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2013年7月28日 (日)

今日も『草刈まさお』くん!

草刈正雄さんの、マ○タの充電式草刈機のCMにぶったまげました!

タキシードに身を包んで、草だらけになり汗を流している姿・・・カッコいい!

まさに『汚れた英雄』ではないですか。 (※草刈正雄主演のロードレースの映画)

私もカッコよく草刈りに励むことにします。でも、タキシードではさすがにもったいないですね。

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草刈りの前に、まず田んぼの様子見。ピンク色に見えた雄しべは、推測するに役目を終わって、変色したものではないでしょうか・・・。

蕾が開いてばかりの雄しべは透けるような白でした。受粉を終えた花はすぐ閉じてしまうため、はみ出した雄しべは外に垂れ下がり短い命を全うします。

・・・さて、草刈りだー。   といっても、草刈機や刈払機ではなく、ミニの耕耘機にスパイラルローター(円筒形の刃)を付けて畑を転がします。

しかし、毎週毎週草刈りで飽きてきたぞ。ちょっと遊び心を入れないと、この暑さの中、水分と一緒に魂も抜けていってしまいそう。

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積み上げた草を中心にして耕耘機を転がし、『龍安寺』の石庭のようなデザインに。おー、これで土が白かったら・・・うんうん。

ではなく、無駄な動きをして余計くたびれたような。はぁ・・・。

この畑、我が家からはちょっと遠くにあるので、あまり目が届きません。また、何も作っていないので、すぐに雑草の楽園となってしまいます。

先日村のおっちゃんが、「草がおえて(生えて)いるぞ」と教えてくれたので、こりゃいかんとさっそくここの草取りに出動したのでした。

隣のM兄ちゃんと会ったのでこの話をすると、「おまん、草がおえているぞと、わざわざ教えてくれるのは 『刈れ!』 ということだぞ」 「確かに」 と笑いあいました。

そうこうしているうちに日も傾き、本日はここまで。残りは来週だー。

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すぐに田んぼの見回りにいきます。朝と晩、稲の葉からは蒸散により水滴が一杯ついています。

光の加減によっては、なかなかステキな光景です。

疲れた体に心地よい、田んぼの営みの一コマ。

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地べたに座って、しばし眺めていました。

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2013年7月27日 (土)

黄金色への道・・・⑪

   我が蒔ける早稲田(わさだ)の穂立作りたる縵(かづら)そ見つつ偲はせ我が背

                                            by 万葉集

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朝方、田んぼの水の調整と見回りをしていたら、ちょぼちょぼと白いものが・・・。

やた! ようやく我が田んぼにも稲の花が咲き始めたのであります。実は隣の田んぼでは既に穂が伸び、花が咲いていました。

写真は隣の田んぼの様子です。うちのはまだまだこんなに賑やかになっていません。

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花が咲くには、まず穂がすーっと伸びてきます。その鞘のような穂から押し出されるように蕾が顕になってくるのです。

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ぎっしり並んだ蕾。穂に包まれた蕾たちが顔を出す様子は、まさに生命の神秘。

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蕾は二つに割れ、そこからまず雄しべが顔を出します。1mmほどの雄しべがパラパラと顔を出す様子は線香花火のようです。

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花をアップにしてみました。稲は基本的に自家受粉です。根元にある雌しべが、自らの花の花粉で受粉すると、1時間ほどで閉じてしまうようです。

そう思って見ると、まことに儚い花なんですね。

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いろいろ観察していると、雄しべが薄いピンク色のものもありました。この写真ではちょっとわかりにくいけどね。

時間が経ってピンクになったのか、個体差なのかはわかりませんが、興味深いものです。

            ☆            ☆             ☆

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夕刻・・・。遠く雷鳴が轟いたかと思ったら、下界がスゴいことに。夕焼けに照らされた厚い雲から、まるで滝のような水柱が。

集中豪雨にしても半端ない様子。

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みるみる雨に閉ざされる街並み。紅く染まっているだけに、迫力も増しているようです。

でも、ここらは全く降りませんでした。なんだか南国化しているような、地球の変化を実感できる一コマでした。

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2013年7月21日 (日)

黄金色への道・・・⑩

久々になってしまいました、黄金色への道シリーズ・・・。最近、クヌギ・レストランに押され気味ですからね。

でも、しっかりと毎日の水の管理は行っています。どちらかといえば順調なので、ネタになりにくい面もあります。

人間て、平常を願いながらも変化を求める・・・。我儘な生き物ですね。

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このように青々と育っています。背丈も伸び、成長のよいところでは60cmは超えているでしょうか。

