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2021年4月30日 (金)

Walk this way with a cute dog.

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 冷たい雨が足元を濡らしたその翌日。 晴れ渡った青い空に吸い寄せられるように気温がぐんぐん上がり、汗ばむような暖かさとなりました。

数輪しか花開いていなかったアヤメが、一気に弾けて周囲を紫色に染めています。

 世間では大型連休であるGWは、ここらでは田植えウイークです。 なんとか準備を済ませ、あとは田植えを残すのみとなりました。 ちょっとわんちゃんの散歩を兼ねて、周囲の様子をば・・・。

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 水を湛えた田んぼはまだ少しですが、この2,3日でかなり増えていくでしょう。 水不足で代かきができないところが多かったので、29日に降った雨は、恵みの雨となりました。 

 

 【わんちゃんとの散歩道】

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 いくつかある、わんちゃんの散歩コースのひとつ、林間コースです。

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 このルートにある目立った樹木は『ツリバナ』ですかね。 この時期に薄いピンクの花、秋にかけては真っ赤な実をぶら下げます。

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 林間コースを抜けると裏棚田コースへ・・・。 ひと昔前はずっと田んぼでしたが、今は放棄地が目立ちます。

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 車もほとんど通らない、静かなコースなんですなあ・・・。

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 散歩が終わって、新しい植物の品定め。 窓際の植物の仲間入り~。 サラセニアです^^

 食虫植物で、私はこういうのにホント弱いんですなあ・・・。 ホームセンターの植物コーナーで見つけて、つい買ってしまいました。

 

 そういえば。

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 窓際に吊るしてある、数年越しのウツボカズラ(ネペンテス)。 今までまったく食虫の袋を付けませんでしたが、今年は・・・。

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 おお、膨らんでいる! ようやく袋を拝めそうですね。

 

 【みどり摘み】

 田植えを前に、松の手入れなんぞを。

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 この時期に行う、松の『みどり摘み』。 棒状に伸びた新芽を欠いたり、長さ調整していくのです。 いつもは田植えあとに行っていたのですが、今年は早いー。

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 まずは、脚立に足場板を取り付けて、天端(てんぱ)がやりやすいようにします。 植木屋さんの手伝いをしているうちに身に付けた、テクニックの一つ。

 枝の張り方や、足元の状態でどうしても樹木のてっぺんに届かないケースが出てきます。 そうした時に、脚立と枝に板を渡して足場を確保するのですな。

 転落の危険も増すため、作業は慎重に行います。

 

 GW後半は、いよいよ田植え。 今年も豊作でありますように。 パンパン(-m-)” 

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2021年4月26日 (月)

天空の田んぼ -その6 代かき-

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 青空のキャンバスに、富士山が大きく描かれるこの時期。 残雪が膨張色になっているのでしょうか、1年を通して一番でっかく見える気がするなあ。

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 畑の隅にならんだアヤメがほころび始めています。 紫の君・・・と勝手に呼んでいますが、アヤメの美しさを改めて思う季節。 アヤメは市の花とされており、あちこちに溢れています。

 裏山の山頂近くでは、過去には30万本のアヤメが咲き誇って紫一色の世界になり超有名でしたが、環境変化や鹿の食害により一気に激減。 一時、30本ほどまで減ってしまいました(何と10、000分の1の減少)が、防獣ネットを張るなどの対策によりちょっぴり復活。

 でも、昔のように紫の絨毯の中を歩くことはできないでしょう・・・。

 

 【代かき作業】

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 代かき前日に、水を一気に入れておきます。 田んぼの保水能力はこの時点ではあまりありませんので、結構勢いよく入れないと全体に広がりません。

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 翌日にトラクターでかき混ぜます。 田んぼの底に泥の層を作って、保水させるのですね。

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 お、ハクセキレイがやってきました。 おいおい轢いちゃうよ~、どいたどいたあ。 小鳥たちは、トラクターが入るとその作業音で虫たちが逃げ出すのをよく知っていて、どこからともなく集まってきます。

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 『バーチャル小鳥つかまえ!』じゃー。 そういえばキセキレイは近年あまり見なくなったような気がするな? それぞれの年に、それぞれの勢力の趨勢があるのでしょう。

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 おや? オレンジの濃い嘴と足は・・・、ムクドリでは? へえ、カレ(カノジョ?)も田んぼにくるんだね。

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 やや? こちらは無賃乗車じゃ。 しかし、そんなところでは振動はスゴイし危ないのでは?

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 蛇は一目散に逃げていきます。 ヒバカリ? シマヘビ? またはアオダイショウの亜種の子供でしょうか? 捕まえる前に逃げてしまったので、確認はできませんでした。

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 給水口から流れ込む清水に、泥が流されてアートを作りだしているよ。

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 代かきが終わって一息・・・(-。-)y-゜゜゜  (といっても、私はタバコは吸いませんので、深呼吸^^)

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 写るか逆さ富士。 ありゃあ、ダメだ。 もっと水が澄んで、風のないときでないとキレイに写らないですね。

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2021年4月22日 (木)

天空の田んぼ -その5 田植え前・・・-

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 【田植え前・・・】

 日中は初夏の気温となって、外仕事は汗をかいてしまうほどです。 まだ4月なんだよなーと、汗を拭いながら今年の夏の暑さを懸念してしまうのは私だけでしょうか? 

