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2009年2月26日 (木)

春の息吹・・・4 西洋オキナグサ

Seiyouokinagusas庭のプランターに収まっている、西洋オキナグサが花芽をつけています。

去年はなぜか花が咲かなかったのですが、今年は待望の花が咲くようです。青系の花なんで、どんな感じになるのか楽しみです。

日本のオキナグサはエンジ色の花なのですが、よく目にするのはカラフルな西洋オキナグサが多いようです。

オキナグサは、レッドデータブックの維管束植物の絶滅危惧Ⅱ類(VU)に属しています。いずれ、どこにも見られなくなってしまうかもしれません。

レッドデータブック(RDB)とは、環境省で日本で絶滅のおそれがある野生生物の種のリストを作成し、それをレッドデータブックとしてまとめたものです。

カテゴリーと定義として、

○絶滅(EX)         ・・・すでに絶滅したと考えられる種

○野生絶滅(EW)      ・・・飼育・栽培下のみで存続している種

○絶滅危惧Ⅰ類(CR+EN)・・・絶滅の危惧に貧している種

    ・絶滅危惧ⅠA類(CR)  ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種

    ・絶滅危惧ⅠB類(EN)  近い将来における絶滅の危険性が高い種

○絶滅危惧Ⅱ類(VU)   ・・・絶滅の危険が増大している種

○準絶滅危惧(NT)      ・・・現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化

                   によっては「絶滅危惧」に移行する可能性のある種

○情報不足(DD)      ・・・評価するだけの情報が不足している種

○付属資料:絶滅のおそれがある地域個体群(LP)

              ・・・地域的に孤立している個体群で、絶滅のおそれが高いもの

となっています。このレッドデータブックをみると、いかに絶滅した種が多いかに驚かされます。

自然は人間にとって、なくてはならないものです。大切にしていきたいですね。

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2009年2月23日 (月)

ほころびかけたフキノトウ

Fukinotou2s春の味覚として人気のあるフキノトウですので、山菜好きの人にどんどん摘み取られ、目立つところではなかなか大きくなる姿は見られないかな。

いつも食べられる運命を背負っていると思うと、ちょっぴり可哀想に思えますねー。

そんな中、人目につかないところにひっそりと膨らんでいたフキノトウが、星屑のように開いていました。

フキノトウはフキの花の部分ですが、両性具有の多い植物の中、フキは雌雄異株の植物でもあるんですね。

雄の花は雄しべが黄色いので、クリーム色に見えます。比べて雌の花は白です。雄花は花粉や蜜を出すので虫がきますが、雌花には花粉もないし蜜も出しませんので虫がよりつきません。

そこで、雌花は花の中にダミーの雄花をもぐり込ませています。ダミーの雄花は蜜は出しますが、性的には機能していないんですね。

ちょっとわかりにくいかもしれませんが、このフキノトウが育って花を咲かせるようになったら、具体的に示せると思いますのでお楽しみに・・・(^^)

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2009年2月22日 (日)

スイセンもあと少しで咲きそう・・・

Suisen2s庭の片隅で芽を出したスイセンが、日増しに伸びてきて今は蕾を大きく膨らませています。

いつからここで咲くようになったのかは記憶にありませんが、毎年目を楽しませてくれる庭の一員となってます。

とはいうものの、かなり増えてきているから一員なんていう存在ではないかな~(^^;

花言葉は「私は美しい」・・・。うーん、ナルシストな花だったんですね。ちなみに背景の白いのは、先日降った雪です。

ただ、このスイセン。ヒガンバナ科なんでやっぱり猛毒のリコリンを含んでいます。特に球根のは強力みたいです。

シュウ酸カルシウムというのも含んでいて、接触による皮膚炎も起こすそうです。シュウ酸カルシウムの針状結晶が皮膚に突き刺さって引き起こされるみたいです。

葉がニラに似ているので、誤食して中毒になったニュースも今までに何度かありますよ。

やはり美しいものには「毒」があるんでしょうか。

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2009年2月21日 (土)

梅の花がほころびはじめました

Umes我が家は標高が高いところにあるので、平地では雨でもこちらでは雪になったりします。

金曜日は雪が結構積もりまして、こりゃマズいといつもより早めに出勤したのですが、雪だったのは家の方だけ・・・。

街中で独り車に雪を積んでいて、目立ってしまったかな(^^;?

