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2020年11月30日 (月)

たろの花物語

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 雲の様子が、日替わりで変化している朝を迎えています。 今朝は筋状の雲。 明るくなるにつれ、うっすらバラ色に染まる時もあれば、こうして黄金色に輝く時もあります。 ゆっくり眺めていたいんだけど、朝は時間がありませんからねえ・・・残念。

 さて、今日は神さん・・・ではなくて、カミさんのバースデイ。 仕事帰りに花束を買ってきました。

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 毎年毎年、こうして献上すること数十年・・・(たまには忘れたこともあったかもなあ・・・あ、いや、ないない^^;) 鉢植えの花の時もあるけれど、育てるのが上手なせいかどんどん増えてしまったので花束に変えました。

 こんな時でないと花屋さんには行かないけれど、自然界の花は少ないのに花屋さんにはいっぱいなのはちょっと驚き。 ・・・って、あたり前か・・・。 

 

  【花の柿?】

 花繋がりで、柿畑の話。

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 今年は柿が不作なんてことを聞きましたが、あるところにはあるもので・・・。 遠目にも賑やか、花のようにたわわな柿でありました。 収穫されないままなので、鳥たちが集まって熟した実をついばんでいます。

 渋柿の『甲州百目』でしょう。 今まで柿を見ても『なってるなあ~』くらいにしか意識していませんでしたが、干し柿作りのバイトをしてから、自然に柿に目が行くようになりました。 職業病?^^;

 しかし、もったいないような。 干し柿作りは手間がかかるので、諦めて放棄してしまったのでしょう・・・。

 果樹は成り年と不成り年があって隔年で豊作不作となる傾向がありますが、果樹農家の方に『剪定次第でそんなことないよ』と教えられました。 調整してバランスをとることによって平均的に収穫できるけれど、やはり技術と経験と、そして労力がかかります。

 食べ物が少なくなるこの時期、鳥たちの美味しいレストランなんだけど、猿は来ないのかな?

 

  【たろ、ちょっぴり数学する】

 ちょっとした記事を目にしました。 『円周率とは何か?』ということなのですが、その問いに対し何て答えるのでしょう・・・。

 ほとんどの人は、まず『3.14』という数字はすらすら言えるけど、ではそれは何を表し、そしてなぜ無限に数字が続くのかを説明することができる人は少ないのではないかということです。

 それは、数学というものを『計算』としか教えられなかったからで、本当の数学は『言葉』であるのではないかという論説です。 とかく学問が『作業』になってしまい言葉というものを重視しないので、物事を人にはうまく伝えられないような人間を作りだしてしまうのだと。

 思えば学生の頃、数学と言えば計算。 三角関数だの、微分・積分。 さらに逆三角関数なんてくると何をやっているのか分からなくなってきました。 公式・定理に整理して答えを求め、でけたでけたなんて喜んでいたけど結局その意味は考えなかったもんな。 だから、数学なんて日常生活に何の役に立つ?なんて言われてしまっていたのでしょう。

 

 さて、円周率。 これは『円の円周の、直径に対する比率であり、どの円も相似であるためその比率は変わらない』というものです。

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 図で表すとこんな感じ。 円周の長さは、直径の3.14倍ということです。 その比率がπ。 ただし、πは無理数であるため3.1415926535・・・ と永遠に続きます。

 

 円周率は現在(2020年)で、小数点以下40兆ケタまで計算されているそうですが、実際に実用化に足りる精度はどのくらいなのでしょう。 3.14でも十分こと足りるとは思うけど、もっと巨大なものの設計。 例えば円周数kmにも及ぶ粒子加速器。 ある記述によると、円周率の小数点7ケタ目が間違っていると、装置の長さの誤差が約1mmになるそうな。

 原子の大きさは1000万分の1mm程度で、さらに素粒子はその原子の1億分の1mm以下とか。 1mmの差は、こうしたミクロの世界では途方もない誤差となるでしょう。

 

 NASAにこんな質問が寄せられました。

 『はいはーい、こどもネット相談室、キャサリンでーす』 

 『JPL(ジェット推進研究所)では、3.14を使っているんですか? それともうーんと長い値を使っているんですか~?』

 『ひゃう、難しいこと聞きますねー。 キャサリン困っちゃう。 では、チーフエンジニアであるマークレイマンさんに答えていただきますねー』

 『マークレイマンだよーん。 それはねー。 惑星間ナビゲーション用の最高精度の計算は、3.141592653589793っていう、小数点15ケタにしたもの使っているよー。 わかりましたか?』

