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2021年5月28日 (金)

笑う宝石・・・

 震えがくるような冷たい雨の日になったかと思えば、汗が滴り落ちるような高温の日となったりと、目まぐるしい天気となっています。

 特に雨の日はまいったなあ。 かなり降ったので、流れ込む水が田んぼにあふれゴウゴウと溢れていました。 日中と雨の日は水の取り入れ口を塞いでおくのですが、それが水圧で決壊?して思わぬアクシデント。

 田植えからまだ1か月も経っていないのに、田んぼに穴が開いて水が抜けるわ、雨で溢れるわとトラブル続き。 稲作は作物の中でも手がかからないと言われていますが、それでも毎日見回らないと何があるかわかりません。

 今年も無事収穫を迎えられることを、ただ願うしかありませんね。

 

 【(既に話題から消えましたが)月食フィーバー?】

 ニュースで周知の通り、26日はスーパームーンと皆既月食が重なるということで、私も密かに期待しておりました。

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 これは前日(25日の様子)、月もキレイで田んぼに映り込んでいます。 月の位置を確認して、構図を決めておいたのです。 さて当日、26日になってカメラマンがワイワイ来るわ来るわ。 棚田と皆既月食のコラボ狙いでしょう。

 想像通りすぎて、苦笑い。 私はその中に混じる気は毛頭ないので、自分の畑で撮影準備。 しかし日が暮れるにつれ雲が出てきました。 イヤな予感・・・。

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 それでも、ぼんやりとした満月が顔を出したので、タイムラプス撮影スタート。 ・・・と思ったら、月が消えた!

 月を地球の影どころか、厚い雲が隠してしまったのでありました。 まこと残念なり。

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 翌日は大雨、そしてその次の日は晴れ、みごとな雲海に・・・。 雲はイジワルをするけれどステキな景色も作り上げる、まことつかみどころのない存在でありますな。

 

 【笑う宝石・・・】

 シルヴェスたろ・スたろン 主演 『Saku RAMBO -怒りの収穫-』

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 さて、今年もやってきましたサクランボの季節。 懇意にしているサクランボ農家から、やはりHELPがかかりました。 『手伝ってくんろ~』『ラジャー!』

 戦闘準備を整え、いざサクランボ畑という戦場へ・・・。 『俺を待っている仲間たちがいる!』

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 例年より1週間は早くないか? すでに紅く染まった宝石がずらり。 ん? しかし、すぐに異変に気が付きました。

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 『おいおい、玉割れヒドくない?』『うん、今年は雨や風でやばいんよ』

 玉割れの原因はいくつかありますが、主に実の成長期に雨に当たることで水分を含みすぎ、破裂してしまうのですね。 実の中の糖分により浸透圧が生じ、水分を吸収しすぎてしまうとのことです。 もちろん商品価値はありません。

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 木によって玉割れの比率が違いますが、ここは多いなあ。 4割近くあるんじゃない?

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 甘いことは甘いけれど、サクランボはあまり食べないので、もったいないが、ぽぽいっ。

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 収穫したあとは、選果とパック詰めをします。 いいやつだけ摘んだつもりだけど、あるある。

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 一生懸命に育てた人をあざ笑うかのような、紅い宝石。

 やはり自然相手は思うようにいかないですね。 果樹農家の苦労はよく分かっているので、まことに残念なことでございます。

 

 【光る小さなパラソル その2】

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 順調に育っている『ヤコウタケ』 傘も開いてキノコらしくなりました。 1日でその姿を変えていきます。

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 日中でも、ちょっと暗いところでは光っているのがわかるほど明るい。

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 光るコトに、どんな理由があるのでしょうねえ。 自然は無駄なことはしないので、必ず理由はあるはず。 キノコに聞いてみようと思いましたが、次の日には萎れて光を失っておりました。

 キノコだけに、『生き残る(生キノコる)』ため? うーん、おあとがよろしいようで・・・。

 

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2021年5月23日 (日)

