« 2013年4月 | トップページ | 2013年6月 »

2013年5月27日 (月)

田んぼールワット・・・?

ここは坂が多い土地ですので、必然的に田んぼや畑は段々となります。それぞれの田んぼなり畑なりは石垣を積み上げて、平らになるようにしてあるんですねー。

古人の苦労と汗のたまものではないでしょうか・・・。

H271
整然と積み上げられた石垣は、まるで密林の中から現れたアンコールワットの遺跡のようにも見えます。

田んぼだから、田んぼールワットとでも言えるのかな?

H272_2
遺跡の跡には、シロツメグサの群落もあります。農作業をしていて、ホッとできる景色のひとつでもありますね。

H273
畑の中に、にょっこり筍が・・・。なんだか鬼の角のようです。

鬼の角といえば、昨日カミさんの勅命を受けて畑の野菜に水をやろうとしてかがんだら、水を張ったバケツの中に、胸ポケットにいれた携帯がドボン!

どえ~! 水没だあ。 あわてて拾い上げ、バッテリーを抜き取りましたが後の祭り。

徐々に消えていく画面に、しばし呆然。

仕事にも必要だしどーしよー。すぐに近くのドコモショップに飛び込みました。

「修理には5000円かかります」とのお言葉。

それならばと、結局スマホに替えてしまいました。幸いSDカードにバックアップをとっておいたので、データは無事。備えあれば憂いなし・・・。

しかし、老眼の入ってきた私には、スマホの文字をみるのはツラいぞ。使い方よりも、文字の小ささがハードルとなってます。

| | | コメント (4)

2013年5月25日 (土)

黄金色への道・・・⑤

H266
ここのところ、毎週土日は農作業。野山散策もすっかりご無沙汰になっちゃったなー。でも、それなりに充実した時間を送っているので、まあよしとしましょう。

田んぼに向かう途中では、野山に咲く花が風に揺れていました。ちょっと一息・・・。

田植えも終わり、このまま黄金色への道へと思ったのですが、陰りが見え始めました。

H267

まず、浮き苗の多さ。せっかく植えた稲が、力なく水面に浮かんできています。結構多いです。

やはり休耕が長かったので、土作りが今ひとつだったのでしょうか? 

田んぼは、秋になって稲刈りが終わると、藁を細かく切って田んぼに混ぜ込みます。そうすると、翌年にはふかふかの苗のベッドができあがるという寸法。

この藁が意外と役目をしているみたいです。聞いたところでは、まず肥料に。土を固くさせない、そして苗の根が絡みつく基盤に・・・。

うーむ、土だけの田んぼは甘かったみたい。

H268

次に、田んぼの表面に広がった、藻のような物体が・・・。水の取り入れ口の反対側の部分に大量発生。なにこれ?

様子を見てみるしかないようです。

今日は田んぼの除草剤撒き。私は当初、田んぼには除草剤を撒かないと思っていたのですが、田植えから一週間に1回だけ撒くそうです。

H269
その名もユートピア。ユートピアといえば、むかーしファミコンのゲームで連続殺人事件の犯人を追う、当時熱中した推理ゲーム・・・ あ、あれは「ポートピア連続殺人事件」でしたね。 だはは・・・、世代がバレる。

ともかく、ぱらぱらぱらりんこと粒剤を撒きながら、浮き苗を抑えこんでいきました。

なんとかうまくいって欲しいものです。

         ☆            ☆             ☆

平行で進めていた、もうひとつの作業。それは・・・。

H261
じゃじゃーん! 耕耘機の塗装でした。

1989年頃?のF1・・・、アイルトン・セナがマクラーレンに移籍、ナンバー「1」をつけたマルボロカラーのマクラーレンホンダです。

あの頃のF1は面白かったなー。でも、2015年から、ホンダが再びF1に参戦するようですから、期待しています。 あの頃の情熱を、もう一度お願いしたいものです。

またまた悪ノリ。

H270                ※火花を散らす走行中の写真は合成です。

と、マルボロカラーは・・・、やっぱりちょっと(かなり?)恥ずかしいよーな。

農作業を楽しくとのコンセプトでいろいろやってますが、恥ずかしい農作業は、やはりな~。

まあ、ご愛嬌ということで。

| | | コメント (6)

