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2019年2月26日 (火)

たろの星空ダイアリー 2

 日中はすっかり春の陽気となりました。 同時に花粉が元気に飛び交い始め、私にとってマスクが必需品の季節となります。

 スギ、ヒノキの林をすぐ背後に控えたこの土地は、春はつらいものがあります。 ピークになると、花粉で黄色く曇るサッシのガラスを見るだけで、もうダメ。
 
 布団など干した日には、地獄の苦しみを味わうこととなります。 自然が好きなのに、その自然からイジメを受けるという理不尽。 何とかしてくれい。
 
 ・・・とまあ我慢の季節ですが、夜空の星も冬から春にバトンタッチしていきます。 冬の夜空の代表のオリオン座も、だんだん隅に追いやられてきました。
 
 
 【たろの星空ダイアリー    オリオン座】
 
 ほとんどの方が知っているオリオン座。 形の整った星座のひとつであると共に、いろいろと見どころのある星座でもあります。
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 ほころび始めた梅の花を前景に、すでに西に沈みそうです。 観測に適した時期を過ぎる前に、なんとか撮っておきたいものがありました。
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 肉眼ではぼやっと。 双眼鏡ではその存在をきっちり確認できるオリオン座大星雲M42。
 
 中心にはトラペジウムと呼ばれる熱い星々が周囲の星間物質を照らしていて、鳥がはばたくような姿を見せてくれています。
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 トラペジウム(不等辺四辺形)と呼ばれるのは、一般的な望遠鏡で見ると4つの巨大な星が台形に輝いている様子からですが、現在はもっと多くの星が確認されているようです。
 
 科学技術の向上により日に日に宇宙の神秘が明らかになっていくので、常に最新の資料を目にしていないと、うんちくは語れません。
 
 書籍は、本になった時点ですでに過去のものとなってしまいます。 ま、これはどんな分野においても同様ですね。
 
 製品は買った時点で過去のものです。
 
 本題に戻って、このトラペジウム。 カメラのファインダー上では何とか4つに分離して見えるのですが、撮影してみると仲良くくっ付いてしまいます。
 
 私の撮影技術の未熟さが大きなネックなのに加え、ちょっとした振動によるブレ、ピントの甘さ(目がしょぼしょぼして合わせられません)、カメラの設定の誤り、星の日周運動の思いがけない速さなどがあります。
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 それでも何となく雰囲気が掴めた一枚。 露出を抑えたので、周囲の明るさが消えました。
 
 やはり、図鑑にあるようなきっちりはっきりした写真は、機材に相当お金を掛けないと撮ることはできないと断念。 
 
 これくらいでいいやという諦めが肝心です。
 

 【たろの星空ダイアリー    ふたご座の謎】
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 オリオン座に足を向けている格好のふたご座。 この星座も見どころがたくさんあるけれど、今の私のレベルで捉えることのできるものを・・・。
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 ふたごのお兄ちゃん星カストル。 肉眼では一つの星に見えますが、望遠で確認すると二つに分離します。
 
 でも、撮れた写真は片方の星がなんか思ったより小さくなっていて、もしかして違うかもしれませんが、ま、そういうことで・・・。
 
 511年の周期で回っている連星という事だったけれど、それがそれぞれが連星を伴い、新たにもう一組の連星も見つかり、結果的には6重連星だそうです。
 
 ふたごのお兄ちゃんは、6つ子だった? なんだかよくわからないですねー。 ミステリアスですねー。 怖いですねー。
 
 さらにお兄ちゃん、まだまだ秘密が・・・。
 
 足元に散開星団を隠しているのでした。
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 まだよく分からない弟をうまくごまかして、自分だけ利を得る術を身につけてしまっているのですな。
 
 恐るべしふたご座でした。

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2019年2月23日 (土)

2月23日は、富士山の日・・・?

