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2016年6月27日 (月)

ガレージ・キッズ

 車庫の中が、なんだか賑やか。 ほう、生まれたんだね(*^-^)

 田植えの時期に、我が家の車庫の蛍光灯の上に作られたツバメの巣。 今度の土曜日あたりから、小さなちゅぴちゅぴという鳴き声が重なり始めました。
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 まだ、目も開いていないような雛だけど、ご飯はトンボ丸ごと!?  どわ、離乳食はないんだ。
 
 車庫を締め切ることができなくなり、内心弱ったなーと思っていましたが、こうして雛の姿を見ると、ちょっぴりうれしいや。
 
 巣の下には私の愛車の軽トラがあります。 真下でなくてよかったけど、フンで床が汚れるので一応新聞紙を敷きました。
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 でも、気がつくと愛車にも結構フンが落ちているんだよなー。 ま、ガマンガマン。
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 今日の時点では、雛が3匹確認できました。 今までの経験上、雛は5、6匹というイメージがあるのですが、ツバメも少子化なんでしょうか?
 
 しかし、頭の産毛?がナイスです。 セサミストリートのキャラに、こんな頭なのがいたような気がするな。
 
 でもこの車庫、日中は温度がかなり上昇します。 鉄筋なんで熱伝導率も高いし、暑くないんだろうか・・・。

 可能な限りシャッターも開けて、熱がこもらないようにしています。 これからもっと気温があがるので、屋根にムシロを載せてあげようかな。
 
 鉄筋をブラウンに塗り替える作業もやっていたのですが、巣立つまで中断。 できるだけ車庫への出入りも控えるようにしています。
 
 殺風景なガレージも、しばらく賑やかになりそうです。

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2016年6月26日 (日)

泡ハウス・・・

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 今朝の富士は頭を雲の中に入れ、重たそうな雰囲気。 天気予報では、お日様が顔を出して気温もぐんぐん上がるということ。
 
 今日は、電柵(電気柵)組合の役員作業の日。 野生動物の侵入を阻止する電柵ですが、よくワイヤーを切られてしまいます。
 
 今年から二年間、その電柵組合の役員となりました。
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 野生動物のパワーはものすごく、ジャンプして突っ込んできて切断してしまうのでしょう。中には、レジェンドみたいなジャンプの神様もいるのかも? 
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 切られる場所は、不思議と決まっているようです。 同じ場所を複数切断されることが多いんですよ。
 
 切断されると、もちろん電気が流れなくなります。 そういった箇所を確認して修復していくのが、電柵組合の役員の仕事です。

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  ここはその電柵の際、湧水があるところ。 滅多に人間のこない、静かな水たまり?です。
 
 時期にはオタマジャクシがうじゃうじゃいるのですが、もうその姿はなく風に水面が揺れているだけです。
 
 ふと、頭上の木々を見上げると・・・。
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 白い泡の塊が。  おお、こ、これは!
 
 モリアオガエルの卵塊ではないですか。 一昨年には、もっと下の田んぼの近くの木に確認できていたのですが、去年はそこからは消失。
 
 いなくなってしまったのかなと思ってたら、こんなところに・・・。 ま、もう泡の中は空っぽでしょうけど。
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 ふむふむ・・・。 ちょっぴりうれしくて、汗も少し引いた気がしました。
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  作業を終え、家に帰るともらいものの桃がたくさん。  もう、出回る時期なんだなあ・・・。 先日のスモモもまだ残っているのに、また一生懸命食べなければ。

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2016年6月25日 (土)

雑草アカデミー賞

 雑草という名前の草はない・・・。 なんて、言葉がありましたね。 

確かにそうだけど、毎年毎年草刈りに追われ、度々ヒットポイントを削られていると、やはり雑草は勘弁してほしいなあ・・・。

 

 雑草の意味として

 農耕地に発生し、作物の生育に影響を及ぼす草本植物。

  広くは空き地、路傍などに生育する野草も含める。

 生命力・生活力がたくましいことのたとえ。

                  講談社『日本語大辞典』より


 とにかくたくましく育って、放っておけばすぐに緑の大地に変えてしまう。 すぐに結実して、あれよと広がってしまう。 それが雑草のイメージ。

「おらんとこへ、種が飛んでくるじゃん」などと言われることもあり(これが一番キツい?)、ゆえに半農家として私は雑草との戦いを強いられ、かつ熱中症とも戦わなければならないのです。