2013年5月19日 (日)

黄金色への道・・・④

田植えも昨日で終わりになる予定でしたが、あちこちで余った苗をくれることになりました。

いやー、ありがたいですね~。これで、ピースを無くしたジグソーパズルのようになっていた田んぼが、稲で埋めることができます。

とはいえ、田んぼルギーニが入れるとこはわずかなので、あとは手植えとなりました。うーん、これが結構大変な作業です。

H257
泥に足をとられ、せっかく植えた苗を踏みつけたり・・・。平衡感覚が今一つの私には、かなり気を遣う事に。

ここは水が澄んでキレイなので、素手で手植えをしても抵抗ありません。下界の田んぼでは、汚水のような水で作っているところもありますからねー。

アメンボがスイスイと滑る中をかきわけ、せっせせっせ。腰痛持ちにはこの姿勢がツラいかも。

H258
終わった頃、灰色にくすんでいた空から雨がポツポツ落ちてきました。やれやれ、雨の中の田植えとならずによかったな。

H259
黄金色への道も、また一つのステップが終わりホッと一息。近所を散歩する事にしました。

最近農作業ばかりでゆっくり散策するなんてあまりなかったから、周囲がこんなに緑いっぱいだったなんて改めて知りました。

いつもの散歩道に、ツリバナの淡いピンクの花がぶら下がっています。ふー、自然いっぱいのこの地域。歩くことが楽しいなんて、幸せなことです。

H260
霞む富士山。

今年はまだ『農鳥』のニュースがないなー。田植えはもう終わっちゃったぞ。

| | | コメント (6)

2013年5月18日 (土)

スーパーカー 発進!

H250
今年は水だけ入れて様子を見ることにした田んぼでしたが、いざ水を溜めてみるとみんなと同じように田植えをしたくなりました。

知り合いの農協の人に聞くと、出来が悪くて処分するのが少しあるよ。とのことでしたので、それはもったいないともらい、植えてみることにしました。

H252
6枚だけなので、真ん中あたりに植えればいいや。と思っていたら、飲み仲間が1枚余りをくれました。やた!

いよいよ田植えマシン登場。農業機械は義父がほとんど揃えてあったので、いろんな事ができます。

それでも田植え機は、やはり10年くらい放っていたので、調子悪・・・。

エアフィルターのスポンジはボロボロ。燃料ホースからガソリンは漏れるわで、結局念入りにメンテナンスすることになりました。

田植え機は、結構特殊な構造をしているので、操作レバーが何がなんやら。

H253
苗を載せて、いよいよレース開始! なんでレース? それは、このマシン・・・、

H249_3

ランボルギーニ・・・ではなく、『田んぼルギーニ・カウン田ック』なのですから。

エンブレムは、自作品。まだ、ステッカーだけだから雰囲気でないので、どうせならスーパーカーらしく、塗装も変えよう。

他にもいろいろあるよ。

H251_2
フェラーリとテーラーを合わせた『テーラーリ』、アルファロメオと米を合わせた『アルファ米オ』

こういうことには頭が働くのです。

これで少しは農作業も楽しくすることができるかな?

レースを終えて・・・。

H254

泥まみれとなった、スーパーカー。うーん、すぐ洗ってあげるからね。

と、肝心の田んぼは・・・。

H256_3
気持ちではまっすぐ歩いたつもりでしたが、若干というかかなりヘロヘロです。

通りがかった近所のおじさん、おばさんたちが、興味深げに眺めていきます。『あれあれ、街からきたムコ殿が、何を始めたやら』と思っているのでしょう。

「まーまーじゃん」と言いながら、唇の端が笑っているぞ。

まあ、生まれて始めて行った田植え作業なんで、ご愛嬌ということで。これから修行を重ねていくしかありませんね。

| | | コメント (4)

2013年5月15日 (水)

トトロの森・・・

強い日差しが連日続きます。山の緑は新緑というよりも、もう初夏の装いになってしまったような。

作業の合間をみて、ちょっと山の方へ足を伸ばしてみました。鳥の声が心地よく響く森の入口。出迎えてくれたのは・・・。

H246
ひっそりと佇むトトロでありました。どうやら、森の奥を見下ろしているようです。それとも足元に咲く、小さな花々をみているのでしょうか?