 田んぼの肥料撒き、耕運、畦波の点検、給排水口の設置&点検を済ませ、あとは水を入れるだけとなりました。

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 苗も順調に育っています。 田植えはGW後半の予定なので、あと1週間ちょい・・・。 いよいよ本格的な稲作スタートです!

 

 【育てる作物の種も蒔きまき~♪】

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 今年も作る作物の種も蒔きました。 トウモロコシに落花生。 ふっふ、私は大きいものが好きなので全て『おお・・・』という文字が入ります^^

 しかし、サルにとっても大好物なので、また闘いの物語もスタートするんだよなあ・・・。

 

 【山の幸も・・・】

 里山なので山の幸もたくさん。 フキノトウはとっくに終わってしまいましたが、今はセリ、ワラビなどなどたくさん採れます。

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 特にワラビは、自分ちの休耕田に植えたのが増えて毎年食卓を飾ってくれるようになりました。 タラやコシアブラも順次植えていく予定です。

 新鮮な山菜は、田舎ならではの贅沢品ですね。

 

 【庭の樹下に・・・】

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 こちらも庭の春先の花、クマガイソウです。 今年は8輪花を付けました。 毎年心配になる、消えちゃいそうで消えない庭の家族です。

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 20年ほど前では近所の里山でアツモリソウも咲いたのですが、現在は消滅。 移植しておけばこのクマガイソウみたいにうちの庭で生き延びたかなあと思うけれど、後の祭りですね。

 

 こんな感じで田植えまでは大きなイベントがありません。 また、今年も稲作頑張りますので、応援してくださいね・・・といっても、誰も応援などしてくれないと思いますが・・・(^^ゞ

 

 【おまけ】

 リンクを貼っていいのか悪いのかよくわかりませんが、動画編集のノウハウを調べているうちに発見した私のイチオシの動画。 うーん、これはスゴイ!

 ひさびさ感銘を受けた次第です。 

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2021年4月18日 (日)

天空の田んぼ -その4-

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 日差しはあるものの空気はひんやりした日が続きます。 低い気温に縮こまりがちなのは人間だけみたいで、周囲の草木は元気に成長しているようです。

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 こちらは黄色い桜。 たぶん『ウコンザクラ』ですね。 村仲間のMちゃんが畑に何種類かの桜の木を植え、その中にこの黄色い桜があります。

 皆、畑があってももう何も作らないところが増えました。 体力低下や気力低下・・・やはり加齢でしょう。 でも放棄地にしておくことはできず、かといってただ草刈りしてるばかりでは面白くないので、こうして手のかからない樹木を植える人が多くなりました。

 

 【田起こし見守り隊?】

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 肥料を撒いたあと、トラクターで耕運します。 耕運していると地表に現れてくる虫を狙って鳥たちが集まってくるけれど、なんか今年はカラスが多いなあ。 小鳥だとカワイイ感じがするけれど、カラスはやはり作物を荒らされることが多いのでイメージが悪いよ。

 カラスに見守られながら耕耘を済ませ、畦の草刈りに移ります。

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 わお、なんじゃこのタンポポは? 茎がビロビロでちょいキモ~。

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 先日まではタンポポが黄色く埋め尽くしていたけれど、キレイさっぱり。 華やかでいいんだけれど、草を生やしておくと虫の住処になってしまいますからねえ。

 

 【せぎあげ(河川清掃)】

 恒例の地域行事の『せぎあげ』が行われました。 田んぼに水を引くための水路の清掃なのですが、ここの水路は半端ないところがあります。

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 過去何回か載せましたが、山を流れる川に支流を作って村に引いてくるので、まるで渓谷です。

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 木の枝や、溜まった落ち葉を取り除きながら下っていくアドベンチャー? 今年は倒木も少なく順調でした。

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 ところどころ足元に揺れるイカリソウ。 たくさん花を付ける大株は消滅してしまったけれど、こうした小さな株は増えているような気もします。 どんどん増えてくれるといいな・・・。

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 水路を下りながらビニールなどのゴミを集めたけれど今年は少なかったかも。 でも、これだけのものが捨てられていると思うと、マナーの悪さに寂しくなりますね。

 

 【今年も残れるか?】

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 毎年楽しみにしている、ハナイカダの木。 今、青々とした葉を茂らせています。

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 咲き出した花。 この大きめの株は雄株、少し奥まったところに生えているので今まで切られずに済んでいます。

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 心配なのは、この雌株です。 去年、奥の方へ誘引しておいたので、根こそぎ切られずに済んだようです。 今年も、道の方へ張り出さないよう注意しておかないとね。

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 雌花はまだ、固い蕾です。 受粉の仕組みからいって、基本的に雄花から先に花開きます。

 