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今のところ目だった虫害や、病気もなさそうです。ところどころ白くなった葉もありますが、あまり気にするレベルではないとのこと。

でも、気になっているところが2点。

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田んぼは2枚作っているのですが、上の田んぼに顕著なマダラな成長の様子。

濃い緑と薄い緑に分かれ、稲の高さも違います。

この道ン十年のおっちゃんに聞くと、「肥料の撒き方が、均一でなかったからだぞ」ということ・・・。

そういえば、肥料は手で適当にブチまいていたからなー。農具にちゃんと『肥料撒き器』?なるものもあって、ハンドルをカラカラ回すと遠心力で均等に広がって撒けるなんてのもあります。

うちにもあったのですが、最初なんの道具かじぇんじぇんわからなかったので、使いませんでした。

次は、水温の違いだと思うのですが、取水口に近い方の稲の成長は遅く、奥の方はかなり伸びています。

つまり横から見ると、かなり斜めになった成長度合い。多分水の調整の仕方が悪いのでしょうね。

まあ、稲作は人それぞれに自論を持っており、何がベストなのかは自分で見つけていくしかないようです。

今日は午前中は会社にいっていたので、農作業は午後からとなりました。

クヌギ・レストランも、ちと様子見。今日の新しいお客さまは「ベニカミキリ」でした。

でも、小競り合いに負け逃げ出した先は、隣の柿の木です。

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柿の木は、ただいまテナント募集中で虫たちも集まりません。

しかし秋になり、実が熟すと今度は猿のレストランになるんだろーな。それほど、ここら辺はサルが多くなり、被害も増大しつつあります。

自然との共存は、やはり難しいものですね。

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NEW FACE

今夜は、村の仲間の隔月の飲み会でした。ちょっと、よいよい~。

この飲み会は、村の同世代の交流を深めようと始まったものですが、よそからきた私にとっても、有意義な飲み会となっています。

この会がなければ近所と親密になることもあまりなく、まことに地域とのコミュニケーションの場としてありがたいことです。

どちらかといえば、疎遠になりがちな人との関わりが、まだここには残っているんですね。

さて、今日撮った写真はその日のうちに載せたい。横になれは寝そうな状態だけど、頑張りました。

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まずは、セミの抜け殻。うちの庭なんだけど、毎年セミが育ちます。賑やかな夏を演出する大切な存在のセミ。

今年も旅立っていくんですね。

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その横ではヤマホトトギスが、咲いていました。なんか、いつもより咲くのが早いような。

そして、毎週気になっている、クヌギ・レストラン。

今日も新しいお客さまがいました。

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まずは、ノコギリクワガタ君。見ていると、カナブンやスズメバチを追い払っていて強い強い。

でも・・・。

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オオムラサキに、してやられているよーな。ちょいとごめんなすって・・・。自慢のノコギリの間を縫って、ご馳走ごくごく?

次なるは、ミヤマクワガタ。

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悠々と幹を闊歩しています。

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ちょっと、コムラサキと小競り合い。

コムラサキは、光の加減でかなり輝きます。うんうん、やはりコムラサキもキレイだなー。

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アオカナブンも輝いています。

クヌギ・レストランは今日も大盛況なのでした。

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2013年7月15日 (月)

Butterfly effect

今日も一日中、草取りとなりました。ふー、やってもやっても終わりがない。

雑草との格闘がこれほど大変だったとは、今更ながら実感してしまいました。ようやくキレイになったと思うと、一週間後にはもうちょぼちょぼ生えてくる。

除草剤が売れるわけだ・・・。労力を考えれば、自ずと選択してしまうでしょう。

朝方、田んぼの水を止めに出かけると、ヤマユリの花にアゲハが休んでいました。

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おー、こんなにまじまじ見るのは初めてかも。ポピュラーな蝶だけど、いつも忙しく飛び回っているからね。

なんかステルス戦闘機のようなフォルム。素晴らしい!  おーし、今日は蝶を追ってみようかな?