足元にはミヤマカタバミ。あちこちで花開いています。

H244
日の光をいっぱいに浴びると、元気に上を向いて咲きますが、日陰や天気が悪い日にはしょんぼりと横向きになってしまうようです。

H247
ピンクのラインの入った個体も。さらに・・・。

H248
こちらは遠目には、ほとんどピンク。様々な色があるものですね。

ちょっぴり周辺を、お散歩。

H245

稲妻型の、奇妙な幹。何の木だろ? さすがトトロがいるだけあって、不思議がいっぱいの森の中です。

| | | コメント (4)

2013年5月14日 (火)

田植え前・・・

島崎藤村の『夜明け前』ではないですが、この時期は、景色が刻々と変わっていきます。

土色だった田んぼに、やがて鏡のように水が張られ、そして苗が育ち景色を緑色に染めていく前の静かな一時。

逆さ富士も、直に見えなくなっていくことでしょう。

・・・ということで、もう一枚。

H242
一昨日の写真だけど、今度の休みには全て苗が植えられていそうです。

乗り遅れたらいかん! 競争にもみえる一斉の農作業。まったく田舎は働き者が多いと感心しています。

H243
初物の桃。貰い物ですが、もう収穫できたんですね。ありがたくいただきます。

うーん。ほんのりあまーい、上品でとろける味。

桃といえば、こちらの方言で『ももっちい』というのがあります。最初私もわからなかったけど、『くすぐったい』という意味です。

現在ではほとんどの方言は理解でき、かなりレベルがあがりました。普通に使いこなしている自分が怖い(;´▽`A``

その中でも『ももっちい』は、なんとなく可愛らしい言葉に思えます。

他にも『ちょびちょびしちょ』 『わにわにしちょ』 などインパクトの強い方言があります。

私の理解のもとでは、『ちょびちょび』≒『わにわに』なんですが(しちょ=するな)、『ちょびちょび』の方が用法が少し多いと思われます。

 ・ ちょびちょびしちょ ・・・ でしゃばった(ふざけた)事するな

 ・ わにわにしちょ   ・・・ ふざけた(落ち着きのない)事するな

ってのが、私なりの解釈です。

他にも

 ・ かわっこい     ・・・ 乾燥している

 ・ あこい        ・・・ かかと(踵)

 ・ しょうずける    ・・・  懲らしめる

 ・ おさっさ       ・・・ 落ち着きのない  慌てもの

 ・ こっちこーし    ・・・ こっちへおいで   (注:語尾に『し』が付かないと、強い言葉になる。 『こっちこー』 (こっちこい)) 

 ・ とんでこーし    ・・・ 走っておいで    (『とんでこー』 (走ってこい)  )

など、盛りだくさん! もっと収集しておかないと、消えてしまいそうな言語です。

お年寄りと話すと、まだまだ理解できない言葉がたくさん。 なくしてしまうのが惜しいような、田舎の素晴らしさを再認識しました。

※ 使用例 : 『ちょびちょびしてると しょうずけちもーぞ』  (ふざけてると 痛い目にあわせるぞ)

明日から使ってみよう!

    【方言については私の解釈ですので、また違う意味もあるとは思います】

| | | コメント (4)

2013年5月13日 (月)

農作業は日の出と共に始まり、日没と共に終わる・・・

すっかり農作業にはまってしまったんでしょか、朝は5:30に起きて田んぼを見回り、夜は早く寝るという体に変化しつつあります。

以下の記事は、昨日載せるつもりだったのですが、眠くてダウン・・・。原因は、暑かったので、畑を見ながらビールを飲んだからかなー。

そもそもアルコールにはあまり耐性のない私。野良仕事の後の一杯は美味しいけど、あとまで残るのがいかんなー。

H232
こちらは朝方の、空中神田。9割は水を湛えてきたでしょうか? こうやって、毎年この風景を見るのが楽しみ。 以前ここからの風景が、県主催かなんかの写真コンテストで賞を撮ったらしいです。

