
日差しの元にいると、ほっこり暖まる一日でした。だんだん外での作業がツラくなくなります。
それでも風は冷気を含んでいて、日陰に入るとさみーって感じです。
近くの竹林が、陽光に光っているようでした。レンズを向けているとまるで水中にいるような錯覚を覚えます。

紅葉と見間違えるような、レッドロビンの葉。うちの垣根なんだけど、そろそろ剪定をしないとな・・・。
ほうっておくと、すぐにひょいひょい伸びちゃうし、ゴマ色斑点病がすぐ発症しちゃう。いつかは大発生して丸坊主状態にしたこともあります。
今日も倉庫というか物置の片付けと、有価物の区分などしていましたが、いかんせん飽きてきました。
で、1時間半ほど愛車の軽トラを駆って、ドライブをしてきました。なんとなく身延町の方へ・・・。

おお、これは何だ! 穴の空いた柄杓が林立している!
ここは「産宮神」なる、安産の神様の祠でありました。うーむ、もう安産を願う年でもないけど(^-^; ちょっと気になる存在です。
なになに・・・
【むか~し昔その昔、ある祠近くに若夫婦が住んでおったそうな。 「あんた~、産まれる産まれる」 「どわわ、ばーさんどこ? ばーさんどこ~?」 でも、なかなかの難産で大変苦しみました。 そこへ物語のようにタイミングよく通りかかる旅の僧が・・・。 藁にもすがる思いで、なんとかしてくんなしょ、と必死にお願いをしました。 その僧は柄杓を用意させると、何やら呪文(お経)を唱えて柄杓の底をえいっと抜きました。 それから水をさらさら~っと通すとあら不思議、元気な男の子がするっと産まれたではありませんか。 以来若夫婦はお礼に柄杓を祠に奉納して、ありがたや~ へへ~ と祈ったそうな・・・】
注:この伝説は、私がだいぶアレンジしてありますので、原文通りではありません!
そして次に訪れたのは、ここ。

迫力のある巨大な銀杏。この銀杏は以前載せた「逆さお葉つき銀杏」の近くにある、もうひとつの「お葉つき銀杏」。
以前のは「逆さ」もあるため、難易度が高いような気がしますが、これはこれで周囲を圧巻する存在感です。
そして、国指定の天然記念物の御神木でもあります。記述によると、
根元の周囲 6.42メートル
樹 高 24メートル
目通り幹囲 5.4メートル (目通りとは人間の目の高さ付近で測る寸法)
【弘安五(1282)年秋深い日、日蓮聖人持病いよいよ重くなり、常陸へ湯治にと向かう途中 本国寺に一泊したとき一本の銀杏を植えられたのが 現在の国指定天然記念物本国寺の お葉つきイチョウである。】 〔原文ママ〕

うーん、となると樹齢730年くらいなんだー。やはり秋のピークにこないとな・・・。そのときには、お葉つき銀杏なるものを見られるでしょうか?
余談ですが、銀杏は針葉樹なんですね。針葉樹というと松や杉みたいに尖った葉っぱを想像しますが、銀杏は裸子植物なので針葉樹に分類されているんですね。