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2018年9月29日 (土)

雨 + 台風 = 野良仕事できん

 よく降りますねー。

 今日も朝から雨。 よくこの量の水が、上空にあるものと感心してしまいます。 やはり、自然界は規模が違います。
 
 畑の草刈りをしたいのですが、こう雨ばかり続くとできません。 降っては晴れ、なんてことを繰り返していると、雑草には天国なんでしょうか。 
 
 私の気持ちとは裏腹に、元気よくぐんぐん育っております。
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 これは、夕べの空。 雲の様子が面白くて思わず撮りました。 月の光が、空を分けているように見えて、いとおかしです。
 
 秋の空は、ほんと魅力がありますが、雨はいかんなー。
 
 ・・・で、今日も土建屋さんに頼まれて行ってまいりました。 工期が今月中(実質今日までじゃん)なんで、雨が降ってもやりたいということ。
 
 社長自らお願いされては、断りにくいことこの上なし。 はあ、またゆっくり休めんな。
 
 ちと重くなった体に気合を入れて、いざ出発。
 
 今回は道路維持の関係で、土砂出し。 大型ダンプで、道路に溜まった土砂を運びだすのです。
 
 手配した大型ダンプは、なんと総勢8台。
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 そのうち1台は、女性ドライバー。 お馴染みの、茶髪&昔やんちゃっぽい彼女。
 
 でも、女性が大型ダンプを転がしているのは、かっちょいい! 
 
 手を振ったら、にこにこ振りかえしてくれました  男臭い現場・・・掃き溜めに鶴じゃ。
 
 ちょっと元気が出た、現金な私でありました。
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 このちょっぴり派手なカラーは、スキンヘッドのオッチャンでした。 おー、オラオラ系だー。
 
 しかし、このオッチャン、やはりにこにこ手を振ってくれたのであります。 うーむ、なんか気が抜けるなあ。
 
 こうした現場の連中は気持ちがストレートなのが多く、どちらかといえば小気味いいかも。
 
 デスクワークの、何を考えているのかわからない連中の多い職場の方が気が詰まるかもなあ。
 
 降り続く雨の中の一コマでありました。
 

 ・・・そういえば、30日のお昼のTV番組。 『たけしのTVタックル』(テレビ朝日?)に、我が村が登場します。
 
 鳥獣害対策の一環である、狼ロボット(スーパーモンスターウルフ)の関係。 私の村のメンバーが取材を受けました。
 
 残念ながら、私は写ってはいませんが。 (呼んでくれればいいのに)
 
 区長が面白い人で、しゃべりすぎて、たけしに怒られたそうな(笑)

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2018年9月24日 (月)

雲隠れ・・・したかったなー!

 今夜は十五夜さん。 湧き上がる雲から顔をだしたり隠れたり。 ま、雰囲気的はこういったのもいいかな?

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 最近のお月さんは、忍者のように雲隠れが上手です。 天気がころころ変わりますからね。
 
 でも、今日は私も雲隠れにあやかりたかった・・・。
 
 土建屋さんから、伐採がまだあるから来てくれ~と。 うぬぬ、もう~。 休みはしっかりとりたいよ。
 
 三連休が一連休に・・・って、それじゃ連休にならないか。 結局休めたのは日曜日だけ、ぐすん。
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 一昨日の場所からさらに上流。
 
 クルミの木じゃん、デカくない? 12~3メートルはあるんじゃないかな? 
 
 川に倒してしまうとやっかいなので、ユニックで吊るしながら根元を切っていきます。 でも、フジの蔓が複雑に絡まっています。
 
 こういったパターンは危険が伴います。 蔓に引っ張られて、伐採した木が思わぬ方向に動く事があります。
 
 万が一、体を弾かれたり、下敷きにでもなったら大怪我必至です。 木は重いですからねー。
 
 道までユニックで持ち上げて、細かく切断。 それをダンプカーにどんどん載せていきます。
 
 『ついでに、処理センターまで運んでくれる?』 『(え~!)』
 
 山道は狭いし、特に集落付近はギリじゃん。 軽トラならスイスイだけど、ダンプカーはガタイがでかいので、ちょっと緊張したなあ。
 
 休憩時には辺りを散策。
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 野山の宝石、ノブドウ。 秋になってようやく目立つことができるんだね。
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 ユニークな実をつける、イケマ。 採ってはイケマセン・・・てことはないだろうけれど、種を持ち帰って植えたら、すぐに藪になってしまいます。
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 ただいま、ハウル君。
 
