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2020年1月30日 (木)

虹をつかめ!

 先日積もった雪も、翌日の暖かさで再び空に帰っていきました。 もう雪景色はここらにはなく、遠くに見える高い山々だけのものとなってしまったなあ・・・。 (ちょっぴり残念)

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 夕刻・・・、あれ? 富士山が2つ! ぱっと見、そんな景色に出会いました。

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 本物の富士山はまだまだ雪深く、夕日に照らされちょっぴり染まっています。

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 もう一つの富士山は、雲の塊でした。 アップで見るとそうでもないけれど、遠目には富士山のように見えるので面白いなあ。

 

 【虹をつかめ!】

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 片付けていたら出てきた段ボールのパーツ。 何かのしきりに使われていたもので、普段なら即処分するところでしたが黒く塗装してあるのを見て、ある思いつきが頭に浮かびました。

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 材料の形を生かし、切って折って組み立てていって・・・。

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 隅のところに三角形の土台を作り、心臓部(大げさ?)であるDVDディスクの切れ端をセットします。

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 ほどなく、完成。

 はてさてこれは何かというと、即興手作りの『反射型簡易分光器』なのでした。

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 CDやDVDなどのディスクが、虹色に光りますね。 これは記録面が回折格子の役目をして、プリズムのように光を分けているのです。 ならばこれを利用して、光源のスペクトルを見てみようというわけです。

 手持ちのCD、DVDなどを並べ、反射が一番くっきりと見えるものを選択。 メーカーによって様々な光り方をしますが、チョイスしたのはDVD-Rでした。

 これを切断して、分光器として使います。

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 光の取り入れ口にはスリットを作ります。 狭いほど像がくっきりするようですが、そうなると暗くなって見えにくいというジレンマがあるので、調整が簡単にできるようビニールテープを使用しました。

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 このスリットを通ってきた光を、斜めに設置したDVD-Rの断片で分光させるわけです。 のぞき穴はちょっと失敗。 位置が少しずれていたので広げてしまってあります。

 構造としては、極めて単純なものです。

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 原理はこんなものですが、余計な光が入らないように隙間を塞いだり、DVD-Rの角度を調整したり、補強したりと工夫も必要かな。 幸い内部は黒い塗装が予め施されていたので塗る手間が省けました。

 あ、DVD-Rを切断するのにコツがいりました。 思ったように切れないし、ちょっとしたことで記録面が剥がれてしまいます。 何度かやっているうちに、なんとか切り出しに成功。 

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 わりとスマートな形にできたので、さっそく名前を付けてあげよう! 『分光たろ』カキカキ・・・と。 うーむ、やはりベタだった?

 とにかく、あり合わせのパーツで作ったので上手くいくか分かりませんが、とにかく観察してみよう。

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 おー、見える見える、ばっちりじゃん! 分光器としては、まったくのおもちゃレベルだけど、遊んでみるのには十分ですね。

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 しかし太陽光はともかく、他の光源は光が弱いので観察が難しいところがあります。

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 まあ、だいたいこんなものだと思うことですね。 何やら乱反射も多いし・・・。 

 写真を拡大してみましたが、やっぱりというか当然というか『フラウンホーファー線』は見えませんでした。 フラウンホーファー線とは、スペクトル中のところどころに見える暗線のことです。

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 いろいろな元素が、特定の光を吸収するために暗線として見られるのです。 スペクトル分析などは、こうしたフラウンホーファー線を利用することが多いのですね。 でも、『分光たろ』では見えません^^;

 しばらくいろんな光源を見てみましたが、みな同じように見えるので、次はLEDで試してみました。 電圧切り替えのできるACアダプターがあって、スイッチの位置によりパイロットランプの色が変わるので、そのLEDを覗いてみます。

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 赤色のLEDは、ほんとに赤い光だけしか出していないのがわかります。

 

 面白いなあ・・・。 もっと光を! ^^;

 こうしてスペクトルを観察することで、遠い星の構成成分なども知ることができます。 とにかく、自然界は様々な興味と、そして美を与えてくれるものですな。

 

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2020年1月28日 (火)

Monochrome mirage

 27日の夜・・・。 天気予報通り、雪となりました。 始めのうちはみぞれ混じりだったので、まあそんな積もらないだろうと思っていましたが、庭はみるみる真っ白に染まっていきます。

 山間地は30cmの降雪?とニュースで流れるのを観て、うちは山間地だからな~、やっぱ積もるかな~、翌日は早起きして雪かきしなくちゃ出られないなあ~、なんて思いが交錯。

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 外へ出ると、降ってる降ってる。 さぶっ!

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 雪の結晶を撮ろうと思いましたが、気温がそれほどではないせいか(寒いことはさむいけれど)形を成していません。 うーん、残念。 この時期の雪は水分たっぷりのベタ雪なんで仕方ありませんね。

 おっと、それよりもわんちゃんの散歩に行かなくては・・・。 うちのわんちゃんは、トイレは家の中で一切しないので、寝る前のおしっこ散歩?は欠かせません。 (だいたい夜8時~9時の間)

 暗かろうが、寒かろうが、雨が降ろうが、雪が降ろうが連れ出さなくてはならない身体?となってしまっているのです。 我慢させるのも可哀そうなので、こっちも気合を入れて出かけます。

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 ただいま~。 黒柴犬が白黒柴犬となって戻ってきました。 わあ、拭きねえ拭きねえ、雪落としなせえ、靴が散乱しているのは目を瞑ってくだせえ・・・^^;

 

 そして本日、朝6時・・・。

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 街が目覚めるころ、朝の散歩です。 そんなに積もっていなくてよかったな。

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 いやー、いくつになっても足跡一つない新雪に踏み込むのは気持ちの良いものです。

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 ぬぬ? 誰じゃこの足跡は・・・。 ヒヅメ?  鹿やイノシシとは違うような?