 語呂合わせでいろいろな日が設定されていて、昨日はにゃあにゃあ、ネコちゃんの日だったようで・・・。

 そして本日は富士山の日。 山梨県、静岡県ともに、条例にまでなっているそうな。 もしかして休みになる?・・・ならないようです。
 
 朝から晴れ渡っていたし、夕刻にはISSが富士山の上空を通過するようで、よし写真に撮ってやろうと思ってました。
 
 しかし午後から富士山は、湧き上がる雲に覆われてしまいました。
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 今は5時ではかなり明るくなっているせいか、ISSも見えない。 想像していた富士山とISSのコラボは、夢で終わりました。
 
 これではちょっとつまらないので、富士山の日でもあるし過去写真でも載せてみようと思います。
 
 どの写真も、すぐ近くのいつもの場所から撮ってます。
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 富士山は、時折はっとするほどの美しい世界を見せてくれます。 これからも、機会あるたびに撮っていくつもりです。

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2019年2月20日 (水)

遅かりしスーパームーン

 19日の夜から20日の明け方までの満月は、今年最大となるスーパームーン。 まあ、スーパームーンの定義は決まってないので、どれをスーパームーンとするかはまちまちのようです。

 国立天文台では、定義がないのでそもそもスーパームーンという言葉は使わないようですし、単にでっかい満月を差すという意味で使っているところもあります。
 
 ま、とにかく19日~20日かけては、あいにくの雨。  ノームーンとなりました。
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 今日(20日)は穏やかに晴れ、1日遅れの大きな月が見られそうです。 と思ったら、雲が妖しく漂いはじめ、空を覆っていくではないですか。
 
 それでも待つことにして、夜景を眺めていました。 樹齢を重ねた柿の木が、いい感じに枝を伸ばしています。
 
 しかし、電線が邪魔。 街の灯が柿の木を彩るイルミネーションとなって重なるんだけれど、電線がよろしくないです。
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 そのうち、雲の切れ間の一端が明るくなり始めました。 やったね、待ってた甲斐がありそうです。
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 でた、でた月が・・・。 星空観察の視点でいえは、空を明るくしてしまって星々を隠してしまう存在ですが、今夜だけは許す!
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 雲もいい感じで、空を賑やかにしてくれています。 
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 露出を調整すると、月の模様が浮かび上がってきます。 もう、右上あたりが欠けてきているようです。
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 おや? 背後から忍び寄る影が・・・。
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 まさに、天翔ける龍? 眠たい目?をしながら、大口を開けて月を食べようとしています。
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 ぱっくん。 憐れお月様は、吞みこまれてしまいました。
 
 ちょっとしたワンナイトストーリーでしたが、こうした天文現象は普段照明で明るすぎる夜に隠されてしまいがちな夜空へのロマンを、改めて見直す機会になります。

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2019年2月18日 (月)

ぬくもりの中で・・・

 まだ空気は冷たさが残るものの、日中の日差しはもう春。 いやあ、暖かいというのはやはりいいもんですね。

 モノトーンだった庭も、ひとつ、またひとつと色彩を増やしていきます。
 
 毎年いつの間にか土を割って咲いてくれるフクジュソウ。 今年もいつもの場所に、ちいさなパラボラアンテナを立ててくれました。
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 艶のあるイエローが、やや霞がかった空に浮かぶ太陽の日差しを反射して、キラキラ輝くようです。 
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 開けるのをためらわれた家のサッシを全開にして、新鮮な香りのする外の空気を取り入れてごらんと、言っているような。  うんにゃ、言ってないか・・・。
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 最近、夜空の写真ばかり撮っていたのが一転、フクジュソウに誘われて日中にカメラを持ち出すこととなりました。
 
 太陽に向かって開くフクジュソウを見ると、ちょっとドライブ気分で行ける野辺山の電波天文台に林立する、巨大なパラボラアンテナを重ねてしまいます。
 
 それと比べてあまりにも小さいけれど、春をちゃんと観測しているのですね。

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2019年2月17日 (日)

ギチョーの夜

 年度末に向かって、自治会の動きも慌ただしくなってきました。 ここらはいくつかの町内会を統合して、『区』なる組織があります。

 今夜(土曜日)は、役員改選のため区民の臨時総会が催されました。 それに向けて、事前に頼まれた事案が・・・。
 
 『たろ君、今度の臨時総会で議長やってくれんか?』
 『ほえ?』
 
 議長は区民の総会の進行役を行うとともに、意見その他の要望があれば、臨機応変に対応することが要求される、いわゆる役員と区民を繋げるパイプ役でもあります。
 
 『ああ、いいっすよ。』
 
 心情とは裏腹に、頼まれたら断れない性格が出てしまいますた・・・。
 
 ・・・まあ、事はなんとか穏便に終わりやれやれです。 やはり、大勢の前で話したりすることは、いくつになっても慣れないというか、後になってもっと論理的に話せたのになあなんて思う事が多いですね。
 
