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2013年3月31日 (日)

桃園の誓い・・・

我が家の周辺でも、桃の花が咲き始めました。

本場の桃の産地とは比べ物にならないですが、それでも薄いピンクの花は辺りをプチ桃源郷に変え、ちょっぴり神秘的な雰囲気を醸し出していました。

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桃の花を見ると、以前読んだ「三国志演義」の桃園の誓いの一場面を重ねてしまいます。

劉備玄徳、関羽雲長、張飛益徳が桃園の宴席で、義兄弟の契を結び生死を共にすると宣言した場面です。

『念劉備 關羽 張飛 雖然異姓 既結為兄弟 則同心協力 救困扶危 上報國家 下安黎庶 不求同年同月同日生 只願同年同月同日死』ってところかな?

いずれにしても、桃の花は妖しい香りのする花であるようです。

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ちょっとお遊びで、加工してみました。果樹に囲まれた住宅・・・。窓を開ければ様々な花で、窓枠はまるで額縁のようかもしれません。

うちの庭にも桃の木を植えようかな?

今日は雨も落ちる、肌寒いような一日でした。春になって様々な草木が元気になるのはいいのですが、空中神田の休耕田にも雑草がびっしり。

草取りと耕耘で、休日が終わってしまったなー。

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2013年3月30日 (土)

桃源郷は雨曇り・・・

雨曇り・・・気象用語にはないかもしれませんが、今にも泣き出しそうに沈んだ空。

それでも桃源郷が厳かに現れていました。うーむ、桃の花は晴れていると、思わず見とれてしまうほど鮮やかなのにな~。

ちょっと残念な天気です。

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周囲の菜の花のイエローの方が、目立っています。

桃の桃色?は、その日の天気によって、ずいぶんイメージが変わります。

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今日はやはり、ぱっとしない桃の花の色・・・。明日も天気が悪そうだし、来週までもつかな~?

このところの暖かさで、フライングのように一気に花開いてしまいました。例年は4月10日頃がピークなんです。

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ここの畑の持ち主はまさに芸術家! 桃畑なのか菜の花畑なのか難しいところなのだけど、とにかく菜の花をアート的に刈り、通路を作って鑑賞できるようにしています。知る人ぞ知る美的ポイント。

今年もおジャマしまーす。

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これが、その畑のおば・・・いやいや、奥様です。受粉のための花粉を、逆さにした傘で集めています。こんな中で働くのは、ちょっとうらやましいような。

でも、農家の苦労は想像を超えているんだよな~。手間をかけて一生懸命育てた桃。感謝して味わいましょう。

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種類によって桃の花に色の違いがあるのでしょうか? 桃の木はまったく詳しくないので、よくわかりません。プロがみれば、どんな種類かわかるのでしょうかね。

今度聞いてみよう・・・。

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やはり濁った空のもとでは、桃源郷も美しさ半減です。

雲をかき分けお日様が手を伸ばしてくれることを祈りましたが、信心不足のせいか晴れ間が現れることはありませんでした。

まあこれも時の運。晴れた日に仕事休んで桃源郷に浸りたいけど、現実はかなし。

名残惜しかったけど、後ろ髪惹かれる思いで桃源郷をあとにしました・・・。

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2013年3月24日 (日)

いつもの場所で・・・

我が家の近くの沢沿い。毎年人知れずいろんな花が咲きます。

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前回は1輪だけ咲いていましたが、今日は暖かな日差しの中で元気いっぱい!

どうやらキクザキイチゲのようです。最初はアズマイチゲだと思っていましたけど、葉がしゃんとしているので、間違いないかな?

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ただこの場所、山の陰&道路から沢にゴミを投げ捨てやすいからか、ゴミの不法投棄が絶えません。雑誌やら空き缶やら弁当のパックやらと目に付きます。

少し拾いましたが、困ったもんですね。

ゴミの先には、こんな可愛らしい花が咲いているのになー。

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ゴミにもめげず、毎年目を楽しませてくれる小さな命。大切にしていきたいものです。

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2013年3月23日 (土)

花に埋まる

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すもももももももものうち・・・。

早口言葉ではないですが、このところの暖かさで一気にスモモが開花しました。

家から車で7,8分。南斜面の開ける場所では、白い絨毯が広がっていました。いやー、きれいきれい。やはりこの景色は何度見ても素晴らしい!

