新緑の夜叉神峠

久々予定のない休日でしたので、南アルプス林道から、夜叉神峠へ登ってきました。

鳳凰三山への登山ルートの起点みたいなところですが、（晴れていれば）雄大な景色が広がっています。

今日はあいにく、降り出しそうな曇り空。それでもなんとかもってくれ、ありがたいことに雲の間から白根三山を拝むことができました。

途中の登山道は、新緑が眩しいくらいに広がっています。

いやー、やはり緑の中にいると落ち着きますね･･･。

→は、樹齢何年くらいなんでしょうかね～、ブナの大木です。何となく神々しいような雰囲気を醸し出しています。

原生林が残っているのでしょう・・・、そのほかにも太古の香りを漂わせる木々が数多く見られました。

夜叉神峠に出るまでは展望はほとんどなく、深い森の中を歩きます。

かなり昔に来たときより、登山道が広く歩きやすくなっているような気がしました。

黙々と歩いていると、野鳥のさえずりも清々しく、下界の喧噪もつい忘れてしまいますねー。

緑の中を楽しみながら１時間ほど歩いていくと、ぽっかりと視界が開け夜叉神峠に到着です。

ここは割合と広いので、大勢の人が昼食や休憩をしてました。

ここまでは足慣らしコースみたいなもので、先は鳳凰三山などの健脚向けの登山になります。

夏になったら、ぜひ登ってみたいな･･･。

それまでに、なまった身体を鍛えておかないとダメですね。

また、いつも単独で登っているんですが、趣味の合う仲間と登るのもいいかも・・・今日は特に単独の人が他にいなかったので、そう思いました。

しばし、峠で休憩しましたが、雲間に見えた白根三山も、もう見えなくなり、空気がひんやりしてきましたので、帰路につくことにしました。

おまけ・・・。南アルプス林道の途中に、見事なフジの花が咲いていましたよ。 

鳥たちのさえずり･･･ ２

先週に引き続き、鳥の声が賑やかな森の中････。

相変わらず声はするのですが、なかなか姿を認めることができません。

しばらく座り込んでいると、目の前の小枝に鮮やかな鳥が急に留まりました。

ルリビタキです。

豊かな色彩の鳥で、透き通るような鳴き声を上げています。

しかし、落ち着きがないというか、きょろきょろしたあと、あっというまに飛び去ってしまいました・・・。

少し登山道を登って広いところにでると、地面の落ち葉をかき分けながら少し大きめの鳥が歩いて？いました。

カケスのようです。

ガサガサと落ち葉をつついては放り投げる姿が、またユニークです。

地面にいる昆虫でも探していたんでしょうかね？

今まで、鳥たちにはあまり目を向けていなかったのですが、こうして美しい野鳥たちを見ていると、また楽しみが増えたような気がします。

鳥たちのさえずり･･･

良い天気の中、櫛形山の中尾根を、ほこら小屋という地点まで登ってきました。

途中咲いている花は、カタクリ、エンレイソウ、ヤマエンゴサク、ハナネコノメ、コミヤマカタバミなどがありました。

中尾根にはバイケイソウの群生地がありまして、瑞々しい若葉があたりを緑に染めています。

今日はちょっと下調べのつもりなので、ゆっくりと散策しました。

気持ちの良い空気を吸い込んでいると、鳥たちの賑やかなさえずりが豊かなBGMとなって落ち着いた時間を過ごすことができます。

でも、声はすれども姿は見えず・・・。しばらくじっとしていると、きたきた^^

↑近くの木にへばりついたのは、ルリビタキのメスのようです。

なんとなく愛嬌のある顔ですね～。

→シジュウカラも近くにやってきました。ちょっと高いところにいたので、見上げるように撮ったけど、何となく覆面レスラーのようなデザイン・・・？

しばらく鳥たちのさえずりを堪能しながら下山しました。途中キツツキが木をつつく音が聞こえたりしましたが、私の視力では見つけられないな。

花に限らず、自然の姿はいいもんですね。

クマガイソウ 咲く･･･

近日の暖かさで、クマガイソウの蕾がみるみる膨らんだと思ったら、あっというまに花開きました。

ラン科の中では大きな花をつけるらしいのですが、これはちょっと小さめです。縦が４ｃｍというところでしょうか。

でも、初めて生でみるので満足ですね^^

扇形の２枚の葉の間からすーっと茎を伸ばし、重たげに膨らんでいる姿は面白くもあり、またちょっぴりおどろどろしいようにも思えます。

昆虫の顔のような独特の構造を持っているからでしょうかね。

熊谷直実（くまがいなおざね）が、背後から矢を防ぐために背負った母衣（ほろ）に見立ててつけられたネーミングですが、そのセンスは抜群です。

そこはかとなく、平安時代の香りがしてくるような・・・。くんくん・・・いや、特に香りはしないような～^^;

周囲には他にも３本のクマガイソウがありますが、花が付いているのはこれだけです。

環境の変化にもめげず、しっかり増えてくれることを祈ってます。

ムーンライトフレグランスは夜香る･･･

庭の片隅の、ほとんど忘れ去られていたポットに花が咲いていました。

ムーンライトフレグランスです。日中は半開き状態ですが、夜になると花開き周囲に芳香をまき散らします。

いやー、今年も咲くとは思いませんでした。ずっと、焼き鳥の串みたいに枯れた茎がひょろひょろ残っていただけですからね～。

こうして花開いたおかげで、我が家の玄関前に飾られる事になりました。

庭には、たくさんの植物たちのポットがひしめき合っているので、特に玄関前は競争率が高いんです^^;

また、頑張って美しい花を咲かせてね！

カタクリ･･･山にもようやく春が

櫛形山の林道が、ようやく開通となりました。

しばらくぶりに林道を走ってみましたが、今年はなかなか暖かくならなかったので、周囲は緑が少なく、まだ冬の装いです。

この林道から続く登山道沿いにもは、カタクリの花が咲くのですが、今年は葉が少し出ているだけで、花は見あたりません。

でも、私が密かに見つけたいつもの場所には、カタクリの花がぽちぽちと咲いていました。やれやれよかった･･･^^

花の数は１５ほどでしょうか・・・。暖かな陽光を浴びて、淡く光っておりました。

うーん、この花の色は何度見てもいいもんですね。

しかし、葉が伸び出してから異常気象とも言える低温が何回か続いたせいでしょうか、葉がしおれたようになっていて、どうも元気がありません。

おまけにここは、林道沿いの下の斜面。

空き缶やら、ゴミやら、古タイヤやらがあちこちに散らばっています。

年々少なくなっていく山野草･･･。植生の移り変わりといえばそれまでですが、せめてゴミは捨てないマナーは欲しいものです。