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2020年10月31日 (土)

タロウィンの夜は静かに・・・

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 今夜はハロウィン・・・、渋谷はどーなる、今年はバーチャルで?などとニュースで何度も流れていましたが、この田舎ではそれこそ縁遠く感じてしまいます。

 ここでは毎日のように猿はきゃあきゃあ、鹿はキーンと賑やかに、妖しい輩が近くの里山を闊歩。 最近は野良猫も増え、毎晩『タロウィン』?みたいなものです。

 満月だというので月の出の時間を見計らっていましたが、あいにくバイトで帰宅する頃合いにはすっかり昇ってしまいまいました。 それでもキレイな月です。 火星も近くで光っていて、やはり天文現象は魅力たっぷりですな。

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 ハロウィンが縁遠い・・・とか言いながら私はこういった妖しい雰囲気や、ちょっぴりダークな世界観が好きなので、車庫前にこんなものを飾ってしまいました。

 んふふ、ガーデンライトに被せるだけの、お手軽ジャックオー・ランタンなのであります。 とはいってもその正体はカボチャでもなく、ただの・・・

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 プラスチックの植木鉢でした。 使い古して変色したものを洗って削ったものです。 ただ、明るいところで見てはいけません。 やはりハロウィンは妖しいもの、雰囲気が壊れてしまいます。

 

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 満月の写真を撮って家に入ると、あわわわわわ・・・。 暗がりの中で、さ、惨劇が! ワンちゃんどうしたの? ハロウィンの空気に惑わされ、まさか人でも食べて・・・(*o*) 

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 被害者は、ワンちゃんのクッションでした。 うーん、このクッションは度々破かれ綿を引きずりだされては、補修してのフランケンシュタイン状態です。

 しかし、寒いですねー。 もう、真冬の寒さのようです。 この寒さでは、野生動物たちは震えているかな?

 そして、タロウィンの夜は更けていくのでありました。

 

 【あんぽ柿ができるまで】

 農家のお手伝いで『あんぽ柿』を作っています。 その様子をYouTubeにアップしましたので、よろしかったらご覧ください。

 

 

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2020年10月24日 (土)

あんぽ柿はいかが?

 秋は柿のシーズン。 私の近隣では干し柿作りはあまり聞きませんが、少し下界に下ると『あんぽ柿』の生産地があります。 この度、知り合いの農家からその『あんぽ柿』作りを頼まれ、お手伝いに行ってまいりました。

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(この写真は近所の柿の古木です)

 『あんぽ柿』とは渋柿を干したもので、半生というか非常に柔らかいジューシーな状態のものです。 硬く干したものは『枯露柿(ころがき)』と呼ばれ、どちらもなかなか結構なお値段で出回っています。

 私は、『枯露柿』も『あんぽ柿』も、どっちも好みです。 人によっては『あんぽ柿』の熟々とした食感がどうもなあ、なんて好き嫌いが分かれるところだと思います。

 さて、あんぽ柿作りは当然と言うか、まず柿の収穫から始まります。 コンテナいっぱいになると、さすがに重い。

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 左側の尖った柿は『勝平(かつへい)』、右側の平たいのは『平核無(ひらたねなし)』だそうです。 どちらも種なしの品種。

 次にヘタの部分の処理をします。 『ヘタ処理機』?で上部を平らに切って、『皮むき機』にセットしやすいようにしてあげます。 その工程を全自動で行う機械もありますが、高価なのでさすがにそのコストに見合うだけの収入がないと導入は難しいでしょう。 (全自動の機械だと100万円超えではないでしょか)

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 一般的に、農業機械というものは高額です。 もともと数がでるものではないし、それにいったん購入したら長年大切に使うものですからね。

 ここの農家は半自動の機械を使っています。 それでも全て手作業で行うことを考えれば雲泥の差。

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 ヘタがキレイに処理された柿たち。

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 次に皮むきの機械にかけます。 吸盤みたいなのにくっ付けると真空ポンプで固定して回転、ピーラー部分が下りてきてシュルシュルとむいていくのです。 むき終わると吸盤から外れ、柿が落ちますので傷つけないようにすかさずキャッチ。 セットからキャッチまで、5~6秒というところかな?