 ま、一口に雑草といっても、様々な種類で構成されています。それぞれがまた、勢力争いをしているのでしょうね。

そう、雑草の世界も侵略、作戦、知力・・・等々。 魅力・迫力あるドラマが繰り広げられているんです。まるで、映画のようではないですか 

映画といえば、アカデミー賞。 我が家の畑の『雑草アカデミー賞』は、

 

【作品賞】 スギナ

 春先のツクシのかわいらしさに騙されてはいけない。つくしんぼなどといって、愛らしくも親しみやすい姿が消えると、すぐにスギナとしてよみがえってくる。

 地表に表れている期間が非常に長く、さらに地中深くにしっかり根を張っているので抜いても抜いてもすぐに復活し壊滅は困難を極める。 

まるでゾンビのようである。

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【主演男優賞】 スズメノテッポウ 

銃を撃ちまくるアクション大作のようなネーミング。 水中だろうが陸上だろうが(水田や畑)おかまいなく突き進むたくましい漢(おとこ)を好演している。
 
  ただ、その敵組織がスズメなので、やや迫力に欠けてしまうのが惜しい点か。
 
 しかしテッポウという文字のごとく骨太感のある容姿に、なかなか引っこ抜けないがっちりした根。かなりのタフガイ。

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 【主演女優賞】 メヒシバ

最初は目立たなく横に広がり、そのうちめきめき立ち上がってきて、オバQの髪の毛のようなちょぼちょぼした穂を伸ばす。 

その繁殖力はすさまじく、あっという間に畑一面を覆ってしまう。 荒涼感あふれる世界に変えてしまうパワーは一級品。

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 【助演男優賞】 ワルナスビ

 ネーミングからしてワルっぽい。 しかし悪役としても決してボスキャラにはなれず、あくまで中ボスである。 
 しかも、陰でひっそり咲かせる花は意外と可愛らしい。 

うーむ、憎めないワルだ・・・。

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 【助演女優賞】 ヒメジョオン

姫という華やかな名前が付いているが、お城ではなく巷に出没する。 ガーリーなふわふわした綿毛の種を大量に飛ばす。

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【撮影賞・外国語映画賞】 セイヨウタンポポ

みるみる在来種を駆逐し、いまやタンポポといえばこれを差す! その綿毛を私は何度吹いて遊んだのだろう・・・・。

そう、陰ながら彼らの繁殖に一役買ってしまっていたのだ。 でも、群生すると花も綿毛も結構画になるんだなー。

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 【音響編集賞・音楽賞】 カタバミ 

触れるとパチパチ、プッチンという小さな音を立てて種を撃ってくる。意外と心地よい音に聞こえる不思議さがある。 葉の色が赤紫色もあれば緑色もあり、赤いのはアカカタバミというそうだ(そのままの名前ではある)。

種を発射するパワーは強力で、ゆうに1mは飛ぶといわれる。 畑間弾道ミサイルを装備しているのである。

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 【美術賞・編集賞(変臭賞)】 ドクダミ

 フェミニンな清楚かつ美しい花を咲かせ目を引くが、なんか臭い。ところかまわずはびこり、かなりのふてぶてしさも併せ持つ。

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 【脚色賞】 ノボロギク

 思えばかわいそうな名前である。 綿毛がボロのように見えるからボロい菊。

 でも、気の毒なんて思ってはいけない。 繁殖力が強力で毎年領土を拡大しつつある。

まるで、かつてのローマ帝国のようである。

 ボロを纏った皇帝なのだ。

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【視覚効果賞・衣装デザイン賞】 スベリヒユ

ちょっと毒々しく見える茎の色。まるでミミズが這いまわるようなおどろおどろしいVFXが見どころ。

リヒテンベルク図形※注1 のように広がるのもまたアバンギャルド。

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【メイク・ヘアスタイリング賞】 エノコログサ

『猫じゃらし』などと、昔から親しまれてきた・・・というか、それが普通の名前だと思っていた。

 ユニークなデザイン、かつ遊び心をくすぐるキャッチーなアイテム。 カラーもグリーン、バイオレット、ゴールドと豊富。 猫ばかりか犬もじゃれる。

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 【特別賞】オオアレチノギクとヒメムカシヨモギ 

双子のように似ていて私には区別がつかない。棟目に見ると、まるで妖精が飛ぶような柔らかでかつ華やかな草原に見える。

しかしその実態はかなりワイルドで、石垣の隙間も定員オーバーなのに無理やり生える。 背丈もがんがん伸びて、2mに達することも・・・。群生している中に入り込むと森に迷い込んだような錯覚を覚えてしまう。

 まだ小さいうちに引っこ抜くと、根がすうっ~と抜けるのがここちよい。 成長すると生半可な力では抜けなくなる頑健さを秘めている。

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 他部門 該当なし

 

          以上、第一回雑草アカデミー賞でした。ふう・・・。

          最後まで読んでくれた方、ありがとうございます。

 

 ※1 リヒテンベルク図形

    雷が通ったあと(絶縁破壊)のような図形のこと。 樹木のようにも見え、芸術性が高い?