私の風景を勝手に撮ったらいかーんヽ( )`ε´( )ノ

さてさて、本日のスターは車庫の隅に眠っていた農業機械。

ドラ○もんのポケットのように、ありとあらゆるものが詰め込んであって、カオス状態となっていました車庫。整理を始めていくと、様々なものが顔を出してきました。

H241
これはもうローターを外して磨いた後ですのでキレイに見えますが、その前は埃まみれのとても動くとは思えない代物でした。

25年以上は前のモノだと思います。耕耘の爪のついたローターが付いていましたが、どうやら管理機というもののようです。

全面に飛び出した鉄の車輪が、マッドマックス風でとってもシュール。

ま、耕耘機と管理機の区別は曖昧なようですけど、様々な用途に使うことができるようです。

農業機械はみな大事にしていて、修理を重ねて動く限りは使う、一生ものの機械です。それで、私もこいつの目を覚ましてやりたいと思い、メンテナンスを始めました。

でも、思ったより傷んでいて、エアクリーナーには油がべっとり、動力伝達ベルトはふにゃふにゃ、燃料ホースは亀裂、etc・・・。

とにかく交換できる部品は全て交換して、清掃できるところはパーツクリーナーでゴシゴシ。

キャブレターもオーバーホール。

H233

キャブレターは燃料を気化して適量をシリンダー内に送り込む、心臓部の大事な部品。繊細で、小さなパーツが使われています。

0.2mm位の穴の空いた部品もいくつかあり、私にはよく理解できない部分もあります。

フロートと並ぶパーツは、まるで月の周回軌道に乗ったアポロ宇宙船(司令船・動力船)。

H234_3

これはニードル・バルブという部品です。どのくらいの大きさかというと・・・。

H235_2
アポロちっさ! くしゃみでどこかに飛んでいってしまいそう。

『西遊記』の冒頭、孫悟空が暴れ回った末、釈迦如来の手のひらから抜け出せるか賭けたけど、結局は抜け出せなかったというシーンさながら、宇宙は今我が指先に・・・なんてイメージしてしまいました。

全て組み立て直して、ついに試運転。リコイルスタータを引っ張ること数回。鈍くエンジンが回り始めました。 やた!

次第にエンジン音が落ち着いてきて、ギアをいれると無事走行することができました。やれやれ(^^;;

H238
これでフェラーリが2台になりました。なんか富豪になった気分。

H239
これは外した耕耘のローター。無骨でちょっとヤバい雰囲気。こんなのが回転するんだから、巻き込まれたら大怪我しちゃいますね。

それで・・・。

H240_3
お洒落に花を生けてみました。これで和やかに・・・。

うむむ、大地を切り裂くワイルドな鉤爪には、やはり花は似合わないぞ!

H229_2
夕刻の空中神田です。田植えの終わっていない水面に、赤みがかった富士山。

今の時期刻々と変化する空中神田と富士。明日はどんな姿を見せてくれるのでしょうか?

| | | コメント (6)

2013年5月11日 (土)

黄金色への道・・・③

今日は、雨にくすんだ一日となりました。それでも午前中は弱い雨でしたので、さっそく田んぼの耕耘に・・・。

H227
私の家から、現在からかっている田んぼまで50mほど。そのあいだに畑がありまして、今を見ごろのアヤメが澱んだ景色に色を添えていました。

H228
他にも雨の似合う花たちがたくさん。畑の隅っこにちょっとだけだったのに、年々範囲が広がって、いずれ畑を埋め尽くすことになるのかな?

肝心の田んぼは・・・。微かに体を濡らす雨の中、作業に入りました。そのうち・・・、

ふっふっふ、耕耘を重ねた努力のせいか・・・。

じゃじゃーん!