 『はーい、ありがとうございます』

 (※NASA/JPL Edu News 2016/3/16 原文英語、多少改変あり)

 

 アルキメデス(紀元前287-212)は当時すでに円周率の計算をしていました。 どんな方法で計算したのかというと、円に対し内接する多角形、外接する多角形を描き、それぞれの外周の長さを求めました。

 多角形の数を増やしていけば円に限りなく近づいていけるという理屈です。 また、外と中からのサンドイッチ状態ならば、より正確な値が得られると考えたのでしょう。

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 視覚的に分かりやすいよう、ここでは6角形(数学の指導書などにも6角形が用いられます)です。 多角形になるほど計算は複雑になるけれど、アルキメデスは96角形を用いたとか。

 多角形は直線の集合なので、三角関数で長さが求められていきます。

 96角形を計算したアルキメデスくん。

  内接96角形は 3.140845・・・

  外接96角形は 3.142857・・・

 と、すでに小数点2ケタの正解を見出していたのです。 まじ天才は違いますなあ。 (当時の計算なので誤差あり)

 そういっても計算は容易なことではありません。 コンピュータなどない時代、夜なべしてちまちま机上で計算していたのでしょう。

 以上のことから、いくら多角形の数を増やしても、『直線』の集合体である限り『円』にはなりえません。 であるからして、『πは無限に続く無理数』なのですな。

 

 最後に円周率πを覚えたい方に・・・。 モノを覚えるには、語呂合わせや関連付けが一番。

  π = 3.141592653589793238462643383279502884197...

    身一つ世一つ生くに無意味違約無く身文や読む
   (みひとつよひとついくにむいみいやくなくみふみやよむ)

    産医師異国に向う産後厄無く産婦御社に虫散々闇に鳴く後礼には早よ行くな
   (さんいしいこくにむこうさんごやくなくさんぷみやしろにむしさんざんやみになくごれいにははよいくな)

 ま、これを覚えるのが逆にツラいかも^^ ちなみに私は小数点以下12ケタまでは、今でも覚えています。 3.14159はそのまま記憶し、あとは私なりの語呂合わせ。 『風呂後珊瑚焼く(お風呂の後に珊瑚を焼いちゃった = 2653589)』ですた。

 

 ・・・はあはあ。 久しぶりに数学をしてしまってちょっぴり疲れました(-_-;) ま、こんなことを知っていても実生活には役に立たない?

 いやいや、DIYなどに陰ながら役に立っているかも。 この板材からどれだけ切り出せるとか、この角度はどーたらと、自然に使っているものなのだと思います。

 

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2020年11月28日 (土)

11月もそろそろ終わり・・・

 11月も残り少なくなりました。 季節を遡ったような気温の日が続きましたが、そろそろこの時期らしい寒さとなるのでしょうか。 暖かいのはありがたいけれど、反面なんとなく気味の悪いように思えます。

 

  【皇帝の執念】

 畑に今を盛りと咲いている皇帝ダリア。 堂々と茂った?皇帝の陰となり、畑の野菜たちには朝日があたらず成長が芳しくありません。 うむむむ・・・。

 皇帝ダリアをとるか、野菜をとるか・・・。 悩んだ末、皇帝サマには降りていただくことにしました。

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 身長をはるかに超える巨大な皇帝ダリア。 これで『草』だもんな。 まあ、バナナも分類上は『草本』だから世の中の一般的なイメージに当てはまらないものはたくさんあるもので・・・。

 中国の故事、『泣いて馬謖(ばしょく)を切る』みたいな気持ちになりましたが、庶民(大根などの野菜たち)のためなのです。 (この場面で用いる故事ではないかもしれませんな・・・)

 《泣いて馬謖を切る・・・ 中国、三国時代。 蜀の諸葛孔明の臣下、馬謖が命に従わず、その結果大敗してしまいました。 その責任を問われた馬謖、孔明が見出し、また優れた家臣でありましたが、ここでまあまあと許しては軍律に影響するということで泣く泣く処刑したという故事です。

 孔明が流した涙は、家臣を思いやった気持ちだとばかり思っていたけれど、別の説では孔明は自分に背くような家臣を雇ってしまった自分自身に腹を立て流したとか。

 うーむ、解釈の違いで人物に対する評価は180°変わってしまいます。 思いやりのある人物か、あくまで冷徹な人物なのか・・・心中は、はかり難いものですな》

 