光る小さなパラソル

 【草刈り隊出動】

 久々に晴れ渡った朝。 6:00ちょいすぎに軽トラ軍団が続々集合。 早朝作業で放棄地の草刈りなのです。

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 私も腰が痛かったけれど、なんとか参加しました。 (腰の痛かった理由は後述)

 この地域には、『〇〇〇〇〇〇〇〇隊』という、地域のボランティア団体(というと堅苦しいけれど、地元の集まりみたいなもの?)があります。 近年放棄地が増加してしまっているので、藪になっているところをキレイにしたり、花を植えたりしているのですな。 

 『地元をキレイにするのは地元の手で』 これを理念とする地域の有志の集合体なのです。 まあ、会長が自ら頑張っていることもあるけれど、人徳と言うかとにかく求心力がある人物なのでこんなにメンバーが集まるのでしょう。

 総勢40人弱。

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 手分けして、ブイブイ草を刈っていきます。

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 富士山も遠くから応援してくれていました。

 

 若い人達が、田舎からどんどん去って行ってしまう昨今。 子供世代は当てにならなくても、孫世代になって、おじい、おばあたちは、こんなにステキな場所で暮らしていたんだよ、ここに住んでみろし・・・そんな願いを込めた、魅力ある田舎作りなんですね。

 

 田植えが終わったこの時期。 カメラマンがその景色を撮りにわんさか訪れていますが、こうした地元の人たちの努力、労力の上に出来上がっている景色という事を認識して、マナーの良い行動をお願いしたいものです。

 

 【変身ベルト】

 その忌まわしい出来事は土曜日に起こりました。 『草木も起きてる巳三つ時』(午前10時ころ)・・・。

 うちのお代官様、『そこ、掃除機かけといて』『ははっ』と掃除を始めたのはいいのですが、段差で掃除機がひっくり返ってしまいました。 横着して不安定な体勢のまま起こしたのがまずかった。

 ピキっといやな感覚が腰を走り、次には『いたたたたたた・・・』 うーん、これってぎっくり腰?

 とにかく痛くて、右足と右手、左足と左手を同時に前に出すような妙な格好で椅子までたどり着きました。 なかなか痛みが引かず、歩くのも困難な状態が続きます。

 昔、やはり腰を痛めたときに使ったコルセットを思い出して付けることに。

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 どんな時でも、ギャグ精神を忘れてはなりませぬ。 コルセットを見て『仮面ラ〇ダー』の変身ベルト(初代の頃)を想像してしまい、丸いBluetoothスピーカーを置いてみました。

 おお、まさに変身ベルトではないかいな。 しかし、こちらは痛みに顔をしかめる『苦面ライダー』じゃあ。

 午後には痛みがちと引いたので、畑の方でちょっぴり作業。 痛いと休んでいると、余計痛くなってしまう気がしてゆっくりでもできるだけ動いてました。 明日は早朝に草刈りもあるし、こんなことでへばっていてはいかん(でも、いたひ( ノД`)

 

 ・・・ということで、翌朝の草刈りにはコルセットを目いっぱい締めて、参加した次第です。

 

 【光る小さなパラソル】

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 さてさて、少し前に買った『ヤコウタケ栽培キット』 ようやく気温が高い日が続いたからでしょう、幼菌が顔を出し始めました。 キノコはこれからが成長が早いもの。

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 1日で、だいぶ姿が変わります。

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 夕刻にはカサが開き始め・・・。

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 そして夜。 おお、光っとる!

 神秘なり、不思議なり。

 世の中には、私の五感どころか六感も刺激する素晴らしい生命が息づいているのですな。 光っているのはまだ1本だけですが、これからしばらくは神秘の森を散歩できそうです。

 

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2021年5月20日 (木)

農鳥の季節

 今週に入ってから雨続き・・・。 でも、梅雨入りしたというニュースはまだ聞いていないなあ。 いつぞやみたいに、梅雨入りを発表した途端に晴れが続くということもあったので慎重なのでしょうかね?

