春風亭 蕗の薹
ドドン ガ ドン・・・ チャ チャ ・・・ ドドン ガ ドン ペンペン・・・ ♪ ♫
えー、やはり春というものはいいもんですな。 今日なんか日差しがあたたか~くあたりを包んで、過ごしやすかった次第で・・・。
うちのやつが、 『もう、ふきのとうが出とるで~』 なんて言うもんだから、あっしも畑にいってみましたわけです。
すると、あちらこちらにぽつんぽつんと緑の頭が。 『ほうじゃのー、出とるの』
さっそくザルを持って、採りにいったで。 いつまでも寒い日が続くけんど、地面の中じゃ、早くあったかくなるの待っとったんだの。
ふきのとうの天ぷらがええの。 あの、ほろ苦~い味が、うちの畑の春一番の味覚だのー。
ということで、今夜はふきのとうの天ぷらじゃ。 あ~ん、むぐむぐ。 ふむ、美味い! ちょっぴり苦い春の香りじゃわい。
わんちゃんも一つ食べてみるかい?
くんくん・・・、ぷい。 『
『人間が一番悪食なんじゃな・・・』
おあとがよろしいようで・・・。
本来、苦いという味覚は、毒を察知する防衛能力だそうです。 生体に害ある物質を、苦みという感覚で、口に入れないようになっているそうです。
植物たちは毒という苦い物質を作り出し、動物や害虫の捕食を逃れてきたのですね。
それでも人間は長い営みの中で、毒を制し、食用にも薬用にも、また嗜好品にも変化させてきたのです。
ふきのとうだって、本来毒性があるので、あく抜きなど処理しているわけです。といっても、大量に摂取しなければ問題ないようですが・・・。
大量というのは、軽トラック数台分くらいじゃないでしょか? 想像ですが、そんなん食えって言っても食べられるもんじゃないですね。
程よい苦みは、美味しささえ感じられます。 ビールしかりコーヒーしかり・・・。 何でも食べてしまう人間は、やはり自然の驚異なんでしょう。
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