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2016年6月22日 (水)

小さな実りの物語・・・

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 ここは県道から、我が村に入れるひっそりとした裏道。 人通りどころか、車通りもまばらな橋です。 聞こえるのは、足下を流れる川の音のみ。
 
 魔界村へようこそ・・・。  なんて雰囲気があるかもね?  なんせ・・・。
 
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 いつぞやも載せたけど、この注意看板まだ健在です。 村に入るのにクマ注意とは解せませんが・・・。
 
 数年前に見かけたという情報があったので取り付けられたのでしょうが、私はまだ一度もクマに遭遇していません。
 
 ま、クマがいる確率は少ないけど、だからといっていないのも確認できていないから結局外せないのでしょう。
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  樹木が生い茂り、トンネル状になっているこの道を少し下ると、村中に入ります。急に視界が開け、いろんな果樹が目に飛び込んできます。
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 栗の赤ちゃんも、小さなとげとげを。
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 柿の赤ちゃんも・・・。
 
 秋の実りに向けて、ぐんぐん成長中です。
 
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 これは今夜もらってきたスモモ。 ちょっとした傷があったり熟し過ぎたり・・・いわゆる商品にならない『はねだしもん』です。
 
 その時々の旬の果物がいっぺんに食卓にのぼるので、家族は食傷気味。 一生懸命に食べないと、腐って結局捨てることになってしまいます。
 
 がんばって7つほど食べましたが、もう食えん。 ここしばらくスモモ漬けになりそうです。
 
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 そう、6月は前述のストロベリー・ムーンではなく,、Plum Moon  (李月)の方がしっくりいきそうです。

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2016年6月21日 (火)

夏至の月は、やはり紅かった・・・

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 天気が一向に安定しないこの時期。 昨夜の満月、ストロベリー・ムーンはうやむやになってしまいました。
 
 今夜もダメかなーと思っていたら、雲の切れはしから紅く顔を出したお月さま・・・。 おお、美しい!
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 かなりのトリミング。 持っているレンズでは、やはり豆粒くらいにしか写りません。 それに月の模様を写しだすには、露出はかなりのアンダーにしなくてはならないんですね・・・。
 
 そのうちに紅い月は再び雲の中へ。 次に顔を出した時には高度も上がり、普通の月の輝きに戻っていました。
 
 一番身近な天体・・・月。 その時々に見せる多様な顔。
 
 光あふれる現代の生活。 たまには暗がりに座って、淡い光を浴びてみるのもいいかもね。

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2016年6月20日 (月)

Strawberry MoonはMilkの向こうに・・・

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 今夜は満月・・・。 
 
 ネイティブ・アメリカンが大自然の現象を生活と重ね合わせ、6月の満月を『ストロベリー・ムーン』と名付けたそうです。
 
 この時期は苺の収穫期にあたり、それに結び付けたのでしょう。 苺のように紅く見えることもあるのは、単なる偶然か・・・? ちょっぴりロマンティックです。
 
 しかし残念。 朝から空を覆っていた雲は晴れ渡ることなく、苺の月をミルクに沈めてしまいました。

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 ミルク越しの月はそれなりに魅力的ですが、一年に一度だけの出来事。紅い満月を見たかったな。
 
 いろいろ調べてみると、なかなか面白い。 人々の営みが、その時期の満月の名前に反映されているんですね。
 
 1月 ・・・ Wolf  Moon (狼月)
 2月 ・・・ Snow Moon (雪月)
 3.月 ・・・ Worm Moon (芋虫月)
 4月 ・・・ Pink Moon (桃色月)
 5月 ・・・ Flower Moon (花月)
 6.月 ・・・ Strawberry Moon (苺月)
 7月 ・・・ Buck Moon (牡鹿月)
 8月 ・・・ Sturgeon Moon (チョウザメ月)
 9.月 ・・・ Harvest Moon (収穫月)
10月 ・・・ Hunter's Moon (狩人月)
11月 ・・・ Beaver Moon (ビーバー月)
12月 ・・・ Cold Moon (寒月)
 
 オーソドックスな呼び名は 上記となるそうです。 (英文資料から直訳してるのでニュアンスは違うかも?)
 