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 うちのわんちゃんのは、これだもんな・・・。 うーむ、なんだろ?

 お、これは \(◎o◎)/!

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 ・・・、私の足跡じゃ!

 と、バカなことを言っていないで、そろそろ家に帰りましょう。

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 うー、さぶさぶ! やっぱ、コタツは暖かいのー。

 

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2020年1月24日 (金)

たろじろうの科学実験

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 このところ、天気が悪くて星空も今一つ。 うーん、夜のお楽しみは天気次第なので仕方ありませんね。 

 それではと、今回は趣向を変えて・・・

 

 たろじろうの科学実験コーナ~!!  

 

 となりました。 夜にピッタリの光る実験です。

 

【実験1 すりすり発光?】

 簡単な方法で石を光らせてみましょう。

 石が光る? ・・・とはいっても、恐るべきパワーを秘めたパワーストーンが妖しく光り輝くという空想的な話とはまったく違った、現実的でお手軽?なホイホイ実験です。

 用意するもの
  ・ 石英の石っころ 2つ
  ・ 筋力 (筋力のない方は、今日から鍛えよう!)

 石英はありふれた鉱物なんで、庭の砕石を探してみるか、河原にでもいって白い色の石を拾ってきます。 それらはたいてい石英です。
透明度が高く結晶化したものが水晶と言われるのはご存じですね。

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 私はこの石を使いました。 以前河原で穴ぼこのあいた姿がユニークだったので拾ってきた石と、いつだったか『宝石発掘体験キット』?だかなんだかで出てきた石英の塊。

 この実験では水晶でもいいと思いますが、欠けたりしたらもったいないので石っころにしておいた方が無難ですね。

 それでは暗い場所で、ガシガシこすり合わせてみましょう。 火打石のようにかっちんかっちんと打ち付けてもよろし。 あ、その場合は破片が目に飛ばないようにネ。

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 何度かたろじろうがやってみたところ、マッチを擦るような動作が光りやすいと思いました。 石2つを合わせた状態からジャッとやる方法です。

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 さすればあら不思議・・・。 オレンジ色の火花?が散ります。
 
 これは圧電効果(またはピエゾ効果)というもので、ある種の結晶体に圧力を加えると電圧が生じる現象です。 生じた電圧による放電のため発光するとか言われているけれど、たろじろうはそれ以上詳しくはしりません。

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 とにかく、こういった現象が起こるということを実際に見るのが楽しいんですな。

 とはいえ、その瞬間を撮影するのは難しい・・・。 他にも何種類かこの圧電効果の認められるものがあり、試してみるのも面白いかもしれませんね。

 
 この圧電効果を利用した製品は身の回りにもあって、押すとカッチンで火が付くライターやガスコンロの着火などに見られます。

 

 【実験2 あちあち発光?】

 用意するもの
  ・蛍石(フローライト)の欠片
  ・試験管(耐熱性に優れたもの)
  ・ライター

 蛍石はそこらへんに落ちているものではないので購入するしかないと思いますが、実験に使うのだから安物の原石で十分です。 どうせ欠いてしまうのですから・・・。

 試験管も一般家庭には普通にあるものではなく、とにかく熱することができればスプーンなどで代用できるけれど、石が爆ぜて思わぬケガをすることもありうるので要注意。 変なところでパワーストーンの効果を味わいたくないですからねー。

 とはいうものの、私も試験管が手に入りませんでした。 ホームセンターなどを回ってみましたが、見当たりません。 うーむ、仕方ないので針金を丸め、即席の巻き巻きスプーン?を作りました。

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 蛍石は加熱すると破裂することがあるので、防護メガネなど対策をしっかりしないと危険です。 やはりきちんと試験管(耐熱性のあるもの)を使うことですね。 決して私の真似をしないようにしましょう! 実験する場合は自己責任で

 さて、蛍石は紫外線を当てると発光しますが、熱してもやはり発光します。

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 まずは発光の比較のために、紫外線ライトを照射。 ピンポイントで375nmにピークのある波長のものより、安価で大雑把な紫外線領域の波長を照射するものの方が光り具合がよさそうです。 いわゆるブラックライトです。

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 次に巻き巻きスプーンに乗せた蛍石をライターで加熱。 あちあち、やっぱバーナーがよかったな。 キッチンコンロを使おうとも思いましたが、キッチンでまた怪しい事をしていると言われかねないので、外でやってます。

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 しばらく熱していると・・・おうおう光る光る。 熱源を止めても、しばらく光を放っています。

 『熱ルミネッセンス』と言われる発光現象なんだけど、面白いものですな。

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 わお! いきなりパチンとはじけました。 あちあちあち・・・やっぱあぶね~! 気を付けましょう。

 

 【実験3 キラキラ発光?】

 用意するもの

  ・ルビー(原石、指輪など)

  ・紫外線ライト(375nmに波長のピークを持つものがよいかも)

 これはルビーを所持していないとできませんねー。 さっそくタンスやアクセサリーケースをゴソゴソしてみましょう、出てくるかもね。

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 こちらは私の鉱物コレクションの一つ、母岩に付いたルビーの原石です。 とはいっても、ほとんど価値のない小さなものです。 粒の大きいものでも1.5mmもないかな?