 夏から部屋飼いにしたのですが、やはり安心するのでしょうか。 ぐっすり眠ることが多くなりました。
 
 外にいたころは、すぐに目を覚ましていたのに、今は突いてもピクリともしません。 
 
 トイレで寝ることが多く、そのあと私の布団に寝場所を移してくるので、なんかな~。 ま、私の生き甲斐のワンちゃんだから、許す!

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2018年9月22日 (土)

空には雲、足には川

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 刻々と変化する秋の空。 雲の動きを眺めていると、ふわっと浮いていきそうです。 まさに 『空に吸われし・・・』 ですな。
 
 お米の収穫も無事終わり、ほっとして今度の3連休はのんびり、のほほんと過ごそうと思っていました。
 
 すると、金曜日の夜に電話が・・・。 何となく不吉な予感がして電話番号を確認すると、例のバイト先の土建屋さん。
 
 『田んぼ終わった~? 頼むけんど、人がいんだ~。 手伝ってくれんけ~』 どわ!
 『いや、あのー・・・。 はぁ、いいっすよ』
 
 意志の弱い私はウソがつけず、引き受けてしまいました。
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 やってきたのは山間の集落近くの河川。 倒木除去と、川に倒れ込みそうな木々の伐採です。
 
 大雨で川が氾濫しないよう、依頼があったのでした。
 
 現場に行くには、川の中を歩いていかなくてはなりません。 石がごろごろしていて歩きにくい上に、所々深みがあってズボ! 長靴の中にたっぷり水が入ってしまい、テンション
 
 さらに、大きな石に足をかけたら、つるっ、ドボーン!! 
 
 『おい、苔で滑るから、石に乗るとあぶねーぞ』 おせーよ!  ずぶ濡れになった私は、すっかり やり投げ・・・ではなく、投げやりになりました。
 
 それでも何とかチェーンソー男に変身。 この間までは農業に従事していたのに、今度は林業だー。
 
 吹き上がるエンジンの音、回転するチェーンの刃が木に食い込んでいく感触は、どうも好きになれません。
 
 最近、植物も痛みを感じているのでは? という研究発表もありましたからね。
 
 ちょっぴり荒んでしまった私のハートを癒してくれたものがありました。
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 おっきなクルミ。 カシグルミかな? ふっふ、今日のうれしい収穫だわい。 すっかり機嫌のよくなった私は、再びチェーンソーを振り回すのでありました。
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 夕刻・・・。 なかなかキレイに染まりませんなー。 このところ空を見上げるのが日課となっています。
 
 帰宅すると、またちょっぴりうれしいプレゼントがありました。
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 毎年知り合いのブドウ農家に頼んで、他県の人にブドウを送っているのですが、『こういったの送りましたヨ』 とのことで、ついでにうちにまで送ってくれました。
 
 さすが、贈答用、キレイな包装です。 ふーむ・・・。 ブドウを買ってまで食べることのない我が家では、ちょっとしたサプライズです。
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 あまり口にすることなない、甲斐乙女も入ってました。 でも、天候のせいで着色が今一つかも。 比較的あっさりとした味です。
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 今日は朝早かったので、夕べはあまり飲めませんでした
 
 明日は日曜日、ちょっと多めに飲みましょう、飲みましょう。 まあ、草刈りもしなくちゃならないけれど、ゆっくり自分のペースでできますからいいんです。
 
 夜空のいわし雲も、飲みねぇ飲みねぇと言っています。

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2018年9月19日 (水)

収穫じゃあ~!