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 鈍色の雲を透かして、時折明るく輝く空。 田植えを終えた田んぼに反射します。

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 わんちゃんの朝散歩の時間・・・。 おお、今日は久々に富士山が見えるんだね。 そういえば、ニュースで富士吉田方面からの富士山に、『農鳥』が見られたと流していました。

 『農鳥』とは、山の雪がだんだん融けていき、残雪が鳥の形のように見えることからそう呼ばれています。 それを農業の始まりの合図としたのでしょう。

 でも、うちらへんはそのころには田植えが終わったところが多いけどね。

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 ここからは・・・。 農鳥と呼べる姿はなさそうだなあ。 ニュースで流れた映像の富士吉田方面は、ちょうど真横になるでしょう。 そのうち富士山は雲に隠れてしまい、農鳥探しは断念。

 いかんせん天気悪すぎ~。 まあ、ヘタに天気がいいとカメラマンが押し寄せてくるので雨は静か=平和でいいけれど、草刈りなどの農作業ができないのがネックです。

 

 【とんもろこし?】

 ここらのお年寄りは、『とうもろこし』を『とんもろこし』と発音していましたが、最近とんと聞かなくなりました。 作っても猿に強奪されてしまうので、作る方が減ってきているのもあるのかな?

 うちも義父母が健在であったころは毎年とんもろこしを作って、庭で炭火で焼いて食べていました。 そのうち猿が急速に増え、猿の惑星のようになってしまったのです。

 私も見よう見まねで作ったことがありましたが、収穫前の一晩で略奪されました。

 

 いろいろ対策を試し、ついに去年は『猿去るネット』なるものを張って久ぶりの収穫できたのをよいことに、今年も挑戦。

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 とうもろこしは、ポットで種から育てます。

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 土づくりをしてマルチを張っておいた場所に移植していきます。

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 この、マルチ・・・、予め穴が開いているのだけど間隔が狭すぎ。 それで、一つ置きに植えたのですが、そうなると今度は若干広いかな?

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 う、セコい! 苗が余ってもったいなかったので、マルチを外れたところにも植えちゃったい。 ここは稲の苗を育てるハウスの骨組みですが、動物除けのネットを張りやすいので、ここで育てるのです。

 

 【たろのフルーツガーデン2】

 日増しに様々な実が育っています。 楽しみでいろんな果樹などを植えてあるけれど、なかなか世話ができないことも多いかな。

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 蟠桃は、実がなりだして2年目。 初物の去年は決して美味しいとはいえなかったので、今年はどうなんだろ? あんずは今年初めての結実。

 ブルーベリーは、今年は生り年か? いっぱい実をつけています。 ヘビイチゴは色が美しかったので写真に撮っただけで、食するという考えはないですね^^;

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 鉢植えフルーツ、レモンとミカンの花も咲いています。 ここは冬が寒いので、柑橘類はなかなか越冬ができず失敗したので、鉢植えで育てています。

 

 【ハナイカダ・ガードマン】

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 『山柿の小径』の先にある、ハナイカダの雌株。 雄株は至る所にあるけれど、この道にある雌株は2本だけですね。 それが、成長して道の方へはみ出してきました。

 うーん、このままだと『藪刈り隊』or『草刈り隊』のターゲットにされてしまう。 不思議なもので、自分の土地が草ぼうぼうになっても知らん顔の人がいると思えば、余計なところもブイブイ刈ってしまう人もいます(-_-;)

 とにかく目立つのはマズい。

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 麻の紐で奥に誘引。 こうして人工的な作業がしてあれば、注意喚起にもなるでしょうか。 一回根元から切られたのが、ここまで復活したんだよ。

 

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 気候が安定しない昨今。 稲作も始まりましたが、肌寒い日が続くと思えば真夏日になって汗が噴き出す日も。

 稲作ばかりでなく、ここに生息する生物たちにとっても大きな変化のない年になって欲しいと願います。

 

 【マニアックな話】

 部屋の片づけをしていたら、埃にまみれたゲームマシンが出てきました。 懐かしや『PlayStation2』(以下、プレステ2) 動くのかいな? 