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 果物は何でもそうですが、形が様々ですのでどうしても機械の剥き残しがでる場合があります。 チェックして、その部分は手作業で取り除きます。

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 キレイにできました。

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 そしてペアでクリップ(正確には何て言うんだろう?)に留め、ぶら下げていきます。

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 たくさんぶら下がると壮観な眺めとなります。 あんぽ柿作りは始まったばかりなのでまだ少ないですが、そのうち乾燥室いっぱいに広がる『あんぽ柿の林』を見ることができるかな?

 お手伝いにいくのが楽しみになりました^^

 

 皮むき機の動きがなかなか興味深く動画に撮りましたので、のちほどYouTubeにアップするつもりです。 でも、さすがに1000個もむくと、くたびれてきますな・・・。

 

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2020年10月19日 (月)

白の季節へ・・・

 一気に季節を飛び越え、冬のような気温。 さ、寒い・・・。 思わず暖房のスイッチを入れてしまいました。 おまけに土曜日は、体温を奪う雨。 いかんなあ・・・。

 日曜日は、どうにかお日様も顔を出してくれたので、庭木の手入れを日のあるうちにとパチパチ。

 

 【すっかり雪化粧】

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 振り向けば、真っ白な富士山。 登山者に人気の甲斐駒ヶ岳も、本日が初冠雪というニュースが流れました。 平年に比べて9日、去年に比べて4日早いとのこと。 寒いわけだわい。

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 私は近くなのに、富士山は登ったことがありません。 山は好きだしいつでも登れるという気持ちもちょっぴりあるけれど、とにかく混雑するところはキライで、やはり遠くで眺める山だと思っています。 私が夢見てる登りたい山は北海道の山々。 大雪山、利尻山、雌阿寒岳なんかゆっくり歩きたいですね。

 とにかく冷え冷えとする景色の中、脚立の上で松の木の剪定をしているのも爽快なような、寂しいような・・・。

 

 【キバナノツキヌキホトトギス】

 毎年庭で咲くキバナノツキヌキホトトギス。 どちらかというと湿ったような日陰で咲く花ですが、都合よく日陰を作っていたキンモクセイの老木が枯れてしまい、文字通り日の目をみてしまいました。

 そうなると夏の太陽の光でじわじわと炙られ、葉焼けして枯れたように。 これでは花が咲かないかも?と思っていましたが、運よく日陰になっていた部分は花開いてくれました。

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 ホトトギスという名前だけあって、やはりホトトギスの花? 独特の噴水のような花は、眺めていて興味深いものです。

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 ツキヌキというのは、茎が葉を貫いているような姿から。

 来年は、日よけを作るなど遮光してあげないといけませんな。 もう随分昔から咲くので、枯らしたくないものです。

 

 【スズランの実】

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 庭木の下で増えているスズラン。 この時期、コロンとした赤い実を付けています。 花はカワイイし実も美味しそうですが、花の好きは人はご存じの通りかなりの毒性があり、食すれば中毒はもとより死亡事例もあるので注意が必要ですな。

 とはいっても気になる~。

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 実をとって潰してみました。 お、複数の種が入っている。

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 洗ってみると、白い丸まっちい種が5つ。 種にも毒性があるのでしょうか? さすがに食べてみる人体実験はできんなあ・・・。 お試し好きの私も、君子危うきに近寄らずってところでしょう。

 

 【つぶやき】

 NiftyがAdobe Flash Playerサポート終了に伴い、いくつか(ほとんど?)の機能を終了させることを発表しましたね。 Flashのサポート終了は随分前に分かっていたのに、遅いの一言。 ユーザーを大切にしない一面がまた見えてしまいました。

 ココログとは完全に分離する気配は感じていたので、薄々思っていたのですが案の定。 ココログついでに庭の管理や、たまに神経衰弱くらいしかしてなかった私にはダメージは少ないけれど、多くの人にはコミュニケーションの場を奪われることになるでしょう。

 この先どうするつもりなんでしょうかね。 ココログもなんだか個人日記のようなコミュニケーションの生まれにくい機能だし、ダメダメポイントだけはどんどん貯まっていきそうです。

 ・・・とまあ、私個人の実感であります。

 

 寒いし、寂しい話題ばかりですが、寒くなると星がキレイに輝くのだけはいいかも。

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 剪定途中の松と星空・・・。 あまり絵にならんなあ^^;

 

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2020年10月14日 (水)

畑のハロー〇ティ?