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 田んぼの脇に咲くヒガンバナも、あれよあれよと旬を過ぎ白っぽくなってきました。 季節が坂を転がるように加速しているんだね。
 
 さて、雨続きでできなかった脱穀作業。 ここ2日良い天気が続いたので、仕事を休んで済ませてしまいました。
 
 なんせ明日からまた雨の予報、もう我慢が出来なかったです。
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 先日、メンテンスしたハーベスタ。 調子よく動いてくれました。 農業機械の修理屋さんにもなれるかな~(*^-^)
 
 とにかくブイブイ脱穀していきます。 時は金なり、財布に金なし。
 
 ハーベスタの構造は、左側の台に稲束をどっさり置き、フィードチェーンに流していきます。

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 籾を取り去った藁束は右側に落ち、脱穀した籾は袋に溜まっていきます。 メインの籾袋がいっぱいになると、ブザーがブブブ(いっぱいだよ~)と教えてくれ、新しい袋に入れ替える間、レバーを切りかえサブの袋に流しておくのです。
 
 しかし、気を付けないといけないのは、このフィードチェーンに稲束と一緒に指、または手首を巻き込んでしまうことです。 そういう事故は多いようですな。
 
 機械は非情、人間の手が挟まっていようが止まってくれません。 怖いですね~。
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 脱穀作業もようやく終わり、ほっと一息。 籾の袋は一袋約22~25kgかな? 今年は19袋獲れました。 それでも去年よりは不作の計算です。 やはり猛暑のせいでしょか? (何でも不都合なことは、猛暑のせいにしてしまいがち)
 
 もちろん、我が家だけでは消費できません。 親戚にはまず無料で1袋づつ。 追加は1袋5000円もらうようにしていますが、たろ米店は自分でも安いとおもうなー。
 
 まあ、お米作りは買った方が安いとみんなが言うように、コストも労力もかなりかかってます。 それでも作るのは、安心だし美味しい方だと思うし、食糧難になってもとりあえず食べていけるし・・・かな?
 
 あ、あと田んぼをとりまく生態系が守れるというのもあるでしょうか。 他では姿を見ることがなくなった様々な昆虫、小動物達がこの田んぼでは生き生きと暮らしています。
 
 彼らの住む空間を、できる限り残してあげたいです。
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 脱穀したあとの藁束は、こうしてまとめてとっておきます。 夏は野菜等の保湿対策、冬は保温対策に使います。
 
 また、藁束を縛る紐代わりにもなります。 そして使いきれない藁束は、細かく刻んで田んぼに撒くと、腐って肥料になります。
 
 無駄になる部分はまったくありません。 究極のリサイクルかもね。
 
 獲れたお米の運搬や稲干台の片づけで、もう腰が痛いや。 農業はやはり力仕事がメインなんで、後継者がいなくなるのも頷けます。
 
 私の体力がなくなり、お米が作れなくなったら、一気に田んぼは荒れていってしまうんだろーなと思うと、収穫のうれしさの陰にちょっぴり寂しさも感じました。

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2018年9月16日 (日)

森のおやつ

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 ワンちゃんの散歩コースにあるアケビが、色づき始めました。 今年は猛暑だったせいか、実は小さくて食べ甲斐がなさそうです。
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 美味しいフルーツが出回っている昨今、アケビは決して美味しいとは言えず、かつ種だらけなのですが、自然そのままの素朴な味を楽しめます。
 
 いつか種をぺぺぺと庭に飛ばしたのが育ってきてますが、藪になるので刈ってしまいます。
 
 それでもと思い、一部を畑に植えかえしました。 でも、育って欲しいところには育たないものです。 畑のアケビは何とかひょろひょろと伸びていまして、実を付けるにはまだまだ先のようです。
 
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 本日はまあまあ晴れましたが、蒸し暑くて参りました。 白菜の苗を植えるため、畑に有機肥料を撒き、耕耘したけれど汗びっしょり。
 
 肝心の田んぼはまだ水が溜まっていて、稲も乾いていません。 もう、二番穂が生えて緑になっています。
 
 例年ならば二番穂が生えるころには脱穀も済み、稲作も終わっているんだけれど、今年は一向に進展しません。
 
 今日の作業は午前中に終わったので、お昼にはちょっとビールをば・・・。 暑かったし、喉が渇いたもんな。
 
 ビールの缶を何気なく見ていたら、日頃思っていたことが気になりました。 
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 リサイクルマークです。 アルミは△の→ スチールは○の→です。 調べると、アルミのA スチールのS の頭文字からとったデザインのよう。 スチールは○ではなく、Sなんですね。
 