 とにかく責務は果たし帰りに向かう田舎道を、お月様が明るく照らしていまた。
 
 雲がところどころ覆う、決してシーイングのよい夜空とは言えませんが、ちょっと写真に撮りたくなってきました。
  
 このブログも最近星空の記事ばかりで、すっかり暗闇人間になってしまったなあとは思いつつ、天頂に広がるリアル・プラネタリウムを眺めるのでありました。
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 だいぶ膨らんできた、上弦の月。 スーパームーンまでもう少しだよね。
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 クレーターから伸びる、光条もはっきり見えてます。
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 小学生の頃、初めて天体望遠鏡で月を見た記憶が思いだされます。 純粋だったあの頃?は、とにかく感動&興奮したものです。
 
 年を取ってくると、心動かされることがだんだん少なくなってくるので、ちょっぴり寂しい気がします。
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 シリウス近辺にも雲がなかったので、レンズを向けてみました。 シリウスは、おおいぬ座にある全天で一明るい星なので、目立つことこの上なしですね。
 
 少し視点をずらしてみると、近くに散開星団M41を見ることができます。 視力の良い人は肉眼でもぼーっと、そうでない人は双眼鏡で十分です。
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 よく見ると、星々は青く見えるものからオレンジ色と、均一ではありません。 表面温度により様々な色に見えるのです。
 
 星にも寿命があり、それは人間のあまりにも儚い時間と違って悠久に思えますが、宇宙の営みの中ではほんの一瞬であるのでしょう。
 
 そんな事を考えながら寒さも忘れ、首が痛くなるまで空を眺めるのでありました。

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2019年2月13日 (水)

たろの星空ダイアリー

 日中は暖かいのですが、日が落ちるとまだまだ肌に刺さるような寒さとなります。 寒いほど星が元気になるようで、今夜も見上げれば生きいきと透明感のある光を放っています。

 
 【たろの星空ダイアリー     火星と天王星の接近】
 
 暗くなるにつれ、西の空に火星が浮かび上がってきます。 そしてその近くに見えるのは、天王星。
 
 この時期、火星と天王星が接近しているのです。
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 この接近のお陰で、天王星が確認できたともいえます。 天王星などの遠い惑星は、目立つ現象がなければまず見つけることは困難でしょうから。
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 もっと解像力が高ければ、青く輝く天王星を見られるとのことですが、私の写真ではよくわかりません。
 
 まあ、確認できただけでヨシとしましょう。
 

 【たろの星空ダイアリー     岩本彗星】
 
 夜11頃になると、しし座が天高く上ってきます。 春の星座となっているので、この時期では、夜遅くならないと見やすい位置にきてくれません。
 
 ま、月が沈んで見やすくなる時間帯でもありますけど。
 
 しし座はレグルスなど明るく目立つ恒星があるので、形は辿りやすいと思います。
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 2月11日の夜。 獅子の胸元辺りを注目してみます(赤い枠の範囲)
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 青っぽくぼやけた星が、岩本彗星(C2018 Y1)です。 岩本さんという方が2018年に発見した彗星なので、その名がつけられています。
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 そして2月12日の夜。 今度は獅子の首のあたりに移動しています。
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 現在6等級クラスに明るくなっているので、見つけることができるのですね。 
 
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 そのうち、もっとでっかーい彗星が現れるのを期待してます。
 

 【たろの星空ダイアリー     月面X】
 
 今日(2月12日)は月面Xの見られる日でしたが、残念ながらその時間帯は日中。 条件が良ければ、日中でも見られるそうですけど。
 
 そもそも月面Xとは、上限の月の頃いくつも重なったクレーターの縁が、アルファベットの『X』に見えることから、そう呼ばれています。
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 夜になって撮っても遅かりしでした。 見られる時間は限られているので残念。
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 タイミングが合えば、ここらへんに『X』の文字が浮かび上がります。 また次回挑戦だー。
 
 ・・・といっても、2019年中で暗い時間帯に見られる可能性があるのは、次は12月4日だそうです。 それまでは日中らしいので、ダメかなあ・・・。
 

 その他、天文現象はいくつかありますが、手持ちのカメラで捉えることができるのはごく一部。
 
 それでも、その姿を見られると、ちょっぴりうれしくなります。

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2019年2月10日 (日)

ISSを追え!