 プレステ2は2000年に発売されたゲーム機。 私はそんなにゲームをしたわけではありませんが、プレステ2は名作が勢ぞろいだった記憶があります。

 しかし、プレステ3(初期型は除く)以降の機種(プレステ4とか)は下位互換性がないため、基本プレステ2のゲームはプレステ2のゲーム機でなければ遊べません。

 ハードの故障と共に、消えゆくゲームであるのですな。

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 ゲームソフトも探して起動してみると動く動く。 これは『絶体絶命都市』 災害サバイバルアクションアドベンチャーゲームというところでしょうか?

 『首都島』という架空の人工島が、大地震に襲われ崩壊していく中を無事脱出できるか?という内容で、名作というほどではありませんが私は結構ハマりました。

 さすがにグラフィックは粗い。 ポリゴンが目立つし、レンダリングも今一つ。 まあ、20年前のハード&ソフトだもんね。 それでも、内容が良ければ気にならないレベルです。

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 『ありがとう たろさん』▽   ・・・『いえいえ、そんなことならお安い御用でござるヨ♡』

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 押し寄せる災害を、ブイブイとクリアしていっちゃうぜ!

 

 懐かしいゲームが、(もっと)若かった頃の記憶を蘇らせてくれたなんて、思わぬことでございます^^

 

 

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2021年5月15日 (土)

天空の田んぼ -その9 ようやく田植えが終わり-

 自分の田んぼはとっくに田植えは終わりましたが、近所の奥さんに頼まれていた田んぼが残ってました。 旦那さんが亡くなってからも、なんとか田んぼを続けていますが、田植え作業など機械を扱うことはやはり難しいです。

 農協に頼めば代行でやってはくれるのですが、そこは知っている人の方がいいということでしょうね。 頼まれたらイヤと言えない私の性質も知っていたのかな?^^;

 でも休憩のお茶はもちろん、お昼のお弁当まで心配してくれ、終わりにはビールも持たせてくれてこっちが悪いような。

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 気温はあがりましたが、金曜日のようにカンカン照りではなく、雲も多少かかったので助かりました。 田植えをする田んぼは7枚。 いずれもヒョウタンかヘチマのように歪んだ田んぼばかりです。

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 三角形の田んぼもあります。 うーん、植えにくい。 自分の田んぼならいざ知らず、よその田んぼはどんなルートで植えたら効率がいいかわからず、試行錯誤で行います。

 何回かやってみないとわからないので、去年とは違うルートで植えてみました。

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 この三角形の田んぼは、際にハンゲショウが育ちます。 まだ、白くはならないけれど、いずれ味わいのある姿になってくれるでしょう。

 

 【ハスっぱなヤツ】

 毎年育てている植物の一つにハスがあります。 水生の植物は夏は涼し気なので、玄関先に飾っています。

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 しかし今回越冬に失敗したのか、沈黙したまま。 あやや、これはいかんかも? 調べて見ると根が腐ってました! 葉がでてこないわけだわい。

 ホームセンターの園芸コーナーを回りましたが、スイレンは多いもののハスは見当たりません。 私はハス派なので、新たに植えるならやはりハスがいいなあ。

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 3つ目のホームセンターで見つけました。 手乗りハス^^;

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 水鉢も増やして4種類。 ふふふふ、今夏は賑やかになりそうです。 でも、長年続けて育てるのは難しいなあ。

 

 【たろのベジタブルガーデン】

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 夕方は、野菜に水やりです。 畑の周囲にはアヤメをぐるりと植えてあり、その中に野菜畑が・・・。

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 野菜畑は2段あって、下段にはトマト、落花生、ブロッコリー、アシタバ、二十日大根など。

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 上段は、ソラマメ、スナップエンドウ、サヤエンドウの豆類に、キュウリ、ナス、ピーマン、トマト、ジャガイモ、ショウガ、レタスなどかな?

