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2017年11月26日 (日)

『天空の田んぼ ラピュ田』

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 ここのところ仕事の関係で、すっかり農作業が滞ってしまいました。 農作業といっても、出荷しているわけではなく、米や野菜など家族や親戚で消費するくらいの規模です。
 
 私はもとは お街育ちでしたので、当初農業知識はゼロ。
 
 それが今では米作りに精を出す、いっぱしの日曜大工ならぬ日曜農民となってしまいました。 とはいうものの、まだまだ近隣の方に聞きながらの真似事にすぎませんが。
 
 しかし、こんな素敵な環境で農業をできるのは、贅沢だなー、と改めて思います。
 
 今までに田んぼ3枚を復活させてきて、ある程度自信のついた私は、来年はもう1枚復活させることを計画したのでした。
 
  それが 『天空の田んぼ ラピュ田 復活計画』・・・。
 
 そこは、村に無数にある田んぼのなかでも地理的に最も高い位置にあります。 ほとんど山の中、地元の人でも知る人ぞ知る隠れ里のようなところ。
 
 周囲からは『竜の森』に囲まれ見えませんが、踏み込むとそこには そう 『ラピュ田』があったのです。 
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 ここに着くには 飛行石(軽トラ)で上っていきます。 ずいぶん長い間耕作はせず、でも放棄地にするわけにもいかずに、年に数回の草刈りをしていました。
 
 今回土壌改良剤を散布したので、あとは耕耘をすれば下準備は一応終了。 それから畔波の設置、給排水の配管の整備といろいろハードルがありますが、まあゆっくりとね。
 
 しかし、これからのトラブルの対策も考えねば。 ここ 『ラピュ田』 は、山に隣接しているぶん野生動物の出没が多く、被害も結構あります。
 
 ムスカ(鹿)やモウロ将軍(猪)などが、狙っているんですねー。 あ、黒眼鏡(猿)もいるし・・・。 そういった動物対策も考えていかないとなりません。

  被害で全滅などという 『滅びの呪文』 は避けなければ・・・。
 
 
 この 『天空の田んぼ ラピュ田』 シリーズはこれからも続きます。 乞うご期待!(誰が?)
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2017年11月25日 (土)

Night Walk

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ワンちゃんの散歩が、夜遅くなってしまうことがあります。 一日中繋がれている(外飼いなので)のはかわいそうなんで、暗くなっても出かけます。
 
 う、寒い! 毛皮のない私は、一枚多く着込んで手には軍手。 これからもっと寒くなるのと思うと、気が重くなります。
 
 でも、ワンちゃんのためなら暗い夜道も、肌を刺す寒さもなんのその。
 
 空を見上げると不思議な模様が・・・。 畑の畝のような雲。 層積雲っていうのかな?
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 なんとなく別世界を歩いているような、ふわふわした感じ。 ほう、夜散歩も三文の徳ですなー。
 
 ワンちゃんは夜目が利くんで、すごいなあと思うことも。 私にはまったく識別できないのに、草むらから何かを探し出してくるんだもんな。 まあ、視力だけに依存しているわけではないだろうけれど、すごい能力だと思います。
 
 私の視力はめっきり衰えているから、うらやましい気がします。 でも、頼むから鳥の死骸みたいなのは見つけないでおくれ。
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 散歩コースは田んぼ地帯なんで、街灯はゼロ。 懐中電灯の光だけが頼りのNight Walkです。 それもまた愉しや。

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2017年11月23日 (木)

ゆずの香

 昨日の夕刻から降り始めた雨は明け方まで残り、雨音を聞きながらの起床となりました。

 寒さはいくぶん和らぎましたが、やはり休みの日は朝から晴れてほしいものです。 この季節らしく、雨がやんだあともしばらくは靄に覆われてはっきりしません。
 
 そのうち、換気扇が煙を吸いだすようにみるみる靄が消え、待ってましたの日の光。さて、残っている野良仕事?をしないとね。
 
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 富士山では雪となったのでしょう、すっかり白くなっています。 ここんとこ早々に雪化粧したり、かと思うと突然の暖かさにすっぴんになったりと、忙しそうです。
 でも、冬の富士山はこうでなくちゃね。
 
