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2018年8月26日 (日)

実りを迎えて・・・

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 富士山も例年では9月当初には閉山となります。 

 夏のシーイングのよい時には、5合目から山頂を目指す登山者の懐中電灯の光が見えるのですが、今年はここからははっきりと見える時があまりなかったような気がします。
 
 夕刻から5合目付近の灯は確認できますので、未明には光の列が現れるのかな?
 
 夜更かしがキツくなったお年頃なので、起きている事がなかなかできないよ。
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 稲が風にそよぐ姿を見られるのもあと少し。 
 
 そういえば、星空がキレイに見える夜も、この夏は少なかったようです。 
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 残暑厳しけれど、夜になると風はすっかり秋の香り・・・。
 
 夜空を見上げながら、実った稲穂をなでる風の音に、田んぼの神さまの気配を感じたような気がしました。

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2018年8月24日 (金)

やはりUFO着陸!?

 今回の台風、本体とはかなり離れていたのに、大雨、強風と荒れ狂いました。 家の周りはある程度対策をしてましたので、植木鉢が2つ倒れたくらいで済みましたが、田んぼは対策しようがありせん。

 夜、窓を叩きつける風雨の音を聞きながら、稲刈りを間近に迎えた田んぼの心配をしていました。
 
 でも、暗闇の中見回りに出かけても危険だし、とにかく自然相手はどうにもならないので、悶々とした夜を過ごしました。
 
 田んぼの稲が全て倒伏している夢を見て飛び起き、早朝さっそく見回りにいってきました。
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 やっぱりなあ・・・。 昔話題となったミステリーサークルよろしく、一部の稲が倒されていました。
 
 台風に紛れて、UFOが着陸してしまったのです。

 幸いというか、他の田んぼは無事だったのでショックは少なくて済みました。 このくらいなら、大幅な収穫減にはならないだろうと思います。
 
 ひどい年には、半分以上倒れてしまったことがありますので・・・(ノд・。)
 
 しかし、稲刈りが終わるまでは気を抜けません。 現在はどこで何が起こるか分からない気象状況なので、油断大敵 火がボーボーですね。
 
 
 話変わって、本日は『アシガール 11巻』 の発売日でしたので、本屋さんに寄ってきました。
 
 アシガールは少女コミックですが(^-^; 私のツボにはまっていて、毎巻購入しております。  おうおう、なんとか若君と再会できたのね! よかった唯之助・・・(ρ_;)
 
 よーし、私も戦国時代にタイムスリップして・・・。 でも、私だったら農民のままだなあ。
 
 本屋さんで他に目についたのが、夏休み自由研究コーナー。 売れ残りでしょうが、私の琴線に触れたアイテムが・・・。
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 いかんなー。 秘宝とか何とか聞くと、ぴくっとしてしまいます。 砂の塊に埋まった秘宝を掘り出すという、お土産屋さんで見かける発掘もの。
 
 箱の一部が傷んでいるのは・・・。
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 ワンちゃんが先に発掘していました。 こらこら・・・。
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 この塊の中に秘宝が隠されています。
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 掘るべし! 掘るべし!  右わきを離さず、内角からえぐりこむように掘るべし! さすれば明日は必ずやってくるぜ、ジョー~!
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 うむむ。 コロンとでてきた塊。 こ、これは。
 
 なんだ、石英じゃん。 なになに、これぞクリスタル? 
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 クリスタルと言えば聞こえはいいけど、私には石英の塊にしか見えん。 うむ、少し結晶部分があるにはあるが、秘宝じゃなーい。
 
 説明書をよく読むと、一つの箱にはどれかのアイテムが入っているとか。 うーむ、よく確認しなかった私も悪いけど、これってもっとたくさん箱を買えってことじゃんね。
 
 秘宝を手にするのは、やはりお金がかかるわい。
 
 石英の塊を眺めながら、よーし、これを削って勾玉を作ってみようかなと思うのでした。

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2018年8月21日 (火)

カウント田ウン・・・?

