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2009年3月29日 (日)

ムーンライトフレグランス

Moonlightsムーンライトフレグランス・・・なんとなくロマンティックなネーミングの花です。

サルジアンスキア・オヴァタというのが学名らしいですが、暗くなってくると花開くので、流通名のムーンライトのほうが合っているかな?

昼間は赤紫の花の蕾状態でしたが、日が落ちるにつれ白い内側を見せてくれ、甘い香りを放つようになりました。

うーん、夜景をバックに咲く姿は、何となくゴージャスな感じ・・・(^^)

Moonlight2s右の写真は、日中の姿です。派手な色合いの蕾ですが、これはこれでキレイです。

夜開くということは、受粉に夜活動する昆虫を媒介にしていると考えられます。

この花に集まる虫たちはなんだろーな・・・。

闇の中で、甘ーい香りに誘われて集ってくる虫たちは、やはり同じように美しいんではないんだろーかと勝手にイメージしてしまいますが、蛾でしょうかね~(^^;

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2009年3月23日 (月)

蝶も元気よく飛び始めました

Tengucyous野山を歩いていると、いろいろな蝶が活動を始めていました。

蝶は結構飛翔力があって、いざ写真に収めようとすると、あっという間に飛び去ってしまいます。

蝶を狙うなら、じっと待つ根性が必要ですね(^^;

そんな中、一匹の蝶が足下に石にとまりました。これはテングチョウです。枯葉のような姿ですが、頭の部分が天狗の鼻のように尖っています。

成虫のまま越冬し、春一番に姿を見せる蝶でもあります。

これから様々な蝶が飛び交うようになりますが、じっくり観察するとはっとするほど美しい羽を持つものもたくさんいます。

美しい花にとまる、美しい蝶の写真を撮ってみたいのですが、なんせ根性ないからなー(^^;

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2009年3月22日 (日)

野山も賑やかに・・・

Hebiitigos今日は雨混じりの風が吹いて、春の嵐のようでした。満開だった梅の花びらが風に舞い、紙吹雪のような様は美しかったけど・・・(^^;

でも、やっぱり穏やかなぽかぽか陽気の方がいいですね。というわけで、これは前日の晴れた日の写真です。

私の家の近くに、山沿いのちょっとした小道があります。ここは散歩コースになっていますが、思わぬ花に巡り会えたりする秘密の通路でもあります。

Tachitsubosumires_2

まず目に付いたのは、鮮やかなイエローのヘビイチゴでした。野に咲くイチゴの仲間では、実が食べられるものもありますが、このヘビイチゴは不味くてダメです。

名前は蛇が食べるイチゴとか、蛇がいそうなところに生えるイチゴとかの意があるようです。

次は開きかけのタチツボスミレです。わりとポピュラーなスミレで、もう少し経つとあちこちにわんさか咲くようになります。

スミレの種類も多くありますので、今度いろいろ調べてみようかな?  

この、秘密の小道・・・。次は何の花が咲くんだろ。

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2009年3月21日 (土)

愉快な木の芽

Kinome1s日中は汗ばむような気温になり、近所の桜も一気に花開いてきました。

あちこちで白やピンクの色彩が、景色に彩りを添えています。

その暖かさに誘われるように、近くにある山道を散策していると、緑も鮮やかに木々が芽吹いていました。

私は樹木には詳しくないので何の木かわからないのですが、なんともユニークな姿に思わずシャッターを切ってしまいました(^^;

Kinome2s

ブロッコリーに毛が生えたようなもの、くす玉を割った中からむくむくと顔を出しているもの?・・・様々です。

木々が目を覚まして新たな命を生み出す姿は、美しくもあり、また可愛らしいものでもあります。

何かと忙しい世の中ですが、こうしてゆっくりと歩いていると、自然がいかに心和むことであるかを実感しました。

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2009年3月20日 (金)

西洋オキナグサ(白)

Seiyouokinagusa2s朝方は激しい雨が降りましたが、そのうちにぱーっと晴れてきました。

太陽が顔を出すと気温がぐんぐん上がって、汗ばむような陽気となりました。

気温が上がると、庭の草花も一気に元気になってきますね。

庭の白色の西洋オキナグサも、重たそうな花を咲かせていました。

Seiyouokinagusa3sわりと大きめな花なので、庭の中でも目立ちます。開いたばかりの花の中には、多数の雄しべや雌しべがぎっしり・・・。

ちょっと不思議な世界を覗き込むようです。中心の糸の束みたいなのが雌しべで、受粉後丸い綿毛のような実となってきます。

庭の西洋オキナグサは、他に青系、赤系がありますが、青系は咲いたような咲かないような感じで(^^; いつのまにかぐったりしてしまいました。

青系が咲いた頃は、急に冷え込んだ時があったので、寒さにやられてしまったのでしょうか・・・?