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 紫外線ライトを当てると・・・より濃い赤に発光します。 これは『光ルミネッセンス(フォトルミネッセンス)』です。 エネルギーの高い光(波長の短い光 紫外線など)を吸収して、エネルギーの低い光(波長の長い 可視光)を放つ現象なんですね。

 もしルビーをお持ちで、紫外線を当てたときに光らないか、または違う色になるのであれば、残念ながらそれはニセモノでしょう。

 

 【実験4 ベリベリ発光?】

 用意するもの
  ・ガムテープ
  ・かなりの筋力

 さて、取り出しましたは何の変哲もないガムテープ。 これはどこのご家庭にもあるんじゃないでしょうか? 梱包に便利ですからねー。

 これを適当な長さで切って、2枚用意しましょう。 そして粘着面を貼り合わせます。 あんまり強く張り合わせてしまうと剥がせなくなってしまうので注意しましょう。

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 そして一気に剥がします。 えいっ! ベリベリ・・・。

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 お、なんか光らなかった? 微かな光すぎてうまく写りませんでした。

 これは『摩擦ルミネッセンス』という現象です。

 結構力が要りますし、また湿度が高いときはあまり光らないような気がします。

 何回かやってみて光らないときは日を改め、その日はほどほどにしておきましょう。 後日、筋肉痛発光が見られるかもしれませんが、もし見られたら紹介してくださいませ。

 とはいうものの、もっとはっきりと写したいと思い何回かやっているうちに『ぐきっ!』 ぐわわ~、肩がイテー! やっぱりほどほどにしておけばよかったわい。

 五十肩になって、この実験はお終いとなりました。


 ・・・はい、数々の実験いかがでしたか? 物質の持つ潜在的な能力というものは、まこと興味深いものですな。


 《ルミネッセンスについて》

 ルミネッセンス(luminescence)またはルミネセンスとは、物質が外部から何らかの刺激を受け電子状態が変化すると、その物質はいったんエネルギーの高い励起状態となり、再びエネルギーの低い基底状態に戻るときにその一部のエネルギーを光として放出する発光現象のことです。

 

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2020年1月22日 (水)

STARDUST MEMORY

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 早朝、わんちゃんと散歩しながら明けていく空を見るのが楽しみとなっています。 日替わりメニューのごとく、日々異なった景色。 ただ、わんちゃんはそんな美しい景色よりテリトリー巡回?に忙しく、先を急ぐのでゆっくり堪能していられないのが残念ですが・・・。

 このところ、星が美しいので星空の内容ばかりとなっていますな。 それでも私の趣味の一つなので、お付き合いくださいませ・・・。

 

 【金の星、ザクロの星】

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 夕刻、金星が南西の方向でまばゆいばかりに輝いています。 ちょうど木の枝に乗っかっているように見えたのが、時期外れですがクリスマスツリーのてっぺんにある星飾りのようでいとおかし。

 現在、なんと-4.1等星だそうな。 眩しいくらいに明るいわけです。 さすが金の星。

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  はいはい、またまたカシオペア方面です。 星空は写真サイズを縮小すると、星がかなり消えてしまい分かり辛くなってしまうのが難ですね。 カシオペアのW(M?)型、わかるかなあ~?

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 今回のターゲットは『ケフェウス座』にある、『ガーネットスター』です。 ケフェウス座μ(ミュー)星という変光星。 赤色巨星で資料によってまちまちですが、直径は太陽の1,500倍近辺、光度は約35万倍という明るさで輝いているそうな。

 しかし表面温度は低く、2,000度以下なので赤く見えるのですね。 ウイリアム・ハーシェルという星リポーター?が、『これはまさに、夜空のザクロ石やぁ~』と言ったかどうかは定かではありませんが、それからザクロ石の星・・・『ガーネットスター』となったようです。

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 うまく撮れていないけれど、周辺の星に比べると確かに赤いですね。

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 で、これが鉱物のザクロ石。 これを星に見立てるとは、さすが星リポーターですな^^;

 【※たろの鉱物コレクションより・・・結晶で見つかることが多く、一般的に暗赤色で美しいものは周知のとおり宝石になる。 色は様々で、他にイエロー、オレンジ、そしてレインボーに輝くものもある。 硬度は7と硬いので、昔の紙やすりはザクロ石が使われていたそうな】

 

 【暗ければ暗いほど良く見えるものなーんだ?】

 『ハイ! センセィ』『たろ君!』『センセの下心です!』『・・・。 星じゃ、おのれは・・・』 ぽか! 『あ、星が出た!』

 地上にいる時は、いかに暗いと言ってもなんらかの光があるものです。 月明り、星明りなどなど。 しかし洞窟の中や地下などはほんとに真の闇となります。

 若い頃、友人と富士山の方に遊びに行って、現在は立ち入り禁止となったかどうかは定かではありませんが、ある洞窟探検に行きました。 真っ暗闇とはこのこと、一つしかない小さな懐中電灯を消すと何も見えず、空間認識能力もなくなりそれこそ奈落の底に落ちたよう。