 空中神田の稲が、重たそうに頭を垂れています。 いよいよ稲刈りへのカウントダウンが始まりました。

 まずは、水を切ります。 水を切るとは、田んぼに流入する水口を止めることです。 次第に田んぼが乾いていき、稲刈りの頃には歩きやすい地面となるのです。
 
 ずぶずぶ水があると、刈るどころではありませんからね。
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 もう稲刈りか~。 ほんと早いもので、田植えで四苦八苦したことが懐かしいような。 それから毎日、水の管理や雑草取り、見回りなどしてましたから、一種の感慨もあります。
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 でも、まだまだ心配事があります。 台風による大幅な倒伏、イノシシやシカによる田んぼへの侵入。 
 
 野生動物は、実りの時期が分かるのかどうかは知りませんが、実にジャストタイミングで入ってくるんですね。
 
 野菜なども、収穫しようと思った日の早朝にやられたりします。 恐るべし・・・。
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 夜にワンちゃんのプチ散歩を兼ねながら、異変がないかどうか確認。
 
 このまま無事に稲刈りにこぎつけられるといーなー。 

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2018年8月19日 (日)

虫の声に耳傾けて・・・

 うーん、涼しい・・・。

 これまでの猛暑、酷暑に耐えてきたのがウソのように、過ごしやすい日々を送っています。
 朝方などは冷え込んで、起きてしまうほどです。
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 でも、これで夏が過ぎ去ってしまうような気がして、少し寂しいような気もします。 耳を澄まさなくても、よく聞こえる虫の声。
 
 このところ野外コンサートが盛り上がっています。
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 日もだいぶ短くなってきて、草刈り作業も早めに切り上げ。 虫の居場所の草むらをなくしてしまうのは、ちと心苦しい思いもあります。
 
 しかし、近所の目もあります。 おばあさん方が、畑に草が生えると 『草が生えているよ』 とすぐに親切に教えてくれます。
 
 裏返せば、 『刈れ!』 ということです。
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 赤く染まる雲を見ながら、心地よい風が体をすり抜けていくのに、しばし身を任せていました。

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2018年8月17日 (金)

カリカリの実

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 いろいろな果実を植えてある畑。 このところ雨が続いたので、雑草が一気に伸び始めました。
 そのスピードは驚くべきものがあります。 もたもたしていると、すぐに開花、結実して次の世代に繋げてしまいます。
 
 植物は種の状態が一番長持ちすると思います。 なので、発芽させてすぐ刈る・・・というのが、除草の肝だと思っています。
 
 さすれば2、3年で撲滅できるかと。 でも、結実させてはどうにもなりません。 さらに何百倍もの子孫を残してしまうことになります。
 
 しかし、物事は思うようにいきません。 時間がないと、マメに除草もできないですからね。
 
 ちなみに発芽の3条件というものがあります。 一般的に 『水・酸素・温度』です。 好光性種子というのもありますが、『光』 は必須ではないので条件には入っていません。
 
 この雨で、充分な水分の条件が揃ってしまいました。 しばらく前までは、目立つほどに生えてなかったのに・・・。
 
 一気にトラクターで耕運しようと思いましたが、草が結構伸びてしまったため、そのまま耕耘しても美しく仕上がらないな。
 
 ・・・ということで、先に刈払機で刈っておくことにしました。 しかし、これが失敗。 かなりの重労働になってしまいました。
 
 ふう、刈っても刈っても終わらん。 広すぎ( ̄Д ̄;;
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 この畑には、アーモンドの木が植えてあります。
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 実も割れて、収穫できる状態でした。 おうおう、今年はたくさんなったぞよ。
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 とはいってもこのくらい。 
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 実を割って種を取り出します。 この種をしばらく陰干ししてからさらに割ると・・・。 普通に見るアーモンドになるんですね。
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 しかし、この実が結構固いんですな。 クルミと同じように、トンカチ等を使って割らなくてはなりません。
 
 それでも、大好きなアーモンドを収穫できたので、味見が楽しみです。
 
 余談ですが、最初の富士山の写っている写真の左側の木。 これは、ヘーゼルナッツです。
 まだ実を付けるほど成長していません。

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2018年8月15日 (水)