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 しかし、さすがは皇帝サマ。 切り倒してから一週間経つのに、未だに次から次へと花を咲かせています。 恐るべき執念、皇帝になるだけの器だわい。

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 という私も、ただ切り倒しただけではもったいないとういうことで、蕾を採取してきました。

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 小さな蕾。 花弁はまだ発達していません。

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 膨らんでくるにつれ花弁も大きくなるけれど、蕾という閉鎖空間の中では真ん中に詰まっていくしかありません。

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 花弁はどんどん成長するので、必然的に折りたたまれるように格納されていく模様です。

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 ちょいとほぐすとこんな感じ。 花が開いていくと、この折りたたまれた花弁が真っすぐになっていくのですね。

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 雄しべはまるでネイルのような仕切り?がついています。 まことに不思議な世界・・・。

 

  【植木屋たろの独り言】

 さてさて、にわか植木屋たろの登場です。 私が手伝うのはセミプロのおっちゃん・・・Tちゃんとしておきましょう・・・あ、いやいや『親方』と呼ばなくては。

 Tちゃん『松でるけ?』

 たろ『え? ああ、でるよ』

 ・・・こりゃ、生粋の甲州弁だあ。 『でる』ときたな。 甲州弁で『でる』とは、その時々で意味が変化するのです。 半甲州弁ユーザーの私でも、一瞬返事に躊躇してしまったように久々聞いたかも。 消えつつ危機にある言葉だろうか。

 『でるけ?』『でるよ』は、言葉通り『出るか?』『出るよ』という意味にもなるけれど、Tちゃんは『松の手入れができるか?』という意味で聞いたのです。 そして私は『できるよ』と。

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 しかし時間がかかったなあ・・・。 松の状態からもみ上げはあまり行わず、葉が混んで厚くなっているところだけを整理して仕上げましたが、ほぼ一日仕事です。

 昭和時代・・・。 庭と言えば言い方が悪いかもしれませんが、『なんちゃって日本庭園』が主流でした。 まず、松ありき。 そして定番のチャボヒバ、カイヅカイブキ。 さらに石(岩?)を置いて段差をつけ、プラス石灯籠。

 他に植えてある樹木は、キンモクセイ、モッコク、ナンテン、マメツゲ、シラカシ、モミジ、ヒノキ、ニッコウヒバ、スギ、サザンカ、ツバキ、ツツジなどが一般的なパターン。 たまに目にするダイスギ、月桂樹、サンゴジュ、ネズミモチなどあるかも。

 ただ、マメな剪定、手入れを行っていないとどの樹木も荒れてしまいます。 とくに最悪なのはカイヅカイブキではないでしょうか?

 

 あくまでも足軽植木屋さんの私が、この『なんちゃって日本庭園』の文句を言っちゃいましょう。 持ち主からしたら怒られることかもしれませんが、純粋?に思ったままの事を・・・。

 ①石(岩?)、または石灯籠が邪魔! 脚立を立てようと思うとこれだ。 脚立の足の部分にピンポイントにあって、ベストな位置に立てられません。

 ②段差がウザイ! 脚立を立てようと思うとこれだ。 地面がフラットだったらしっかり立てられるのに、脚立が斜めってしまいます。

 ③足元の小低木(玉もの)が鬱陶しい! 脚立を立てようと思うとこれだ。 脚立の足元にあるし、ひっかかって転びそうになる。 こんなにびっしり植えなくてもよいものを・・・。

 とまあ、スムーズな剪定を妨げる要因がいっぱい。 それを何とかしてやるのがプロなんだけど、近年のフラットな庭がなんとやりやすいことか。 ちょこっと愚痴でございました。

 

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 前述のカイヅカイブキ。 大阪の貝塚市あたりで作られた園芸品種と言われていて、以前は生垣、玉散らし、または玉ものなどに人気がありました。 工場の敷地の緑化対策などにも多く用いられてきた歴史があります。

 ただ成長が早く、マメに選定しないとすぐにボサボサ。 放置すれば巨大化してどうにもならなくなります。 よく火焔のようになった姿を見ますが、そうなると末期的状態ですね。

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 それに剪定を繰り返していると、葉が原種の姿に変化してしまい固くて刈りにくいこと。 これが植木屋さんが『チクチク』とか『スギッパ』とかいっている、いわゆる先祖返り?なんですな。

 ここのはだいぶ変化しています。 また、所々に枯れ込みも目立ちます。 これは庭のある家全体的に言える事ですが、針葉樹はもともとは寒いところの植物。 近年の温暖化の影響なのか、枝枯れが極端に目立ってきているような気がします。

 このままいけば枯れていく樹木が増え、庭の姿がだいぶ変わっていくのではないでしょうか?