 先週は寒いほどの低い気温になったのに、今週は汗ばむほど・・・。 季節が少し逆戻りですが、好天気はいい事。 外作業はまだまだすることがたくさん。 雨でブレーキになるより、汗をかく方がずーっといいです。 

 

 【畑のハロー〇ティ】

 庭木の剪定の時期となりました。 今年1年、伸び放題となった木々をさっぱりさせてあげないとね。 合間を見ては、『たろ植木屋さん』に変身します。

 樹木は庭ばかりでなく、畑の方にもいろいろな木があるので、そっちもしないとなりません・・・。

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 ネギの畝の隣に生えてるマメツゲ。 植えた記憶がないのだけど、いつの間にか育ってきたので剪定してあげてます。 ぼうぼうに伸びているので、刈り込みバサミでチョキチョキ。 でも、なんかこうして丸くするだけではつまらない気がしてきました。

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 よっし!・・・。 イメージを膨らませて、まずは丸く穴を開けていきます。 うむうむ、確かハロー〇ティはこんな感じだったかのう?

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 でけた! と思いましたが、何か違う・・・。 こりゃハロー〇ティどころか、妖気が滲み出ているような・・・。

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 うーむ、大人もビビる『破牢奇手異』になってしまいました(ToT) 夜に目を合わせたら、魔界に案内してくれそうな畑の猫。 

 樹木を動物などの姿に仕立てることを『トピアリー』といいます。 ディズニーランドでは、植木がミッキーマウスの形とかになっているのがいくつか確認できますね。

 それをマネしましたが、まだまだ修行が足りません。 まあ、幼木のうちから形を整えたり、時間をかけてつくっていかないと難しいということで・・・。 何事もいっぺんにはできないのです。

 どうせ魔界の案内人(猫?)なら、それらしく撮ってみようと夜になって撮影してみました。

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 やはり『破牢奇手異』のようです。

 

 【目指せ! ギンナン御殿犬小屋? 2】

 前回のおっきなギンナンの記事にコメントをくださった方から、愛知の『祖父江のギンナン』が有名と・・・。 まったく知らんかった。 祖父江って『そふえ』? それとも濁って『そぶえ』と読むのかな?

 さっそく調べてみると、なるほどねえ・・・。 こちらが春に桃の花の桃源郷が出現すると同じように、祖父江では秋に黄源郷?が出現するようです。 きっと見事な眺めでしょうね。

 で、その有名なギンナンのサイズの規格が載っていて、1粒の重さによって、S,M,Lなど何段階かに分けられていました。

 1粒が3.90g以上で3L、4.40gを超えると特3Lのようです。 それならうちのはどのくらいだろ?

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 おお、5.0gもある! しかし、このキッチンスケールは最小表示が1gなので、小数点以下は切り捨てとか四捨五入されるのでしょうか。 それでも、4.40g以上なのは間違いなさそうです。

 そうすると、全部『特3L』ってことじゃん^^ ぷぷぷぷ・・・打倒祖父江じゃ!・・・と意気込んでも、こっちには歴史なし、ブランド力なし、加えて収穫量僅少・・・なんで勝ち目はないです。

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 階級は重量でいくので関係ないけど、とりあえずギンナンの大きさ(縦計)を計っておこう。 23.5mmというところですな。

 また、他の方にも種から植えて育てたら?などのアドバイスをいただきましたが、収穫できるまでに最低5,6年かかると思うと、銀杏どころか胃腸がやられているかも知れません。

 やはりギンナン御殿は諦め、ここは細々とホームセンターで販売している犬小屋あたりを目指していきましょうか。

 

