蛍兵部卿の宮
『源氏の君が、紙に包んで隠し持っていた蛍を御簾の中にぷわっと放すと、その光の中に玉蔓の美しい姿が浮かび上がったのです』
源氏物語、蛍の巻。 源氏の君の演出により、兵部卿の宮は美しい玉蔓にうっとりメロメロ。 そのエピソードから彼は蛍兵部卿の宮と呼ばれるようになりました。
でも、蛍のように儚い蛍兵部の宮の恋。 それが現実なり・・・。
さてさて、田植えも一段落すると蛍の季節。 今年は1週間は早いかな? 夜の闇の中に、チラホラと飛び交うようになりました。
まだ数は少ないけれど、幻想的な淡い光が横切っていきます。 昔はうじゃうじゃ飛んでいたらしけれど、今では農薬使用や河川の整備などで、数えるほどになってしまいました。
自称、ナチュラリストとしては寂しい限りです。 AIよりも、消えゆく自然にもっと頭脳を注ぎ込んで欲しいもんですな。
明滅する蛍の光を眺めていると、懐古的な、どこか懐かしい気分になってきます。
最近TVで、ゲストが俳句を作って、それを辛口のセンセが評価する番組があります。 割と面白くて観ていますが、結構難しいものですね。
ま、才能アリ、凡人、才能ナシと、どこに括られるのかわかりませんが、私も一句捻ってみました。
『昏き田に ちらりこぼれる 蛍火や』
うーん、某センセのキビシイ批評がきそう。 ま、ものごとは楽しむことが大切です。 写真も俳句も自己満足の世界でオッケー! でよろし。
うーん、某センセのキビシイ批評がきそう。 ま、ものごとは楽しむことが大切です。 写真も俳句も自己満足の世界でオッケー! でよろし。
趣味は仕事とは違うものですから。


























