 

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2020年11月22日 (日)

Playback recently

 カレンダーでは3連休でしたが、こちらでは県民の日が金曜日に重なったため4連休となりました。 本来なら、うほほーいとなったのに農家の干し柿作りのお手伝いを頼まれてるは、お山のキャンプ場の管理を頼まれてるはで、ゆっくりできませんでした。

 それでも最終日の月曜日はどうにか休みとなったので、畑の作業がようやくできます。 野菜が猿に強奪されぬよう、『猿去るネット』を張り巡らさないと安心できませんからね^^;

 朝焼け、お昼休みなどに目に付いた自然現象から、しょーもないことまで写真に収めておいたのでいくつかご紹介。

 

 【やはり上空は荒れている?】

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 富士山に猛烈な風が吹いていたのでしょう、モーゼが十戒を唱えながら強風に衣をなびかせるように、富士山を流れるように覆う雲。 左側には吊るし雲が重なっています。 時間があったら動画で撮りたい場面でした。

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 低く鈍く光る虹。 朝から雨がぱらつく日だったけれど、急に晴れて虹が現れました。 太陽が高い位置にあったので、必然的に虹は低い位置に・・・。

 こんな虹も悪くないですな。 ちょっと得した気分です。

 

 【話のタネ】

 ①ちょっとびっくり、怪しいポスト。

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 なんとなく視線を感じて振り向いたら、ポストから招く手が・・・。 笑顔もちょっぴり怖いよーな。 一瞬ドキっとしました^^; 郵便屋さん、驚くような入れ方しないでくださいな。

 ②だるま柿

 干し柿作りのお手伝いで、柿畑に柿もぎにいきました。

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 そこで見つけた『だるま柿』 こんな柿、初めてみました。 2つが癒着してしまったのでしょう。 お土産にもらってきましたが、渋柿だし干し柿にしようにも剥きにくし・・・。 そのままテーブルの上に。 まさに不動心!

 ③ワンちゃん醤油皿

 お土産の醤油皿です。

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 エンボス仕上げとなっていて、醤油を入れるとあら不思議。 黒柴ちゃんが浮かびあがります。 これを考えた人、尊敬に値します(個人評価) 思いつきそうで思いつかないものな・・・。 感服です。

 

 【神社も寂しく】

 22日の夜、例年通りだったら行われていた行事。 近くの由緒ある神社のお祭りで、神楽殿で舞を舞うはずがコロナで中止。 ぐぬぬ、まったくコロナ禍は、私のささやかな楽しみをもあっけなく奪う悪しきヤツであるなあ。

 それでもライトアップだけはされていました。

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 今年は動画で夜神楽を撮ろうと思っていたのに何たること。

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 月も寂しそうに神楽殿を照らしておりました。

 

 ・・・というわけで、今回はいろんな話題をば。

 干し柿作りのお手伝いはようやく終了し、お山のキャンプ場も11月いっぱいで閉鎖なので、ようやく土日は自由だあー。 ・・・と思ったら、それを聞きつけて、近隣の植木屋さんが家にきました。

 『悪りいけんど、手伝ってくりょー。 手が回らんだ』

 『(誰から聞いたんだい?)あ、いや、おれも・・・モゴモゴ。 行かれん時は行かれんよ』

 『ほんでもいいから頼むわあ』

 『・・・』

 で、今度は植木屋さんを手伝うこととなりました。 ああ、断れない性格の私は、またまた仕事が増えてしまいますた。 今年いっぱいは遊べないなあ・・・。 

 

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2020年11月19日 (木)

しろばんば舞う

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 なんとなく気持ち悪いような暖かい日が続きます。 もちろん過ごしやすいのは有難いのですが、暦に応じた気温というものがありますからね。 それでも朝晩は冷え込むので、この時期特有の朝焼け、夕焼けは見ることができます。

 

 庭に雪虫が飛び始めました。 冬の風物詩とされるので、その姿を見ると、ああやっぱり冬がすぐそこに来ているんだなと実感します。

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 井上靖氏の長編小説『しろばんば』を思い出すけど、ここら辺ではやはり『雪虫』だなあ。 どこの地域が『しろばんば』って呼ぶのだろう?