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2020年10月12日 (月)

目指せ! ギンナン御殿

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 土曜日は、元気も流してしまうような雨でした。 でも、夕刻・・・。 急に空が明るくなったと思うと、はっとするようなバラ色に染まってきました。 いつもの夕焼けのイメージとはちと違う、不思議な色。

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 雲が消えていくと、暮れつつ空の青い色も。 翌日は晴れる兆しですねえ。

 暑いほどの気温となり、絶好の草刈り日和になるでしょう・・・^^;

 

 【目指せ! ギンナン御殿】

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 私のフルーツガーデンに植えてある、銀杏の木。 (銀杏がフルーツとは言えませんが・・・)

 お、根元にいくつか実が落ちてる。 台風の影響の強い雨で落ちたのでしょうね。

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 今年はたくさんなっています。 それに、でっかいぞ!

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 くっくっく・・・、もともと大きく実る品種の苗をタダでもらったし、肥料もほーたら(たくさん)あげといた甲斐もありましたな。 ギンナンなら、さすがに臭いのか猿も強奪はしません。

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 実をノギスで計ると、約31.5mm。

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 ギンナンもやはり大きめ。

 外皮種を取り除く作業が臭くて難ですが、これは商品として十分販売できる大きさですなあ・・・。 よし、木をもっとでっかくして儲けるのじゃ! そして、ギンナン御殿を建てるのじゃあ~。

 と、意気込んでみましたが、いかんせん木が2本ではせいぜい犬小屋くらいだなあ。 あー、もっと苗をもらっておけばよかったわい。 ギンナン御殿は、やはり竜宮城のように夢で終わりそうです。

 

 【草刈り・・・いや、藪刈り?】

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 ラピュ田に接している藪。 竹も進出してきていてミニジャングルです。 もと(かなり昔?)田んぼだったのですが、放棄状態となってしまっています。

 うちの土地もちょっぴりあるみたいだけど、どこからどこまでか分かりません。 でも、ここから葛が這い上ってきて私の田んぼに入り込んでくるので、誰の土地かわかりませんがとにかく刈ってます。

 それまでは寒かったのに、台風通過後は気温がどんどん上がってあちいあちい。 しかし、竹はどうもいかんな。 普段はナイロンワイヤーで草刈りをしますが、これだけ荒れてると無理。 チップソーでチャインチャインします。

 チップソーとは円盤型のノコギリで、エンジンの回転を上げると竹もスパッと切れます。 ただ、怪我をすると大事になるので慎重に扱わないとね。

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 なんとかキレイになりました。 右側は竹林で、ここも結構混雑しているなあ。 でも、手入れは冬に行うことにしています。 この時期の竹林は、ヘビはともかくハチが巣を作っていることがあるからです。

 先日ハチに刺されている私は、これ以上刺されるのはやはり避けたいもの。 いつだったか、太い竹を切り倒したらスズメバチ(キイロスズメバチ)のでっかい巣がくっついていて、慌てて逃げたオソロシイ過去もあります(-_-;)

 草刈りが大好きなわけではないけれど、こうしてキレイになるのは気持ちがいいものですな。

 

 【森のミニ噴水】

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 キツネノチャブクロを発見。 名前がカワイイです。

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 突くと天頂の穴から胞子を吹き出します。 ゲホゲホ・・・本来の名前のホコリタケというだけあるわい。

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 胞子を噴出してない幼菌は食べられるようですが、あまり食指は動きませんね。

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 幼菌を切ってみました。 ちょっと固めで弾力があります。

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 これは成菌。 うわあ、すっぱり切れないし、中身も埃だらけです。

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 菌類は誠に不思議なものですねえ。 いつの日か、風の谷のナウシカのように、この世界が腐海に沈んでしまう時代がくるのでしょうか・・・。

 

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2020年10月10日 (土)

雨に燻る・・・

 台風の影響で、本日は丸々雨。 うーむ、草刈りをしようと思っていたんですが、これではできませんな・・・。 家に閉じこもっているのは苦手なので、午前中は車庫の片付けや清掃をしていましたが、やはり気持ちがのりません。