 でも、記述しているサイトが少ないので、確実かどうかはわかりません。
 

 それから・・・。
 
 ルビー、サファイアは化学組成が同じで 【AlO】、いわゆる酸化アルミニウムです。
自然界で酸化アルミニウムが結晶化したものをコランダムといい、これに他の金属イオンが混入して発色したものが、ルビー、サファイアと呼ばれています。
 
 ルビーは微量のクロム【Cr】によって紅く発色。 サファイアは鉄【Fe】やチタン【Ti】により青く発色します。
 
 ただし、ルビーは紅い色のものを指し、その他の色のものをサファイアというため、 サファイアは緑、黄、紫、ピンクなども含まれます。
 
 さて、酸化アルミニウムというからには、アルミ缶から宝石が作れるのではないかと思います。
 
 それには、アルミニウムから酸化アルミニウムを生成しなくてはなりません。 アルミニウムを水酸化ナトリウム【NaOH】などで処理して抽出。
 
 アルミニウムは融点が高いので(約2000℃)、氷晶石を混ぜて融点を下げます(約1000℃)
 
 他の金属イオンを混入して電気炉などで加熱し、ゆっくり冷ましていくと結晶ができるというわけです。
 
 まあ、材料としては普通家庭にないし、それに1000℃を超える電気炉だって家庭にあるものではありませんし。
 
 ま、工業的にはこんな感じで人工ルビー、人工サファイアが作られているという豆知識でした。
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 これは鉱物コレクションのルビーです。 ゴマ粒ほどの小さなものですが。
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 そしてサファイア。
 
 両方とも花崗岩ペグマタイトの母岩でしょうか。
 
 自然の造りだす様々な造形。 人間は自然から恩恵を受けている事を、忘れてはなりませんね。

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2018年9月14日 (金)

備えあれば・・・

 このところ天気が悪く、雨が続いたりどんより曇ったり。

 うーむ、稲刈りが終わって残すはハーベスタ(収穫機)による脱穀作業だけなのに、稲が乾かなくて困ったものです。
 
 雨が欲しい時にはちっとも降らず、晴れて欲しい時には雨ばかりという両極端の気象状況。 天気の神さまは、気まぐれすぎ! 田んぼの神さまは、頑張って!
 
 真夏の暑さがウソのように、肌寒くなりました。 夜は寒くて毛布を引っ張り出すほどです。
 
 庭の隅には、めだたない秋の野山の草花が花開いています。
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 まずはヤマホトトギス。 裏山で見つけ、種を採取してパラパラと蒔いたのが、今ではすっかり増えてしまいました。
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 うちの庭も、ほとんど山みたいなものですから、環境が合っているのでしょう。
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 そしてアケボノソウ。 これも、裏山に生えていて種を採取したもの。 皮肉なことに、自生していた場所は、雨などで法面が崩れてしまったり、他の強い雑草に負けてしまったのか、今は見当たりません。
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 居心地がいいかわかりませんが、うちの庭で次世代に繋いでいってくださいな。
 
 稲刈りの後片付けと、脱穀作業の準備をしました。
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 バインダー(稲刈機)の清掃に、高圧洗浄機を使っています。 でも、いざ使おうと思うと調子が悪い・・・。
 
 先端のノズルから勢いよく水が出るどころか、打ち捨てられた公園の小便小僧? みたいにチョロチョロ(^-^;

 あやや~、参ったなあ。
 
 水回りのトラブルは、パッキンの不具合によるものが多いので、分解してみると・・・。 やはり、Oリング(パッキン)が劣化していました。
 
 現物を持ってホームセンターに行きましたが、適合するものがなーい。 メーカーも汎用性のあるものを使って欲しいものです。
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 しかたなく、大きさが近いものを買ってきました。 でも太さが違うんだよな。 純正パーツはもっと太いぞ。
 
 やはり交換しても本来の勢いではないぞー。 それでも、何とか清掃は終わりました。
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 ハーベスタの点検。 ガソリンを入れたら、なんとドバドバ漏れてしまいました。 どひゃー、参った。
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 キャブレター部分からだったので、分解してみるとやはりキャブのパッキン。 ガスケットというのかな?
 