H226
しっかり水を湛え、ようやく田んぼらしくなりました。うーん、長い道のりでありました(大げさ?)。

こうなると田植えをしたくなっちゃいます。でも、今年は本格的な米作りの下準備のつもりでしたので、肥料も混ぜ込んでいないし収穫は望めないでしょうね。

でも、ちょっぴり他の家で余った苗をもらって、ちょびっと植えてみようと画策しています。

| | | コメント (8)

2013年5月 9日 (木)

ちょいと逆さ富士・・・

H221

昨日の夕刻の空中神田の様子。富士山がちょびっと田んぼに映っていました。(昨日載せる記事が今夜になってしまいました)

空気の澄んだ風のない日は、くっきりと水面に富士山が姿を現します。

なぜ平日に夕景が撮れたかというと、この日は人間ドックがあり、ついでにお休みをもらってしまいました。

温泉病院併設の施設なんで、検診が終わり結果の発表?があるまで、温泉やプール、トレーニングルームを利用したり、リクライゼーションルームでのんびりしたりとできるところです。

人間ドックでは、やはり胃カメラが苦手かな。いつもゲーゲーゲロゲロとなり、人がこんなに涎と涙と鼻水を流しているのに、ぐいぐい押し込んでくる・・・。ドSだ~! なんて思うけど、仕事なんだからしかたないけどね。

でも、今回の胃カメラの先生は、なかなかのテクニシャン。なんとかゲーゲロだけで済むことができました。

しかし、これだけは慣れるということがないです。

お昼ご飯がでて、午後から順番に結果説明がありますが、それまで結構時間があります。ぶらぶらとトレーニングルームを覗いていると、動きも軽やかなオネーサンがきて、体力測定でもいかがです? というのでついふらふらと引き寄せられるように入ってしまいました。

自転車こいだり、腹筋したり、ジャンプしたり・・・。久々だなーそんなことしたの。

体力年齢は実年齢より5歳若いとの結果。えっへん、これも農作業で鍛えているからかな? しかし、唯一平均値より低かったのは、平衡感覚。

ジェットコースターが怖くて乗れないのはこのためか・・・。うむ、いかんなー。田んぼの畦を軽やかに歩くには、バランス感覚を鍛えないとね。

って、人間ドックの結果より、体力測定の結果の方が興味あったりして・・・。

H223
田んぼの様子はと。うむむ、上の田んぼにはほぼ水は行き渡っているものの、溜まっているとは言い難い様子。

下の田んぼは・・・。

H224

うむむ、こちらはヤバい。水をかけ流し状態なのに、乾いた地面が目立ちます。やはり、10年以上休んでいた田んぼを復活させるには、生半可なことでは不可能なのか。

そこへ、村の仲間の『農業指導員(勝手に私が名づけた)』のMちゃんが通りがかりました。

【Mにーちゃんだの、Mちゃんだの。ここは田舎だから同じ苗字の家ばかり。それで名前で呼び合っているのですが、その名前も一字違いとかで、私はみんなを覚えるのに苦労しました】

「うーん、こりゃ難しいなー。今度の休みにもう一度耕耘してみるしかないね。で・・・」と、耕耘の仕方のアドバイスをくれました。

H225 
              ①          ②          ③

これが現在の田んぼの様子。水のあるところまで耕運機を転がし戻って、今度は横に耕耘していく、乾いたところはそのままにして、水が行くようだったら耕耘を始めるとのやり方です。

よーし、今度の休みにはまた挑戦だ! 復活できるまで頑張るぞ。

H220
・・・と農協からお届けものが。私に触発されたかはわからないけど、家庭菜園レベルの農作業を始めたカミさんの買い物。日焼け対策に麦わら帽子の後ろ半分が光を反射させる材料でできているとか・・・。

その名も、

H222
『涼かちゃん』。 うーむ、ドラ○もんにでてくる女の子をもじったものか・・・。

農業製品には、オヤジギャグっているのが多い気がします。うーん、負けないように私も修行を重ねないと。

とにかく、今度の土日はまた早起き確定です。エイエイオー!

| | | コメント (8)

2013年5月 6日 (月)

