« 2018年5月 | トップページ | 2018年7月 »

2018年6月30日 (土)

進撃の雑草

 ほどよく降った雨と、そのあとの強烈な日差しで雑草くんが元気元気。 うーむ、今度は夏の雑草との闘いの火ぶたが切られました。

 今、勢力を伸ばしているのはオヒシバかな? イネ科の野草なんですが、放っておくとすぐにオバQの頭みたいな花穂を伸ばします。
 
 畑を荒れた風景にしてしまう、嫌われものの雑草のひとつ。 オバQを知らない方は調べてね!
 1204
 
 まずは枝豆を育てている畑から、管理機を転がして除草です。 

 除草剤がキライな私には、マメに耕耘するかカンナ(正確には、ねじり鎌っていうのかな? でも、ここらの村人は、単にカンナと言っています。 分からない方は調べよう(^-^; )を使って手作業で雑草を除去するしかありません。
 1203_2
 
 もう枝豆が実ってました。 もっと膨らむまで待って、美味しいビールのおつまみにするのだ。 あと半月くらいでしょうか、楽しみ。
 1205
 
 同じ畑にコスモスが咲いていました。 さすがに刈り取ることができす、残してしまいました。 ま、これくらいはいいかな。
 
 他の畑も状況によってトラクターを乗り出したり、刈払機を持ち出したりして、結局草刈りで一日が終わってしまいました。
 
 おかげで・・・
 1206
 
 私の腕はすっかり日に焼けてしまいました。 私はもともとは色白なんですよ。 しょーもない写真ですが、私の膝小僧の肌の色の比べっこ。
 1207
 
 ちなみにこの時計は、ネットで買った(なんとかセールで)それなりのもの・・・。 私はメカニカルなものも好きなので、今時機械式のヤツなんか買ったけど、これって時間がチョー見にくい。
 
 今何時だろ? って見ても、しばらくはわかりません。 縦にしてみたり斜めにしてみたりで、ようやく時間が読めます。
 
 うーん、老眼が入ってきた私には、ちょっぴりキビシイかも。 ま、のんびり時間を過ごすには、まーまーでしょうか。
 
 山の方の畑では・・・。
 1208
 
 隕石が落ちたような小さなクレーター。 いやいやこれはアリジゴクでした。
 1209
 
 キレイに並んだところも蟻。 いや、あり!
 
 私はこうした円錐状の窪みを見ると、エドガー・アラン・ボー(Edgar Allan Poe)の 『A Descent into the Maelstrom (邦題:大渦巻きへの落下 など)』 を思い出してしまいます。
 
 この作家の 『黄金虫』 は特に大好きでした。 暗号解読のシーンは現在となっては単純ですが、当時はワクワクドキドキしたものです。
 1210_2
 
 ここのアリジゴクの穴、団体さんで落ちてる。 ・・・というか、逆にアリジゴクがやられているような。
 
 アリ天国かもなー。
 
 とまあ、一貫性のない話題でした。
 

| | | コメント (0)

2018年6月28日 (木)

そろばんの星 ☆

 ワールドカップと同じく、私を熱くさせるニュースがありました。

 『はやぶさ2』 による小惑星 『リュウグウ』 への到着です。 現在リュウグウから20kmの地点にいるそうです。
 1200
 
 小惑星リュウグウは当初予測されていた円形ではなく、コマ型となっていました。 自転が早いと赤道部分が伸びてこういう形になるらしいのですが、リュウグウは自転が遅いため何かの要因があるそうです。
 
 ニュースの中で 『そろばんの玉』 という例えがありました。 ずいぶん日本的だなーと、思わずにやりとしてしてしまいました。
 
 確かにそう見えますね。 それと小惑星の名前のリュウグウ。 これもナイスです。 『はやぶさ太郎』 は、果たして玉手箱を持って帰ることができるのでしょうか。
 
 イギリスBBCのニュースでは、この小惑星の形のことを 『cosmic 'diamond'』 ・・・ダイヤモンドと。 さすが王国、宝石になっちゃうんだな。
 でも、そろばん玉の方が、庶民的でいいですな(^-^;
 