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 ゆったりふわふわと飛ぶイメージがありますが、意外と飛翔速度が早いような。 カメラで追いかけると、すぐにファインダーから外れてしまいます。 こりゃ待たんかい!

 雪虫はアブラムシだけど、体についている綿のような物質のお陰で鑑賞の対象にされるので、ちょっぴり恵まれているのかな? 一般のアブラムシだったら、消毒プッシャーされちゃうものな。

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 綿毛のコートも、この気温では暑そう。 しかし、この綿毛はどんな効力があるのだろう・・・。 自然は意味のないことはしないので、今度調べてみよう。

 

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 丸いベットで丸くなって寝ているワンちゃん。 よしよし、今夜は私の布団で寝ていないな。 熟睡している時に移動させると歯をむき出して怒るからなあ。

 寝起きの悪いのは人間も同じだけどね。

 

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2020年11月17日 (火)

足元にも・・・

 このところ日中は気温が上がって、過ごしやすい・・・どころか動き回っていると汗ばむような陽気です。 うーむ、暖かいのはいいのですが、リバウンドが心配になりますな。

 すぐに骨まで凍る寒さに一転してしまう気がするので、今のうちにスタッドレスタイヤに交換しておこう。

 

 【足元にも・・・】

 近年になく見事だった木々の紅葉は、凛とした空へ色が溶け出すように鮮やかさがなくなり枝からひとつ、またひとつと葉を散らせています。

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 豪華な樹木の方へ目が行きがちですが、足元にも鮮やかな赤が・・・。

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 草紅葉もなかなか可愛らしい。 雑草じゃ~!っと刈られ、踏みつけられの悲しい運命だった足元の草が、ちょっぴり見直されるひと時ですね。

 

 【畑の皇帝】

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 冷たい空気が強力な成長促進剤になったのか、一気に背を伸ばした皇帝ダリア。

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 蕾から花弁が溢れていました。 よくみると折り目の付いた花弁が、ほどけていく様子がうかがえます。 これは面白い。 蕾というタンスの中の花弁は、衣服を丁寧に折りたたむようにしまわれているんだろうか。 

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 でも、生えている場所が悪かった・・・。 畑の東側にそびえてしまったので、野菜に朝日が当たりません。 やはり朝日が当たるというのは、野菜の生育上好ましいのです。

 ちなみに植えてある野菜類は、大根、ほうれん草、野沢菜、かき菜、小松菜、えんどう、そら豆です。 あまりたくさん作っても消費できないので、いろんな種類を少しづつ育てています。

 新鮮な野菜を食べられるのは田舎ならではですね。

 

 【狐面舞踏会?】

 さて、前回の記事にあった工作の答えは・・・。 じゃじょーん! 『狐面』の制作でした。

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 重ねたスチレンボードをカッターでがしがしと削り、形を整えていきます。 そこで2つほど失敗に気が付きました。

 ①おでこが足りん・・・寸法を計り間違えたのか、2cmほどおでこが足りません。 仕方なく付け足し。

 ②ベトベト・・・両面テープで張り合わせたので、カッターの刃に粘着剤が張り付いて切れ味が。 スチロール用の接着剤にしておけばよかった。

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 それに、思ったより手間がかかります。 まだ柔らかい素材だったからいいものの、木材で作ったらかなりの時間がかかりそうです。 能面師は凄いなあ。 一日中コツコツしてるんだろな。

 粗削り段階だけど、狐というよりブタに近いような気がするので、もっとスリムにしないとな。

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 ラフスケッチは書きましたが、2Dから3Dにするのはなかなか難しい。 うちのワンちゃんを参考にしてあるので、どことなくワンちゃんにも似ているような。 ワンちゃんでもいいか・・・いやいや、犬面じゃなくて狐面を作らなきゃあ。

 型ができたら和紙を張っていって絵付けするんだけど、まだ先が長そうです。 ・・・今夜はここでお終い。

 

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2020年11月14日 (土)

秋風索莫

 朝の空気が固体のように感じられ、吐く息も白く見えるようになりました。 日中は晴れて過ごしやすいけれど、特に夕方は暗くなるのが早いせいか余計寒いような。

 毎朝、仕事に行く前に体温を計っていますが、最近34.6℃だの34.7℃などになってありゃりゃとなります。 なんか低すぎない? 生きている気がしないなあ・・・。

 

