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2010年10月31日 (日)

藪の陰に・・・

Naruko

伊奈ケ湖の続きです。

傘をたたく雨音を聞きながら、ふと足元をみると何やら黒い実が・・・。うん? なんだろー。葉を見るとユリ科のようです。

実の付く位置と数から、もしかしたらナルコユリの実でしょうかね。雨に打たれて、つやつやと輝いていました。

Narukomi1

実の中まで調べたくなる性分・・・^^;  さっそく一粒採って、半分に割ってみました。

おやおや、種が赤いぞ。

Narukomi2

取り出してみると、ルビーのような小さな丸い種です。黒い果実からは想像もできない鮮やかな色でした。

でもこれ、ナルコユリに間違いないんでしょうか?? 図鑑やネットでは、ぶら下がっている黒い実は載っているのですが、種の記載まではありません。

えーい、味見を・・・。お、ほんのり甘ーい素朴な味。

あ、植物には有毒なものも多いから、味見は気を付けてくださいね。

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2010年10月30日 (土)

雨の伊奈ケ湖

Inagako

台風の影響の雨で、今日は朝からよく降ります。せっかくの休日なのに、ちょっと残念。

それでも、紅葉の様子を見に訪れてみました・・・。

寒々しい景色の中、色づきはじめたモミジが湖畔をちょっぴり賑やかにしていました。もう少し経てば、目が覚めるような紅に染まってきそうです。

水が溜まって歩きにくい湖岸を歩くと、ツルリンドウの実が雨に濡れていました。

Tsururindou1

ちょっぴり紫がかった、鮮やかな赤色をしています。こんなところにあったんだ~。実の中がどのようになっているか知りたくて、一粒頂戴しました^^;

Tsururindoumi

果肉は白く、中にはゴマ粒のような種がいっぱい。へー、こんなになっているんですね。

実の味もちょっと確認。むむ・・・、青臭くてだめだこりゃ。もう少し熟してくれば、味も変わるのでしょうか?

ちょっとした秋の恵み・・・。興味津津です。

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2010年10月28日 (木)

今年の紅葉は・・・

Fuji

今年は、あまり紅が鮮やかでないけど、代わりに黄色が美しいんじゃないかな? と、先日林道を走っていたときに感じました。

いつもこの場所から富士山を眺めるのですが、いざ写真に撮ろうとするとコントラストが激しくて、うまく撮ることができません。

まあ、腕が悪いせいもありますが、もちっと黄色が鮮やかでしたよ。

ここ2日ほどの寒さで、紅葉前線が一気に降下してきた模様です。伊奈ケ湖という湖があるのですが、湖畔のモミジの美しさは格別です。

そろそろ見ごろになるんでしょうね。楽しみ・・・^^

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2010年10月25日 (月)

秋深く・・・

Rindou

リンドウの仲間は、フデリンドウ、エゾリンドウと早春から晩秋まで、様々な種類が咲きますが、季節の終わりに咲くのはこのリンドウかな。

地面から筆先のように、鮮やかな青色で花開いています。林道で車を停め、しばらく歩くといくつも見つけることができました。

やはり、のんびり歩けば様々な美しいものを発見できますね。

日頃は仕事に追われ忙しい毎日ですが、落ち着いて見回せば、いい事見つかるかな~。

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2010年10月24日 (日)

秋の宝石・・・2

Nobu

秋の野原の宝石、ノブドウです。足元の藪の中に、ぱらぱらと輝いていました。地面にたくさんかたまっているのもあり、まるで宝石箱をひっくりかえしたようにも見えます。

毎年楽しみにしている場所なんですが、だんだん深い藪になってしまい、見つけるのも大変になってきました。勢いのよいクズなどの蔓性の植物の繁殖力はすさまじく、あと少しで歩くのも困難になってきそうです。

今度、少し刈りこんでおくかな~、なんて思ってます。

Nobu2

このノブドウの実、ブドウとつくから美味しそうですが、不味くて食べられたものではありません。また、この実には虫が寄生し、いわゆる「虫えい」となり、この鮮やかなコバルトブルーなどの色になります。

そのため、正常な果実は少ないようです。まだ割って確かめた事はありませんが、今度虫がいるかどうか調べてみよう。

この実をつけるまで、誰にも関心を向けられないノブドウですが、この時期になって初めて輝くんですねー。

普段目立たないけど、いざとなれば注目を浴びる。そんなのもかっこいいかも・・・。

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2010年10月23日 (土)

