« 2011年5月 | トップページ | 2011年7月 »

2011年6月28日 (火)

小さな山の鐘・・・

Hansyou1_2

登山道の入り口に毎年ヤマユリが咲くのですが、今年も蕾が膨らんでいるなーと眺めていると、となりに小さな紅紫の花が・・・。

ハンショウヅルです。形が半鐘に似ているからなんですが、私には「少年アシベ」の髪型のように見えてしまいます。

目立たないけど、見つけるとなんだか嬉しい・・・そんな花です。

Hansyou2

厚ぼったいガク の中をそっと覗くと、雄しべが所狭しと詰まっていました。こりゃ、まだ開いたばっかりの模様。

ひっそりと、木陰に隠れるようにぶら下がる小さな半鐘。

しばしのんびり休んでいると、小さな鐘の音が聞こえたような気がして、思わず耳を澄ます私でした。

| | | コメント (2)

2011年6月27日 (月)

次世代ベッド・・・?

Maizurusou1

うっかりと踏みつけそうな地面から、鶴が舞い踊り始めました。

その葉の様子から、鶴が舞い踊る姿を重ねたマイヅルソウです。しかしこの花がまたちっさ・・・。

でも、雄しべがとげとげに見えて、ズームアップしてみると、割とユニークな花です。

Maizurusou2

私はどうもこの花を見ると、映画「宇宙戦争」の火星人の操るタコマシン(宇宙船)?を想像してしまいます。

ちょっぴりSFチックなイメージでしょうか。

ここは太古を生き抜いてきたであろう、巨大な樹木が倒れているところ。時の流れで古木も山の土の一部と化しているところ・・・。

Maizurusou3

その上部は、ふかふかの自然のベッドとなり、植物たちが生い茂っています。次世代へとつなぐベッド。

Maizurusou4

マイヅルソウもちゃっかり、そのベッドの恩恵を受けていました。ここなら踏みつけられずに済みそうかな?

樹木はその寿命をまっとうするとどうと倒れ、そこには日がさすようになります。そうすると、いままでちんとしていた林床の植物たちが元気になるんですね。

古木を苗床として、また新たな生命が育ちやがて大木になっていきます。そうやって、世代は繰り返していくんですね。

そんな事を思い描きながら、このふかふかの上に寝そべってみたい衝動にかられました。でも、先客がいるから、がまんがまん^^;

| | | コメント (0)

2011年6月20日 (月)

リトルバン

Koajisai2

雨がたっぷりと降り続くせいか、山々の木々がいっそう緑濃く、生きいきしているように思います。

こく茂った木々の葉の下に、小さなぽわぽわが・・・。

コアジサイも、その可愛らしい花を咲かせ始めました。

小さな星が、たくさんひしめいているような姿。大宇宙のビッグバンとは比べ物にはならないけれど、ここにも小さな宇宙がありました。

星の生まれる小宇宙・・・。まるでリトルバン?

Koajisai1

あまり目立つ花ではないけど、目を近づけてみる価値はあると思います。小さな虫たちには、壮大な星空に映るんだろーなって想像すると、楽しくなりますね。  

| | | コメント (2)

2011年6月19日 (日)

香り豊かに・・・

Yamaboushi1

久々に山の方に向かうと、何とも言えないいい香りが・・・。おー、もうそんな時期なんですね。

ヤマボウシが純白のドレスを広げていました。

でも、この香り・・・、どんな表現をしてよいのでしょうかね? 人工では再現できないであろう、豊かに広がる芳香。

自然はホントに素晴らしいです。

Yamaboushi2

もう夕刻なので薄暗くなっていましたが、それゆえひときわ妖しく輝いているように見えました。

そろそろ登山もしたいなー。様々な草木が出迎えてくれることでしょうに・・・。

なかなか山に登れなかった理由は3.つ。

1つは天気。休みになると雨が降って、足止めをくらいます。根性のある人は、雨でも山に登るのでしょうが、わたしは生憎根性なし。

やはり、よい天気の時に登りたいな。

2つ目は、野良仕事^^;

半分婿のような形で田舎に引っ越してきた私は、こき使われる運命にあったようです。ここ2週間は、休耕田の除草剤散布。

放っておくと、すぐに草でいっぱいになってしまいます。植物の好きな私には、除草剤という相反する薬品を撒くことに少々抵抗を感じながらも、しぶしぶ行うのでありました。

3つ目は、車いじりです。車も大好きな私は、余暇を利用してDIYにいそしむことも多いです。

最近手をつけたのは・・・。

Jim1

私の山の足となっているJimnyのフロントグリルの制作。純正のグリルの中をカットして、塗装してネットを貼り付け。

これだけだと簡単そうですが、いやー時間かかりました。たいした道具もないので、中を抜くのにアクリルカッターでカリカリ。

隙間にパテを塗って、磨いて磨いて。張るネットはあちこち探し回りましたが、なかなかなくて参りました。

でも、どうにかアルミのネットを探すことができましたが、これがまた寸足らず。仕方なく3分割しましたのでツギハギになってしまいました。

まあ、黒く塗装したので遠目にはわからないかな?

