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2012年10月28日 (日)

魔法の絨毯

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高い山の方は、かなり紅葉が広がっていました。

うひょー、まるで色とりどりの魔法の絨毯が浮かんでいるようです。この林道はあまり人気のない場所なので、ギャラリーは私独り・・・。

・・・というか、他に人のいない場所を選んでいるので、景色独占です。

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しかし、少し肌寒いぞ。

天気も悪く霧が立ち込めていますが、その霧が晴れる瞬間に色鮮やかな山肌が現れます。

日差しに輝く紅葉もいいけれど、しっとりとした空気の中に浮かび上がる姿もいいものです。

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1年で一番色彩豊かな時期。なにも人の目を楽しませるように色づくわけではないですが、自然の営みはやっぱりダイナミックですね~。

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年々紅葉が今一つになっていく中、今年はまずまずの姿かもしれません。

私が山登りを始めた頃の、めくるめく色彩にはまだまだ遠いかもしれませんが、当時の頭がからっぽになるような素晴らしい紅葉に戻るよう密かに願っています。

それでも、今秋も眺めることのできた山からの贈り物。大切にしていきたいな・・・。

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2012年10月27日 (土)

色づく湖畔・・・

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ぽちぽちと家族連れが訪れていた、伊奈ケ湖畔。ピークにはまだ早いものの、楓がいよいよ良い色になってきました。

この湖畔の楓は毎年見事な色彩に染まるので、楽しみにしています。もう何年目になるんでしょうかね?

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白鳥が岸辺にいて、何かを食べていました。以前は6羽くらいいたのですが、野犬などに襲われ1匹にまでなっていました。

1匹だけでは可愛そうだと、小学生の声から実現し、山中湖からコブハクチョウのつがいが贈られたのは、今年のニュースか・・・。


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湖面に映える楓の紅葉。しばし佇んで眺めていました。

来週あたりは見頃になるでしょうか。

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2012年10月21日 (日)

遠き山に日が落ちて・・・

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すっかり雪化粧の富士山。柔らかな夕刻の光を浴びていました。

雲一つない好天気。今日は村の秋祭りの日でした。焼き鳥を焼いたり、焼きそばをつくったりの村総出のお祭りです。

朝からビールを飲んで、アルコールにあまり耐性のない私はすでによろよろ・・・。

でも、楽しい時間を過ごすことができました。田舎に住んで、すっかりここに染まってしまったなー。

新しい土地(特に田舎)に住むと、煩わしいことも多いので馴染むか拒絶するかの二択になると思います。

でも、どうせなら馴染んでしまった方がいいと思い、いろいろな行事に参加しているうちにすっかり第二の古里になったような・・・。

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沈みゆく夕日にバラ色に染まる下界を見ていると、ドヴォルザークの新世界の楽章「遠き山に日が落ちて~♪」がぴったりハマる気がします。

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2012年10月20日 (土)

山が染まる・・・

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山を包む冷気が、様々な色のインクを撒いているように木々を染めています。

静まり返った林道を走っていると、標高の高いところでは既に冬支度をしていました。

何回この山の紅葉を見たんだろ・・・。近年物足りなかった色彩は、今年は少しは蘇るのでしょうかね?

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今日は曇りがちでしたが、しっとりとした色もまたなかなか・・・。

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木々に絡みつくタイプですが、こちらは真っ赤。

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イケマの実が寒そうに、黄葉の陰でぶーらぶら。

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ピンクに染まっているのも、妙味。淡ーい味の和菓子の様な風合いです。

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足元にはマーブルチョコ。・・・のようなマムシグサの実。スイーツのようで、ちょっと美味しそう。

毒さえなければ、パティシエも喜びそうなデザインだと思うけどな~。

一口に紅葉といっても、様々。面白い「カタチ」があるものですね。

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2012年10月14日 (日)

アスファルトに咲く・・・

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    ♪涙の数だけ強くなれるよ アスファルトに咲く花のように・・・♪