 そのうち、頼みの懐中電灯の電池が切れてしまいました。 『やばくね?』記憶を頼りに手探りで引き返します。 遠くに入口の光が見えたときには、助かった~という安堵感でいっぱいになりました。 すり傷もいっぱいだったような・・・。

 ・・・と、余談になりました。 とにかく、もっと山の方に行けば星空がキレイだよなと、晩酌は控えて車で湖の方へ向かったのです。 先日降った雪がまだ残っている部分もあり、車のヘッドライトでキラキラ光ります。

 ほどなく湖に着きました。 おお、暗いくらい・・・やっぱり誰もいないな・・・。 でもさすがお山、星がわんさかと輝いています。

 湖面にカメラを向けましたが、いかんせん暗すぎ。 ファインダーには何も見えません。 いつもながらピント合わせに苦労します。 明るそうな星を捉え、拡大画像でピントリングを回していくのですが、結構ずれてしまったりして後になってピンボケだったなんてことも多々ありました。

 『グワォ!』いきなり何かの生き物の鳴き声が! 何だなんだ? と目を凝らすと、白鳥が近くにいたのです。

 これはラッキー! 景色に華を添えられそうです。 しかし、実際に撮ると白鳥は暗くて写りません。 ごめんねと、持っていたライトをちょぴっと当てて、姿を浮かび上がらせました。

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 うーん、星空キレイ。 やはりフルサイズのカメラが欲しいなあ・・・。

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 天の川も、我が家からよりももっと見えます。 よっし、また撮りにこよう。

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 ・・・でも、さすがに寒い。 周りは雪が残っているもんなあ。 そのうち指の感覚がなくなってしまったので、ここらで撤収です。

 

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2020年1月20日 (月)

星座となった動物たち 2  - かなりマイナー? -

 このところ何やかやとあって、忙しいよーな気ぜわしいよーな・・・。 ようやく本日、一つのステップが終わったのでちょっと安心。 でも、これからも所用が続きますので、ブログも滞り気味になるかな?

 ちょっと気を取り直して、星空の話を・・・。

 

 【星座となった動物たち 2】

 寒いとはいえ平年より気温が高めのせいか、星空はキレイなんだけど何となく薄いガスがかかっている感じです。 うーむ、キンキンに冷えた夜の方が、やはり星は輝きますね。 星はバリバリの空冷エンジン?ですな。

 今夜は北斗七星の方向をば・・・。 うちからはどーもこの方向は光害があって、写真写りがよくないです。 それでもマイナーな星座で埋め尽くされていますので、ちょいと観察。

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 随分と明るく写るので、星を繋ぐのも難しいかも。 目をDishのようにしてよく見ると、いくつかの星座が浮かび上がってきます。

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 前回『おおいぬ座』を載せたので、今度はネコちゃんだなあと、『やまねこ座』を狙ってみました。 この星座は暗い星ばかりで、正確に星を繋ぐことができませんが、だいたいこんな感じでしょう。

 しかし、この一本線でネコを想像するのは、並外れた想像力が必要ですな。 まだ『きりん座』の方が首の長い事で姿を重ねやすいと思います。

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                      ※クレジット「ステラナビゲータ11/株式会社アストロアーツ」

 こうして星座絵を重ねると、星の少ないと思われる空間にも星座がわんさか、満員御礼です。

 全天88星座・・・。 日本から見られる星座はそのうちの7割ほどと言われています。 でも、たとえ名前を知っていても、実際にどこにあるのか分からないのも多いんじゃないかな?

 

 【人間が本当に必要なもの】

 ここんとこ、いろいろと考えることの多い日々が続いています。 実家の父が具合が悪く、結局年末年始にかけて入院。 年が明けてある程度回復しましたので、病院の方で退院を迫られていました。 しかし先週まで何とか入院を引っ張ってもらい、その間に施設を検討。

 実家に一人暮らしだったのですが、高齢と寒さが堪えたのでしょう。 心臓も弱っていて、主治医にも『もう一人暮らしは無理でしょう』と言われたので、ようやく見つけた施設への入居の手続きをしていたのです。

 以前、我が家に迎えたことがありましたが、『帰る、帰る』と口を開くたびに宣うので断念・・・。 やはり自分の暮らした家を離れることは、苦痛でしかないのでしょうか? まあ、うちでは日中は無人となるし、田舎なのでお客さんも猿くらいなことも、つまらなかったからかな?

 奈良県に住んでいる姉も来てくれて、なんとか父を説得。 高齢者住宅というある程度自由のきくところで、知り合いもいれば、飲み薬の管理もしてくれるし、冷暖房完備なので快適だろうと・・・。

 母はとっくに認知症で施設に入っているので、二人分になるとかなりの高額になるのも悩みの種です。 うーん、どうしよって感じです。 

 とにかく父の引っ越しをしたのですが、最低限何が必要なのか?ということです。 家のモノを全て持ち込むことは不可能ですが、考えてみれば生活していくには不必要なモノが多すぎ・・・。

 トルストイの民話の『人にはどれだけの土地がいるか』ではないけれど、そんなことを思ってしまいました。

 急いでの施設入居となりましたので、これから必要なものも出てくるでしょう。 でも、本当に必要なモノかを冷静に判断できる、機会だと思います。

 

 【たろカード】

 実家にいる間、または施設の案内の待ち時間などで、こんなことを考えていました^^;