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 大昔の人たちが、天体の現象を暦として活動してきた証。
 
 月という衛星は、世界中で人間の様々な営みを映す鏡となっているんですね。
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 ホタルもストロベリー・ムーンを見に? レンズの前を横切っていきました。 
 Firefly Moon (蛍月)なんかも面白いかもね。

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2016年6月18日 (土)

影武者

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 いやー、暑い一日でした。 強力な太陽光線が、じりじりと肌を焼いていきます。 でも日が落ちると、ここは一気に気温が下がり、爽やかな風が通り過ぎます。
 
  さすが、皆にマチュピチュといわれる高台・・・。 我が家にはエアコンはありません。真夏でも寝苦しい夜は、あまりないからです。
 
  こんな夜はホタルがよく飛びます。 まあ絶対数が少ないので、乱舞とはいきませんが。 
 
 
 さて、日中の話・・・。
 
  先日の、サル被害対策プロジェクト?の一つ、『トラのビニール人形を飼い犬に似せて塗装する』ことを開始。
 
 ややや、近くに置いてたら、ワンちゃん襲いかかってました。
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 がしがし噛んでいるところをなんとか救出。 しかし、あちこち穴だらけとなり、悲惨な姿になってしまいました。
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 うーむ、膨らませてみましたが、すぐにしぼんでしまいます。 確認すると、噛み傷はかなりの数があるようです。 うーん、トラの面目丸つぶれ。
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 池に沈めて穴を確認。 ぶくぶくと泡が立っているところに印をつけます。 ありゃー、あっちもこっちも泡がでてくるぞ。
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 洗濯物と一緒に乾燥させ、印をつけておいた穴を、瞬間接着剤で補修。
 
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 ようやく塗装に入りました。 むむ、スプレー塗料だと、部分的に塗るのは難しいぞ。
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 なんとか、うちのワンちゃんに見えるでしょうか? ま、これを見てサルが野菜強奪を躊躇してくれればありがたいです。
 
 流れる汗をぬぐいながら、昼間からビールをば。 あー、おいし!

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2016年6月14日 (火)

夜の訪問者たち

 むむむ、何か光っておる・・・。 外は真っ暗、その中で明滅する淡い光が。

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 ややや、家の網戸にホタルがとまっていました。 ここらにいるのはゲンジボタルでしょうかね? 
 
 ホタルは灯りに集まると聞きます。 車のウインカーや、タバコを吸っていると寄ってくるとか。 
 ま、車のライトは強すぎてこの淡い光は見えないだろうし、私はタバコは吸わないし。

 実験してみたい気持ちもあるけど、そっとしておくのが一番いいかな?
 
 と言いながらも、ふっと息を吹きかけるとかなり光が強まります。  これは風が吹くと明るく光るということから既に実験済みです(*´v゚*)ゞ テヘ
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 ふうわりと舞うと、今度はサッシのガラス面に。 へえ、つるつるに見えるガラスにもとまれるんだ。
 
 また飛ぶと・・・。
 
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 私の手の甲に。 しかし魅力的な灯りですなぁ。
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 そのまま、庭に咲いているカシワバアジサイの花に移しました。 しばし眺めていると・・・。
 
 ん? 何かいる!
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 庭のガーデンライトの上のコデマリの葉に、小さな命の気配!
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 シルエットは小鳥のようです。 ぐっすり寝ていてピクリともしません。
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 よくわからーん。
 
 ま、人家の近く・・・というか、庭だけど・・・だし、車庫に巣を作った経緯があるのでツバメでしょうか?
 
 翼の下に顔を突っ込んでいるのか、まったく判別できません。
 
 でも、晴れるのか雨になるのかはっきりしない、このところの濁った空。 この夜の訪問者のお陰で、ちょっぴり明るい気持ちになれました。

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2016年6月13日 (月)

天空散歩

 鈍色の雲に沈む街並み・・・。

 梅雨時は色彩もくすんでしまい、気持ちもすっきりしなくなってしまいますね。 下界が灰色に隠れてしまう日もありますが、今日はまだ街並みが見えます。
 
 ここに住んでいると、まるで仙人にでもなったような感覚になります。下界を見下ろす天界の住人。

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 この場所は、田植えの時期になるとカメラマンが集う見晴らしのよい高台。 数年前までは、私だけの景色だったのになあ・・・。
 