 密封性が失われて、ガソリンが隙間から噴出してました。
 
 多分このガスケットはホームセンターにはないだろうと、農業機械のお店に寄って購入。
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 付け替えてみると、順調にエンジンがかかりました。 ふう、これでばっちりです。

 考えてみれば、農業機械は1年に数日だけ使用するものが多いです。 日ごろからメンテナンスすることもないし、始動させてみて分かるもの。
 
 それでも早めに準備することが必要ですね。 いきなり使って調子悪いじゃ、かなりの時間の無駄です。
 
 『備えあれば二十世紀梨』 ・・・ ではなく、『備えあれば憂いなし』 ですな。 
 
 近年の異常気象。 どこで何が起こるかわかりません。 『備えあれば憂いなし』 だとは思っていても、現実的な対象がないのでなかなかできないなー。 
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 すっかり部屋飼いとなってしまったワンちゃん。 私の布団が寝場所となってしまいました。
 
 憂いなしの寝顔です。

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2018年9月11日 (火)

田んぼに集う者

 日曜日、我が家の稲刈りは無事終わりました。

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 稲作は、経験したことのない方には魅力的に映るのでしょうか? 田植えにしろ稲刈りにしろ、やってみたいという声を結構聞きます。
 
 日曜日は、懇意になって夏にもBBQに招待したイギリス人夫妻。 そして義理の兄夫婦も手伝いにやってきました。
 
 とはいっても、どちらも旦那さんだけがやる気満々で、奥様方は仕方なく付いてきた感じですが(笑)
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 やれ虫だ、やれ稲で擦れてカイカイだ、やれ紫外線がだのと、やはり女性はどちらかというと遠慮したいとは思います。
 
 それでも休憩時、みんなで田んぼでお茶を飲んだり、お菓子を食べたりするのは気持ちのいいものです。
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 イギリス人のPさんには、バインダー(稲刈機)の操作を教え、がんがん刈ってもらいました。
 
 その間に、私は稲干台のパイプを運んで組み立てたり、刈った稲をどんどん掛けたりと、効率がいいし楽だわい。
 
 やはり、こういう作業は頭数がモノをいいますね。 一人でするのはかなりの重労働だもんな。
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 午前中には、稲を干す作業まで終わってしまいました。 
 
 みんなが集まると、やっぱりビール  うーむ、いかんなー。 まだすることがあるけれど、ま、いいか。
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 長くお昼休みをとったあと、雨で濡れないようブルーシートを掛けました。 根元に水が入り込むと、乾くのに時間がかかってしまいますので、天気が怪しい時の作業です。
 
 あとは1~2週間干して脱穀作業に入ります。
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 ふう、ここまでくればやれやれです。 あとは天気が続いて爽やかに乾くといいな。
 
 うちは、なぜか人が集まる機会が多いです。 稲作ばかりではなく、何よりも田舎で広々としていているので、のんびりできるからかなー。
 
 とにかく一段落。 さっぱりしてしまった田んぼに涼風が吹きわたり、乾いた落ち葉がカサコソと転がっていきました。

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2018年9月 8日 (土)

俺は・・・  俺は・・・ 稲刈りだ~!  【稲刈正雄】

 朝から微妙な空模様・・・。 うぬぬ、外に出てみるとぽちぽち降っとる。 本降りにならないといーなーと祈りつつ、田んぼに出動!

 今日明日で全部刈ってしまわないと、今後のスケジュールに支障が出てくるので、がんばんべ。
 
 しかし、田んぼがズブズブ。 足を取られて歩くだけで疲れます。 うーむ、先日の台風の雨で泥沼化してしまったのです。
 
 そのうち雨がさーっと降ってきて、こりゃいかん。 休憩がてら雨宿りを・・・。
 
 お茶を飲んだりミカンを食べたりしていると、直に雨は上がってくれたのでヨカタ。
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 本日の作業は写真を撮ることも忘れてしまったので、これは昨日の夕刻の一コマ。 稲刈りを終えた田んぼも目立つようになっています。
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 上空は強風であったのでしょう、吊るし雲が現れていました。 田んぼを荒らしたUFOが去っていくのかなー。
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 運がよいと、この吊るし雲が夕焼けとなり、真っ赤に煮えたお釜の底のようになります。 残念ながら、今回は煮えずに消えていきました。
 