 ISSは、国際宇宙ステーション(International Space Station)で、上空400kmを時速約27,700kmで地球を回っています。

 秒速にすると、約7.7km/s。 約90分で地球を一周することになるので、1日16周も回る計算になります。
 
 軌道が日本から観察できるところにあれば、肉眼でも確認することができ、さらに太陽光が当たるとかなり明るくなります。
 
 本日、午後6時5分前後に見られるというので、ちょっと狙ってみました。 しかし生憎雲の多い空模様。
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 それでも出現する北西の空は雲が切れています。 もしやと思い待っていると、光る点がすーっと現れました。
 
 おー、見えるみえる。 ゆっくりと天頂に向かって進んでいきます。
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 高倍率の天体望遠鏡クラスになれば、ISSの形も見られるのでしょうが、やはり星と同じく点です。
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 星を横切るISS。 このあと雲が広がってきて、星を覆い隠してしまいました。
 
 ISSには、日本の『きぼう』という実験棟が搭載されています。  日本初の有人宇宙実験施設で、様々な実験を行っています。
 
 そして『きぼう』を含むISSに、必要な機材、物資を運ぶのが、H-ⅡBロケットで打ち上げられる無人宇宙船『こうのとり』です。 

 『こうのとり』は資材込みで16トンもあるので、万が一ISSに衝突でもしたら、重大な事故につながります。
 
 様々な試行錯誤の上、ISSまでぎりぎり接近し、あとはロボットアームでキャッチするという、NASAも絶賛したという安全なシステムを確立しました。
  
 そこまでいくには大変な苦労があったようで、まさに『下町ロケット』の世界ですね。 興味がある方は、JAXAのサイトを覗いてみると面白いでしょう。
 
 
 ・・・もう一つ、今夜は天体イベントがあったのですが、雲が厚く空を覆ってしまい、断念するしかないようです。
 
 深夜1:05頃、小惑星『クレオパトラ』が『いっかくじゅう座』にある恒星と食を起こすということです。
 
 恒星食・・・つまり、今回は小惑星が恒星の前を横ぎることです。 観察できても、恒星が若干暗くなる程度らしいですが、そもそもこの曇天では何も見えません。
 
 また、『クレオパトラ』は、マンガで犬が咥えてる骨?みたいな形状をした小惑星。 でも、一般の人には、こういった食など間接的にしか存在を感じられないですが・・・。
 
 どの世界にも、まだまだ興味ある刺激的な事柄があると思うと、面白くなりますね。
 

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2019年2月 7日 (木)

寒さが戻りましたが・・・

 急に気温が上昇したかと思えば、また震えるような寒さに戻ったり・・・。 ギャップが激しいので、春先の草木の花も咲いていいのか悪いのか迷ってしまいそうです。

 でも、インフルエンザから完全復活した私は、元気いっぱいです。 とはいえ、元気になった途端雨が降るなんて、なかなかお天気のカミさまは意地が悪いような・・・。
 
 まあ、家にこもっていたお蔭で本もたっぷり読めたし、映画も見たし、ワンちゃんと戯れたしで、久々の休日?を過ごすことができたかも?
 
 今日は、天文ファンにはうれしいニュースが。 『はやぶさ2』を今月22日8時過ぎに、小惑星リュウグウに着地させる旨と発表されました。
 
 無論、観測はできないけれど、ちょっぴり胸躍るニュースです。 
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 そんなんで、撮りためた星の写真の整理などしておりました。 これはちょっと前に、我が家の庭から見られた天の川です。
 
 春になるとだんだんシーイングが悪くなりますので、今のうちにまた撮ってみるつもりです。
 

 話変わって、観た映画のこと。 もう、随分前の作品だろうな、『トロイ』というのです。 古代のギリシャ・・・トロイヤ戦争をモチーフとした映画です。
 
 英雄のアキレス役がブラッドピットで、当時評判が良かったのでDVDを購入しておいたのですが、長いので観ることもなくそのまま。
 
 この度、ようやく日の目を浴びることができました。 やはり、ブラッドピットはかっちょいいですねー。 男も惚れるわい。
 
 トロイといえば、『トロイの木馬』が有名で、映画ではアンティーク調のロボット?のようなデザインでグッド。
 
 ま、どちらかと言えば『トロイの木馬』は、コンピューターウイルス・・・いわゆるマルウェアのひとつとして知名度が高いでしょう。
 
 それはさておき、そのトロイの木馬のカッコよさに刺激され、ヒマにまかせて久々4コマ漫画など描いてみました。
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 木馬、出てないし・・・おそまつ。