 いつのまにか、有名な撮影スポットになってしまいました。先日は、N○Kの取材がきてました。 日曜日に放送している『小さな旅』の番組収録のようです。
 
 最近始まった村の景観を守る運動のボランティア活動で、ガードレールをブラウンに塗ってあります。私も参加してますが、あまりメジャーになってもなーという複雑な気持ちもあるなあ。
 
 ・・・それでも、ワンちゃんの散歩でここを歩くのは、いつも気持ちいいな。
 
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 ワンちゃんも、私と同じくお街からきました(^-^;  お洒落なペットショップから、ここ天空の村へ。
 
 今では、すっかり田舎のワンちゃんになっています。
 
  喉が乾けば田んぼの水を飲むわ、ついでに田んぼに落ちるわ、山や草原を走り回るわ、水路(田んぼに水を引くために、あちこち張り巡らされています。ここらでは『セギ』と言います)をわざと歩いてびしょ濡れになるわ・・・。
 
 おまけに、道で轢かれたカエルの死骸を食べちゃうわw(゚o゚)w 蛇の抜け殻を咥えてくるわ( Д) ゚ ゚
 ワイルドワンちゃんです。
 
 良いことに、散歩させる私も体力が復活してきていることを実感。仔犬の運動エネルギーは無尽蔵で、付き合ってると私の方がハアハア・・・。 『1.21ジゴワット!』か~!! ※注1 
 
 でも、今までは全力疾走5mが限界だったけど、今では20mはいけます。このペースでいけば、100m11秒で・・・もともと無理か。
 
 ま、足取りが軽くなったことは確かです。
 
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 我が家に迎えてから、体の大きさは3倍くらいになったのでは? と思うくらいがっしりした体つきになってきました。
 
 それでも、人の膝の上に寝転がってじゃれるのは変わりません。おー、その態勢ではチ○チ○丸見えだぞい。 松ぼっくりで隠してあげよう。 ・・・隠れてないか。
  
 お気に入りのおもちゃは、テニスボールを軍手にくるんで縛ったもの。愛用のアイテムです。
 
 ワンちゃんと戯れながら、天空を吹き抜けていく風を感じていました。

 
 ※注1 『1.21ジゴワット』 映画「Back to the Future」の中で博士が言ったタイムマシンを作動させるエネルギーの大きさです。
 架空の単位だと思っていましたが、実際には『ギガワット』が正しく、脚本家のミスで『ジゴワット』になってしまったそうです。
 余談でした。 
 

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2016年6月11日 (土)

Welcome to my 田んぼ

夜の帳が下りると・・・。

 下界がキラキラと輝き始めます。
 
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 同時に空中神田は闇に包まれます。 ここまではいつもの風景ですが、この時期だけはちょっとした夜のプレゼントがあります。 
 
 そう、蛍がちらちら舞い始めます。
 
 数が少ないですが、それでも儚く・・・時には力強く光を放っています。15年の歳月を経て、新たに復活させた3番目の田んぼにも来てくれました。
 
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 やはり田んぼは様々な生命を育む、エネルギーの源みたいなものなんですね。まるで小宇宙のようです。
 
 あ、飛んだ!

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 しかし、蛍の撮影は難しいなあ・・・。 暗いだけでカメラの操作がおぼつかないし、普通に目も衰えているし? もう何年も挑戦しているけど、これといった傑作は未だに撮れていません。
 
 ま、それだから6月の楽しみの一つになっているんですね。
 
 家に帰ると、庭にもポッチリ光ってました。しかし、ばたばたしている間に飛んで行ってしまったー。

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  また、明日。 しばらく夜が楽しみ?です。

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2016年6月10日 (金)

水無月の淡い光

 梅雨の晴れ間の今日は、ホント暑かった~。   後で調べたら、30℃は軽く超えていたそうな・・・。

 そのうちここらで作る作物は、バナナやマンゴーになるかもなー。 そうなると、サルに余計狙われる!

 でも、6月にはちょっと楽しみなことがあります。 暗くなるのを待って、外に出てみると・・・。

おお、今年も無事現れてくれました。 ちらちらと舞う、淡い光。

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 自然のままの蛍の光。 田んぼの上をふうわりふわり。

 私がここに住んでからも、毎年目を楽しませてくれた蛍。 近年めっきり数を減らしましたが、それでもなんとか命を繋いでくれてる。

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 ここに田んぼがある限り、光の舞いを見せてくれるのでしょうか。 いつまでも残って欲しい姿です。

 私も米作り・・・、できるだけがんばります!!