 うーん、午後からは仕方ない、まったりとしましょう。

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 傘を叩く雨の音はキライではないので、しばし缶ビールを片手に庭に佇みます。 この雨で、また雑草が復活しそうだなあ・・・。 あ、また草刈りの事を考えてしまいました。 いかんいかん。

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 玄関先の鉢植えのミカンの木、今年は6個実を付けています。 小ぶりのミカンで酸っぱそう。 ここら辺は冬の寒さがキツく、柑橘系は地植えでは難しいのですが、木が大きくなってしまってそろそろ鉢植えではバランスが悪くなっているかも。

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 同じく鉢植えのレモンの木、こちらはなんとか実が一つ。 意外と虫が付いて、毎日葉を観察しないと毛虫がいっぱいなんてことがあります。 見つける度にせっせと除去していますが、葉っぱは虫食いが目立ちます。

 

 【ヒマつぶし】

 そろそろ溜まったかな?

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 計量カップを外に置いて、雨水を溜めていたのです。 取り出したるは、土壌酸度計。

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 本来、土壌の酸性度を計測するものなので正確かどうかはわかりませんが、この雨水を計ってみるとpH7です。 まったくの中性でした。

 pHは水溶液の酸性~アルカリ性の度合いを14段階に分け、7を中性、値が小さいほど酸性、大きくなればアルカリ性ということは学校で習いましたよね。 リトマス試験紙なんか使って、おお、赤くなっただのと喜んだものです。

 ちなみに当時はpHは『ペーハー』と読みましたが、現在では『ピーエイチ』、『ピーエッチ』などと読むのが一般的なようです。 ともかく、酸性雨ではなかろうかなどという事を思って計ってみたのです。 そして、酸性雨はpH5.6以下のことを言うそうです。

 ついでに、庭先を流れる水路を水を計測すると・・・。

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 pH6.5だあ。 もしやと思い。

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 水道水を計るとpH6.5です。 同じだ。 もしかしてあの水路の水が直接うちの水道に?なんて、勘ぐってしまいそうです^^;

 まあ、pH6~8が中性ですので問題ないですね。 また、日本の水質基準は、pH5.8~8.6なので、一般的だということでしょう。

 

 【舶来物のカシでございます】

 しかし、寒いなあ・・・。 外で動いていればあったかいけれど、こうして家にこもっていると、寒さが包み込んできます。 気温計を見ると、16.7℃。 やけに低くない?

 何気なく世界の気温(行けないけど)は何度かな? と思って検索してみると・・・。 へっ?

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(※National Weather Service)

 明日、11日のアメリカの一部の最高気温を示したものなんだけど、97・・・いや98度? 100度もあるぞ。 灼熱じゃん!と一瞬思いましたが、気温の単位を見ると℉でした。

 そうか、華氏表示なんだ。 普段我々が使っているのは『℃』という、『摂氏(セルシウス)』ですが、アメリカの方では℉『華氏(ファーレンハイト)』で表すところもあるのですね。 現在は世界でも摂氏(セルシウス)が浸透してきているようだけど、昔から華氏を使っていたところでは、馴染めない部分もあるのでしょう。

 んじゃあ、100℉というのは、℃にすると何度? (100-32)/1.8=37.777...。 約37.8℃なんですね。

 『ワターシ、97.7℉よー』なんて言われたら、超高熱じゃんなどと思わず、(97.7-32)/1.8=36.5で、平熱ですねーと言ってあげましょう。 でも、やはり舶来物はややこしい。

 (逆に、摂氏36.5℃を華氏にするには、36.5×1.8+32=97.7℉)

 《セルシウスもファーレンハイトも学者の名前で、ファーレンハイトは水の凝固点を-32℉、沸点を212℉とし、その間を180度で区切った方法を考えました。 詳しくは専門書を読もう!》

 また、『僕の体温、309.65度だよ-ん』なんていう人がいたら、へそ曲がりか変態なので遠ざけましょう。 それはK(ケルビン)表示なのですな。

 (絶対0度は、-273.15℃)

 

 とまあ、ひまつぶしの午後でした。

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 わんちゃんも、お気に入りの縁側の突き当りの場所でグースカ寝てる。 頭が落っこちているけれど、苦しくないのかな?