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 行燈仕立て?のキュウリ。 農薬は使わないので、ウリハムシとかスゴイのですよ。 小さいうちは保温と虫害対策で覆っています。

 

 朝晩は、田んぼの水の管理。 夕刻には庭の草花に畑の野菜の水やり・・・。 泊りがけで遊びに行くなんてことはできないけど、自然に囲まれているだけで幸せと思わないとね。

 水やりも毎日の義務とは言わず、好きな事をしているんだなあと思えば楽しくなりますね。

 

 

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2021年5月13日 (木)

空からの手紙

 田植えが終わったばかりの濁った水のような空模様が続いています。 週間天気予報を見ると、金・土は晴れそうですが、そのあとは雨マーク。 このまま梅雨入りしそうな気配だなあ。

 

 【散歩道で・・・】

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 わんちゃんとの散歩道。 

 この村には景観保護のボランティア団体があります。 その作業のひとつの休耕田に花の種を蒔く運動で、今あちこちが花咲くポピーで赤く染まっています。

 私もそのボランティアメンバーの一人で、まだあまり密接に協力はできていませんが、草刈り等は毎回参加しております。 休耕田はそのままにしておくと雑草に覆われてしまうので、せめてキレイな花を咲かそうということですね。

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 今年は水不足で、なかなか水の入れられない田んぼが多かったのですが、ようやく行きわたり田植えを終えるところが増えてきました。

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 水が入ると、やはり景色が変わりますね。 高齢化や後継者不足で、だんだんと稲作をやめてしまうところも増えてきました。 近い将来、田んぼは消え失せ、いずれ花畑になってしまいそうですねえ。

 うちの田んぼだって、私ができなくなったら終わりですから・・・。

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 おや? 先日私の田んぼにいたカルガモのカップルでは? うーん、こんなところにいたんかい。 浮気もーん( ノД`)  ま、ここは田植えがまだだから、またどこかに移動しちゃうでしょう。

 

 【空からの手紙】

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 こちらはラピュ田へと続く林間コース。 通称『山柿の小径』 ここの山柿は、素朴で小さな柿の実をいっぱいつけます。 いつぞやはこの柿の実で干し柿を作りましたが、美味しかった記憶があります。

 今年もたくさん実ったら、また作ってみようっと。 猿の取り分も残しておかないと腹いせに畑に来られて作物を強奪では困るので、十分豊作になったらね。

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 さて、この小径。 小さな落とし物がたくさん。

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 オトシブミが落とした葉っぱの手紙。 『揺籃(ようらん)』と呼ばれる、昆虫が巻いて落としたものなんですね。

 オトシブミは『落とし文』 うーん、なんとロマンティックなネーミングであろうか。 この葉っぱの巻き巻きを『文=手紙』に例えた人は、どんな感性をお持ちであったのでしょう?

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 しかし、ここは一応道路です。 車通りは少ないとはいえ、交通事故にあったもの、路上で干からびてしまったものなどたくさん。

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 できるだけ拾って、山際のほうへ投げています。

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 また興味もありますので、ひとつ広げてみることにしました。

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 しかし、よくこんな作業ができるものです。 昆虫の小さな体では、随分と時間がかかることでしょう。

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 巻き始めの部分に、小さな黄色い卵がひとつ。 葉っぱはこの卵が孵化したあとの、幼虫の食べ物となるのですね。

 空からの手紙は、次世代に繋げたメッセージなのでした。

 

 オトシブミの仲間は多く、成虫を確認しないと正式な名前が判明しません。

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 葉っぱは高いところにあるので、脚立を持ち出して上ってみました。 足元が傾斜なのでこえ~!

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 巻き終わった葉っぱをみっけ。 この木はケヤキですな。

 しかし、成虫の姿が見当たりません。 ちょっと肌寒い気温なので、どこかに隠れているのでしょうか? 暖かい日にまた観察してみたいと思います。

 

 【今夏のお楽しみの花は?】

 毎年野菜、果樹を作っているだけでなく、その時の気分でいろんな草花も育てています。

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 今夏に向けて畑の一部に植えるのは、ヒマワリに決めました。 それも、でっかいヤツ。

 やっぱり畑とはいえ、賑やかな方がいいですからねえ・・・。

 

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2021年5月10日 (月)

天空の田んぼ -その8 田植えランキング?-

 天気に恵まれ、田植えを無事終えることができました。 とはいってもまだ畦波の設置や、後片付けが残っています。

 また、近所の方に田植えを頼まれていて、私の田植えはこれで終わりではありません。 うーん、頼まれると断れない、因果な性分なのでありまする。

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 頼まれているのは、この写真の左側の先の方になります。 それまでに、自分のことは全て終わらせておかなくては。

