2011年5月29日 (日)
2011年5月23日 (月)
シャイな花たち・・・
下界は既に真夏日を体験しましたが、標高の高い山ではまだ春の花が密かに咲いています。
恥ずかしそうに下を向いているのは、チゴユリ(稚児百合)。まさにぴったりのネーミングだと思います。可愛らしい姿を稚児に見立てたんでしょうね。
こちらもあまり目立たないイエローの花をつけているルイヨウボタン(類葉牡丹)。
葉が牡丹に似ている事から名付けられています。
ぱらぱらと小さな手持ち花火のような姿。ちょっぴり気持ちがなごみます。
大きな3枚の葉のマントから、ひょっこり飛び出たシロバナエンレイソウ(白花延齢草)。なんか長生きしそうな名前です。
それもそのはず、根茎が漢方薬になるみたい。でも、薬になるということは用法を間違えれば毒にもなる事になるんじゃないでしょか・・・。
長生きしそうな名前でも、素人療法は危険ですね。
林床の、どちらかと言えば目立たない花たち。でも、そんなシャイな姿の方が、趣も深くなるような気がします。
2011年5月22日 (日)
2011年5月15日 (日)
緑まぶしく・・・
今度の土日は、めずらしくゆっくり休むことができました。いままで休日も出勤やらなんやらで、忙しかったからな~。
で、久々朝から車いじり・・・。前々から注文してあった、テールランプの交換、サイドマーカーの交換、ドアポケットの塗装などいくつか仕上げていきました。
ブースト計は既に取り付けたので、あと油温計、油圧計、電圧計を取り付けるつもり^^
まあ、車は楽しいおもちゃみたいなもんですね。
で、ドライブがてら林道を走ってきました。木々の緑もまだまだ鮮やか。今年は山の目覚めが遅く、標高の高いところは、ようやくニリンソウが咲き誇っています。
勢いを増した日差しを浴びて、緑のプラネタリウムが光っていました。
2011年5月 8日 (日)
紫の君・・・
- 紫のひともとゆゑに武蔵野の草はみながらあはれとぞみる -
この和歌に出てくるムラサキとは違いますが、アヤメはやっぱり平安チック?は気がします。
平安時代にも、このアヤメを眺めては一杯やってた人もいるんだろーな。
櫛形山には、過去3千万本というアヤメが咲き誇る群生地がありました。残念ながら、今は消滅に近いのが現状です。
それでも、南アルプス市はアヤメの里と謳っているだけあって、そこかしこの町角や畑の片隅などのアヤメたちが、目を楽しませてくれます。
植物の世界も変遷が激しいので、いつの日か再び櫛形山にアヤメが咲き誇るようになって欲しいですね。
私が登れる体力のあるうちに、そうなって欲しいと思います^^;
2011年5月 7日 (土)
新緑の季節
ようやく、櫛形山が緑に包まれるようになってきました。
画家がキャンバスに色をのせていくように、日増しに濃くなっていきます。いやー、この微妙な色使いが心に沁みますね。
車の往来のほとんどない静かな林道を走ると、爽快そのもの。やはり、緑は癒しの効果があるのかな?
林道の木々の間から、芦安温泉郷が見えます。
緑萌える・・・。草木の生命力を一番感じる季節でもあります。
・・・と、またまたカモシカ君を発見。最近よく見かけるようになりました。
カモシカは、驚かさない限りすぐには逃げないので、じっくり観察。
若葉が光の加減で、プラネタリウムの星のようにも見えました。
木々によって若葉の姿は、千差万別。面白い付き方をするものも多々あります。樹木にはほとんど詳しくない私には、どれがなんていう名前の木なのかよくわかりません。
わかるようになったら、もっと興味深くなるでしょうね。
2011年5月 4日 (水)
妖精舞い降りる・・・
本日の好天で、いつもの場所に妖精が姿を現しました!