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2016年6月 9日 (木)

泥より出でて泥に染まらず

 『蓮は泥より出でて泥に染まらず』・・・。 そんな言葉があるんですね。

 「泥」は「でい」と読んだ方が、かっこよさそうです! ハスは濁った泥水で育つというけれど、咲かせる花は一片の汚れもなく厳か・・・。

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 玄関先に置いてある、ハスの鉢。今朝、花開いていました。 でも、なんか元気がなく、にゅるにゅるーって咲いた感じ。
 
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 うーん、しかも中途半端な咲き方のような。 八分咲き? しかも花弁がちとぼろぼろになってる、なぜ?
 
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 花の中を覗くと、ハス特有の花托が見えます。種になる部分は7つ。うまく種がとれるかな?


   --  話変わってサルの話  --

 天気が悪くなる朝なんかは、サルの声が特に響き渡ります。 先日は玉ねぎが引っこ抜かれ、齧られました。 おのれ・・・\(*`∧´)/
 
 まったく、作物を一生懸命に作っても何かとサルの被害に悩まされるので、今までもいろいろ対策を練りました。
 
 その一つがこれ・・・。
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 トラのビニール人形? 糸でつるして風に揺れるようにセットしておきましたが、効き目はなかったようで・・・。 というか、サルは頭がいいから、すぐ偽物とバレてしまうんだろな。
 
 いや、待てよ・・・。 相手はニホンザル。 トラはそもそも日本にいない動物。 サルにトラが恐ろしいなんてわかるはずもない。 おまけにこのトラのEYEはGREEN。 もう、日本関係ねー!
 
 サルは目でいろいろと確認するというので、ワンちゃんをできるだけ畑に連れていくようにしています。きっと、山の方から見ているはず。
 
 「キャ! あそこに怖そうな犬がいるッキャ」 「キキッ ! キケンなり」 「近寄らないようにするッキー!」(猿語)なんて、グループ討議をしてくれるとありがたい。
 
 でも、ワンちゃんをいつも畑に置きっぱにしておくわけにもいかないし。
 
 そこで妙案。  レタッチソフトを起動させ、まずはイメージ作りから。
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 基本は黒で、尻尾は丸めてしまい・・・。
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 それっぽく仕上げて。
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 おー、黒柴の皮を被ったトラ・・・のビニール人形の完成。 よし、次は塗料スプレーを買ってきて、実際に塗装だー。
 
 遠目にしているだろうワンちゃんが、いつもそこにいるように思ってくれるかな?
 
 サル共め、これでビビるがよい!

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2016年6月 7日 (火)

梅雨空に・・・

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 朝方、畑の様子を見に行くと、空きスペースに植えておいたハナビシソウが数輪花開いていました。
 
 鮮やかなイエローの花で、よく目立ちます。蕾もあったので近くで見ると・・・。
 
 おお。パステルカラーの美しい蕾じゃないですか。 ピンクの部分はガク? へー、こんなになっているなんて、初めて気がつきました。
 
 自然が作り出す色や形には何かしら意味があるのでしょうが、物言わぬ相手ですからねー。
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 開いてしなえば、鮮やかな色彩に埋もれてしまいます。 花は開く前に、ホントの優しい顔を見せてくれるのでしょうか。

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2016年6月 6日 (月)

なんとなくクリスタル

 『なんとなくクリスタル』といっても、1980年のベストセラー小説とはまったく関係ありません。ホントのクリスタルの話・・・(^^ゞ

 山梨は水晶の街といわれたように、宝石研磨が盛んであった歴史があります。水晶鉱山がいくつもあり、子供のころに山に拾いにいった記憶があります。
 
 また、どこの家にも、水晶の飾りの一つや二つあったような・・・。
 
 うちにあるのは・・・。
 
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 こんなの。クラックがかなり入っている置物。
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 こんな台座を作成。いきなり完成してますが、木を削って作ったのでちょっと時間がかかりました。製作途中の写真は、データが飛んでしまったのでありません! ハア・・・。
 
 一番時間がかかったのは、丸く削る作業です。ドリルの先に取り付けて回転させながらヤスリをあててゴリゴリと・・・。
 
 横面にあるのは左から、太陽電池から充電できる端子、メインスイッチ(赤いボタン)、Cdsセル(光センサー、暗くなると電球を点灯させるなどのスイッチに使う)です。
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 裏側は、素人配線そのもの(゚ー゚;  コードを納めるスペースが狭すぎだし、基盤が思った以上に厚くなってパンパンです。
 
