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2014年5月25日 (日)

なんでも屋さん・・・ 【土日合併号】

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休みになると一日中外にいて、あれこれやっている私です

今度の土曜日は、植木屋さんになりました。春先に『みどり摘み』をしなかったせいで、松の若芽がすっかり伸びてしまっていました。

気になっていましたので、さっそく植木屋さんにチェンジ! 剪定をすることにしました。

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松の背丈はかなりありますので、長めの脚立を立てます。下から見るとそうでもないのですが、上ってみると高!

脚立の高さは十分にあっても、枝が邪魔してそばに寄せることがなかなかできません。どうしても不安定な位置になります。

転落防止のため、幹と脚立にロープを渡し固定します。

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うーむ、高所恐怖症ではないのですが、それでもちょっと緊張します。植木屋さんは、高さとの戦いにもなるんですね。

本にあるような剪定方法は現実とは違うことを実感。もう、伸びた若芽を端から切り落としていきました。

しかし、地道な作業です。脚立の位置を何度か変更して、黙々と作業。

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なんとか終えることができました。でも、カッコ悪い松だなー。高すぎて届かない頭をすっぱり切ってしまったのもいかんなー。

いすれにしろ、剪定の下手くそさが目に見えてわかります。修行が足りん。

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松の剪定のあとは、左官屋さんにチェーンジ!

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これは道に面した畑の石垣。

長年の劣化もあるけど、とどめは2月の記録的な大雪ですっかり石が緩み崩壊しそうになっています。

これもかなり気になっていました。

この石垣は2m弱あるので、とても積み直しすることなどできません。ホームセンターでモルタルを買ってきて、石垣の隙間を補強することにしました。

これがまた難しい・・・というか、速乾性のモルタルを買ってきたのがいけなかった。

説明書には『水をいれて混ぜ込んだら、5分以内に使用してください』

無理! 

みるみる固まっていくモルタルを塗っていきましたが、モタモタしているうちにバケツの中で硬化してしまいました。

えーん、忙しい~。

さらに思ったより量が少なく、買ってきたモルタルはすぐになくなってしまいました。

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それでも、なんとか角の部分だけ埋め込むことができました。

次は速乾性ではなく、普通のモルタルで残りを埋めることにします。5分でできるわけないや。

しかし、石垣の良さが消えてしまったなー。『空積み』の味わいはなんとも言えないけど、万が一崩壊してしまえば修繕費はかなりの高額になってしまいます。

現在ではこの『空積み』は貴重なんだよね。残したいとは思うけど、職人さんも、もうひとにぎりしか7いないし、とにかく安全と金額には変えられないものな・・・。

ちょっぴり寂しい気持ちで、固まったモルタルを叩いてみました。

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2014年5月18日 (日)

ガイアと共に・・・⑧  【田んぼのお客様】

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田植えから一週間経ちました。

うまく苗が植えられなかったところや抜けてしまったところなどに、残った苗を植える、いわゆる「植え替え」をしてようやく落ち着いてきました。

でも、なんか苗がしょぼしょぼしていて元気がないような・・・。どうも他の田んぼと比べてしまいます。

また、気になる5ヶ月間が始まるんだなー。

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こちらは棚田の方です。連日カメラマンが、棚田と富士山のショットを撮りに集まっています。相模ナンバーのオジサンは、なんと車中泊で3日間粘っていました。

それはともかく、ここは視界いっぱいに広がる天空の景色。富士山をバックにダイサギでしょうか、田んぼの生き物目当てに舞い降りていました。

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分かりづらいですが田んぼに映る逆さ富士の中、何か捕って食べています。田植えをするといきなり現れるカエルでしょうか?

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昨日今日は一羽だけですが、そのうち大勢集まるのでしょうね。

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棚田の中をゆっくりと歩いています。

でも、のんびりとダイサギを追いかけてはいられません。

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お米の他に、様々な野菜も作っています。

でも作物を作ることは、ここではサルとの戦いを意味しています。先日はジャガイモの苗を4本抜かれてしまいました。

カミさん曰く、『ぶっ殺してくれる!』

確かに、丹精込めた作物を荒らされることは『ぶっ殺される』に他なりませんね! サルでなくてよかったわい。

で、『猿去るネット』なるものを購入し、野菜畑に張ることにしました。

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なんか、怪しげに聴こえてしまいますが、とにかくやれることはしておかないと・・・。

このネット、接触すると足元にもやもやまとわりついて気持ち悪くて「去る」ネット。

張っていると、ほんとやもやして「うっきー!」となります。

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はたして効果はあるのでしょうか?