 【ピークを過ぎて・・・】

 鮮やさを誇った木々の紅葉・黄葉も次第に色を失い、時折強く吹く風にさらさらと葉を落としていきます。 

 さて本日は、お山のバイト。 うーん・・・、干し柿づくりのバイトも頼まれていて、なるべく公平に行くようにしてますが、この時期体が三つほど欲しいものです。 三つの体は、干し柿体、お山体・・・そして家の事やり体。

 話戻って、ここは紅葉で年々有名になりつつ場所なので、多くの観光客が押し寄せてきます。 といっても、他には自然しかないところなので、一年で混雑する唯一の時期なのですが。

 そこで一日だけ交通整理を頼まれ、あっちー、こっちーと誘導棒を振っていました。

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 抜け目のない私は、せっかくここまできたのだからと、お昼休みにぶらぶらと終わりつつある紅葉散策。 自分なりの紅葉ビューポイントを探してみました。 ピークを過ぎたとはいえ、まだ絵になりそうな場所がいくつかありました。

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 豪華で見ごたえのある紅葉シーンだけが、全てではないんですね。

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 みんなと同じ場所で撮っていては、みんな同じ写真になっちゃう。 というわけで、へそ曲がりの私はなるべく人のいないところを狙って歩いてました。

 秋風にしては、頬を撫でる風が冷たい・・・。 寂しさをたっぷり含んだ風が、山を揺らしていました。 

 

 【たろ、工作をする】

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 ホームセンターで買ってきた、スチレンボード。

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 パーツごとにカットして・・・。

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 両面テープで張り合わせ~。

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 でけた!

 ・・・ではなく、ようやくこれから工作に入るのです。 さて何でしょう~。 ヒントは『お神楽、お稲荷、鬼滅の刃』です。 もうわかったかな?

 まあ、これそのものは作ろうとしているものの材料ではありません。 あー、肩が凝ったなあーの肩ではなく、あくまでも型なんですな。 興味ある方は、次の記事をお待ちあれ。 (次ではないかもしれませんが)

 

 【犬も布団で丸くなる】

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 すっかり寒くなり、秋口までは縁側の隅が寝床であったのが、私の隣がお休みどころとなりました。 ワンちゃんの丸いベッド、暖かそうです。

 たまに私の布団の上で寝ている時があるけど、さすがに私が丸い方でいいよというわけにはいかず、ずるずると移動させてしまいます。 気持ちいいところを起こされて、寝ぼけてうーうー怒るけど君には君のベッドがあるんだからね。

 明け方、冷えてくると私の布団に潜り込んでくるのが日課となりました。 んー、犬は寒さに強いんじゃないの? これじゃあ、外の暮らしには戻れそうもありません。

 猫もカワイイけれど、犬には犬のカワイさがあります。 動物はみんなカワイイや。 あ、猿はカワイくないかも。 私の畑の実りを全て奪っていくからなあ。

 

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2020年11月10日 (火)

雲彩七変化

 この時期の空は、雲が七変化。 はっとするほどの多様な顔を見せてくれます。 天候が変化する前と後が顕著なので、つい空を見上げる癖がついてしまいました。

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 とはいえ、いつも視界の開けたところにいられるわけではありません。 コンデジはいつも持ち歩いているのですが、街中だとどうしても人工物が写り込んでしまい、私的にはペケ。

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 遮るもののないところで撮れると、ちょっぴり嬉しい気持ちになりますな。

 

 今日はラジオを聴く時間があり、ちょうど面白い話題が流れていました。

 冬型の気圧配置は『西高東低』 文字通り日本を挟んで西側に高気圧、東側に低気圧となり等圧線は日本列島に対し縦に並ぶ配置となります。 この状態では、北半球では『北よりの風』が吹きやすい状態となるので寒くなる仕組みというのは何となく知っていたかなあ?

 気象学的には『北よりの風』なのですが、『北風が吹く』と表現することが多いとのこと。 『北風』というだけで『冷たい』というイメージがあるので、伝わりやすいんですよ・・・なんですと。

 へえ、そーなんだ。 これから天気予報を見る時は、どう表現するのか気になりました。 記憶の中では天気予報の番組の中では『北よりの風』で、時事ニュースなどでは『北風』と言っていたような気がするので、今度確認してみよう。

 

 【秋色寸景 その二】

 紅葉の動画を撮ったけれど、手振れが酷くて使えないという話を前回載せました。 それでもと思い、あまり揺れてない部分だけ抜き出して繋いでみたら、なんとか出来上がりました。