 単三電池2本で動作しますが、ニッカド電池などの充電池にして、ガーデンライトのソーラーパネルなどからの外部電源を使用することができます。
 
 LEDは3色にしました。グリーン、ホワイト、ブルーです。

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 水晶の底面からLEDで照らす仕様です。
 
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 点灯試験も終わり、ようやく完成しました。ここまで2週間・・・とはいっても、こんなことばかりしていたわけではないので、実質3日間くらいでしょうかね?
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 おー、こうやってみると手造りとは思えないほどの完成度(自画自賛!)ではないですか。
 暗くなるまで・・・なんて待てないので、暗がりへ・・・。
 
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 どうにかイメージ通りとなりました。まったく純粋な水晶よりも、クラックが入っているおかげで乱反射してくれていい感じです。
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 しばらくは、夜を楽しむことができそうです。

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2016年6月 5日 (日)

『俺はギターで飯を食っていく!!』

 あー、思わず買ってしまいました。 それはスプーンなんですが・・・。

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 エレキギターを模したスプーンなんですね~。

 趣味でぽつぽつ弾いているエレキギターの弦が先日切れてしまい、楽器店に買いにいきました。
 
 そこで目に留まったのがこのスプーン。『俺はギターで飯を食っていく!!』のキャッチフレーズ・・・確かに。  
 弱いんですよ、こういうの。
 
 模しているギターはレスポール。ギターの種類のひとつです。
 
 私の好きだったLed ZeppelinのJimmy PageやGuns N' RosesのSlashはこのレスポールを愛用していました。

 
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 You Tubeで見られるSlashのビデオクリップ。かっちょいい! 『November Rain』という曲。ナイスなバラードです。実を言うと今練習中♪
 
 ま、現在はJimmy Pageはすっかりおじいちゃんに、Slashは怪しいおっちゃんになってしまいましたが、私の脳内ではかっちょいいままです。

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 私の所持しているギターのひとつ。PRS(Paul Reed Smith)のSEです。PRSは本来高級ギターのメーカーですが、学生でも手の届く低価格帯(Student Editionの略?)でSEとして販売されています。
 
 これはOrianthiモデル。OrianthiはMichael Jacksonの実現しなかったツアー『This is it』のギタリストとして起用された女性ギタリストです。
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 廉価版ギターなのにこのギタリストを? とは思いますが、おかげで私が安く手に入れられました。ま、コレクションということで・・・。
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 ちなみに12フレットのインレイがOrianthiの【O】になってます。
 ボケ防止にもなるという? ギター。左右の手の動きが違うのが、脳にいいみたいですね。
 衰えるまで続けていきたいと思います。

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2016年6月 4日 (土)

休耕田秘話・・・

 「上ン田」・・・。  ウエダではなく『ウエンダ』と発音します。 村の上の方にある田んぼだから、そう呼ばれていたのでしょう。 山の中なので、頻繁にいくこともありません。

 ここには私の義父が、以前お米を作っていた田んぼがありましたが、現在は休耕田となっています。
 義父が亡くなってからは私も手が回らず、ずーっとほったらかし状態。
 
 それでも雑草は元気よく生えるんですねー。 まだ田んぼをしている方もいますので、荒れ地にしておくわけにもいきません。 当初は除草剤を撒いていましたが、四季折々の雑草?が次から次へ・・・。
 
 除草剤の負担も大きく(2万円近い)、また除草剤を撒いた後の荒廃した土壌を見るたびに、ちょっといやーな気分になったので(その要因が大かも)、今はトラクターの耕運や草刈り機で除草しています。
 
 大変だけど、それなら環境に影響することはまったくありません。 近所のおじいさんの「土は生きてるだに・・・。 土を殺しちゃいかん」の教えを守ることになります。
 
 それでも、先日降った雨で・・・。
 
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 夏に向けて新たな雑草が目覚めました! むーん、春の雑草はきっちり刈ったのになあ、まったく早いこと!
 