これからの季節、庭の様々な植物の成長が目に見えて早くなり、とっても楽しみです。

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2009年3月16日 (月)

黄花カタクリ

Kibanakatakuris私の家の後ろにそびえる山には、カタクリの自生地があります。毎年4月下旬から、5月上旬位までが見頃でしょうか。

山道を歩いていくと踏みつけそうなくらい、足下に花を咲かせます。自然の中に咲くカタクリは、とっても神秘的です。

一足早く、庭には黄色カタクリが咲いています。まあ、これは園芸品種なんですが、それでもひっそりとしたイメージのある花ですね。

山にあるカタクリは透き通るような薄桃色で、一つの株に一つだけ花を咲かせますが、黄花カタクリは一つの茎に2つ咲くようです。

春の暖かさに庭の花達が一斉に目覚め、そこらで競うように花を咲かせてきました。あちこちに目がいく忙しい時期ですが、とっても楽しみです(^^)

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2009年3月15日 (日)

オキナグサ

Okinagusas全身に羽毛の様な毛をまとっているオキナグサ。小さな花を咲かせていました。

花は1.5cmくらいですが、日に透かしてみると暗赤紫がかった花弁(正確にはガク片かな?)が、とってもキレイです。

種も毛だらけで、長い白髪のような風貌からオキナグサ(翁草)と名付けられたようです。

この花、咲き始めは下向きですが、成熟してくるにつれ上を向いてくるようですね。

Okinagusa2s花の中は満員御礼状態・・・。たくさんの雄しべや雌しべが詰まっています。

うーん、小さな花だけど、中は賑やかなんですね~。

受粉が終わると、毛玉のような種子ができてきます。オキナグサの種は常温では保存が難しいので、「採りまき(採取後、すぐに蒔くこと)」が基本のようです。

早く種ができないかな~。

そんなことを思いながら、陽光を浴びて銀色に光るうぶ毛を、しばしながめていました。

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2009年3月14日 (土)

バイモが咲いた

Baimo2s暖かくなったり、寒くなったりと寒暖の差が激しい気候ですが、そんな中すくすくと育っていたバイモ(貝母)が花開きました。

うつむき加減で咲く花は、割と地味で小さいんですが、それでも庭を彩る一員となっています。

花は、2.5cm位ほど。葉の先はくるっと丸まっています。香りは感じられませんでした。

Baimo3s花の内側を覗き込むと、紫色の網目模様となっています。

別名アミガサユリ・・・そんな花の様子から付けられた名前なんでしょうね。

開いたのは2輪ですが、蕾がたくさんぶら下がっているので、これからまだ楽しめます。

またバイモ(貝母)というのは、鱗茎が貝を2つ合わせたようになっているので、その呼び名はそこからきているようです。花が終わったら、掘り起こして鱗茎を確認してみたいな。

庭には他の植物たちが続々蕾を膨らませいて、お楽しみ袋のようになってます(^^)

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2009年3月11日 (水)

梅の花が満開

Ume2s今日は冷たい風の吹く、寒ーい一日でした。暖かい日は汗をかくほどになるのに、次の日はコートが手放せない・・・まったく寒暖の差が激しいですね。

これは日曜日の写真ですが、近所にたくさんある梅の木の花が、シャンデリアのように満開になっていました。

年間で一番輝いて見えるというか、目立つ時期でもあります。

梅の花が一段落すると、今度は桃の花が咲き始めます。私の住んでいるところは、桃でも有名なところなので、ピンクの花が満開になるころには辺りは桃源郷になります。

町中がピンクの絨毯に包まれるようになりますよ。その時期にはカメラマンもたくさん訪れるようになります。

でも、なかなかいいショットで撮れるものではないですが、今年は気合いを入れて撮影してみたいです。

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2009年3月10日 (火)

ナノハナ

Nanohanas「菜のは~なばたけ~に・・・♪」と、この花を見るとついあのメロディが流れてしまうのですが、歌詞の通りこのナノハナ、隣の家の畑に咲いているものです。

先日、この家の方が畑にいたので、写真を撮らせてもらいに近くに寄ると、むむむ。

なんか、私の知っているナノハナと違うような。もっと、緑々していているような気がしましたが、これは茎が茶系ではないですか。

うーん・・・。そこで調べてみると、アブラナ科の花は概してナノハナと呼ばれているそうな。

アブラナ科としては、ハナナ、ミズナ、ミブナとかたくさんあるようですが、これは正確にはなんだろー?

そんな事を思いながらながめていると、ミツバチが寄ってきました。春の日差しの中、虫と一緒になって花と見つめ合っているのも、おつなもんですね(^^)

この菜の花、若い葉をたくさんもらって食卓に並んだんだけど、想像してたよりクセがなくとっても美味しくいただけました。

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2009年3月 9日 (月)

ハッカクレン? (八角蓮)

Hakkakurensこちら、庭のポットに収まっているハッカクレン(八角蓮)で、とってもユニークな形をしています。

普通ハッカクレンは、言葉通り八角形の傘のような葉をしてますが、これはどう見ても四角ですね~。シカクレン??