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2019年2月 5日 (火)

豆まけず・・・

 我が家のインフルエンザ騒ぎで節分はどこへやら、キッチンには開けられなかった豆の袋がぽつんと置いておかれたままとなりました。

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 熱烈な豆まきファンでもないけれど、やっぱりちょっと寂しい気がします。 今さらまく気もおきないし、それならせめて食べてあげよう。
 
 ちょっぴり雰囲気も欲しいな。
 
 去年のハロウィンで作ったギンナンのジャック・オー・ランタンがまだ健在でしたので、それに小さなお面を作ってあげました。
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 しかし豆一粒でぶっ飛んでいきそうな、小さな鬼に。
 
 よーし、ワンちゃんにも作ってあげよ。
 
 頭にそっと乗せようとした気配を感じたワンちゃん、瞬間移動並みのスピードでお面を咥え、牙の下に・・・。
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  うーん、こうなるとなかなか放してくれません。
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 うわー。 面づくり 『30年-(29年364日)』のキャリアを持つ、面師たろ衛門の作が・・・。
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 でも、こうしてワンちゃんと一緒に外ばかり眺めていても仕方ないなあ。 つまらんから寝るか。
 
 お昼ご飯のあと片づけをして部屋に戻ると、ワンちゃんが布団を温めていてくれました。  
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 ふむむ、木下藤吉郎にも匹敵する主人思いではないか。 いや、あっちは『サル』だな。 まあ、いいや。
 
 後の豊臣秀吉みたいにならんでもいいから、いい子でいてね。
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 おいおい木下くん。 人の布団で股間を舐めるのはやめてくれませんかね?

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2019年2月 4日 (月)

インフルエン座が墜ちてきた

 時は遡って木曜日・・・。 

 カミさんがインフルエンザにかかって帰ってきました。 わお、こりゃいかん。

 まずは部屋にこもってもらって、手洗い励行、マスク着用。 スプレー式の除菌液なるものを、これ見よがしにシュウシュウ。
 
 ん? 待てよ。 一番心配な事を忘れてた。 人のインフルエンザはワンちゃんに感染しないかググり・・・、 ふう、幸いワンちゃんにうつらなそうです。
 
 カミさんは予防接種を受けていたせいか軽度のようで、あれ食いてー、これ飲みてーと、のたまうので買い物にいったり、私が出かけてしまうのでお昼ご飯の準備をしておいたり。
 
 そして日曜日・・・。 
 
 私は体の異変を感じて起きたのでした。 なんかだるくて咳も出る。 ま、気のせいと言い聞かせておりましたが、そのうち悪寒が走るは、鼻水も出る。 
 
 それでも我慢していましたが、夜になるとさすがにぐったり。 かなり熱っぽいので計ったら38.5度になってました。
 
 ががーん! ここ20年ほどインフルエンザはおろか風邪も引いたこともなかったのに、何たること。 不覚ナリ。
 
 予防接種など鼻で笑って受けていないので、症状はカミさんより重くなってしまったようです。
 
 それでもこれはインフルエンザではないと思いつつも、医者に行って来いというカミさんの命には逆らえず本日、仕事を休んで近くの内科に行きました。
 
 『インフルエンザA ですね』
 『はい?』
 『お薬出します? 治りはやはり早いと思いますよ。 なんたらという新薬もあって、
  これは1回飲むだけですよ』
 『じゃあ、なんたらでお願いします。 先生、ワンちゃんには、やはりうつらないでしょうか』
 『(笑) 犬には大丈夫のようですよ。 それより家族にうつしたら困りますね』
 『(うつされたんですが・・・)』
 
 帰宅したら何だか元気になって、寝ているのもヒマ。 しかし、カミさんが、これ見よがしに除菌スプレーをシュウシュウシュウシュウ(倍返しだ!)するし、うろうろもできません。
 

 そだ、頼まれていた写真でも送るか・・・。
 
 知り合いが、当市の観光協会に勤めていて、市内の風景とかの写真を応募しているよーんと教えてくれました。
 
 最近は、星の写真しか撮ってないよというと、逆にそういうのはないからいいかもよ、と言うので 山岳景観の部に1点、市内景観の部に1点送っておきました。
 
 まあ、万が一賞をとることができても、賞品は旬の果物。 金ないんですねえー(笑) それだから応募も少ないのでは? ww
 
 そもそも果物なんていらんし・・・。 とはいうものの、彼は以前とある施設で私の花の写真の個展もどきを開いてくれたので、義理もあります。
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 まあ、星空の写真はどうしても暗い・・・。 山岳景観の部だから、とりあえず山が写っているものをと選択したもののひとつです。 でも、これは写りもテーマも弱いのでボツ。
 
 最近これといった写真は撮ってないからなー。 今後はそういったものに焦点を絞れば、また写欲もわいてくるのかな?
 