 農業は草との闘いです。 近いうちにトラクターを出動させなければ、みるみるうちに草で覆われてしまいます。
 
 しかし、草と戦うばかりでは面白くありません。
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 少しは楽しみも育てなきゃ・・・。 こっそりドングリ・・・クヌギの幼木を植えました。まだ小さいけれど、大きくなればカブトムシやクワガタのレストランに・・・。
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 ワラビも植えました。 今回2本確認・・・。 よしよし。

 そのうち、畑いっぱいになるでしょう。
 
 ま、いつになるかわかりませんが、ただ草刈りに追われるだけより、楽しみがあるほうがいいですね。
 誰も知らない秘密の場所。 つぎはどんな楽しみを植えましょう。

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2016年6月 3日 (金)

コロボックル気分

 飾りとして玄関先に置いてあるハスの花。蕾も膨らんで、もう少しで咲きそうです。

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 私は当初ハスとスイレンの区別はよくわからなかったのですが、ハスの葉は水面より突き出していて切れ込みなし。

 スイレンの葉は水面に広がり切れ込みがある。 ・・・というのが基本形のようです。

 なるほど、池にあるスイレンは水面に浮かんで、よくカエルが乗ったイラストっぽく切れ込みがあります。 なるほどね~。

 しかし、この蕾のグラデーションはなかなか素敵です。

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 透き通るような蕾。早く咲いてほしいな。ちなみにハスの開花は早朝のようです。

 伝説?で、ハスの花が開くときの「ぽん!」と音がするとかしないとか・・・。ま、眉つばものですが、確認してみましょう(゚▽゚*)

 葉を下から覗いてみました。

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 ちょっと、コロボックルになった気分。 あ、コロボックルはフキの葉の下でしたね・・・。

 寝転んでいるうちに・・・。  ん?

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 何か様子が違ーう。

 これは、ワンちゃんの日除けとして使っているパラソルでした。 庭に繋いだ時に日影ができるよう、差してあげています。

 こうやって利用してくれると、なんか嬉しいなヾ(´ε`*)ゝ

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2016年6月 2日 (木)

ねこ瓶に詰める夢

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 ポピーの種を詰めるため、入れ物を買ってきました。 最初ホームセンターで探したのですがどうもしっくりしたものがなく、ふと100円ショップに立ち寄ったところナイスなアイテムが・・・。
 
 ねこ瓶2個セットで100円。 3セット買ってそれを納める別売りのボックスは、測ったようにぴったり。
 
 でも、なんで『ねこ瓶』? 昔から駄菓子屋さんに置いてあった蓋が斜めについた瓶が、猫の姿に見えたことから『ねこ瓶』と呼ばれたそうです。
 
 それからこんな姿の瓶を『ねこ瓶』としているみたいですね。
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 ビニール袋の底に溜まっていたポピーの種だけでも、ねこ瓶八分目。もともと小さな種、いったい何粒あるんでしょ?
 
 ちなみに右側の瓶は、ヤマユリの種です。
 
 一、十、百、千、万、億、兆、京、垓、予、穣・・・。 数の単位を思い出してしまいました。
 
 11月になったら休耕田に蒔く種。ちょっぴり夢の詰まったねこ瓶です。

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2016年6月 1日 (水)

妖精の城

 村のプロジェクトの一環、「花いっぱい運動」に少しでもお手伝い。

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 休耕田にポピーを育てている方の許可を得て、種をとることになりました。この種を我が村に増加しつつある休耕田に蒔いて、少しでも華やかな景色にしていこうというわけです。
 
 ま、種ですから花開くのは来年の話になりますが・・・。
 
 「11月になったら、石灰と一緒に蒔けばえーだに・・・」 「はあ・・・」  早口で、なんか要領を得ないポピー畑のおじいさんオーナー。
 
 石灰を撒くということは、酸性に傾いた土壌のpH調整(中性およびアルカリ性)をする事なんですが、一緒に蒔くってどーすべー・・・じゃなくて、どうするのかな?
 
 ま、それは一緒に種取りをしたメンバーに聞くことにして、ぽつぽつと収穫(っていうの?)。
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 いやー、黙々と取り続けるほど2時間。 袋もだいぶ膨らんできました。

 先ほどのおじいさんオーナーが来て、「おりゃ、サクランボもやってるで。 忙しいだ」と言いながらも、大量のサクランボの差し入れ。 たぶん佐藤錦。
 
 ありがとー、早口のおじいさん! 50個ほど食べたかな? あー、美味し(*^-^)
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 ポピーの種の入っている部分(なんていうんでしょうんね?)。 ユニークな形をしています。
 傘の部分を切ってみると、たくさんの部屋に分かれています。
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  種は、吹けば飛ぶような微細な粒です。ケシ粒とはよく言ったものですね。
 
  しかし、この種の入れ物・・・。なんか、ファンタジーの世界の建造物のように見えてきましいた。
 いくつか段ボールの切れ端の穴に差して、植え木に挟めば・・・。
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  妖精の城?

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