 おかげで1分くらいの短さとなり、かつ映像がぎこちないものですが、よろしかったらご覧ください。

 

 

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2020年11月 9日 (月)

秋色に包まれる・・・ 番外編

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 上空は冷たい風が駆け巡っているのでしょう、刻一刻と姿を変える雲が表情豊かで思わず見上げてしまいます。 冬に向かってのこの時期の景色は、何となく張りのある空気感というか、クリスタルガラスを通してみるような感覚を覚えてしまいます。

 しかし、寒いのはイヤだなあ・・・。 私は真夏に生まれたのですが、夏生まれは寒さに弱い・・・なんてことはホントにあるのでしょうか? 医学的根拠も特になさそうだし、生まれたのはもう数十年も前のことだから忘れちまったい(-_-;)

 とは言いながらも、ステキな景色を見つけると寒さに負けずシャッターを押すという習性は、生まれた季節には関係ないようです。

 

 さてさて、タイトルの『番外編』とは、動画に撮りながらもグラグラ揺れて、とてもまともな映像になりそうもないビデオクリップから静止画を抜きだしたものだからです。

 私自身にはもともと『手振れ補正機能』はついてないし、それどころか加齢とともに『手振れ増大機能』?が効いてきているので、カメラを手持ちではまともに見られる動画は撮れません。

 うーむ、ジンバルが欲しくなりました。 ジンバルとは動画撮影によく使われるスタビライザーで、少々の揺れは吸収してくれてヌルヌルとした動きを撮ることができるカメラアイテムです。

 まったく欲しいものだらけで困ったもんだす。 これはやはり『越後屋』の霊でも呼び出し憑依してもらって金儲けしなくてはいかんなあ。

 

 【秋色寸景 番外編】

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 はいはいそれでは本題に。 私が休日にお手伝いをしている登山道入り口の宿泊施設近辺です。 標高が高いだけあって、キレイに紅葉してくれました。

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 モミジの葉がモザイク画のように、地面を埋め尽くしています。 新雪を踏みたくなるような気分になって、ガサガサ歩いてしまいました。

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 微妙なグラデーションが美しい。 ベタな写真ですが、それでも目を引く自然の彩り。

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 湖面に揺れる黄葉。

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 時折吹く風に舞い落ちる落ち葉。 もとは動画なので、スローモーションで見るとなかなか面白いです。

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 こちらも湖面に映る木々の葉。 絵画の巨匠、モノマネ・・・マネ・・・、いやモネの『睡蓮』を彷彿とさせる雰囲気。 印象派を代表する絵画は、こうして湖面に映る姿に心奪われたからでしょうか?

 モネは来日したことはなさそうだけど、日本人の美意識に共通するものがあったのかもしれませんね。 よーし、私も見習って湖面写真家に・・・ネームはタロモネ? うーん、語呂が悪いや。 略してタネ? どちらにしても巨匠の名前ではないなあ・・・。

 ま、巨匠は苦労が付きもの。 あまり目立たない小姓でいいや・・・。

 

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2020年11月 5日 (木)

秋色に包まれる・・・

 急遽お休みがもらえたので、ほくほくしながら裏山に足を伸ばしてきました。 モミジが美しく着飾る頃合いだし、たまにはあそぼ!

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 山の中腹にある湖の、湖畔沿いのモミジ群が見頃を迎えてました。

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 逆光にキラキラ光っているん様子は、うまく写らんなあ~。 設定を変えていろいろ試してみたいけれど、紅葉の名所だけあって混んできたし、あまりゆっくりしていられません。

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 しかし、こういった場所には必ず困ったちゃんカメラマンがいます。 真ん前の先端、かぶりつきの場所に陣取って、ちっともどこうとしません。 後ろでは撮りたい人が集まっているのに、まったく気にならないのですな。

 しかも、キャノンのEOS 5D MarkⅣのボディに、あれは70~200mmF2.8Lのレンズではないか。 うむむむ・・・これは私のひがみも多分に含まれてしまうだろうけれど、どうせろくな写真は撮れないであろうことを少なからず思ってしまいました^^;

 私も人間ちっちゃいですなあ・・・。

 

 ま、土日はめっちゃ混むので平日に来られてラッキーと思ってましたが、やっぱダメだ。 誰もいないところでマイペースで撮りたいスタイルの私には、メジャーな(ある程度?)場所はやはり落ち着きませんね。

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 ということで、あまり人のいかない林道を走ってきました。 落石が多く、慎重にいかないと万が一パンクでもしたら悲惨です。 でも、ここまで来ると秋の空気が刺すように冷たいけれど、それはそれで気持ちいいなあ。

 本日撮った動画を、またまたYouTubeに載せました。

 

 お昼までには帰宅して、お留守番だったワンちゃんを外に出してあげました。 君も秋の空気と紅葉を楽しみたいよねえ・・・。

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2020年11月 3日 (火)

えぐるようにして掘るべし!