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この時期だけ、スターダムにのし上がれる満開の花たち。フルーツ王国ならではの眺めであります。

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フルーツの花はあまり見ることがないかもしれませんが、スモモの花は純白です。イエローの雄しべはワンポイントです。

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スモモは漢字で李・・・。昔、漢文で習った李白の李の字なんですね。なにか繋がりがあるのでしょうか?

学生の頃、「李白」を「季白」と書いて、ペケもらった記憶がありますが、もう遠い昔のこと・・・。今は、

       玉壺繋青絲  沽酒來何遲  山花向我笑  正好銜杯時  
       晩酌東窗下  流鶯復在茲  春風與醉客  今日乃相宜

              (いい加減アレンジ訳:

           洒落た紐をつけた豪華な酒壺を持たせて酒を買いにいかせたのに、

           まてどくらせど帰ってこない。いったい何をやってるんじゃろ?

           山の花々が私に微笑みかけているのに、酒がないとはいかんとも

           しがたいではないか。

           ようやく買ってきた酒を、東の窓を開け晩酌で飲んでいると、鶯が

           さえずりを始めた・・・。

           春の風と酔っ払い・・・。なんとよい組み合わせではなかろうか)

ってなところでしょうか?

家の近くにはスモモの木はあまりありません。やはり適した場所があるのでしょうね。周りは梅の木ばかりです。

梅といえばメジロがたびたびやってくるので、今日も狙ってみました。でも、狙うとなかなか現れるもんじゃないです。

この梅の木は、お隣のしだれ梅です。しばらくすると気配がして・・・。

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『となりの梅は よくメジロ来る梅だ』と、『となりの客は よく柿喰う客だ』と、これも早口言葉がごっちゃになってしまいました。

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2013年3月20日 (水)

枯れ木に花を咲かせましょう・・・

花咲かじーさん大活躍! ではないですけど、このところの気温上昇で一気に賑やかな風景になってきました。

それにしてもちょっと暑くなりすぎるような・・・。昨日の最高気温は27℃超え。夏じゃん!

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お隣の庭のハクモクレン? でしょうか、ちょっとピンクがかっていてなかなかの見ごたえ。

もう2,3日で満開になりそうです。

ここが咲いているとすると・・・。少し向こうに3本のハクモクレンの木があるんですが、咲いているんじゃなかろうーか?

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おー、咲いてる咲いてる。ここは田んぼではないので、空中神田ではなく空中神畑です。

空中神畑に我が家の畑が一枚あるのですが、手入れをあまりしていないのでプチお花畑になっていました。

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ホトケノザで薄紫色に染まっています。これはこれでいいんじゃないかい? とは思うのですが、そのうち夏草が生え始め収集がつかなくなってしまいます。

そうなると除草に苦慮してしまいますので、今年は早めに手入れをしなければ・・・。

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鳥の鳴き声に空を仰ぐと、なんやら黄色い鳥がいました。キセキレイでしょうか・・・。

餌ではなく、どうやら巣の材料を運んでいるようです。様子を見ていると、なんとうちの倉庫のシャッターの上に頻繁に出入りしていました。

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うーむ、ここに巣を作られてしまうと、うかつに開けることができなくなってしまいます。なんか気を使ってしまうな~。今年は開かずの倉庫になってしまうんでしょうか。

近くの梅の花には、メジロもきていました。

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花札に「梅に鶯」という10点札があるのですが、実際に梅にくるのはどうやらメジロのようですね。

梅に鶯は、「取り合せのよいことの例え」と日本語大辞典には載っているので、めでたいことの象徴としての鳥の図案となっていったのでしょうか・・・。

でも、花札の梅札の鳥は目が赤いのはなぜだろう? 何気なく見ているものにも、考えると面白そうな事いっぱいありますね。

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2013年3月17日 (日)

藪の中でも・・・

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薄暗い藪の中・・・。ちょっと覗いてみると、なんたらイチゲ?がほころびていました。毎年群生して咲く場所なんですが、まだほとんどが蕾です。

もう夕刻だったので、キレイに撮れなかったなあ・・・。

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もう少し経てば、いっぱい咲いて賑やかになるんだけど、今日は1輪だけでした。

          ☆☆☆              ☆☆☆

さてさて、今日のメインイベントは耕運機でした。

ばーさんが「野菜畑を鋤いてくりょ」というので、耕運機の出番です。義父の遺したものなのですが、結構使う頻度が高い農機です。

ちなみに「鋤いてくりょ」とは「耕してくれ」という意味です。

とはいえ、しばらく使っていなかったのでちょいとメンテナンスをば。

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まずはスパイラルケースを外し、オイルクーラーの清掃。おー、土がかなり入り込んでる。

パーツクリーナーをじゃぶじゃぶかけて、あとはふきふき・・・。

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エンジンオイルも交換。結構真っ黒になっていました。ミッションオイルとロータリーオイルは、思ったほど濁ってなかったので今回は交換なし。

汚れたオイルは、やたらと捨てることができないので、オイルパックを使います。オイルパックは油を染み込ませて、あとは可燃物として出せる(自治体によってかな)ので、環境に優しいスグレモノです。

ピカピカにしてみると、この赤はフェラーリのようではないかい?