 思わずそろばんを探し出してしまいました。
 1201
 
 思うんだけど、今ではそろばんを持っている人はいるのかなー。 生活の中で、まず使わないもんな。
 
 でも高度な暗算力が身につくということで、授業に取り入れているところもあると聞いたけど。
 
 私は幼き頃、このそろばんをスケートボードのようにして遊んだ記憶しかないや。 

1199
 
 最新の科学で、そろばんをはじく 『はやぶさ2』 を想像してしまいました。 
 1202
 
 宇宙もまだまだ魅力いっぱいです。

| | | コメント (2)

2018年6月27日 (水)

夏の顔、それぞれ・・・

1193_2

 夕刻、ワンちゃんがしげしげ見ていた先に、何やらうごめくものが・・・。
 
 あらら、こりゃクワガタではないですか。 見慣れない姿に、ワンちゃんちょっと引き気味。
 1194
 
 芝生の方に避難させました。 ノコギリクワガタですね。
 
 子供の頃、夏になると山にくり出して虫を追いかけた頃を思い出します。 カブトムシ、クワガタは、子供には特別な宝物でした。
 
 いい大人になった今でも、これらの昆虫を見ると何となくわくわくします。
 
 ここ田舎では、まだまだ生息数が多く、夜勢いよく網戸にカブトムシがぶつかってきたりします。
 1195
 
 綿棒にシロップを付けて、ご馳走をば。 元気に山に帰ってくださいね。
 1196
 
 庭にはブルーベリーの実が、食べごろになっていました。 
 1197
 
 しかし、でっかい実だな~。 食べごたえありそう。
 1198
 
 スモモ、桃も収穫の時期となりました。 あちこちから山ほどもらうので、これから毎晩フルーツ三昧となります。 ブドウはもう少し先ですな。
 
 しかし、桃は皮をむくのがめんどくさいので、誰かがむいてくれるまで食べませんけどね(゚ー゚;
 
 夏の顔がそろい始めました。 

| | | コメント (4)

2018年6月25日 (月)

『天空の田んぼ ラピュ田 7』   - ラピュ田の七不思議 -

 前回のラピュ田シリーズからだいぶ経ってしまいましたが、ラピュ田は元気です!

1185
 
 稲もかなり成長して、風に波打つようになりました。 田植えを済ませるまでのバタバタがウソのように静まり返っています。
 1187
 
 田植えが終わっても、しばらく水漏ればかりしていましたが、それも今では落ち着いています。 このまま順調に育って欲しいものです。
 
 とはいえまだ予断を許せません。 イノシシ、シカなどの野生動物の侵入。 病虫害の発生など、危惧することがたくさん。
 
 やられた時の悔しさは、耕作している者しか分からないだろうけど、とにかく半端ないです。
 1186
 
 米を作っていない休耕田が周囲にあります。 このところの雨で、雑草がすっかりはびこってしまいました。
 
 放っておくと虫の住み家となりますので、管理機で耕耘しておきます。 長く伸びてしまった時などは刈払機でもやりますが、それだと根っこを残すことになりますので、こうして耕耘しておく方が、雑草を長く抑えられるかな?
 1188
 
 ラピュ田の水は、とにかくキレイです。 田んぼの底のオタマジャクシも丸見え。 アメンボの影が、オールでこいでいるように映っています。

 ちょっと神秘的なラピュ田。 不可思議なことがあっても納得できる場所です。
 
 そこで、私 『ラピュ田王』 が遭遇した不思議体験をお話ししましょう。
 
 
 第一話   ワラビを摘む謎の影
 
1189
 
 ラピュ他の休耕田のひとつ。 少し窪んだ小さなところに、こっそりワラビを作っておるのでした。
 
 道路からは全く見えません。 ふっふ、だいぶ増えてきて楽しみ。 しかーし・・・。
 
 春先になると、奇妙なバイクに乗ってワラビを採りに来る婆さんがどこからともなく出現するのです。
 
 まだ薄暗い早朝から毎日、トテトテと音を上げながらラピュ田に上っていき、手当たり次第ワラビを採っていってしまいます。 
 
 村人たちは 『ワラビ婆さん』 と呼んでいますが、目を合わせると魂まで摘まれるという噂もあり、誰もしっかりと見た者はいません。
 
 私も遠目にしか見たことがないけれど、どこか違う世界の住人のように思えました。 『ワラビ婆さん』 略して 『わら婆』 は一体何者なのか?
 