 先日TVで、カ〇ジという邦画が流れてまして、その中のカードゲームが印象に残ったのでちょっと考察。 そのカードは『Eカード』といい、2人の対戦ゲームです。

 そこで、ちょっとアレンジして『たろカード』なるもの(たろットカードではない)を考えて、勝率などを計算してみようと思いました。

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 『ワイルド軍』と『たろ軍』に分かれ、『ワイルド軍』には『猪王』カード1枚と『クレージー猿』カードが4枚。 『たろ軍』には『プアたろ』カードが1枚と『黒犬』カードが4枚という構成です。

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 まず『たろ軍』が1枚カードを場に出します。 次に『ワイルド軍』がカードを出し、表にして勝敗を付けるわけです。 カードには強さがあって、『猪王』は『黒犬』に勝ちますが、なぜか『プアたろ』には負けます。 『クレージー猿』と『黒犬』同士だと引き分け。

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 つまり『プアたろ』は『猪王』の1枚にしか勝てないのに対して、『猪王』は『プアたろ』以外の4枚に勝てます。 圧倒的に『ワイルド軍』が有利に思えるのですがいかがなもんでしょうか。

 『たろ軍』の確率を、数学的に計算してみましょう。

 1枚目(一戦目といいかえましょう)の勝敗の確率は、

    勝ち     1/25

    引き分け  16/25

    負け     8/25

 となるはずです。 分母の25は、お互いに5枚づつカードを持っているので、全ての組み合わせである5通り×5通りから・・・。 

 勝ちの分子は、『プアたろ』はただ1枚の『猪王』にしか勝てないため。 

 引き分けの分子は、引き分けとなるカードの『黒犬』と『クレージー猿』が4枚づつなので、4通り×4通りから。

 負けの8は、『プアたろ』が負けるカードが『クレージー猿』4枚と、『猪王』に負ける『黒犬』が4枚から。

 

 では、対戦を考えてみましょう。 計算に入れなくてはならないのは、二戦目に進むためには一戦目が引き分けでないとならないので(負けだったらそこで勝負は決着)、引き分けの確率も考慮します。

 勝てる確率は、

 一戦目 1/25 (上記記述の通り)

 二戦目 1/25 (勝つ確率は1/16 (分母16は残りカード4枚づつなので 4通り×4通り)・・・ 1/16 × 16/25 = 1/25)

 三戦目 1/25 (勝つ確率は1/9 ・・・ 1/9 × 16/25 × 9/16 = 1/25)

 四戦目 1/25 (勝つ確率は1/4 ・・・ 1/4 × 16/25 × 9/16 × 4/9 = 1/25)

 五戦目 1/25 (勝つ確率は1/1 ・・・ 1/1 × 16/25 × 9/16 × 4/9 × 1/4 = 1/25)

  合計すると 5/25 つまり 1/5 ・・・ 『プアたろ』がこのゲームで勝てる確率は20%となります。 掛け率は1:5・・・『たろ軍団』が5倍とするのが公平なようですね。

 

 しかし、これはあくまでも数学上の数字。 ポーカーのように心理戦でもあるゲームは、勝率は常に変化します。 人間の感覚というものは、まこと不思議なものですねえ・・・。

 

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2020年1月16日 (木)

星座となった動物たち

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 オレンジ色の月が顔を出す頃・・・。 お街の灯はちらちらと輝き、眠ることを知りません。 すべての照明が落ちることがあれば、街の人も降るような星空が頭上にあることがわかるでしょうね。

 ここらの空もだんだんと照明が増え明るくなってきたので、昔は星が降るようだったよなあ・・・なんて昔話になってしまうのかなあ。 それとも過疎化で逆に明かりが消え、猿たちがひっそり星を眺めているなんてことになるんでしょうか?

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 未明に雪が降るという予報でしたが気温が比較的高かったので雨となり、その雨も朝のうちにやみました。 お陰で今夜は雲も消え、星空観察にはよい晩です。

 オリオン座の方向には、いくつかの動物たちの星座が見えます。 全天一明るい星(太陽を除く恒星)、シリウスを持つ『おおいぬ座』は知名度が高いけれど、地味な星座もあります。

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 ハトやウサギなんかは、ほんと目立たない星座ですね。 星座の由来もはっきりしたところがなく、星座線を辿って星を繋いでみるのも難しいかも。

『おおいぬ座』は、その心臓辺りに散開星団M41があります。

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 倍率の低い双眼鏡でも十分見ることのできる星団です。 ま、私もそれだから撮ることができるんですが・・・。

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 ついでに『オリオン座大星雲』をば。 おー、やはり見ごたえのある星雲ですなあ・・・。

 

 夜の空は星々の饗宴・・・ちょっとお相伴に預かりたく、眺めてみるのでした。

 

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2020年1月13日 (月)

卯月春陽?

 日中は、朝晩の冷え込みを忘れそうな穏やかな日差しに包まれます。 こんなに暖かくていいの? まだ1月じゃん・・・と言いたいけれど、まあ暖かいのは助かります。

 野良仕事も震えながらしなくてもよいので暖かいうちにと、去年手入れをしておいた果樹の枝などを片付けておりました。

 

 【スズメのお宿・・・もとい お食事場】

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 ここは田舎なので、各家の庭には『屋敷神』さまが祭ってあります。 去年から鳥たちのために古米を皿に入れて置いておいたので、すっかりスズメの常連客ができてしまいました。

 しかし、賑やかに散らかしてくれるもんだわい。 まあ、スズメが集まるのは耕作者にとってよくないかも?とは思いますが、やり始めてしまったからなあ。

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 名前を付けて観察・・・しようと思いましたが、皆同じ顔をしているので結局区別がつきません。 うーむ^^;

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 左から、ペタ、ヨタ、ミリ・・・? 分からん!