まだ雪が残る近所の畑の梅が、ぱらぱらと花を咲かせていました。0.1分咲きくらい?ですが、まわりの蕾も大きく膨らんで、気温が上がれば一斉に花開くでしょう。

梅の花を見ると、子供の頃に読んだ本を思い浮かべます。佐藤さとるさんという著者の児童ファンタジー小説?で、「だれも知らない小さな国」のシリーズです。

小さなコロボックルたちと、人間のふれあいを生きいきと描いた名作だと思うのですが、そのシリーズ4巻目の「ふしぎな目をした男の子」の中にウメノヒコという名前のコロボックルの頑固じいさんが出てきます。

ウメノヒコ=梅つながりだけなのですが、なぜか関連づけてしまっていて、梅の花を見ると不思議と記憶がよみがえってきます。

もう、かなり昔の児童小説なのですが、今でも文庫本等になっているみたいなので、興味のある方は読んでみてね。

現在でもきっと心に響く逸品だと思います。

まだ、冷たい風が庭を駆け抜けていきますが、確実に暖かくなっていくのを視覚的に感じます。春は好きなんだけど、花粉は運ばないで欲しいなあ・・・。

春=花粉アレルギーが、私の脳裏にしっかりと関連づけられてしまっています(><)

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2009年2月15日 (日)

松の剪定・・・(^^;

Matsu1我が家の庭には赤松が2本ありまして、だいぶ放っておいたので伸び放題でした。

いつか手入れをしなければなーなんて思っていましたが、皆が松は難しい難しいとのたまうので、なかなか踏み切れませんでした。

この度、近くの退職後に植木職をしている人が剪定をしてくれるというので、一日弟子入りして一緒にやってみることになりました。

Matsu2ものの本には、春と秋に手入れをして、それぞれ「ミドリ摘み」「もみあげ」などがあるそうですが、それは手入れしている松の場合でしょうね。

こんなに伸び放題の松では、お作法に準ずることなく、ばんばん切るに限ります。

まず枯れた葉や、多い葉を手でしごいて落とします。そうすると隠れていた枝が露出して、より樹形がわかるようになりました。

Matsu3 でも、軍手では葉がちくちくするので、皮などの手袋がよさそうですね。

これだけでもさっぱりしてきますが、枝の混んでいるところや、あちこちの方向に伸びている枝の切り方が今ひとつわかりません。

こういう場合は、どういう風に切ればいいのかな?

Matsu4 師曰く、「100本の木があれば、100本それぞれのの切り方があり、100人の職人さんがいれば、100人それぞれの切り方がある」

うーん・・・。

「いわゆる感性なんで、自分の思いままに切ればいいよ。結局人のセンスなんで、こうすればいいというのはそれぞれだから。

時には思い切りよく、時には形を思い浮かべながら・・・」

Matsu5 なるほど~。

という訳で、枝分かれしているところは、私の感性でこっちをパチンと(^^;

そんな事を繰り返しながら、黙々と作業していきました。どんどんさっぱりする松を見ながら、私もちょっぴり玄人気分。

Matsu6 松はそんなに好きな木ではなかったけど、こうやって手を入れているうちに、松の木の意外な柔らかさや香りにちょこっとビックリ。

なんやかんやで、どうにか完成いたしました。ちょっと切りすぎたかな~と思いましたが、まあ自分の庭の木です。

師曰く「やってみないと技術はなかなか身に付くものじゃないから、自分の庭の木を練習台だと思って、どんどんやってごらん」

わかりました~、師匠(^^)/

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2009年2月14日 (土)