したたかで逞しい雑草。道路の真ん中の隙間から元気よく育っています。

思わず車を止めた、逆光に映える小さな紅葉。植物の生命力はホントすごいや。

今日は昨日の続きの草刈り・・・。雑草にはほとほと弱っているのに、生える場所が違うとまた楽しからずや。魅力的に見えてしまうから不思議です。

まる二日がかりで、休耕田の草刈がほぼ終了。いやー、くたびれた。

マメはできるは、刈払機のメインパイプの当たる腿の部分が擦れて痛むはで、ボロボロになった休日だったなー。

それでもすっかりキレイになった休耕田に、ある種の達成感があることは確かです。

体を動かすことは、やはり大切ですね。

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2012年10月13日 (土)

空に吸はれし・・・

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  ☆☆☆ 不来方の お城の草に寝ころびて 空に吸はれし○○の心 ☆☆☆

                                             by たくぼく

てな感じの夕刻の空でした。

今日は朝から、休耕田の草刈り。「空中神田」とも言えるこの高台にあるこの田んぼ。

義父が亡くなってからほったらかし状態になっていますが、気がつくと雑草の天国になっています。

雑草だらけにしておくと、近隣で米作りをしている方に迷惑がかかるので、たまに除草剤を撒いたり、草取りをしています。

普段は仕事に追われている身としては、結構その維持が大変です。

好きで自然豊かなこの土地に引っ越してきたのですが、いざ農家の実態を知ってみると、いかに体力勝負かが今更ながらに実感できますね。

かつての自称シティーボーイだった私が、今はすっかりカントリーボーイに変身してしまいました。

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刈払機を使って、雑草を刈っていきます。でも、結構大変。膝まで伸びた雑草は刈ってみるとかなりの量で、草の山がたくさんできてしまいました。

一日がかりで作業したけれど、まだ終わらない・・・。残りはまた明日だな~。

一息ついていて、素晴らしい空に初めて気がつきました。「空中神田」はやはり、ステキな場所です。

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富士山はこの時間はシルエット。疲れた体に清々しい姿を見せてくれます。

都会では見ることのできない、自然の勇姿・・・。ここに住んで幸せだなーっと思う、一つの姿です。

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2012年10月 8日 (月)

赤い実・・・

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秋グミの実がたくさんぶら下がっていました。夕刻の太陽に、透き通った宝石のように輝いています。

あまーい果汁が詰まっているような柔らかい実。

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液果の中には種が一つ。中身を確かめたところで、さっそく味見を・・・。

うわ! ぺっぺっ、渋い、エグい、見た目にだまされた。渋柿を齧ったような苦味が口中に広がりました。

かなり熟してくると、少しは甘味が感じられるようになるみたいですので、また時間をおいて味見をしてみます。

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近くで同じように輝いていた実は、オトコヨウゾメ。ツヤツヤとして、こちらも宝石のよう。

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こちらは、大きめの種が一つ。匂いは青臭くてとても食べられる代物ではなさそうなので、味見はキャンセル。

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一粒だけ残っている、マイヅルソウの実も発見。これも液果でぶよぶよと柔らかい。

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ちっちゃな種が二粒。実の味は・・・? うーん、微かに甘味が感じられるような気がしましたが、なにせちっちゃい実なのでよくわかりません。もう少したくさんあればよかったな。

山の秋は、赤い実をつける植物が多いように見えるけど、目立つからそう思うのでしょうか?