試行錯誤、七転八倒の農作業。ベテランへの道はまだまだ遠いのでした。

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2014年5月11日 (日)

光と影・・・

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出来はどうであれ、ひとまず田植えも終わり余裕ができた日曜日です、

でも、農作業に終わりはなし。草刈りに、野菜畑の猿除けのネット張り・・・。いろいろあります。

でも、外で働くのは気持ちいいものです。

木漏れ日の中、クロユリがひっそりと目立たない花を咲かせています。

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樹木の陰の花も、部分的に光があたると輝くようです。

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ふーむ。

作業の合間にちょっと散歩。やはり外では発見がいっぱい!

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このところ、空中神田にはカメラマンが押し掛けるようになりました。

ここの棚田を収めようと、あちこちから集まってきます。こんな田舎なのに、他県ナンバーもいるぞ?

いつも眺めている風景も、他の人たちには魅力一杯なのでしょう。これだけ人が集まるのなら、村の活性化のために野菜でも売ろうかな?

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2014年5月10日 (土)

ガイアと共に・・・⑦  【タンボルギーニ発進!】

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朝から風がいやに強い一日となりました。ここは山に遮られて滅多に強風がふくところではないのですが、今日は珍しいかも?

でも、予定通り田植えのスタートです!

イエローのボディを揺らして、タンボルギーニ発進です。1年ぶりの田植え・・・うーむ、うまくコントロールできないよー。

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なにしろ真っすぐに植えられません。あまり力を入れず、機械の動くに任せればいいとは思うのですが、田んぼが深くなったり浅くなったりしてそうはいってもいられません。

うーむ、もっと田んぼをならすことをしっかりやっておけばよかったかな? 来年に向けての課題となりました。

水を入れた時に初めて、水平に見える田んぼの面のデコボコが分かるようになります。その時に水平になるように『トンボ? (T字をした道具)』で、丹念にやっておけばよかったけど、日曜ファーマーにはつらいところです。

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なんとか植え終わりましたが、へにょへにょのラインになってしまいました。こりゃ、去年よりヒドいかも?

まだまだ未熟者です。

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水面を、風が起こしたさざ波が伝わっていきます。うーむ、田んぼならではの情緒ある風景。

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逆さ富士も見られます。

おー、自分の田んぼに映る富士はまた格別・・・かな?

それにしても、しなっとしてしまった苗たち。近所のおじさんに聞いたところ、苗の量が少ないのではないかなと。

次回は苗の量の調整をしてみます。課題が増えました。

機械で植えられないところや、うまく田植えできなかったところは手植えになります。

私は素手で行います。土の柔らかさやぬくもりを感じるのは、素手に限ります。水がキレイなのでまったく抵抗はありませんね。

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格闘の後です。くたびれたー!

でも、爽やかな疲れです。外で働いて、素肌で感じる大気、風、香り・・・。

ステキな体験だと思います。

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2014年5月 6日 (火)

紫の君と・・・

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ここの地域のシンボルカラーである紫。

アヤメが蕾を膨らませ、徐々にその花弁を広げ始めました。しばらくすると、辺りは紫に染まります。

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その近くを飛び回る『ぶんぶん丸』。

クマバチでしょう。唸るような羽音で圧倒しますが、性質は大人しいのです。

花から花へ・・・。時折ホバリングしながら飛びまわっています。

いやいや、今日はのんびりとハチを眺めている場合じゃないな・・・。

我が家から野菜畑に向かう小道の石垣が、長年の風化もあるでしょうが、2月に降った大雪の影響で崩れそうになってしまいました。

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写真ではよくわかりませんが、小道にせり出しいかにも崩落しそう。

カミさんが野菜を作っていて、野菜畑に行くため通る小道です。通るたびに邪魔になる、ネコ(一輪車)がぶつかるなどと申すので直すことにしました。

でも、邪魔になるのはせり出した石垣より、君のおなか・・・いやいや、それは言えん!

また、機嫌が悪くなってしまう。ムコ殿はツラいのです。

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まずは石にNO.をふりました。所詮素人の私、どのように積んであったのかわからなくなるのを防ぐためです。

恐る恐る石を外していくと、いきなり崩壊。

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うわ、危ねー!