 いつものところにいつもの花。 当たり前がどんなに幸せな事か、このコロナ禍が改めて教えています。

 自然の営みに感謝し、それを素直に享受していきたいものですな。

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2021年4月11日 (日)

天空の田んぼ -その3-

 気温が上がる一方かと思っていたら、いきなり急降下。 空気は冷たく標高の高いところでは雪の予報もありました。

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 こんなに冷え込むとは、まだまだ油断はなりませんねえ・・・。

 

 【天空の田んぼ -その3-】

 稲作もスタートし、もみ蒔き(いわゆる種まき)を済ませました。 これから育苗機に入れて苗を作るのです。

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 のどかに散歩をしたあと、田んぼに肥料撒き。

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 昔ながらの手動散布器は、まだまだ現役です。

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 ハンドルをグルグル回すと、遠心力で肥料をバラ撒く構造です。 こうして肥料を撒いた後は、トラクターで耕運。 さすれば、あとは水を入れるのを待つばかりです。

 いよいよ18日の日曜日は、『せぎあげ』・・・(河川清掃)。 本格的な稲作のスタートラインなのですね。 棚田が水で満たされるのは、この日からとなります。

 

 【ちっくい君と長々君】

 『ちっくい』とは、こちらの方言で『小さい』の事。

 ・こりゃ、ちっくいなあ・・・これは、小さいな

 ・ちっくりーし・・・ちっちゃい子供たち 『し』とは、人たちという複数の意味

 などの用法があります。

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 来客用など車を置く場所にしている、もと畑。 入口に花を植えてますが、今年はチューリップが花開いています。 でも、黄色いチューリップの一つが、なぜか『ちっくい』。

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 花の中を覗くと、なかなか脱出できない虫が・・・。 大丈夫、君は飛ぶという選択肢があるよ!

 こっちは、『長い~』 残念ながら、長さに関する方言は聞いたことがありませんな。

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 窓際の多肉植物たちには花芽が伸びています。 しかし、長すぎない? 40cmはあろうかと思われる花芽。 多肉植物たちが、もともと育っている環境の厳しさを彷彿させます。

 本来、きっと半端ない酷な条件下で生育しているのでしょうね。

 

 【蛇滅多狐 -撮影始まる-】

 山の中にある、ひっそりとした神社。 ここは標高が高いので桜は今が盛りです。 ようやく、MVの撮影まで漕ぎつけました。

 撮影許可は去年のうちに取ってありましたが、この桜の時期まで待っていたのです。

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 なんか大袈裟になってしまった撮影機材。 まあ、本日は使うかわからないけれど、夜間照明の発電機まであります。

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 では、一部をどうぞ(笑) もともとは動画ですが、そのスクリーンショットです。

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 撮影は、困難を極め・・・るほどではないですが、なかなか思うように撮れないものですねえ・・・。

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 異常に寒くて、この日はここまで。 いろんなシーンを撮って、かっちょいいMV(Music Video)を作っていきまーす♪

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2021年4月 2日 (金)

天空の田んぼ -その2-

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 もう4月。 直に始まる稲作の準備を、ヒマを見てぽちぽち進めています。 トラクターでは細かいところができないので、小型の管理機で隅っこの耕運。

 隅っこは虫やカエルたちに人気が高いのか、冬眠してた?輩がわらわらと飛び出してきます。 ほれほれ、目覚めの時期ですぜ! どいたどいた~。

 あぜ道にはタンポポが満開です。 その対比が面白く、シャッターを切りました。

 

 【谷川も賑やかに】

 木々のエメラルドのような若葉が、味気ない谷川に色を添えるようになりました。 新緑に包まれるのも、時間の問題です。

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 淡い紫色のヤマツツジ。 ツツジは栽培品種が多いけれど、こうして自然界に咲くのがやはりしっとりしていいですね。

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 ヤマブキも、この時期に目立つ色かな? 鮮やかなイエローが目に眩しい。

 

 【野生動物も賑やかに】

 野生動物たちもこの時期元気になって、なんだか賑やか。 毎夜シカが鳴くわサルがケンカするわで、家のワンちゃんが仲裁に大忙し。 夜は見張りはいいから、大人しく寝てくださいな。

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 裏山に人の気配? いや、隠れているつもりのサルです。

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 こちらをチラ見・・・。

 うーん、どのグループだろうか? うちの畑を狙う『ユリウス・カエ猿』の一派だと思われますが、どなんだろ? この地域にはいくつかのグループがあって、幸い武闘派のグループは隣村^^;

 隣村の軍団は『猿バドール・ファミリー』で、よくガードレールの上に座っていて、車で通っても逃げやしません。

 とはいっても、『ユリウス・カエ猿』の迫力も凄いけどね。 去年、道で会ったときに、その威厳に押され気味になりました。 こちらを睨みつけ、仲間が無事山の中に逃げたのを確認したあと、悠々と去っていきました。

 今年も、サルとの闘いを暗喩させられますなあ。

 

 【朝も賑やかに?】

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 ちょっとお茶目心を出して、お出かけ前に先日完成した狐面を付けてみました。

 

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