たろ in RPG

 お盆休みは、家でゴロゴロ・・・と思いましたが、ゆっくりとしていられる性格でないのかなあ。

 じっとしていればよいものを、時間があるとついいろいろしてしまいたくなります。 今日は晴れたり曇ったり、急に雨が降ったかと思えばまた晴れてくるという、妙な天気です。
 
 お盆は草刈りなども控えた方がよいと言われたけど、気になっていた田んぼの雑草を抜くことにしました。
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 田んぼで一番嫌われている雑草は、ずばり稗でしょう。 以前見回って抜いたつもりが、また成長してあちこと顔を出しています。
 
 抜いておかないと、種がこぼれて来年また苦労することになります。
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 雨もやんだし、田んぼへGO!だす。
 
 しかし、田んぼへ入るのは、それなりの装備が必要です。 稲の葉っぱは擦れて後でカイカイになるし、アブもおる。 たまにラックポイントが低いとヘビに出くわします。
 
 よっし、重装備じゃ!   以下、RPG口調です。
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 ふっふ、これならどうじゃ! 大物小物なんでも来い! じゃ。 ちなみにレベルもすごいぞ。
 
   HP      10
   MP       0
   そうび    1000
 
 ・・・これぞRPGの世界。 田んぼのラビリンス・・・田ンジョン?へ乗り込め。
 
 ぐむ・・・(・_・;)  重くて動けん。 HP -8  いきなり危険レベルじゃ。 

 『重い装備を全て脱ぎ捨てた』  HP +6  そうび -999
   
   HP      8
   MP      0
   そうび     1
 
 いかんなー。 でも、光る稲穂が勇気をくれる。 HP +4
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  HP     12
  MP      0
  そうび     1 

 戦っていると、宝箱が現れた。

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  『田靴(田んぼ専用の長靴)を手に入れた』  そうび +4
  
  HP     12
  MP      0
  そうび    5
 
 さらに・・・。
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 『汚いが、使いやすい手袋を手に入れた』  HP +3  そうび +3
  
  HP     15
  MP      0
  そうび    8

 しかし、暑いぞ。 流れ落ちる汗に体力を奪われる。  HP -3
  
  HP     12
  MP      0
  そうび    8
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 水田に咲く雑草の花は、意外とキレイなんだよな~。 これはヒメミソハギか。 花弁は4枚とあったけど5枚あるぞ。
 
 うーむ、ヒメじゃなくて魔女に違いない。 成敗!  でもホソバミソハギかもしれん。 ま、いーや。 紛らわしいのは嫌いじゃ。
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 こちらはアメリカタカサブロウ? うぬぬ。 アメリカのくせして、もろ日本的な名前とは気に食わん。 成敗!
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 次なる相手は、ヘラオモダカか・・・。 ちょっと可愛らしいが、とにかく成敗!
 
 ふうふう・・・。 
 
 長い戦いなので、私の体力もかなり落ちてきたぞ。  HP -5 そうび -1
 
  HP      7
  MP      0
  そうび    7  (手袋に穴が開いた)
 
 最後に稗の大きな株があった。 なかなか抜けない!  両手で思いっきり引っ張ったら、抜けた反動で勇者たろは、田んぼに尻餅をついてしまった。 (投稿サイトでウケるほどの転倒ぶりであったかもしれない)
 
 稲はなぎ倒すは、パンツまでぐっしょり。  HP -3  そうび -5
  
  HP      4
  MP      0
  そうび     2
 
 おかげで戦う気力も失せ、疲れがどっとでてきた。 そろそろ水分補給にも村に戻らないとHPが危ない。 ついでにセーブして、次の戦いに備えるのだ。
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2018年8月13日 (月)

お盆はちょっと休めそう・・・

 あちぃあちぃと汗を流す毎日が続きますが、ここ2日ほど気温が下がってきたような気もします。 今夜は雷と共に雨があったこともあり、肌寒い感じだなあ。

 もう、お盆なんですね。
 
 ここは田舎だからか、お盆の飾りも結構賑やかになります。
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 お盆の飾りつけは、なぜかノスタルジーな気分に浸れていいもんです。 去年は地域の 『祭典部長』 という、主に盆踊りのリーダーをしていたので忙しかった。
 