 ふう、今日の分の稲刈りは予定通り進みました。 やれやれ、あと1枚。 明日の午前中には終わるかな。
 
 そだ! 明日は夏のBBQにも招待した、懇意となったイギリス人夫妻が稲刈り体験をしたいと来る予定です。
 
 よっしゃ、労働力ゲット! ・・・ではなく、ほんと助かります。 もう、くたくただもんね。
 
 後片付けをして家に帰ると、ちょっぴりサプライズが・・・。
 
 知り合いのブドウ農家の方から、差し入れが届いておりました。
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 私の好きなシャインマスカットと、甲斐路です。 特にシャインマスカットは箱いっぱい。 当分楽しめそうです。
 
 はねだし(商品にならない傷物)ですが、味に変わりはありません。 ありがとう、○○さん。
 
 マスカットの爽やかなグリーンを見ていると、私の鉱物コレクションのひとつ 『ぶどう石』 と重ねてしまいます。
 
 通称、プレナイトというのですが、丸い結晶は和名 『ぶどう石』 の名の通りです。
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 結晶の色や美しいものは宝石となり、、『ケープエメラルド』 の名でも流通しているようです。
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 シャインマスカットを口に放り込みながら、地球が産んだ不思議な石のぶどうを眺めておりました。
 

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2018年9月 5日 (水)

いくつかの水たまりを残して・・・

 思ったより激しかった台風21号。

 普段は涼しげな音を立てて流れている水路も一転、夜闇の中、咆哮を上げていました。
 
 田んぼが心配なので見回りに行こうと思いましたが、うっかり流されて翌日のニュースにでもなったら時の人になってしまうので、じっと我慢。
 
 夜が明けるのを待って、さっそく田んぼの点検に出かけました。
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 むぬぬ、やはり台風に紛れてUFOがかすめていきました。 いやーん、まいっちんぐ!
 
 でも、完全に倒伏してはいないので、乾けば何とかなるでしょう。 
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 台風の来る前に、急いで刈った田んぼは・・・。 水浸しにはなっていましたが、稲干台は倒れずに済んでました。
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 強風でせっかく干した稲が、支柱ごと倒れてしまうことがあります。 この稲干台、ここらでは 『うし』 と呼んでいます。
 
 なんでだろ? 昔は田んぼを耕すのに牛を使っていたので、そこらへんに由来がありそうな気がします。
 
 地域によっては 『うま』 というところがあるので、面白いところです。
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 ここは他の方の田んぼ。 見事に倒壊しておりました。
 
 こうなると大変。 また最初から支柱を立て直し、稲をかけ直さねばなりません。 お疲れ様でごんす。
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 ここの田んぼは、ほぼ全てがなぎ倒されてしまっておる。 おいたわしや・・・。
 
 自然相手なので仕方ないとはいうけれど、やはり順調にいって欲しいもの。 近年の異常気象で、農業も通年のサイクルが当てはまらなくなってきています。
 
 私もいつまで米作りを続けられるのか・・・。 

 体の動く限り頑張っていこうと思っているけれど、こうしたトラブルで労力が加算されていくと気力が削られていくかもな。
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 ちょこっと心和む一コマ。 これはホシクサという田んぼの雑草なのですが、言葉通り星を散りばめたような花を咲かせます。
 
 水浸しの田んぼでキラキラと光っていました。 水田の雑草は、可愛らしい花を咲かすものが多いです。 
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 夜になり、少しは空気が澄んできたのでしょう、珍しく星がたくさん見えました。 

 今度の土日で残りの稲刈りを済ませてしまわないとなー。 またぐずぐずした天気が続きそうな気配。
 
 重そうに穂を垂れる田んぼの海を、もう一度やわらかな風がなでていきました。

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2018年9月 3日 (月)

風の田のタロシカ

 非常に強い台風が、日本を串刺しにしようとしていた。 台風にも名前があり、今回の21号は、チェービー(Jebi 【ツバメの意】)だそうな。

 
 稲刈りの時期を迎えた 『風の田』 に迫る脅威に、風の田のタロシカは立ち上がったのであった。
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 風雨による倒伏を回避するために、仕事を休んで稲刈りをしたのだ。  しかし、連日降り続いた雨で、田んぼはぬかるみ、おまけに雨は降ってくるわでコンディション最悪!
 