秋の花たち・・・2

Iwa

秋には秋に相応しい、どことなく哀愁を感じさせる花たちが咲いています。薄紫の小さな鐘をたくさんぶら下げているのは、イワシャジン。

かなり長く咲いているから、花の寿命は長い方じゃないかな? だいたい土日しか花の様子を見にいけないのだけど、あっという間に枯れてしまう花と、長~く咲き続ける花もあって様々です。

だいたい花は受粉が終われば、その役目も終える事が多いのですが、長く咲く花はエネルギー的にどんなメリットはあるんでしょうかね? 花を付けるという事は、それなりのコストがかかるわけですから。

ま、長い間人間の目を楽しませてくれることはあるだろうけど・・・。

Kibana

こちらは、比較的寿命が短い方に区別されるであろう、キバナノツキヌキホトトギスです。ツキヌキは葉の基部が茎を貫いている事から付けられてます。

ホトトギスの仲間の中では、咲く時期は遅い方と思われますね。

周囲の山もすっかり秋の気配に包まれ、まもなく訪れるモノトーンの世界に包まれる前に、様々な色彩を精一杯放出してくれています。 

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2010年10月20日 (水)

秋の宝石

Ao

夏の間は木々に絡みついて、周囲を野暮ったくしてしまう蔓性の植物ですが、秋になるとあれ不思議、宝石のような実をたくさんぶら下げます。

アオツヅラフジです。少し野道に入ると、あちこちに見られました。まだ、完全に宝石にはなっていませんが、熟すにつれてもっと鮮やかになってくるでしょう。

Ao2

普段、厄介な雑草扱いされていますが、この季節だけは人を引き付ける魅力を秘めるんですね~。

まー、モノの価値は、やはり長い目で見ないとわからないということですね。これから、いろんな宝石が、野道を飾ってくれるでしょう。

それを楽しみに、またぽくぽく歩いてみよっと。

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2010年10月19日 (火)

秋の花たち・・・

Sekiya

秋の物悲しさをちょっぴり演出しているような、セキヤノアキチョウジ(関谷の秋丁子)が、ぱらぱらと咲いていました。薄暗い林道に、よく映えます。

唇形の花って想像してたより多いんだなーって、花の写真を撮るようになって思います。確実に受粉するために、花もいろいろ工夫しているんですね。

おや、足元にもぽつんと一つ、唇形の花が・・・。

Jyakou

ん? ジャコウソウかな~? 葉も、山の獣にかじられたのかぼろぼろだし、よくわかりません。 ジャコウソウは、名前の通りがさがさすると良い香りがするらしいんですが、匂わないし。

花ってすぐこれだとわかるのもあれば、区別の難しいものも多々あります。 一目でこれだ! と言える達人になりたいなー。

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2010年10月17日 (日)

草津白根山 紅葉めぐり・・・2

Kouyou7

もう少し、紅葉の中を散策・・・。

山頂付近、弓池の周辺です。天候のせいで、いくぶんおとなしめの色彩となりましたが、逆に雰囲気があるような気もします。

Kouyou8

真っ赤な実をぶら下げた、このナナカマドはすっかり葉を落としていました。ナナカマドは紅葉の赤を演出する樹木のひとつですので、ピークを過ぎてしまっているようです。

Kouyou6

少し下り、殺生河原方面を歩いてしました。すると、なんとも恐ろしげな案内板が・・・。

周囲はガスの臭いに覆われています。火山活動がまだ続いていることを示しているんですね~。

しかし、立ち止まるなといわれてもねー。

Kouyou5_2

それでも進んでいくと、見事な紅葉に出会いました。

しかし、もう午後3時頃です。うーん、もっと歩きたいけど暗くなったらマズいんで、ここらで引き返すことにしました。

次回は、泊まりがけで、ハイキングコースを歩いてみたいものです。

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2010年10月16日 (土)

草津白根山 紅葉めぐり・・・

Kouyou1_5

毎年みごとな紅葉を楽しませてくれる、草津白根山。今年も様子を見に行ってきました。でも、ドライブにはちょっと遠いかも。 腰が痛くなってしまったい!