 でも、今年はその役を外れたのでよかったな、ゆっくり休めそうです。
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 地域によって飾りは違うと思いますが、ここではナス牛とキュウリの馬に手綱としてソバがのっておる。
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 私はここへ婿できたので、お街ではあまり見なかったモノに当初は興味津々。 
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 田舎暮らしは不便や煩わしいことも多いけれど、こういった伝統的?な行事が色濃く残っていて、私的には好きです。
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 おいおい、その座布団は明日お上人が座るんだよ。 
 
 先にワンちゃんがお経上げ? 
 
 すっかり座敷犬になってしまったなー。

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2018年8月10日 (金)

TENKU WARS  - Episode Ⅱ Attack of the Wildlife -

 猛暑のせいか、田んぼの稲ももう稲穂を垂れるようになってきました。
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 この分だと、稲刈りがかなり早まりそうです。
 
 けれど、早ければ良いというものではありません。 このままでは秋風に吹かれながらよりも、くそ暑い炎天下のもとでの稲刈りになってしまいそう。
 
 ん・・・?
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 日課となっている田んぼの水調整と見回りにラピュ田にいくと、異変が・・・。

 稲の一部がなぎ倒されています。 範囲としては、6畳ほどでしょうか。
 
 『やられた!』
 
 ついに、我がラピュ田に侵入者が現れました。 イノシシです。
 
 イノシシは泥の中で転がって、体についた寄生虫を落とす習性がありますが、それを田んぼでやられるとたまりません。
 
 倒された稲は処分しなくてはならず、結果収穫が激変することに・・・。
 
 どわわ、罠をかける資格を持っている隣のM兄ちゃんに言うと、さっそく 『くくり罠』 を仕掛けてくれました。
 
 翌日見に行くと、足だけが残ってました。 罠にかかったので、暴れて自分の足を引きちぎって逃げていったようです。 向こうも必死なので、こういうことはよくあります。 
 
 可哀想だけど、これも仕方のないこと。
 
 手負いとなったイノシシは、今どこにいるのでしょうか?
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 とにかく、これ以上侵入されないようにするため、ホームセンターでワイヤーメッシュを買ってきて、通路になりそうなところに設置しました。
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 足跡があったので、多分ここから侵入した模様です。 ここもがっちりガード。 それでも全体を覆うことはできないし、これだって気休め程度です。
 
 イノシシは、本気で侵入しようとしたら、このくらいの金網などひん曲げてしまいます。 まさに重戦車なみのパワー。
 
 突進してこられたら、人間など軽く吹っ飛んでしまいます。

 この村でもあちこちで被害があり、まさに野生動物たちとの闘いです。
 
 以下の物語は、その壮絶な戦いの模様を後世に伝えるために残されたのでありました・・・。
 
                  ☆   ☆   ☆
 
        TENKU WARS  - Episode Ⅱ Attack of the Wildlife -


  【序章】 
 
 Episode Ⅰより数か月後。 エイリアン(野生動物)被害の対策も思うように進まないラピュ田同盟軍。 
 
 酷暑が続き、同盟軍の求心力が弱まる一方、お山の中では、強大な勢力が生まれつつあった。 『猿山帝国軍』 である。
 
 猿山帝国軍のリーダーは、もとジェ田イ・マスターの 『ユリウス・カエ猿』 皇帝。 強力なフォースを持ち合わせ、ラピュ田同盟軍の脅威となってきたのである。
 
 しかし、謎に包まれた人物(猿物?)なので、まだ誰もその姿をはっきり見ることができないのだ。
 
 カエ猿皇帝は、『田ース・ベー田ー』 を最前線に送りだし、ラピュ田同盟軍の壊滅を謀っていた。
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 壊滅後、ラピュ田を傀儡国とせんがため、密かに 『デス・ス田ー』 を建造中とのうわさもささやかれていた。
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  【アミ田ラおばさん】
 
 猿山帝国軍は、以前は畑や田んぼを荒らし、作物を略奪していくのみだったのだが、皇帝カエ猿の出現によって、ふてぶてしくついに人家にまで侵入するようになった。
 
 それにより、各所で新たな戦闘が発生。
 
   ・居間のちゃぶ台に座って、コンビニで買っておいた冷やし中華を食べ 『やはり夏
    はこれだなー』 と言っていた。
 
   ・おやつに隠しておいたポテトチップスを食べ、代わりに沢庵が入っていた。
 
   ・冷やしておいたビールを飲んで、お尻を赤くしていた。 (もともとでは?)
 