わお、予想通りのカタクリの開花です。いやー、何度見ても美しい姿ですな・・・^^
何年も前からカタクリの写真を撮っていますが、年々たくさん咲く場所が減ってきています。
以前、多くの花を見られた場所は、ほんの数輪咲いているくらい。
去年ようやく見つけた秘密の場所には、今回もいくつかの花が陽光を受けて輝いていました。
この、何とも言えない花の色・・・。印象派の画家の微妙な色使い、ってところでしょうか?
自然はやはり、芸術家ですね~。
あるブログで、見渡す限りカタクリの花で埋め尽くされている写真がありました。うーむ、ここもそのうちそんな写真が撮れるようになってくれるかな?
まだ、葉だけの株がたくさんありましたので、数年のちには花でいっぱいになるかもしれません。
それまで、この秘密の場所が公にならないといいですね。
☆☆☆ 以下、つぶやき・・・ ☆☆☆
夕刻になって、再び山の方へ・・・。そろそろ野生動物たちのディナーの時間なんで、会えるかな・・・。
この時間になると、登山客の車は既になく閑散とした空気が漂っています。でも、日中多くの人がいたので、動物は逃げてしまって会えそうな雰囲気がありません。
それならちょっと流してみるかと舗装した道路を外れ、滅多に車の通らない荒れたダートコースに突入!
おー、このガタガタ感がたまりませんね。うひょー!
・・・ってな感じでドライブを楽しんでいると、目の前をシカが通り過ぎるではありませんか。わわっ、カメラカメラとあわてて手にしました。
うっしゃあ、シャッターチャンス! でも・・・ファインダーが真っ暗。 あわわ、レンズキャップ外してない。今度は、シャッターが切れない。 おわわ、電源が入ってない。
もたもたしているうちに、シカは森の中に消えていきました。
うーむむむ・・・。いっこく堂の腹話術さながら、唇を閉じたまま声にならない声を上げてしまいました。 残念。
野生のシカは、どこぞの公園のシカせんべい慣れしたシカと違って、警戒心が強いです。人間の姿を見つけると、「きゅわっ!」とか「きゅいっ!」とかうまく表現できない鳴き声をあげて、一斉に走り去ってしまいます。
まあ、仕方ない、またの機会を期待しましょう・・・。と思ったところに、またまたシカが。
わーん、カメラ仕舞ったばかりでないかい。シカの漢字は、「馬鹿」に使われているけど、まさに馬鹿にされている感じ。
わたわたしているうちに、シカはあっと言う間に、森の中。
で、5分後、三度シカが現れました!
なんだ、そりゃ! と思いながらも、今度はカメラをすぐ手元に置いておいたので、なんとかカメラを構えることができました。
でも、いざ構えると、木の枝でAFが迷ってしまい、ピントが合わん!
はー、情けない・・・。
そのときシカが振り向いてくれたので、なんとか一枚撮ることに成功しました。
シカのお尻は白く、よく目立ちます。
仲間への警戒の合図に使うとか言われてますが、今日はどうも私を馬鹿にしてるお尻としか見えませんでした。
2011年5月 3日 (火)
山のランナー・・・?
櫛形山中腹あたりにも、木々の若芽が目立つようになりました。もう少しすれば、新緑の世界になるのですが、今はまだ寂しい感じかな。
今年よく目にするのは、ハシリドコロです。濃い赤紫の釣り鐘が、あっちでもこっちでも・・・。
去年はこんなたくさんあったかな?
走りそうな名前のハシリドコロ(走野老)は、スコポリンとかいう猛毒を持っていて、誤って食べると苦しんで走り回るということからというのは周知のところです。
でも、毒は用い方によって薬になる・・・ということで、副交感神経遮断や瞳孔拡大などに応用されているみたい。
まあ、毒を持つと思うと心なしか花の色も毒々しく思えちゃいますね。
花の内側は、イエロー。うーむ、この色の組み合わせも微妙なところ・・・。
しげしげと眺めていると、山肌をなでる涼しい風が、この風鈴たちを揺らしていきました。

