 私なりに想像しました。 きっとこんなんに違いない・・・。
 1184
 
 怖いですね~。 恐ろしいですね~。
 
 とにかく、私のワラビ畑が見つからないよう祈るだけです。
 

 第二話   木に実るマシュマロの怪
 
 ラピュ田の最上部に、こんこんと涌き出る小さな泉があります。
 1190
 
 この泉の周囲に生える木には、毎年ソフトボールくらいのマシュマロがなるのです。 今年も見つけました。
 1191
 
 不思議ですね~。 なんでしょうね~。
 
 これは、モリアオガエルの卵塊でした。 まだカエルそのものは見たことはありませんが、一度遭遇してみたいものです。
 

 第三話   夜光る赤い眼
 
 暗がりでこいつに出くわすと、かなり怖いと思います。 威嚇の音声と共に、赤く光る眼。
 
 そう帰ってきたモンスターウルフです。
 1192
 
 転勤となり、しばらく他の部署で仕事をしていましたが、その後入院。 噂によると、喉を傷めて声が出なくなったとのことです。
 
 そして、いつの間にかここに戻ってきていました。 
 
 ※モンスターウルフ   野生動物対策のために造られた、威嚇ロボット。 センサーにより始動し、首を動かすとともに威嚇音と明滅する光で侵入してきた動物を追い払います。
 
 
 ・・・という具合に、ラピュ田は不思議がたくさん。 お話はこの辺で・・・。

| | | コメント (0)

2018年6月23日 (土)

Porch Kids ― 小さなモヒカン ―

1182

 昨日の夕刻はキレイな夕焼けだったので、今日もいい天気だろうなと思ったら、雨が降り出してしまいました。 さすが天候不順な季節です。
 
 草刈りしてたけど、濡れながらはイヤなので午前中で切り上げ。 やはり外作業は晴れてくれないと、テンション下がるなー。
 1180
 
 玄関の柱に作られたツバメの巣。 最近弱々しいけど、ヒナの声がするので通るたびに見上げていました。
 1178
 
 少しは大きくなったんだね。 巣の上から顔をのぞかせるようになりました。 モヒカンのような可愛らしい頭です。
 
 3羽は確認できますが、他にまだチビすけがいるようです。
 1181
 
 孵化したばかりのような肌色のヒナ、 親鳥も心配そうに見ているのかな?
 
 親鳥がエサを運んでくると、大口を開けて待つお馴染みの光景。 そこでいくつか疑問がわきました。
 
 ヒナたちは横一列に並んでいますが、この順番は変わらないのでしょうか。 つまり、こんなこと・・・。

1183
 エサをもらう時に、端にいればたくさん食べられるように思えます。

 個体を識別して観察しないとわからないのでしょうが、あまり見張っていてツバメのストレスになったらいかんですね。
 
 それから小さなヒナのうちは、フンを巣の外にすることはできないので、どうしてるんだろなということ。 この答えはすぐにわかりました。
 
 親鳥がくわえてポイしていましたので。
 1179
 
 巣の下に置いた、フン受け?の新聞紙を片付けながら、無事ここから巣立って欲しいと今日も見上げるのでありました。

| | | コメント (2)

2018年6月21日 (木)