 徐々にエスカレートしていき、食べもの以外にも影響が及んだ。
 
   ・ズボンの裾が片方結んであって、はこうとしてバランスを崩し転んだ。
 
   ・枕の中身が防犯砂利にすり替わっていて、ギシギシうるさくて眠れない。
 
   ・犬を手なずけ、飼い主が通るとリードを張って足にかけ、転ばせるように躾けた。
 
 そして、この同盟軍一のおっかないおばさん、アミ田ラおばさんの入れ歯がなくなってしまった。
 
 『なんとかせんかー、男ども! ギタギタにしてくれようぞ』
 
 恐ろしい、これはただでは済まんぞ。
 
  
  【ジェ田イ・マスター 『ヨー田』 登場】
 
 アミ田ラおばさんの怒りと、業を煮やした同盟軍の住民。 ついに隣村から強力なフォースをもつ 『ヨー田』 を招いたのであった。
 
 ヨー田は、鉄砲・・・いやいや 『ライトセい婆』 の使い手でもあるが、少々飲んべえでもある。
 
 さっそく村の公民館で歓迎会が催された。 『皆の衆、俺が来たからには安心しな』 よせばいいのにデカいことを言うおっさんじゃ。
 
 しかし次の日。 ヨー田はボロボロになって道端に倒れているところを発見されたのである。 いったい何があったのか? ライトセい婆閃く、熾烈な戦いが繰り広げられたのだろうか?
 
 話は数時間前に遡る。 数人の村人たちが、酔っぱらって座り込んでいるヨー田に出会った。
 
 村人A『あんれまあ、ヨー田さんではないかい? どしただ?』
 
 ヨー田『ひゃっく・・・。 おー、皆の衆。 さっそく勝利じゃ! さっき小生意気な猿にあっ
     てな。 
     ライトセい婆を抜くまでもなく、素手で闘ってやっただ。
     猿めが・・・、きゃあきゃあ騒ぎおって暴れての。 不覚にも逃げられてしまった
     が、この決着は必ずつけてやるぜい。 
     ほれ、とにかくこれが戦利品じゃ!』
 
 村人B『おんやまあ、こりゃ娘っこの衣装でねーか! さっき村の若い娘が何者かに
     襲われだと言っておったが、おめーの仕業だっただな!』
 
 村人C『それをセクハラと言うんじゃあ、ボケがー!』
  
 そのあと、ヨー田は村人たちに袋叩きにあったのである。
 

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  【ジェ田イの騎士 集合】
 
 闘い敗れたヨー田を見限り、村のリーダー 『オジ・サン=背伸ービ』 は、村人たちの中からフォースを持つものを集め同盟軍尖峰隊を組織、山狩りを行った。
 
 普段はサラリーマンなので強いフォースを持つ者は少ないが、それでも多勢に無勢。 こちらには強力な武器もある。 

 いざとなったらアミ田ラおばさんの、ICBM(いつも クレイジーな ばあばの 水着)も配備してあるのだ。
 
 戦いは始まった。 エイリアン威嚇の花火をパンパンさせる者。 派手な音で追い払おうと、鍋釜をガンガン叩く者。
 
 なぜか割り箸を持ってきた者。

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 (余談であるが、たろ君は安協(交通安全協会)の役員で、周辺国の警備であった)
 
 しかし、同盟軍の必死の捜索にもかかわらず、帝国軍の姿はまったくなかった。
 
 敵もサルもの・・・。 暑さでくたびれた同盟軍は、みな呆然と立ち尽くすのみであった。
 
 
 Episode Ⅲ に続く・・・。           続くのかなー?


