早口言葉にもなりませんが、今年は柿の当たり年のようで、あちこちでたわわに実っています。
その柿を狙ってくるサルを、毎日見かけるようになりました。 彼らにとっても、ご馳走なのでしょう。
枝ごと略奪していく、つわものもいます。
本日は、仕事は休みでありました。 わーい、のんびり過ごす・・・わけにはいかないのが、日曜農家のツラいところ・・・。
天気が悪くて伸びのびになっていた、藁を田んぼに撒く作業をしなくてはなりません。
余談ではありますが、私はいつも2つのアイテムを持っています。
スケジュール帳と、メモ帳です。 スケジュール帳はもちろん予定を書き込みますが、メモ帳はいろいろと重宝します。
まず 『買い物リスト』 そのときに必要と思ったモノを書いておいて、買い物のときに漏れが無いようにできます。
そして 『やることリスト』 これをしなくちゃ、あれもしておかなくちゃ、という事柄を書き留めています。
どんな些細なことでも、忘れることがありません。
そして、済んだらレ点を入れて、終了チェック。
また、休みの前の日には、それをもとに当日何をするかというちょっとしたスケジュールを書き込んでおきます。
そうすれば、それを消化するために動くことになるので、ついうだうだ過ごしてしまうことはありません。
ま、追われてしまうというストレスもあるかもしれませんので、充分に余裕のある内容にしておきます。
私はどうもスケジュールなどはスマホ等ではなく、こうして手帳に書くという極めてアナログの方が性に合っているのです。
どれどれ、今日のスケジュールは?
6:00起床 9;00から農作業スタート。
それまでの 『やることリスト』 は、
ワンちゃんの散歩から始まって、ゴミ出し、食器洗い、お風呂掃除、洗濯物干し、ペットボトル・空き缶の整理、洗面台のカビの除去、長靴洗い・・・。 どわー、いっぱいあるじゃん?
すべてこなし、いざ農作業へ。
藁を細かく刻む農業機械(カッター)を車庫から出してきたのですが、エンジンがかからん。
うーむ、メンテナンスをある程度していたのに、今日は機嫌が悪いぞ。
なんせ、義父が稲作をしていた頃に中古で購入した機械です。 年代ものなので、毎年何かしらのトラブルに見舞われます。
今回の原因は何かな?
キャブレターを分解してみると、いつぞやのハーベスタと同じくガスケットが劣化してました。 いかんなあ。

下界まで下りて、農業機械センターで合いそうなものを買ってきて交換。 エンジンはかかったものの、まだ調子が今一つ。
点火プラグを点検。
ありゃ、真っ黒になっとる。 キツネ色には程遠いな。 金属ブラシでゴシゴシ。 あと思い当たる個所を点検して始動すると、ようやくエンジンが元気よく回り始めました。
ふう・・・。
カッター部。 この金属の刃が高速で回転して、藁を細かく切っていきます。
カバーを取り付ける前の、藁の挿入部。 ごっつい歯車が藁を引き込んでいく部分です。
ここも高速で回転するため、うっかり手など引き込まれたら大変。
詰まった藁を取り除こうとして手を引き込まれ、切断してしまった人を知っているので注意しないとね。
稲刈りのあと、田んぼに積んでおいた稲束。 これを刻んで田んぼに均等に撒いていくのです。
刻んだ稲わらは有機肥料となって、来年の栄養となってくれます。
細切れになった稲わら。 しばらく積んでおいたので、下の藁は雨を吸い込んでいて、ぐっしょり。
一度濡れた藁は、なかなか乾かないのです。 野菜作りの保湿に適しているけれど、刻むとなると濡れていると都合が悪いです。
その時、近くで騒ぎが!
サルがケンカを始めたのです。 『ギャワ! ギョエ! ギャギャ!』
動きが早くて撮りきれませんでしたが、形相凄まじくもう一匹を追い回すサル。
まったくー。 そこで一句 『エンジンと サルが啼くなり 柿畑』
本日のスケジュール。
午後3:00からビールタイムだったのに、トラブルのお蔭で大崩れ。 結局4:00までかかってもやり切れませんでした。
ワンちゃんの夕方散歩もあるので、今日はおしまい。
残りはまた次です。