« 2019年7月 | トップページ | 2019年9月 »

2019年8月31日 (土)

雲隠れの巻

 少し暑さの戻った本日・・・。 このところ気温がぐっと下がり過ごしやすかったのですが、やはりこのまますんなりと涼しくなるはずもなく、いったりきたりが続くでしょうね。

 夕方、ちょっと汗ばんだ体を休めるべく高台にでると、久々雲の妙に出会えました。

2377

 富士山にかかる傘雲と吊るし雲です。 からっと晴れることが少ない毎日だけど、時折こうした姿を見せてくれます。

2378

 富士山に傘雲がかかると天気が悪くなると言われていますので、天気予報を確認してみるとやはり曇りでした。 富士山の見えるところに住んでいる人たちは、こうして富士山の様子でローカル気象予報士をしていたのです。

 それでも、かなりの的中率だったそうな・・・。

 富士山まさに雲隠れ。 

 そういえば、源氏物語には『雲隠』という巻(いわゆる章)があります。 不思議なことに、この巻は巻名だけで本文がありません。 空白の章なのです。

 これには諸説あって、存在していたものを紛失したのか、またどこかに隠してあるのか、または深い意味があってわざわざ空白としたのかなど・・・。 私の所持している源氏物語の著者は、『もののあわれとともに、源氏の死を秘めたままそっと残す・・・』という余情を込めていたのではないかと推測しています。

 つまり源氏の死を直接的に表現せず、雲隠れとして余韻を残したのでしょうと・・・。

 しかし、平安時代・・・1000年も前の紫式部という人物が、こうした意図をもってこの巻を書いた(題名だけですが)のなら、並々ならぬ感覚&優れた文章力を持っていたという事となり驚かされるばかりですね。

 そんなことを思いながら、徐々に光を失っていく空を見上げておりました。

 ふと気が付くと足もとには・・・。

2379

 可愛らしい小さな花。

2380

 センニンソウが、心地よい風に揺れておりました。

 

ポチッとよろしく!

| | | コメント (10)

2019年8月28日 (水)

雫のネックレス & 森のエビフライ?

 朝晩はすっかり冷え込むようになり、うっかり窓を少しでも開けておくと寒くて目が覚めます。 ちょっと前まではあちぃあちぃと言っていたのが幻のように思えます。

 日中はまだ暑さが残る日が続くとは思いますが、秋というランナーが前走者の夏の背中を捉えて追い越しの準備に入ったのでしょう。

 今日は朝からぽつぽつと雨・・・。 また雑草にパワーを与えてしまうなあ。 雨=水は、なくてはならない身近なものだけれど、時には美しく、時には牙をむく魔性のモノでもあるのかもしれません。

2374 

 朝もやの中に浮かぶ、宝石の粒。 『ジュエリーショップ蜘蛛の巣』が開店しておりました。

2373

 どちらかというと嫌われ者の蜘蛛。 蜘蛛自体の容姿も妖しいし、また蜘蛛の巣にひっかかかる、まといつくようないや~な感覚もたまらないですね。

 でも、こうして見直してみると、まさにアートの世界。

2375

 こちらはまた、ブラックホールをイメージ化したよう。 よく科学系の本に出てくる形?

 蜘蛛は偉大なアーティストでもありました。

 

 もうひとつは・・・小動物にも、腕のいいシェフがいるという話。

2376

 さてさてこちらはなんでしょう? 特に右側のは?

 これは『森のエビフライ』と言われるものです。 正体は、リスが松ぼっくりを齧った残りカスなんですね。 それが小さなエビフライに見えるので、親しみを込めてそう呼ばれているのです。

 松ぼっくりのカサ?の中の種を食べるために、カリカリと齧っていくのでしょうが、ほんと面白い^^

 写真のは標本で、時がたっているせいかエビの尻尾に見えるところがちょっとなくなっています。 骨付き唐揚げにみえないこともないですが、食べたての頃はホント、エビフライにそっくり。

 いざ、探してみるとなかなか見つからないのでこの標本の写真しかありませんが、今度じっくり探して載せようと思っております。

 

ポチッとよろしく!

| | | コメント (6)

2019年8月25日 (日)

光速の5日間?