 

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2020年10月 6日 (火)

田んぼRUN

 朝晩は、もう寒いといってもいいほどの冷たい空気。 気の早い木々が時折吹く風に葉を散らしているのも、心なしか風情があるような。

 稲作は収穫を終えましたが、あとの作業はまだまだ続きます。 まずは脱穀を終えた藁を裁断して田んぼに撒かなくてはなりません。 この藁が腐って来年の栄養となるのですね。

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 ということで、藁カッターの出番です。 これは年代物の機械で、生誕40年近くになりますか・・・。 義父の時代からのロートルなので、調子の悪い事。 壊れても、もう部品が無いという事なのでメンテナンスをきちんとやっていますが、それも限界に近づいていそう。 自分の可能な限り代替えの効くパーツは交換&清掃していますが、いつまで持ちこたえてくれるかな?

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 この機械が裁断された藁を吹き出す様子は、怪獣が火を噴いているいるようで面白い。 おお、快感、快感^^;

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 藁を流し込む部分の奥には、ローラーがグルグル回っています。

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 藁束を入れると、このローラーがグイグイと奥に引き込んでいきます。

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 その先には、勢いよく回転するカッター部。 ここで、短く切られて吐き出すわけですね。 もちろん手などを巻き込まれたら、一瞬にして細切れになってしまうでしょう。

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 たまに藁が詰まることがありますが、慎重に取り除かないと一生困ることになりかねません。 農業機械と危険とは隣りあわせなのですね。 どうしても機械は危険部が露出してしまう部分があります。 詰まった時や点検などは、必ずエンジンを止めるという、基本的な事をキチンとすることが大切ですな。

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 田んぼに積み重なっている稲束を拾って、機械に通そうとしたら・・・。 何かいる! ヘビだ!

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 ヤマカガシの子供ですね。 幼蛇のうちは、首の周りに首輪のような文様があります。 カラフルなヘビで、その成蛇は美しささえ感じます。 かなりおとなしいヘビなので、まず向かってはきません。

 ただ、毒はかなり強力でマムシより強いそうです。 昔は無毒と思われていましたが、後に有毒種に転身。 私も以前は尻尾を引っ張ってみたりしましたが、咬まれないでよかったわい。

 私の怖いヘビは、やはりマムシ。 カレ(またはカノジョ?)は逃げないでじっとしているので、うっかり接近してしまったらアウトです。 以前、村の飲み仲間の2人が相次いで咬まれて入院したので、3人目は誰かなんて酒の肴となっていますが、実際は驚異ですね。

 山の中の田んぼなので、ヘビも藁に潜り込むのでしょう。 『いきなり稲束に手を突っ込んだらいかんぞ』と農業仲間の言う通り、まず足で転がして確認したりする注意も必要ですな。

 こうした生物もいるのが自然です。 『自然大好き!』なんてキレイな表面ばかり愛でているお街の方がよくいますが、こんな危険も潜んでいるという事を忘れてはなりません。

 ・・・という私も、土曜日にスズメバチに刺されました(-_-;)  激痛、『痛ってえ!』

 キノコを探していたら、巣が近くにあったのでしょう。 いきなり手の甲と、膝近くの2か所をジクっとやられました。 一番腫れたのは2日後。

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 また、ドラえもんの手になってしまった。 もう何回もハチに刺されているので、慣れて?いるのですが段々重症化してきているみたい。 次に刺されたらヤバいかもなあ・・・。 とりあえずキンカン塗って、保冷剤で冷やしましたが夜に痛痒く、さらに熱が出て寝られません。

 その前にはヤマビルに血を吸われる事件もあったし、やはり温暖化で環境が変化しているのも原因にあるのでしょうか?

 

 さて、この藁を散らした田んぼ・・・。 なぜかワンちゃんが大好き!