・・・とは思ったけど、草の生えた畑が呼んでいる。しぶしぶミニ耕運機を軽トラに積み、畑に出発。

でも、気になるのでクヌギ・レストランにも寄ってみました。

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オオムラサキはもう、ここの常連客。 今日の新客は・・・コムラサキかな? ♀なのか、羽が紫色に輝くのは確認できませんでした。

でも、このクヌギ・レストランを張っていてば、そのうち見られるでしょうか。

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羽が少し傷んでいるけど、イチモンジチョウも現われました。クヌギ・レストランをずーと眺めていたいけど、いかんいかん。私にはやるべきことが・・・。

蝶を見ると、『Butterfly effect = バタフライ効果』というのを思い出してしまいます。

バタフライ効果とは、取るに足らない小さなことが、様々な要因を経て後に巨大な現象となる可能性があるという『カオス理論(カオス力学?)』です。

耳にしたことがあるかもしれませんし、いろんなバリエーションはあるみたいですが、「北京で蝶が羽ばたけば、ニューヨークで嵐を起こす」などの比喩で知られています。

ならばこの蝶の羽ばたきで、うちの畑の雑草を吹き飛ばしてくれるかも・・・ないか・・・

すごすごと畑に向かう私でした。

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2013年7月14日 (日)

NATSU-MODE

ようやく一般的な夏モードになったようです。先週の焦げ付きそうな異常高温は、ようやく収まった感じかな?

でも、夏は夏・・・暑い暑い。

今日は朝早くから、休耕田の草刈りをしました。なんかいつも草刈りばかりしているような。

紫外線が肌に当たるのが実感できそうな中、すぐに汗だくに。

うーむ、ちと水分補給! 少し働いてたっぷり休む・・・そんな事をしていると、ちっともはかどりません。

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でも、少しは夏を楽しまないとね。毎週田畑との格闘ばかりでは、さすがにくたびれてきます。

近所のヤマユリが、一気に花開き始めました。なんともいえぬ上品な香り。

そこいらにあるので、たまに通りすがりの花盗人に引っこ抜かれたりしますが、それでもまだあちこちに大輪の花を咲かせてくれます。

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夏を代表する花はやっぱりヒマワリ? でも、今年のヒマワリはあまり背が高くなりません。いつもなら私の身長をはるかに越して、2m以上になるんだけどな。やはり高温のせいでしょうか?

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あちこちにいろんな花が咲いています。

草取りしながら気になるのは、『虫のレストラン KUNUGINOKI』 様子を見ると・・・。

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おー、今日もいたいたオオムラサキ。

カブトムシもいました。カブトムシを見ると思わず童心にかえりますなー、うんうん。

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オオムラサキ VS カブトムシ。樹液をめぐって接近。でも、やはりカブトムシは強い。すぐにオオムラサキが諦めました。

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でも、カブトムシの後方にいる、このちっちゃい虫はなんだろ? 並んで順番待ちなんでしょか?

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他の蝶も現われました。キタテハ?

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幹に開いた穴から、ひょっこり顔を出しているのはコクワガタ? 今日も虫のレストランは大盛況です。

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しかし魅力ある虫たちに近づくには、彼らに気をつけなくてはなりません。

結構でかい! 4cmは超えるのではないでしょうかね。

そしてヤン車仕様のエキゾーストノートのような、迫力のあるサウンド。向かって飛んでくると思わず一歩下がっちゃうな。

・・・と、子供のようにはしゃいでしまったような気がします。

でも、このクヌギの木。荒れた放棄地(畑)の中にあるから、いつか切られてしまうかも。そうなると寂しくなってしまいますね。

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2013年7月13日 (土)

一休み

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今日は、あの強烈な太陽は姿を隠して、どんよりとした一日。

ムシムシするものの、連日の異常気温はひとまず収まりました。やれやれ・・・。

午前中は所用があったので、今日の作業は午後から。まったく、雑草との戦いの日々は終わる気配がありません。

汗水たらしてキレイにしても、一週間もすればまた草が生えてきます。やはり除草剤を使うしかないのかな?

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先日の虫たちのレストランには、またまたオオムラサキ。よい餌場を競って、スズメバチやカナブンを押しのけるほど力強いところもあります。

他の昆虫たちが接近すると、羽を大きく広げます、威嚇なんでしょか?

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エメラルドのカナブンも・・・。この色のカナブン、子供の頃にすごく魅力的に感じて、たくさん捕ったことがあったなー。

最近見かけなくなったと思っていましたが、まだまだご健在でよかったな。

雑草との戦いにはもう飽きているので、どうしても道草を食ってしまいます。木陰に座り込んで、昆虫たちの宴をしばし眺めていました。

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2013年7月12日 (金)

猛暑は続く・・・

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私の会社のある方は、最高気温が一週間連続38度超え。暑すぎる毎日です。

ブドウの産地の勝沼あたりは、39度超えを記録しました。高温によりブドウなどの果物も、被害がでています。

雨が降らないのもいけません。大地を冷やしてくれる夕立もなく、地面は熱をため込んだままというのも暑さを助長しているのではないでしょうか?