                                  ※この物語はかなりのフィクションです。

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2018年8月 8日 (水)

カセイ(フ)・・・は見た!

 天候が心配されましたが、昨晩無事に花火大会が催されました。 『神明の花火』 という、県下最大の花火大会です。

 平日にもかかわらず、周辺は大渋滞。 タイミングが悪いと渋滞にはまって動けなくなります。
 
 毎年すぐ近くの高台にシートを敷いて、夕飯を兼ねてビールと軽食をつまみながら鑑賞するのです。 しかーし、近年この憩いの場所がカメラマンで溢れるようになってしまいました。
 
 富士山と棚田が視界いっぱいに広がる景色が有名になり、夕べはカメラマンが50人近くいたんじゃないだろうか。
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 火星も花火を見ていました。 しょっぱな3尺玉が打ち上げられましたが、ビールを飲むのに忙しくて撮り逃したぞ。
 
 カメラマンが大勢いたけど、スタンスを変えずシートを敷いて夕食スタンバイ(^-^;
 
 最初のメンバーは、カミさんと隣の家の奥さん。 そのうち近所の皆がきてワイワイ。
『飲めしー』 『食えしー』・・・。 (~し、というのは、『飲んで』 『食べて』 の方言です)  
 
 考えれば、一番ガラの悪かった見物客は我々だったかもしれません。 カメラマンの何人かは、『うるせー地元民がいた』 とか、帰宅して話したかもな? 
 
 ま、ジモラー?は強いし、テリトリーに入り込んでいるので、お互い大目にみましょう。
 
 この花火大会は、毎年新作が現れるのでそれも楽しみです。
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 今年は四角い花火が登場。
 
 隣の奥さん、『あ、カエルが上がった!』
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 『? キティ―ちゃんじゃないの?』 うーむ、どっちにしても微妙だなあ・・・。
 
 ビールの缶をすでに5本開けた私は、ちょっと眠くなり~。
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 色が目まぐるしく変わる花火が多く、なんとなくラスベガスのよーな・・・(って行ったことないけど)
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 この花火大会、メッセージ花火といって10名様に個人的に打ち上げてくれます。 3、5、10万円のコースで、主にプロポーズ。
 『○○さん。 結婚してくださーい!』 ドドーン ですね。
 
 エンゲージリングがたくさん上がりました。 儚いリングだけど、思い出にはずーっと残りますね。
 
 しかし、飲みすぎたぞー。 目を瞑っても光が見える。
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 ファイナルを迎えるころには、私の意識は花火と同じく遥か上空を飛んでいました。
 

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2018年8月 4日 (土)

たろっぷ寓話  - 旅人とプラタナス - 

 今日は田んぼまわりの草刈りを予定していたのに、土木建築事務所から手伝ってくりょーとヘルプが入りました。

 連日暑くて疲労がたまっているので、土日くらいは自分のペースでのんびり家の事をしたいと思うのですが、頼まれたら断れないんだよな~。
 
 バイトの内容は、河川際の樹木の伐採です。
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 うむむ・・・、結構デカいじゃないかい。 巨木は2本。 センダンとエノキだな。 あと小さいのが数本。
 
 河川の近くの木を切るのは、ちょっと面倒なんです。 足場が悪いし河川に倒したら、引き上げるのに苦労します。
 
 油圧ショベルと幹にワイヤーロープを張り、幹が河側に倒れこまないようにテンションをかけておきます。
 
 そして 『チェーンソーの たろ』 の出番です。 うむむ、もともと株立ちだったのが、一つに合体したようで根元から何本も枝分かれしています。 切りにくいなー。
 
 おっと、巨木は切る前にお酒を捧げて清めないと。 精霊が宿っているので、切らせてもらいます・・・と手を合わせます。
 
 そもそもこの木は、近隣の住民から邪魔、鬱陶しい、虫が付いて家に来るなどの声が上がっていました。
 
 それで、私のバイト先の土建屋に伐採の依頼がありました。 正社員は他にも仕事を抱えているために、バイトで賄います。 ま、それで私にもバイト仕事が回ってくるわけですが。
 
