タロウィンの山
【タロウィン族との出会い】
本日はハロウィンですが、都会の賑わいとは無縁のラピュ田は関係ないですなあ・・・。 どちらかというと、すっかり日が短くなり暗い山にシカの鳴き声が響くこの頃、本物の悪霊が現れそうな気がします。
今日はネーチャーガイドの仕事の一つ、登山道の点検と倒木の確認&トイレ掃除の日でした。 見習いネーチャーガイドの私は、招集がかかれば断るわけにはいきません。
気温は低かったけれど、青空も覗きまずまずの天気。 歩いていると汗ばんできますが、立ち止まるととたんにすーっと寒くなります。
このルートは、ところどころ富士山が望めます。 ラッキーなことに、雲海の上に浮かぶ富士山を見ることができました。
ふふふ、これも私の普段の行いの良いご褒美ですな^^;
足元には赤い小さな実。 以前ブログに載せたマイヅルソウの実です。 不味いからでしょう、まだ食べられずに残っていました。 でも、相変わらず可愛らしいですねー。
下山は別ルートを行きます。 山頂までかなり遠回りしてしまうので、あまり人の通らないトレッキングコース。 台風以降、たぶん誰も通っていないので、かなりの倒木があるかもしれません。
(謎の声)『ここから先へ行っちゃあならん・・・』 むむ、何者? 誰だ!
もしかして、裏山に住むという誇り高い部族、タロウィン族。 そしてあれは祭事のときに被る悪霊の仮面では?
たろ『いや、先を進んで倒木を確認せにゃならぬのだ』
タロウィン族『ここから先は神域なり。 何人(なんぴと)なれど通ってはならぬ。 通るならば儂を倒していくしかないぞよ』
たろ『んじゃ、遠慮なく』 どこ! ぱき! ぷ!
タロウィン族『どうぞ、お通りくだされ』
さすが神域だけあって、幽玄の世界が広がっておりました。 ありがとうタロウィン族。
ガサガサと落ち葉を踏む音が、心地よく響きます。 ハウチワカエデとウリハダカエデですね、ここらへんの樹木は・・・。
視界が開けてきました。 ありゃ、結構ガスが流れてきているなあ。
それでも展望個所につくと、霧が晴れてきました。 おう、北岳が正面に現れました。
右側には、甲斐駒、鳳凰三山も何とか確認できました。 このあとすぐに湧き上がるガスに埋もれてしまったので、ほんと運がよかったです。
倒木は大きなものが2本。 県に報告して対処してもらうとのこと。 もっと被害が大きいかと思っていましたが、これだけで済んで幸いでした。 しかし、このコースはアップダウンの傾斜がキツく、さすがに息があがりましたよ。
【ミニ・タロウィン】
先日、実家に行ったときに庭になっていたオキナワスズメウリ。 可愛らしいのでもらってきましたが、観賞用なので食べることはできません。 それどころか食べるとお腹を壊すという毒性をもっているそうです。
食べなきゃ大丈夫でしょうと、ちょっとペロリ。 う、生臭さ! それに苦いぞ、ぺっぺっ。 うがいガラガラ・・・。
熟すと赤くなるんだけれど、みんなまだ青いままです。 コロコロ転がして眺めているうちに思い立ちました。 よし、今夜はタロウィン。
これで、ジャックオーランタンが作れそう。 しかし、なんかふにふにしてしまって意外と難しいぞ。
撮影小道具を用意します。 琵琶に超巨大ダイヤモンド。 このダイヤモンドは数百億円・・・だったらいいけど、残念ながらというか、当然ガラス製。
そして下部からLEDで照らします。
こんな感じになりました。 タロウィンに相応しい怪しい雰囲気。
しかし、オキナワスズメウリの皮が光に透けてしまって、今一つかな?
琵琶を出したついでにちょっと音を出してみよう・・・。 びゅわ~ん♪ びろ~ん♪
うーむ、ホントに悪霊がでそうなのでやめた!






























































































