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 私の気配を察知して飛び去ります。 しっかり者のナノは、米をくわえたまま退散。 

 農作物を荒らすのは困りものですが、こうして眺めていると、やはり可愛いですね。

 ちなみに彼らの名前は数の単位です。 単位の大きくなる順に・・・、

 キロ、メガ、ギガ(今日はお休み)、テラ、ペタ、エクサ、ゼタ、ヨタ

 小さくなる順に、 ミリ、マイクロ(今日はお休み)、ナノ、ピコ、フェムト、アト、ゼプト、ヨクト です。

 

 【どんど焼きに向けて】

 小正月の行事で14日の夜、『どんど焼き』が行われます。 近隣だけなのでこじんまりとしてますが、こういった行事が行われるのは何となく懐かしい気持ちもあるし、うれしい気もします。 田舎だから残っている行事ともいえるので、これからも続いていくのでしょうか?

 カシの木の枝にお団子を刺して、どんど焼きで起こした火であぶり食せば無病息災だそうな。

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 火であぶりやすくするためにと、お団子が先端だけにぶら下がってました。 これを見て思わず苦笑い・・・。 やるのう^^;

 

 【わんちゃんも陽だまりが大好き】

 日向ぼっこで気持ちいいのは、わんちゃんも同じ。 

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 陽だまりでゴロゴロ・・・。 しかし、うちのわんちゃんは足を広げて寝転んでいるのが好き。 何故に?

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 幸せそうな寝顔を見ていると、私の気持ちもほっこりしてきます。

 

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2020年1月10日 (金)

星屑村ちょこっと話 -星を食べる-

 1月にしては、比較的気温の高い日が続きます。 暖かいのはありがたいけれど、何となく後で反動がありそうな気がします。 いつかのごとく、記録的な大雪でも降られたりしたらいやだなー。

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 このところ雲もなく、透き通った夜明けです。 うっすら白み始めると、暗い夜空のカーテンに富士山が浮かび上がります。 週末からは天気が崩れる予報なので、また違った景色となるでしょう。

 

 【星を食べる】

 日食、月食などと惑星や月が後方の天体を隠す現象を『食』というのは周知のことで、ケースによってはダイナミックな天体ショーとなります。 それに比較すればずいぶんと小粒となりますが、月が恒星を隠すのを『星食』といい、天文雑誌などではいくつか紹介されています。

 月の天球上の見かけの通り道を『白道』(太陽は黄道)といい、そのルートにある恒星は皆『食される?』ことになります。 その中でもわりと有名な恒星が観測の対象になるのです。

 10日未明から、『ふたご座』の足元にあたる『η(エータ)星プロプス』と『μ(ミュー)星デジャト』が月の影に隠れる星食が起こりました。 月は満月に近いので明るすぎて無理だろなと思いつつも空を見上げてみました。

 プロプスは0時半頃、デジャトは4時半ころなので、せめてプロプスだけと・・・。

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 く、曇ってる! しかも明るすぎ。 感度を上げてみると星がパラパラと写りますが、こりゃなんだかわかりません。 それでもと、露出を調整して何枚か撮ってみました・・・。

 しかし、写ってな~い。

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 暗闇に浮かぶお月様だけとなりました・・・残念。 ちっぽけな恒星(見かけ上)など、月の明るさの前では消し飛んでしまいました。 三日月など、光量の少ないときでないと難しいなあ。

 パックマンのごとく、星を食べるところを見ることは叶いませんでした。

 

 【系外惑星】

 近年、新聞でもちょっぴり記事となる『太陽系外惑星』の発見。 現在では、その数4,000個以上が報告されているようです。 ハビタブルゾーン(生命が存在できる軌道の範囲)に存在するハビタブルプラネット(生命が存在できる環境)もいくつかあるようです。

 これだけの星々がひしめき合っている中で、異星人が存在しないほうがおかしいという話もありますが、まさにロマンを感じさせる発見ですね。

 

 そういえば発見された系外惑星で、映画スターウォーズのタトゥイーンに比喩された、太陽が二つ昇る『ケプラー16b』があります。 実際には冷え冷えの氷の惑星のようで、生命は存在できないようです。

 もし、その土地に降り立つことができたら、こんなふうな夜明けになるのかな?

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『ケプラー16bに立つ たろの勝手に想像図』

 ついでに・・・。 太陽が3つ昇る系外惑星は、『HD131399Ab』があります。

 こちらは逆に高温の惑星で、あまりの熱さに鉄が溶け、鉄の雨となっているとか・・・オトロシイ。 もし降り立つことができれば、こんな感じ?