満開のフクジュソウ

Fukujyusou11s今日は一気に気温が上がって、かなり暑かったです。20℃は超えていましたからねー。

各地でも2月としては観測史上初の気温になったところが、いくつもあるようです。

この気温の中で、庭のフクジュソウがこれ以上開かないほど精一杯咲いていました。

光沢のあるイエローが、陽に反射してまぶしいほどですが、その花にハナアブが何匹も集まっていました。Hanaabus

フクジュソウは蜜を出さないので、ポリネーター(花粉媒介動物)として、ハナアブに温度(←過去に実験データあります)と花粉を提供しているのでいるのですね。

蜜を出すと言うことは、それなりにエネルギーを消費しますので、まだ日の光の弱い時期に効率のよい方法と言えます。

春の寝ぼけたハナアブたちを、パラボラ状の花で光を集め温度をあげ、活動を活発化させています。

Fukujyusou12s受粉が終わったのでしょう。中には花びらを落とし、実の準備をしているものもありました。

ちくちくしそうな丸い実・・・。これからどんどん膨らんでいきます。

ふと、毎年咲いているのに、種子をよく観察してない事に気づきました。

花がキレイなときには目を引くので始終様子を見るのですが、その後は無関心になりがちです。

うーん、今年はたっぷり観察してみたいです。

余談ですが、フクジュソウの学名は「adonis(アドニス)」。

ギリシア神話のアフロディテに愛された美少年の名ですが、ある日猪に突かれて死んでしまいます。その時流れた血からアネモネが生えたと言われています。

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2009年2月11日 (水)

またまた雪割草

Yukiwarisou5sピンク色の雪割草が、完全に開きました。白色のと比べると小ぶりですが、精一杯暖かな春の日差しを受けていました。

雄しべが少し濃いピンクなので、ちょっとしたアクセントになってます。

隣に白色の雪割草が咲いていますが、交雑したらどーなるんだろー? なんて考えていたら、「メンデルの遺伝の法則」を思い出しました。

メンデルはエンドウをいろいろな条件で研究し、長年の分析から遺伝の法則なるものを導き出しました。

丸い種子しかつけないものと、しわのある種子しかつけない純系の個体を親(P)【Pはparens ラテン語の頭文字】として交雑し、雑種第一代(F1)【Fはfilius ラテン語の頭文字】を作ります。

この世代では、種子は全て丸くなりました。対立形質のうち、F1に現れる形質を優性形質、現れない形質を劣性形質といいます。これを「優性の法則」というんですね~。

で、F1を自家受精させた雑種第二代(F2)は、丸い種子としわのある種子が、3:1の割合となりました。まあ、難しいことは抜きにして、これを「分離の法則」といいます。

メンデルの法則が当てはまらないものもありまして、マルバアサガオの赤い花と白い花を交配させると、赤:ピンク:白の割合が1:2:1となるというのもあります。

これは不完全優性(半優性というのもあるけど?)というそうです。

なんか、深いところにいきそうな内容でしたが(^^) まあ、いろいろ考えずに花を楽しむのがいいのかもね。

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2009年2月10日 (火)

春の息吹・・・3 バイモ&クロユリ

Baimos日中の暖かさに、様々な球根が目覚めてきました。

これはバイモ(貝母)です。中国原産で和名はアミガサユリ(編み傘百合)といいます。

花は淡緑色で目立つ色ではありませんが、花の内側に紫色の網状の模様があり人気があります。

まだ、花咲くのは先ですが、よく見ると小さな蕾が確認できました。

Kuroyuris こちらは(→)、クロユリです。でも、ホントに黒いのではなく、黒褐色というか、濃い紫色のユリです。

逆光で見ると、その美しさが際立ちます。でも、花の匂いは・・・うーん、正直いってくっさ!って感じですね。

アイヌの伝説によれば、このクロユリは恋の花で、『好きな人の近くにそっと置いておき、相手が誰からだろう?とその花を手にすると、二人は結ばれる』だって。

うーん、でもこの花の匂いはちょっとロマンティックじゃないからなー(^^;  送られたら迷惑かも??