 やり残していた今年最後の草刈りや、田んぼの後作業などしているうちに、そういえば畑のゆずをとりにいかなくてはなーと思いだしました。
 
 『この長い長い上り坂を~♪ 君を軽トラの横に乗せて~♪』 鼻歌よろしくゆずを植えてある畑へ・・・。
 
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 富士山を借景?とする果樹の畑・・・といっても、趣味程度に何種類か植えてあるだけです。 義父がなくなってから長い間放棄地だったところを、なんとか復活させました。
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 収穫は4つ。 今年初めて結実したので、まあこんなもんかな。 ワンちゃんにもゆずの香のおすそ分け。
 
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 『んなもの興味ないよ、もっといいもんくれ~』 『へいへい』

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 夕刻になり、富士山が紅く染まってきました。 雲の帯を背後にまとっています。
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 山頂を照らす夕日が消える間際、一番美しい表情を見せてくれます。 明日は晴れるかな?

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2017年11月19日 (日)

冬支度

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 日中は過ごしやすかったけれど、朝晩は思わず上着の襟を締めるほどの寒さ。 冬が駆け足どころか、スプリンターのごとくやってきました。
 
 畑で趣味程度に育てている柑橘類の防寒に、幹巻きテープを巻いたり、藁束を根元に敷いたりしていました。
 
 去年はそのままにしていたら部分的に枯れこんでしまい、残念な思いをしました。 この土地は冬はかなりの冷え込みとなりますので、柑橘類には向いていないとは思うのですが、それでも育ててみたいと何本か植えています。
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 その他に今年最後の草刈りなどをしていたら、あっという間に日没に・・・。 ふう、日が短いよなあ。
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 実が一つだけついているミカンの木。 これは鉢植えですが、いずれ地植えにするつもりなので、なんとか外の寒さに耐えてくれー。
 
 鉢物は冷気を遮ることが難しく根が傷みやすいので、鉢に幹巻きテープをば。
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 少しは効果があるのでしょうか? 寒さでこわばってくる手をこすり合わせながら、来年も日本一不味いミカンをつけておくれ! と願いました。

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2017年11月17日 (金)

Silent World

 早朝に出かけなくてはならないため、ワンちゃんの散歩を朝5時から始めました。

 5時でもまだ真っ暗。 見上げると星々が、凛とした空気の中にきらめいていました。 あれ、オリオン座が西の空に・・・。
 
 冬を代表するオリオン座は、夕刻は南にあるのでちょっと違和感。 朝方に夜空を眺めることはあまりないですからね。
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 5時半を回ると、次第に明るくなってきます。 冬は色彩のアーティスト。 表現できない魅力的な色で、惜しげもなく空のキャンバスに描いていきます。
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 下弦の月というのかな? 折れそうなほどに細い月が儚げに浮かんでいます。
 
 しかし静かだなー。 普段はあらゆる音が周囲をおおっているのに、この静けさはなんだろね。
 
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 飛行機雲がキャンバスにアクセント。
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 富士山は雲の襟巻。 一気に寒くなったもんだな。
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 寒さに震えながらのワンちゃんの散歩は、日の出とともに終了。 今日も一日よろしくお願いしまーす。
 

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2017年11月 3日 (金)

カキえもん

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 先日雪化粧をしたばかりの富士山は、連日の暖かさでまたすっぴんに・・・。 いきなり冬のように寒くなったり、今日のように小春日和になったりと、天気も目まぐるしく変化します。
 
 それでも周囲の山々は、一年で一番色彩の豊かな絨毯を敷き詰めていきます。 
 
 もう11月。 普段あまり気にもとめていない晩秋の景色に、はっとするほどの美しさに気が付くことが多々あります・・・。 
 
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 すでに実がかなり落ちてしまいましたが、こちら県指定文化財(天然記念物)の『中野の柿』。 家からすぐのところなんですが、たまにしか目を向けないなあ。
 
 古くからある在来種で、『エブク』とかいう種類だそうな・・・知らんし(^-^;
 
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 ある資料によると、樹齢約500年ということ。 500年前というと戦国時代ではありませんか。 群雄割拠した時代を、この柿の木は生き抜いてきたんですね。 
 
 武田信玄がこの柿を食べたかもしれません。
 
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 おや、熟した実をついばんでいるカラスくん。 推定年齢5年。 よくみると首の回りが白くなっています。 へえ、真っ黒じゃないのもいるんですね。
 
 柿というと、なぜか酒井田柿右衛門を連想してしまいます。 まだうら若き少年?の頃、歴史の授業で印象に残った事柄のひとつです。
 
 ぼく、カキえも~ん・・・。 そう言ったかどうかは歴史の謎です。

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