残念ながら、山頂は霧も漂い視界も悪し・・・。うーん、残念。それでも、あちこちに色鮮やかな景色が、私を迎えてくれました。

ここは、「武具脱池(もののぐのいけ)」です。案内板によると、『修験者が白根山を霊場として修業する際、白装束に着替えて山に登った(かなり略してあります)』そうです。

Kouyou2

山頂から、4kmほど下にある駐車場からの眺めです。笹の緑の中に紅く染まった木々が点在しています。

写真では雰囲気が伝わりませんが、かなり目を引く景色でありました。もう少し霧が晴れてくれたらな~。

Kouyou3

こちらは山頂付近です。一面の紅葉した低木が、絨毯のように広がっていました。この鮮やかな色は、どんな植物なんだろーっと思い近づくと・・・。

Kouyou4

黒い実をたわわに実らせた、クロマメノキです。

さっそく、ひとつつまんで口にいれてみました。わあ、酸っぱい素朴な味が口中に広がりました。

雄大な眺めといい、木の実などの秋の恵み。やっぱり自然はいーなー。

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2010年10月14日 (木)

ぶーらぶら

Suzumeuri

パールのような白い球は、スズメウリの実です。うっかりすると見逃してしまいそうな可愛らしい実ですが、毎年思わぬところで発見できます。

実は初め緑色で、熟してくると白くなります。その名は、大きく真っ赤な実をつけるカラスウリに対して、小さいので付けられたとか、雀の卵に似ているからとか言われています。

秋のそよ風に、ぶーらぶら・・・。

Gagaimo

ん・・・? ここにも何かの実がぶーらぶら。

ガガイモの実? にしては、なんかすっきりとしてるな~。ガガイモの実は、もっとごつごつしている気がします。

もっと熟してから、よく観察してみよう。

山の中は、秋の実りがたくさん。あの花から、こんな実が? というのもたくさんあります。実は花より目立たない事が多いので、のんびり歩いてみるのが一番ですね。

山を散策する楽しみが、また増えました。 

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2010年10月13日 (水)

根性リンドウ

Rindou

わりと大きな花で目に付くリンドウ。今の時期に咲くリンドウの花の色は、なんとなく花の季節の終わりを告げるような、物悲しさがあります。

林道でリンドウ・・・じゃなくて、林道沿いにいくつか見つけることができました(^^;

でも、このリンドウは、地面からでなくてぶら下がっています。むむむ。

近づいてみると、でっかい岩の隙間にしっかりと根を張っていました。

Rindou2

そこから茎をのばし、結果ぶら下がることとなったようです。いやー、植物は逞しいですね。

そういえばこの林道も、つる性の植物がはびこり、だんだんと荒れてきました。やはり、山の手入れをしなくなってきてますからね。

人間がある程度手入れをして保たれる自然もあります。植物の世界も栄枯盛衰が習いですが、やはり目を楽しませてくれる自然は、ずーっと残って欲しいな。

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2010年10月12日 (火)

森の貴婦人・・・

Dokutsuru_2

先日の雨のせいもあるのでしょう。あちこちでキノコがにょきにょき顔を出していました。

おー、これは美しい! マントをはおったような優雅な姿に興味津津。なんていうキノコだろ~?

キノコにはまったく詳しくないので図鑑と照らし合わせると、こりゃ「ドクツルタケ」のようです。人間を死に至らしめる、猛毒を持っているそうな・・・(><;

欧米では「死の天使」とか、うーむ。でも、見ているだけなら結構美しいもんですねー。

Hokori_3

こちらはおなじみ、「キツネノチャブクロ」なるホコリタケ。まだ若いうちは、真っ白なんですね。熟す?と天頂に穴が開いて、ぱふぱふと胞子を噴き出します。

この若いうちは食用になるようです。でも、あまりキノコは食べる気がしないな~。

Zarae

カサの直径が、20cmほどもあるキノコも目立ちました。こちらは「ザラエノハラタケ」でしょうか。

なにしろでかい! 昔は食べたそうだけど、胃痛を起こすともあります。

キノコはやはりシイタケやエノキダケを食べているに限りますね。でも、食用になるというものは、ちょっぴり味見してみたい気がします。

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2010年10月11日 (月)

林道を走る・・・

Jimny

オデッセイの走行距離が14万キロになり、ついにエンジンからオイル漏れが・・・。うーむ、それにしてもよく走ってくれたもんです。

直すのも結構なお金がかかりそうだし、子供も自分の車に乗るようになったし、ましてや家族ででかけることももうなかろうしで、思い切って以前から欲しかったジムニーに買い替えてしまいました。