で、ちょっと高級車のように編集してみました↓

BGMはF1グランプリのテーマ曲。T-SQUAREのTRUTHで。

                                        また遊びすぎ(^-^;

Ko

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2013年3月16日 (土)

樹下の妖精・・・

ぽかぽか陽気に誘われるように、ちょっと山の方へ足を伸ばしました。うっそうとしてる針葉樹のもと、オウレンが咲いていました。

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近年のシカの食害で、すっかりなくなってしまったと思っていました。ひと月ほど前に、確認しに訪れたところ、雪に隠れるように葉っぱがありましたので、期待していたんです。

近くを流れる水路に反射する光を受けて、ひっそりと咲く小さな妖精・・・。

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葉先はかじられたためか、茎だけになってしまっています。それでも精一杯花を咲かすなんて、結構強いものですね。

背後に光が当たってちょっと面白く見えました。

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これはちょっと遊びすぎ? 背後にキラメキがあると、つい合わせてみたくなります。

         ☆☆☆             ☆☆☆

林道はまだまだ色彩が少ないのですが、ぽつぽつとイエローの花が・・・。

ダンコウバイもようやく目覚めてきたんだね。

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暖かな日差しの中で、小さな黄色い火が灯ったようです。

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よく見ると、小さな花がわんさか集まってひとつの塊になっています。

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ダンコウバイは「檀香梅」という名のごとく香りがあるからというけれど、実が香るとか材が香るとかものの本によって記述がちがいます。

花は・・・? 花に鼻を近づけてみたけど、花粉アレルギーで鼻づまりの私には所詮無理な話でありました。 ぶえっくしょい!

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これもちょっと遊びすぎ。

まあ、春ののどかな光の中、のんびり遊ぶのもたまにはいいですね。

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2013年3月10日 (日)

ミスミソウの咲く里

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車で30分くらいいったところに、ミスミソウの自生する里があります。もう何年も通っていますが、だんだん花が少なくなっているのが寂しいところ・・・。

以前はひとつの株から、わんさか花を咲かせていたのもありましたが、近年はちょぼょぼだな~。

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ミスミソウ・・・。雪割草ともいいますが、葉っぱが三裂するから、ミスミソウ。単純だけどその姿をよく表しているかな?

ここはかなりの傾斜地で咲いているので、足元が危ない危ない。花に夢中になると、滑ってしまいそうな斜面です。

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薄暗い樹下の中で、ぽつぽつと開く白い花は結構目立ちます。園芸種として様々な色の雪割草がありますが、こうして自生しているのはやはり趣があると思うのは私だけかな?

        ☆☆☆               ☆☆☆

ここの近くに、管理されているけどセツブンソウの群生しているところもあります。

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セツブンソウは花の少ない季節に咲くせいか人気が高く、既に様々なブログに写真が溢れていますね。

で、キレイな写真はそちらに任せるとして、ちょっと変わり種を・・・。

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アルビノでしょうか、緑色の個体もあります。一昨年あたりから確認できるようになった記憶があります。

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この個体は花の色にも違いがあります。白く花びらみたいなのは実は萼片で、花弁はY字型をした先端の黄色いやつです。

普通のセツブンソウは、青紫色の約の雄しべと赤紫色の雌しべですが、緑のセツブンソウは花弁と雌しべ以外は真っ白。

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今年は雪が多かったせいか、開花が遅れていました。また、茎が伸びてのっぽさんになっているような印象も受けました。

でも、春の到来をいち早く教えてくれる花の一つ。今年も変わらず拝めたことに感謝です。

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2013年3月 9日 (土)

山にも春が・・・

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いつもの林道のコースを流していて、ここにはマンサクがあったな~と思っていたら、咲いてました。

運転しながらではなかなかわかりませんでしたので、車から降りてよかったな。

花弁がまだ縮れていて、ちょっと宇宙人ぽいけど山の春を告げる花であります。

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樹木の花も、よく観察すると様々な形態があって面白いものです。エイリアンみたいなのもたくさんありますし。