 5日間・・・正確には4日半の留守でしたが、日曜日の午後帰ってみると世の中かなり進んでいるような気がしました。 うーむ、未耕作地の畑には草がびっしり生えているわ、稲穂が黄色くなっているわ、メロンが食べごろになっているわと不思議な感じ。

 まるで光速に近い速度を出せるロケットに乗ってきたような・・・。

 相対性理論によると、高速で運動すると時間の進み方が遅くなり、光速に近くなればなるほどそれが顕著になります。 父親が光速で宇宙旅行して地球に帰ってきたら、子供の方が年老いていたという話にもなります。

 そんなことがあるかい! と思う方は、相対性理論を否定することとなり、それに打ち勝つ理論を考えなくてはなりません。

 ・・・と、そこまではいきませんが、とにかくプチ浦島太郎になったような気分になりました。

2366

 メロンはさっそく二つとってきました。 黄色いのは『ころたん』 緑のは・・・『ネットメロン』としか表示がないなあ。 いつ猿に持ち去られるかドキドキしてましたが、無事収穫となりました。

2368

 ジャボチカバの実も鈴なり。 今年は目いっぱい味わえそうです。

2369

 大きい粒を収穫。 果肉は白く、味はライチ+ブドウに近いトロピカルな味。

 それから、ミニ耕運機を動かして休耕田に向かいました。

2370

 奥の方は、先日イノシシ除けのネットを張った田んぼ。 手前が休耕田です。 手入れはしょっちゅうしているんだけれど、また草だらけです。

 中山間地交付金とかいう制度があって、田んぼを作っている土地を対象に雀の涙ほどの補助金がおります。 5年間の契約なので、その間にはどうしても田んぼをやめてしまうことがでてきます。 しかし今年はやる、今年はやめという事ができないので、次の契約更新までは草刈りをして耕運してあればOKという救済措置があるんですね。

 その検査が、今月27日にあります。 うーん、間に合わん! でも、なんとか済ませてしまわなければと、くたびれている体に鞭打ったというわけでございます。

2371

 ここを含めて2枚分終わりました。 あと2枚あるけれど明日も休みを取ってあるので、なんとかできそうです。 耕運をしたあと、周囲の草刈りをすればオッケーです。

 

 さてさて・・・。 前回の記事中で5日間の出張?と書きました。 実は・・・。

 病院への出張?でございました。  目の不具合で、ちょっとした手術をしたのです。 手術当日は、さすがにぐったりしてましたが、次の日からは体がうずうずしていかん。

 動いていないとダメな体になっていたのですね。 

 当日ベッドで安静・・・ くぬぬ

 病棟内のみ歩行可・・・ ぬわわ

 午後9時消灯・・・   むぬぬ

 規制は時を経るほどに緩んでいくのですが(消灯時間は変わらず)、ほんとキツかったです。

2367

 病棟から、富士山が見えるんだ・・・。 こんなに遠かったっけ? ガラス一枚隔てた世界が遠く感じられた5日間でもありました。

 

ポチッとよろしく!

| | | コメント (12)

2019年8月20日 (火)

なんやかんやで実りの季節・・・

2364

 日中はまだまだ蒸し暑く、ねっとりとよどんだような空気が体を包みますが、夜になると肌を撫でる涼しい風が通り抜けるようになりました。 お盆を過ぎると、そろそろ秋の気配を感じるようになります。

 あ、それはここ『まちゅぴちゅ』での話で、お街ではまだまだ寝苦しい夜が続いているのかな? とにかく今はうっかり窓を開けて寝ると、夜明け頃は冷えて起きてしまいます。

2358

 5月のゴールデンウイークに田植えをしてから3か月余・・・。 今はほとんどの田んぼの稲が、穂を垂れています。 毎朝、毎晩と水の管理を怠らず、面倒を見てきた甲斐がありますが、収穫を終えるまでは気が抜けません。