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 ここの水は、山から直に流れてくるので、かなり冷たい。 それで田んぼに流れ込む水を少しでも温めるために、畦波を巡らせていくのです。

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 水は透き通ってキレイ。 まあ飲めるかと言われれば躊躇しますが、とにかく透明。 この水だから、美味しいお米になるのですな。

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 そして・・・。 ふっふっふ。 これなーんだ? これは『天空の小さな田んぼ -UFO-』なのです。 田植え体験コーナーで作ったのですが、誰も来ん(*o*)

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 直径1.5mほど小さな田んぼですが、うまく育つかな?

 田植えで余計くたびれてしまうのは、私はこういうムダなことが多いからですねえ。 でも、物事は楽しみながらするのが一番ですね。

 

 【田植えランキング?】

 さてさて、田植えが終わるとどうしても気になるのがよその田んぼ。 やはり、器用というか上手な人もいれば、てへ?という方もいます。 私が上手だなあと思う村人は2人。

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 村の長老の一人、S.K氏。 なんか芸術的なんですよ。 今年もうねる曲線が神。

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 次も、長老の一人、S.U氏。 直線の魔術師なんですな。 うーん、何が違うんだろう?

 

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 こちらは、村の飲み仲間のT.U君。 ありゃ? 期待外れ、今年はなぜかちょっと上手じゃん! だめじゃないか! かれは不器用というか素朴というか、田植えもそれなり。 ほぼ直線の田んぼなのに、なぜゆえ曲がるの?と、いつも疑問符( ´∀` )

 自分が田植えに失敗したかなあと落ち込みそうになるときは、彼の田んぼを見にいき、わお!! 下には下がいる~っと安心できる癒しの神だったのに、今年はどうしたの? 上達しちゃうのは反則なり。

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 これは、私の田んぼです。 植えたばかりで水が濁っていますが、こんな感じ。 果たして私は、田んぼの神になれるでしょうか?・・・なりたいなあ。

 

 【田植えばかりじゃないんです】

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 休耕田の草刈りもしなくちゃ。

 ここはラピュ田なのですが、水路が崩壊してから休耕田になってしまいました。 町内会には水路を直してもらうよう申請を出しましたが、私一人の要望事案では後回しに次ぐ後回し・・・。

 そのうち立ち消えてしまったようです。 今さら水路を直して新たな田んぼで稲作ができるようになっても、もう私自身の体力と気力が残っていません。

 それでも、草刈りだけはしなくてはなりません。 ホントはマリオカートのような乗用草刈り機が欲しかったのですが、ここに入るまでに広い道もないので歩行用で妥協。

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 休耕田の一つにはクヌギの木を植えました。 ドングリから育てたので、まだまだ小さいです。 なぜクヌギ? 実はこの近くにクヌギの老木があって、毎年カブトムシ、クワガタムシがワイワイと集まっていたのですが、気が付いたら伐採されていました。

 それで、自分の土地なら切られまいと、新たにクヌギの木を植えたのです。 虫たちの楽園になるには、もう少し長い年月がかかってしまいそうだなあ。

 破壊は一瞬、建設はコツコツ・・・。 

 

 将来に向かっての私の楽しみがいくつもありますが、それも全て私の代で終わってしまうと思うと、ちょっぴり寂しいなあ。

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2021年5月 8日 (土)

天空の田んぼ -その7 タンボルギーニ登場-

 【田植え前日・・・雨なのに吉兆か?】

 例年ではGW後半の3日~5日には田植えを終えていましたが、今年は違ってました。 気温が低かったのが原因か、苗の成長が悪くて断念。 私が稲作に関わってから、遅れるのは初めてのことです。

 幸いそれから気温が高い日が続いたので、苗も少しは成長。 それで8日の土曜日から田植えをすることに決め、前日に水を止めにいきました。

 田植え時には水を極力少なくしておかないと、ずぶずぶ潜ってしまってやりにくいのですな。 かといって土が見えるほど水を払ってしまうと、今度は土をこねてしまってやりにくい・・・。 そのさじ加減が難しいのですなあ。

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 雨の中、ラピュ田に向かうと・・・何かいる!

