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2012年9月30日 (日)

山のスイーツ

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歩いて5分もかからないところに、アケビの木が生えています。花の咲く頃から度々様子を見に来ていましたが、今回実が開いて食べごろになっていました。

近年立派なアケビの実がならなくなっていますので、これは出来のいい方です。

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実をとって口に含むと、なつかしいような素朴な甘さが広がります。しかしほとんどが種だなー。

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ちっちゃな黒い種。子供が小さい頃はたくさん採ってきて庭で食べ、種をスイカの種のようにばらまいた記憶が蘇ってきます。

そのせいか、庭にアケビのツルが毎年伸びてきては刈り取ることになってしまいました。放っておけばツルがどんどん成長し、やがて藪のようになってしまうでしょう。

山には、他にもたくさんのアケビの木があります。他の木に巻きついて成長し、やがてもとの木を覆い尽くすとすっかり荒廃したイメージになっていきますからね。

うちの庭がアケビに占領されたら、たまらないですな。

やはり山の秋の味覚は、山で味わうのがよろしいようです。

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2012年9月29日 (土)

妖艶なる・・・

N104田んぼのあぜ、小道の脇などあちこちに彼岸花が咲き誇っています。この赤い花は目立つので、つい目をやってしまいます。

近くに竹林があり、その中に毎年たくさんの彼岸花が咲いて目を引きます。

曼珠沙華ともいいますが、こちらの呼び名の方がもっと妖しい気がしますね。

N103_3竹林に続く小道に沿って、まるで案内しているよう。妖しい世界に連れていかれそうな雰囲気が・・・。

N105静かな竹林の中にはいると、やはりちょっぴりミステリアスな世界。

この時期に、いきなり現れて周囲を赤く染める彼岸花。彼岸花の名所がニュースになってたくさんの人が見に来てるけど、ここは私独り。

贅沢だなー。

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2012年9月27日 (木)

夜空の月暈

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夜になると、肌寒く感じられるようになりました。秋も深まりつつあるんですね。

ふと月を見上げると、周囲に丸い光の輪が・・・。月暈がでっかく夜空を飾っておりました。

いやー、秋の夜にふさわしい郷愁を感じさせる景色です。大気中の氷晶がプリズムの役目を果たし光を屈折してできる光学現象ですが、そんな理屈は抜きにして純粋に楽しみたい光景ですね。

古人はこの光景をどんな思いで見ていたんでしょうか・・・。

そんなことを考えながら、しばし佇んでいました。

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2012年9月22日 (土)

「空中神田」も・・・

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先日までは黄金色に染まっていた景色も一転、稲刈りもだいぶ進んできました。

田んぼにはいくつもの「うし」が並び、稲を干す作業に入っています。ここらへんでは、稲を干すこの道具?を「うし」と呼びます。

私が引っ越してきたころは、「うし」と言われてもなんのことやら分かりませんでしたが、今ではまったく違和感なく使っていますねー。

うーむ、根っからの農家の婿みたいになってしまってる・・・。

今日も稲刈りのお手伝い。今週は雨がよく降ったので、田んぼはさらにぐちゃぐちゃ。歩くたびに、がぽがぽと長靴が音を立てます。

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ちっちゃなイモリを発見。最近見かけなかったけど、「空中神田」にはまだ細々と生きていたんですね。

しかし、ぐちゃぐちゃの田んぼで倒れた稲を手刈りしたので、指がふやけてしわしわ~。普段はもっと艶やかな手なんだけど・・・ね。

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イモリはお腹が真っ赤。お茶目な顔をしていますが、毒を持っているよという警戒色のようです。

赤といえば、この虫も・・・。

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ちょっと寂しげに見える赤とんぼ、秋の深まりを感じさせてくれます。

ここら辺はまだまだ自然が一杯! 四季折々の姿を見せてくれる、ステキな場所です。

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2012年9月18日 (火)

虹伝説

N096昨日、虹を見た話を載せましたが、運の良いことに今朝も見事な虹を拝むことができました。

早起きは三文の得とは、よく言ったものです。早朝に降った雨がスクリーンになって、朝日に輝いていました。

その間10分くらいでしょうか・・・。昨日の疲れも、これでだいぶ回復できたかな?

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虹伝説のゴブリンのように、虹の端っこを捕まえよう・・・。そんな気分になります。

「YOU CAN NEVER COME TO THIS PLACE」

虹伝説のラストの曲が、聞こえたような気がしました。

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2012年9月17日 (月)

その者 野良着をまといて 金色の野に降り立つべし Ⅱ

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黄金色の中を進む稲刈り機・・・。秋の風が吹き付ける様は、まさに風の谷のナウ・・・。

ではなく、山の上のウマシカか・・・?