今日はポカポカのお天気。少し歩くと汗ばむほどです。

でも、足元は・・・。H096_2

まだ積もった雪で、覆われています。

今日は長靴を忘れてしまったので、シャーベット状の雪が靴の中に入り込む入り込む。

ちべて~! 備えあれば憂いなし・・・。

やはり用意はきちんとしておかなければダメですね。

他の樹木を確認したけど、花の咲いているのは見つける事ができませんでした。

       ☆☆☆                ☆☆☆

家の周りにはホトケノザやオオイヌノフグリなどが、生き生きとしていました。逞しい彼らは、寒さの厳しい時期から一生懸命咲いていますが、やはり暖かくなると元気MAXになるようですね。

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水路の脇に咲いていたオオイヌノフグリ。流れる水の反射がキラキラとして、この花を引き立てていました。

畑の雑草として困ったちゃんなんですが、咲く場所がいいとスターになれるんですね。

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確かに別名「星の瞳」なので、もともとスターには違いないか・・・。

       ☆☆☆                ☆☆☆

今日はちょっと時間があったので、ちょいとザゼンソウの咲くところへも行ってきました。

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いるいる、薄暗い樹下に濃紫の修行僧がいっぱい。他にも衣が緑の修行僧もいれば、ライトな紫の衣の修行僧もいます。

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今日は風もあり、花粉にとっても絶好の飛行日和・・・。目の痒さと、くしゃみ鼻水に耐えながらの自然観察となりました。

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2013年3月 3日 (日)

齢1000年・・・

今日は日差しは弱かったけど、まずまずの天気。

垣根のレッドロビンに、またまた斑点病が現れてきたので、剪定をして殺菌剤を散布しました。でも、ちょっと飽きたので近くの巨木を見に・・・。

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これは「三恵(みつえ)の大ケヤキ」と言われる、国指定の天然記念物。三恵とは、過去ここに三恵村があったからだそうな。

推定1000年だけど、その長い年月の間に自然の猛威により主幹は朽ち果ててしまったようです。

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こんなふうに、巨大な幹は空洞化し左右2本に分かれてしまっています。

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それでもかなりの大きさ。

『  三恵の大ケヤキ    

                                     昭和二年十一月三十日 

                                               国指定天然記念物

県下屈指の大けやきである。 樹齢千年を経るというも推測であるが、相当年を経た巨樹である。 ふるい時代の落雷によって西方はそがれてあるが、子女二十人は充分に入れる空洞をつくっている。

樹高二五メートル、根廻り十七・二八メートル。 目通り幹囲 十四・三五メートル。五巨枝が四方に広がり、折損枝あるも遠くから望んで小山の観がある。』   〔原文ママ〕

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内部は、まるでトトロが潜んでいそうな空洞が・・・。でも、現在は周囲に住宅が立ち並び、荘厳さも今ひとつなのが残念なところ。

それでも見るものを圧倒するオーラは、まだまだあるようです。

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持っていた軍手を、ちょいと置いてみました。改めてその巨大さがわかります。

悠久の年月を過ごしてきたこのケヤキ。どんな世界を見てきたのでしょうね?

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2013年3月 2日 (土)

春風・・・

いやー、よく吹きました。 何が吹いたって・・・? ホラではなく春の風です。 ここらは山に遮られるせいかあまり風が吹かないのですが、下界はかなりの突風になったようです。

ここ2,3日の暖かさで周囲の雪はほとんどなくなり、視覚的にも寒さを感じさせるものが姿を消しています。寂しいような嬉しいような・・・。

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降雪で縮こまっていた福寿草も、元気に復活。一斉にパラボラアンテナを開き、お日様のエネルギーをたっぷりと受けていました。

今日も山の中腹にある、湖の方へちょびっと足を伸ばしてみました。

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湖畔のツツジも紅く染まって、芽吹きを待つばかり。湖も心なしか柔らかな雰囲気・・・。それにしても静かだな~。

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まだ雪の残る菖蒲池。時折吹く風に、水面が波立つと星空のように光が瞬きます。

避暑地として、時期になるとある程度人が集まるところではありますが、今はまだ景色独占状態。

踏みしめる雪の音を聴きながら、澄んだ空気を思いっきり吸い込みました。

・・・へっくしょい! むわー、花粉アレルギーが。

暖かくなったはいいけど、花粉はいかんなー。これで春が微妙な季節になってしまっています。

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