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 嘴の先っちょが黄色いから、カルガモのつがいですね。 なんとなくよい兆しのような気がして、笑みがこぼれます。 住み着いてくれればいいんだけどなあ。

 

 【タンボルギーニ発進!】

 抜けるような青空・・・というわけでもないけれど、田植え日和となりました。

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 メンテナンスもきちんとしておいたので、トラブルもなく始動。

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 でも、塗装も傷み、タンボルギーニのロゴも薄汚れてきました。

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 そろそろ塗装のし直しですね。 今度はどんなデザインにしようかな? ・・・っと、まずは田植えが先ですね。

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 真四角な田んぼだったら、どんなに植えやすいか。 ここは棚田なので、ひょうたんみたいな形の田んぼばっかり。 植えにくさ100倍ナリです。

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 田舎の魅力的な場面のひとつ、このお茶の時間。 木陰でおやつを食べてお茶を飲む・・・。 通り過ぎる風を肌で感じる、野外レストランなのです。

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 真っすぐ植えたようでも、やっぱり歪んでしまうなあ。 いや、きっとあそこには時空の歪があるのですな。 ブラックホールで言う特異点というところでしょうか?

 強大なパワーには抗えなく、曲がってしまうのです。

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 田んぼはいくつかあり、ここは富士山と一緒に田植えができるところ。

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 村の最上部にあるラピュ田の田植えが終わりました。 周囲の木々が巨大になり、ラピュ田からは富士山が見えなくなってしまいましたが、ラピュ田はラピュ田の美しさがあります。

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 その頃には私はもう泥だらけ。

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 ふう、『うえっけえし(植え返し)』はまた明日。 田植え機では、やはり細部を植えることができないので、あとは手植え。 機械は『効率』、手作業は『繊細』というところでしょうね。

 この苗は、手作業で行う『うえっけえし』に使います。

 お互い補いながら、機械とともに行う共同作業・・・? それが現在の田植えなんですな。

 

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 ここは棚田の様子。 逆さ富士も田植えがされては、はっきりしないかも。

 

 さあ、次の日も頑張って田植えを終わらせなきゃ。 稲作の大きなイベントのひとつ『お田植え』が終われば、あとは蛍が舞い始める季節になります。

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2021年5月 3日 (月)

たろのGW(ゴタゴタウイーク)

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 4月29日の雨は、富士山では雪となったのでしょう。 白い部分がかなり増えています。

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 恵みの雨のおかげで水量が増し、代かきを終えた田んぼが増えてきました。 私にとってはこの時期の普通の景色。 しかし、この景色が普通になったのはいつからかな~なんて、たまに考えてしまいますな。

 

 田植えの予定は3日から・・・。 なので、1,2日はキャンプ場のバイトへ。 世間はGW・・・、キャンプ場は満杯で『バイトの手も借りたい』状態でお手伝い。 でも、さすがに3日からは来れんよ!

 だけど自粛ムードはどこへ行っちゃったんでしょうね? 気持ちは分からなくもないけれど、こっちもなにかあったらイヤなので、手洗い、消毒ゴシゴシゴシ・・・。 手を洗いすぎてざらざらになってしまいますた。

 

 さて、とにかく田植えだい。

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 し、しかし・・・! このところ気温の低い日が続いたのが原因か。

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 苗の成長が悪い! うーん、これでは無理に植えても、水没してしまいそうです。 色はいいんだけど、結局田植えは断念。

 

 【山のイカダ】

 田植えが延期になったので、あちこちの草刈りを済ませました。 

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 ハナイカダの周囲の藪も、道に飛び出さない程度に刈り込み。 あまり目立つと刈られるからねえ・・・。

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 ハナイカダは、雌雄異株。 雌花も咲き出しました。 雌花は葉っぱのイカダの上に1つ、たまに2つです。

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 雄花は満員御礼ギュウギュウ詰めもあれば、独り優雅なものもあります。

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 イカダから落ちているものも・・・。 いくつか確認できましたので、特殊なケースではなさそうです。

 

 【タロー鯉】

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 やっと出ましたタロー鯉。 去年も載せましたが、岡本太郎デザインの鯉のぼりです。 30年以上前のものだけど、このデザインは今でも十分通用しますね。 さすが、天才芸術家です。

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 同じ『たろ』でも、あちらさんは格が違いますな。

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 今ではこの鯉のぼりは、わんちゃんのため。 今年も元気でスクスク(育ってしまったけれど)頼みまっせ!