でも、様々な伝説をを生み出す魅力的な植物たち・・・。花開くのは楽しみの一つでもありますね。

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2009年2月 8日 (日)

雪割草がたくさん咲いた・・・(^^;

Yukiwarisou3s昨日花開いた雪割草が、今日はもっとたくさん咲いていました。ちょっと豪華になりました(^^)

つい先日まで小さな蕾だったのに、急にぽんぽん咲き出した感があります。こうやって花が咲き出すと、視覚的にも春を感じますねー。

隣の株も触発されたのか、小さな花を咲かせていました。でも、ちっさ。Yukiwarisou4s

こちらはピンク系ですが、他にも赤、紫、藍、緑、黄色などがあるようですので、バラエティに富んだ花なんですね。

話変わって、花はだいたい太陽の方に向かって咲いているようですが、これは「光屈性」といっていいのでしょうか?

光屈性とは、光エネルギーを受けると、受けた側の成長が抑制され、結果的に光の方向に伸びていくというものです。

花の向きに当てはまるのか詳しくわかりませんが、成長を促す物質をオーキシンといい、この物質が光によって陰側に移動するためと研究結果がでています。

屈性には光だけでなく、他にも重力屈性、接触屈性、水分屈性、科学屈性などがあります。

あと、オジギソウの葉の開閉運動は「傾性」と呼ばれる反応です。うーん、全く奥が深いですね~。

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2009年2月 7日 (土)

雪割草が咲いた・・・

Yukiwarisou2s2月4日の記事に、蕾を載せていた雪割草(ミスミソウ)が、なんと今日花開いていました。ちょっとビックリ~(^^)

朝晩はまだ冷えますが、日中は気温が結構上がったので、一気に咲き始めたんでしょう。

花は少し大きめで、薄っぺらい感じがしますが、透き通るような白が清楚です。

雪割草には様々な種類(園芸種も)あるのですが、名前のイメージとしては白色が合っているように思います。

この隣の株にはピンクがかった蕾が膨らんでいますが、こちらは咲くのはもう少し先のようです。これも楽しみです。

夜になると、花は閉じていました。咲いたら開きっぱなしの花もあるんですが、雪割草は開閉運動するんですね。

なぜ、夜になると(夜咲くは花もありますが)閉じるのか・・・。私はよく知りませんが、光か温度のどちらかなんでしょうね。

でも、曇りの日は目一杯開かないこともあるので、どちらかといえば温度が関係しているんじゃないのかなあ~なんて思います。

メカニズムをご存じの方は、教えて欲しいです。

しかし、植物は素晴らしい生体センサーを持っていることだけは確かですね。

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2009年2月 5日 (木)

春の息吹・・・2 ハナカンザシ(花簪)

Hanakanzashis名前の通り、白い髪飾りのようなかわいらしい花を咲かせるハナカンザシです。

今はもやもやとした茎の先っぽに、褐色の蕾が膨らんでますが、私は開いた花よりこの蕾の状態の方が不思議とお気に入りです。

春の花として出回っていますが、夏の高温には弱く一年草としての位置づけです。

でも、多年草との記述もあり、うまく夏越しできれば育っていくのかなー?

花はピンクのものもあるようですが、私はまだ実物を見たことがありません。ネットの写真を見ると、ピンクのもキュートな花ですね。

庭の草木たちが、日に日に育って行く様子を眺めながら、ちょっぴり幸せな気分で仕事に向かう私です(^^)

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2009年2月 4日 (水)

春の息吹・・・1 雪割草(ミスミソウ)

Yukiwarisous朝晩はまだ冷え込みますが、日中は気温が上がるようになりました。

我が家のプランターやポットの草花が芽をだしてきましたので、これからすごく楽しみになります。

少々ネタ切れの事もあり、庭に芽吹いてきた草花の様子を「春の息吹」シリーズとして(^^;載せていきたいと思います。

第一弾は、ミスミソウ。雪割草の方が親しみ深いと思いますが、葉が三角形になっていることからミスミソウと呼ばれています。

庭のミスミソウはホームセンターの園芸コーナーで購入したものですが、蕾がかなり膨らんできました。花の形や色が様々なのですが、これはどんな花が咲くんでしょう・・・。

Misumisou3s車で30分くらいで行けるある山には、自生しているミスミソウが見られるのですが、今はまだ花の時期には早いかな。

過去の記事にも載せましたが、去年の3月7日にそこで撮った写真があります。

やはり自然に咲く方が、生き生きしているし雰囲気もたっぷりだと思います。

薄暗い森の中でひっそりと咲いていたミスミソウは、小さな宝物のように見えました。

盗掘の被害にもあっているようですが、花は自然にあるほうが奥ゆかしいもの。残って欲しいですね~。

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2009年2月 2日 (月)