2359

 野生動物の侵入、害虫の飛来、病気の発生、台風などの天候の影響・・・などなど懸念することは多々あります。 実際に一つの田んぼにはイノシシの被害があり、その対策模様は過去記事に載せた次第です。

 そして、今回の台風では・・・。

2360

 別の田んぼの一部の稲が倒伏。 思った以上に強かった風と雨に耐えられなかったのです。 うーむ、ちょっとまずいぞ。 このままでは水に浸かったままで腐ってしまいます。

2361

 ここはお年寄りの知恵。 数束をまとめて縛り、なんとか立たせていきますが、うまくいかんなあ・・・。 ぬかるみに足を取られ思うように動けないのと、日中の暑さでここらへんで諦めました。

 結構大変な作業です。 これで様子を見て、ダメだったらここの稲は捨てるしかないでしょうな。

 作物を育てることは、自然界への挑戦でもあります。 でも、近年の急激な気候の変化、野生動物の分布の変化やグルメ化? などは、結構な猛威となっています。

 こうしてその変化の様子を目の当たりにしていると、『食べ物は、あって当たり前』ということを、もっと考え直すことが必要かな?なんて老婆心ながら思ってしまいますね。

2362

 こちらはメロン。 だいぶ膨らんで食べごろまでもう少し。 付け根の蔓が枯れてきたら収穫時期だそうな。 しかーし・・・。

2363

 防虫ネットの端を掘り起こして手を伸ばし、かっぱらって食べていった輩がいました。 サルです! サルの始末に悪いというか、マナーのなっていないところは、ひとつをしっかり食べつくすことがなく、齧っては捨て、齧っては捨てと次々に手を出していくことです。

 対策をしないと即全滅ということになります。

 農家の静かな戦い・・・。 まあ、私は趣味程度の作物づくりですが、専門農家となると死活問題に繋がります。 

 

 いくらハイテク技術が身近なものになっていっても、食べるものがないと生きていけません。 『食=生きること』を、改めて考えてしまう、実りの季節でした。

 

 さて、明日(水曜日)から日曜日まで留守(出張?)となります。 その間、音沙汰がなくなりますので、このブログをご覧になって下さる方々に、日頃の感謝とともにお知らせいたします。

 

ポチッとよろしく!

| | | コメント (7)

2019年8月15日 (木)

ちゅっぱり Paddy Field Rock’n Roll

 台風の影響で、激しく降ったり、時折カアっと晴れたり、風が吹き荒れたりと三拍子そろった天気でした。 夕刻になってまた雨足&風が強くなりましたので、これから明日の朝までは気が許せないところでしょうか。

 とにかく、こうなると田んぼが心配。 実りを控えた稲が倒れてしまう可能性が大となります。 やばいなあ・・・。 稲作に限らず、作物づくりはとにかく自然との闘いです。

 できうる限り対策をしても、なるようにしかならんという事もありますからね。

 

 さてさて、ラピュ田の田んぼのイノシシの被害・・・。 先日イルミネーションを取り付けましたが、あまり効果はなかったようです。 新たにミステリーサークルが増えていました。

2353

 ぐあおー! このままでは壊滅です。 いつぞやはイルミネーションの効果があった(ような?)年もありましたが、今年はダメなようです。

 原因として考えられるのは、

 ① 今のイノシシは煌びやかな方が好みなので、ネオンに引き寄せられる酔っ払いのように現れた。

 ② この田んぼに恋をして、愛情表現の一つとして暴れた。

 ③ 明るくなるとイルミネーションが消灯するので、それから入ってきた。

 まあ、原因はいずれにせよ、イノシシに荒らされたのは事実なのでバリケードを作ることにしました。 こんな天気なのですが、やるべきことはしておきたいので、気合いを入れていきました。

 

 『ちゅっぱり Paddy Field Rock'n Roll』だ~。 超懐かしい横浜中華街・・・ではなく、横浜〇蝿の曲にノって・・・。

 

 (行ってきま~す!)