紫の君と・・・

H210
        【かこつべき故を知らねば覚束な如何なる草の縁なるらむ】

若紫、紫の上・・・、やはり紫の君というのがいいな。

ここは『アヤメの里』と呼ばれるように、あちこちにアヤメが咲いています。我が家の庭、畑にもたくさん。場所によっては紫であふれるくらい。

でも、紫の君の『光源氏』どころか、『(汗の)光る現地民』となった連休でありました。これだけまとめて農作業に打ち込んだのは、久々だなあ。

大きい声では言えませんが、仕事より一生懸命になりました。

底の抜けて一向に水の溜まらない田んぼは、田植えの終わった隣りのにーちゃんの大型のトラクタで深く耕耘してもらいました。

H212
おー、さすがに効率がいい。みるみるうちに耕耘されていきます。いやー、助かる助かる、ありがとごいす!

田舎はこういったコミュニティが大切ですね。

田舎に住むには二つの選択肢があると思います。『郷に入れば郷に従え』で、ある程度妥協して溶け込むか、それとも『自分を貫いて孤高に生きる』かです。

私は前者を選択しました。

確かに自分の育った環境に馴染めないこともたくさん。しかし地域社会学的にも、常識は変化すると言えるように、自分の持っている物差しが果たして正しいのかもわかりません。

習俗・・・風俗や慣習は、受け入れてしまえば良いこともたくさんあります。新参者が『キタレモン』などと言われたのは、ひと世代前の事だったのも運がよかった。

現在は、年齢も比較的近い連中で気軽に話せる環境になってきてると言えます。今回の耕耘を頼んだのも、そうしたコミュニケーションがあってこそのものだと思います。

「おー、いいぞ。やってやらー」と、ふたつ返事で快く引き受けてくれたにいちゃんは、私が師匠と仰ぐとなりのあんちゃん。

昔は村一番?の悪たれだったようですが、今は頼れる存在となっています。

H219

連休中、車庫を掃除してでてきた農業機械。でも、これ何? 単純だけど不思議な構造。

たまたま農業専門店で見かけて、稲の間に生えた雑草を取る、草取り機なるものと判明しました。でも、どうやって使うんだろ? 謎は残る・・・。

とりあえずメンテナンスをば。エアクリーナを清掃して、プラグ点検。燃料系はプライミングポンプが破損。さっそく交換。

エンジンの構造からみて、燃料は混合油。よっし試運転・・・と思いましたが、小さな影に気がついてやめました。

H217
向かいの石垣にキセキレイが。お尻を上下させる独特の動き。

私の存在で警戒しているようです。むむむ、なんかキショい虫をくわえているぞ。子育て中なんでしょか。

そういえば忘れていた、車庫のシャッターの上。

H218
なんか巣が見える。

わあ、ごめんごめん邪魔しちゃったね。でも、君のテリトリーの中には、私の作業場があるんだよー。

姿を見られないように、車庫の奥に引っ込んで作業を続けましたが、さすがにエンジン音はまずいと思いました。

H213
時間を経て、水を入れ始めた田んぼ。

あ、キセキレイ。先ほどのやつかな? 耕耘したばかりのところは、虫が這い出るせいか、鳥たちが集まるようです。

徐々に水が溜まっていきそう。うーん、このまま様子を見ていくしかないなー。あー、無事溜まりますように。

H215_2
トラクタのタイヤの跡に水が流れていって、美しい縞模様になっていきます。となりの田んぼは・・・。

H216
もう、田植えが終わり、早速賑やかにカエルの合唱。私の田んぼでも、いつしかこんな姿になって、生き物たちの住処にしたいもんです。

H211

村遺産の空中神田も、徐々に水の満たされた田んぼに変わっていきます。この風景、もう何度見たことでしょうか?