浅間山噴火

Asamayama3s2日の午前2時頃、浅間山が小規模噴火を起こしました。ニュースでも噴火の様子が流れ、ああ、生きている山なんだなと改めて実感しました。

浅間山は私の好きな山の一つで、去年の秋(10月12日)に外輪山である黒斑山に登ったばかりです。

過去の記事で、その時の浅間山の全貌を載せてありますので、よろしかったらアルバムの方(紅葉のカテゴリー)をご覧下さい。

でも、このニュースを見て、思わずその時の写真を再度引っ張り出しました。

黒斑山は、登りはじめは浅間山は見られませんが、歩を進めるにつれその山容を現してきます。Asamayama4s

途中シェルターがあって、火山であることを認識しますが、正直こんなドラム缶みたいな避難所で大丈夫かなーなんて思いました。(錆びてるし・・・

このシェルター辺りから、浅間山の姿が見え始めたと思うのですが、記憶が定かではありません。

鬼押しハイウェイから見る浅間山もキレイで、そこからはひょっこりひょうたん島みたいに(古い)横に長くなだらかに見えます。

それだけでも満足してしまいますが、浅間山のホントの姿を見るのは黒斑山が一番ではないかと思います。

Asamayama5s火山というと、ごつごつした荒々しいイメージがありますが、浅間山は稜線がすーっとしていて美しい山だと思います。

この三点の写真は、いずれも2008年10月12日のものですが、紅葉・黄葉が印象的でした。

噴火で、この美しさが変わってしまうのかもしれないと思うと寂しい感じがしますが、生きている山の宿命なんでしょうね。

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2009年2月 1日 (日)

実験? フクジュソウ

Fukujyusou5s普段目立たない庭の一画が、賑やかになってきました。まだ満開と言うには少し早いのですが、それでも鮮やかなイエローは目を引きます。

開き始めた頃から急激に寒い日が続いたので、しおれた感じになり心配していたのですが、それでも元気に復活してくれました。

Fukujyusou6sこの花が我が家に咲くと、ようやく春を実感できるようになります。

毎年少しづつ、花の数が増えています。暖かい地方に咲くフクジュソウは、ある程度茎が伸びてから咲くようですが、こちらでは地面からぽっと大きめの花が開きます。

どの花よりも早く咲いて、早春の光をため込んでいるんでしょうね。

フクジュソウは蜜がなく、代わりに快適な温度を提供して虫たちをおびき寄せるとありましたので、ちょっと実験してみました。

Fukujyusou7s温度上昇の仕組みは、パラボラみたいな形の花で中央に光を集め、中心温度を上げるというのです。

安っぽいいい加減な温度計しかありませんが早速計測・・・。余談ですが、この温度計、昔子供が小学生の時に夏休みの自由研究?で使ったものです。

まず、花の側の温度を測ります。待つことしばし・・・。でも、今日はなんだか風が強いな~。

  

Fukujyusou8s_6

温度計の目盛りは、12℃で止まりました。

 

 

 

 

 

Fukujyusou9s_3

次に花の中心の温度をば。 お~。14℃まで上がりました。

でも、風もあり、ホントに大雑把な計測なので、正確性はイマイチですね~。

 

 

 

Fukujyusou10s_3 ものの本には10℃近く差がでるという記述でしたが、今日の実験では2℃の差でした。本格的に計測するには、整った環境と正確な温度計が必要です。

でもまあ、ほとんど自己満足の実験でしたので、これでいいんですー。

なんとなく、自然の神秘にちょっと近づけた気がしましたよ(^^;

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