今までは山に行くときは義父の軽トラでしたが、今度は気兼ねなく走れそうです。

ホントはリフトアップなどカスタマイズされ、タイヤが185~195の中古を狙っていたのですが、程度のよいものは高っか。モノによっては新車より値が張るではありませんか。

こつこつ改造するとして、ノーマルにすることにしました。

Kouyou

軽自動車だから、やっぱり装備のチープさは否めません。まず、不満なのはスピーカー。通勤時にいつも音楽を流すんだけど、この音の悪さは何?

で、ちょっといいスピーカーに交換することにしました。

Jim1とはいうものの、スピーカーは10cmのやつなので、あまり期待はできませんが、それよりも純正よりはマシなはず。

まず、サイドのカバー(スカッフプレート?)をはずします。

これは爪でパチンとはめてあるだけなので、ちょっと力を入れればはずれますが、さっそく折ってしまいました。あららら。

外側に引っ張り気味にすると、折らずにすむようでした。

Jim2_2キックパネルは、ピン1本ではめ込んでありますので、これまた少し力を入れると外れます。

しっかし、輪をかけて音の悪そうな位置にあるもんです。

Jim3はずした純正のスピーカー。なんかしょぼっ!

裏を見ると25Wっとか書いてあります。

こりゃ、音量を上げると歪むはずです。

買ってきたスピーカーはALPINEのやつです。選んだのは安売りしてたから・・・。

Jim4取り付けて、元通りに。

さっそく音楽を流してみました。むーん、10cmのスピーカーではやはり低音がダメですね。場所も悪いし。

私は洋楽・・・ロック系なんで、低音不足はもの足りない。

それでもだいぶマシになりましたので、ようやくこの車で音楽を聴く気になりました。

ジムニー。あちこちいじるところがたくさんあり、なんか新しいおもちゃを買ったようで、楽しい車です(^^)

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2010年10月10日 (日)

身近にも秋の花が・・・

Akebono

本日は、日差しが強かったのですが、日陰に入るとやはりひんやり秋の風。久々のゆっくりした休日、しばらく歩いていなかった近くの山道を散策してみました。

むむむ・・・。見覚えのある花が・・・。アケボノソウではありませんか。山地の水辺に育つのですが、なるほどそばには小川が流れています。

こんなに身近に咲いてたんで、ちょっとびっくり!

独特の文様が、美しいですね~。花弁の二つの緑の点は蜜腺溝で、ここから蜜を出しているそうです。先っちょの黒い点々模様はどんな意味があるんでしょうかね?

Hina

も少し歩くと、今度はちょっぴりユニークな世界が。とんぼメガネであたりをきょろきょろの団体さん。

うーん。なんていう花なんだろ・・・。

帰って図鑑を見てみましたが、よくわかりません。トウヒレン属のヒナヒゴダイに酷似しているのですが、図鑑では分布は九州とあります。

Nina2

はっきりと言えないけど、なんとも素敵な花でありました。

こんな身近に、今まで見たことのない花が咲いている環境なんて、贅沢なのかもしれませんね。

山間の田舎は不便だけど、魅力あふれる世界も持ち合わせています。 

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2010年10月 3日 (日)

久々の更新・・・

Yugama_2

いやー、すっかり更新が滞ってしまいました。最近はいろいろと身の回りの変化もあり、パソコンに向かうこともめっきり減ってました。

もう9月の事ですが、別居している年老いた両親を連れて長野の湯田中温泉に行ってきました。少しは親孝行をしないとなーなんて思っていましたので、今回の旅行を計画しました。

久々に両親とゆっくり話をする機会もできて、よい思い出作りになりました。

途中草津白根山に向かい、湯釜まで・・・。久々に訪れた湯釜は、散策ルートが変わっていて、遠くから見ることしかできなくなっていました。保護のためでしょうかねー。

でも、エメラルドのカルデラ湖は、やはりいつ見ても美しい。

Shiratama

駐車場から湯釜までは少し歩くのですが、足元には高山植物がたくさん。目立ったのはシラタマノキとクロウスゴかな?

写真に撮ったのは、初めてみたピンクがかったシラタマノキです。

やはり自然は変化があって面白いなー。

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