ヘルメット・ブルース Ⅴ - はたらく くる~ま~♪ -
この現場も、もうすぐ完了。 最終工程のコンクリート打ちです。
山の中の高所にある現場を包む空気も、いつしか氷のような冷たさも消え、春の香りに満たされるようになりました。
さて、コンクリートといえば、ミキサー車。 おー、このフォルム、いーねー。
男の子なら誰しも?子供のころ憧れた、働く車。 特にマッドマックスの世界観を彷彿とさせるミキサー車は、大人になってもハートを(ちょびっと)キュンとさせてくれるなあ。
男の子なら誰しも?子供のころ憧れた、働く車。 特にマッドマックスの世界観を彷彿とさせるミキサー車は、大人になってもハートを(ちょびっと)キュンとさせてくれるなあ。
ぐるぐる回転するドラムの動きがまたイイ・・・。
しばし眺めていましたが、やはり中を覗きたくなりました。
『オッチャン! ちょっとドラムん中、見せてもらってもいいけ?』 『あ? おう』
生コン屋さんのオッチャン、顔も声も怖いぞ。 でも、にやにやして見せてくれました。 工事現場は粗野だけど、気のいい人も多いのです。
まあ、あんまりよくは見えませんでしたが、ドラム内部の円周に沿って螺旋状にフレーム(板状の出っぱり)が配置された内部の様子です。
構造的には知っていたのですが、実物を見るのは初めてじゃ!
ドラム回転の操作レバー。
『おぅ、いじりたーい。 ぐるぐるしてみたーい!』 こっそり手が出そうなのを、ぐっと堪えてました。
ドラムの回転方向によって、中のコンクリートを攪拌したり排出したりできるんですね。
ちょっと豆知識。 螺旋・・・いわゆるヘリコイドです。
玉をぶら下げた紐を、ぐるぐる回転させてみます【①】。 それを上昇させながら行うと、玉の軌跡は螺旋状になります【②】。
この【②】の条件で作成された螺旋を面として物体を載せた場合、時計回りだとその物体は底に落ちて溜まったままです。
しかし、反時計回りにすると、物体は螺旋に沿って持ち上げられ上昇していく事となります。
これがミキサー車の構造なんですね。(アルキメデスのポンプの原理)
ちなみに、このヘリコイド曲線を真横から見ると【③】、サインカーブとなっています。
技術は数学や、物理学等と切り離せないものですな。
すごいね、はたらく くる~ま~♪
しかしその後が大変でした。 ラフタークレーンでコンクリートを施工場所近くまで運搬しますが、そのあとは手作業。
コンクリート、重いぞ重いぞ。
比重は、水を1とすると、コンクリートは約2.4。
つまりバケツ1杯に水を汲んだ時の重さの、2.4倍重いのです。
楽あれば苦ありですな・・・。
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