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『HD131399Abに立つ たろの勝手に想像図』

 太陽が3つもあると昼夜が複雑で、昼間が140年間続くとか・・・。 一生に一度寝られるかどうかなのですね。

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 この星系の運動は、図にすると分かりやすいかもしれませんが、なんか忙しそうですねえ。

 

 【ベテルギウスは破裂寸前?】

 冬を代表する星座、オリオン座の右肩に煌めくベテルギウス。 『ベテルギウスはこれまでになく暗くなっている』・・・これは今年になってからの天文関係ニュース。 (まだ、国立天文台とかのHPにはないので、正式なところはわかりません)

 『半規則性変光星』といって、明るさを変える星として有名です。 赤色巨星という巨大な星で、ベテルギウスを太陽系の太陽の位置に置いたら、木星の軌道あたりまでになるそうな・・・でかすぎ君です。

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 ・・・ということで、改めて観察。 本日は雲もかかり、天頂に月がかがやいているので条件は悪し。 うーん、そういわれるとベテルギウスは元気がないような。 右下のリゲルに比べ、やはり暗い?

 赤色巨星の最後、超新星爆発の徴候か?と噂されていますが、過去にも同様の騒ぎがあったので、何とも言えませんねー。 私的には一生に一度の大天文ショーとなるので、密かに期待したいところ・・・。

 もし、超新星爆発したら、2,3か月は月よりも明るく輝き、日中も見えるそうです。 その後急速に光を失い、オリオン座はその形を崩してしまうでしょう。

 でも、ちょっとワクワクするなあ。

 

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 宇宙の営みには、ときには人類の想像を超えたものが存在します。 もっともっと興味深いものが発見されると面白いですね。

 

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2020年1月 5日 (日)

『しぶんぎ(四分儀)座流星群』は、4分の1どころか・・・

 令和2年最初の流星群、『しぶんぎ座流星群』 ピークは4日の夕刻なのと放射点の高度が低いこともあり観察に適してなく、何とか見られるのは夜半から翌朝にかけてとの事でした。

 しかし午後から曇がうっすらと空を覆い、暗くなるころには針のような雨が降りだしました。 あらら、こりゃダメじゃん。 諦めてコタツにあたりながらPCをポツポツ(その内容については後述)

 時刻は11時を過ぎ、さて寝るべいなと思い、それでも外に出て空の様子を見ると・・・晴れてるじゃん! おまけに流星が一つ、頭上をかすめていきました。

 あわわわ・・・、観察できるぞー! っということで眠気も吹っ飛び、カメラの準備と海老名の隣をしました。 (海老名市の隣・・・厚木市、 つまり厚着ね)^^; (やっちまったい!)

 日中確認しておいた、ビューポイントまで歩いてカメラをセット。 ・・・しかし氷点下の元、待てど暮らせど流れないなあ。 

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 向きは北斗七星の方向です。 モニターを見ると、ちょっと街灯が明るかったので向きを変えた途端、すーっと流星が・・・。

 まったくぅ、そんなときに限って流れるんだもんなあ、くっそう・・・。 そしてまた長い沈黙。

 そのうち風も吹いてきて、枯れ葉がごそごそ怪しげな音を立てます。 山の方では獣の鳴き声と歩く音。 猿? 鹿? でも、なかなかやめられない自分が暗闇に立っておりました。

 時刻は2時半を越え、さすがに寒さに耐えきれず帰宅。 手足がガラス細工のように、動かすと壊れそうでした。

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 翌日、写真の整理をしていると、何とか一枚に写っていました。 はあ、無駄足にならずによかったけれど、前回の『ふたご座流星群』の比じゃないですね。 そのときの流星群と比べれば、100分の1以下かも?

 あとはみんなハズレです。 定点で何枚も撮影したのでどうせならと、コンポジットしてみました。 コンポジットとは複数の写真を合成(比較明合成・・・明るい部分のみの合成)することです。

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 星の軌跡が円を描き、また違った風景となります。 24時間撮れば円になるんですが、実際には日中もありますから不可能に近いです。

 

 【DIY始め?】

 さて、夜にPCをポチポチしていたのは・・・。

 古い机などを処分していたら、わりと良い板材が残りました。 それじゃあ、何か作ろう・・・。 そだ、前々から思っていたTV台でも作ろうかと思い立ちました。

 うちはコーナーにTVをセットしているのですが、ラックがコーナー用ではなく、出っ張ってしまっています。 通販サイトでコーナー用TV台を覗いてみましたが、これくらいなら作れるかなあと^^;

 先日購入した真空管CDステレオシステムを置くので前面ガラスなどいらず、とにかくシンプルなやつを・・・。

 今回はCADを使って設計イメージを作ってみました。

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 やはりCADは3Dイメージが確認できていいかも・・・。 3DプリンターがあればSTLデータを出力してミニチュアもできるんですがねえ。

 

 今年もいろいろとやりたいこと、欲しいものが次から次へと湧き上がる年になりそうです。

 

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2020年1月 3日 (金)

両手いっぱいの星を・・・

 日中の日向はほっこりポカポカですが、日が落ちると途端に冷気が迫ってきます。 寒いけれど、それでも去年の冬に比べたら幾分気温は高いのでしょうか? 冷え方がまだ緩いというか、骨まで凍るようではない感じです。

 でも、やはり冬は星空がキレイです。 満点の星空が呼んでいる~ということで、夜11時ころから撮影に出かけました。 出かけると言ってもそこら辺ですが^^; 

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 歩いてちょっとのところでも、防寒はなめちゃいかんですな・・・。 わんちゃんとの散歩着?レベルで外にでてしまったので、じわじわと寒さが染み込んできます。 失敗したなあ・・・。