今日は訳あって、まだ明るいうちに帰宅することができました。紅く染まる空をゆっくり見るのも久しぶりのような・・・。

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夏ならではの、ダイナミックな空。

下界は燃えるようだけど、マチュピチュは日が落ちれば涼しい風が通り過ぎるようになります。だいたい下界と5度は気温が違うかな?

もともと家にはエアコンはないし、今まで必要もありませんでした。でも、この気温上昇でいつかエアコンがなくてはいられない日がくるんでしょうかね?

強烈な日差しでハジケたのでしょうか、道端の山百合が本日開花。

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甘い香りを周囲に漂わせています。

庭にも数本山百合がありますが、つぼみの頃にも高温の時があったので、その時かなりの花芽が傷んでしまいました。

去年みたいに豪華には咲かないだろうけど、5輪は花開く準備をしています。

        ☆  ☆  ☆            ☆  ☆  ☆

マチュピチュの夜は涼しくても、日中の日差しはやはり強烈。暑さをしのぐためでしょうか、庭にある池に水を引き込む取水口に驚くべき生き物が潜んでいました。

水路を流れるゴミが池に流れ込まないように、取水口に網を置いています。

その網に落ち葉などが詰まっていましたので持ち上げると、その下に何かの生き物が。

              ↓ 閲覧注意!? クリックすると拡大します。

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おお、この銭形の模様は・・・、マムシです。うっかり掴むところでした。あぶねー!

マムシを見たとたん、 【マムシ=マムシ酒】 が頭に浮かびます。ここらの年配の人は、マムシを捕まえて焼酎に漬けマムシ酒を作ります。

でも、以前Mちゃんがマムシを捕まえてビンに入れる途中逆襲され、4日間入院したことを思い出しました。

あの、ワイルドなMちゃんでさえ、4日間の入院! 私だったら新聞のおくやみ欄に載ってしまう可能性もありうる。

うーむ、私の脳は 【マムシ酒 < 命の大切さ 】 という計算を導き出しました。

しかし、ここは家の敷地内。刺激しなければ滅多に咬むことはないといわれていますが、放っておくと家の中に入り込む可能性もゼロではありません。

実際、だいぶ前に、ヤマカガシが部屋に入ってきたことがありますからね。

やむなく退治させていただくことに。 ゴメンネ・・・、なんまんだぶ。 成仏してくださいませ。

自然豊かというのは、こういったこともあるんですね。

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2013年7月 7日 (日)

梅雨が明けて・・・

梅雨明け宣言がだされました。 でも、この湿った天気は何?

少し動くと汗がダラダラ~。まあ土曜日は急遽仕事が入ったので何もできず、農作業は日曜日に一気にすることに・・・。

日曜日はまずまずの天気、しかし異常に暑くなりました。刈払機を回して、梅雨の合間にじゃんじゃか伸びた雑草を刈っていると、鮮やかな色の蝶が目の前を横切りました。

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ありゃりゃ、オオムラサキではないでしょうか? 近年あまり見かけなくなったと思っていましたが、倉庫の周りに3匹確認できました。 ・・・あ、蝶は『1頭、2頭・・・』と数えるのでしたっけ?

地面に落ちたクルミの実が気になるようです。こっそり近づいても、生き物は敏感に察知。

一度飛び立つと蝶の動きは早い! それこそ蝶の舞。 あれよと言う間に見失ってしまいました。

うーん、動体視力も落ちてきてしまったか・・・。

こうなると農作業を放り出して、蝶の探索へ。

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これはよく見かけるモンシロチョウだなー。

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うぬぬ、これは小さい? ルリシジミというのでしょうか?

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ちょっと羽が傷んでいるけど、これはコミスジ?

そして・・・。

休耕田の脇にある、クヌギの木にいたいた。

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どうやら、樹液を吸っているようです。もっと近くに寄ろうと思ったら、不穏な羽音がします。

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スズメバチも一緒ではないですか? こりゃ、そばに寄るのはちと危険な香り。

オオムラサキに、スズメバチ。カナブンにカブトムシ(♀)。 樹液の争奪戦が繰り広げられています。自然は厳しい。

・・・まあ、人間だって受益の争奪戦はあるからね。

ともあれ、接近のネックはスズメバチだな。

君子危うきに近寄らずではないけど、過去何度か刺されたことのある(スズメバチはまだ未経験?)あの強烈なハチの飛翔音は、私の中ではPTSDとなっているのか、ちとビビってしまいました。

でも、久しぶりに見かけたオオムラサキ。

その美しい姿を見ただけで、農作業をすっぽかした意味があると思います。

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