 ぐぬぬ。 これではなかなか進まないぞ。 それでも被害を少なくするには、やるしかない。 

 頑張れ! タロシカよ。
 
 『その者青き野良着をまといて 金色の野に降り立つべし』
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 長かったよーな 『火の123日間』 
 
 考えれば毎朝、毎晩と見回り、時にはイノシシの侵略を受けたのが現実であったのか。
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 ガンシップ? で、ガンガン刈っていく。 でもこのガンシップ、義父の時代からの代物なのでちとポンコツ。
 
 それでも、徹底的なメンテナンスと清掃を行っていて、調子はいい。
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 ボロボロになっているメーヴェ・・・蝶も、刈り取られる稲を惜しんでいたようだ。
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 奥の残してある部分は、まだ少し青いので刈らずにおいた。 

 この部分は水の取り入れ口付近なので水温が低く、成長が遅かったのである。 仕方ない、後日刈ることにするのだ。
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 午後になって圧力のある日差しが襲ってきた・・・あっちい。 

 それにもう午後2時近い。 お昼ご飯食べてないからお腹空いたなあ。
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 周りの田んぼが、照りつける日差しに輝いている・・・。
 
 結局、本日はこの田んぼ1枚しか刈れなかったよ。 うーむ、雨と汗で全身ぐっしょりとなり気力が萎えたのもあるが、力不足であった。
 
 あとは、台風が過ぎ去ってから刈ることにしよう。 なるべく倒れないでね、稲たちよ。
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 下りながら、他の田んぼを見回ってみる。
 
 う! 向こうに見えるは 『腐海』 ・・・ではなく 『都会』 である。 この風の田も、いずれトカイに吞み込まれてしまう運命なのか?
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 夕刻。 再び重い雲が瘴気を放ち、徐々に富士山が呑まれていく。
 
 まだまだタロシカの戦いは続く・・・。

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2018年9月 1日 (土)

Electric Night

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 今朝方は、大降りの雨でした。 うーむ、いかんなー。
 
 雨となると、どうしても心配するのは田んぼ。 稲刈りの予定は次の土日・・・、8日と9日でしたが、台風も近づいているので困ったちゃんです。
 
 思い切って今日やってしまおうかと思ったけれど、今朝の雨で田んぼに水が溜まっておる。 うーん、悩む。
 
 自然が相手だから、やはり思うようにいかないな。 画家が気に入らない絵を塗りつぶしてしまうように、重い雲に覆われた空を見上げながら、ため息ひとつ・・・。
 
 明日も曇り&雨の予報です。 お天気の神さま、あんまりいじめないでね!
 
 気を取り直して、すっかり涼しくなった9月の夜にエレキギターを持ち出しました。 猛暑の時は暑苦しくて弾く気にもなれなかったのですが、賑やかな虫の声に誘われたようです。
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 ぐぬぬ。 しばらく弾いてなかった影響は大かも。 若い時と違って、衰える速度が早いようです。 左手はともかく、右手のピッキングがうまくできません。
 
 違う弦を弾いてしまったりして、こりゃヒドい。 基礎からやり直さないといかんなー。
 
 まあ、ギターは指先を使うので、ボケ防止? になりそうなので続けていますが、いかんせんこの夏の暑さでは、練習の量よりアルコールの量が勝ってしまいました。
 
 それでもこの指の体操だけは、欠かしたことはありません。
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 指先だけ折り曲げて、指を開くというやつです。 ギターを弾いている方は誰でもできるとは思いますが、無縁の方にはできないそうな・・・。 
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 メインのギターアンプはヤマハのTHR10です。 昔の真空管アンプの音を再現したという小型ながらも優れもの。
 
 スイッチを入れると真空管のように、ぽやっと内部が光ります。 福山雅治さんも、海外の現地の方とセッションするというTV番組内で使っていました。
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 アンプのスイッチの近くには・・・。 私の鉱物コレクションのひとつ、フローライトが輝きます。
 
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 このフローライト(蛍石)は、イギリスの何たら鉱山のものです。 緑色の結晶が紫外線を当てるとあら不思議。
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 青く光るんですな。 
 
 妖しい光の中、私の寂しげなメロディが闇に消えていきました。
 
         ※今夜弾いた曲は、Led Zeppelinの『天国への階段』 でありました。

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