 それでも、ラメをまぶしたような夜空。 こりゃ、キレイだわい。 写真中央よりちょいと左の星の固まりは昴です。

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 オリオン座の方にも目を向けてみます。 街灯がうっすらと空を照らしている境界あたりです。 天の川が見えるのですが、なんとなくわかるでしょうか? 中央部分を縦に走っている星の濃い?ところ・・・オリオン座が中央右に輝いています。

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 こちらはカシオペア方面。 こっちの方が天の川らしくみえるでしょうか? 目を細めてみてください(笑)

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 こちらはお街方面。 さすがに光害で星は少ないです。

 うう、寒! ありゃ、もう1時近いや・・・。 帰ろかえろ。

 

 やはり星の撮影はハードルが高いというか、試行錯誤が必要ですね。 よい機材も必要だろうけれど、沼にハマりたくないのである程度で満足しまーす。

 

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2020年1月 1日 (水)

令和2年はレトロで始まる・・・?

 あけましておめでとうございます。 

 今年も皆さまにとって、よい年でありますように・・・。 そして、このブログに来てくださった方には、ちょっぴり幸せがプラスαとなるように・・・^^;

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 肌を刺す冷気の中、わんちゃんの散歩も兼ねて初日の出を拝みにいきました。わんちゃんは早く先に行きたいけれど、もう少し待ってとなだめ、いつもの高台でスタンバイ。

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 雲も下方にもやもやとあるだけの快晴。 いつも見ている景色なんだけど、元旦の朝となるとちょっぴり違う? 光が雲間から現れると、ヒーターのごとく暖かいオレンジ色の光が辺りを包み始め、冷えきった体も溶けていくような・・・。

 

 今日は元旦早々餅つきをしました。 あちこちの親戚が集まってくるのが元旦しかなく、『餅つきしたーい』という要望で恒例行事となってしまいました。

 総勢12人。 下は13歳から上は〇〇歳まで^^; 和気あいあいもいいけれど、本格的に臼でつくので準備から何やら(&飲みすぎ?)でくたびれるなあ~。

 結局夜7:00まで飲み食い・・・。 皆が帰ったとあとは、さすがに疲れがでました。 やっとこれから自分の時間だい!

 

 令和2年はレトロで始まる・・・?

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 ちょっと前から購入を迷っていた、CDステレオシステム(古い言い回し?)。 今さらながらのオーディオ機器ですが、そのレトロな面構えが気になっていました。

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 機材もちとレトロトロトロ・・・、なんと真空管駆動なのです。 現在ではほとんど目にする機会もなくなって、絶滅危惧種となっている真空管。 一部のマニアの間には、昔懐かしの真空管が見直されているようですな。

 私もその一人。 スチームパンクを彷彿とさせる形状が何とも言えません。

 このたび、やはりポチってしまい手元に届くことになりました。 早速セットして電源オン! おお、やはり真空管らしくヒーターが温まるまでに時間がかかり待つこと30秒弱。

 正面の小窓から真空管が光る様子が見えてインテリアにもなるのですが、残念ながらこの赤い光はLEDの照明でしょう。 本来の真空管はヒーターで温まり、駆動すると内部がほんのりオレンジ色に発光して、それが雰囲気たっぷり・・・。

 幼少のころはそれが不思議で、妖しく光るのを見入っていたものでした。

 察するに、この真空管はあくまでもプリアンプとしての役割で、さらにフル稼働はさせず、したがって光り輝くまではいかぬよう電圧を最小限に抑えているのかな? 真空管の寿命は半導体に比べれば圧倒的に短いので、調整しているのでしょうかね。

 まあそこのところはおいておいて、気分はあの頃に戻って60年代~70年代のロックバンドのCDを挿入。 

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 まずはLed Zeppelinをば・・・。 これはレコードジャケットを忠実に再現したリマスターCD『レッドツェッペリン・デラックス・エディション』の初回生産版です。

 ♪ズンズンズンズン、ズンズンドコ・・・ではなく、ズンズンズンズン・・・。 

 うみゃ? うーむ、やはり最新のオーディオシステムの絞り出す高品質な音質とはまったく違う、レトロな音質だなあ。 当時私が所持していた、デカいばかりのスピーカーから流れた高音が伸びない、そして低音のこもった・・・しかし懐かしいような音。

 音質を楽しむというより、雰囲気を楽しむといったイメージでしょうか。

 それでも、真空管の奏でる素朴な音に、私の意識は数十年遡っていったことは確かです。

 

 余談ですが、このCDステレオ。 Bluetoothにも対応していてパソコンやスマホから音楽を送信することができます。 USB(残念ながら2.0のようです)、OPTICALの接続端子、NFC送受信部もあり、レトロなイメージと現代的な装備を併せ持った逸品。

 今度改造して、外付けのハイエンドスピーカーを接続できるようにするつもりです。 

 

 【ちょっと笑える話w : 真空管の温かい音を求めて廉価なオーディオ機器を買ったAさん。 『やっぱ、真空管のあったかみのある音は最高だあ・・・』と言っていたのですが、そのうち真空管がダウン。 オレンジ色の光を放つこともなくなったのに、普段通りに音楽が聴ける。 

 なんで? と、機器を開けてみたら真空管はただの飾りで光っていて、内実は安価なデジタル回路でした。 言葉をなくしたAさん。 思わず放り投げたそうな・・・

 某国の廉価なインチキ商品だったのでした】

 

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