 

 本日のお昼は、『なんちゃってバーベキュー』でした。

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 我が家ではあったかい季節になると、よく庭でバーベキューをします。 田舎の特権というか、近所も離れているし庭も広い(どこの家も)しで遠慮はありません。

 都会の人間が、お金を払ってでもしたいことが、ここでは普通にできるのですな。

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 炭を使うときもありますが、簡素に済ませるときには携帯ガスコンロで・・・。 うーみ、昼間のビールは、やっぱりおいちいなあ。 でも、午後からの野良仕事に差し支えないよう、ちょっとだけね。

 

 【マツの花】

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 さてさてこれは松の花。 雄花がびっしりと咲いています。 では、雌花はというと・・・。

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 先端に目立たなく咲いているのです。

 うちの庭には赤松が2本あって、この木は毎年たくさん花を付けるのですな。 もう1本はあまり花を付けず、新芽だけをひょいひょい伸ばします。

 その新芽を欠いたり、短く切りそろえる作業を『みどり摘み』、または単に『芽摘み』といいます。 伸びた新芽はやがて枝となり、結果その長さ分木が大きくなっていくのですね。

 剪定作業とは基本、その木の成長をコントロールしていくことです。 放っておけばすぐに巨大化してしまう木々の成長を、緩やかにしていくことが目的の一つです。

 松は放任しておけば、枝はひょろひょろ伸び放題、ボサボサになり放題になってしまいます。 自然界では、風雨や他の樹木との競争もあるのである程度形になっていきますが、庭にあるものは別。 競争が少ない分、荒れていきやすいのですな。

 生長点から伸びた新芽が複数あれば間引いていき(3本伸びていれば基本真ん中を根元から落とします)、残りは短くカットします。 それで、今年伸びる分を短くできるのですね。

 短かくカットでなく、全部カットすれば伸びないじゃんと思えますが、松は枝の先に葉がなければ枯れていきます。 なので、葉を残しながらも短くするのです。

 それぞれの樹木の性質で、ばっさり切り落としても切り口から芽吹いて伸びる木もあれば、赤松のように枝を切ったらそこから新たに芽が伸びる確率は少なく枯れてしまうということ。 (植木屋さんのお手伝いで、年上の相方から『木の性質を覚えろ』とよく言われました)

 とにかく枝張りを密にして、かつ樹形を美しく保つことが松の本来の手入れで、春、秋2回とあるのが特徴です。

 

 【山吹色のキノコ】

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 はいはい、久々きました『越後屋自慢シリーズ』です。 山吹色のキノコの話は以前も載せましたが、今回はホントの山吹色のキノコなのです。

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 これこれ。 ヤコウタケ栽培キットです。

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 『光るきのこ』の文字がありますが、文字通り発光するキノコ。

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 セット内容は、ケース、種菌、腐葉土、スポイトです。 外箱は観察終了後、貯金箱に使えるよう穴が開いていますw

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 種菌、腐葉土を入れるだけ。

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 霧吹きで水をぴうぴう・・・、湿らせます。

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 これでヤコウタケが育つのを観察するのですが、問題が。 ネックは気温。 23℃~27℃の状態がベストらしいけれど、ここんとこの寒さで、17、8℃しかありません。

 おまけに今朝は6℃・・・ダメかも~。

 人気商品ですぐ売り切れてしまうので、解禁日にポチってしまいましたが寒すぎ。 あと数回、日を分けて販売されるので、もっと暖かくなってから再度ポチってみようかな?

 とにかく、今回はこれで様子をみてみます。

 

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