 
 さてさて、こうして部屋にこもっていると、いろいろとつまらない事を思い出すことも多いようで・・・。 
 
 インフルエンザのウイルスから連想したのは、昔読んだSFの『アンドロメダ病原体』
1969年の作品だそうですが、最近でも再版されているようで、そのロングセラーぶりにびっくり。
 
 映画化もされたけれど、原作の方が面白いと思います。 まあ、かなり昔の作品なのでプロットの古さは否めませんが。
 
 そして部屋に隔離?されている状態からは、小松左京の『くだんのはは』を。 これもかなり昔のホラー小説。 怖いから、読まない方が吉。
 
 さらに阿部公房の『水中都市・デンドロカカリヤ』 私には前衛的すぎて、よく分かりませんでした。
 
 ・・・どういうわけか、自分にとってもかなり以前の記憶がよみがえります。 もしかして、まだ熱が残っているのかな?
 
 日中に部屋にこもっているなんて経験は滅多にないので、外界からの情報の圧がなくなり、内側から溢れだしてきたのでしょうか?
 

 ・・・、とまあ、ヒマにまかせて長い記事となってしまいました。 最後まで読まれる方がいらっしゃいましたら、ホントにありがとうございました!

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2019年2月 2日 (土)

空の週末 木・金・土

 3日間の早朝星空観察が終わりました。

 寒さに震えながらも美しい天体の変化の様子を見られたのは、星がさらに好きになるひとつのステップになったかも。
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 1月31日は、月と木星が接近。 2月1日は月と金星が接近。 そして今日は月と土星が接近しました。
 
 土星は高度が低く、夜明けの薄明りの中に溶け込んでしまってあまり明るく写りませんでしたが、惑星などが弧を描く姿は、まさに三文の徳です。
 
 ま、三文くらいなら寝ていた方がよいという人も、早起きは三文の毒という記事もありますが、それでも夜明けの空が刻一刻と美しく変化していく様子は、早起きしなければ見られないですからね。
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 さて、今朝の空。 目立つ星は 『ア、木、金、月、土』 ・・・。
 
 あれ? 月があるから週末じゃないじゃん(アも余計?)  そこらへんはまあおいといて、しばしの天体ショーを楽しみましょう。
 

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2019年2月 1日 (金)

静寂の朝

 昨日の夕刻から降りだした雨は夜半には雪に変わり、グラニュー糖をカップに注ぐような小気味良い音を立てはじめました。

 朝5時・・・。 カーテンをそっと開けると、雲は切れ星々が競い合うように輝いていました。 おう、こりゃなかなか美しいではないかい。
 
 早起きワンちゃんも外の雪が気になるらしく、ジタバタ動き回っています。 すまんの、ちょっと写真撮ってくるから散歩は待っててちょ!
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 今朝は月と金星が接近しています。 
 
 ちなみに昨日(31日)は月と木星が接近、明日(2日)は月と土星が接近します。 3日間連続で写真を撮る予定ですが、本日は雪というおまけがつきました。
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 月の盃に金星が乗っかると面白いのになあと思いますが、そんな日もいつか来るのかな。 それに備えて、これからも天文情報を気にしておこう。


 はーい、お待たせ。 散歩に行きましょう。
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 積雪はそれほどでもないですが、あたり一面を銀色に変えるには十分なようです。
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 1枚目の写真を撮った木。 やはりおしっこしたか・・・(苦笑)
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 いつぞやは急に引っ張られてすってんころりんしてしまったので、慎重に歩きます。 ワンちゃんも心なしか気を使ってゆっくり歩いてくれているような。
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 やはり犬は雪が大好きなんですね。 顔が違う。
 
 走り回るのにしばらく付き合っているうちに、私の体はすっかり冷え切ってしまいました。 
 
 うーむ、やはり寒いのはどうもいかん。 スノースポーツに燃えていた若い時代は、ますます遠のいていくばかりであるな。
 
 ちょっぴり寂しさを含んだ白い息が、凍った空気の中に消えていきました。

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