 ♪今日も元気に 野良着をキメたら ネットを背負って バリケード (ホイ!)

  ちゅっぱり Paddy Field Rock'n Roll

  ちゅっぱり Paddy Field Rock'n Roll

  杭も持ったし ハンマー持ったし~

 

  田んぼに着いたら とっぽいウリ坊 ガンのくれあい とばしあい (うりゃ!)

  ちゅっぱり Paddy Field Rock’n Roll

  ちゅっぱり Paddy Field Rock’n Roll

  タイマンはるなど 怖くてできない~

 

 とまあ、いきなりウリ坊に遭遇。 堂々といるじゃん! 許せん。

2354

 とにかく杭を打って棒を立て、ネットを張っていきました。

2355

 もうこれが私の出せる最後のカード・・・。 これで負けたら打つ手がありません。

 ぐしょ濡れになりながら作業を終えました。 しかし、あのウリ坊、どこに隠れているのやら・・・。

2356

 久々、4コマ漫画にしてみました。 少しでも私の悪戦苦闘を感じてくださいませ。

 

ポチッとよろしく!

| | | コメント (8)

2019年8月13日 (火)

ご先祖様ばかりでなく・・・

 お盆を迎え、我が家でもいろいろと準備をしました。 しかし、ご先祖様が帰ってくるより先に、お迎えしてしまったモノが・・・。

2350

 稲穂を垂れ始めた田んぼ。 このペースでは、9月頭には稲刈りとなりそうです。 そして、実りの時期に現れる輩・・・。

2348

 田んぼの真ん中へんに、ミステリーサークル。 わお、イノシシが転げ回った跡でした。 うーむ、いかんなあ・・・。 このまま放っておけば、好きなように荒らされてしまいます。

2349

 通路になりそうなところにバリケードを設置。 

 そうこうしているうちに、このラピュ田の各大臣が集まりました。

 おなじみ防衛大臣のM氏。

 『おまん(お前)、入られとーか。 まったく、にいしい(新しい)電柵作っても、下から入ってくるぞな。 罠かけてとっ捕まえて、ぶっ殺してくれらあ』

 『(はいはい、よろしくぶっ殺してください)』

 お次は、農林水産大臣のS氏。

 『うふふふふ』

 『(ダメだ、こりゃ!)』

 そして文部科学大臣のT氏。

 『この前ウリ坊(イノシシの子供)が、飛び回って(走り回って)いたぞ。 まったく困らあ・・・。 手間ばかりかかって不作じゃ、やってやれんよなあー。 ぶつくさ・・・』

 『(相変わらずの文句省・・・いやいや文科省の大臣だわい)』

 ・・・という次第ですが、自分の田んぼは自分で守るのが基本です。

2347

 そんなわけで、田んぼの周りにクリスマスのイルミネーションを張り巡らしました。 駆除効果のほどは分かりませんが、動物は怪しいものには警戒するはず。

 慣れてしまわないよう、点滅に変化のあるモードを選択しました。

2351

 取水口にも設置。 これだけして再びイノシシに入られたらもう断念。 ラピュ田の田んぼは諦めるしかないようです。 作物は、自然や野生動物との戦いです。

 勝利するのは果たして誰なのでしょうか?

 

ポチッとよろしく!

| | | コメント (4)

2019年8月11日 (日)

ひさかたの雨も降らぬか蓮葉に・・・

 万葉集に詠まれた蓮の歌ですが、蓮の花よりも葉に溜まった水玉に想いを寄せたような・・・。 さすがです! 美しい花そのものよりも、脇役である葉に目を付けるとは。

 普段の生活でも、主役ばかりでなくそれを引き立てる周囲の様子にも注視していきたいと思います。

 

 玄関先の水鉢に植えてある、蓮の花が咲き始めました。

2343

 去年は葉っぱばかりだったので、春先に株分けして新しい水鉢に根っこ(レンコン)を埋めておいたのが成功したようです。

2344

 ちょっと妖しい香りのする蓮の花。 トンボも魅了されたのでしょうか?

