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2018年2月12日 (月)

春風亭 蕗の薹

 ドドン ガ ドン・・・ チャ チャ ・・・ ドドン ガ ドン ペンペン・・・  ♪ ♫

 えー、やはり春というものはいいもんですな。 今日なんか日差しがあたたか~くあたりを包んで、過ごしやすかった次第で・・・。
 
 うちのやつが、 『もう、ふきのとうが出とるで~』 なんて言うもんだから、あっしも畑にいってみましたわけです。
 
 すると、あちらこちらにぽつんぽつんと緑の頭が。 『ほうじゃのー、出とるの』
 
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 さっそくザルを持って、採りにいったで。 いつまでも寒い日が続くけんど、地面の中じゃ、早くあったかくなるの待っとったんだの。 

 ふきのとうの天ぷらがええの。 あの、ほろ苦~い味が、うちの畑の春一番の味覚だのー。
 
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 ということで、今夜はふきのとうの天ぷらじゃ。 あ~ん、むぐむぐ。 ふむ、美味い! ちょっぴり苦い春の香りじゃわい。

 わんちゃんも一つ食べてみるかい? 

 くんくん・・・、ぷい。 『 こんなん、食えなーい。 こんなもん食べる動物いるの?』
 
 『人間が一番悪食なんじゃな・・・』
 
 おあとがよろしいようで・・・。


 本来、苦いという味覚は、毒を察知する防衛能力だそうです。 生体に害ある物質を、苦みという感覚で、口に入れないようになっているそうです。
 
 植物たちは毒という苦い物質を作り出し、動物や害虫の捕食を逃れてきたのですね。
 
 それでも人間は長い営みの中で、毒を制し、食用にも薬用にも、また嗜好品にも変化させてきたのです。
 
 ふきのとうだって、本来毒性があるので、あく抜きなど処理しているわけです。といっても、大量に摂取しなければ問題ないようですが・・・。
 
 大量というのは、軽トラック数台分くらいじゃないでしょか? 想像ですが、そんなん食えって言っても食べられるもんじゃないですね。
 
 程よい苦みは、美味しささえ感じられます。 ビールしかりコーヒーしかり・・・。 何でも食べてしまう人間は、やはり自然の驚異なんでしょう。
 

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