根性さぼてん

1176

 梅雨時だけあって、蒸し暑い日が続きます。 夕刻なのに、まとわりつくような湿気で衣服もしっとり。
 
 でも、日が長いのだけは助かるな。 明るいうちに散歩に出られます。
 1177
 
 ワンちゃんも暑いのか、休憩多し。 それにしても、稲があっという間に育って、辺りを緑に染めています。
 
 しかし、目の周りを飛び回る小さい虫が多いな~。 『クロメマトイ』というハエの仲間だそうな。 これがまたうっとうしい。
 
 田舎のオッチャン達は単に『ブヨ』と言ってますが、いちいち否定してもしかたないので、うんうんと答えています。
 
 このクロメマトイ。 私は当初『黒目マトイ』、つまり黒目にまとわりつく虫だと解釈してましたが、黒い『メマトイ』という意味でした。 
 
 面白いことに、目だけではなくスマホの丸いレンズにまでまとわりつくので、単に丸いものが好きなんじゃないかなと思います。
 
 そこで閃きました! 水玉模様のシャツを着れば、この虫が迷ってホントの目にこないんじゃないかと。
 
 でも、田舎とはいえ水玉模様はさすがに恥ずかしいかな。 実験の価値はあると思うけどね。
1174
 
 棚田の散歩を終わって人家のある方へ戻る道路に、なぜかサボテンがあるのですが、一斉に花を咲かせていました。
 
 道路だし、また家の陰なんでもろ日陰。 さらに冬なんて、がっちり凍りついています。 それでも元気に増えている、根性のあるサボテンです。
 1170
 
 うちわサボテンというんだろうか? サボテンの花は結構豪華で美しいですね。
 1171
 
 ワンちゃんは花を愛でるという気持ちはないんですな。 シャシャッとマーキングをば。 おいおい、まだ写真撮ってるんだぜ。
 
 イヤな汗をかきながら、散歩を終えました。
 1172
 
 ワンちゃんも暑くてくたびれたのかな? 
 
 でもさー、そこキミのトイレじゃん。 そんなに居心地がいいの?

| | | コメント (0)

2018年6月20日 (水)

禁断(でもない)の果実 【J】

1173

 『エ田(エデン)の園』に、アタロが住んでいました。 
 
 エ田の神は『エ田に実る果実は、自由に食べてよろし。 しかーし、ここにある【J】なる怪しげな木の果実だけは、決して食べてはいけないよ。
 ジェイなっても(どーなっても)知らないよ~』と、常々言い含めていました。

 そこにするすると猿が下りてきて、
 
 『食いねー、食いねー、寿司・・・じゃなくて、木の実食いねー、 うみゃーでよ』と言いました。 猿は自分で食べるのが怖かったので、人に毒見をさせようと企んでいたのです。

 『ほっか、ほっか。 んじゃ頂きます!』
 意志の弱いアタロは、紫色に熟した果実をぽいっと摘み取ったのです。
 
 『どうせなら、ディナー風に食べてみるじゃん』

1167
 
 いそいそと皿を並べ、いざ試食。
 1168
 
 まず二つに切ってみると、種が一つ。 割と大き目。
 
 スプーンを使うまでもなく、口に入れてみました。 
 
 『おうおう、香りが強いぞ。 まさにトロピカルフルーツの甘い香り。 ふむふむ、味はブドウ? いやいや、ライチのような味もするわい』
 
 ・・・とまあ、ブドウとライチを一緒に食べたような不思議な味でございました。
 1169
 
 種の回りには果肉がまとわりついているので、よく洗ってみました。 ちょっと可愛らしい。
 
 そのあと、どーなったかというと・・・。
 
 エ田の神がこっそり猿に聞いてました。 

 『アタロは美味そうに食っていたかや?』 『まーまーじゃないっすか?』 『ほっか、ほっか。 じゃあ、ワシも食べてみよう』
 
 エ田の神も自分で食べるのが怖かったので、猿に頼んでアタロに食べさせたのです。
 
 不思議な木【J】なるジャボチカバ。
 
 あちこちに実を付けてますので、これからもありがたくいただきます。
 

| | | コメント (0)

2018年6月18日 (月)

飛行石は宙に浮けるか?