 日中は心地よいほど暖かい日差しになるけれど、やはり朝晩は寒い寒い。 この寒暖差で、裏山の紅葉が一気に進んでいます。

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 【おとこまさり・・・いや、おおまさり】

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 春先に落花生の種を買いに苗屋さんに行った時に、『おとこまさり、ある?』『は?』『ほら、大きい落花生』『おおまさりならあるよ』と苦笑いされてから、どうも『おとこまさり』が頭から離れません。

 『おおまさり』は、茹で落花生専用?の大きな品種です。 以前、ある方のブログに載っていたのを見て、よし今年はこれを作ろうと思っていたのでした。

 しかし猿に狙われること・・・(-_-;) ネットをかけても、隙間から手を伸ばしてくすねていきます。

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 周囲には、食べ散らかしたカスがいっぱい。 このままでは私が収穫する前に猿たちが収穫してしまいそうなので、掘ることにしました。

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 おお、なってるなってる。 こりゃ豊作だわい。 汗と涙とヨダレと鼻水の成果がここにも・・・。

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 しかもでかい! 大きいもの大好きな私も納得の大きさ。 さすが『おおまさり』だわい。

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 根っこには小さなツブツブがいっぱい。 これは病気ではなく根粒菌です。 マメ類などには根っこに根粒菌という微生物が共生的にくっついて生きているんですね。

 根粒菌は植物から栄養をもらう代わりに、窒素をアンモニアに変換するいわゆる窒素固定を行い、これが植物の栄養源にもなるわけです。 炭素と窒素の物々交換というわけですね。 もっと詳しく知りたい方は、自分で調べよう!

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 掘り起こしたあと天日に干すのだけど、畑で干しては猿に食べてくれという気前の良い事になるので、ガレージの軒下の物干し竿に。

 夕方さっそく茹でてたべたけど、最高でしたあ~。 あー、うみゃー、うみゃー・・・でも、あげないよー(*´з`)

 

 【ドローン・プラクティス】

 私はどちらかといえば、ドローンに対してはちょっぴりネガティブなイメージを抱いてました。 棚田の撮影で、地元住民には知らせないまま地方テレビ局が朝夕飛ばしての騒音や、それらを放映した結果押しかけるカメラマンに閉口することが多かったからです。

 それが一転、ドローンを操縦する立場になってしまいました(-_-;)

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 息子が趣味のエレキギター(私の影響?)の演奏のPV(Promotion Video)を撮影するため、ある文化財の神社の撮影許可を取ったとのこと。 その文化財をバックにギャィンギャインするのですが、奏者本人には撮ることができないので、撮影頼むと任されてしまったのです。 そんなもの撮って、ギタリストにでもなるんかい?

 『へ、ドローン?』『空撮もするからさ、練習しておいて』

 ということで、操作マニュアルを眺め眺め、人里離れた山の中にあるラピュ田で練習することになりました。

 最新式のドローンということで、飛行音も静か静か。 草刈り機の音の方がよっぽど耳に触りますので、これなら少し離れれば聞こえないでしょう。

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 スマホと連動しているので、画面をみながら撮影できます。 人間や障害物があると感知してブレーキがかかるので、衝突のリスクもかなり軽減されてます。

 試しに自分に向かって飛行させたら、1m手前で止まってくれました。 それでも万が一ということもあるので、無理な操縦は控えたいですね。

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 上昇させると、山の木々が成長してラピュ田からは見えなくなっていた富士山も顔を出します。 1枚目の写真が、その動画からの切り出しです。

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 ふむふむ、なるほど・・・。 すぐに操縦には慣れましたが、PVとなるといろんな要素をつぎ込まなくてはなりません。 奏者にくっ付いたり離れたり、パンやチルト、そして移動しながら追ったりと微妙な操作が必要となります。

 動画撮影にしても、ドローン撮影にしてもまだまだ未熟な腕前。 撮影期間は長くとってあるので、腕を磨きながらかっちょいいPVを撮りたいですな。

 

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