

 

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2021年7月12日 (月)

梅雨の落とし物

 梅雨明けはまだ先のようですが、厚ぼったい雲が空からいなくなると猛烈な暑さに包み込まれます。 ぐわわあ、暑ひ!! 30℃超えの日が続きます。

 まあ、私の住んでいる田舎は標高がちと高いので下界ほどの暑さにはならないけれど、それでも暑いものは暑いですねえ・・・。

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 とはいっても、梅雨の合間を縫って草刈りをしないと、雑草の成長に負けてしまいます。

 

 【黒い戦闘機】

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 休耕地にいくつかの果樹を植え、今年は桃(白鳳)がたくさん実り収穫を楽しみにしておりましたが、ががーん!(死語?^^;) かけておいた袋がほとんど破られていました。

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 食べ散らかした桃。 袋は片付けておかないとゴミになりますので仕方なく拾います。 はあ・・・。

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 桃はほぼ壊滅状態。 犯人はカラスでしょう・・・空からの攻撃はなかなか防ぐのは困難です。 うーん、陸軍(猿)がやれやれと思ったら空軍のお出ましでした。

 白鳳は、今年も味わうことができませんでした。 来年は、防鳥ネットを張り巡らせて、何とか死守しようと思います。

 

 【オニユリ・ガーデン】

 私の中期計画の一つであった、『オニユリ・ガーデン』

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 華やかな花を咲かせています。

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 『むかご』から育てたオニユリが育ち、今では50株以上になっているでしょう。 はちきれそうな蕾がいっぱい、うれしいなあ^^

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 近在種が消滅しそうな環境の中で、なんとか子孫を残してあげることができました。 まあ、私が生きている間の花畑なので、今を精一杯謳歌してしてくださいな。

 しかし、さすがオニユリ。 大きく育つと逞しささえ感じます。

 

 【オスは捨てられる?】

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 ハウスの骨組みの中で育ったトウモロコシ。 雄花(雄穂)が元気よく伸びています。

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 しかし、この雄花の咲くころは、害虫である蛾(アワノメイガ)もやってくる時期です。 花粉の匂い?に誘われてきては卵を産み付け、その幼虫が芯に入り込んでしまいます。

 殺虫剤などの農薬は使わないので、ひとたまりもありません。 そこで、雄花(雄穂)を切り取り・・・。

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 若そうな雌花(雌穂)に人工授粉してから処分してしまいます。

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 すっきりとしたトウモロコシ畑。

 この雄花(雄穂)切りは、多く用いられている害虫対策のようです。

 どの世界でも、オスは生かしておくと悪さをするので、用が済んだら捨てられてしまうのですね。

 

 【たろ、コロナワクチンの前に、注射される?】

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 梅雨の長雨で、元気もりもりの雑草たち。 梅雨入り前にキレイにしておいたのに、この有り様。 草刈り作業は全ての場所でやり直しです。

 ここは、カラスにやられた桃も植えてあるところで、桃の他にいくつかの果樹があります。

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 雑草に埋もれてしまっていたユズが、実を付けていました。 でも、なんか小さいぞ?

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 こりゃ、コロボックルサイズのユズじゃん。 うーむ、来年に期待しましょう。

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 所要時間3時間半。 汗だくになりましたが、頑張ってキレイにしました。 これだけ伸びてしまうと、いきなりトラクターをかけても除草が上手くできないので、刈ってから耕運します。

 ふう、くたびれたあ。

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 ナツメも植えてあります。

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 これはナツメの花。 ナツメ自体があまり見かけない樹木なので、ちょっと珍しい。

 

 そして・・・。

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 草刈り中、右手の甲に痛みを感じたと思ったら、ハチが刺してました! いやーん、いった~!

 コロナのワクチンを打ってもいないのに、先にハチに注射されてしまいました。 そして案の定・・・。

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 またしてもドラえもんの手に。 こう毎年ハチに刺されていたんでは、そのうちショックでヤバいかもなあ・・・。

 この『ハチさされ男子』の写真は縁起が悪いので、飾らないようにしましょう!

 

 【ぐーたら犬】

 このところ気温がググっと上昇して、うだうだしがちなのは人間ばかりではありません。

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 わんちゃん、あちこちでクタ~。

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 クッションでもクタ~。

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 キッチンでもクタ~。

 

 おいおい、ご主人様が暑くてもハチに刺されても草刈り頑張っているんだぜ。 ま、カワイイから許す!