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 まずは藁の匂いをクンクン。 この写真の後ろに写っている干した稲束は、冬の間に野菜や果樹を保温するために残しておいてます。 稲は役立つことがたくさんある優れものです。

 お米の収穫はもちろん、残った藁は肥料に、保湿保温に、そして縛る縄に・・・。 無駄な部分がありません。

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 ワンちゃんダッシュ! 走る走る、RUN・RUN・RUN。

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 リードを持つ私も引っ張られて走らされます。 おいおい、止まれい! こっちの息がキレちゃうよ。

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 ようやく落ち着いてコスモスのところへ。 コスモスが満開、畑が花畑のようです。

 

 秋色があちこちを飾っています。 季節の移ろいは着々と進んでいますね。 日本ならではの季節の変化、大切にしていきたいものです。

 

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2020年10月 1日 (木)

森の修験者たち -幻想トレッキング-

 発色の良いアクリル絵の具で描いたような、透き通った青い空。 やっぱり秋の空はこれでなくちゃね。 でも、空気はちょっぴり冷たいので、薄手の上着ではちと寒いようです。

 お休みだし、ほどよく明るい日差しに誘われて、ちょいとお山の方に足を伸ばしてきました。

 

 (途中現れる木の切り株や根っこの写真は、その姿を私がいろいろなものに見立てておりますので、読んでくださる方も想像力をめいっぱい働かせてみて下さい。 そんな風に見えないよという方は、それが普通だと思いますのでご安心を(´∀`)v )

 

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 あらっ。 まだトリカブトが咲いています。 葉の切れ込みが深いので、ミヤマトリカブトでしょうか・・・。 ちょっぴり寂し気な紫が、涼風に揺れていました。

 

 『おい、そこの者!』

 『へへい?』

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 うお! 木がしゃべっておる。 映画ロード・オブ・ザ・リングで出てくる木の巨人か、マンドラゴラのようだなあ・・・。

 『この山には不思議な力が宿っておる。 何一つ持ち出してはならんぞよ』

 『へへ~い!』

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 このまるまっちい赤い実は、ガマズミかな。 あちこちで色を添えておる。 秋の色だねえ・・・。

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 あ、タマゴタケめっけ! 非常に美味なのですが、何一つ持ち出してはならんという先ほどの木の精?が言ってたなあ・・・。

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 そういえば、夕べはハタケシメジの味噌汁を飲んだけど、癖がなくて美味しかったです。 自然のものでしたが、とりあえずぴんぴんしておりますので、毒キノコは混じっていなかったでしょう。 同じ種類が固まって生えているから大丈夫だろうと思い込んだら、似たような毒キノコが混じっていたなんてことも、ままありますから・・・。

 

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 むむ、何となく憂いを帯びた大型動物の顔に見えるなあ・・・。 マンモス? オオカミ?

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 お、青みがかったキノコ。 ムラサキシメジでしょうかね。 でも、これムラサキではなく、青いし・・・。 キノコはほんと難しい。

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 うーん、これは? マスタケかなあ~。 

 おう、ちょっと異様な雰囲気の根っこが待っていました。

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 『E.T. ゴーホーム・・・』

 地球外生命体が、天を指さしているような姿に見えました。 すると背後でガサゴソと音が・・・。 うわ、ホントに宇宙人? いや・・・。

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 しばしニホンカモシカと見つめ合ってしまいました。 カモシカは堂々としていて、なかなか逃げません。 あまり刺激してはいけないので、静かに立ち去りました。

 

 そして今日の大収穫。

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 枯死した幹に白いキノコ。

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 珍しい! ヤマブシタケ。 山伏の服に付いているボンボンみたいなのから付いた名前のようです。 白い針状のモノが房のように垂れ下がっているキノコ。

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 触るとふわふわ柔らかい・・・。 へえ、初めて実物を見ました。

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 この株は小さい方で、大きいものとなるとバレーボールくらいになるようです。 そんな大きなヤツに会うことができるでしょうか。

 

 山には様々な興味深いモノがあります。 キビシイ環境の中で、修験者のように息づいているのですね。

 

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