気配を感じて咄嗟に下がったけれど、下手すれば足に落ちてしまったかも。そうなれば打撲だけで済まなかったでしょうね。

石がバラバラになってしまったので、No.をふっておいたのが正解となりました。

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石の重さで半ばヘタりながらも、なんとか積み上げる事ができました。

我ながらうまくいったわい。しかし、古人はよくキレイに摘んだものです。

何ともいえぬ趣のある石垣。

私の体力の続く限り、コンクリートで固めてしまうことなく修復していきたいと思います。

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2014年5月 5日 (月)

中休み・・・

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今日は気温も低く、雨もパラついた微妙な天気。

田んぼもおちついていて、作業と言えばでこぼこしたところの田ならしです。

農協に頼んだ苗がくるのが10日の土曜日になったので、田植えはもうちょい先になってしまいました。

それまでは、休耕田の耕運と農機具のメンテナンスをしてるほかないようです。いや、農家に休んでいる暇はない・・・。

みるみる育つ雑草に、除草剤を使えない人家の近くは刈払機を使います。明日は草刈りで終わりそう。

刈払機の色あせた部分の塗装をしながら、どんなデザインにするか考えています。

農業は『明るく楽しくカッコよく!』を目指さなければ。 ファイト!

 

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2014年5月 4日 (日)

ガイアと共に・・・⑥  【新しい仲間】

農業に手をつけ始めてから、欲しい欲しいと思っていたトラクター。

しかし、農業機械はかなりの高額。新車で買ったら、普通自動車が買えてしまいます。

それで中古で、ついに手に入れることになりました。

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カメレオンのような派手なトラクター。でも、これはデモカー?です。

村仲間から紹介してもらった、中古の農業機械を扱っているお店の趣味です(笑)

ここの店長、私と同じく『農業は、楽しく明るくカッコよく』をモットーにしているので、すぐに意気投合。

このカラーリングは、アメリカのメーカー『JOHN DEERE(ジョンディア)』社をモデルにしたものです。

私の欲しかった14馬力のトラクターが今は仕入れ中だというので、それまでの間このデモカーを貸してくれたのでした。

その代わりこれを宣伝して、JOHN DEEREデザインを普及させたいという店長の思いを伝えるお手伝いをすることに・・・。

よーし、それなら・・・。

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と、意気込みはよかったのですが、実際動かしてみるとなかなか思うようにいきません。トラクターの構造上、耕運できない死角があるので、いかに効率よく、つまり一筆書きのイメージで転がせるか。

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Uターンするところは、無残にぐちゃぐちゃになってしまいます。どうしたらよかんべ・・・と、練習を重ねているとあっというまに半日が終わってしまいました。

『今日は昨日より、明日は今日より、わしは前に進むのじゃ』と、さる漫画の中の小田信長よろしくトライ&トライです。

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日が傾く頃、なんとか慣れてきました。

デモカーではなく、早く自分のトラクターが欲しくなりましたよ!

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2014年5月 3日 (土)

ガイアと共に・・・⑤  【田植え前】 

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今年も隣のM兄ちゃんに【代かき(水を入れた状態で耕運すること)】をお願いして、水もバッチリ溜まりました。

おー、いい感じです。でも、農協に頼んだ苗が、連休明けでないと届かないので田植えは11日にする予定です。

今回は今後のために、細かくプロセスを記録していきます。去年は無我夢中で、農業日誌もろくに残しておかなかったので後悔していますからね。

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水がたまると、どこから来るのか水辺の住民たちが集まってきます。不思議ですね~。

アメンボは恋の季節?

日が暮れると、蛙の合唱が始まります。のどかな田舎の風物詩・・・。

本日は、あちこちにある休耕田の除草剤散布を行いまhした。

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去年は農薬に頼らず耕運機を転がしての除草を目指したのですが、草の生える速度があまりにも早く、おまけに暑さと重労働のため何度も昇天しそうになりました。

懲りたのでもう除草剤に頼ることにしてしまいました。

自然が好きな私だけど、労力にも限界があります。

でも、草を枯らすにはちょっと抵抗があるのは否めません。そこで『除草剤』と言わず『女装剤』と考えれば、いとおかしく 進めることができるのではないだろか?

しかし『女装剤』は、怪しい響きだからどんなもんでしょうね? 【私は決して、その趣味はございません】

ともかく、除草剤散布は夕刻までかかってしまいました、疲れた~。

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途中休み休みの作業でしたが、やはり外は気持ちいいですね。

夏のような日差しの中で、庭の草花が一気に成長しています、庭の住民のクマガイソウ・・・今年は8対の葉がでてきました。

残念ながら花芽はなし。前年は2輪の花が咲いてくれたのに。

毎年特徴のある葉が伸びてくれるのが楽しみになっています。

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