他にもいろいろと目に付いた、赤い実がいくつか。

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ガマズミもよく目立ちます。かなり熟してくれば、これも美味しく食べられるようになるそうですが、渋い味を試してみるのもいいかも・・・って摘んでくるのを忘れました。

次回、また採りに行こう。

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マーブルチョコみたいな、マムシグサの実。もう少し経つと真っ赤になるんだけな。

しかしこれは有毒植物として有名なので、見るだけにしておきます。含まれているシュウ酸カルシウムとかいうのがヤバイらしいですから。

君子危うきに近寄らずですね。

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2012年10月 7日 (日)

トリカブトの夢

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天気が悪いせいもあるのでしょうが、山肌をなでていく風は冷たく静まりかえっていました。秋の花も少なく、名残惜しそうにぽちぽちと咲いているばかりです。

一時は至るところに見られたトリカブトも、今はすっかり減少していて、儚げに薄紫の花を揺らしています。

櫛形山登山を始めた頃は、びっくりするくらい賑やかに咲いていた秋の花。近年の気候の変化や野生動物たちの食害だけではないでしょうけど、ほんと寂しいばかりです。

トリカブトは猛毒を持っているというのに、野生動物たちはそれも食するようです。お腹こわさないんでしょうか?

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ぽくぽくと登山道を歩いていると、花が溢れていてシャッターを切るのに忙しかった頃を思い出しますね。

・・・いかんいかん、ノスタルジーに浸っているようでは年を取った証拠だな(^^;

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まだまだ緑あふれるこの山。またいつか花でいっぱいの山になって欲しいな。トリカブトの花を眺めながら、そんな夢を重ねてみました。

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2012年10月 6日 (土)

小道を歩けば・・・

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秋の花が、あちらこちらで花開くようのなりました。我が家は山に近いところにありますので、少し歩くと様々な山里の花に出会うことができます。

いつもの場所に、今年もアケボノソウの花を見つける事ができました。

湿ったところに育ち、その花びらの模様を明け方の星空に見立て、この名前がついたそうな・・・。

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そう言われると、なるほど星空に見えないこともない。うーん、この想像力というか、名付けた人のセンスは素晴らしいや。

私には、独特の模様は何となく異星人の顔のようにも見えて面白いです。

オケラにも出会えました。

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オケラって漢字で表すと「朮」って書くんですね。まず使うことのない漢字です。

花を包むカゴのような包葉が特徴です。毎年あちこち散歩しているのですが、このオケラは、この場所でしか確認できていません。

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おー、キチョウ?が花に止まってくれました。花と昆虫は絵になりますね。

年々山が荒れていって、以前から撮っていた植物の植生というか、種類が変わってきました。

見た目にも荒廃していくのがよくわかります。高齢化などで、山の手入れをする人がいなくなってきたこともあるようです。

自然と人間・・・。相反するようですが、人の手が入って保たれる自然の調和というのもあるんですよね。

私の長年にわたって仕入れた近隣の花マップ。この先残っていってくれるかなー。

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2012年10月 1日 (月)

秋の実

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すぐ近にあるナツメの木に、実が鈴なりになっていました。手の届くところにもたくさんあるので、ちょっと失敬して干しナツメでも作ってみようかな?

とりあえず色艶のいいのを採ってちょっと味見・・・。うわ、スカーッ! まじい。

生臭いような味が口に広がりました。そこで熟してシワシワになったのを試してみると、美味しいとは言えないけど、後味はあのナツメでした。

やはり干して乾燥させたほうが美味しくなるんだろうね。

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実を割ってみると大きめの種がひとつ。アーモンドのようです。実に比べて種が大きめでアンバランスです。

こちらは庭にあるスズランの実。

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ツヤのあるオレンジの玉っころ。毒草であるのを知らなければ、つい味見してみたくなるようです。

さすがの私も、味を確かめることはできません。美味しそうに見えても、毒を含む植物は一杯あります。

              むやみに口にしてはいけませんね。

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実は少し柔らかく、弾力があります。割って中身を取り出してみました。

白っぽい種がころころと出てきます。大きさは2~3mmというところでしょうか。

植物によって実や種の付き方は、それぞれ。よくこんなたくさんの種類があるものです。

地球誕生から長い年月を経て、驚く程の生態を作り出してきた自然は、やはり素晴らしいや・・・。

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