中国や北米、ヒマヤラなどが原産の植物ということですが、傘を広げたような葉に折れそうな頼りない茎は何かアンバランスのような気がします。

それでもかなり大きくなり、葉の下に赤紫色の花を咲かせるんですが、これはまだまだ小さいので、今年は花が咲かないかな?

Hakkakuren2s_2花は写真でしか見たことがないので、これから楽しみな植物でもあります。

しかしこの植物、猛毒を持っています。ポドフィロトキシンという物質です。でも、毒転じれば薬となる・・・。

近年ではこのポドフィロトキシンの半合成物質が、抗ガン剤などに使われているようです。

Hakkakuren3s

遙かな時を経て、生き残ってきた植物たち。様々な防衛策として毒を持つようになったのでしょうが、医薬としてまた役に立つ。

自然のもつエネルギーは、計り知れないものがありますねー。

まだまだこれからも、人間に役に立つ物質が植物から発見されていくんでしょうね。

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2009年3月 8日 (日)

自生地のミスミソウ

Misumisou4s車で30分ほどで行けるところに、ミスミソウ(雪割草)の自生地があります。

眼下に川の流れる山の斜面なんですが、鬱蒼とした森の中にぽつぽつと白い花が咲いていました。

去年の今頃はまだ咲き始めだったのに、今年は暖冬のせいか、もう終わりに近くなっていました。

うーん、やはり下調べをしておかないと旬を逃してしまいますねー。

Misumisou5sそれでも、各所に清楚な花を咲かせているミスミソウを見つけることができました。

自然の中に咲くミスミソウは、やはり生き生きとして、しかも力強くさえ見えます。

落ち葉の乾いた音をBGMに、春の気配の森をしばし散策してみました。

ロマンティックな情景なのに、やはり目がかゆーい!  ヘクション!

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2009年3月 7日 (土)

オウレン・・・密かに咲いていました

Ouren2s知り合いの方から、オウレンがもう咲いているとの情報を得て、さっそく確認してきました。

今日はとってもいい天気。花粉も勢いを付けて飛び始めたのか、くしゃみを連発させながら歩いていくと、雪解けの山道にぱらぱらと小さな白い花がいくつも咲いておりました。

うーん、こんな虫も充分に活動していない時期(高い山の中ですからね)に花開いて、受粉も無事にできるんでしょうかね?

しかし、このオウレンたち・・・葉っぱがみんな囓られているのか見あたりません。きょろきょろすると、目立たないところになんとか葉っぱが確認できました。Ouren3s

でも、花の咲いている株には葉っぱがついていません。途中からちぎれたようになっているものばかりです。

Shikanofun

近くに鹿のフンを発見。ぽつぽつと黒豆のように散らばっています。

やはり、この鹿さんが食べてしまったようですねー。

それにもめげず、精一杯に咲くオウレンは、森のくれた宝物・・・そんな気がします。

オウレンは根が漢方薬になるので、栽培も多くされているようです。整腸・健胃などに効果があるようですね。味はかなり苦いようですが。

Ouren4s_2この植物は、キンポウゲ科オウレン属。キンポウゲの仲間は概して、いろいろと動物にとって有害な物質を含んでいるようですが、毒も転じて薬になる。そんなものでしょう(^^;

しばし、小さな花を観賞してこの場を後にしましたが、ここは山の中。目が痒いわ、鼻水はでるわですっかりスギ花粉等を吸い込んでしまったようです。

むー。花粉症にばっちり効く植物なんかないですかね~!

ヘーッキュショイ!!

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2009年3月 1日 (日)

開き始めたハナカンザシ

Hanakanzashi2s天気が悪く、また冬のように寒い日が続きましたが、本日の午後にようやくお日様が少し顔を出しました。

やー、お日様はやっぱりあったかいですね~。空気がぐぐっと柔らかくなるような気がします。

そんな中、玉のような蕾を膨らませていたハナカンザシが、ようやく花を咲かせ始めました。

この花、咲いたばかりなのに既にドライフラワーのようになっています。カサカサに乾いているというか、触るとパリパリと音がします。

このカサカサ感は、花にケイ酸を多く含むためみたいです。植物に対してケイ酸は耐乾性を高めるようですが、オーストラリア原産ということで、乾燥した大地にも対応できるよう進化していったんでしょうか?

なんか、おもしろいなー(^^) しばらくパリパリと感触を楽しんだ後、匂いをば・・・。

むーん、菊のような香りが。そういえばこの花、キク科だったんですね。

視覚ばかりでなく、嗅覚にも春を感じることができました。もう少ししたら、満開になるでしょうね。

満開になったら、またあの乾いた感触を楽しんでみます。

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