2345

 蓮の花の中心にある実になる部分。 今年はこの蓮の種を、ぜひ食べてみたいなあ。 いつぞやはハチの巣状の花托にはなったんだけど、実はスカスカの中身無しでした。

2346

 こちらは玄関先のもう一つの顔、ジャボチカバの木です。 今年はたくさんの花が咲き、実も充実しているような。 ジャボチカバは、幹に直接花が咲き、実がなります。

 実は熟しても長持ちはしないので流通してはいませんが、ブドウとライチを合わせたような味です。 今年はたくさん堪能できそう・・・。

 

 さて、アルバイトをしている、登山道入り口の宿泊施設先。 お盆休みなのに、『お客さん商売なんでお盆もやってます、きてくださいね~』

 うーむ、失敗したかも?^^;

 本日は、休みだったので朝から草刈り・・・。 ほんとはお盆休み中に全部やってしまうつもりだったのですが、それもできません。 でも、できるだけやってしまおうと炎天下の元、ブイブイしていたらさすがに熱中症寸前になりそうでした。

 噴き出す汗で、全身ぐっしょり。 飛び散る草片や土が服にくっついて、まるで沼から這い出てきた妖怪 『ぬまたろう』 みたいになってしまいました。

 こんなに一生懸命やってやってるのに、冷やしそうめんより冷たいカミさんは、 『わあ、汚い! 外で着替えてきて! やだもー』 と、千と千尋の神隠しに出てくる川の神様を見るような視線・・・。

 こうなりゃ、外で素っ裸になってやる! 

 

 しかし、暑いですね~。 焦げそうというか、干からびてしまいそうです。 ちょっぴり涼しくなれるよう、先日の雷の動画をYoutubeにアップしました。

 ただチカチカするだけの、しょーもない映像です。 あまり凝視すると体によくありませんので、注意して見てください。

 

ポチッとよろしく!

 

| | | コメント (12)

2019年8月 8日 (木)

夏の夜空の大輪  - 神明の花火 -

 体温より高い気温が続き、さすがに食欲が落ちてきそう・・・。 本日、群馬県では39℃に届きそうだったそうな。 おかげで家に帰ってからの、ビールの消費が進む進む。

 とはいっても、私はそんなにアルコールに強いわけではないので、すぐ眠たくなってしまいます。 いかんなあ・・・。 ま、若い頃はコップ一杯のビールでヘロヘロになっていたので、少しは修行を積んできたとは思います。

 

 さて昨日、7日の話です。

 まず浅間山が小規模噴火しましたね。 浅間山は私の好きな山のひとつなので、気になるところです。 昔よく見に行った浅間山を思い出しながら、夕方富士山を眺めると・・・。

2342

 ありゃ、富士山にも噴煙が? いやいや、雲が富士山の山頂から噴き出すように見えただけでした。 大空に伸びあがる雲の姿・・・。 

 まるで今夜の花火大会のイメージかな?

 7日は、『神明の花火大会』が催されました。 でも、花火の音でワンちゃんが怖がるので、いつもの高台に観にいくかどうか迷っていたんです。 花火大会が始まったので、家を閉め切ってエアコンを付けていると音はかなり小さくなりました。

 ちなみに我が家はエアコンは付いていませんでしたが、近年の高温の夏でいくら家の中といえどもワンちゃんを閉じ込めておくのは可哀そうです。 日中はみな仕事に出かけてしまうのでお留守番のワンちゃんですが、田舎とはいえさすがに家を空けっぱなしでは心配。

 田舎専門の空き巣?もいるので、予断を許せません。 先日も農機具を盗まれた家もあります。 というわけで、お留守番のワンちゃんのために今夏からエアコンを導入いたしました。