 しかし、あっちい! 本日も38℃くらいはあったのかな? 全身を流れ落ちる汗で、衣服の色がみるみる変わってきます。
 
 木を切って日陰をなくしてしまうので、涼むところもなーい。 炎天下で沸騰しそうな私の頭の中には、昔読んだイソップ物語(寓話)のひとつが浮かびました。
 
 あらすじは、「暑さでくたびれた二人の旅人が、プラタナスの木陰で寝転がって休みました。 
 二人は木を見上げながら 『この木は人間の役に立たない木だなー、実もならないし』 『まったくだ』 
 それを聞いていたプラタナスは怒りました。 『役に立たないだと? たった今、私の木陰で休んでいるじゃないか』 」
 
 ってな内容だったかな?
 
 人間はもう少し自然に対して謙虚でなくてはいけないですよね。 身勝手な人間側の今までの所業が、ツケとして今日の猛暑に繋がっているのかも知れません。
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 伐採が終わって、のっぺら丘となってしまいました。  なんか、心にも空間ができたような気がします。
 
 帰宅して今度はスイカの世話です。 カラスに突かれないよう鳥よけネットをふんわりかけてあります。
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 まったく地上では猿対策、空からはカラス対策。 海はないので海軍はありませんが、陸軍、空軍と揃っているので防衛も大変です。
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 スイカもだいぶ大きくなりました。 次の土曜日はまた庭でBBQなので、スイカ割りイベントに間に合いそうです。
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 なんか、いびつなのもあるなー。 まるでどっかの小惑星のよう。
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 黒い品種のも順調に育っています。 この猛暑で元気なのはスイカをはじめ、地を這う作物だけのようです。
 
 なにしろ毎日、バケツで水をざぶざぶあげているからかな?
 
 先日の台風以外は、まったく雨の降らない砂漠地帯となっています。 
 
 今日だけで2kg体重が減ってしまった私の体も、砂漠のようにビールや焼酎のお茶割りを吸い込んでいくのでありました。  

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2018年8月 2日 (木)

接近するもの・・・

 体温より高い気温が続いています。 人間の体は思ったより頑丈にできているけれど、バランスがひとたび崩れると体調不良に陥ってしまうので、こまめに水分や塩分補給いたしましょう。

 さて、接近しているのは火星です。 7月31日に最接近したのですが、あいにく空にはもやもやとした雲が・・・。
 
 それどころか、ここんところずーっとすっきりした夜空がありません。 熱気で星々も煮えているようです。
 
 そか、火星・・・それこそ火の星が接近しているから、こんなに暑いんですかね? ・・・ってことはないやね。
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 右上に輝いているポチッが火星です。 接近しているといっても、やはり点にしか見えません。
 
 火星は、小学生の頃手にしたSFの本、 『火星のプリンセス』 (E・R・バローズ)以来、ちょっと特別な惑星になっています。
 
 どうせなら、月くらいの大きさに見えるといいのにな。
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 これは月です、あくまでも・・・。 月も暑さで煮えて赤くなってるよ。
 

 そしてもう一つの大接近のカセイは・・・。
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 ラッカセイでした。 なんで、大接近かって?
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 猿が接近して、遮光ネットをまくり上げていきました。
 
 種から育てて苗にして植えたものですが、少し経って猿に3本抜かれてしまいました。 悲しく横たわる干からびた落花生の苗。
 
 くぬやろーと思い、ネットを張って対策をしました。 しかし内側に雑草が生えてきたので、ネットの端を土に埋めていたのを掘りあげ、雑草取り。
 
 また埋めるのも雑草取りに不都合なので、上に 『猿去るネット』 なるもので2重にしておきました。
 
 猿は人間のすることを意外と見ていて、同じことをするのでめくりあげてみたのでしょうか。 でも、猿去るネットのもやもやした感触で抜くまでには至らなかったかな?
 
 去年は何の対策をとらなかったので、全部掘られてしまいましたが、今年はうまくいきそうだわい。
 
 落花生に最接近できるのは、私だけにして欲しいです。

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