1163

 モスグリーンの正八面体の石。 蛍石(フローライト)です。 パワーストーンに興味がある方には、あれかーと分かると思います。
 
 この石は人工的に正八面体に加工したものですが、自然界でもキレイな結晶として産出します。
 
 天○の城ラピュタに登場する飛行石のモデルとなったという説がありますが、信憑性は10パーセントです。
 
 で、この蛍石、紫外線で発光します。 
 
 お肌のトラブル、紫外線。 太陽から降り注ぐ光の中で、可視光線よりも波長の短い光であるとは周知の事と思います。
 
 レジン(UVレジン)で小物作りなどされている方は、もっと詳しいかな?
 1166
                                  (参考:気象庁HP)
 

 100~400nm(ナノメートル)で、さらにUV-A、UV-B、UV-Cと大別されていますが。 地上に届くのはUV-AとUV-Bで、生物にとって危険なUV-Cはオゾンと酸素分子によって吸収されてしまいます。 
 
 地表に注ぐUV-A,UV-Bのお肌への影響は、日焼け止めを販売している化粧品メーカーのHPなどでお勉強しましょう!
 
 そして登場、ブラックライトです。 正確にはUV-LEDライトかな? でも、一般的にブラックライトと言っておきましょう。
 
 ブラックライトはこのUV-Aの範囲を放射しますが、効果がよく確認できるのは波長が375nm付近のものです。
 
 お札には紫外線で発光する特殊なインクが使われているけれど、安価なブラックライトでは光らないことが多いです。
 
 375nmをピークとするブラックライトは、少々高価(廉価物と比較して)ですが、効果大です。
 1159
 
 『直視厳禁!!』の黄色いテープの張られたのが、375nmのブラックライト、上のは普通のLED懐中電灯。
 
 では実験。
 1160
 
 お馴染み、お札の表(肖像画のある方)にある丸い印。 オレンジ色に光ります。
 
 前置きが長くなってしまいました。 さて、本題。
 1153
 
 蛍光灯下の蛍石。 普通に美しいけれど・・・。
 1154
 
 ブラックライトを当てると、あれ不思議。 青色に輝きます。
 1155
 
 こちらは蛍石の原石・・・クラスターです。
 1156
 
 こちらもGood。
 1157
 
 比較するために、水晶柱を持ち出しました。
 1158
 
 ブラックライトに紫色の可視光が含まれているため、うっすらと紫色に染まりますが、光るようには見えません。
 1161
 
 調子に乗って、クラック入りの水晶をば・・・。 この台座は自作品です。
 1162
 
 木を削って成型。 中をくり抜いてLEDを仕込みました。 ブルー、グリーン、ホワイトのLEDです。
 1165
 
 ガーデンライトの部品を使って、暗くなると点灯するようになっています。 ソーラー電源も使えるよう、ソケットも付けました。
 
 電源は単3電池2本です。
 
 これは、ブラックライトは関係なく、夜のリビングを彩ってくれています。
 1164
 
 長くなってしまいました。 飛行石の話がまだ・・・(^_^;
 
 とにかく、私にとってこの正八面体には、宙に浮けるパワーが宿っているような気がします。 (気がするだけです) 
 
 浮いたら、急いでご報告しまーす。
 
 浮いた話ならひとつ。 この前飲みすぎて帰ってきて、あやうくお風呂で浮きかけました。

| | | コメント (2)

2018年6月14日 (木)

Marvelous Tree  【J】

1147

 真夏のような日差しが続くかと思うと、肌寒いような気温となり微妙。 余談ですが、6月は旧暦の呼び名で水無月、でも水の無い時期という意味ではないようです。
 
 水無月の無は、『なし』ではなく『の』という意味で、水無月=水の月 ことらしいです。 ま、いろんな説がありますけど、こうした旧暦での季節の呼び名はなかなか情緒ありますね。