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眼下に街を望む高台にあるこの田んぼは、まさに「空中神田」。天空にいるようにも思えます。

ここはお隣の家の田んぼ。今まで稲作をしていたおジイさんが亡くなり、その息子さんがなんとか続けてみたのですが、いかんせん大変そう。

それで、となりのよしみ、稲刈りを手伝うことにしました。

土曜日は仕事でしたので、日曜日と月曜日にお手伝い。とはいえ、私も農業はまったくの素人。でも、今までなんとなく見てきた作業が役に立つことになりました。

しかし照りつける太陽に、もう汗だく。熱中症と隣り合わせの作業となりました。

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おやおや、稲を刈ったあとに薄紫色の小さな花が。コナギ?でしょうか。なんとか稲刈り機に踏み潰されずにすんだようです。

あやあや、こちらはカヤネズミの巣。ほかにも幾つか見つかりました。

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私がここに住み始めた頃にはたくさん見られたのですが、最近あまり見かけることがなくなっていましたのでちょっぴりうれしいような。

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稲刈りに驚いて逃げてしまったのでしょう、中は空っぽ。子育て中だと、小指の先ほどの肌色の赤ちゃんネズミがいるんですがね。

まったく田んぼはいろんなお宝が隠れていて、不思議な世界だな~。

・・・と感心していると・・・     【ブログ主 転倒す!】

どわわ、脚が動かなくなりバランスを崩した私は、尻餅をつくことに。この田んぼは水はけが悪く、また生憎朝方降った雨のお陰でどろどろぐちゃぐちゃになっていたのです。

長靴が深く土にめり込み、抜けなくなってしまいました。こんなん・・・

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うむむ、外目には長閑にみえる田んぼも、いざ入ってみるとその牙を向いてきます。おとろしー! 

手を使ってようやく引き抜いたものの、こんな調子じゃ歩くだけでヒットポイントがガンガン減ってくるようです。

うーむ、さすがにくたびれたわい。まったく稲刈りも楽じゃない。

午後になるとにわかに曇ってきて通り雨。こりゃまいったなと思っていると、おー、虹が出ているではありませんか。

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いやいや、この景色をみただけで、回復してくるような気がします。

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光に包まれる街。・・・虹を見ると、ついウル・デ・リコの虹伝説を重ねてしまいます。

ウル・デ・リコは絵本作家で、後にギタリストの高中正義が絵の一つひとつに曲を付けました。

そんな絵本の世界に負けないくらいの美しさ。

自然はやはり素晴らしいです。

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2012年9月 9日 (日)

その者 野良着をまといて 金色の野に降り立つべし

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早いもので、もう稲刈りの季節・・・。私の住む周辺でも、朝早くから稲刈り機のエンジン音が響きます。

黄金色に実った米が、時折吹く風に波打って異世界の雰囲気を醸し出しています。

うちにも義父が亡くなって以来、休耕田となっているところがいくつかありますので、そろそろ見よう見まねで米作りに挑戦してみようかな?

何年もほったらかしている我が家の田んぼには、雑草ばかり・・・。今日は休耕田を耕運機で耕しました。雑草取りの意味合いもあります。

いつもは除草剤散布ばかりしていますが、除草剤ばかり撒いていると土が死んでしまいますからね。

しかし、慣れない仕事にもうくたくた・・・。うーむ、仕事を退職したら、趣味程度にやってみようかなと思っていますが、その頃には体力があるかどうか。

今のうちにノウハウを憶えておくのもいいかもしれませんね。

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しかし、雨のちっとも降らないこの天気はなんだろね?

大地はカラカラ。耕運機で耕していると、砂埃が舞い上がってもうやだー!

でも、我が家から望む富士山は相変わらず美しい姿を見せてくれています。

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2012年9月 1日 (土)

食べられるホオズキ

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初夏に植えておいた「食べられるホオズキ」なるものが、たくさん実をつけました。

しかしこのホオズキ、でかくなるもんです。1m50cmくらいの背丈になって、あの赤い実をつける一般的なホオズキにくらべて、情緒がないような・・・。

実は赤くならず、緑→黄色となっていきます。熟したであろう実を摘んでみました。

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カラカラと乾いた袋の中に、黄色く熟した果実が・・・。どんな味がするんだろ?

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どわわ、これは腐っておる。見るからに食べられる代物ではないわい。むむむ。

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丸っこい実がごろごろ。少し柔らかくぶよぶよしている。これは普通のホオズキと同じです。

試食してみると・・・。うーん、やはりホオズキの味。

子供の頃、ホオズキの実の中身をほじくって(方言? じゃないよな)取り出し、空になった透明な実の袋を、舌の上で音を出す遊びがありました。

その時のほろ苦い味が、ちょっとマイルドになった感じかな?

後味はやはりほろ苦い。特に美味しいというものではないけれど、懐かしいような味でした。

甘く美味しいフルーツが出回っている今。まあ、「食べられないでもないホオズキ」でしょうか・・・。

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