 話がそれましたが、『神明の花火大会』は、山梨県下で最大の花火大会です。 2万発の花火が打ち上げられ、夜空を飾ります。 6年くらい前までは、近くの高台で一人眺めておりましたが、いつしかこの場所も知られるようになり、カメラマンが押しかけるようになってしまいました。

 私の密かな大切な場所は、もう過去のものです。 一種の寂しさを感じながら、この花火大会を途中から観ることにしました。 ワンちゃんごめんね。 父ちゃん、ちょっと出かけてくるね。

いきなり花火大会のグランドフィナーレの映像です。 ギャラリーの話し声、カメラマンのシャッター音などバリバリ入ってますが、雰囲気だけでもお楽しみいただけたらと思います。

 

ポチッとよろしく!

 

| | | コメント (6)

2019年8月 5日 (月)

地上の星 天空の砂

 ♪雲の中の銀河~  苔の中の蛍~

 毎日、焦げそうな暑さが続きます。 それで日中は水分、夜はアルコール分とせっせと摂取してますので、なんだか体がダルいような。 夏は好きなんだけれど、この流れ落ちる汗はいかんなあ・・・。

 記憶をたどると、七夕に天の川の写真を撮ろうと思ったのに、その頃から長い梅雨。 明けたと思ったら、不安定な空模様で夜は曇り・・・みたいなことが続いて、長い事星空をじっくり観ることができませんでした。

 ここ2日ほど、星空が部分的に見える夜空になったので、久々カメラを向けてみました。

2336

 いつもの高台から・・・。 肉眼ではうっすら見えるような見えないような天の川。 薄い雲も流れていて分かりにくいですが、真ん中に伸びているのが天の川です。

2337

 これは今夜。 昨晩より雲が少なめ・・・。 真ん中のもやっとしているところです。

2338

 上の写真をちょびっと拡大すると、こんな感じです。

 勢いよく夕立が降って、そのあとくっきり晴れる夜があれば、また狙ってみます。 そうすればもっとはっきりするはず。 でも、もたもたしていると、次第に月が視界に入ってきそう。

 月はやはりかなり明るい光源となるので、天の川はその光に霞んでしまうのであります。

 雲が覆ってきたので天の川の撮影を諦め、家に帰ってふと見ると・・・。 池の端っこが光っていました。 クリスマスのイルミネーションのように、早く点滅。 これぞ地上の星です。

 さてさてその正体は。

2339

 ヘイケボタルでした。 以前載せた蛍の写真や動画はゲンジボタル。 ヘイケボタルはせいぜい1cm前後の小さな蛍です。

 光の点滅も、ゲンジボタルはふうわりふうわりとゆっくりですが、ヘイケボタルはやや忙しい。 8月でもいるんだな~っと、ちょっと驚きました。

2340

 ここは昔ながらの土地なので、各家に池があります。 昔はここで洗いものをしたのでしょう。 今はさすがに野菜の土を洗い流すくらいにしか利用していませんが・・・。

 私はこの池にスイレンを育てていて、毎年花を咲かせてくれます。 それは別の話として、池端の日陰になる部分には苔が生えていて、程よい湿り気もあります。

 そこに数匹のヘイケボタルが光っていたのでした。

 

  ・・・・・・・・・・・・・ 

 

 さてさて、話は遡って登山口の宿泊施設の管理人のアルバイトの話。

 ここから先は、爬虫類の嫌いな方は読まないようにしましょう^^;

 朝、事務所に行ってみると、よく昆虫を飼うような透明なプラスティックのケースが置いてありました。 覗いてみると、昆虫ではありません。

 体表に広がる銭形模様・・・。 マムシでした。 ヘビが苦手な方は、クリックして拡大しない方がいいですね。

2341

 例の女の子が写真に撮りたいというので、チーフが捕まえてきたとのことでした。 ま、私もこういう機会でしたので、アップで撮ってきましたが(笑)

 いやあ、びっくりさせられることの多い、刺激的なバイト先でした~。

ポチッとよろしく!

| | | コメント (8)

« 2019年7月 | トップページ | 2019年9月 »