これからも、ずーっと続いて欲しい景色です。富士山が世界遺産になる日も間近なんだから、ここも含めてくれないかな。

しっかし軽トラばっかりだなー。でも、田舎の風景に一番映える車です。

| | | コメント (6)

2013年5月 4日 (土)

みどり摘み

新緑が目に鮮やかになってきました。心洗われそうな緑がまばゆいばかりです。

緑といえば・・・。

H205
松のみどり摘みもしないと・・・。「みどり摘み」とは、勢いよく伸びてくる新芽を欠く作業。これをやるのとやらないとでは、秋の剪定に影響します。

H206_2
基本形は、例えば3本の新芽があるときは、真ん中を落とし、両側を短くしていきます。

H207_9

こんな風にかな? 私はプロではありませんので、剪定は見よう見まねです。でも、こうやってみどり摘みをしておくと、いつもさっぱりした樹形が保てるのは確かなようです。

田んぼ、畑の草取りばど、やることは山ほどあります、みどり摘みもその間をぬって行っていますので、まあ雑になっちゃうな。 直に飽きてくるし・・・。

気晴らしに、ちょっとお山にドライブ。

H209
咲いていると、やはり撮ってしまうカタクリ。今年はちょっと少なめ。

この時期になっても、霜注意報がでるほどの冷え込みが激しいですので標高の高いところはまだ寂しい景色です。

H208_2
周囲が緑に包まれるのはもう少し先か・・・。

寂しそうに咲く足元の花々を見ながら、この場所をあとにしました。

| | | コメント (4)

2013年5月 3日 (金)

ツツジ・・・豆知識?

ようやくGW後半の休みに・・・。でも、なんか体が疲れていて、早起きはできず。

それでも8時頃から農作業をスタートしました。畑に残っていた、去年の枯れ草やら剪定を行った枝を燃やす、いわゆる『火燃し』。 熱いし暑い・・・( ̄Д ̄;;

まず、カミさんのつながりの理科の先生に聞いた話。

ツツジは花弁が5枚に分かれていますが上の方、雌しべや雄しべが向かっている方の花弁は色が違い、その根元にしか蜜がないとのことです。つまり受粉を行ってくれる虫たちの道しるべとなっているとのこと。

いわゆる蜜標(ハニーガイド)と言われるものです。

H204
こちらは小さめの花がいっぱい咲くもの。うーん、よく見ると上の花弁の色が濃いような。

H199_2
よくわからないので、大きめの花を咲かすのを観察。これは上部の花弁にだけ斑点があります。

H200
ツツジはありふれているので、今まであまりじっくり見なかったような。花弁も完全に分かれているわけでなく、途中から分かれていって5枚の花弁のように見えるのですね。

H201_2
花を分解。それぞれを味見していきます。まず下側の方から。

う、こ、これは!  生臭い。 次々とちょっぴり舐めていきます。 お、やはり斑点のついていた花弁の根元だけちょっと甘味があるような。

もっといくつかの花を分解して調べてみることにします。

H198
肝心の田んぼは? 今日は周囲を丁寧に耕運し、再び水を流してみます。だんだん溜まっていくような・・・。

明日の朝には、どのくらい溜まっているのか、それとも抜けているのか? 

しかし、もっとしっかり耕耘する必要はあります。私のフェラーリでは、あまり深く耕せないので、となりのMにーちゃんにお願いすることにしました。

Mにーちゃんといっても、Mのにーちゃんではなく年上なので私が勝手に、にーちゃんと呼んでいるだけです。

Mにーちゃんはがっちりしたトラクターを持っているので、さらに深く耕耘できるでしょう。

力仕事ばかりだったので、午後にはちょっと疲れが・・・。気晴らしに近くのワラビの生える場所へ。

ありますあります。くるくるっとした、ワラビが地面から顔を出していました。

H203
20分ほどで、これだけ採れました。まさに山の幸。

H202
さっそくあく抜き。鍋にワラビをいれます。それから重曹をぱらぱらと。

ヤカンでお湯を沸かして、ワラビが充分に浸るまで熱湯をじゃばじゃばとかけます。そのまま冷めるまで放置・・・。

冷めたら一旦ざるにとって、新しい水に入れ替えた鍋につけておきます。

明日は、ワラビの卵とじだなー。

春にしか味わえない春の味覚。山の幸に囲まれて過ごすひと時は、やはり幸せを感じる事ができます。

| | | コメント (4)

« 2013年4月 | トップページ | 2013年6月 »