 さて、摩訶不思議な樹木 『J』 は・・・。
 1148
 
 まん丸い実を付けていました。 まるでブドウのように艶やかな色。
 
 ジャボチカバ(Jabuticaba)です。 ん? 英語名ではジャブチカバと読めそうですが、ジャボチカバが流通名のようですね。
 
 過去にも紹介したことがありましたが、その時はこんなに立派な実ではありませんでした。
 
 でも、今年はしっかりと味見ができそうです。
 
 ジャボチカバはブラジルを原産国とする南国果実。 ここは冬は寒すぎるので、室内に避難できるように、鉢植えにしてあります。
 
 この木の特徴は、幹に直接花が咲き実を付けます。 この特徴は南国系の樹木にはよくある形態のようです。 有名なのはカカオですね。
 
 身近なところでは、ハナズオウなんか庭木で見ることができます。 

1152_2
 
 花の咲く様子。 ふんわりと優しく広がります。
 1149
 
 だんだん膨らんできて・・・。
 1150
 
 指先ほどの大きさに。
 
 味見するにはまだ熟していないようですので、味見のレポートはまた後日~。
 

 話変わりますが、君キミ~。 寝そべりながらメシを食うとはズボラでないかい?
 1146
 近場にズボラが・・・。 ズボラチカバじゃ!
 

| | | コメント (4)

2018年6月 9日 (土)

An Early Summer Night's Dream

 またまた蛍を追いかける夜の始まり・・・。

 毎年撮っているのに、一向に上達しない写真の腕。 いままで 『これは!』 っていう、神ショットが撮れません。
 1143
 
 言い訳じみていますが、いくつか原因をば。
 
 ① 個体数が少ない。
 ② 思ったところに来てくれない。
 ③ 暗闇なので、セッティングに手間がかかる。
 
 ①については、やはり絶対数が足りないと思います。 数えるほどの蛍の数では、やはり数打ちゃ当たるは通用しません。 それでもそれなりの撮り方があるはず。
 精進!
 
 ②では、野生の対象を撮るのには、当たり前のハードル。 人間のエゴは通用しません。
 
 ③は、明るいところでは造作もない事が、暗闇では思うようにいきません。 マニュアルで撮影してますので、ピント合わせ、ISOの選択、シャッタースピードの選択などを、すべて手作業で行うので暗いだけで難易度アップ。
 モタモタしているうちに、ほわ~っと飛んでいってしまったりします。

 とにかくカメラの操作が、手探りでもスムースに進むようイメージトレーニングを積み重ねるしかないな!
  1144
 
 それでも良いショットを撮るためには、まずは相手を知ろう・・・と考え、生態のお勉強をば。 ふむふむ、なるなる。
 
 メスはあまり動かず、静かに明滅しておると。 まさに 『花は虫を追いかけますか~?
』 『否』 『待つの!』 精神ですな。
 
 オスはメスの光のサインを見つけてふらふら、ほわほわ。 ほうほう、それではあまり動かないメスを見つけて構図を決めてみます。
 
 待っていればオスが寄ってくるはず。
 
 ・・・待ちの精神に切り替えることにしました。 ただ待っているのもツラいので、缶ビールを片手に持って、くぴくぴやりながら・・・。
 それにうっかり田んぼに落ちる心配もないのもいいね!
 
 私一人しかいない場所なんで、こんな楽しみもあるんです。 ぷわー、今夜もアルコールが沁みるぜ!
 
 ちょっとぼーっとしてきて、シャッターチャンスを逃したりしたのは痛かった。 うーん、いかんなあ。
 1145
 
 こんな淡い光の世界に浸れるのもあとわずか。
 
 『An Early Summer Night's Dream  (初夏の夜の夢) 』 に、今夜は体を委ねましょう。

| | | コメント (2)

2018年6月 5日 (火)

雅なる光

 昏くなると、田んぼに淡い光がふわふと飛び始めます。 毎年この時期、蛍を見られるとほっとします。

 年々数が減ってきていますので、いつまでその姿を見せてくれるのか心配しています。
 
 私がここに引っ越してきた頃は、まだ数多く舞っていました。 少し捕まえて、部屋の中に放して眠りについた思い出もあります。
 
 今では大切な生き物なので、捕らえたりはしませんけどね。
 1141
 
 家の網戸にも、とまっていることもあります。 玄関先の水鉢のハスの葉っぱの上にも・・・。
 
 淡い光に誘われるように、このところ毎晩外にでます。 およそひと月の、光のシンフォニー。 堪能しないわけにはいきません。
 1140
 
下界の街の灯に負けず、私の足元を照らしておくれ。
 
1138
 
 街の灯へスカイダイビング。 いやいや、あっちの水は に~がいぞ♪
 1139
 
 私一人の世界。 
 
 しばし腰かけて眺めていると、私の意識はいつしか平安時代にタイムスリップしているのでありました。

| | | コメント (4)