 

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2021年7月 4日 (日)

田んぼ男子

 梅雨末期の大雨が、各地で被害をもたらしています。 ニュースで静岡県の土石流の映像が流れましたが、他人ごとではないので災害の恐ろしさを改めて考えさせられますな。

 

 こちらはここ2,3日、未明に猛烈な雨となりました。 その音のせいか田んぼが流される夢を見まして、飛び起きるとまだ4時前。 それでもと思い急いで着替えて田んぼに・・・見に行ってよかった。

 水路が詰まり道路に溢れ、雨水が私の田んぼに勢いよく流れ込んでいます。 眠気が吹っ飛び、いそいでジョレンを取りに戻って水路のかき出し。 もう、早朝からずぶ濡れだわい。

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 いつもは緩やかな流れが、恐ろし気な音を立てています。

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 ここは近くにある、水路の分岐点。 水害対策のために近年つくられたんだけど・・・。

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 既に下流側へ流す水門を、濁流が乗り越えているじゃあないか。 やはりもっと上流に接地してある水門を、閉じてこないとダメなようです。 気象の変化が激しくなり、年々気象現象が大型化?してきているので怖いですねえ。

 

 【ヤングコーン】

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 トウモロコシに雌穂が目立ち、ぽよぽよとヒゲ(絹糸)が目立つようになりました。 大抵一本の茎に2~3個の雌穂がつきますので、一番上のものを残して落としてしまいます。 (一番上が、だいたい一番大きい)

 この摘果作業をしないと、大きなトウモロコシにならないのですね。

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 トウモロコシは葉っぱが大きいというか、何重にも巻いているため見た目はたくさん。 でも、剥いていくと中身は少し。

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 サラダにはちょうどいいですな。 ヤングコーンとはいえ、あんまり大きくなると芯が固くなってしまいます。

 

 【田んぼ男子】

 雨で、畑や庭の雑草の成長もすごいけれど、田んぼも雑草でびっしり。

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 ぐわわ~。 気になっていたけれど、なかなか時間が作れなかったからなあ・・・。

 とにかく、また雨が落ちてこないうちに、抜くべし、抜くべし!

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 『ホタルイ』がスゴい。 うーん、除草剤はなるべく使わないんだけど、使わなければ毎年こんな感じ。 はあ、大変。 『ヒエ』もなんか多くない?

 イネとヒエはそっくりさんで、見分けが難しいです。 基本、植えてある稲のラインを外れているものは、怪しい。 抜くべし!

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 こういうのが分かり難い。 稲の根元にくっ付くように生えているやつ。 わかるかな?^^;

 私のヒエの見分け方は、

 ①稲のラインから外れている

 ②葉の色が少し濃い

 ③根元がしっかりしていて、少し開き気味に株が展開する

 でしょうか。

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 こうして比較してみると、分かりやすいですね。

 

 しかし、田んぼの草取りは中腰になるのでツラい・・・。 腰がすぐ痛くなるし、服が濡れてきて重くなるし・・・。

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 なんとか外側のラインの除草が終わりました。 半日かかっちゃったわい。

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 雑草も、積もれば山のよう。 先はまだまだ長いけれど、雨がぽちぽちしてきたので(それを言い訳にして)今日はもうやめ。

 

 そして、ふっふ( ´∀` )

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 休憩時間に、お茶目心を出して自撮り。 『田ニーズ事務所』のメンバーであるので、それくらいはしないとね。 まあ、そのまま載せるとスカウトに来られても困るので写真は加工してあります(*ノωノ)

 できれば、印刷して玄関に飾っていただければ、厄除けにはならずとも越後屋さんのように山吹色のモノが貯まるのではないかと思います。

 

 【癒し系の草?】

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 田んぼにびっしりと浮かぶ浮草。 あまり良く観察することはありませんが、今日はちょっと眺めてみよう。

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 大きめの浮草は、根がいっぱい生えています。

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 裏面は赤いのですな。

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 小さい浮草は、根が少し。 葉一枚に一本のようです。

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 これは全身緑色。

 うちの田んぼに見られる浮草は、この2種類。 次は、他の種類がいないか確認してみよう・・・って、その前に、草取りの方が先ですな。

 

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