続いてオーディオ回り。

Jim3

まずツイーターを取り付けました。「黄色い帽子」で1000円台で販売していた安物なんで、まああった方がいいかな? ってな音ですが、とりあえずは音が広がった感じ。

フロントスピーカーの配線から分岐しました。機会あったら、もう少しグレードの高いものに替えようと思いましたので、両面テープで貼りつけただけです。

そこで、私の上の息子から注文。彼はテリオスキッドに乗っていますが、スピーカーの位置がドアの足元なんで、音に不満を持っていました。

純正のスピーカーを外して、アルパインの16cmのヤツを取り付けてあったのですが、やはり位置が悪すぎ。

で、私のと同じツイーターを取り付け。テリオスキッドは、バックドアにスピーカーを取り付けるホールがあるのですが、内張りで隠してあるのでなかなか気がつきませんでした。

そこでまたまたアルパインの16cmのスピーカーをはめ込みましたが、あれれ大きさが合わない。17cmなのかな?

でも、17cmは高価なんで16cmで我慢です。

さらに問題が発生。スピーカーを取り付けるネジ穴がまったく合いません。結局ドリルで新しく穴をあける事にしましたが、車のメーカーさん、なんとかして欲しい改善項目ですよ。

Jim2

ボードに穴をあけると、スピーカーがむき出しになります。これじゃちょっとヤバいだろー、ってことで今度はカバーを制作。

厚さ3mmのアクリル板を丸くカットし、ネットを張り付けました。この丸くカットするのがまた大変でした。

なんせろくな道具がないものだから、ドリルの先にアクリル板を固定して、回転させながらアクリルカッターで切断。両手片足まで動員しての作業となりました。

でも、なんとかカッコよくできたつもりです。

息子のオーディオ関係が済んだところで、またまた私の車の方です。

今度はウーハーの取り付け。私の車は10cmのスピーカーなんで、やはり低音不足。いい音楽はいい音で聴きたいもんな。

Jim4

安売りしてた、ウーハーです。でも、安売りとはいえ1万5千円以上はするので、カミさんに見つからないようコソコソと作業をば・・・^^;

常時電源は、バッ直で行いました。ACC電源はヘッドユニットに空きがありましたのでそこから引くことができました。

配線も終わり、試聴。おー、ぜんぜん迫力が違う~! 車を揺らすような重低音ではないけれど、今までこもっていた低音がはっきり聴こえます。

付けてよかったと思う瞬間でした。

そんなわけで、なかなか山に足が向かなかったわけですが、来週は登るぞ~!

| | | コメント (2)

2011年6月 6日 (月)

純白のシェリエ

Kusatachibana1

クサタチバナの花がぽつぽつとこぼれ始め、山も初夏の雰囲気が漂ってきました。純白のかわいらしい花が、登山道のあちこちで咲き誇るのもあと少しです。

開いたばかりの花は、ホントに純白で美しいものですね。厚ぼったく見える花が薄暗い林床に映えて、まるで彫刻のようにも見えます。

Kusatachibana2

花がたくさん咲いてくると、かなり賑やかになるのですが、咲き始めのぱらぱらした姿も、また一興です。

そういえば、このクサタチバナ。過去に一度だけ淡紅色のものに出会いました。ちょっぴり嬉しかったなー。

その時の花です。(撮影日:2009/7/5)

去年は見当たらず。

今年は出会う事ができるでしょうか・・・。

Kusatachibana3

| | | コメント (4)

2011年6月 5日 (日)

ツバメが飛んだ~♪

Tsubame2

まだ空気がひんやりとしている山の中・・・。あいにくの曇天でしたが、それゆえ周囲の緑もいっそう濃く、深い味わいを醸し出していました。

所用が多く、なかなかハイキングまではいかないので、本日も登山道辺りをぶらぶらしてみました。

すると、うつむき加減の白い花・・・。ツバメオモトです。

ツバメオモト(燕万年青)の名前の由来ははっきりしていないようですが、液果をツバメの頭に見立てたという説も・・・。

Tsubame1

特徴のあるなめらかな葉で、この花をすぐ識別することができます。いやー、今年は豊作かな?

あちこちに咲いているので、ちょっと安心。近年あんまり見ていなかったような気がしますからね。

Tsubame3

ちょっと間をあけると、すぐに花の旬を見逃してしまいそうなこの季節。

着実に山の営みが進んでいます。毎週新しい顔に出会っているような・・・。

いつもの場所のタケシマランは、花を見逃してしまったからな~、ちょっと残念。

仕事に疲れてつい家でのんびりしてしまいそうですが、確実にエネルギーを分けてくれる自然に触れることを大切にしていきたいな。

| | | コメント (0)

« 2011年5月 | トップページ | 2011年7月 »