2018年6月 3日 (日)

SAKURAMBO - First Cherry -

 ついに気温31℃を超えました。 あっちい!

 しかし、『まだ、サクランボ狩りは終わっちゃいない!』 SAKURAMBOは、闘志を燃やすのでありました。
 
ちゃら ら~ん ら~ん♪ ちゃら らんらんら~♫  メロディは、ホントのRAMBOを観よう。
 1134
 
 今年のサクランボ狩りは、一週間は早く開園となり、二週目の土日。 たくさんのお客さんで賑わいました。
 
 バイトではありますが、お客さんの送迎、園内の案内、高いところの実を脚立に上ってとってあげるなどして、結構忙しかったなあ。 

 それでも、『美味しかった』 とか 『楽しかった』 など、笑顔で感想を言われると、よかったなーって思います。
 
 今回は農園の場所が変わって、紅秀峰、高砂などの品種が増えました。
 1128
 
 いろいろ食べ比べてみましたが、私的には紅秀峰が好みかな? 肉厚でジューシーな食感です。 うーむ、うんまい!
 1131
 
 一本だけアメリカンチェリーもありました。 ハート形でかわいいですが、まだ黒っぽく熟していないので、甘みが少なくちょっと人気なし。
 
 味はあっさり系かも。
 1130
 
 高砂は真っ赤。 ちょびっと酸味があって、これも美味しいなー。
 1127
 
 手があいた時には、お土産用のサクランボの選別とパック詰め。 こういったスケールで、一つひとつ大きさを測り分別、さらにキズがないか調べます。
 
 地味だけど大変な作業だと思います。 商品だけでは見えない、こうした地道な作業が果樹づくりを支えているんですね。
 1133
 
 商品からはじかれてしまうけれど、可愛いふたごちゃん。 ちょっと和みます。
 
 来週の土日は観光バスが数台訪れ、ピークとなります。 
 
 SAKURAMBO、気合いを入れて臨むのだ!
 
  
 注: SAKURAMBOのイラストは、私の気合いを描いたものですが、実際の私はこんなにたくましくはありませんです
 RAMBOとは一切関係ありません。

| | | コメント (0)

2018年6月 1日 (金)

玉鬘を照らした光

1124

 またまた源氏物語の世界。
 
 蛍の兵部卿の宮。 玉鬘が忘れられず、何度も文のアプローチをかけるのですが、ひょいひょいとかわされてしまいます。
 
 玉鬘は数奇な運命 プラス 母である夕顔ゆずりの美貌により、いろいろと悩み事を抱える悲しきヒロイン。 そう簡単になびくものではありません。
 
 源氏の君の余計なおせっかいにより、蛍兵部卿の宮に姿を見られます。 彼女を照らす照明に蛍を使うとは、映えることこの上なし。
 
 ・・・いや、待てよ。 蛍の光は緑色。 グリーンの光に照らされた人の肌は、果たして健康的に見られるのでしょうか?
 
 どうも、井戸から出てきてこんばんは~。 の方に似合いそうな色かもなー。
 1125_2  
 とまあ、つまらないお話でした。
 
 しかし、何とも言えない淡く美しい光を放つ昆虫がいたものです。 いつまでも残って欲しい生き物のひとつです。
 
 ふと空を見上げると、星もチラホラ・・・。
 
 そこで、またまた一句。
 1126
 
 『星空と 競う水田(みずた)の 初蛍』
 
 おそまつ・・・。

| | | コメント (0)

« 2018年5月 | トップページ | 2018年7月 »